JP2631358B2 - 釣り装置 - Google Patents

釣り装置

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JP2631358B2
JP2631358B2 JP7043590A JP4359095A JP2631358B2 JP 2631358 B2 JP2631358 B2 JP 2631358B2 JP 7043590 A JP7043590 A JP 7043590A JP 4359095 A JP4359095 A JP 4359095A JP 2631358 B2 JP2631358 B2 JP 2631358B2
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lines
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    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01KANIMAL HUSBANDRY; AVICULTURE; APICULTURE; PISCICULTURE; FISHING; REARING OR BREEDING ANIMALS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; NEW BREEDS OF ANIMALS
    • A01K89/00Reels
    • A01K89/08Pole-less fishing apparatus, i.e. hand-held reels
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01KANIMAL HUSBANDRY; AVICULTURE; APICULTURE; PISCICULTURE; FISHING; REARING OR BREEDING ANIMALS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; NEW BREEDS OF ANIMALS
    • A01K91/00Lines
    • A01K91/06Apparatus on lines not otherwise provided for, e.g. automatic hookers
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
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    • A01K95/00Sinkers for angling

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  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Environmental Sciences (AREA)
  • Animal Husbandry (AREA)
  • Biodiversity & Conservation Biology (AREA)
  • Marine Sciences & Fisheries (AREA)
  • Mechanical Means For Catching Fish (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、漁業、特に、イカ釣り
漁に適した釣り装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の釣り装置としては、例えば、先端
に錘を付け、多数の釣針を付けたテグスを海中に垂ら
し、巻上げリールでテグスを巻き取って昇降させ、イカ
などを自動で釣り上げるものがある。
【0003】イカ釣り漁業には、夜に集魚灯を点けてイ
カを浮上させて釣る夜釣りと、昼に深い場所からイカを
釣る昼釣りとがある。夜釣りでは、近年、集魚灯の光力
増大競争が激化しており、設備費や燃油費の膨張が経営
を圧迫するという問題がある。また、夜間労働は過酷で
あるという問題がある。このため、イカ釣りには、昼釣
りが望ましい。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、昼に
は、イカは、一般に地形の起伏が激しく深度200メー
トル前後の深い海底にいる。そのような海域は、通常、
