JPH0721905B2 - デイスクプレ−ヤ - Google Patents

デイスクプレ−ヤ

Info

Publication number
JPH0721905B2
JPH0721905B2 JP61136939A JP13693986A JPH0721905B2 JP H0721905 B2 JPH0721905 B2 JP H0721905B2 JP 61136939 A JP61136939 A JP 61136939A JP 13693986 A JP13693986 A JP 13693986A JP H0721905 B2 JPH0721905 B2 JP H0721905B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tray
disc
turntable
plate
holding mechanism
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP61136939A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62293556A (ja
Inventor
吉森 堀内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP61136939A priority Critical patent/JPH0721905B2/ja
Publication of JPS62293556A publication Critical patent/JPS62293556A/ja
Publication of JPH0721905B2 publication Critical patent/JPH0721905B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Feeding And Guiding Record Carriers (AREA)
  • Holding Or Fastening Of Disk On Rotational Shaft (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 以下の順序で本発明を説明する。
A 産業上の利用分野 B 発明の概要 C 従来の技術 D 発明が解決しようとする問題点 E 問題点を解決するための手段 F 作用 G 実施例 G1 トレー保持機構およびこの保持機構を垂直に移動さ
せる機構 G2 上記垂直移動機構の組立ておよびディスク状記録媒
体のローディング G3 光学ブロックの揺動機構の説明(第1図、第9図〜
第12図) なお、G1及びG2項によって本発明の要部を説明する。
H 発明の効果 A 産業上の利用分野 本発明は、ディスクプレーヤの改良に関し、光ビデオデ
ィスク等の記録再生を行うディスクプレーヤに適用して
最適である。
B 発明の概要 本発明は、ディスク状記録媒体を載置するトレー部材、
このトレー部材を支持するトレー支持部材および上記デ
ィスク状記録媒体をターンテーブル上に圧着させるチャ
ッキング部材から成るトレー保持機構と、このトレー保
持機構を垂直方向に移動させて上記ターンテーブルへの
ディスク状記録媒体の着脱を制御すると共に、このディ
スク状記録媒体のターンテーブルへの装着の際は、上記
トレー保持機構との係合関係を解いて、このトレー保持
機構の重量によりチャッキング部材が上記ディスク状記
録媒体をターンテーブルに圧着するように制御する垂直
方向移動部材と、上記垂直方向に移動されるトレー保持
機構の案内部材とを具備することにより、ディスクをタ
ーンテーブル上に装着させる最小限の仕事量でそのディ
スクをターンテーブル上に強力に圧着できるようにした
ものである。
C 従来の技術 従来から、この種のディスクプレーヤでは、ディスクが
水平に載置されたトレーをプレーヤ本体内で垂直に下降
させ、この下降途中でトレー上のディスクをプレーヤ本
体内に設けられたターンテーブル上に水平に装着させて
いる。そして装着されたディスクを引張コイルばねによ
って付勢された片持アームからなるチャッキングアーム
によって上方から押圧してそのディスクをターンテーブ
ル上に圧着させるようにしていた。
