JP2631063B2 - 常時自動補償する液圧式位置ぎめ器 - Google Patents

常時自動補償する液圧式位置ぎめ器

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、リクライニングシート
の位置を調節するための装置に関し、特に、液圧流体
(以下、単に「流体」とも称する)の量の変動を連続的
に(常時)自動補償し、保守サービス又は交換を必要と
するかどうかを知らせるために液圧流体の予備溜め区域
に残留している液圧流体の量を眼で見えるように表すこ
とができる液圧式位置ぎめ器に関する。
【0002】
【従来の技術】リクライニングシートには、その背もた
れを直立位置と傾斜位置の間で無段階的に調節し、調節
位置に固定するための液圧式位置ぎめ器が従来から慣用
されている。この種の位置ぎめ器は、飛行機の乗客シー
トに特に広く用いられており、基本的には、液圧流体を
充填されたピストンチャンバーを有するシリンダと、ピ
ストンチャンバー内に往復動自在に装着されたピストン
と、ピストンに固定され、シリンダの一端を貫通して延
長したピストンロッドとから成る。シリンダは、リクラ
イニングシートの静止シート部に固定され、ピストンロ
ッドの自由端はリクライニングシートの枢動自在の背も
たれに固定される。ピストン内に配設された弁が、ピス
トンを通してその両側間での流体の流動を可能にする
が、この弁は、常態では閉鎖されており、ピストンをシ
リンダに対して選択された置にロックし、それによって
背もたれをリクライニングシートの静止シート部に対し
て選択された位置に固定する。背もたれの位置を調節し
たいときは、液圧式位置ぎめ器の弁を、例えば本出願人
の米国特許第4,515,034号に記載されているよ
うなロック解放作動器(位置ぎめ器のピストンロッド及
びピストンをロックする機構即ち弁を解放するための作
動器、以下、単に「解放機構」又は「作動器」とも称す
る)によって開放し、ピストンを通してその両側間での
流体の流動を可能にする。それによって、ピストンを自
由に移動させることができ、背もたれの傾斜角度を調節
することができる。背もたれを所望の傾斜角に調節した
ならば、作動器を放して弁をその常態の閉鎖位置に戻
し、再び背もたれをロックする。
【0003】既存の液圧式位置ぎめ器は、その企図され
た用途、特に旅客機のシートに使用された場合は良好に
機能する。しかしながら、そのような液圧式位置ぎめ器
の用途を例えば陸上乗物のシートにまで広げるには、幾
つかの改良を必要とする。液圧式位置ぎめ器の通常の使
用において、使用期間の経過とともに液圧流体が徐々に
漏失する。このために、ある種の従来の液圧式位置ぎめ
器は、失われた液圧流体を補給するための予備溜めを備
えている。例えば、本出願人の米国特許第3,860,
098号に開示された従来の液圧式位置ぎめ器では、可
動シールの下に設けられた放出穴が位置ぎめ器が完全張
出位置にもたらされたときにのみ露出され、予備溜めか
らピストンチャンバーへ液圧流体を補給するようになさ
れている。位置ぎめ器の完全張出位置とは、背もたれを
直立位置にもたらす位置である。定期的な流体補給を実
施するために、飛行機のリクライニングシートの場合、
フライトとフライトの間で機内の清掃及び整頓手順の一
部として背もたれを完全直立位置に戻すようにしてい
る。
【0004】液圧流体の熱による膨張及び収縮を補償す
ることは、陸上乗物の用途においては特に重要である。
陸上乗物の場合は、シートの液圧式位置ぎめ器は、使用
地域の気候や四季の変化等により大幅な温度変化を受け
ることがある。例えば、液圧流体が低温に露呈されて収
縮すると、ピストンチャンバー内に真空空間が生じるこ
とがあり、その結果、ピストンのある程度の自由移動を
許してしまうことがある。従来の液圧式位置ぎめ器で
は、そのような状態は、上述したように背もたれを直立
位置にしたとき(即ち、位置ぎめ器が完全張出位置にも
たらされたとき)にしか補償されない。従って、背もた
れを直立位置にしない限り、液圧式位置ぎめ器がロック
されず、背もたれが固定されない不安定な状態になる。
【0005】又、ピストンロッドがそのストローク中ピ
ストンチャンバーへ進退する際に起るピストンチャンバ
