JP2629438B2 - コンクリート壁体のロッド引抜き穴へのグラウト充填方法 - Google Patents

コンクリート壁体のロッド引抜き穴へのグラウト充填方法

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JP2629438B2 JP28190190A JP28190190A JP2629438B2 JP 2629438 B2 JP2629438 B2 JP 2629438B2 JP 28190190 A JP28190190 A JP 28190190A JP 28190190 A JP28190190 A JP 28190190A JP 2629438 B2 JP2629438 B2 JP 2629438B2
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Description

【発明の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 本発明は、スリップフォーム工法において、コンクリ
ート壁体内に残留するロッド抜き跡の引抜き穴にグラウ
トを注入する場合に適用されるコンクリート壁体のロッ
ド引抜き穴へのグラウト充填方法に関する。
《従来の技術》 従来、建設される構築物の壁体内部にあたる位置に予
めロッドを立設しておき、このロッドに支持させた型枠
を次第に上方に引上げつつ型枠内にコンクリートを打設
してコンクリート構築物を施工する、スリップフォーム
工法(スライディングフォーム工法または滑動型枠工法
とも呼ばれる)と称される技術が知られている。
そして、建設された構築物のコンクリート壁体から施
工後に上述のロッドを引抜き、このロット抜き跡である
ロッド引抜き穴にモルタル等のグラウトを注入すること
によって、コンクリート壁体の強度向上を確保すること
も知られている。
《発明が解決しようとする課題》 ところで、このようなコンクリート壁体のロッド引抜
き穴へのグラウト充填方法として、コンクリート壁体の
下側部分に、ロッド引抜き穴の底部へ連通させてグラウ
ト充填用の開口部を形成し、この開口部からグラウト注
入装置でグラウトを注入して、引抜き穴にその底部から
頂部へ向かってグラウトを充填する方法が知られている
(特公昭61−17994号公報)。
しかしながら、このような従来の方法では、高所とな
る引抜き穴の頂部までグラウトを注入するために、グラ
ウト注入装置を構成する圧力ポンプ等として能力の高い
ものが必要となる問題があった。
またこのグラウト注入装置とグラウト充填用の開口部
との間に水平管や継手等が必要であり、加えてこれら管
や継手に対しても高い強度が要求されて、グラウト注入
システムが相当大掛かりなものとなってしまう問題があ
った。
さらに、グラウト注入作業中に、コンクリート壁体下
側部分に形成した開口部からグラウトが漏洩する等の不
具合が生じるおそれもあった。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、簡
易な装置で容易かつ能率よくグラウトの注入作業が行
え、漏洩等の不具合も生じないコンクリート壁体のロッ
ド引抜き穴へのグラウト充填方法を提供することを目的
とする。
《課題を解決するための手段》 本発明は、スリップフォーム工法により構築されたコ
ンクリート壁体内にその頂部から底部に亘って高さ方向
に残留するロッド引抜き穴へグラウトを充填するための
方法において、上記コンクリート壁体の頂部から上記ロ
ッド引抜き穴の底部にホースを挿入し、該ホースを介し
て上記ロッド引抜き穴にグラウトを注入するようにした
ことを特徴とする。
また上記ホースは、上記ロッド引抜き穴へのグラウト
の注入に従って順次上方へ、あるいは上記ロッド引抜き
穴へのグラウトの充填後上方へ引き上げることを特徴と
する。
《作 用》 本発明によれば、コンクリート壁体の頂部からロッド
引抜き穴の底部にホースを挿入し、このホースを介して
グラウトをロッド引抜き穴に注入するので、特別な管や
継手を必要としないと共に、グラウト注入のために特に
高い圧力を必要とせず、簡易な装置で容易に、かつ能率
よく、グラウトの注入作業が行える。また、ロッド引抜
き穴に対してその高さ方向上方から下方へ単にグラウト
を注入するだけなので、従来のようにコンクリート壁体
の下側部分に形成した開口部から上方へ向かって注入す
るのと異なり、作業中にグラウトが漏洩する等の不具合
も生じない。
なお、ホースを、グラウトの注入に従って順次上方へ
引上げるようにすれば、充填終了とともにホースの引上
げも完了するので、後処理が容易である。また、グラウ
ト充填後にホースを上方に引上げるようにしてもよく、
このようにすればより簡単に充填作業を実施することが
できる。
《実 施 例》 以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。
第1図は本実施例によるグラウト充填状態を示してい
る。
本実施例は基本的には、スリップフォーム工法により
