JP2630848B2 - ディスクプレーヤのディスククランプ機構 - Google Patents

ディスクプレーヤのディスククランプ機構

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JP2630848B2
JP2630848B2 JP2087142A JP8714290A JP2630848B2 JP 2630848 B2 JP2630848 B2 JP 2630848B2 JP 2087142 A JP2087142 A JP 2087142A JP 8714290 A JP8714290 A JP 8714290A JP 2630848 B2 JP2630848 B2 JP 2630848B2
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  • Feeding And Guiding Record Carriers (AREA)
  • Holding Or Fastening Of Disk On Rotational Shaft (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、コンパクトディスク、レーザディスク等の
円盤状記録媒体に対して信号の記録又は再生が可能なデ
ィスクプレーヤに関するものである。
(従来の技術) 従来、ディスクプレーヤとして、トレイ上のディスク
をターンテーブルの上方位置まで水平方向に搬送し、そ
の後、ターンテーブルを上昇させてディスクをトレイか
ら持上げ、最終的にターンテーブル上方位置のクランパ
ーにディシクを圧着せしめるものが知られている(特開
昭61−145758〔G11B17/04〕)。
該ディスクプレーヤにおいては、キャビネット内に固
定されたメインシャーシ上に、サブシャーシが上下方向
に回動自在に指示され、該サブシャーシ上に、ターンテ
ーブル装置、ピックアップ装置等を配備しており、メイ
ンシャーシ上に配備したモータの動力によってサブシャ
ーシが上方へ駆動されると、これに伴ってターンテーブ
ルが上昇して、トレイ上のディスクがターンテーブルに
よって持ち上げられるのである。
又、ディスククランプ力を主に磁力によって得る方式
のディスククランプ機構が提案されている(特開昭63−
179457〔G11B17/028〕)。
該ディスククランプ機構は、ターンテーブルにリング
状のヨークを固定すると共に、ターンテーブルの上方位
置に回動可能且つ上下動可能に配備したクランパー(7
0)には、前記ヨークの形状に応じたリング状の磁石を
固定したものであって、ヨークと磁石の間の磁気吸引に
よって、クランパーがディスクをターンテーブル上に下
圧保持する。
(解決しようとする課題) しかしながら、上記マグネット方式のディスククラン
プ機構においては、ディスククランプ状態にて、ヨーク
と磁石の間にディスクが挟まれる構造が採られているか
ら、クランプ力を決定するヨーク及び磁石の大きさが、
ディスク中央部に設けたチャッキング領域の外径によっ
て規制され、十分なクランプ力を得るための自由な設計
が出来ない問題があった。
特に、コンパクトディスク、レーザディスク等、外径
及び厚さの異なる複数種類のディスクを再生するコンパ
チブルディスクプレーヤにおいては、最も小径のデイス
クに合せて磁石の大きさが決定されており、然もディス
クの厚さの違いによってクランプ状態での磁石とヨーク
とのギャップが変化するから、厚さの大なる大径ディス
クの再生においては、前記ギャップが過大となって、ク
ランプ力が不足する問題があった。
本発明の目的は、ディスクの厚さに拘らず常に十分な
クランプ力が得られるマグネット方式のディスククラン
プ機構を提供することである。
(課題を解決する為の手段) 本発明に係わるディスクプレーヤーにあっては、ター
ンテーブル(50)は昇降可能に設けられ、該ターンテー
ブル(50)に連繋して昇降駆動させる昇降機構と、ディ
スク(120)をターンテーブル(50)に向けて水平搬送
するトレイ(44)とを具え、ディスク(120)がターン
テーブル(50)に対向していない状態では、ターンテー
ブル(50)は低位の待機位置に退避し、トレイ(44)に
よりディスク(120)がターンテーブル(50)との対向
位置まで搬送されたとき、昇降機構により、ターンテー
ブル(50)はディスク(120)を載置する上昇位置に達
し、ターンテーブル(50)は該上昇位置から更に、磁石
(74)とヨーク(71)の吸着力に抗してクランパー(7
0)を持ち上げ、ヨーク(71)と磁石(74)との間の吸
引力により、クランパー(70)をディスク(120)に押
圧する。
(作 用) ターンテーブル(50)がクランパー(70)から離間し
た状態では、ヨーク(71)と磁石(74)との間の磁気吸
引力によって、磁石(74)及びクランパー(70)は下降
端に保持されている。
ディスクを載置したターンテーブル(50)が上昇駆動
されると、先ずターンテーブル(50)上のディスクがク
ランパー(70)に当接し、更にターンテーブル(50)が
上昇することによって、クランパー(70)が磁石(74)
と共に押し上げられ、磁石(74)とヨーク(71)とのギ
ャップが増大する。