ーの実効容積の変化を連続的に(常に)補償することが
望ましい。ピストンロッドがピストンチャンバーから退
出すると、ピストンチャンバーの実効容積は、ピストン
チャンバーから退出したピストンロッドの容積分だけ増
大する。その結果、ピストンチャンバー内に真空空間が
生じることがあり、そのような空間が予備溜めから液圧
流体を補給することによって補償されない限り、やは
り、上述した温度変化の場合と同様に、背もたれが固定
されない不安定な状態になる。
【0006】ただし、従来の装置のこれらの特性は、専
門の保守係員が定期的に頻繁に背もたれを直立位置に戻
すようにされている用例や、動作温度の変動範囲が比較
的限られているような用例においては、さしたる欠点と
はならない。しかし、自家用車両の所有者の場合は、ピ
ストンチャンバーから失われた液圧流体を補給するため
に定期的に背もたれを完全直立位置に戻すという操作に
依存するわけにはいかない。
【0007】従来の液圧式位置ぎめ器は、位置ぎめ器内
に残留している液圧流体の量を表示する簡単な表示手段
を備えていない。位置ぎめ器の有効寿命は、ピストンチ
ャンバーから相当な量の液圧流体が失われ、位置ぎめ器
の予備溜め内の液圧流体が使い尽くされれば、終了す
る。この状態では、もはや液圧流体の補給は行われない
から、ピストンチャンバー内の真空空間が漸次増大し、
従って背もたれの不安定度が漸次大きくなる。既存の液
圧式位置ぎめ器の場合は、位置ぎめ器の性能が著しく低
下する前に予め位置ぎめ器を交換することができるよう
に保守係員に予告する手段が設けられていない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】陸上乗物の用例におけ
る最近の傾向は、ガススプリング式位置ぎめ器を使用す
る方向にある。ガススプリング式位置ぎめ器は、安価で
はあるが、高圧に圧縮された装入ガスの漏出量が多いの
で使用寿命が短いという欠点がある。液圧式位置ぎめ器
は、ガススプリング式位置ぎめ器に比べて多くの利点を
有しているが、液圧式位置ぎめ器を上述したような広い
用途に使用するためには、従来のように液圧流体の補給
を行わせるために背もたれを直立位置に戻す必要なし
に、ピストンロッドの進退によるピストンチャンバーの
容積の変化、熱膨脹/収縮に基因する液圧流体の容積の
変化、及び、位置ぎめ器の長い使用期間に亙って生じる
液圧流体の漏失を常時自動補償することができる低コス
トの液圧式位置ぎめ器を提供する必要がある。更に、液
圧流体の不足状態が近くなった液圧式位置ぎめ器を予防
的に交換することができるようにするために、予備液圧
流体の残留量を外部から眼で見えるように表示する外部
表示手段を備えた液圧式位置ぎめ器を求める要望もあ
る。本発明は、これらの必要性及び要望を満たすことを
課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、ピストンチャンバーを画定するシリンダ
と、該シリンダ内に軸方向に変位自在に装着されてお
り、ピストンチャンバーの一端を閉鎖するシール又はグ
ランドと、ピストンチャンバー内に軸方向に往復動自在
に装着されたピストンと、該ピストンに連結されてお
り、前記グランドを軸方向に摺動自在に貫通して延長し
ており、ピストンと共に張出位置と収縮位置の間で軸方
向に移動自在のピストンロッドと、ピストンチャンバー
内に収容された液圧流体と、ピストンを通してその両側
間での流体の流動を可能にするためにピストン内に配設
されており、常態ではピストン及びピストンロッドを移
動しないようにシリンダ内にロックするために閉鎖され
ている弁と、ピストンロッドを前記張出位置へ付勢する
外部戻りばね(第1ばね)とから成るタイプの液圧式位
置ぎめ器を提供する。この液圧式位置ぎめ器には、所定
のオーバーライド力が設定される。「オーバーライド
力」とは、ある作用力に打克って別の作用を実施する力
のことをいう。ここでは、上記弁は、ばねによって常閉
位置(常態では閉鎖した位置)へ付勢されているが、そ
のばねの付勢力を上回る所定のオーバーライド力が加え
られると弁が開放位置へ変位される。より具体的にいう
と、ピストンロッドにそれをシリンダから張出させよう
