JP2629053B2 - Dチャネル固定パス接続方式 - Google Patents
Dチャネル固定パス接続方式Info
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Description
【発明の詳細な説明】 [概要] ISDN交換システムの加入者端末が,交換機に外付けし
たパケットハンドラを介してパケット網内の加入者端末
と接続するためのDチャネル固定パス接続方式に関し, Dチャネル固定パスの設定においてパケットハンドラ
側から端末側の終端位置までの経路が固定されないDチ
ャネル固定パス接続方式を提供することを目的とし, パケットハンドラに予め前記ISDN交換システムの加入
者端末へのDチャネル固定パスの終端位置情報を登録
し,システムの初期設定時に,パス設定要求手段を駆動
することにより前記Dチャネル固定パスの終端位置情報
とDチャネル固定パス設定指示を付加した初期アドレス
指示信号をISDN交換システムへ送信し,初期アドレス指
示信号を受信した各交換機においてルーティングして終
端位置の加入者収容装置までのパスが設定し,パケット
ハンドラはISDN交換システムからの応答信号の受信によ
りパス設定を確認するよう構成する。
たパケットハンドラを介してパケット網内の加入者端末
と接続するためのDチャネル固定パス接続方式に関し, Dチャネル固定パスの設定においてパケットハンドラ
側から端末側の終端位置までの経路が固定されないDチ
ャネル固定パス接続方式を提供することを目的とし, パケットハンドラに予め前記ISDN交換システムの加入
者端末へのDチャネル固定パスの終端位置情報を登録
し,システムの初期設定時に,パス設定要求手段を駆動
することにより前記Dチャネル固定パスの終端位置情報
とDチャネル固定パス設定指示を付加した初期アドレス
指示信号をISDN交換システムへ送信し,初期アドレス指
示信号を受信した各交換機においてルーティングして終
端位置の加入者収容装置までのパスが設定し,パケット
ハンドラはISDN交換システムからの応答信号の受信によ
りパス設定を確認するよう構成する。
[産業上の利用分野] 本発明はISDNの回線交換システムの加入者端末が,回
線交換機に外付けしたパケットハンドラを介してパケッ
ト網内の加入者端末と接続するためのDチャネル固定パ
ス接続方式に関する。
線交換機に外付けしたパケットハンドラを介してパケッ
ト網内の加入者端末と接続するためのDチャネル固定パ
ス接続方式に関する。
近年,ISDN(Integrated Services Digital Network)
対応の交換システムが実現され,今後さらに広く利用さ
れることが予想される。このISDNの交換システムでは,
ディジタル加入者回線が2B+Dの多重通信が実行でき,
その中のBチャネルは64Kbpsで音声やデータの伝送を行
い,Dチャネルは16Kbpsで呼制御信号やパケットデータの
伝送を行うことができる。
対応の交換システムが実現され,今後さらに広く利用さ
れることが予想される。このISDNの交換システムでは,
ディジタル加入者回線が2B+Dの多重通信が実行でき,
その中のBチャネルは64Kbpsで音声やデータの伝送を行
い,Dチャネルは16Kbpsで呼制御信号やパケットデータの
伝送を行うことができる。
このDチャネルを用いてパケット伝送を行う場合,ISD
Nの回線交換システム内の加入者端末間の伝送を行う他
に,パケット網(複数のパケット交換機とパケット対応
の加入者端末で構成)の加入者端末と接続してパケット
通信が行われている。そのために,回線交換機の外付け
装置としてパケットハンドラが設けられ,パケット網と
のインタフェースをとっている。
Nの回線交換システム内の加入者端末間の伝送を行う他
に,パケット網(複数のパケット交換機とパケット対応
の加入者端末で構成)の加入者端末と接続してパケット
通信が行われている。そのために,回線交換機の外付け
装置としてパケットハンドラが設けられ,パケット網と
のインタフェースをとっている。
このような回線交換機の加入者端末とパケットハンド
ラ間に,Dチャネル固定パスを設定しておいてパケット網
との接続を固定して確保して,パケット交換を回線交換
