JP2631874B2 - 液体土中噴出装置 - Google Patents

液体土中噴出装置

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JP2631874B2 JP63231022A JP23102288A JP2631874B2 JP 2631874 B2 JP2631874 B2 JP 2631874B2 JP 63231022 A JP63231022 A JP 63231022A JP 23102288 A JP23102288 A JP 23102288A JP 2631874 B2 JP2631874 B2 JP 2631874B2
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敏之 小渕
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Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は、空気式土壌改良機による土中への圧縮空気
の噴出と共に、液肥,排水促進剤,土壌燻蒸剤等の液体
を噴出するようにした液体土中噴出装置に関するもので
ある。
【従来の技術】
従来、機体から下方へ向けて長く突出する噴気支柱7
およびこの噴気支柱7の下端部に設けられ、噴気孔11か
ら上方に向け噴気する噴気体8を有し、該噴気孔11から
土中に圧縮空気を噴出させ、土壌深層部に亀裂を生じさ
せて深耕するようにした空気式土壌改良機1が知られて
いる。そして、この土壌改良機1においては、高圧空気
の噴出で土壌を膨軟にして植物の根の発育を促し、ま
た、空気(酸素)を供給して植物を活性化し、収量を増
大させるようにしている。
【発明が解決しようとする課題】
上述のように従来の空気式土壌改良機においては、圧
縮空気を噴出させて土壌に亀裂を生じさせるのが主で、
例えば液肥,排水促進剤,土壌燻蒸剤等の液体を圧縮空
気の噴出した直後に噴出させるものはなかった。 本発明は上記の事情にかんがみ、圧縮空気を噴出した
後に液体を加圧して土壌深層部に噴出するようにした液
体土中噴出装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために本発明は、 .機体から下方へ向けて長く突出する噴気支柱7およ
びこの噴気支柱7の下端部に設けられ、噴気孔11から上
方へ向けて噴気する噴気体8を有し、該噴気孔11から土
中に圧縮空気を噴出させ、土壌深層部に亀裂を生じさせ
て深耕するようにした空気式土壌改良機において、 上記噴気体8の後部に噴液孔18を有する噴液体17を一
体的に設け、この噴液体17に液体を加圧して供給する液
体加圧供給機構を接続すると共に、噴気体8の噴気孔11
から圧縮空気を噴出させた後に噴液孔18から液体を噴出
するようにした、 .上記噴液体7は、噴液孔18の後方に、噴出された液
体が噴液体17の進行方向後方に漏出するのを防止する漏
れ防止構造を有する、 .上記噴液体17に、別途設けた動力噴霧機20により加
圧された液体を供給するようにした、 .上記液体加圧供給機構は、液体タンク21から噴液体
17に液体を供給する管路19の途中に、所定量の液体と圧
縮空気とを貯留する液溜め23を設け、該液溜め23内の空
気圧が所定圧に達したとき液体を圧送するバルブ24を設
けた、 ことを特徴とするものである。
【作用】
上記の構造によって本発明は、圧縮空気の噴射によっ
て形成された土壌の亀裂に、加圧して噴出される液体が
滲透されて土壌および植物に対して好結果をもたらす。
【実 施 例】
以下、図面を参照して本発明の実施例について説明す
る。 第1図において、符号1は空気式土壌改良機で、この
土壌改良機1は、本体フレーム2の前端部にトップマス
ト3とロアリンク連結ピン4とを備えて図示しないトラ
クタの後部に設けた3点リンクヒッチに連結され、後述
する空気圧縮装置5から前方に突出した入力軸6にトラ
クタのPTO軸から動力が伝達されるようになっている。 本体フレーム2の後部上には空気圧縮装置5が設けら
れ、この空気圧縮装置5は、エアコンプレッサ,該エア
コンプレッサで圧縮された圧縮吸気を貯留するエアタン
ク,該エアタンク内の空気圧が所定圧に達すると開いて
圧縮空気を放出させるアンローダ等を具備している。ま
た、本体フレーム2の後部下側には、下方に向けて長く