とする方向のオーバーライド力が加えられると、ピスト
ンの移動により液圧流体に伝えられる圧力によって上記
弁が開放され、位置ぎめ器解放機構を作動させる必要な
しに、ピストンの一方の側から他方の側へピストンを通
して液圧流体を流動させる。この特徴により、保守係員
は、飛行機の各シートに設けられている位置ぎめ器のロ
ック解放ボタンを押す必要なしに、背もたれを直立位置
に押し戻すことができる。本発明の第1の改良によれ
ば、ピストンのストロークを制限するストッパーをピス
トンチャンバー内に配設し、シリンダに固定する。それ
によって、このストッパーと上記グランドとの間に液圧
流体の予備溜め区域が画定される。この予備溜め区域へ
は、ストッパーによりピストンの進入が阻止される。予
備溜め区域は、ピストン及びピストンロッドがシリンダ
に対してどの位置にあっても常にピストンチャンバーと
連通している。上記可動グランドは、シリンダの内部
に、ただしピストンチャンバーの外に配設することがで
きる内部ばね(第2ばね)によってピストンチャンバー
内の液圧流体に常時圧接させるように付勢されている。
この内部ばねの力に加えて、上記外部戻りばねの力も、
内部ばねと同軸のスリーブを介してグランドに及ぼされ
るので、内部ばねと外部戻りばねの両方が協同してグラ
ンドを上記予備溜め区域内の液圧流体に圧接させるよう
に付勢する。かくして、グランドは、a)液圧流体の熱
による膨張及び収縮、b)位置ぎめ器の有効寿命中の液
圧流体の漏失、及びc)ピストンロッドのピストンチャ
ンバーへの進退によるピストンチャンバーの実効容積の
変化を補償するように、内部ばね及び外部戻りばねと予
備溜め区域内の液圧流体の間で軸方向に前後に移動する
ことができる。
【0010】上記グランドに作用する内部ばねの力は、
その液圧式位置ぎめ器の上述した所定のオーバーライド
力より大きくすることが好ましい。この特徴により、例
えば位置ぎめ器の解放機構を作動させずに背もたれを直
立位置へ押戻したときのように、上記弁が閉鎖された状
態でピストンロッド及びピストンが張出位置へ向って引
張られたときピストンチャンバー内に真空空間が生じる
のを防止することができる。内部ばねの付勢力と、弁を
開放するのに要する力との相対関係は、移動するピスト
ンによってグランドに及ぼされるピストンチャンバー内
の液圧流体の押圧力によりグランドが内部ばねに抗して
移動するより先に、弁の方が開放されるように選定す
る。弁が開放されると、ピストンはグランドを変位させ
ることなく移動することができる。
【0011】上記の改良の更に別の利点は、弁が開放さ
れると、内部ばねが、ピストンロッドを伸長させる作用
において外部戻りばねを助成することである。なぜな
ら、内部ばねは液圧流体を加圧し、その圧力がピストン
に作用しており、弁が開放されると、外部戻りばねと協
同してピストン及びピストンロッドを張出位置に向けて
駆動するからである。
【0012】本発明の第2の改良は、上記グランドと共
に移動する予備液圧流体残留量表示手段をシリンダの外
部に設けたことである。予備溜め区域内に残留している
液圧流体の量は、グランドと上記ストッパーとの間の軸
方向の間隔に比例する。そして、その間隔は、グランド
と一体に移動する上記表示手段とシリンダの一端との間
の間隔に対応する。表示手段はシリンダの外部に設けら
れているので、表示手段とシリンダの一端との間の間隔
は、一目で分かり、従って、予備溜め区域内に残留して
いる液圧流体の量を知ることができる。
【0013】
【実施例】図1〜3を参照して説明すると、本発明の液
圧式位置ぎめ器(以下、単に「位置ぎめ器」とも称す
る)10は、液圧流体38を収容するためのピストンチ
ャンバー又は流体チャンバー32を画定するシリンダ1
2と、シリンダ内に軸方向に変位自在に装着されてお
り、ピストンチャンバー32の一端を閉鎖するシール又
はグランド24と、ピストンチャンバー内に軸方向に往
復動自在に装着されたピストン30と、ピストン30に
連結されており、可動グランド24を軸方向に摺動自在
に貫通して延長しており、ピストン30と共に張出位置
と収縮位置の間で軸方向に移動自在のピストンロッド1
6と、ピストンロッド16を張出位置へ付勢する外部戻