D 発明が解決しようとする問題点 しかしながら、従来は、ディスクをターンテーブル上に
装着させるトレーと、このトレーの下降に伴ってディス
クをターンテーブル上に圧着させるチャッキングアーム
とが完全に機能別に独立したものであり、部品点数が多
くてコスト高につくものであった。
また、チャッキングアームによる圧着力を得るために引
張コイルばねを用いているが、圧着力は相当大きい力
(例えば約1kg)が要求されるので、強力な引張コイル
ばねを用いなければならない。このため、トレーの上昇
と共にチャッキングアームを上昇させる際、引張コイル
ばねの反力が加わっているため、トレーを上昇させる駆
動モータには大きなトルクが必要で、大型化する上にメ
カノイズ等が大きいものであった。
そこで本発明は、ディスクをターンテーブル上に装着さ
せる最小限の仕事量でそのディスクをターンテーブル上
に強力に圧着できるようにするものである。
E 問題点を解決するための手段 本発明は、ディスク状記録媒体を載置するトレー部材、
このトレー部材を支持するトレー支持部材、および上記
ディスク状記録媒体を回転させるためのターンテーブル
に上記ディスク状記録媒体を圧着させるため上記トレー
支持部材に設けられたチャッキング部材から成るトレー
保持機構と、このトレー保持機構と垂直方向に移動させ
て上記ターンテーブルへのディスク状記録媒体の着脱を
制御すると共に、このディスク状記録媒体のターンテー
ブルへの装着の際は、上記トレー保持機構との係合関係
を解いて、このトレー保持機構の重量によりチャッキン
グ部材が上記ディスク状記録媒体をターンテーブルに圧
着するように制御する垂直方向移動部材と、上記垂直方
向に移動されるトレー保持機構を案内するための案内部
材とによってディスクプレーヤを構成した。
G 実施例 以下、本発明を光ビデオディスク用のディスクプレーヤ
に適用した一実施例を図面に基づいて説明する。
G1 まず、トレー保持機構72の背面からの斜視図である
第2図によれば、このトレー保持機構72はディスク状記
録媒体1(第5図)を載置するためのトレー2と、この
トレー2を支持するトレー支持部材65と、このトレー支
持部材65に設けられたチャッキング板67とから成る。
第5図に示すごとく上記トレー2には、その上面にディ
スク状記録媒体(以下、「ディスク」と略す)1の位置
決め用凹部73が設けられ、また中央部から後方部(図で
は右方)にかけては、ターンテーブル86(第8B図)およ
び光学ヘッド94(第9図)を挿入するための開口74が設
けられている。
さらに第2図で上記トレー2の左右両側壁75、76には、
前後方向に延びる水平ガイド溝77、78(第8B図)がその
外側面に設けられ、前記トレー支持部材65に形成された
後述のガイド突部57、58がこれらの溝77、78に、第8B図
に示すごとくそれぞれ嵌入される。
また上記両側壁75、76の下面には、第2図に示すごとき
ラック80、81が設けられ、さらに一方の側壁76の内側面
には、前後方向に延びるラック79が設けられている。な
お第6図に示すように、このラック79の前方側の部分79
aの高さH1は他の部分の高さH2よりも大で、後述するト
レー2の垂直移動量よりも大きくしてある。
次に上記トレー2を支持する前記トレー支持部材65は、
第1図に示すように両側面板52、53と、これらの側面板
52、53を結合する上面板54とから成り、第8B図に示すご
とくチャンネル断面を有する。なお上記側面板と上面板
とは一体ものであってよい。
上記側面板52、53には第1図に示すように、その外側面
にそれぞれ一対のガイド軸55、56が設けられ、後述する
垂直方向移動部材、すなわち図の傾斜ガイド溝22、23に
嵌入される。またその内側面には長短1対のガイド突部
57、58がそれぞれ設けられ、前述のように、上記トレー
2の水平ガイド溝77、78にそれぞれ嵌入される。
さらに上記側面板52、53の前端下部には、第1図に示す
ように支持部59、60が突設され、両端近傍に同期ピニオ
ン61、62を備えた連結軸63が、これらの支持部材59、60
で枢支されている。なお第2図に示すようにこれらの同
期ピニオン61、62は、上記トレー支持部材65のラック8
0、81とそれぞれ噛合する。
次に第2図に示す前記チャッキング板67は、上記トレー
支持部材65の上面板54から下方へ突出させた複数の鉤形
