JP2631426B2 - 油回転真空ポンプにおける油供給検知装置 - Google Patents

油回転真空ポンプにおける油供給検知装置

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JP2631426B2
JP2631426B2 JP3221323A JP22132391A JP2631426B2 JP 2631426 B2 JP2631426 B2 JP 2631426B2 JP 3221323 A JP3221323 A JP 3221323A JP 22132391 A JP22132391 A JP 22132391A JP 2631426 B2 JP2631426 B2 JP 2631426B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、油タンクからポンプ本
体に循環供給される油の温度を検出することにより、油
の供給状態を管理することのできる油回転真空ポンプに
おける油供給検知装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の真空ポンプとして、例え
ば、図7(イ),(ロ)に示すものがある。即ち、該ポ
ンプは、吸気口70及び排気口71を有するポンプ本体
72内にシリンダー室74が設けられ、該シリンダー室
74内には、回転自在な偏心ロータ75と、該ロータ7
5に摺動自在に外嵌されたプランジャー76とが内蔵さ
れいると共に、該ポンプ本体72には、油タンク78が
油供給路79と、排気口71に接続された油排出路80
とを介して連通されている。
【0003】そして、前記偏心ロータ75の回転によ
り、プランジャー76が揺動され、吸気口70に接続さ
れる真空容器(図示省略)内の気体は、吸気口70及び
プランジャー76を介してシリンダー室74内を通って
油タンク78に押し出される。この際に、油タンク78
内の油は、油供給路79を介して少量づつシリンダー室
74内に吸い込まれ、圧縮された気体と共に排気口71
から排出され、前記油タンク78内に戻るようになって
いる。
【0004】該油はポンプの熱を奪うと共に潤滑の作用
をするため、油供給路79に設けられたストレーナー8
3及びバルブ84等の故障により、油が循環しなくなっ
た場合には、ポンプ本体72及びプランジャー76等の
ポンプ部材が焼付いたり、摩耗したりして故障の原因と
なる。そこで、このような故障を未然に防止するため
に、前記油供給路79中途部には、油を目視可能な透明
ガラス82が設けられ、該透明ガラス82を介して油が
油タンク78からポンプ本体72側に供給されているの
が確認できるようになっている(従来例1)。
【0005】また、該油の供給状態を確認する手段とし
て、油供給路79内にフロースイッチを設ける場合もあ
る(従来例2)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、前記従来例
1の真空ポンプにおいて、油の流れ状態の確認は専ら目
視によっていることから、作業者に負担を与えると共
に、油が汚れたりすると、透明ガラス82が目視しにく
くなり、作業能率が低下するという欠点がある。真空ポ
ンプの設置場所によっては、他の装置等により透明ガラ
ス82を目視するのに十分なスペースが確保できず、作
業者が透明ガラス82を介して油の供給状態を確認する
のが困難になるおそれもある。
【0007】また、従来例2のフロースイッチでは、油
が汚れてつまったり、あるいは、ポンプの使用状態(吸
入圧力及び油温度等)により、油量、粘度が変化するた
め、正確な油の流れを検出できないという欠点がある。
【0008】本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなさ
れたもので、ポンプの使用状態及び設置場所に無関係
に、油供給路内を油が流れているか否かを正確に確認で
き、しかも、その作業を自動的に行い、作業能率の向上
を図ることのできる油回転真空ポンプにおける油供給検
知方法及びその装置を提供することを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明が上記の課題を解
決するために講じた技術的手段は以下の通りである。
【0010】即ち、真空ポンプ本体1内部に油タンク5
内の油を循環供給すべく、該真空ポンプ本体1と油タン
ク5とが、油供給路B及び油排出路Aを介して連通さ
れ、且つ、偏心ロータ11の回転軸12が真空ポンプ本体1