機の加入者端末から容易に実行できるようにする方式が
ある。
ラ間に,Dチャネル固定パスを設定しておいてパケット網
との接続を固定して確保して,パケット交換を回線交換
機の加入者端末から容易に実行できるようにする方式が
ある。
[従来の技術] 第6図は従来例の説明図である。
第6図において60,61は回線終端装置(NT)と接続す
る加入者端末であり,60はDチャネルにより接続したパ
ケット端末,61はBチャネルによる端末(音声端末また
はデータ端末),62は交換機と接続する加入者回線の網
終端装置(NT),63はISDN交換システム,64は加入者回線
が収容される回線制御装置(LC),65は多重化された信
号をスイッチングするディジタルスイッチングモジュー
ル(DSM),66は加入者端末とパケットハンドラ間に設け
られたDチャネル固定パス(D−ch permanent path),
67はISDN交換機システムのコンソール,68はISDN交換シ
ステムに外付け装置として設けられ,ISDN交換システム
とパケット交換網間のパケット接続処理を行うパケット
ハンドラ,69はパケット網,70はパケット端末を表す。
る加入者端末であり,60はDチャネルにより接続したパ
ケット端末,61はBチャネルによる端末(音声端末また
はデータ端末),62は交換機と接続する加入者回線の網
終端装置(NT),63はISDN交換システム,64は加入者回線
が収容される回線制御装置(LC),65は多重化された信
号をスイッチングするディジタルスイッチングモジュー
ル(DSM),66は加入者端末とパケットハンドラ間に設け
られたDチャネル固定パス(D−ch permanent path),
67はISDN交換機システムのコンソール,68はISDN交換シ
ステムに外付け装置として設けられ,ISDN交換システム
とパケット交換網間のパケット接続処理を行うパケット
ハンドラ,69はパケット網,70はパケット端末を表す。
上記のISDN交換システム63は1つの交換機が示されて
いるが,実際には複数の交換機(加入者交換機,中継交
換機,着信交換機等)が相互に接続された構成を備えて
いる。
いるが,実際には複数の交換機(加入者交換機,中継交
換機,着信交換機等)が相互に接続された構成を備えて
いる。
ISDN交換システム63の加入者端末60がパケット通信を
行う場合,通信を行う毎に発呼してパケット交換網への
パスを設定することができるが(その場合,Bチャネルと
Dチャネルの何れかによる),通信を頻繁に行う場合等
には予めDチャネルによる固定パスを設定しておく方式
があり,第6図の66はそのようなDチャネル固定パスが
複数個設定されている状態を示す。
行う場合,通信を行う毎に発呼してパケット交換網への
パスを設定することができるが(その場合,Bチャネルと
Dチャネルの何れかによる),通信を頻繁に行う場合等
には予めDチャネルによる固定パスを設定しておく方式
があり,第6図の66はそのようなDチャネル固定パスが
複数個設定されている状態を示す。
このようなパケット網に対する固定パスが設けられて
いる場合,加入者端末60は必要な時にいきなりパケット
網69に対してパケット端末70への起呼を行うことができ
る。
いる場合,加入者端末60は必要な時にいきなりパケット
網69に対してパケット端末70への起呼を行うことができ
る。
従来,このようなDチャネル固定パスの設定は,ISDN
交換システムのコンソール67から,コマンドで設定され
ていた。その場合,Dチャネルの固定パスの経路を指定す
るために,ディジタルスイッチの入り側位置(加入者端
末60の出側と接続される位置)と出側の位置(パケット
ハンドラとの接続位置)の各情報が設定され,その間を
接続することにより固定パスが形成される。なお,位置
情報にはスイッチ番号,チャネル番号等が含まれる。
交換システムのコンソール67から,コマンドで設定され
ていた。その場合,Dチャネルの固定パスの経路を指定す
るために,ディジタルスイッチの入り側位置(加入者端
末60の出側と接続される位置)と出側の位置(パケット
ハンドラとの接続位置)の各情報が設定され,その間を
接続することにより固定パスが形成される。なお,位置