りばね(第1ばね)18を備えている。シリンダ12の
自由端に設けられた取付突片14を例えばリクライニン
グシートの可動部分(背もたれ)に連結し、ピストンロ
ッド16の自由端をリクライニングシートの静止部分
(座席)に適当な取付金具によって連結する。この種の
位置ぎめ器の使用方法は周知であるから、ここではこれ
以上説明する必要はない。
【0014】特に図3を参照して説明すると、シリンダ
12は、流体密閉鎖端22を有し、閉鎖端22に2つの
取付突片14を構成するU字形部材が溶接されている。
取付突片14は、適当な取付締着具を通すための穴を有
している。可動シール又はグランド24は、ピストンロ
ッド16の外周と密嵌合する軸方向の孔28を備えた本
体26を有する。グランドの本体26は、ピストンロッ
ド16との間に流体密シールを設定する内側シールリン
グ29を受容するための内周溝と、シリンダ12の内壁
との間に流体密シールを設定する2つの外側シールリン
グ33,35を受容するための外周溝を有している。か
くして、グランド24は、ピストンロッド16に対して
も、シリンダ12の内壁に対しても流体密シールを維持
した状態で軸方向に変位自在である。
【0015】シールリング31を備えたピストン30
が、ピストンロッド16の内端に固定されており、ピス
トンチャンバー32内でピストンロッド16と共に軸方
向に往復動自在とされている。即ち、ピストン30及び
ピストンロッド16は、ピストンチャンバー32に対し
て軸方向に進退自在である。
【0016】ピストン30とグランド24の間のピスト
ンチャンバー32内でシリンダ12の内壁にストッパー
リング(以下、単に「ストッパー」とも称する)34が
スエージ加工等により固着されている。ストッパー34
は、グランド24との間に液圧流体のための予備溜め区
域36を画定する。ストッパー34は、ピストン30の
張出方向への移動を制限し、ピストン30が予備溜め区
域36に進入するのを防止するが、ピストンチャンバー
32と予備溜め区域36との間に液圧流体38の常時自
由な流体連通を可能にする。ピストン30のストローク
は、ストッパー34とシリンダの閉鎖端22の間に規定
される。
【0017】ピストン30は、ピストンチャンバー32
の、ピストン30の一方の側の画室32aと他方の側の
画室32bとの間の液圧流体38の通流を制御するため
の弁40を装備している。弁40は、常態ではピストン
チャンバー32の画室32aと画室32bとの間の液圧
流体38の通流を防止するように閉鎖しており、従っ
て、ピストン30及びピストンロッド16をシリンダ1
2内の任意の選択された位置にロックする。
【0018】図2〜5を参照して弁40の構成及び作動
を説明する。ピストンロッド16は、中空であり、その
内孔に小径の端部分20を有する押捧42が挿通されて
いる。端部分20の先端は、ピストンロッド16の自由
端から突出している。押捧42の本体部分の直径は、ピ
ストンロッド16の内孔の壁との間に環状空間44を画
定するようにピストンロッド16の内孔の直径より相当
に小さくされている。環状空間44は、ピストンロッド
16の自由端のところで複合シール46によって閉鎖さ
れている。ピストンロッド16の自由端内4にねじ付端
部材48が軸方向に摺動自在に嵌着されており、ねじ付
端部材48の突出部分の外周面には、押捧42の端部分
20をピストンロッド16内へ図3〜5でみて右方へ押
すためのロック解放作動器(図示せず)を固定するため
の溝又は雄ねじ52が形成されている。
【0019】上記作動器により押捧42を作動させる
(即ち、押捧42をピストンロッド16内へ右方へ押
す)ことによって弁40を開放することができる。弁4
0は、ピストンロッド16の、ピストン30内に挿入さ
れた部分の内孔に形成された弁座56に常態では圧接す
るようにばね58によって付勢されているボール54の
形の弁部材を有する。ばね58は、ピストンロッド16
の、ピストン30内に挿入された部分の内孔の軸方向ポ
ート60内に膨脹自在リング63(図2)を介して固定
されたリング62によって支持されている。軸方向ポー
ト60は、ピストンチャンバー32の画室32bからピ
ストンロッド16の環状空間44への液圧流体38の流