上昇海流が生じ、波が高くなっている。このため、従来
の釣り装置では、昼釣りの場合、釣糸が上昇海流や波に
あおられて絡みやすかった。いったん絡んだ釣糸は切り
捨てることになるので、絡んだ釣糸の交換に手間がかか
るとともに経費が嵩むという問題点があった。
【0005】また、従来の釣り装置では、海がシケのた
め波浪が高く海流が速い場合には、釣糸が波や海流にあ
おられて揺さぶられるため、釣針にかかったイカなどの
獲物が揺さぶられて振るい落とされ、漁獲量が激減する
という問題点があった。これらの問題点への対処とし
て、錘を重くして釣糸を揺れないように張る方法が考え
られるが、錘を重くすると釣糸が切れやすくなり、これ
を防ぐため、釣糸を切れないよう太くすると、イカなど
の獲物が寄り付かなくなるので、これらの問題点を解決
することはできなかった。
【0006】本発明は、このような従来の問題点に着目
してなされたもので、釣糸が絡みにくく、絡んだ釣糸を
交換する手間や経費を節減することができるとともに、
獲物の釣り落としを防止することができる釣り装置を提
供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、第1の本発明に係る釣り装置は、複数の巻上げリー
ルと、それぞれ釣針を取り付けられ、各巻上げリールに
巻かれた複数の釣糸と、各釣糸の先端をそれぞれ所定の
間隔をあけて取り付けた連結バーと、船縁に設けられる
基部と、それぞれ前記基部に吊り下げられた1対のガイ
ドワイヤと、それぞれ各ガイドワイヤの先端に固定され
た1対の錘と、それぞれ各ガイドワイヤに摺動可能に設
けられた1対の摺動錘と、1対の昇降用巻上げリール
と、それぞれ各摺動錘に一端を固定され、各昇降用巻上
げリールに巻かれた1対の昇降用ワイヤとを有し、前記
連結バーは両端を各摺動錘に固定されていることを、特
徴とする。
【0008】巻上げリールは、手動であっても、動力に
より駆動されるものであってもよい。連結バーは、錘を
兼ねていてもよい。連結バーは、ワイヤから成っていて
もよい。各釣糸の先端の所定の間隔は、各釣糸に取り付
けられた釣針がそれぞれ絡み合わない程度の間隔が望ま
しい。本発明に係る釣り装置は、イカを釣るのに適して
いるが、イカ以外の魚類やその他の水中の獲物を釣るた
めに用いられてもよい。
【0009】
【0010】基部は、釣り台から成ってもよい。ガイド
ワイヤは、リールに巻かれることが好ましい。昇降用巻
上げリールは、巻上げリールと同じ動力で駆動されて
も、別個の動力で駆動されてもよい。
【0011】本発明に係る釣り装置は、かごを有してい
てもよく、前記かごは、船縁に取り付けられ、貫通路を
有して前記釣糸を前記貫通路に挿通させていて、下部に
前記貫通路を常態では閉じ、内側に押し開かれるストッ
パを有していてもよい。
【0012】ストッパは、常態で、自重により貫通路を
閉じるものであっても、バネなどで付勢されて貫通路を
閉じるものであってもよい。ストッパは、1つであって
も、複数であってもよい。
【0013】かごは、ワイヤなどを取り付けて手動で引
き上げたり降ろしたりしても、動力により上げ下げして
もよい。かごは、貫通路に1本の釣糸のみを挿通させて
いても、2本以上の釣糸を挿通させていてもよい。
【0014】本発明に係る釣り装置では、前記かごが、
下部内周に、前記釣糸を所定の間隔をあけて包囲する複
数のガイドローラーを有していてもよい。
【0015】複数のガイドローラーは、それぞれ端部を
隣合わせて釣糸を包囲していても、他のガイドローラー
と交差して釣糸を包囲していてもよい。複数のガイドロ
ーラーと釣糸との所定の間隔は、少なくとも釣糸に掛か
った獲物が通り抜けられる程度の間隔が必要である。
【0016】本発明に係る釣り装置は、前記複数の巻上
げリールが、動力により回転駆動される共通のシャフト
に設けられていてもよい。
【0017】共通のシャフトは、各巻上げリールのシャ
フトがカップリングまたはユニバーサルジョイントで連
結されたものであっても、1本の細長いシャフトから成
ってもよい。
【0018】
【0019】
【作用】本発明に係る釣り装置では、釣りを行うとき、
基部から1対のガイドワイヤを海中へ吊り下げる。各ガ
イドワイヤは、錘により張られる。1対の昇降用巻上げ
リールを回転させて1対の昇降用ワイヤを海中に垂ら
し、1対の摺動錘をガイドワイヤに沿って降ろす。昇降
用巻上げリールとともに、複数の巻上げリールを回転さ
せ、複数の釣糸を海中に垂らす。1対の摺動錘とともに
連結バーは海底へと下がり、連結バーに取り付けられた