側に回転自在に軸支されてなる油回転真空ポンプにおい
て、前記真空ポンプ本体1側の内周面には、軸封止する
ための油溜空間23が形成され、該油溜空間23は封止用配
管30,31を介して前記油タンク5に接続され、しかも、
該封止用配管30,31内の油の温度を検出するための温度
センサー33と、前記油供給路B内の油の温度を検出する
ための温度センサー38と、両温度センサー33,38の信号
により封止用配管30,31内の油温度と油供給路B内の油
温度との温度差ΔTを求める計器40と、該計器40により
求められた温度差ΔTと予め設定された設定温度差ΔT
1とを比較し、温度差ΔTが設定温度差ΔT1以下の際
に作動する制御装置42とを設けてなることにある。
【0011】また、真空ポンプ本体1内部に油タンク5
内の油を循環供給すべく、該真空ポンプ本体1と油タン
ク5とが、油供給路B及び油排出路Aを介して連通され
てなる油回転真空ポンプにおいて、前記油供給路B内の
油の温度を検出するための温度センサー38と、該温度セ
ンサー38の信号により油供給路B内の油温度と所定温度
との温度差ΔTを求める計器40と、該計器40により求め
られた温度差ΔTと予め設定された設定温度差ΔT1と
を比較し、温度差ΔTが設定温度差ΔT1以下の際に作
動する制御装置42とを設けてなり、該制御装置42は、ポ
ンプを稼働する電動機17を停止させると共に、前記ポン
プ本体1と真空容器2とを接続する吸気配管2aに設けら
れた吸入用弁15を閉止させる構成にある。
【0012】
【作用】本発明の油回転真空ポンプにおいて、稼働時に
はポンプ作用と共に、油タンク5内の油はポンプ本体1
内に吸入された後に、圧縮気体と共に油タンク5に戻さ
れ、油タンク5とポンプ本体1とを循環供給される。そ
して、循環供給される油はポンプの稼働により温度が高
くなるが、この油の温度を温度センサー38が検出し、
計器40が油温度センサー38の信号により油供給路B
内の油温度と所定温度との温度差ΔTを求め、制御装置
42は、該温度差ΔTと設定温度差ΔT1とを比較す
る。
【0013】仮に、ストレーナー等の循環機器の故障等
により、油タンク5内の油がポンプ本体1に供給されな
くなると、前記油供給路B内の油温度が低下する。この
ため、温度差ΔTが小さくなり、予め設定されている設
定温度差ΔT1以下になると、前記制御装置42が作動
する。そして、該制御装置42が警報器47を制御する
場合には、該制御装置42が警報器47を作動させ警報
を発する。
【0014】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面に従っ
て説明する。図1〜図4において1は内部にシリンダー
室3を有する真空ポンプ本体で、該ポンプ本体1の一側
には、真空容器2に吸入配管2aを介して接続される吸
気口4が、他側には、油タンク5に連結パイプ6を介し
て接続される排気口7が、それぞれシリンダー室3に連
通状に形成されている。また、該ポンプ本体1の前後の
開口部1a、1bは、前後カバー8,9により気密状に
閉塞されている。尚、排気口7及び連結パイプ6により
油排出路Aが構成されている。また、10は排気口7に
設けられた排出バルブで、15は前記吸入配管2aに設
けられた吸入用電磁弁である。
【0015】11は前記ポンプ本体1に前後方向に挿通
された偏心ロータで、その回転軸12の両端部は、軸受
13、14を介して前後カバー8、9に軸支されてい
る。該回転軸12の前カバー8より突出する先端には、
プーリー16が取付けられ、該プーリー16と、ポンプ
本体1の上方に取付けられた電動機17のプーリー18
には、ベルト19が装着されている。
【0016】該偏心ロータ11には、プランジャー21
が摺動自在に外嵌され、該プランジャー21の上部は、
ポンプ本体1に回動自在に設けられたヒンジ22に摺動
自在に挿入され、偏心ロータ11の回転により、シリン
ダー室3の内周面を摺動しながら揺動するようになって
いる。24は図1に示すように、前記偏心ロータ11の
回転軸12の両端部に設けられた軸封止アセンブリで、
各軸封止アセンブリ24は、回転軸12に相対回転自在
に外嵌された軸封環25と、前記前後カバー8,9内周
面に形成された油溜空間23内に位置し、且つ軸封環2
5に互いに間隔をおいて外嵌された一対のオイルシール
26,26とを有している。
【0017】28,29は該油溜空間23に連通するよ
うに前後カバー8,9にそれぞれ形成された前後油路
で、各油路28,29は、図1、図3及び図4に示すよ