れを許すように開放している。中空のピストンロッド1
6の側壁に形成された半径方向のポート64が。環状空
間44をピストンチャンバー32の画室32aに連通し
ている。半径方向ポート64、環状空間44及び軸方向
ポート60を通しての流体連通は、常態では図4に示さ
れるように、弁座56に圧接せしめられたボール54に
よって閉鎖されている。
【0020】上述したように押捧42が作動されると、
押捧の内端が、図5に示されるようにボール54を弁座
56からばね58のばね力に抗して離脱させる。ボール
54が弁座56から離脱するとにより弁40が開放さ
れ、ピストンチャンバー32の画室32aと画室32b
との間に流体連通を設定する。かくして、ピストン30
は、シリンダ12内でストッパーリング34とシリンダ
端22の間で軸方向に移動することができる状態にされ
る。
【0021】ピストンロッド16は、先に述べたよう
に、コイルばねの形の外部戻りばね(第1ばね)18に
よってシリンダ12に対して張出位置へ付勢されてい
る。戻りばね18は、2つの端部ばね支持部材66と6
8の間に支持されている。一方の支持部材66は、ばね
18の力によりナット73に圧接され軸方向に固定され
ており、他方の支持部材68は、ばね18の力によりス
リーブ70の外端に圧接されている。スリーブ70は、
シリンダ12の端部閉鎖部材72の中心穴を貫通してグ
ランド24に圧接しており、グランド24を予備溜め区
域36内の液圧流体に押圧する。
【0022】シリンダ12内にその端部閉鎖部材72と
グランド24の間にコイルばねの形の内部ばね(第2ば
ね)74が、スリーブ70を囲繞して圧縮されている。
この内部ばね74も、グランド24を予備溜め区域36
内の液圧流体に押圧する。従って、外部戻りばね18と
内部ばね74の力が組合わされてグランド24に作用
し、グランド24をストッパーリング34の方へ押圧す
る。
【0023】予備溜め区域36内に十分な量の液圧流体
が保持されている液圧式位置ぎめ器10の初期状態にお
いては、グランド24は、実質的に非圧縮性の液圧流体
38によってストッパーリング34の方に向って移動し
ないように保持されている。しかしながら、グランド2
4は、液圧流体38の熱膨張又は収縮に応答してストッ
パーリング34から離隔又はそれに接近する方向に軸方
向に変位するので、予備溜め区域36及びピストンチャ
ンバー32内の液圧流体が膨脹又は収縮するにつれて、
予備溜め区域36及びピストンチャンバー32の合計容
積が拡大又は縮小する。
【0024】又、液圧流体38は、液圧式位置ぎめ器1
0の長期の使用期間中徐々に漏失されるので、それに応
じて可動グランド24がストッパーリング34の方に向
って少しづつ移動して液圧流体の損失を補償し、それに
よってピストンチャンバー32内に真空空間が生じるの
を防止する。更に、可動グランド24は、又、ピストン
ロッド16がピストン30と共にストッパーリング34
と端部閉鎖部材22の間で移動するにつれて変化するピ
ストンチャンバー32の実効容積の変化を補償する。ピ
ストンロッド16がピストンピストンチャンバー32内
へ進入するにつれて、ピストンロッド16の体積がそれ
と同容積の液圧流体38をピストンチャンバー32から
予備溜め区域36内へ押しのける。予備溜め区域36の
容積は、ストッパーリング24からのグランド24の離
隔変位の大きさに対応して増大する。ピストンロッド1
6がピストンピストンチャンバー32から退出していく
ときは、反対の現象が生じ、グランド24は、ばね18
と74の両方の力を受けてストッパーリング34に接近
する方向に移動する。
【0025】以上の説明から分かるように、本発明の液
圧式位置ぎめ器10は、ピストンロッドの進退によるピ
ストンチャンバーの容積の変化、熱膨脹/熱収縮に基因
する液圧流体38の容積の変化、位置ぎめ器の長い使用
期間に亙って生じる液圧流体の漏失、及び、ピストンロ
ッド16の進退によるピストンチャンバーの容積の変化
を常時自動補償する。この補償は、ピストンチャンバー
32内におけるピストン30のどのような相対位置に対
しても、液圧流体が、可動グランド24に作用するばね
18及び74の付勢作用力のもとで、互いに流体連通し