従って、ターンテーブル(50)が上昇端に達した状態
では、ヨーク(71)と磁石(74)との間に発生する十分
な磁気吸引力によって、クランパー(70)がターンテー
ブル(50)に向って下圧され、該クランパー(70)とタ
ーンテーブル(50)とによってディスク(120)が挟圧
されてクランプされることになる。
(発明の効果) 本発明に係るディスククランプ機構においては、クラ
ンプ力を得るためのヨーク及び磁石が両方ともターンテ
ーブル及びクランパーよりも上方位置に配備され、従来
の如くディスクを挟持する位置に配置したものではない
から、ヨーク及び磁石の大きさをディスクの大きさに拘
らず自由に設計出来る。
従って、複数種類のディスクのクランプを行なうべき
場合においても、直径及び厚さの最も大なるディスクに
合せて磁石及びヨークの大きさを設計すれば、ディスク
の種類に拘らず、十分なクランプ力を得ることが出来
る。
(実施例) 以下、本発明を、コンパクトディスク、レーザディス
ク等、直径及び厚さの異なる複数種類のディスクの信号
再生が可能なコンパチブルディスクプレーヤに実施した
一例について詳述する。
尚、実施例は本発明を説明するためのものであって、
特許請求の範囲に記載の発明を限定し、或は範囲を減縮
する様に解すべきではない。
全体構成 第1図の如くキャビネット(1)のフロントパネル開
口(11)にトレイ(44)が出没可能に配備され、該トレ
イ(44)は、キャビネット(1)内に固定されたシャー
シ(13)上の複数の案内支持部材(16)によって往復移
動を案内されている。
キャビネット(1)内には、シャーシ(13)上に、ト
レイ(44)を往復駆動するためのトレイ駆動機構
(4)、ターンテーブル(50)と共にスピンドルモータ
を昇降駆動するためのモータ昇降機構(5)、光学式ピ
ックアップ(90)及びチルト機構(100)を具えたピッ
クアップ装置(9)、これらの機構を駆動するための原
動歯車機構(2)、クランパー(70)を具えたディスク
クランプ機構(7)等が配備される。ターンテーブル
(50)は後述の如くシャーシ(13)に対して昇降可能に
取り付けられており、シャーシ(13)に設けた中央孔
(17)から上方へ臨出している。
原動歯車機構(2)は、ローディングモータ(21)を
動力源として、ベルト伝達機構(22)、第1歯車(2
3)、第2歯車(24)、中継用の第3歯車(3)、第4
歯車(27)、第5歯車(41)の経路でトレイ駆動機構
(4)へ動力を伝達すると共に、第3歯車(3)に噛合
する第6ギア(37)と第2歯車(24)によってピックア
ップ装置(9)に対する出力部を構成し、且つ前記第3
歯車(3)によってターンテーブル(50)を昇降駆動す
るための出力部を構成している。
尚、トレイ(44)には、複数種類のディスクの載置部
が設けられると共に、該載置部の中央にはターンテーブ
ル(50)が臨出すべき開口(46)が設けられている。
以下、各機構の構成について詳述する。
原動歯車機構(2) 第10図(a)(b)は、原動歯車機構(2)を構成す
るローディングモータ(21)、ベルト伝達機構(22)、
及び第1乃至第5歯車(23)(24)(3)(27)(41)
を、トレイ駆動機構への動力伝達経路に沿って一列に並
べて示す平面図及び断面図を示している。又、第11図
(a)(b)は、トーディングモータ(21)、ベルト伝
達機構(22)、第2歯車(24)、第3歯車(3)及び第
6ギア(37)を、ピックアップ装置への動力伝達経路に
沿って一列に並べて示す平面図及び断面図である。
上記各歯車は夫々高さ方向に構成の異なる多段構造を
有している。第2歯車(24)は、第1歯車(23)と常時
噛合する大径ギア部(25)、ピックアップ装置を構成す
るラック(98)と噛合可能なピニオン部(26)、及び小
径ギア部(20)を具えている。第3歯車(3)には、前
記第2歯車(24)の小径ギア部(20)と噛合する主ギア
部(31)が全周に形成されると共に、所定角度範囲にの
み歯面を有する副ギア部(32)とを具えている。該主ギ
ア部(31)の上端部には略半周に亘って歯欠部(31a)
が設けられる。第4歯車(27)は、前記第3歯車(3)
の副ギア部(32)と噛合可能な小径ギア部(28)、及び
大径ギア部(29)を具えている。第5歯車(41)は、前
記第4歯車(27)の大径ギア部(29)と常時噛合するギ
ア部(42)と、トレイ駆動機構を構成するラック(45)
と常時噛合するピニオン部(43)とを具えている。又、
第6ギア(37)は、前記第3歯車(3)の主ギア部(3
1)と常時噛合するギア部(38)と、前記ラック(98)
と常時噛合するピニオン部(39)とを具えている。
又、第3歯車(3)には主ギア部(31)及び副ギア部
(32)の上部に、所定角度範囲に亘る円筒面の第1及び
第2凸面(34)(35)、第4歯車(27)には小径ギア部
(28)と大径ギア部(29)の間に円筒面の凹面(27
a)、第6ギア(37)にはピニオン部(39)の上部に円
筒面の凹面(37a)が夫々形成されている。第3歯車
(3)の凸面(34)(35)は夫々第4歯車(27)の凹面
(27a)、第6ギア(37)の凹面(37a)と係合可能であ
る。
トレイ駆動機構(4) 第1図の如くトレイ(44)の裏面にはトレイ出没方向