うに前後封止用配管30,31を介して前記油タンク5
にそれぞれ接続されている。33は該前封止用配管30
内の油の温度を検出するための熱電対34を有する温度
センサーで、図5(イ)に示すように、熱電対34が配
管30内に臨むように該配管30の中途部に突出形成さ
れた取付部30aに螺合等により取付けられている。
【0018】35は図1に示すように、前記シリンダー
室3内に連通するように後カバー9に形成された送油路
で、該送油路35は、送油配管36を介して油タンク5
に接続されている。そして、油タンク5内の油は、プラ
ンジャー21の揺動時に、送油配管36を介して少量づ
つシリンダー室3に吸入され、圧縮さた気体と共に、油
タンク5に戻るようになっている。尚、送油路35及び
送油配管36により油供給路Bが構成されている。
【0019】また、前記送油配管36の中途部には、該
送油配管36内の油の温度を検出するための熱電対37
を有する温度センサー38が、前記前封止用配管30側
の温度センサー33と同様に設けられている。これら両
温度センサー33,38は同種類のものが使用され、図
5(ロ)に示すように、各熱電対34,37のB1線を
互いに接続し、各A1線を計器40に接続してA1線両
端の電圧を測定し温度値に換算するようになっている。
【0020】45は前記計器40に接続された油循環指
示警報装置で、該警報装置45は制御装置42と、表示
ランプ43及びスピーカー44等の警報器47とを備
え、前記計器40により換算された両温度センサー3
3,38による温度差ΔTが、予め制御装置42に記憶
されている設定温度差ΔT1(例えば、10゜C)以下
になった際に、表示ランプ43及びスピーカー44を介
して警報を発するものである。
【0021】尚、表示ランプ43及びスピーカー44は
ポンプ本体1の適宜位置に取付けられ、また、前記制御
装置42は、前記電動機17と、真空容器2及びポンプ
本体1を連通する吸入管2aにある前記電磁弁15に接
続されており、警報器47により警報が発せられた時
に、該電動機17を停止させると共に、該電磁弁15を
閉じる。
【0022】本発明の実施例は上記の構成からなり、次
にその使用例について説明する。先ず、前記電動機17
の駆動により偏心ロータ11が回転されると、プランジ
ャー21がシリンダー室3の内面に摺動しながら振子の
ように揺動する。このプランジャー21の揺動がポンプ
の作用を行い、容器2内の気体は吸気口4及びプランジ
ャー21を介してシリンダー室3とプランジャー21と
の間の空間内に吸入される。そして、この空間内の気体
は、圧縮されて排気バルブ10を開放して排気口7及び
連結パイプ6を通って油タンク5に押し出される。
【0023】このプランジャー21の揺動によるポンプ
作用により、油タンク5内の油は、常時、送油配管36
及び送油路35を介してシリンダー室3内に少量づつ吸
気され、このシリンダー室3内の油は、圧縮された気体
と共に、油タンク5内に戻される。該油タンク5内で、
気体と油とは分離され、気体は油タンク5の排気口5a
より外部に排出され、また、油は油タンク5内に貯留さ
れ、更に、ポンプ本体1側に循環供給される。尚、シリ
ンダー室3の内面及びプランジャー21等の内部部品間
は、油によりシールされ気密状に維持されている。
【0024】また、油タンク5内の油は、前後封止用配
管30,31及び前後油路28,29を介して前後カバ
ー8,9の各油溜空間23にそれぞれ供給され、回転軸
12側とポンプ本体1側とは気密状に軸封止されてい
る。これら両配管30内の油は、軸封止用に使用され該
配管30内を常時流動することはない。
【0025】このポンプの稼働時に前記各温度センサー
33,38は軸封止用配管30及び送油配管36内の油
の温度をそれぞれ検出する。即ち、ポンプの使用時間と
共にポンプ本体1内部の温度が上昇することから、送油
配管36を介して油タンク5とポンプ本体1とを循環す
る油の温度も上昇し、送油配管36内の油温度も高くな
る。一方、軸封止用配管30,31内の油は、流動しな
いことから温度の変化はほとんどない。
【0026】前記軸封止用配管30内の油温度を温度セ
ンサー33が検出し、また、送油配管36内を流れる油
温度を温度センサー38が検出する。両配管30,36
内の油温度差ΔTが計器40において求められ、その信
号が制御装置42に送られる。送油配管36内を油が流
動している際には、両配管30,36内の油の温度差Δ
Tは、予め制御装置42に記憶された設定温度差ΔT1
以上となり、制御装置42が作動することはない(図6