釣糸は海中に伸びる。イカなどの獲物は、各釣糸に取り
付けられた釣針に掛かる。複数の巻上げリールおよび昇
降用巻上げリールを逆に回転させて各釣糸を巻き上げれ
ば、掛かった獲物を引き上げることができる。
【0020】ガイドワイヤは錘により張っており、各釣
糸は摺動錘および連結バーによってそれぞれ間隔をあけ
て伸びた状態を保つ。これにより、各釣糸は、波や海流
にあおられた場合にも、乱れて絡まるのが防止され、ま
た、揺さぶられにくく、獲物が振るい落とされにくくな
る。
【0021】
【0022】
【0023】
【0024】
【実施例】以下、図面に基づき本発明の第1〜第5実施
例について説明する。まず、本発明の第1実施例につい
て説明する。図1〜図4は、本発明の第1実施例を示し
ている。図1に示すように、船1の側面には、2つの釣
り装置10,10が設けられている。各釣り装置10
は、1対の基部11,11と、複数の巻上げリール1
2,12,…と、複数の釣糸13,13,…と、連結バ
ー14と、1対のガイドワイヤ15,15と、1対の錘
16,16と、1対の摺動錘17,17と、1対の昇降
用ワイヤ18,18と、1対の昇降用巻上げリール1
9,19と、2つのかご20,20とを有している。
【0025】基部11,11は、船1の船縁に設けられ
ている。2つの釣り装置10,10は、1つの基部11
を共有している。各基部11は、支柱21と梁22とか
ら成っている。各支柱21は、上部にリール23を有し
ている。各梁22は、各支柱21の位置で船縁に設けら
れている。各梁22は、各支柱21と重なる直立位置
と、各支柱21に対し垂直となる水平位置との間で揺動
可能となっている。梁22,22は、パイプ22aで連
結されている。各梁22には、先端側と基端側とに2つ
の滑車24,24が設けられている。
【0026】3本の支柱21,21,21には共通のシ
ャフト25が回転可能に取り付けられている。シャフト
25は、モータにより正逆、両方向に回転可能となって
いる。巻上げリール12,12,…は、シャフト25に
取り付けられており、シャフト25の回転とともに回転
するようになっている。巻上げリール12,12,…の
回転数や回転速度は、自由に設定できるようになってい
る。
【0027】釣糸13,13,…は、それぞれ全長にわ
たって多数の釣針26,26,…を取り付けられてい
る。1本の釣糸13には、大体30〜50個の釣針2
6,26,…が取り付けられる。釣糸13,13,…
は、それぞれ巻上げリール12,12,…に巻かれてお
り、巻上げリール12,12,…の正回転により伸び、
逆回転により巻き取られるようになっている。連結バー
14は、細い棒から成っている。連結バー14には、釣
糸13,13,…の先端がそれぞれ釣針26,26,…
が絡まらないよう所定の間隔をあけて取り付けられてい
る。各釣糸13は、連結バー14に取り付けられたと
き、それぞれ平行となる。
【0028】図1に示すように、各ガイドワイヤ15
は、それぞれ各梁22の先端側の滑車24を介してリー
ル23に巻き付けられ、各梁22から吊り下げられてい
る。各錘16は、それぞれ各ガイドワイヤ15の先端に
固定されている。各摺動錘17は、それぞれ各ガイドワ
イヤ15に摺動可能に設けられている。各昇降用ワイヤ
18は、各摺動錘17に一端が固定されている。各昇降
用ワイヤ18は、各梁22の基端側の滑車24を介して
昇降用巻上げリール19に巻き付けられている。昇降用
巻上げリール19,19は、シャフト25に取り付けら
れており、シャフト25の回転とともに回転するように
なっている。連結バー14は、両端を各摺動錘17に固
定されている。
【0029】船縁には、釣り装置10ごとに2つの釣り
台27,27が揺動可能に設けられている。釣り台2
7,27は、パイプ22aの上に載せられている。各釣
り台27には、外縁に2個の滑車28,28が固定され
ている。各かご20は、各釣り台27に取り付けられて
いる。図2および図3に示すように、各かご20は、直
方体状のフレーム31と、網32と、ストッパ33と、
4本のガイドローラー34,34,…とから成ってい
る。
【0030】フレーム31は、長方形状の3つの枠31
a,31b,31cの各頂点を4本のワイヤ31d,3
1d,…で接続して構成されている。フレーム31の上
側の枠31aは、釣り台27に固定されている。網32
は、フレーム31の上部を除く枠31bと枠31cとの
間の側面に張られている。かご20は、縦方向に伸びる
貫通路35を有している。かご20は下部が水中に没す