た予備溜め区域36とピストンチャンバー32との間で
移動することの結果として行われる。
【0026】内部ばね74の付勢力を受けるグランド2
4は、弁40が開放しているときは、ピストンチャンバ
ー32の画室32a内の流体を画室32bへ押しやる作
用をする。その結果、画室32bを加圧し、ピストン3
0を図でみて左方へ駆動し、それによってピストンロッ
ド16をシリンダ12から伸長させる。内部ばね74の
この作用は、ピストンロッド16をシリンダ12内へ押
込み、位置ぎめ器10を収縮しようとする荷重に対抗す
る外部戻りばね18の作用を助成する。
【0027】弁40がばね58によって常閉位置に保持
されているときは、ピストンロッド16はロックされて
いるが、上述したように押捧42を作動させて弁40を
開放することによりピストンロッド16を解放すること
ができ、それによってピストンロッド16をシリンダ1
2内に引込められた収縮状態と、シリンダ12から張出
された伸長状態との間で移動させることができる。しか
しながら、一方で、位置ぎめ器10は、単にリクライニ
ングシートの背もたれを直立位置へ押すことによって伸
長状態へ戻すことができるようにすることも望ましい。
この特徴は、飛行機のリクライニングシートの場合、作
業係員が、機内の清掃及び整頓の際に各シートに設けら
れている位置ぎめ器のロック解放ボタンを押す必要なし
に、機内の通路を移動しながら単に背もたれを直立位置
に押戻すだけで自動的に位置ぎめ器10を伸長状態へ戻
すことを可能にするので便利である。
【0028】先に述べたように、液圧式位置ぎめ器に
は、所定のオーバーライド力が設定される。弁40のボ
ール54は、ばね58によって常閉位置へ付勢されてい
るが、そのばねの付勢力を上回る所定のオーバーライド
力が加えられると、ボール54は、弁座56から離脱せ
しめられ、図4の常閉位置から図5の開放位置へ変位さ
れる。即ち、ピストンロッド16をシリンダ12から伸
長させようとする方向(図でみて左方)の力が加えられ
ると、ピストン30の移動によって圧縮され画室32a
から半径方向ポート64を通して環状空間44内へ圧入
された流体がボール54に作用し、ボール54をばね5
8の力に抗して押し開ける。従って、ロック解放作動器
により押捧42を作動させてボール54を開放させる必
要なしに、背もたれを直立位置に押し戻そうとするすこ
とによりその位置ぎめ器の所定のオーバーライドを上回
る引張力をピストンロッド16に加えれば、ボール54
が液圧によって開放され、ピストンロッド16を伸長さ
せることができる。
【0029】弁40は常態では閉鎖しているので、ピス
トンロッド16に加えられた引張力は、ピストン30に
よって及び液圧流体38に伝達され、グランド24を内
部ばね74に抗して左方へ押圧しようとするが、ばね7
4は、その位置ぎめ器10の所定のオーバーライドより
大きい力をグランド24に及ぼすように選定されてい
る。それによって、オーバーライド力が弁40を開放し
ないうちにグランド24を押してばね74を圧縮させる
ことがなく、画室32a内に真空空間が生じることがな
い。
【0030】グランド24の相対位置、即ちグランド2
4とストッパーリング34との間の間隔は、可動ばね支
持部材68の端部フランジ76とシリンダ12の閉鎖端
72との間の間隔によって表示される。液圧流体38の
漏失によりグランド24がストッパーリング34の方に
接近すると、戻りばね18の付勢力を受けて可動ばね支
持部材68及びスリーブ70も、グランド24と共に移
動する。かくして、ばね支持部材68の端部フランジ7
6は、予備溜め区域36内の液圧流体38が減少した分
だけシリンダ12の閉鎖端72に接近し、予備溜め区域
内に残留している予備液圧流体の量を表す眼で見ること
ができる表示手段を構成し、従って、位置ぎめ器10の
残留有効寿命を表す。図6は、予備溜め区域36内の液
圧流体38が減少し、それに対応してグランド24がス
トッパーリング34に接近する方向に変位したところを
示す。この変位量は、フランジ76とシリンダ12の閉
鎖端72との間隔の減小によって表される。
【0031】
【発明の効果】叙上のように、本発明の改良は、液圧式
位置ぎめ器の現行のあらゆる用途において有利であり、