延びる噴気支柱7が取付けられ、この噴気支柱7の下端
部に噴気体8が取付けられている。噴気支柱7は、側面
視でその下端が上部基部側より前方に位置するように傾
斜しており、その前縁に刃縁7aが形成してあり、背部に
は給気管9が添設されている。 前記噴気体8は、先端が矢先状に形成された先鋭部10
に噴気孔11を上向きに開口し、上記給気管9と連通して
いると共に、給気管9の上端部は、パイプ12を介して上
記空気圧縮装置5のアンローダの圧縮空気放出側に接続
されている。上記本体フレーム2の前部下側には、支持
アーム13を介してコールタ14が支持されており、このコ
ールタ14は、噴気支柱7の前方に設けられ、トップマス
ト3,ロアリンク連結ピン4により土壌改良機1が持上げ
られて接地しないときは支持アーム13がわずかに下動
し、接地すると支持アーム13がわずかに上動して図示し
ないメカニカルバルブを開閉操作すると共に、その地上
高を調節可能としている。上記メカニカルバルブは、上
記アンローダと連繋していて、支持アーム13が上動して
開いたとき上記アンローダを作動状態にし、支持アーム
13が下動して閉じたときはアンローダを非作動状態にす
る働きをするものである。 また、本体フレーム2の前部下側にはスタンド15が、
使用状態と非使用状態に回動可能に設けられ、本体フレ
ーム2の後部の噴気支柱7の取付け基部前側に上下調節
可能のゲージホィール16が設けられている。 上記噴気体8の後部には、一体的に噴液体17が設けら
れている。この噴液体17は、噴気体8の終端から延びる
細径部17aに噴液孔18を穿設し、細径部17aに続いてこれ
より大径の太径部17bを設けたものである。太径部17bは
噴気体8の後部径と同じ外径を有している。そして、太
径部17bには給液管19の下端部が接続されている。給液
管19は給気管9と一定の間隔をおいて平行に配設され、
その上端には別途設けた動力噴霧機20の送液管が接続さ
れている。 このような構成の空気式土壌改良機1においては、ト
ップマスト3およびロアリンク連結ピン4をトラクタに
結合して、スタンド15を不使用状態にし、ゲージホィー
ル16を噴気支柱7および噴気体8が所定深さ土中に入る
ように調節し、牽引しながら作業を行う。入力軸6に伝
達された回転動力により空気圧縮装置5のエアコンプレ
ッサが作動し、圧縮された空気はエアタンクに貯留され
る。コールタ14は接地してメカニカルバルブを開いて空
気圧縮装置5のアンローダを作動状態にし、アンローダ
に働く空気圧が9.5kg/cm2になった時点でアンローダが
開いてエアタンク内の圧縮空気を給気管9内に供給して
噴気孔11から上方の土壌中に勢いよく噴出するする。こ
の噴出力によって土壌中に亀裂(クラック)が生じて土
壌は膨軟となり、その亀裂に動力噴霧機20により加圧さ
れた例えば液肥が給液管19を通って噴液孔18から噴出し
液肥が滲透する。 その結果、深層土壌が膨軟となると共に液肥が滲透
し、また、噴出された液肥は太径部17bによって後方に
漏れることがなく、地上部に栽培されている植物の根部
に酸素と共に肥料を供給して根からの吸引を促進し、植
物の生育を良好にする。 この圧縮空気の噴出は、エアタンク内の空気圧が所定
圧になる毎繰返し間欠的に行われ、その噴出直後に液肥
が噴出され、機体の進行と共に圃場全体の土壌改良,施
肥を行う。 なお、動力噴霧機20により加圧供給する液体を、例え
ば排水促進剤にすれば、噴気体8および噴液体17が通過
した跡の通過穴が崩れることなく保形されて、モグラ暗
渠と同じ排水効果が得られる。また、土壌燻蒸剤にすれ
ば土壌線虫の防除ができ、その他農薬の液剤にすれば所
望の防除作業が行える。 第2図に示すように、本発明の第2の実施例のもの
は、液体タンク21から給液管19に通じる液体供給管22の
途中に液溜め23を設けて逆止弁26を介してエアタンクに
接続させ、逆止弁25を液体タンク21と液溜め23間に設
け、メカニカルバルブにより作動状態となるエアオペレ
ートバルブ24,液体供給管22を介して給液管19に接続し
たものである。 この第2の実施例の場合においては、液溜め23内の液
体がエアタンクからの空気圧で加圧され、エアオペレー
トバルブ24が開いたとき液体が加圧された状態で給液管
19に供給され、液体が霧化されて噴液孔18から膨軟とな
った土中に噴出され、拡散性,滲透性が良好となる。