支持部66によって、上記トレー支持部材65に上下動およ
び回転が自在に支持されている。
このチャッキング板67には、第8A図に示すように上向き
に中心突部68が、また下向きに環状突部70がそれぞれ突
設され、トレー保持機構72が第8A図に示す位置から第8B
図に示す位置に後述するごとく下降すると、上記中心突
部68が上記上面板53に設けられたスラスト受69に、また
上記環状突部70が、ターンテーブル86上に装着されたデ
ィスク1の上面にそれぞれ押着される。
次にトレーの水平移動機構について述べれば、前記ラッ
ク79と第2図に示すように噛合し、トレー2を水平に移
動させる駆動ピニオン82は、第1図に示すごとくシャー
シ4に立設されて、ベルト83、プーリ84を介し、ターン
テーブル86駆動用のモータ85で駆動される。
次に第1図を参照し、上記ターンテーブル86に上記ディ
スク1を装脱させるために、上記トレー保持機構72を垂
直に移動させる垂直方向移動部材22、23について以下に
述べる。
第1図に示すごとくプレーヤ本体3のシャーシ4上に
は、その両側部にそれぞれ前後一対の垂直ガイド部材12
が配置されている。第3図に示すように、この垂直ガイ
ド部材12は外側板13と弾性変位可能な内側板14とが合成
樹脂等によって一体成形されたもので、その内側板14に
は上方へ開放された案内部材である垂直ガイド溝15が形
成されている。また内側板14の上部には斜面16aを有す
る係止部16が形成されている。そして垂直ガイド部材12
は底板17の係合溝17aがシャーシ4に係合されてビス18
等によってそのシャーシ4上に取付けられている。
次に、第1及び5図に示すように、左右一対の移動板2
0、21が垂直ガイド部材12の外側板13と内側板14との間
に挿入されている。第1及び3図に示すように、これら
両移動板20、21の内側面には前記垂直方向移動部材22、
23を構成する前後一対の傾斜ガイド溝22、23が形成さ
れ、一方の両傾斜ガイド溝22は前方下方から後方上方に
かけて傾斜し、他方の両傾斜ガイド溝23は前方上方から
後方下方にかけて傾斜している。ところで各傾斜ガイド
溝22、23の上端側は水平部24、25を経て両移動板20、21
の上端側に開口部26、27を形成している。また各傾斜ガ
イド溝22、23の下端側は幅広部28、29を形成する。なお
一方の移動板20の後端側にはラック板31が水平状に一体
成形され、このラック板31の内側縁にラック32が形成さ
れている。またラック32の前端側にはそのラック32より
大きな突部からなる係合部33が形成されている。そして
第5図に示すように、両移動板20、21は垂直ガイド部材
12によって支持され、水平方向に移動自在に構成されて
いる。なおシャーシ4上には軸36によって連結37が回
動自在に支持されていて、この連結37の両端のU溝38
が両移動板20、21の下縁のピン39に係合されている。な
お第4図に示すように、一方の移動板20のラック板31の
前端には突部34が形成され、この突部34に当接される弾
性変位可能なストッパ35がシャーシ4上に固定されてい
る。
次に上記シャーシ4の後方側には、第5図に示すごとく
駆動伝達手段41の駆動ギヤ43が配置されている。この駆
動ギヤ43の外周部には一定範囲で大きな歯部44及び小さ
な歯部45が形成され、一方の歯部44がラック板31のラッ
ク32に選択的に係合されている。そして駆動ギヤ43の他
方の歯部45にピニオン50が常時係合され、モータ46によ
ってベルト47、ギヤ48、49、そのギヤ49のピニオン50を
介して駆動ギヤ43が回転駆動されるように構成されてい
る。
かくしてモータ46が駆動され、その結果駆動ギヤ43が例
えば図で矢印d方向に回転すれば、前記移動板20は図で
矢印e方向に水平移動し、同時に移動板21は、図で反時
計まわりに回転する連結37によって、図で矢印e′方
向に水平移動する。
ところで第1図に示すごとく、側面板52の1対のガイド
軸55は移動板20の1対の傾斜ガイド溝22に、また側面板
53の1対のガイド軸56は移動板21の1対の傾斜ガイド溝
23にそれぞれ嵌入されているから、傾斜ガイド溝22、23
に案内されて前記トレー保持機構72は垂直に下降する。
また上記ガイド軸55、56は、垂直ガイド部材12の垂直ガ