る長さを有し、網32の上端は水面より上に位置するよ
うになっている。
【0031】図2に示すように、ストッパ33は、1対
のストッパシャフト36,36と複数のストッパ部材3
7,37,…とから成っている。ストッパシャフト3
6,36は、フレーム31の下部の対向する2辺の内側
にそれらと平行になるようフレーム31に固定されてい
る。各ストッパ部材37は、棒状であって、各ストッパ
シャフト36に揺動可能に取り付けられており、貫通路
35の内側に伸びている。各ストッパ部材37には、イ
カがしがみつくのを防止するため、植毛するか、植毛し
た布を巻き付けることが好ましい。
【0032】図2に示すように、4本のガイドローラー
34,34,…は、フレーム31の下部の4辺とそれぞ
れ平行になるようフレーム31の下部内周に固定されて
いる。4本のガイドローラー34,34,…は、それぞ
れ隣合う2本のガイドローラーが互いに交差している。
各釣糸13はかご20の貫通路35に挿通され、4本の
ガイドローラー34,34,…は獲物が通過可能な大き
さに所定の間隔をあけて各釣糸13を包囲する。
【0033】各ストッパ部材37は、取り付けられるス
トッパシャフト36と平行なガイドローラー34の上に
交差して載る。各ストッパ部材37は、貫通路35を常
態では自重によって閉じているが、揺動可能なため、内
側に押し開かれるようになっている。図2に示すよう
に、各かご20の底部には、支持板38が固定されてい
る。支持板38の両端は、ガイドワイヤ15,15に挿
通されており、押し玉39によって水中で押し下げられ
ている。
【0034】図3に示すように、フレーム31の枠31
bおよび枠31cには、環状金具41,42が固定され
ている。かご20より低い位置の船腹にも環状金具43
が固定されており、支柱21には滑車44が設けられて
いる。環状金具42には、引上げワイヤ45および張り
ワイヤ46が結び付けられている。引上げワイヤ45は
環状金具41を通って滑車44を介して支柱21で止め
られ、張りワイヤ46は環状金具43を通って滑車44
を介して支柱21で止められている。
【0035】各ガイドワイヤ15には、錘16に追加分
銅50を追加して取り付けることができる。図4に示す
ように、追加分銅50は、2個の分銅51,52から成
っている。分銅51,52は、それぞれ貫通孔53と、
貫通孔53に通じる切込み54とを有している。分銅5
1は、その貫通孔53にメネジ55が形成されている。
分銅52は、分銅51のメネジ55と螺合するオネジ5
6を有している。分銅52の貫通孔53は、オネジ56
の中心を通っている。
【0036】ガイドワイヤ15は、分銅51のメネジ5
5と分銅52のオネジ56を螺合させてそれぞれの切込
み54,54をつなげたとき、切込み54,54から分
銅51,52の貫通孔53,53に挿入させることがで
きる。ガイドワイヤ15の挿入後、分銅51,52の切
込み54,54をずらすと、ガイドワイヤ15は分銅5
1,52の切込み54,54からは抜けなくなる。
【0037】次に、作用を説明する。図1に示す釣り装
置10によって釣りを行うときには、リール23,23
を回転させて、1対の基部11,11から1対のガイド
ワイヤ15,15を海中へ吊り下げる。各ガイドワイヤ
15,15は、先端の錘16,16により真っ直ぐに張
られる。動力によりシャフト25を回転させる。シャフ
ト25の回転により1対の昇降用巻上げリール19,1
9は回転し、1対の昇降用ワイヤ18,18を海中に垂
らす。こうして、1対の摺動錘17,17をガイドワイ
ヤ15,15に沿って降ろす。
【0038】シャフト25の回転により、昇降用巻上げ
リール19,19とともに複数の巻上げリール12,1
2,…は回転し、複数の釣糸13,13,…を海中に垂
らす。釣り装置10は、複数の巻上げリール12,1
2,…が共通のシャフト25によって同時に回転される
ので、動力装置を共通にして構成を簡単にし、安価に製
造することができ、また、各巻上げリール12の回転差
を生じずに巻き上げることができる。
【0039】1対の摺動錘17,17とともに連結バー
14は海底へと下がり、連結バー14に取り付けられた
釣糸13,13,…は海中に伸びる。イカなどの獲物
は、各釣糸13,13,…に取り付けられた釣針26,
26,…に掛かる。シャフト25を逆に回転させること
により、複数の巻上げリール12,12,…および昇降
用巻上げリール19,19を逆に回転させれば、各釣糸
13,13,…は巻き上げられ、掛かった獲物を引き上
げることができる。