におけるb位置〜c位置の間)。
【0027】そして、仮に、送油配管36に設けられた
ストレーナ50あるいは弁51等の故障により、油タン
ク5からポンプ本体1への油の供給が不能となった場
合、送油配管36内を油が流動しなくなり、該油の温度
が低下する(図6におけるc位置)。この送油配管36
内の油温度の低下にともない温度差ΔTが小さくなり、
該温度差ΔTが設定温度差ΔT1以下になった場合(図
6におけるd位置)には、制御装置42が作動して表示
ランプ43が点灯すると共に、スピーカー44から非常
音が発せられ、作業者は、油の循環不良を確実に知るこ
とができる共に、電動機17は制御装置42により制御
され停止する。また、このとき、ポンプ本体1と容器2
とを接続する吸入配管2aの電磁弁15を制御装置42
が閉じるので、ポンプが停止しても吸引されていた気体
が容器2に逆流するおそれもない。
【0028】この結果、ポンプ本体1及びプランジャー
21等の焼付き及び摩耗等のトラブル及び容器2の損傷
を未然に防止でき、油の供給不良に対して迅速に対処す
ることができる。また、温度センサーは、熱電対から構
成されたものを採用しているので、安価に設置できる利
点がある。尚、図6に示すように、ポンプの稼働初期に
は、油の温度が低いため油の温度が所定の高さになる時
まで、制御装置42は作動しないようにされており、こ
の制御装置42の作動時期は任意に設定可能である。
【0029】また、上記実施例では、軸封止側の温度セ
ンサー33を前軸封止用配管30に設けたが、後軸封止
用配管31に設けても良く、あるいは、両配管30,3
1に設けることも可能である。更に、軸封止側の温度セ
ンサー33に代えて外気の温度を検出する温度センサー
を設けたり、あるいは、軸封止側の温度センサー33を
設けることなく、制御装置42に予め所定温度を記憶さ
せておいて、温度センサー38により検出された送油配
管36内の油温度とその所定温度との温度差ΔTを、設
定温度差ΔT1と比較することも可能である。しかも、
温度センサー33,38は熱電対に限定されるものでは
ない。
【0030】更に、上記実施例では、油の循環が不能と
なった際には、警報、ポンプの停止及び電磁弁15の閉
止を行うようにしたが、警報と電磁弁15の閉止のみ行
うようにしても良く、あるいは、いずれか一方のみ行う
ようにしても良く、任意に設定可能である。その他、本
発明を構成する部材も、上記実施例に限定されるもので
はなく、例えば、油回転真空ポンプは、上記の如くプラ
ンジャーを揺動させるもの以外に、カム形ポンプ及び回
転翼形ポンプ等その他のポンプに採用できることは無論
である。
【0031】
【発明の効果】本発明は、前記真空ポンプ本体側の内周
面には、軸封止するための油溜空間が形成され、該油溜
空間は封止用配管を介して前記油タンクに接続され、し
かも、該封止用配管内の油の温度を検出するための温度
センサーと、前記油供給路内の油の温度を検出するため
の温度センサーと、両温度センサーの信号により封止用
配管内の油温度と油供給路内の油温度との温度差を求め
る計器と、該計器により求められた温度差と予め設定さ
れた設定温度差とを比較し、温度差が設定温度差以下の
際に作動する制御装置とを設けているので、例えば、制
御装置で警報器を作動させることにより、油の汚れやポ
ンプの使用状態にほとんど影響されることなく、ポンプ
本体への油供給、潤滑状態が自動的に且つ正確に確認で
きるようになり、ポンプの油切れによる故障を未然に防
止でき、安全な作業管理ができる利点がある。特に、封
止用配管内の油と油供給路内の油の温度差を検出してい
るので、ポンプ稼働前の油タンク内の油の温度にほとん
ど影響されることなく、確実な相対的な温度差を検出で
き、精度の良好な制御が可能となる。
【0032】また、従来のように作業者はわざわざ油供
給路付近まで行って油の流れている状態を目視する必要
がないので、作業能率の向上を図ることができると共
に、ポンプの設置場所に無関係に容易に確認できるとい
う利点もある。更に、該制御装置は、ポンプを稼働する
電動機を停止させると共に、前記ポンプ本体と真空容器
とを接続する吸気配管に設けられた吸入用弁を閉止させ
る構成であるので、真空容器から吸入されていた気体
ポンプ側の油が該容器側に逆流することがなく、容器の
損傷を好適に防止できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す要部断面側面図。
【図2】一部断面を含む真空ポンプの全体を示す背面
図。
【図3】真空ポンプの平面図。