イド溝15にも嵌入されているから、上記トレー保持機構
72の垂直下降は、上記垂直ガイド溝15によって案内され
る。
G2 次に上記トレー保持機構72を上述のように垂直移動
させる垂直移動機構10についてその組立て方法を述べ
る。
まで第3図(これは一方の一部であるが他も同様)に示
すように、垂直ガイド部材12の底板17の係合溝17aを上
方からシャーシ4に係合させて、ビス18等によって垂直
ガイド部材12がシャーシ4上に取付けられる。そして垂
直ガイド部材12の外側板13と内側板14との間に移動板20
を矢印a方向である上方から挿入させる。この時、移動
板20によって内側板14の係止部16の斜面16aが押圧され
て、その内側板14が弾性に抗して内方へ撓まされ、移動
板20が完全に挿入されると内側板14が弾性復帰して、そ
の係止部16によって移動板20の上方への抜けが阻止さ
れ、移動板20が前後方向へ水平に移動自在に支持され
る。次に垂直ガイド部材12の垂直ガイド溝15と移動板20
の開口部26とを一致させた状態で、前記トレー支持部材
65の側面板52を上方から下降させて、そのガイド軸55を
垂直ガイド溝15に沿って開口部26に上方から導入させ
る。そして第4図に実線から一点鎖線で示すように、移
動板20を矢印b方向に移動させると、突部34によってス
トッパ35が弾性に抗して撓まされてその突部34がストッ
パ35を乗り越える。そして移動板20の矢印b′方向への
移動は突部34がストッパ35に当接されることで阻止され
る。これによってガイド軸55は傾斜ガイド溝22の水平部
24内へ相対的に移動され、そのガイド軸55が開口部26か
ら上方へ抜け出ることが防止される。
以上のようにして、トレー保持機構72の垂直移動機構10
を極めて簡単に組立てることができる。なおトレー2は
予め両側面板52、53間に挿入しておくか、或いは組立後
に挿入すればよい。また両移動板20、21を組立てる際に
そのピン39を連結37のU溝38に係合させる。なお上記
組立が終わると、両側面板52、53によって垂直ガイド部
材12の各内側板14の内方への撓みが阻止される。また垂
直ガイド部材12の外側板13はシャーシ4の垂直壁等を直
接利用してもよい。
次に、上述のように組立てられたディスクプレーヤにお
けるディスク1のローディングを説明する。
まず、ローディング開始時には、第7A図に示すように移
動板20が前方側へ移動されていて、その移動板20の傾斜
ガイド溝22にて側面板52のガイド軸55が垂直ガイド部材
12の垂直ガイド溝15に沿って上方側へ移動され、これに
よって側面板52が上昇されている。なお他方の移動板21
は後方側へ移動されて、同様の動作で側面板53が上昇さ
れる。そして第5及び6図に実線で示すように、両側面
板52、53に対してトレー2が前方側へ水平に移動され
て、そのトレー2がプレーヤ本体3の前面開口5(第6
図)から引き出された引出位置に移動されている。そし
てこの引出位置では第5図に示すようにトレー2の上面
の凹部73が完全にプレーヤ本体3外に露呈されていて、
この凹部73上にディスク1を真上から水平に装着するこ
とができる。
次に、トレー2の凹部73内にディスク1が水平に載置さ
れた後、ローディング指令信号が出されると、モータ85
が回転駆動され、プーリ84及びベルト83を介して駆動ピ
ニオン82が回転駆動される。この駆動ピニオン82によっ
てトレー2の垂直状のラック79が駆動されて、そのトレ
ー2が第5及び6図で矢印c方向へ移動され、一点鎖線
で示すようにプレーヤ本体3内の引込位置まで引き込ま
れる。
ところで、このトレー2の水平移動の際、幅の大きいト
レー2(因にこのトレー2には直径30cmのディスク1が
載置される)を一側部の垂直状の駆動ピニオン82及び垂
直状のラック79によって駆動するので、トレー2は両側
面板52、53間の水平面内で左右方向にこじれ易くなる。
しかしながら、トレー2の左右一対の水平状のラック8
0、81に左右一対の同期ピニオン61、62が係合されてい
るので、トレー2は両側部が完全に同期した状態で移動
され、そのトレー2は左右方向にこじれることなく極め
て円滑に水平移動される。
次に、トレー2が引込位置まで引き込まれると、モータ
85が停止されかつモータ85からプーリ84への駆動伝達が
切断されて、駆動ピニオン82の回転が停止される。そし