に伸びるラック(45)が取り付けられており、該ラック
(45)と前記第5歯車(41)のピニオン部(43)とが噛
合している。
従って、第10図の如くローディングモータ(21)によ
って第1歯車(23)が反時計方向に駆動されると、第2
歯車(24)を介して第3歯車(3)が反時計方向に回転
し、該第3歯車(3)の副ギア部(32)が第4歯車(2
7)の小径ギア部(28)に噛合する。これによってロー
ディングモータ(21)の回転は更に第4歯車(27)を介
して第5歯車(41)に伝えられ、該第5歯車(41)のピ
ニオン部(43)がトレイ収納方向に駆動されるのであ
る。この結果、トレイ(44)は第1図及び第2図に示す
ディスク排出位置から第3図の如くキャビネット内へ向
って搬入され、最終的に第4図に示すローディング完了
位置に設置されるのである。この状態で、トレイ(44)
の前縁部によってキャビネット(1)のフロントパネル
開口(11)が塞がれる。
上記トレイローディング過程では、後述の如くターン
テーブル(50)が下降端に保持されると共に、ピックア
ップ(90)は、チルト機構(100)の動作によって、ト
レイ(44)とは干渉しない低位置に設置されている(第
7図、第8図参照)。
又この過程で、第2歯車(24)のピニオン(26)とピ
ックアップ装置(9)のラック(98)とは噛合を解除さ
れており(第2図乃至第4図参照)、ピニオン部(26)
は空回りをする。
又、第11図に示す第6ギア(37)のギア部(38)と第
3歯車(3)の主ギア部(31)の歯欠部(31a)とが対
向すると共に、第2図乃至第4図に示す如く第6ギア
(37)に形成した凹面(37a)が第3歯車(3)に形成
した第2凸面(35)と係合して、第6ギア(37)は停止
状態でロックされている。従って、この過程でピックア
ップ装置(9)のラック(98)が駆動されることはな
い。
第4図に示すトレイローディング完了状態では、第3
歯車(3)の副ギア部(32)と第4歯車(27)の小径ギ
ア部(28)との噛合が切り離されると共に、第3歯車
(3)の第1凸面(34)と第4歯車(27)の凹面(27
a)とが係合して、第4歯車(27)は停止状態でロック
される。従って、この状態でトレイ(44)もローディン
グ完了位置でロックされることになる。
尚、トレイ(44)のアンローディングは、ローディン
グモータ(21)が逆回転して第5歯車(41)が時計方向
に回転駆動されることによって行なわれる。
モータ昇降機構(5) 第12図に示す様に、シャーシ(13)の裏面に2本のガ
イドシャフト(18)(18)が下向きに突設され、これら
のガイドシャフトによってモータベース(52)の昇降が
案内されている。該モータベース(52)にはスピンドル
モータ(51)が取り付けられ、該モータの出力軸にはタ
ーンテーブル(50)が固定されている。モータベース
(52)の上面には、シャーシ(13)の裏面に当ってモー
タベース(52)の上昇端を規定するための複数の位置決
め座(53)が設けられる共に、ベース両側面には夫々3
本のピン(54)が突設される。
上記モータベース(52)を挟んで両側には一対のスラ
イド駆動板(55)(55)が配置され、各スライド駆動板
(55)は、シャーシ(13)の裏面に突設した複数のガイ
ド部材(19)によって、トレイ出没方向へ往復移動可能
に支持されている(第7図乃至第9図参照)。両スライ
ド駆動板(55)(55)の内面には夫々、斜め方向へ伸び
る第1乃至第3のカム溝(56)(57)(58)が凹設され
ている。第13図の如く、第1カム溝(56)及び第3カム
溝(58)は同一形状であって、傾斜カム部(56a)(58
a)と水平カム部(56b)(58b)とを具えている。一
方、第2カム溝(57)は、第1傾斜カム部(57a)と、
該カム部よりも傾斜角度の緩い第2傾斜カム部(57b)
を具えている。又、スライド駆動板(55)の後方端部に
は、長孔(55a)及び係止部(55b)が形成されている。
第12図の如くモータベース(52)の両側に突設したピ
ン(54)が夫々両スライド駆動板(55)(55)の各カム
溝(56)(57)(58)に係合し、スライド駆動板(55)
の往復駆動によってモータベース(52)を昇降させる左
右一対のカム機構を構成している。
両スライド駆動板(55)(55)の間には中継駆動板
(64)及びスプリング(59)が介在している。中継駆動
板(64)は、両側に形成した突片(67)(67)を夫々ス
ライド駆動板(55)の長孔(55a)に余裕をもって嵌め
ている。又、スプリング(59)は、中継駆動板(64)の
前縁に下向きに突設した支持片(66)に係止され、スプ
リング両端をスライド駆動板(55)(55)の係止部(55
b)に係合させている。
中継駆動板(64)の上面には、後述の駆動レバー
(6)のピン(62)が係合する長孔(65)が設けられて
いる。
従って、駆動レバー(6)によって中継駆動板(64)
を後方へ移動させると、スプリング(59)を介して両ス
ライド駆動板(55)(55)が後方へ牽引され、前記カム
機構の動作によってモータベース(52)が上方へ駆動さ
れることになる。
第7図乃至第9図はスピンドルモータ(51)が上昇す