【図4】真空容器、ポンプ本体及び油タンクの配管状態
を示す概略図。
【図5】温度センサーの使用状態を示し、(イ)は送油
配管及び軸封止用配管に温度センサーを取り付けた断面
図、(ロ)は温度センサーと警報装置との説明図。
【図6】ポンプ本体の稼働時における軸封止用配管側の
温度センサー及び送油配管側の温度センサーによる温度
差と設定温度差との関係を示す図。
【図7】従来例を示し、(イ)はポンプの概略を示す平
面図、(ロ)はポンプ本体内部を示す断面図。
【符号の説明】
1…真空ポンプ本体、2…真空容器、2a…吸気配管、
5…油タンク、17…電動機、33…温度センサー、3
7…熱電対、40…計器、42…制御装置、45…警報
装置、A…油排出路、B…油供給路、ΔT…温度差、Δ
T1…設定温度差。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉田 惠一 大阪市中央区北浜3丁目2番25号 株式 会社大坂真空機器製作所内 (72)発明者 関 忠 大阪市西区京町堀2丁目4番7号 中外 炉工業株式会社内 (56)参考文献 実開 昭63−96290(JP,U)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 真空ポンプ本体(1)内部に油タンク
    (5)内の油を循環供給すべく、該真空ポンプ本体
    (1)と油タンク(5)とが、油供給路(B)及び油排
    出路(A)を介して連通され、且つ、偏心ロータ(11)
    の回転軸(12)が真空ポンプ本体(1)側に回転自在に
    軸支されてなる油回転真空ポンプにおいて、前記真空ポ
    ンプ本体(1)側の内周面には、軸封止するための油溜
    空間(23)が形成され、該油溜空間(23)は封止用配管
    (30),(31)を介して前記油タンク(5)に接続さ
    れ、しかも、該封止用配管(30),(31)内の油の温度
    を検出するための温度センサー(33)と、前記油供給路
    (B)内の油の温度を検出するための温度センサー(3
    8)と、両温度センサー(33),(38)の信号により封
    止用配管(30),(31)内の油温度と油供給路(B)内
    の油温度との温度差(ΔT)を求める計器(40)と、該
    計器(40)により求められた温度差(ΔT)と予め設定
    された設定温度差(ΔT1)とを比較し、温度差(Δ
    T)が設定温度差(ΔT1)以下の際に作動する制御装
    置(42)とを設けてなることを特徴とする油回転真空ポ
    ンプにおける油供給検知装置。
  2. 【請求項2】 真空ポンプ本体(1)内部に油タンク
    (5)内の油を循環供給すべく、該真空ポンプ本体
    (1)と油タンク(5)とが、油供給路(B)及び油排
    出路(A)を介して連通されてなる油回転真空ポンプに
    おいて、前記油供給路(B)内の油の温度を検出するた
    めの温度センサー(38)と、該温度センサー(38)の信
    号により油供給路(B)内の油温度と所定温度との温度
    (ΔT)を求める計器(40)と、該計器(40)により
    求められた温度差(ΔT)と予め設定された設定温度差
    (ΔT1)とを比較し、温度差(ΔT)が設定温度差
    (ΔT1)以下の際に作動する制御装置(42)とを設け
    てなり、該制御装置(42)は、ポンプを稼働する電動機
    (17)を停止させると共に、前記ポンプ本体(1)と真
    空容器(2)とを接続する吸気配管(2a)に設けられた
    吸入用弁(15)を閉止させる構成であることを特徴とす
    る油回転真空ポンプにおける油供給検知装置。
  3. 【請求項3】前記制御装置(42)が、警報を発する警報
    (47)を作動させる構成と、前記ポンプ本体(1)
    真空容器(2)とを接続する吸気配管(2a)に設けられ
    た吸入用弁(15)を閉止させる構成と、ポンプを稼働す
    る電動機(17)を停止させる構成とのうち、少なくとも
    一つを備えた請求項1に記載の油回転真空ポンプにおけ
    る油供給検知装置。
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JPH078854Y2 (ja) * 1986-12-12 1995-03-06 三菱重工業株式会社 圧縮機

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