構築されたコンクリート壁体1内にその頂部から底部に
亘って高さ方向に残留するロッド引抜き穴2へグラウト
を充填するための方法において、コンクリート壁体1の
頂部からロッド引抜き穴2の底部にホース4を挿入し、
ホース4を介してロッド引抜き穴2にグラウトを注入す
るようにしている。この際ホース4は、ロッド引抜き穴
2へのグラウトの注入に従って順次上方へ引き上げるよ
うにしても良いし、ロッド引抜き穴2へのグラウトの充
填後上方へ引き上げるようにしても良い。
第1図において、1はスリップフォーム工法により施
工されたコンクリート壁体であり、その内部にはロッド
の引抜き跡であるロッド引抜き穴2が上下方向全体に亘
って形成されている。
グラウトの注入に際しては、コンクリート壁体1を含
む構築物の上部に、グラウト注入装置としてのグラウト
注入ポンプ3を予め用意するとともに、このグラウト注
入ポンプ3にグラウト充填用のホース4を接続する。
そして、コンクリート壁体1の頂部からロッド引抜き
穴2の底部にホース4を挿入し、このホース4を介して
グラウト注入ポンプ3からモルタル等のグラウトをロッ
ド引抜き穴2に連続的に注入する。
なお、ホース4は、図示しない巻上げ装置等によっ
て、例えばグラウト注入量に応じて次第に上方に引上げ
るようにする。
但し、ホース4の引上げは、グラウト充填後に行って
もよい。この場合には、ホース4の引抜き後にホース4
の体積分だけグラウト充填量が不足するので、その分だ
け追加充填する。
以上の本実施例方法によると、コンクリート壁体1の
頂部からロッド引抜き穴2の底部にホース4を挿入し、
このホース4を介してグラウト注入ポンプ3からグラウ
トをロッド引抜き穴2に連続的に注入するので、ロッド
引抜き穴2にその高さ方向上方から下方へ単にグラウト
を注入するだけで良く、従来方法のような高能力のポン
プ等高性能のグラウト注入装置を必要とすることもな
く、また特別な開口部を形成したり、高強度の管や継手
等を使用する必要もない。したがって、簡易な装置で容
易に、かつ能率よく、グラウトの注入作業が行える。
また、従来のようにコンクリート壁体の下側部分に形
成した開口部を利用して注入作業を行う場合と異なり、
グラウトが作業中に漏洩する等の不具合も生じることが
なく、作業が円滑に行える。
なお、ホース4を、グラウトの注入に応じて次第に引
上げるようにすれば、充填作業終了とともにホース4の
引上げも完了するので、後処理が容易である。
また、グラウト充填後にホース4を上方に引上げるよ
うにしても良く、この場合にはより作業を簡素化するこ
とができる。
《発明の効果》 以上のように本発明によれば、コンクリート壁体の頂
部からロッド引抜き穴の底部にホースを挿入し、このホ
ースを介してグラウトをロッド引抜き穴に注入するよう
にしたので、グラウトの注入に際し、グラウトを単に上
方から下方へ向かって注入する簡易な装置で容易に、か
つ能率よく、グラウトの注入作業が行える。また、コン
クリート壁体の下側部分の開口部からグラウトを注入す
る従来と相違し、作業中にグラウトが漏洩する等の不具
合も生じない。
さらに、ホースを、グラウトの注入に従って順次上方
へ引上げるようにすれば、充填作業終了とともにホース
の引上げも完了することができるので、後処理が容易で
ある。他方、グラウト充填後にホースを上方に引上げる
場合には、充填作業におけるホース引上げ作業の管理等
を省略でき、注入作業をより簡素化することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す説明図である。 1……コンクリート壁体、2……ロッド引抜き穴 4……ホース

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】スリップフォーム工法により構築されたコ
    ンクリート壁体内にその頂部から底部に亘って高さ方向
    に残留するロッド引抜き穴へグラウトを充填するための
    方法において、上記コンクリート壁体の頂部から上記ロ
    ッド引抜き穴の底部にホースを挿入し、該ホースを介し
    て上記ロッド引抜き穴にグラウトを注入するようにした
    ことを特徴とするコンクリート壁体のロッド引抜き穴へ
    のグラウト充填方法。
  2. 【請求項2】上記ホースを、上記ロッド引抜き穴へのグ
    ラウトの注入に従って順次上方へ引き上げることを特徴
    とする請求項1記載のコンクリート壁体のロッド引抜き
    穴へのグラウト充填方法。
  3. 【請求項3】上記ホースを、上記ロッド引抜き穴へのグ
    ラウトの充填後上方へ引き上げることを特徴とする請求
    項1記載のコンクリート壁体のロッド引抜き穴へのグラ
    ウト充填方法。
JP28190190A 1990-10-22 1990-10-22 コンクリート壁体のロッド引抜き穴へのグラウト充填方法 Expired - Lifetime JP2629438B2 (ja)

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