情報にはスイッチ番号,チャネル番号等が含まれる。
このようにISDN交換機システムに障害が発生すると,
初期設定によりシステムが再開される。その時,上記に
より既に設定され,ISDN交換システム内に保持されたD
チャネル固定パス情報が,システムの再開(復旧)時の
初期設定において参照され,その固定パス情報に基づい
てパスの経路が再設定される。
初期設定によりシステムが再開される。その時,上記に
より既に設定され,ISDN交換システム内に保持されたD
チャネル固定パス情報が,システムの再開(復旧)時の
初期設定において参照され,その固定パス情報に基づい
てパスの経路が再設定される。
[発明が解決しようとする課題] 上記した従来のDチャネル固定パスの設定方法によれ
ば,障害が発生して再設定を行う場合,最初にコマンド
により設定されたDチャネル固定パスの情報により障害
発生前と同じ経路の固定パスが作成される。
ば,障害が発生して再設定を行う場合,最初にコマンド
により設定されたDチャネル固定パスの情報により障害
発生前と同じ経路の固定パスが作成される。
ところが,障害(例えば,同期外れ障害等)の発生が
ソフトウェアが原因である場合はともかく,ハードウェ
ア(例えば,スイッチの障害)により発生し,設定した
Dチャネル固定パスに関係するハードウェアに障害が発
生した場合は,システムを再開しても予め設定されたD
チャネル固定パス情報によって再設定することができな
いという問題がある。
ソフトウェアが原因である場合はともかく,ハードウェ
ア(例えば,スイッチの障害)により発生し,設定した
Dチャネル固定パスに関係するハードウェアに障害が発
生した場合は,システムを再開しても予め設定されたD
チャネル固定パス情報によって再設定することができな
いという問題がある。
本発明はDチャネル固定パスの設定においてパケット
ハンドラ側から端末側の終端位置までの経路が固定され
ないDチャネル固定パス接続方式を提供することを目的
とする。
ハンドラ側から端末側の終端位置までの経路が固定され
ないDチャネル固定パス接続方式を提供することを目的
とする。
[課題を解決するための手段] 第1図は本発明の原理構成図である。
第1図において,10は加入者端末,11はISDN交換システ
ム,12は交換機,13はパケットハンドラ,14はパス設定要
求信号,15は設定確認手段,16はパス切断要求手段,17は
切断確認手段,18は終端位置保持手段を表す。
ム,12は交換機,13はパケットハンドラ,14はパス設定要
求信号,15は設定確認手段,16はパス切断要求手段,17は
切断確認手段,18は終端位置保持手段を表す。
本発明はパケットハンドラからISDN交換システムに対
しパスの終端位置を含むパス設定要求を送信することに
より,ISDN交換システム内で設定可能なパスを選択して
Dチャネル固定パスを設定するものである。また,障害
後の再開時にも同様のパス設定要求を送信することによ
り障害個所を避けて固定パスを形成するものである。
しパスの終端位置を含むパス設定要求を送信することに
より,ISDN交換システム内で設定可能なパスを選択して
Dチャネル固定パスを設定するものである。また,障害
後の再開時にも同様のパス設定要求を送信することによ
り障害個所を避けて固定パスを形成するものである。
[作用] ISDN交換システム11の加入者端末10はDチャネルによ
るパケット通信を行う機能を備え,パケット網のパケッ
ト端末との間でパケット通信を行う。その場合,ISDN交
換システム11内の各交換機12を介してパケットハンドラ
13に到るパスとしてDチャネル固定パスを経由して通信
が行われる。
るパケット通信を行う機能を備え,パケット網のパケッ
ト端末との間でパケット通信を行う。その場合,ISDN交
換システム11内の各交換機12を介してパケットハンドラ
13に到るパスとしてDチャネル固定パスを経由して通信
が行われる。
このDチャネル固定パスは次のように行われる。最初
にパケットハンドラ13に対しDチャネル終端位置(ISDN
交換システムの端末が接続される位置)を入力して終端
位置保持手段18に設定する。
にパケットハンドラ13に対しDチャネル終端位置(ISDN