る様子を示している。第7図の如く、トレイ(44)がロ
ーディング中の状態では、両スライド駆動板(55)は最
前進位置にあって、スピンドルモータ(51)及びターン
テーブル(50)はトレイ(44)とは干渉しない低位の待
機位置に設定されている。
第8図の如くトレイ(44)がローディング完了位置に
達した後、スプリング(59)の牽引によってスライド駆
動板(55)が後方(図中左方)へ移動すると、モータベ
ース(52)のピン(54)がスライド駆動板(55)の第
1、第2及び第3カム溝(56)(57)(58)の傾斜カム
部(56a)(57a)(58a)によって駆動され、モータベ
ース(52)と共にスピンドルモータ(51)及びターンテ
ーブル(50)が上昇する。この過程で、ターンテーブル
(50)はトレイ(44)上のディスク(120)をトレイ載
置面から持ち上げ、該ディスクをディスクランプ機構
(7)のクランパー(70)に当接せしめる。
更にスライド駆動板(55)が左方へ牽引されると、第
9図の如くモータベース(52)の前後の2本のピン(5
4)(54)はスライド駆動板(55)の第1及び第3カム
溝(56)(58)の水平カム部(56b)(58b)へ乗り上げ
ると共に、モータベース(52)の中央のピン(54)はス
ライド駆動板(55)の第2カム溝(57)の第2傾斜カム
部(57b)へ移行する。この状態で更にスライド駆動板
(55)が左方へ僅かに牽引されることにより、前記第2
カム部(57b)の駆動によってモータベース(52)上の
位置決め座(53)がシャーシ(13)の裏面に圧接され、
ターンテーブル(50)は上昇端に正確に位置決めされ、
保持されることになる。このとき、ターンテーブル(5
0)上のディスク(120)は、後述の如くディスククラン
プ機構(7)によって確実にクランプされるのである。
尚、第9図の状態では、第12図に示すスプリング(5
9)が弾性変形すると共に、中継駆動板(64)の突片(6
7)(67)がスライド駆動板(55)の長孔(55a)(55
a)の余裕の範囲内で後方へずれる。従って、スプリン
グ(59)の反発力によってスライド駆動板(55)の位置
決め座(53)がシャーシ(13)に圧接保持されることに
なる。
次に、駆動レバー(6)を回動させるための機構につ
いて説明する。
第2図乃至第6図に示す如く、シャーシ(13)上に
は、L字状の駆動レバー(6)が支軸(60)にて回動自
在に取り付けられ、該レバーの一端に設けたカムフォロ
ワー(61)を、第3歯車(3)の裏面に形成した渦巻き
状のカム溝(33)に係合せしめると共に、前述の如くレ
バー他端に設けたピン(62)を中継駆動板(64)の長孔
(65)に係合せしめている。
第3歯車(3)のカム溝(33)は、第19図及び第20図
に示す如く、半径が一定の第1カム部(33a)と、次第
に半径が縮小する第2及び第3カム部(33b)(33c)
と、カム溝外周壁の半径が増大して溝幅が図中のWから
Xへ拡大する第4カム部(33d)と、半径が一定の第5
カム部(33e)とから構成される。第1カム部(33a)
は、トレイ駆動中に駆動レバー(6)のカムフォロワー
(61)と係合し、第2及び第3カム部(33b)(33c)
は、モータ昇降機構(5)の駆動のためにカムフォロワ
ー(61)と係合し、第5コム部(35e)は、ピックアッ
プ移送中にカムフォロワー(61)と係合するものであ
る。
第2図乃至第4図に示すトレイローディングでは、駆
動レバー(6)のカムフォロワー(61)が第3歯車
(3)の第1カム部(33a)に係合しており、第3歯車
(3)が回転しても駆動レバー(6)は回動せず、時計
方向の回動端で停止したままである。従って、2枚のス
ライド駆動板(55)(55)は前方(図中左方)の移動端
に設置され、ターンテーブル(50)は下降端に保持され
ている。
その後、第3歯車(3)が更に反時計方向に駆動され
ると、第15図の如く駆動レバー(6)のカムフォロワー
(61)は、第3歯車(3)のカム溝(33)の第2カム部
(33b)によって駆動され、駆動レバー(6)は反時計
方向に回動する。これによってスライド駆動板(55)は
後方へ駆動され、前記第2カム部(33b)の動作範囲
で、ターンテーブル(50)は第7図の位置から第8図の
位置まで上昇する。
更に第3歯車(3)が反時計方向に駆動されて、カム
溝(33)の第3部(33c)が動作することによって、中
継駆動板(64)は第5図の後方移動端に達すると共に、
ターンテーブル(50)は第8図の位置から第9図の位置
まで上昇して、ディスククランプが行なわれる。
ディスククランプ機構(7) ディスククランプ機構(7)は、クランプ力を磁力に
よって得るものであり、第1図の如くシャーシ(13)上
に固定された金属製の支持部材(71)に取り付けられて
おり、該支持部材(71)が平板状ヨークを構成する。
第14図に示す様に、ディスククランプ機構(7)は、
円盤状のクランパー(70)と、リング状の永久磁石(7
4)と、該磁石(74)を保持するホルダー(75)とから
構成され、支持部材(71)を挟んで上方にはホルダー
(75)に固定された磁石(74)、下方にはクランパー
(70)を配備して、磁石(74)を保持したホルダー(7
5)とクランパー(70)とを一体化したものである。支