特に、保守要員による定期点検の必要なしに、広範囲の
作動範囲に亙って常時自動補償することを必要とされる
自動車のシート及びその他の用途において有利である。
しかもこれらの利点は、自動車用シートの分野で現在使
用されているガススプリング式位置ぎめ器と有利に競合
することができる簡単で低コストの液圧式位置ぎめ器に
おいて達成される。ガススプリング式位置ぎめ器は、高
圧に圧縮された装入ガスの漏出量が多いので使用寿命が
短いという欠点がある。
【0032】以上、本発明を実施例に関連して説明した
が、本発明は、ここに例示した実施例の構造及び形態に
限定されるものではなく、本発明の精神及び範囲から逸
脱することなく、いろいろな実施形態が可能であり、い
ろいろな変更及び改変を加えることができることを理解
されたい。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明による液圧式位置ぎめ器の透視
図である。
【図2】図2は、図1の液圧式位置ぎめ器の分解透視図
である。
【図3】図3は、図1の液圧式位置ぎめ器の長手断面図
である。
【図4】図4は、図3の液圧式位置ぎめ器のボール弁の
拡大部分図であり、ボール弁が閉鎖位置にあるところを
示す。
【図5】図5は、図4と同様の図であるが、ボール弁が
開放位置にあるところを示す。
【図6】図6は、図3とほぼ同様の図であるが、表示手
段とシリンダ端との間の間隔が狭まり、予備溜め区域内
の残留液圧流体の量が減少していることを示す。
【符号の説明】
10:液圧式位置ぎめ器 12:シリンダ 16:ピストンロッド 18:外部戻りばね(第1ばね) 24:シール又はグランド 30:ピストン 32:ピストンチャンバー(流体チャンバー) 34:ストッパー 36:予備溜め区域 38:液圧流体 40:弁 42:押捧 54:ボール又はボール弁部材 58:ばね 64:半径方向のポート 66:ばね支持部材 68:ばね支持部材又は可動端部支持部材(表示手段) 72:閉鎖端部材(閉鎖端) 74:内部ばね(第2ばね) 76:端部フランジ(表示手段)

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダと、該シリンダ内に軸方向に変
    位自在に装着されており、該シリンダ内のピストンチャ
    ンバーの一端を閉鎖するグランドと、該ピストンチャン
    バー内に軸方向に往復動自在に装着されたピストンと、
    該ピストンに連結されており、前記グランドを軸方向に
    摺動自在に貫通して延長しており、該ピストンと共に張
    出位置と収縮位置の間で軸方向に移動自在のピストンロ
    ッドと、前記ピストンチャンバー内に収容された液圧流
    体と、前記ピストンを通してその両側間での該液圧流体
    の流動を可能にするために該ピストン内に配設されてお
    り、常態では該ピストン及びピストンロッドを移動しな
    いように該シリンダ内にロックするために閉鎖されてい
    る弁と、前記ピストンロッドを前記張出位置へ付勢する
    第1ばねと、前記ピストンチャンバーの液圧流体容積の
    変化を補償するために前記第1ばねと協同して前記グラ
    ンドを前記液圧流体に圧接させるように付勢する第2ば
    ねとから成る液圧式位置ぎめ器。
  2. 【請求項2】 前記ピストンチャンバーに開口した前記
    液圧流体の予備溜め区域を画定するために前記ピストン
    のストロークを制限するためのストッパーが前記グラン
    ドとピストンの間に配設されており、該グランドとスト
    ッパーの間の軸方向の間隔を眼で見えるように表示する
    ための外部表示手段が前記シリンダの外部に設けられて
    いることを特徴とする請求項1に記載の液圧式位置ぎめ
    器。
  3. 【請求項3】 前記弁は、常態ではばね付勢力により閉
    鎖位置へ付勢されており、前記ピストンロッドに外部か
    ら加えられる、該ばね付勢力を上回るオーバーライド力
    によって開放位置へ駆動されるようになされており、前
    記グランドに作用する前記第2ばねは、該オーバーライ
    ド力より大きい力を有していることを特徴とする請求項