交換システムの端末が接続される位置)を入力して終端
位置保持手段18に設定する。
システムの立ち上げの際に,パス設定指示14を駆動す
る。これにより,パス設定要求する信号として,初期ア
ドレス指示信号がISDN交換システムに送信される。この
初期アドレス指示信号には,Dチャネル固定パスの設定指
示と上記の登録されたパス終端位置情報とが含まれる。
この初期アドレス指示信号は,公知の共通線信号のプロ
トコルによる呼設定要求において使用され,通常の呼設
定要求の内容とは,上記のような情報(Dチャネル固定
パス設定要求信号とDチャネルパス終端位置情報)が付
加される点で異なる。
る。これにより,パス設定要求する信号として,初期ア
ドレス指示信号がISDN交換システムに送信される。この
初期アドレス指示信号には,Dチャネル固定パスの設定指
示と上記の登録されたパス終端位置情報とが含まれる。
この初期アドレス指示信号は,公知の共通線信号のプロ
トコルによる呼設定要求において使用され,通常の呼設
定要求の内容とは,上記のような情報(Dチャネル固定
パス設定要求信号とDチャネルパス終端位置情報)が付
加される点で異なる。
この初期アドレス指示信号はISDN交換システム11内の
各交換機12において受け取られると,順次ルーティング
(経路選択)が行われて,終端位置までのパスが形成さ
れる。終端位置(加入者端末10が接続される位置)を備
えた交換機12は,発信アドレス信号内のDチャネル固定
パス設定の要求を見て,終端位置(加入者端末への着信
動作を含まない)までのDチャネル固定パスを設定する
と,設定したことを表す応答信号を送信する。この応答
信号がISDN交換システム内を通ってパケットハンドラ13
に到達すると,設定確認手段15で受信され,その受信出
力により設定動作を終了する。
各交換機12において受け取られると,順次ルーティング
(経路選択)が行われて,終端位置までのパスが形成さ
れる。終端位置(加入者端末10が接続される位置)を備
えた交換機12は,発信アドレス信号内のDチャネル固定
パス設定の要求を見て,終端位置(加入者端末への着信
動作を含まない)までのDチャネル固定パスを設定する
と,設定したことを表す応答信号を送信する。この応答
信号がISDN交換システム内を通ってパケットハンドラ13
に到達すると,設定確認手段15で受信され,その受信出
力により設定動作を終了する。
次にDチャネル固定パスにおいて障害が検出される
と,その障害発生の信号により再設定を行う動作が実行
される。その場合,障害検出の信号によりパス切断要求
手段16が駆動される。これにより,現時点で接続されて
いるDチャネル固定パスの切断を要求するパス切断信号
がISDN交換システム11に送信される。
と,その障害発生の信号により再設定を行う動作が実行
される。その場合,障害検出の信号によりパス切断要求
手段16が駆動される。これにより,現時点で接続されて
いるDチャネル固定パスの切断を要求するパス切断信号
がISDN交換システム11に送信される。
この切断要求も,共通線信号プロトコルにおいて使用
されるパス切断信号と同様のものである。
されるパス切断信号と同様のものである。
この切断要求信号を各交換機12で受け取ることにより
順次Dチャネル固定パスが切断される。
順次Dチャネル固定パスが切断される。
切断が終了すると共通線信号プロトコルにより切断完
了を表す応答信号が終端位置の交換機12から発生して順
次伝達されて,パケットハンドラ13の切断確認手段17で
受信される。この切断確認手段17の受信出力が発生する
と,上記パス設定要求手段14が起動される。これによ
り,上記のシステム立ち上げと同様にDチャネル固定パ
ス設定のための初期アドレス指示信号(終端位置保持手
段18に保持された情報を使用)が送信される。
了を表す応答信号が終端位置の交換機12から発生して順
次伝達されて,パケットハンドラ13の切断確認手段17で
受信される。この切断確認手段17の受信出力が発生する
と,上記パス設定要求手段14が起動される。これによ
り,上記のシステム立ち上げと同様にDチャネル固定パ
ス設定のための初期アドレス指示信号(終端位置保持手
段18に保持された情報を使用)が送信される。