持部材(71)には、クランパー(70)の軸部(70a)が
余裕をもって貫通する中央孔(72)が開設されると共
に、支持部材(71)上面には、磁石(74)を受け止める
座(73)が複数箇所に設けられている。
従って、第7図の如くターンテーブル(50)が降下し
た状態では、磁石(74)と支持部材(71)の間の時期吸
引力によって、磁石(74)は支持部材(71)上の座(7
3)に密着して、クランパー(70)は支持部材(71)か
ら最大離間した下降端に設置されている。
その後、第8図から第9図に示す様に、トレイローデ
ィング完了後、ターンテーブル(50)が上昇する過程で
は、クランパー(70)は、ターンテーブル(50)上のデ
ィスク(120)によって押上げられ、第9図の如くター
ンテーブル(50)が上昇端に達した状態では、磁石(7
4)が支持部材(71)上の座(73)から浮上し、磁石(7
4)と支持部材(71)との間に一定の磁気ギャップGが
形成される。
この結果、磁石(74)と支持部材(71)の間の磁気吸
引力によって、クランパー(70)がターンテーブル(5
0)へ向って下圧され、ディスク(120)がターンテーブ
ル(50)とクランパー(70)の間に挟持されて、ディス
ククランプが完了するのである。
上記ディスククランプ機構(7)によれば、クランプ
すべきディスクの厚さの違いによって前記磁気ギャップ
Gが多少異なっても、磁石(74)の大きさは自由に設計
出来るから、これによってディスクの種類に拘らず十分
なクランプ力が得られる。
尚、信号再生後のクランプ解除動作、即ちターンテー
ブル(50)の下降動作は、第3歯車(3)が時計方向に
回転駆動されることによって行なわれる。
ピックアップ装置(9) 第1図の如く、シャーシ(13)上には、ターンテーブ
ル(50)の片側に、トレイ出没方向に伸びるガイドシャ
フト(92)が架設されている。ピックアップ(90)等が
配備されたスライドベース(91)は、原動歯車機構
(2)側の端部が前記ガイドシャフト(92)に摺動可能
に係合すると共に、反対側の端部がシャーシ(13)上に
摺動可能に載置され、これによってピックアップ(90)
は、ターンテーブル(50)の半径線に沿って正確に往復
移動する。
又、スライドベース(91)には、そのスライド方向に
伸びるラック(98)が一体に取り付けられており、該ラ
ック(98)に前記第2歯車(24)のピニオン部(26)及
び第6ギア(37)のピニオン部(39)が噛合して、スラ
イドベース(91)の往復駆動が行なわれる。
第21図の如く、スライドベース(91)上には、ピック
アップ(90)が直接に固定された回動ベース(93)が配
備され、該回動ベース(93)の両側に外向きに突設した
一対の枢軸(95)(95)をスライドベース(91)上に軸
支して、回動ベース(93)は上下方向の一定角度範囲内
で回動自在に支持されている。又、回動ベース(93)は
スライドベース(91)との間に介在するスプリング(9
6)によって下方へ向って付勢されている。
ピックアップ装置(9)には、信号再生時にピックア
ップ(90)の光軸の傾きを調整するためのチルト機構
(100)が装備される。該チルト機構(100)は、第8図
に示すトレイローディング時にトレイ(44)とピックア
ップ(90)の干渉を避けるため、ピックアップ(90)を
回動ベース(93)とともに下方へ回動させるピックアッ
プ待避機構を兼ねている。
チルト機構(100)は、第21図の如く回動ベース(9
3)端部に後方へ向って突設されたピン(94)と、該ピ
ン(94)が摺接する螺旋状のカム面(104)を具えたカ
ム部材(103)と、該カム部材(103)を回動駆動する歯
車機構(102)と、該歯車機構(102)の動力源となるモ
ータ(101)とを具えている。従って、モータ(101)の
駆動によってカム部材(103)を正逆に回転させること
により、ピン(94)がカム面(104)に沿って摺動し、
回動ベース(93)が上下に駆動されるのである。
前記カム面(104)は、第22図(a)(b)及び第23
図(a)(b)の如く傾斜の急な第1斜面(104a)と傾
斜の緩やかな第2斜面(104b)とを具え、ピン(94)が
第1斜面(104a)上を摺動する過程で、第22図(a)
(b)の如く下降端にある回動ベース(93)を急速に上
昇させ、その後の第2斜面(104b)の動作を経て、第23
図(a)(b)に示す如く回動ベース(93)を水平姿勢
に至らしめるのである。そして、後述の信号記録再生時
には、第23図(a)(b)の水平状態を中心として、第
2斜面(104b)の動作によって本来のチルト調節動作を
行なうのである。
尚、シャーシ(13)上には、第22図(a)(b)の如
くピックアップ(90)が下降端に設置された状態を検出
するための第1フォトセンサー(106)と、第23図
(a)(b)の如く回動ベース(93)が水平姿勢に設置
された状態を検出するための第2フォトセンサー(10
7)とが取り付けられると共に、スライドベース(91)
の裏面には前記フォトセンサー(106)(107)からの光
を反射すべき反射板(105)が設けられている。
第22図(b)から第23図(b)までの回動ベース(9
3)の回動角度は略8度であって、本来のチルト調節動