【発明の効果】 以上説明したように、本発明の液体土中噴出装置によ
れば、以下の効果を奏することができる。 .噴気体8の後部に噴液孔18を有する噴液体17を一体
的に設け、この噴液体17に液体を加圧して供給する液体
加圧供給機構を設置すると共に、噴気体8の噴気孔11か
ら圧縮空気を噴出させた後に噴液孔18から液体を噴出す
るようにしたので、圧縮空気により亀裂を生じた土中に
液体がよく滲透して、酸素の供給と共に肥料等の植物の
根への吸収を促進して植物の生育を良好にする。 .噴液体17は、噴液孔18の後方に、噴出された液体が
噴液体17の進行方向後方に漏出するのを防止する漏れ防
止構造を有するので、液体が後方に吹抜けることなく圧
縮空気により深耕された土中に噴出され、土壌の膨軟化
と共に施肥等が同時に効率よく行える。 .噴液体17に、別途設けた動力噴霧機20により加圧さ
れた液体を供給するようにしたので、従来の動力噴霧機
20をそのまま用いて構成の簡略化と動力噴霧機20の多角
利用を図ることができる。 .液体加圧供給機構は、液体タンク21から噴液体17に
液体を供給する管路19の途中に、所定量の液体と圧縮空
気とを貯留する液溜め23を設け、該液溜め23内の空気圧
が所定圧に達したとき液体を圧送するバルブ24を設けた
ので、貯留された液体が自動的に加圧されて霧化された
状態で給液管に供給されて、膨軟化された土壌に液体の
滲透が均一に行われて栽培植物に好結果をもたらす。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例を示す装置全体の側面
図、第2図は本発明の第2の実施例を示す要部の側面図
である。 1……空気式土壌改良機、2……車体フレーム、3……
トップマスト、4……ロアリンク連結ピン、5……空気
圧縮装置、6……入力軸、7……噴気支柱、8……噴気
体、9……給気管、10……先鋭部、11……噴気孔、12…
…パイプ、13……支持アーム、14……コールタ、15……
スタンド、16……ゲージホィール、17……噴液体、17a
……細径部、17b……太径部、18……噴液孔、19……給
液管、20……動力噴霧機、21……液体タンク、22……液
体供給管、23……液溜め、24……エアオペレートバル
ブ、25,26……逆止弁。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】機体から下方へ向けて長く突出する噴気支
    柱(7)およびこの噴気支柱(7)の下端部に設けら
    れ、噴気孔(11)から上方に向け噴気する噴気体(8)
    を有し、該噴気孔(11)から土中に圧縮空気を噴出さ
    せ、土壌深層部に亀裂を生じさせて深耕するようにした
    空気式土壌改良機(1)において、 上記噴気体(8)の後部に噴液孔(18)を有する噴液体
    (17)を一体的に設け、この噴液体(17)に液体を加圧
    して供給する液体加圧供給気孔を接続すると共に、噴気
    体(8)の噴気孔(11)から圧縮空気を噴出させた後に
    噴液孔(18)から液体を噴出するようにしたことを特徴
    とする液体土中噴出装置。
  2. 【請求項2】上記噴液体(17)は、噴液体(18)の後方
    に、噴出された液体が噴液体(17)の進行方向後方に漏
    出するのを防止する漏れ防止構造を有することを特徴と
    する請求項1記載の液体土中噴出装置。
  3. 【請求項3】上記噴液体(17)に、別途設けた動力噴霧
    機(20)により加圧された液体を供給するようにしたこ
    とを特徴とする請求項1記載の液体土中噴出装置。
  4. 【請求項4】上記液体加圧供給機構は、液体タンク(2
    1)から噴液体(17)に液体を供給する管路(19)の途
    中に、所定量の液体と圧縮空気とを貯留する液溜め(2
    3)を設け、該液溜め(23)内の空気圧が所定圧に達し
    たとき液体を圧送するバルブ(24)を設けたことを特徴
    とする請求項1記載の液体土中噴出装置。
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JPS54137571U (ja) * 1978-03-14 1979-09-25
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