この信号を受け取った各交換機12では,ルーティング
により順次Dチャネル固定パスを選択して設定するが,
障害が発生して使用できないパス(スイッチ)を避けて
経路が選択されるので,システム立ち上げの時のパスと
は異なるルートをたどることになる。このパス設定が終
端位置まで完了すると,応答信号が終端位置の交換機12
から発生し,その応答信号をパケットハンドラ13の設定
確認手段15で検出することによりパスの再設定が終了す
る。
により順次Dチャネル固定パスを選択して設定するが,
障害が発生して使用できないパス(スイッチ)を避けて
経路が選択されるので,システム立ち上げの時のパスと
は異なるルートをたどることになる。このパス設定が終
端位置まで完了すると,応答信号が終端位置の交換機12
から発生し,その応答信号をパケットハンドラ13の設定
確認手段15で検出することによりパスの再設定が終了す
る。
[実施例] 第2図は実施例のシーケンス図,第3図はパケットハ
ンドラにおける処理フロー図,第4図は複数交換機で構
成するシステムにおけるパス再設定の具体例,第5図は
具体例におけるシーケンスチャートである。
ンドラにおける処理フロー図,第4図は複数交換機で構
成するシステムにおけるパス再設定の具体例,第5図は
具体例におけるシーケンスチャートである。
第2図において,20は加入者端末,21はISDN交換システ
ム,22は回線制御装置,23はディジタルスイッチモジュー
ル(以下,DSMという),24はパケットハンドラ,25はコン
ソールを表す。
ム,22は回線制御装置,23はディジタルスイッチモジュー
ル(以下,DSMという),24はパケットハンドラ,25はコン
ソールを表す。
予めパケットハンドラ24に対し,コンソール25からコ
マンドによりDチャネル終端位置情報を設定すると内部
のメモリに登録される。
マンドによりDチャネル終端位置情報を設定すると内部
のメモリに登録される。
本実施例によるパケットハンドラ24は,NO.7共通線信
号方式にTUP(Tellephone User Part)をISDN制御用に
拡張した制御手順(TUP′)を利用してDチャネル固定
パスの設定・切断・再設定が行われる。
号方式にTUP(Tellephone User Part)をISDN制御用に
拡張した制御手順(TUP′)を利用してDチャネル固定
パスの設定・切断・再設定が行われる。
第2図のA.に示すDチャネル固定パス設定シーケンス
を説明すると,システムの立ち上げまたは再開時に、パ
ケットハンドラ24から,Dチャネル固定パス設定のための
初期アドレス指示信号〔IAI〕が送信される(第2図の
A.の)。このIAIには,Dチャネル特番(Dチャネル固
定パスの設定指示を表す)と,Dチャネル終端位置情報
(上記に登録した情報)が付加される。
を説明すると,システムの立ち上げまたは再開時に、パ
ケットハンドラ24から,Dチャネル固定パス設定のための
初期アドレス指示信号〔IAI〕が送信される(第2図の
A.の)。このIAIには,Dチャネル特番(Dチャネル固
定パスの設定指示を表す)と,Dチャネル終端位置情報
(上記に登録した情報)が付加される。
この初期アドレス指示信号は,次のDSM23で受け取ら
れて,識別されてパケットハンドラ24とDSM23との固定
パスを設定し,更に回線制御装置22に対して付加情報と
共に初期アドレス指示信号〔IAI〕を送信する(同
)。回線制御装置22では受けとった信号中の終端位置
とDSMの固定パスとを接続固定パスを設定して完了する
と,NO.7共通線信号方式に対応する接続完了信号〔ANN〕
を送信する(同)。この応答信号〔ANN〕もDSM23を介
してパケットハンドラ24で受信する(同)と,Dチャネ
ル固定パスが設定されたことが分かり,次にフラグの送
受信によりフラグ同期確立(同)を行って設定動作を
終了する。
れて,識別されてパケットハンドラ24とDSM23との固定
パスを設定し,更に回線制御装置22に対して付加情報と
共に初期アドレス指示信号〔IAI〕を送信する(同
)。回線制御装置22では受けとった信号中の終端位置
とDSMの固定パスとを接続固定パスを設定して完了する
と,NO.7共通線信号方式に対応する接続完了信号〔ANN〕