て今度はモータ46が回転駆動される。すると第5図でベ
ルト47、ギヤ48、49を介してそのギヤ49のピニオン50が
回転駆動され、駆動ギヤ43の歯部45が駆動されてその駆
動ギヤ43が矢印d方向へ回転駆動される。そして駆動ギ
ヤ43の歯部44によってラック板31のラック32が駆動さ
れ、移動板20が矢印e方向に移動される。この時、連結
37によって他方の移動板21は同期して矢印e′方向に
移動される。
そして、両移動板20、21の移動によって、第7A図から第
7B図に示すように、両移動板20、21の各傾斜ガイド溝2
2、23にて両側面板52、53の各ガイド軸55、56が垂直ガ
イド部材12の垂直ガイド溝15に沿って下方側へ案内さ
れ、トレー支持部材65が矢印f方向へ垂直に下降され
る。この下降によってトレー2も引込位置から下降位置
へ垂直に下降される。
ところで、トレー2の垂直移動の際、第8A図から第8B図
に示すように、トレー2の垂直状のラック79が駆動ピニ
オン82に係合された状態のまま、ラック79の幅広の前方
側79a部分で駆動ピニオン82が滑ってトレー2が下降さ
れる。従って、トレー2が単品であって、このトレー2
自体が下降されるものでありながら、駆動ピニオン82を
ラック79から離脱させることなく、トレー2の垂直移動
を行うことができる。
次に、上述したトレー2の下降によるディスク1の圧着
を説明する。
即ち、第8A図に示すトレー2の上昇状態では、チャッキ
ング板67が自重によって下方に移動して支持部66によっ
て支持されている。そしてトレー2の凹部73上に載置さ
れたディスク1がチャッキング板67とターンテーブル86
との間に挿入されている。ここでディスク1とターンテ
ーブル86との間はH3の隙間となっている。そして両移動
板20、21の移動によりトレー支持部材65がH3より大きな
高さH4まで垂直に下降される。この下降によってトレー
2上のディスク1がそのトレー2から浮上した状態でタ
ーンテーブル86上に水平に装着される。そしてチャッキ
ング板67の環状突部70がディスク1の上面に当接され、
そのチャッキング板67の中心突部68に上面板54のスラス
ト受け69が上方から当接される。
ところでこの際、第7B図に示すように、トレー支持部材
65の各ガイド軸55、56は両移動板20、21の各傾斜ガイド
溝22、23の幅広部28、29内に位置し、両移動板20、21に
よって支持されない浮上状態となっている。従って第8B
図において、トレー2、トレー支持部材65の重量がチャ
ッキング板67に付与され、そのチャッキング板67の環状
突部70によってディスク1がターンテーブル86上に圧着
力Pにて圧着されることになる。なおこれら全体の重量
は圧着力として必要な値(約1kg)となるように設定さ
れている。
上述のように本発明では、ディスクをターンテーブルに
圧着させるのに従来のように引張コイルばね等は一切使
用せず、トレー保持機構の自重を利用するようにしたか
ら、部品点数の大幅な削減と構造の簡素化を図ることが
できる。
さらに、この構造はターンテーブル86へディスク1を装
着する下降ストロークだけでそのディスク1の圧着が強
力に行えるので、トレー支持部材65の厚さはディスク1
を垂直移動させる必要最小限の高さで済み、全体として
極めて薄くなっている。
次に、上述のようにしてディスク1がターンテーブル86
上に装着されてチャッキング板67によって圧着される
と、モータ85によってターンテーブル86が回転駆動され
てディスク1が回転駆動され、光学ヘッド94のレーザ光
によって所望の記録または再生が行われる。
なお、記録または再生終了後のディスク1のアンローデ
ィングは上述したローディング動作の逆動作によって行
われる。なお第5図において、モータ46によって駆動ギ
ヤ43が矢印d′方向へ回転駆動されて移動板20が矢印
e′方向へ移動されることになるが、この駆動ギヤ43の
回転時、駆動ギヤ43の歯部44によってラック32の係合部
33が押圧されるので、歯部44は確実にラック32に係合さ
れる。
また、両側面板52、53、上面板54及びトレー2が上昇さ
れる際、これらによるディスク1の圧着が解除されるの
で、引張コイルばねを利用したチャッキングアーム等を
トレー2の上昇と共にそのばねに抗して浮上させるよう