    1に記載の液圧式位置ぎめ器。
  4. 【請求項4】 前記外部表示手段は、前記ピストンロッ
    ドに同心的に該ピストンロッドに摺動自在に装着されて
    おり、前記グランドと共に移動するように前記第1ばね
    によって付勢されているばね支持部材を含み、前記シリ
    ンダに対する該ばね支持部材の相対位置が前記予備溜め
    区域内に残留している液圧流体の量を表すようになされ
    ていることを特徴とする請求項に記載の液圧式位置ぎ
    め器。
  5. 【請求項5】 一端を閉鎖されたシリンダと、該シリン
    ダ内に軸方向に変位自在に装着されており、該シリンダ
    内の液圧流体チャンバーの、該シリンダの前記一端とは
    反対側の他端を閉鎖するグランドと、該液圧流体チャン
    バー内に軸方向に往復動自在に装着されたピストンと、
    該ピストンに連結されており、前記グランドを軸方向に
    摺動自在に貫通して延長しており、該ピストンとともに
    張出位置と収縮位置の間で軸方向に移動自在のピストン
    ロッドと、前記液圧流体チャンバー内に収容された液圧
    流体と、前記ピストンを通してその両側間での該液圧流
    体の流動を可能にするために該ピストン内に配設され、
    外部から作動されるようになされており、常態では該ピ
    ストン及びピストンロッドを移動しないように該シリン
    ダ内にロックするために閉鎖されている弁と、前記ピス
    トンロッドを前記張出位置へ付勢する戻りばねと、前記
    ピストンロッドの前記液圧流体チャンバーへの進退移動
    に伴う前記液圧流体チャンバーの容積の変化、並びに、
    液圧流体の漏れ又は温度変化によって惹起される液圧流
    体の量の変化を補償するように前記グランドを液圧流体
    に圧接させるように付勢するために前記戻りばねと協同
    する、前記シリンダ内に配設された内部ばねと、前記グ
    ランドとピストンの間に配設されており、前記液圧流体
    チャンバーを互いに開口したピストンチャンバーと液圧
    流体の予備溜め区域とに分割するために前記ピストンの
    ストロークを制限するためのストッパーと、前記シリン
    ダの外部に配設されて前記グランドと共に移動するよう
    に前記ピストンロッドに摺動自在に装着されており、該
    シリンダに対する相対位置によって前記予備溜め区域内
    に残留している液圧流体の量を表すようになされた外部
    表示手段と、から成る液圧式位置ぎめ器。
  6. 【請求項6】 シリンダと、該シリンダ内に軸方向に変
    位自在に装着されており、該シリンダ内のピストンチャ
    ンバーの一端を閉鎖するグランドと、該ピストンチャン
    バー内に軸方向に往復動自在に装着されたピストンと、
    該ピストンに連結されており、前記グランドを軸方向に
    摺動自在に貫通して延長しており、該ピストンと共に張
    出位置と収縮位置の間で軸方向に移動自在のピストンロ
    ッドと、前記ピストンチャンバー内に収容された液圧流
    体と、前記ピストンを通してその両側間での該液圧流体
    の流動を可能にするために該ピストン内に配設され てお
    り、常態では該ピストン及びピストンロッドを移動しな
    いように該シリンダ内にロックするために閉鎖されてい
    る弁と、前記ピストンロッドを前記張出位置へ付勢する
    第1ばねと、前記ピストンチャンバーの液圧流体容積の
    変化を補償するために前記第1ばねと協同して前記グラ
    ンドを前記液圧流体に圧接させるように付勢する第2ば
    ねとから成り、前記弁は、常態ではばね付勢力により閉
    鎖位置へ付勢されており、前記ピストンロッドに外部か
    ら加えられる、該ばね付勢力を上回るオーバーライド力
    によって開放位置へ駆動されるようになされており、前
    記グランドに作用する前記第2ばねは、該オーバーライ
    ド力より大きい力を有していることを特徴とする液圧式
    位置ぎめ器。
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