を送信する(同)。この応答信号〔ANN〕もDSM23を介
してパケットハンドラ24で受信する(同)と,Dチャネ
ル固定パスが設定されたことが分かり,次にフラグの送
受信によりフラグ同期確立(同)を行って設定動作を
終了する。
次に第2図のB.に示すパス障害・再設定のシーケンス
を説明すると,Dチャネル固定パスに障害が発生すると,
パケットハンドラ24で検出される(例えば,同期外れ,
エラー発生等を検出)。すると,パス切断を要求する信
号である〔CLF〕がパケットハンドラから送信される
(第2図B.の)。この信号は共通線を介してDSM23,回
線制御装置22と順次伝送され(同),それぞれが管理
する区間のDチャネル固定パスを切断し、回線制御装置
22からNO7.共通線信号方式に対応する切断確認信号〔RL
G〕が送信され(同),これがDSM23で受け取られる
と,次にDSM23からパケットハンドラ24へ送信される
(同)。
を説明すると,Dチャネル固定パスに障害が発生すると,
パケットハンドラ24で検出される(例えば,同期外れ,
エラー発生等を検出)。すると,パス切断を要求する信
号である〔CLF〕がパケットハンドラから送信される
(第2図B.の)。この信号は共通線を介してDSM23,回
線制御装置22と順次伝送され(同),それぞれが管理
する区間のDチャネル固定パスを切断し、回線制御装置
22からNO7.共通線信号方式に対応する切断確認信号〔RL
G〕が送信され(同),これがDSM23で受け取られる
と,次にDSM23からパケットハンドラ24へ送信される
(同)。
これをパケットハンドラ24で受信すると,以前に設定
されたDチャネル固定パスの切断が確認されるので,新
たにDチャネル固定パスを設定する処理が行われる。こ
のパス再設定のシーケンス(同〜)は,上記の第2
図のA.の乃至と同じである。
されたDチャネル固定パスの切断が確認されるので,新
たにDチャネル固定パスを設定する処理が行われる。こ
のパス再設定のシーケンス(同〜)は,上記の第2
図のA.の乃至と同じである。
第3図は,上記の第2図に示すシーケンスを実現する
ためにパケットハンドラ24の処理装置(図示せず)で実
行される処理フローである。
ためにパケットハンドラ24の処理装置(図示せず)で実
行される処理フローである。
すなわち,システム立ち上げ時には,パス設定要求
(IAIの送信)を発生し(ステップ30),その後設定応
答(ANN)を受信するのを待機し(ステップ31),応答
受信によりパス設定を完了する(ステップ32)。
(IAIの送信)を発生し(ステップ30),その後設定応
答(ANN)を受信するのを待機し(ステップ31),応答
受信によりパス設定を完了する(ステップ32)。
また,パス障害検出時には,パス切断要求(CLF)を
送信し(ステップ33),以後切断応答(RLG)を受信す
るのを待機して(ステップ34),切断応答を受信する
と,上記のステップ30の処理に移行して,パス再設定が
実行される。
送信し(ステップ33),以後切断応答(RLG)を受信す
るのを待機して(ステップ34),切断応答を受信する
と,上記のステップ30の処理に移行して,パス再設定が
実行される。
複数交換機で構成するシステムにおけるパス再設定の
具体例を第4図に示す。
具体例を第4図に示す。
このシステムでは,3つの加入者交換機LS−1〜LS−3,
2つのタンデム交換機MS−1,MS−2,1つの中継交換機TS及
びパケットハンドラPSSとで構成される。
2つのタンデム交換機MS−1,MS−2,1つの中継交換機TS及
びパケットハンドラPSSとで構成される。
第4図のA.に示すように加入者交換機LS−3,からタン
デム交換機MS−2,中継交換機TSを介してパケットハンド
ラPSSに到るDチャネル固定パス(図中太線で表示)が
設定されている時に,加入者交換機LS−3とタンデム交
換機MS−2の間の回線上に障害が発生した場合,第2図
及び第3図の例と同様にパケットハンドラPSSにおいて
障害が検出される。
デム交換機MS−2,中継交換機TSを介してパケットハンド
ラPSSに到るDチャネル固定パス(図中太線で表示)が
設定されている時に,加入者交換機LS−3とタンデム交