な必要がない。即ち、トレー保持機構72を上昇させるた
めのモータ46のトルクは、チャッキングアーム等のばね
の反力がない分だけ通常の約半分で済み、そのモータ46
のトルクダウンが可能になってメカノイズ等の発生が少
なくなっている。
G3 次に、第1図、第9図〜第12図によって、光学ブロ
ックの揺動機構を説明する。この揺動機構88はディスク
1の記録または再生時にそのディスク1の反り等による
傾斜に対応して光学ブロック90を揺動させる、いわゆる
スキュー補正を行うものである。
まず、第9図に示すように、シャーシ4の後方側中央部
に長方形状の開口91が形成されていて、この開口91内に
長方形状の枠体92が配置されている。この枠体92の前後
側壁間にはガイド軸93が架設され、このガイド軸93によ
って光学ブロック90がディスク1の径方向に移動自在に
支持されている。そして光学ブロック90には記録及び/
または再生用の光学ヘッド94とスキュー検出用のスキュ
ー検出器95とが設けられている。そして枠体92の左右側
壁の外側には同一軸線状に一対の支軸96が設けられ、こ
れら支軸96がシャーシ4上に取付けられたガイド部97に
よって支持されている。従って、第12図に示すように枠
体92は支軸96を中心に矢印h、h′方向に揺動自在に構
成されている。
次に、第9〜11B図に示すように、前記駆動伝達手段41
の駆動ギヤ43の外周部には水平溝100とこれに連続して
次第に上昇する傾斜溝101とが形成されている。そして
前記枠体92の側壁に設けられたピン98が駆動ギヤ43の水
平溝100及び傾斜溝101内に係合されている。
次に、上述のように構成された揺動機構の動作を説明す
る。
まず、第9図において、前述したようにモータ46によっ
て駆動ギヤ43が矢印d方向へ回転駆動され、移動板20が
矢印e方向へ移動されてディスク1がターンテーブル86
上に装着される。なおこの時、枠体92のピン98は駆動ギ
ヤ43の水平溝100内で相対的に移動される。次に引き続
きモータ46によって駆動ギヤ43が矢印d方向へ少し回転
駆動され、枠体92のピン98が傾斜溝101の下端部101aに
位置した状態でモータ46が停止される。そしてこの状態
はスイッチ等(図示せず)によって判別され、ディスク
1の記録または再生の準備が完了する。
次に、ディスク1が回転駆動されて記録または再生が開
始されると、ディスク1の反り等による傾斜がスキュー
検出器95によって検出される。すると、その検出出力に
応じてモータ46が回転駆動されて駆動ギヤ43が矢印dま
たはd′方向へ回転駆動され、枠体92のピン98が傾斜ガ
イド溝101の下端側101aと上端側101bとの間で案内され
る。これによって第11A及び11B図に示すように、ピン98
が矢印gまたはg′方向へ上下動され、第12図に示すよ
うに枠体92が支軸96を中心に矢印hまたはh′方向に揺
動される。こうして光学ブロック90がディスク1の傾斜
に対応して傾けられ、光学ヘッド94からのレーザ光が常
にディスク1に対して垂直となるようにスキュー補正が
行われながら、ディスク1の記録または再生が行われ
る。
上述したように、この光学ブロック90の揺動機構88で
は、トレー2の上下移動と光学ブロック90揺動とが同時
に行われることはないので、トレー2を垂直に上下移動
させる垂直移動機構10のモータ46を利用して、駆動伝達
手段41によって垂直移動機構10の駆動後に揺動機構88が
引き続いて駆動され、別の機能である垂直移動機構10と
揺動機構88とが1つのモータ46で駆動される。そして特
に、ディスク1をターンテーブル86に対して偏心等がな
いように比較的ゆっくりと下降させる必要がある垂直移
動機構10のモータ46は、その必要トルク及びスピードが
光学ブロック90の揺動とほぼ同等なので、揺動機構88と
の共用に最適となっている。
ところで、トレー2の垂直移動をモータ46によって行う
ことで、トレー2の水平移動は別のモータを使うことに
なり、このディスクプレーヤではディスク1の回転駆動
用のモータ85を利用して、駆動ピニオン82を回転駆動さ
せている。そしてトレー2の水平移動をモータ85の大き
いトルク及び早い回転スピードで速く(垂直移動に対し
て10倍位が可能)行うことができるにもかかわらず、ト
レー2の垂直移動は専用の小型のモータ46によってメカ