作時の傾斜角度の変動は±2.5度である。
上記チルト機構(100)の動作によって、第7図及び
第8図に示すようにトレイローディング中はピックアッ
プ(90)は下降端に設置され、第9図の如くローディン
グ完了後、ピックアップ(90)は、ターンテーブル(5
0)上のディスク(120)と所定の間隔を有する高さ位置
まで上昇する。
従って、上述の如くターンテーブル(50)及びスピン
ドルモータ(51)のみを昇降させ、ピックアップ装置
(9)はシャーシ(13)上に設置したディスクプレーヤ
においても、信号再生時のディスク(120)とピックア
ップ(90)との間隔、即ちピックアップ(90)の光学系
の焦点距離を適切な値に設定することが出来るのであ
る。
ディスクアンローディング時には、再びピックアップ
(90)が降下して、ピックアップ(90)とトレイ(44)
との干渉が回避される。
次に、第1図に示すラック(98)を駆動して、スライ
ドベース(91)上のピックアップ(90)を往復移送する
ためのピックアップ移送機構について説明する。
第5図及び第16図に示すディスククランプ完了状態か
ら第3歯車(3)が更に反時計方向に回転駆動される
と、第17図に示す様に第3歯車(3)の主ギア部(31)
の歯欠部(31a)が第6ギア(37)から離脱して、第3
歯車(3)の主ギア部(31)と第6ギア(37)のギア部
(38)との噛合が開始する。
これによって、第17図の様に第6ギア(37)が時計方
向に回転し、該第6ギア(37)のピニオン部(39)がス
ライドベース(91)に固定したラック(98)を左方へ駆
動し始める。この結果、第18図及び第11図(a)(b)
の如く、ラック(98)は、前記第6ギア(37)と噛合す
ると同時に、第2歯車(24)のピニオン部(26)とも噛
合することになり、ローディングモータ(21)の動力
は、第2歯車(24)を経てラック(98)に至る第1の経
路と、第2歯車(24)、第3歯車(3)及び第6ギア
(37)を経てラック(98)に至る第2の経路の2つの動
力伝達経路でスライドベース(91)に伝えられることに
なる。
上記第1の動力伝達経路は、ローディングモータ(2
1)とラック(98)との間に、第1歯車(23)及び第2
歯車(24)の2つの歯車を介在するに過ぎないから、上
記第2の動力伝達経路に比べて歯車間に生じるバックラ
ッシュが少なく、従って、信号再生時におけるピックア
ップ(90)の移送制御を正確に行なうことが出来る。
更にピックアップ装置(9)には、ピックアップ移送
時に第3歯車(3)のカム溝(33)と駆動レバー(6)
のカムフォロワー(61)との圧接状態を解除するための
側圧解除機構が装備される。
以下、側圧解除機構について説明する。
第16図に示すディスククランプ完了状態では、駆動レ
バー(6)は前記スプリング(59)の反発力を受けて、
時計方向の回転付勢を受けている。従って、駆動レバー
(6)のカルフォロワー(61)は第3歯車(3)のカム
溝(33)の外周壁に圧接されているから、このままの状
態で第3歯車(3)を駆動してピックアップ移送を行な
うとすれば、前記カムフォロワー(61)とカム溝(33)
壁面との摩擦力が負荷として加わり、然もその負荷が装
置組立状態によってばらつくとすれば、ピックアップ移
送制御を正確に行なうことが出来なくなる。
そこで、駆動レバー(6)には爪片(63)を形成する
と共に、シャーシ(13)上には、前記爪片(63)と係合
可能なフック部(81)を有するL字状の側圧解除レバー
(8)が配設される。該側圧解除レバー(8)は、前記
フック部(81)とは反対側に突片(83)を具え、シャー
シ(13)上の支軸(82)によって回動自在に支持される
と共に、シャーシ(13)との間に張設したスプリング
(84)によって時計方向に付勢されている。一方、ピッ
クアップ装置(9)を構成するスライドベース(91)の
裏面には、前記側圧解除レバー(8)の突片(83)と当
接可能な凸部(99)が下向きに形成されている。
第16図の如く駆動レバー(6)が反時計方向の回動端
にあって、且つスライドベース(91)が右方の移動端に
設置された状態では、スライドベース(91)の凸部(9
9)が側圧解除レバー(8)の突片(83)を押圧して、
側圧解除レバー(8)はスプリング(84)に抗して反時
計方向の回動端に保持されている。従って、駆動レバー
(6)の爪片(63)と側圧解除レバー(8)のフック部
(81)とは離脱している。
その後、第17図の如く第3歯車(3)が僅かに反時計
方向に回転して、第6ギア(37)の駆動によってスライ
ドベース(91)が左方へ移動すると、凸部(99)の移動
に伴って側圧解除レバー(8)が時計方向に回転し、該
レバーのフック部(81)が駆動レバー(6)の爪片(6
3)へ向って移動する。又、駆動レバー(6)のカムフ
ォロワー(61)は、第19図に示すカム溝(33)の第3カ
ム部(33c)から第4カム部(33d)との係合状態へ移行
する。第4カム部(33d)は、溝幅がWからXへと外周
方向に広がっているから、該カム部の外周壁に沿ってカ
ムフォロワー(61)が移動することにより、駆動レバー
(6)は、第16図の位置から第17図の位置まで僅かに時
計方向に回転する。この結果、駆動レバー(6)の爪片
(63)と側圧解除レバー(8)のフック部(81)とが第
17図の如く係合直前の状態に至るのである。
その後、第3歯車(3)が更に反時計方向に回転し、
スライドベース(91)が左方へ移動すると、側圧解除レ
バー(8)の更なる時計方向への回転によって、第18図
の如く該レバーのフック部(81)が駆動レバー(6)の
爪片(63)に対して完全に係合し、該係合によって駆動
レバー(6)に作用する前記スプリング(59)による時
計方向の回転付勢力が受け止められ、駆動レバー(6)
は最早、時計方向には回転し得ず、停止する。
これと同時に、駆動レバー(6)のカムフォロワー
(61)は第19図に示すカム溝(33)の第4カム部(33)
から溝幅の大なる第5カム部(33)へ移行し、該移行に
伴ってカムフォロワー(61)はカム溝(33)の外周壁か
ら離脱して、カムフォロワー(61)がカム溝(33)壁面
に及ぼす側圧が解除される。この結果、第3歯車(3)
は、駆動レバー(6)のカムフォロワー(61)からの抵
抗力を受けることなく、第2歯車(24)及び第6ギア
(37)を駆動することが出来る。
第6図に示す如くピックアップ(90)をディスクの外
周部から内周部の間にて往復移送する過程、即ち信号再
生においては、駆動レバー(6)は前記測圧解除状態で
ロックされたまま、回動することはなく、該レバー
(6)のカムフォロワー(61)は、第19図に示すカム溝
(33)の第5カム部(33e)内を内周壁及び外周壁と接
触することなく相対移動する。
尚、信号再生後の駆動レバー(6)の爪片(63)と側
圧解除レバー(8)のフック部(81)との係合解除動作
は、第3歯車(3)を時計方向に回転駆動して、スライ
ドベース(91)をディスク外周側の移動端へ向って移動
させ、該スライドベース(91)の凸部(99)により側圧
解除レバー(8)を反時計方向に回転させると共に、第
3歯車(3)のカム溝(33)の第4カム部(33d)の駆
動によって駆動レバー(6)を僅かに反時計方向に回転
させることによって行なわれる(第17図参照)。
シャーシ(13)の支持構造 シャーシ(13)は、第24図の如くキャビネット(1)
底部の基台(12)上に突設した複数本の支柱(14)によ
って支持されており、支柱(14)の頭部とシャーシ(1
3)との間には、ゴム等の弾性資材からなる緩衝部材(1
5)が介装されている。
従って、上記各機構の動作等に伴って基台(12)に加
振力が作用したとしても、該加振力は前記緩衝部材(1
5)によって吸収され、ピックアップ(90)による信号
再生に支障を来す様な振動は生じない。
かかる振動抑制構造は、原動歯車機構(2)、トレイ
駆動機構(4)、ディスククランプ機構(7)、ピック
アップ装置(9)等の機構を全て固定シャーシ(13)上
に配備したことによって実現されたものである。
モータ一体型クランプ装置(110) 上記実施例では、第12図の如くスピンドルモータ(5
1)の出力軸にターンテーブル(50)を取り付けたモー
タ一体型ターンテーブル装置を構成しているが、ベース
(52)にはターンテーブル(50)のみを配備し、ディス
ク回転駆動用のスピンドルモータは、第14図に示すディ
スククランプ機構(7)に組込むことも可能である。
第25図乃至第27図はモータ一体型クランプ装置(11
0)の実施例を示している。
第25図のモーター体型クランプ装置(110)において
は、クランパー(70)の頭部にバックヨーク(122)を
介して磁石(111)を取り付け、前記磁石(111)と対向
する位置にはコイル(112)を配備し、該コイル(112)
は、シャーシ上に固定した非磁性部材(115)によって
支持する。前記バックヨーク(122)、磁石(111)及び
コイル(112)と共にモータを構成するロータリヨーク
(116)は、クランパー(70)に固定される。又、前記
非磁性部材(115)に固定した弾性部材(114)とクラン
パー(70)頭部との間にはスラスト軸受け(113)が介
装される。
従って、ターンテーブル(50)の上昇に伴って、該タ
ーンテーブル(50)上のディスク(120)が弾性部材(1
14)に抗してクランパー(70)を押上げられると、弾性
部材(114)の反発力によってクランプ力が発生し、こ
の状態でコイル(112)に通電されると、ロータリヨー
ク(116)がクランパー(70)とともに回転駆動される
ことになる。この場合、ディスクの種類によってクラン
パー(70)の高さ位置が異なっても、磁石(111)とロ
ータリヨーク(116)の間隔は不変であるから、モータ
回転トルクは一定値に維持される。
第26図に示すモータ一体型クランプ装置(110)にお
いては、非磁性部材(115)上にステータヨーク(117)
を固定し、該ステータヨーク(117)上にコイル(112)
を配備している。又、該コイル(112)と対向する位置
には、クランパー(70)にバックヨーク(122)を介し
て支持した磁石(111)を配備している。この場合、モ
ータを構成する磁石(111)とステータヨーク(117)と
の間の磁気吸引力によってクランプ力が得られる。
第27図に示すモータ一体型クランプ装置(110)にお
いては、クランパー(70)に複数の係合片(118)を突
設し、該係合片(118)に対して軸部(121)を上下動可
能且つ相対回転不能に係合せしめ、該軸部(121)の上
端部にバックヨーク(122)を介して磁石(111)を取り
付けている。又、クランパー(70)と軸部(121)とは
弾性部材(119)によって連結する。従って、ディスク
の厚さの違いによってクランパー(70)の高さ位置が異
なっても、該位置変動は弾性部材(119)によって吸収
され、磁石(111)とコイル(112)との間のギャップは
略一定となる。この結果、ディスククランプ力及びモー
タ回転トルクは所定値に維持されることになる。
上記の如くモータ一体型クランプ装置(110)を装備
することにより、シャーシ(13)に対する昇降部はター
ンテーブル(50)のみとなり、更に昇降部の軽量化、小
形化を図ることが出来る。
上記実施例の説明は、本発明を説明するためのもので
あって、特許請求の範囲に記載の発明を限定し、或は範
囲を減縮する様に解すべきではない。又、本発明の各部
構成は上記実施例に限らず、特許請求の範囲に記載の技
術的範囲内で種々の変形が可能であることは勿論であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るディスクプレーヤの全体構成を示
す一部破断斜視図、第2図乃至第6図はトレイエジェク
ト状態から信号再生状態へ至る一連の動作を示す平面
図、第7図乃至第9図はモータ昇降機構、ディスククラ
ンプ機構及びチルト機構の動作を示す一連の一部破断側
面図、第10図及び第11図は原動歯車機構の各歯車の形状
及び噛合状態を示す説明図、第12図はモーター昇降機構
の分解斜視図、第13図はスライド駆動板の側面図、第14
図はディスククランプ機構の分解斜視図、第15図乃至第
18図は駆動レバー及び側圧解除レバーの動作を示す一連
の平面図、第19図は第3歯車の裏面図、第20図はカム曲
線を示す図、第21図はピックアップ装置の斜視図、第22
図(a)及び第23図(a)は夫々チルト機構の動作を示
す平面図、第22図(b)及び第23図(b)は夫々第22図
(a)及び第23図(a)に対応する側面図、第24図はシ
ャーシの弾性支持構造を示す一部破断側面図、第25図乃
至第27図は夫々モーター体型クランプ装置の概略構成を
示す断面図である。 (1)……キャビネット、(13)……シャーシ (2)……原動歯車機構、(33)……カム溝 (4)……トレイ駆動機構、(44)……トレイ (5)……モータ昇降機構、(50)……ターンテーブル (51)……スピンドルモータ、(6)……駆動レバー (61)……カムフォロワー (7)……ディスククランプ機構 (70)……クランパー、(74)……磁石 (8)……側圧解除レバー、(9)……ピックアップ装
置 (90)……ピックアップ、(93)……回動ベース (100)……チルト機構、(104)……カム面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 浜口 俊英 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三 洋電機株式会社内 (56)参考文献 実開 昭60−93157(JP,U)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ディスク(120)が載置されるターンテー
    ブル(50)の上方に、上部に磁石(74)を一体に具えク
    ランパー(70)を上下動可能に配備し、該クランパー
    (70)の磁石(74)下方にて磁石(74)と対向してヨー
    ク(71)を配備し、磁石(74)とヨーク(71)との吸着
    力により、クランパー(70)をターンテーブル(50)へ
    の押圧方向に付勢するディスククランプ機構に於いて、 ターンテーブル(50)は昇降可能に設けられ、該ターン
    テーブル(50)に連繋して昇降駆動させる昇降機構と、
    ディスク(120)をターンテーブル(50)に向けて水平
    搬送するトレイ(44)とを具え、 ディスク(120)がターンテーブル(50)に対向してい
    ない状態では、ターンテーブル(50)は低位の待機位置
    に退避し、 トレイ(44)によりディスク(120)がターンテーブル
    (50)との対向位置まで搬送されたとき、昇降機構によ
    り、ターンテーブル(50)はディスク(120)を載置す
    る上昇位置に達し、ターンテーブル(50)は該上昇位置
    から更に、磁石(74)とヨーク(71)の吸着力に抗して
    クランパー(70)を持ち上げ、ヨーク(71)と磁石(7
    4)との間の吸引力により、クランパー(70)をディス
    ク(120)に押圧するディスククランプ機構。
  2. 【請求項2】昇降機構は、ターンテーブル(50)が設け
    られたモータベース(52)の側方にて摺動するスライド
    駆動板(55)を具え、該スライド駆動板(55)に形成さ
    れたカム溝(56)(57)(58)にモータベース(52)が
    嵌合する請求項1に記載のディスククランプ機構。
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