換機MS−2の間の回線上に障害が発生した場合,第2図
及び第3図の例と同様にパケットハンドラPSSにおいて
障害が検出される。
この場合第2図及び第3図に述べたように,障害発生
に対応する処理がパケットハンドラPSSにおいて実行さ
れる。
に対応する処理がパケットハンドラPSSにおいて実行さ
れる。
第5図はこの具体例におけるシーケンスチャートを示
し,再設定されたパスは第4図のB.に示されている。
し,再設定されたパスは第4図のB.に示されている。
すなわち,最初に障害が検出された後、切断信号CLF
が発生して、今までのDチャネル固定パスが設定された
各交換機PSS,TS,MS−2及びLS−3に順次送信される。
この切断信号により切断が終了すると、交換機LS−3か
ら切断応答RLGが送信され,以下各交換機MS−2,TSを経
て順次切断応答信号が伝達されてパケットハンドラPSS
に到達する。すると,パケットハンドラからは,初期ア
ドレス指示信号IAIが上記第2図で説明したように,Dチ
ャネル固定パスの設定指示と,Dチャネル終端位置(この
場合LS−3内の特定位置)が付加されてTSに向けて送信
される。
が発生して、今までのDチャネル固定パスが設定された
各交換機PSS,TS,MS−2及びLS−3に順次送信される。
この切断信号により切断が終了すると、交換機LS−3か
ら切断応答RLGが送信され,以下各交換機MS−2,TSを経
て順次切断応答信号が伝達されてパケットハンドラPSS
に到達する。すると,パケットハンドラからは,初期ア
ドレス指示信号IAIが上記第2図で説明したように,Dチ
ャネル固定パスの設定指示と,Dチャネル終端位置(この
場合LS−3内の特定位置)が付加されてTSに向けて送信
される。
これを受けて交換機TSでは,交換機LS−3の方向にあ
る交換機MS−2に対して前記の初期アドレス指示信号IA
Iを送信する。交換機MS−2ではこれを受け取って,Dチ
ャネルをLS−3との間で設定しようとするが,障害のた
めに設定できないので,迂回の経路として交換機MS−1
に対して初期アドレス指示信号IAIを送信する。
る交換機MS−2に対して前記の初期アドレス指示信号IA
Iを送信する。交換機MS−2ではこれを受け取って,Dチ
ャネルをLS−3との間で設定しようとするが,障害のた
めに設定できないので,迂回の経路として交換機MS−1
に対して初期アドレス指示信号IAIを送信する。
交換機MS−1はこれを受け取ると,終端位置が存在す
る交換機LS−3に向けて初期アドレス指示信号IAIを送
信する。これを受けた交換機LS−3は,MS−1との間の
パスを設定して,接続完了を表す応答信号ANNを,交換
機MS−1に送信する。応答信号ANNは以下設定されたD
チャネル固定パスの経路に沿って順次送信され,パケッ
トハンドラで受信することにより再設定が終了する。
る交換機LS−3に向けて初期アドレス指示信号IAIを送
信する。これを受けた交換機LS−3は,MS−1との間の
パスを設定して,接続完了を表す応答信号ANNを,交換
機MS−1に送信する。応答信号ANNは以下設定されたD
チャネル固定パスの経路に沿って順次送信され,パケッ
トハンドラで受信することにより再設定が終了する。
この第4図及び第5図に示されるように,Dチャネル固
定パスに障害が発生しても,パケットハンドラ側から呼
設定と同様にDチャネル固定パスの設定を行うので,障
害等で使用できないパスを避けて再設定をすることがで
きる。
定パスに障害が発生しても,パケットハンドラ側から呼
設定と同様にDチャネル固定パスの設定を行うので,障
害等で使用できないパスを避けて再設定をすることがで
きる。
[発明の効果] 従来は一度設定されたDチャネル固定パス上に障害が
発生した場合,修復不可能であったが,本発明によれ
ば,パケットハンドラと交換機間のDチャネル固定パス
の設定・切断が可能となるため,通信の高い信頼性と柔
軟性を実現することができ,サービス性を向上すること
ができる。
発生した場合,修復不可能であったが,本発明によれ
ば,パケットハンドラと交換機間のDチャネル固定パス
の設定・切断が可能となるため,通信の高い信頼性と柔
軟性を実現することができ,サービス性を向上すること