ノイズ等の問題がなく、ゆっくりと安全に行うことがで
きる。
以上、本発明の一実施例に付き述べたが、本発明は実施
例に限定されることなく、本発明の技術的思想に基づい
て各種の有効な変更が可能である。
例えば、実施例では左右一対の側面板にトレーを水平方
向に移動自在に支持させて、それら両側面板を上下動さ
せることによってトレーを上下動させるようにし、両側
面板をチャッキング部材の一部として利用したが、これ
は各種の変更が可能である。
なお本発明は、光ビデオディスク用のディスクプレーヤ
に限られることなく、各種のビデオディスクやオーディ
オディスク等の記録及び/又は再生を行う各種のディス
クプレーヤに広範囲に適用可能である。
H 発明の効果 本発明はディスクをターンテーブルに圧着させるのに従
来のように引張コイルばね等は一切使用せず、トレー保
持機構の自重を利用するようにしたから、部品点数の大
幅な削減と構造の簡素化によって、コストダウンと動作
の信頼性向上とを図ることができる。また上述のように
引張コイルばね等が一切使用されないから、トレーを移
動させる駆動モータのトルクはトレーを上昇させる力だ
けで済み、そのモータのトルクダウンが可能になってメ
カノイズ等の発生を少なくすることができ、プレーヤの
商品性向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明を光ビデオディスク用のディスクプレーヤ
に適用した一実施例を示すものであって、第1図は主と
してトレーの垂直移動機構を説明するためのプレーヤ本
体全体の分解斜視図、第2図はトレー保持機構を説明す
るためにトレーを下方から見た斜視図、第3図は垂直移
動機構の組立を説明するための要部の分解斜視図、第4
図は同上の組立後の平面図、第5図はトレーの水平移動
を説明するためのプレーヤ本体全体の平面図、第6図は
第5図VI−VI線断面図、第7A図及び第7B図はトレーの垂
直移動を説明するための第5図VII−VII線拡大断面図、
第8A図及び第8B図はディスクの圧着を説明するための第
5図VIII−VIII線拡大断面図、第9図は光学ブロックの
揺動機構を説明するための要部の平面図、第10図は駆動
伝達手段の分解斜視図、第11A図及び第11B図は光学ブロ
ックの揺動を説明するための第9図XI−XI線断面図、第
12図は光学ブロックの揺動を説明するための第9図XII
−XII線断面図である。 なお図面に用いた符号において、 1……ディスク状記録媒体 2……トレー 3……プレーヤ本体 10……垂直移動機構 12……垂直ガイド部材 15……垂直ガイド溝(案内部材) 20、21……移動板 22、23……傾斜ガイド溝(垂直方向移動部材) 26,27……開口部 31……ラック板 32……ラック 41……駆動伝達手段 43……駆動ギヤ 46……モータ 52,53……側面板 54……上面板 55,56……ガイド軸 61,62……同期ピニオン 63……連結軸 65……トレー支持部材 67……チャッキング板(チャッキング部材) 72……トレー保持機構 79……ラック 80,81……ラック 82……駆動ピニオン 85……モータ 86……ターンテーブル 88……揺動機構 90……光学ブロック 92……枠体 94……光学ヘッド 95……スキュー検出器 96……支軸 98……ピン 101……傾斜溝 である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ディスク状記録媒体を載置するトレー部
    材、このトレー部材を支持するトレー支持部材、および
    上記ディスク状記録媒体を回転させるためのターンテー
    ブルに上記ディスク状記録媒体を圧着させるため上記ト
    レー支持部材に設けられたチャッキング部材から成るト
    レー保持機構と、 このトレー保持機構と垂直方向に移動させて上記ターン
    テーブルへのディスク状記録媒体の着脱を制御すると共
    に、このディスク状記録媒体のターンテーブルへの装着
    の際は、上記トレー保持機構との係合関係を解いて、こ
    のトレー保持機構の重量によりチャッキング部材が上記
    ディスク状記録媒体をターンテーブルに圧着するように
    制御する垂直方向移動部材と、 上記垂直方向に移動されるトレー保持機構を案内するた