【0040】ガイドワイヤ15,15は深海に下ろした
ときにも、錘16,16により真っ直ぐに張っており、
各釣糸13,13,…は摺動錘17,17および連結バ
ー14によってそれぞれ間隔をあけて伸びた状態を保
つ。これにより、各釣糸13,13,…は、シケなどで
波や海流にあおられた場合にも、それぞれ間隔をあけ、
乱れて絡まるのが防止され、また、揺さぶられにくくな
る。釣糸13,13,…が絡むのを防止することによ
り、絡んだ釣糸13,13,…を交換する手間や経費を
節減することができる。
【0041】なお、錘16,16は、ガイドワイヤ1
5,15によって吊られている。このため、釣糸13,
13,…には自重と釣針26,26,…の重さのほかは
獲物の重量しか殆ど懸からないので、釣糸13,13,
…に細いテグスを使用することができる。一般に、イカ
は太い釣糸には寄り付かないので、細い釣糸を用いるこ
とにより、漁獲率を高めることができる。また、釣糸1
3が万一切れた場合にも、釣糸13は連結バー14に固
定されているので、釣針26,26,…を回収すること
ができる。
【0042】また、釣糸13,13,…の揺れを小さく
することにより、釣針26,26,…にかかったイカな
どの獲物が振るい落とされるのを少なくし、漁獲量が減
少するのを防止することができる。釣り装置10によれ
ば、夜釣りを行わなくても昼釣りでイカ漁の成果を上げ
ることができるので、過酷な夜間労働をしなくて済み、
また、集魚灯による設備費や燃油費を節約することがで
きる。
【0043】釣り装置10では、釣糸13,13,…
は、かご20の貫通路35を通って海中に伸びる。各釣
糸13を巻上げリール12で巻き上げるとき、釣針2
6,26…に掛かった獲物は、図2に示すストッパ33
のストッパ部材37,37,…をかご20の内側に押し
開き、かご20の貫通路25を通って引き上げられる。
獲物が通ると、ストッパ部材37,37,…は、自重で
貫通路35を閉じる。
【0044】イカなどの獲物は水上に引き上げるときの
ショックで釣針26から落ちやすいが、かご20は下部
が水中に没しているので、獲物はかご20より下では水
中にあって落ちにくくなる。かご20の中で落ちた獲物
はストッパ部材37,37,…によって止められ、かご
20の下への獲物の釣り落としを防止することができ
る。かご20の中で落ちた獲物は、かご20の中を上昇
する釣糸13,13,…の釣針26,26,…のいずれ
かに引っ掛かり、釣り上げることができる。
【0045】従来、一般に高価なアカイカは、船上まで
釣り上げる途中で、その40〜50%が落下し、特に、
25cm以上の大型のものは殆どが落下していた。しか
しながら、釣り装置10によれば、かご20によってア
カイカの釣り落としを少なくし、漁獲量の減少をかなり
防止することができる。
【0046】釣り装置10では、釣糸13,13,…を
垂らしたり巻き上げたりするときに釣糸が揺れると、釣
糸13,13,…は、貫通路35の下部内周のガイドロ
ーラー34に接触する。釣糸13に接触したガイドロー
ラー34は、釣糸13が上下するのに従って回転し、釣
糸13との摩擦を小さくする。これにより、釣糸13が
かご20に絡まったり、かご20との摩擦で切れたりす
るのを防止することができる。また、釣糸13の表面が
摩擦によりざらざらになるとイカが寄り付かなくなる
が、ガイドローラー34により釣糸13の摩擦を小さく
することによって、釣糸13の表面がざらつくのを防ぐ
ことができる。
【0047】釣り装置10を収納する場合には、リール
23,23を回転させてガイドワイヤ15,15を巻き
上げ、錘16,16を上昇させる。各錘16は、支持板
38を押し上げてかご20を押し上げる。各錘16は、
さらに基部11の梁22を垂直に起こし、上昇するパイ
プ22aによって釣り台27,27を起こす。各錘16
は、梁22に接した状態で止めるか、甲板上に置く。こ
うして、収納が完了する。釣り装置10は、逆の操作に
より使用状態となる。
【0048】かご20は、図3に示すように、張りワイ
ヤ46を張ることによって下部の枠31cを下げられ
て、使用態勢が整う。かご20は、また、引上げワイヤ
45を張ることによって下部の枠31cを引き上げら
れ、収納状態となる。
【0049】次に、本発明の第2実施例について説明す
る。図5および図6は、本発明の第2実施例を示してい
る。図5に示すように、釣り装置60は、複数の巻上げ
リール61,61,…と、複数の釣糸62,62,…
と、連結バー63とを有している。各釣糸62は、それ
ぞれ釣針を取り付けられ、各巻上げリール61に巻かれ
ている。図6に示すように、連結バー63は、細長いボ
ルト63aに複数のブッシュ63b,63b,…と複数
の糸結び環63c,63c,…とを交互に嵌め、端部に
ナット63dを螺合させて構成されている。連結バー6
3は、各釣糸62の先端をそれぞれ所定の間隔をあけて
各糸結び環63cに結び付けている。
【0050】本実施例によれば、釣り装置60は、簡単
な構成から成るが、複数の釣糸62,62,…がそれぞ
れ所定の間隔をあけて連結バー63に取り付けられてい
るので、波や海流にあおられたときにも、釣糸62,6
2,…が絡むのを防止し、絡んだ釣糸62,62,…を
交換する手間や経費を節減することができ、また、釣糸
62,62,…の揺れを小さくして、イカなどの獲物の
釣り落としにより漁獲量が減少するのを防止することが
できる。
【0051】次に、本発明の第3実施例について説明す
る。図7および図8は、本発明の第3実施例を示してい
る。図7に示すように、釣り装置70は、2つの巻上げ
リール71,71,…と、2本の釣糸72,72,…
と、連結バー73と、2つの錘74と、かご75とを有
している。各釣糸72は、それぞれ釣針を取り付けら
れ、各巻上げリール71に巻かれている。各錘74は、
各釣糸72の先端に固定されている。連結バー73は、
両端を各錘74に固定されている。
【0052】かご75は、船縁の釣り台76に取り付け
られている。かご75は、ワイヤー製のフレーム75a
の下端に外枠75bを固定し、側面に網75cを張って
構成されている。かご75は、貫通路77を有して釣糸
72を貫通路77に挿通させている。かご75は、下部
にストッパ78と、複数のガイドローラー79,79,
…とを有している。
【0053】図8に示すように、ストッパ78は、環状
の内枠78aと、複数のストッパ部材78b,78b,
…とから成っている。内枠78aは、外枠75bの内側
に固定されている。各ストッパ部材78bは、鉄棒78
cを内枠78aの内側に揺動可能に取り付け、鉄棒78
cをパイプ78dに挿入させて構成されている。各ガイ
ドローラー79は、中央がくびれた形状をしており、そ
れぞれ内枠78aの内側に回転可能に取り付けられてい
る。各ストッパ部材78bは、ガイドローラー79の上
に載っており、貫通路77を常態では自重で閉じ、内側
に揺動して押し開かれるようになっている。図7に示す
ように、かご75のフレーム75aおよび外枠75bに
は、張りワイヤ81および引上げワイヤ82が取り付け
られている。
【0054】本実施例によれば、釣り装置70は、簡単
な構成から成るが、2本の釣糸72,72がそれぞれ所
定の間隔をあけて連結バー73に取り付けられているの
で、波や海流にあおられたときにも、釣糸72,72が
絡むのを防止し、絡んだ釣糸72,72を交換する手間
や経費を節減することができ、また、釣糸72,72の
揺れを小さくして、イカなどの獲物の釣り落としにより
漁獲量が減少するのを防止することができる。
【0055】水面上に釣り上げる際に釣り落としたイカ
などの獲物は、かご75の内部に落ちてストッパ部材7
8b,78b,…によって止められ、かご75の下への
獲物の釣り落としを防止することができる。ガイドロー
ラー79は、釣糸72が擦り切れるのを防止する。ま
た、各ストッパ部材78bは鉄棒78cをパイプ78d
に挿入させて構成されているため、釣糸13の表面がス
トッパ部材78bとの摩擦によってざらつくのを防ぐこ
とができる。
【0056】次に、本発明の第4実施例について説明す
る。図9および図10は、本発明の第4実施例を示して
いる。図9に示すように、釣り装置90は、4つの巻上
げリール91,91,…と、2本の釣糸92,92と、
連結バー93と、2本のガイドワイヤ94,94と、2
つの分銅95,95とを有している。各釣糸92は、そ
れぞれ釣針を取り付けられ、巻上げリール91に巻かれ
ている。連結バー93は、各釣糸92の先端をそれぞれ
所定の間隔をあけて固定している。各ガイドワイヤ94
は、それぞれ巻上げリール91に巻かれている。各分銅
95は、各ガイドワイヤ94の先端に固定されている。
連結バー93の両端は、各ガイドワイヤ94の先端付近
に取り付けられている。
【0057】本実施例によれば、釣り装置90は、簡単
な構成から成るが、釣糸92,92,が絡むのを防止
し、また、釣糸92,92の揺れを小さくすることがで
きる。
【0058】図10に示すように、2つの釣り装置9
0,90を、船腹に並列に設けてもよい。この場合、ガ
イドワイヤ94を支持する梁96は、2つの釣り装置9
0,90で共通させるとよい。釣り装置90,90を並
列に設けた場合には、それぞれを交互に昇降させること
ができる。
【0059】次に、本発明の第5実施例について説明す
る。図11および図12は、本発明の第5実施例を示し
ている。図11に示すように、釣り装置100では、2
本のガイドワイヤ101,101が、錘支えワイヤ10
2によって連結されている。錘支えワイヤ102には、
鋼線、プラスチックの棒または管が適している。図12
に示すように、4つの基部103,103,…の梁10
4,104,…は、支柱105,105,…と重ねて収
納することができる。図11に示すように、船の左舷お
よび右舷の釣り装置100,100は、摺動錘106,
106が互いに連結バー107で連結され、ガイドワイ
ヤ101,101が互いに錘支えワイヤ102で連結さ
れている。釣り装置100の他の構成は、本発明の第1
実施例の構成と同様であり、重複する説明を省略する。
【0060】本実施例によれば、ガイドワイヤ101,
101の揺れをさらに防ぎ、釣糸103,103,…の
揺れをより小さくすることができる。
【0061】
【発明の効果】本発明に係る釣り装置によれば、複数の
釣糸がそれぞれ所定の間隔をあけて連結バーに取り付け
られているので、波や海流にあおられたときにも、釣糸
が絡むのを防止し、絡んだ釣糸を交換する手間や経費を
節減することができ、また、釣糸の揺れを小さくして、
獲物の釣り落としにより漁獲量が減少するのを防止する
ことができる。また、本発明に係る釣り装置では、1対
のガイドワイヤに沿って1対の摺動錘が摺動し、連結バ
ーが各摺動錘に固定されているので、各釣糸はそれぞれ
間隔をあけて伸びた状態を保ち、釣糸をさらに絡みにく
くし、また、釣糸の揺れをさらに小さくすることができ
る。
【0062】特に、第2の本発明に係る釣り装置では、
1対のガイドワイヤに沿って1対の摺動錘が摺動し、連
結バーが各摺動錘に固定されているので、各釣糸はそれ
ぞれ間隔をあけて伸びた状態を保ち、釣糸をさらに絡み
にくくし、また、釣糸の揺れをさらに小さくすることが
できる。
【0063】
【0064】
【0065】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の釣り装置を示す斜視図で
ある。
【図2】第1実施例の釣り装置のかごを、網を省略して
示す斜視図である。
【図3】第1実施例の釣り装置のかごの外観を示す斜視
図である。
【図4】第1実施例の釣り装置の追加分銅を示す斜視図
である。
【図5】本発明の第2実施例の釣り装置を示す斜視図で
ある。
【図6】第2実施例の釣り装置の連結バーを示す側面図
である。
【図7】本発明の第3実施例の釣り装置を示す斜視図で
ある。
【図8】第3実施例の釣り装置のかごの要部を示す平面
図である。
【図9】本発明の第4実施例の釣り装置を示す斜視図で
ある。
【図10】第4実施例の釣り装置を並列に設けた状態を
示す斜視図である。
【図11】本発明の第5実施例の釣り装置を示す斜視図
である。
【図12】第5実施例の釣り装置の梁を収納した状態を
示す斜視図である。
【符号の説明】
10 釣り装置 11 基部 12 巻上げリール 13 釣糸 14 連結バー 15 ガイドワイヤ 16 錘 17 摺動錘 18 昇降用ワイヤ 19 昇降用巻上げリール 20 かご 33 ストッパ 34 ガイドローラー

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の巻上げリールと、 それぞれ釣針を取り付けられ、各巻上げリールに巻かれ
    た複数の釣糸と、 各釣糸の先端をそれぞれ所定の間隔をあけて取り付けた
    連結バーと、 船縁に設けられる基部と、 それぞれ前記基部に吊り下げられた1対のガイドワイヤ
    と、 それぞれ各ガイドワイヤの先端に固定された1対の錘
    と、 それぞれ各ガイドワイヤに摺動可能に設けられた1対の
    摺動錘と、 1対の昇降用巻上げリールと、 それぞれ各摺動錘に一端を固定され、各昇降用巻上げリ
    ールに巻かれた1対の昇降用ワイヤとを有し、 前記連結バーは両端を各摺動錘に固定されていること
    を、 特徴とする釣り装置。
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JPH08214747A (ja) 1996-08-27
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