ができる。
第1図は本発明の原理構成図,第2図は実施例のシーケ
ンス図,第3図はパケットハンドラにおける処理フロー
図,第4図は複数交換機で構成するシステムにおけるパ
ス再設定の具体例,第5図は具体例におけるシーケンス
チャート,第6図は従来例の説明図である。 第1図中, 10:加入者端末 11:ISDN交換システム 12:交換機 13:パケットハンドラ 14:パス設定要求手段 15:設定確認手段 16:パス切断要求手段 17:切断確認手段 18:終端位置保持手段
ンス図,第3図はパケットハンドラにおける処理フロー
図,第4図は複数交換機で構成するシステムにおけるパ
ス再設定の具体例,第5図は具体例におけるシーケンス
チャート,第6図は従来例の説明図である。 第1図中, 10:加入者端末 11:ISDN交換システム 12:交換機 13:パケットハンドラ 14:パス設定要求手段 15:設定確認手段 16:パス切断要求手段 17:切断確認手段 18:終端位置保持手段
Claims (2)
- 【請求項1】ISDN交換システムの加入者端末が,交換機
に外付けしたパケットハンドラを介してパケット網内の
加入者端末と接続するためのDチャネル固定パス接続方
式において, パケットハンドラ(13)に予め前記ISDN交換システムの
加入者端末(10)へのDチャネル固定パスの終端位置情
報を登録し, システムの初期設定時に,パス設定要求手段(14)を駆
動することにより前記Dチャネル固定パスの終端位置情
報とDチャネル固定パス設定指示を付加した初期アドレ
ス指示信号をISDN交換システムに送信し, 前記初期アドレス指示信号を受信した各交換機において
ルーティングして終端位置の加入者収容装置までのパス
が設定し, パケットハンドラ(13)はISDN交換システムからの応答
信号の受信によりパス設定を確認することを特徴とする
Dチャネル固定パス接続方式。 - 【請求項2】請求項1において, パケットハンドラ(13)は,Dチャネル固定パスの設定後
に障害が発生して,Dチャネル固定パスの再設定の指示が
入力されるとパス切断要求手段(16)から切断信号をIS
DN交換システムに送信し, ISDN交換システムからのパス切断の応答を確認すると,
上記パス設定要求手段(14)を駆動して,パスの再設定
を行うことを特徴とするDチャネル固定パス接続方式。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34319389A JP2629053B2 (ja) | 1989-12-28 | 1989-12-28 | Dチャネル固定パス接続方式 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34319389A JP2629053B2 (ja) | 1989-12-28 | 1989-12-28 | Dチャネル固定パス接続方式 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03201847A JPH03201847A (ja) | 1991-09-03 |
JP2629053B2 true JP2629053B2 (ja) | 1997-07-09 |
Family
ID=18359634
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34319389A Expired - Lifetime JP2629053B2 (ja) | 1989-12-28 | 1989-12-28 | Dチャネル固定パス接続方式 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2629053B2 (ja) |
-
1989
- 1989-12-28 JP JP34319389A patent/JP2629053B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03201847A (ja) | 1991-09-03 |
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