    めの案内部材とを有することを特徴とするディスクプレ
    ーヤ。
JP61136939A 1986-06-12 1986-06-12 デイスクプレ−ヤ Expired - Fee Related JPH0721905B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61136939A JPH0721905B2 (ja) 1986-06-12 1986-06-12 デイスクプレ−ヤ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61136939A JPH0721905B2 (ja) 1986-06-12 1986-06-12 デイスクプレ−ヤ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62293556A JPS62293556A (ja) 1987-12-21
JPH0721905B2 true JPH0721905B2 (ja) 1995-03-08

Family

ID=15187071

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP61136939A Expired - Fee Related JPH0721905B2 (ja) 1986-06-12 1986-06-12 デイスクプレ−ヤ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0721905B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06105528B2 (ja) * 1988-08-12 1994-12-21 三洋電機株式会社 デイスククランプ装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62293556A (ja) 1987-12-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0450528B1 (en) Disc player
US5123005A (en) Disc tray loading mechanism for reducing loading and unloading mechanical shocks
JPH0550066B2 (ja)
JPH06259865A (ja) ディスク再生装置
JPH11250595A (ja) 光ピックアップの傾きを調整できるディスクプレーヤー
USRE37170E1 (en) Disc loading mechanism in a disc player for positioning a disc and an optical pickup while reducing mechanical shocks to the disc tray
JP3841659B2 (ja) 光ディスクドライブ及び光ディスクドライブ用トレー
JP2718182B2 (ja) ディスクプレーヤ
JPH0721905B2 (ja) デイスクプレ−ヤ
JPH06259864A (ja) ディスク再生装置
JP3310135B2 (ja) ディスクプレーヤー
JPH06259869A (ja) ディスク再生装置
JPH0443344B2 (ja)
JP2538408B2 (ja) ラックと一対のピニオンによる動力伝達機構
JP2895992B2 (ja) ディスクプレーヤ
JPH0135324Y2 (ja)
JPH0627020Y2 (ja) デイスクプレ−ヤ
JP2554034Y2 (ja) ディスクプレーヤ
JP3031949B2 (ja) 円盤状記録媒体のチャッキング機構
JP3081501B2 (ja) ディスク再生装置
JP3033535B2 (ja) ディスクプレーヤ
KR950000897B1 (ko) 양면 재생용 광디스크 플레이어의 편차조정장치
JPH06259870A (ja) ディスク再生装置
JPH06259866A (ja) ディスク再生装置
JPH0624030Y2 (ja) ディスクローディング装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees