JP2628517B2 - モーシヨン適応補間方法および装置 - Google Patents
モーシヨン適応補間方法および装置Info
- Publication number
- JP2628517B2 JP2628517B2 JP60042045A JP4204585A JP2628517B2 JP 2628517 B2 JP2628517 B2 JP 2628517B2 JP 60042045 A JP60042045 A JP 60042045A JP 4204585 A JP4204585 A JP 4204585A JP 2628517 B2 JP2628517 B2 JP 2628517B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- image
- television
- transmitted
- value
- segment information
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N19/00—Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals
- H04N19/50—Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using predictive coding
- H04N19/503—Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using predictive coding involving temporal prediction
- H04N19/51—Motion estimation or motion compensation
- H04N19/577—Motion compensation with bidirectional frame interpolation, i.e. using B-pictures
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Multimedia (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Television Systems (AREA)
- Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 発明の関連する技術分野 本発明は、少なくとも2つの伝送されたテレビジヨン
画像から、伝送されなかつたテレビジヨン順次画像を形
成し、その際受信されたテレビジヨン画像を静止成分と
動成分とにセグメント分解し、動成分に対して画素ごと
に変位を決定する、伝送されなかつたテレビジヨン順次
画像のモーシヨンに適応補間方法および装置に関する。
画像から、伝送されなかつたテレビジヨン順次画像を形
成し、その際受信されたテレビジヨン画像を静止成分と
動成分とにセグメント分解し、動成分に対して画素ごと
に変位を決定する、伝送されなかつたテレビジヨン順次
画像のモーシヨンに適応補間方法および装置に関する。
従来技術 このような形成の方法は公知である(「モーシヨン・
アダプテイブ・インターポレーシヨン・オブ・テレビジ
ヨンフレーム」ネトラバリ/ロビンス著、および「モー
シヨン・アダプテイブ・インターポレーシヨン・オブ・
エリミネイテイド TV−フレーム」ベルグマン著、いず
れもカナダ、モントリオールにおけるピクチヤ・コーデ
ング・シンポジウム1981の中で発表されたもの)。
アダプテイブ・インターポレーシヨン・オブ・テレビジ
ヨンフレーム」ネトラバリ/ロビンス著、および「モー
シヨン・アダプテイブ・インターポレーシヨン・オブ・
エリミネイテイド TV−フレーム」ベルグマン著、いず
れもカナダ、モントリオールにおけるピクチヤ・コーデ
ング・シンポジウム1981の中で発表されたもの)。
デイジタル テレビジヨンの順次画像の伝送速度の低
減のため、いくつかの提案が発表された。これらは主に
送信側で幾つかのテレビジヨン順次画像(テレビシヨン
フイールドないしフレーム)を抜かし且つ受信側では画
像補間方法を採用している(前術のネトラバリ、ベルグ
マンの論文ならびにクリーの論文「コデイールング・フ
オン・フエルンゼージグナール・ヒユア・ニードリゲ・
ユーバートラーグングスビツトラーテン(低い伝送ビツ
トレートのためのテレビジヨン信号の符号化)」ハノー
バー大学1978年)。
減のため、いくつかの提案が発表された。これらは主に
送信側で幾つかのテレビジヨン順次画像(テレビシヨン
フイールドないしフレーム)を抜かし且つ受信側では画
像補間方法を採用している(前術のネトラバリ、ベルグ
マンの論文ならびにクリーの論文「コデイールング・フ
オン・フエルンゼージグナール・ヒユア・ニードリゲ・
ユーバートラーグングスビツトラーテン(低い伝送ビツ
トレートのためのテレビジヨン信号の符号化)」ハノー
バー大学1978年)。
クリーによつて提案された補間方法は比較的簡単であ
る。そこでは抜かれたフレーム内の画素(Pels)の輝度
が、伝送された画像中の相応する画素(Pels)から時間
的平均として得られる。この方法の欠点は、動く画像領
域の再構成が不充分なことである。純粋に時間的な補間
だけでは、緩慢な動きの場合に輪郭が太く塗りつぶされ
ることになる。逆に速い動きの場合、この補間方法では
動く画像部分が多重表示されることになり、これは順次
画像において、再生される動きがギヤツプのあるものに
なる。このように欠点を改善するために、適応補間方法
が開発された(ネトラバリ、ベルグマン;上記参照)。
この場合、再構成すべきテレビジヨン画像がセグメント
化装置を用いて静止成分と動成分とに分解される。次に
動領域内の各画素が移動量の基準値を得るために変位予
測装置に供給される。動く画像領域における輝度信号の
補間のために、伝送された画像の、その画像における位
置から相応に変位した画素を用いることができる。この
補間方法を用いると、僅かな変位については画像品質が
目に見えて改善される。
る。そこでは抜かれたフレーム内の画素(Pels)の輝度
が、伝送された画像中の相応する画素(Pels)から時間
的平均として得られる。この方法の欠点は、動く画像領
域の再構成が不充分なことである。純粋に時間的な補間
だけでは、緩慢な動きの場合に輪郭が太く塗りつぶされ
ることになる。逆に速い動きの場合、この補間方法では
動く画像部分が多重表示されることになり、これは順次
画像において、再生される動きがギヤツプのあるものに
なる。このように欠点を改善するために、適応補間方法
が開発された(ネトラバリ、ベルグマン;上記参照)。
この場合、再構成すべきテレビジヨン画像がセグメント
化装置を用いて静止成分と動成分とに分解される。次に
動領域内の各画素が移動量の基準値を得るために変位予
測装置に供給される。動く画像領域における輝度信号の
補間のために、伝送された画像の、その画像における位
置から相応に変位した画素を用いることができる。この
補間方法を用いると、僅かな変位については画像品質が
目に見えて改善される。
発明が解決しようとする問題点 しかし詳しい研究によれば、このモーシヨンに適応し
た補間方法は、大きな変位の場合にはそこで用いられる
変位予測装置およびセグメント化装置の精度が悪いため
誤差を生じることがわかつた。
た補間方法は、大きな変位の場合にはそこで用いられる
変位予測装置およびセグメント化装置の精度が悪いため
誤差を生じることがわかつた。
従つて本発明の目的は、冒頭に述べた形式の方法を、
補間がより確実且つ正確になるように改善することにあ
る。殊に大きな変位に対しても画像品質を損なうことな
く補間を行うことができるようにすることにある。本発
明の目的はさらにこの方法を実施するのに適した装置を
提供することである。
補間がより確実且つ正確になるように改善することにあ
る。殊に大きな変位に対しても画像品質を損なうことな
く補間を行うことができるようにすることにある。本発
明の目的はさらにこの方法を実施するのに適した装置を
提供することである。
問題点を解決するための手段 本発明によればこの課題は、テレビジョン画像をさら
に、動きによって再び見えるようになる背景領域ないし
は動きによって新たに覆われる背景領域にセグメント分
解して、全部で4つの異なる特徴を示すセグメント情報
を取り出し、これらのセグメント情報を、相前後して伝
送された3つのテレビジョン画像の2つの画像間差信号
から形成し、動成分に対する第1のセグメント情報を、
前記の2つの画像間差信号のAND結合により形成し、動
きによって再び見えるようになる背景ないし動きによっ
て新たに覆われる背景に対する第2および第3のセグメ
ント情報を、前記の2つの画像間差信号のうちの一方の
画像間差信号と他方の画像間差信号の反転とのAND結合
により形成し、静止した背景に対する第4のセグメント
情報を、反転された2つの画像間差信号のAND結合によ
り形成し、伝送されなかった画像つまり新たに形成すべ
き中間の画像の各画素について、伝送された輝度値から
補間された輝度値を式、 により形成し、ここで係数は、 であり、xとyは画像の位置を表す変数であり、Iは画
像の輝度値を表し、k−2は補間すべき画像の前に伝送
された画像を表す添字であり、k−1は補間すべき画像
を表す添字であり、kは補間すべき画像の後に伝送され
た画像を表す添字であり、dxとdyは各画素に対する整数
の変位成分、mは補間すべき画像の番号、nは補間すべ
き画像の直後に伝送された画像の番号であり、ここでm
=1,2...,n−1、ただしn≧2であり、第1および第4
のセグメント情報が生じたとき、 にセットし、第2のセグメント情報(b2)が生じたと
き、 ak=1およびak-2=0 にセットし、第3のセグメント情報(b3)が生じたと
き、 ak=0およびak-2=1 にセットし、第4のセグメント情報(b4)が生じたとき
に付加的に、 dx=dy=0 にセットすることにより解決される。
に、動きによって再び見えるようになる背景領域ないし
は動きによって新たに覆われる背景領域にセグメント分
解して、全部で4つの異なる特徴を示すセグメント情報
を取り出し、これらのセグメント情報を、相前後して伝
送された3つのテレビジョン画像の2つの画像間差信号
から形成し、動成分に対する第1のセグメント情報を、
前記の2つの画像間差信号のAND結合により形成し、動
きによって再び見えるようになる背景ないし動きによっ
て新たに覆われる背景に対する第2および第3のセグメ
ント情報を、前記の2つの画像間差信号のうちの一方の
画像間差信号と他方の画像間差信号の反転とのAND結合
により形成し、静止した背景に対する第4のセグメント
情報を、反転された2つの画像間差信号のAND結合によ
り形成し、伝送されなかった画像つまり新たに形成すべ
き中間の画像の各画素について、伝送された輝度値から
補間された輝度値を式、 により形成し、ここで係数は、 であり、xとyは画像の位置を表す変数であり、Iは画
像の輝度値を表し、k−2は補間すべき画像の前に伝送
された画像を表す添字であり、k−1は補間すべき画像
を表す添字であり、kは補間すべき画像の後に伝送され
た画像を表す添字であり、dxとdyは各画素に対する整数
の変位成分、mは補間すべき画像の番号、nは補間すべ
き画像の直後に伝送された画像の番号であり、ここでm
=1,2...,n−1、ただしn≧2であり、第1および第4
のセグメント情報が生じたとき、 にセットし、第2のセグメント情報(b2)が生じたと
き、 ak=1およびak-2=0 にセットし、第3のセグメント情報(b3)が生じたと
き、 ak=0およびak-2=1 にセットし、第4のセグメント情報(b4)が生じたとき
に付加的に、 dx=dy=0 にセットすることにより解決される。
さらに本発明によれば、この方法を実施するための装
置は次のような構成を有することを特徴とする。即ちモ
ーシヨン適応補間器に2つの伝送されたテレビジヨン画
像のための2つの画像メモリと、2つの双一次補間器と
制御可能な係数評価器と、加算装置とが設けられてお
り、前記画像メモリがアドレス入力側を備えており、該
アドレス入力側を介して画像メモリに、各々評価すべき
画素に関する位置情報が、変位予測器を用いて検出され
た整数の変位予測値を加算ないし減算して供給可能であ
り、また前記画像メモリは各々4つの、双一次補間器の
入力側と接続された、各々4つの隣接する画素を読出す
ための出力側を有しており、双一次補間器は各各2つの
別の入力側を備えており、該別の入力側を備えており、
該別の入力側を介して変位予測値の整数でない端数が供
給可能であり、制御可能な係数評価装置は、各々双一次
補間器の出力側に接続されていて双一次補間器で決定さ
れた輝度値またはクロミナンス値を画像の動きについて
の特徴を示すセグメント情報に依存して評価し、該係数
評価装置の出力側が加算装置の入力側に接続されてい
る。
置は次のような構成を有することを特徴とする。即ちモ
ーシヨン適応補間器に2つの伝送されたテレビジヨン画
像のための2つの画像メモリと、2つの双一次補間器と
制御可能な係数評価器と、加算装置とが設けられてお
り、前記画像メモリがアドレス入力側を備えており、該
アドレス入力側を介して画像メモリに、各々評価すべき
画素に関する位置情報が、変位予測器を用いて検出され
た整数の変位予測値を加算ないし減算して供給可能であ
り、また前記画像メモリは各々4つの、双一次補間器の
入力側と接続された、各々4つの隣接する画素を読出す
ための出力側を有しており、双一次補間器は各各2つの
別の入力側を備えており、該別の入力側を備えており、
該別の入力側を介して変位予測値の整数でない端数が供
給可能であり、制御可能な係数評価装置は、各々双一次
補間器の出力側に接続されていて双一次補間器で決定さ
れた輝度値またはクロミナンス値を画像の動きについて
の特徴を示すセグメント情報に依存して評価し、該係数
評価装置の出力側が加算装置の入力側に接続されてい
る。
実施例 次に本発明の実施例を図面を用いて詳細に説明する。
第1図の、本発明の方法を実施した装置の実施例にお
いて、本発明の原理を説明する。モーシヨン適応補間器
は3段に構成されており、ゼグメント化・変位予測装置
SDEとフイルタ係数適応装置FCAと3次元補間フイルタFI
Rとを含んでいる。入力側1にはテレビジヨン順次画像
(デイジタルビデオ信号)が供給される。これらはゼグ
メント化・変位予測装置SDEによつても3次元補間フイ
ルタFIRによつても評価される。補間フイルタFIRは制御
入力側Stを有しており、この入力側がフイルタ係数適応
装置FCAに接続されている。フイルタ係数適応装置FCAの
入力側は、ゼグメント化・変位予測装置SDEの出力信号
が加わる。補間器の第1段SDEには2つの伝送されたテ
レビ画像(フレーム)が中間記憶されて、適当なゼグメ
ント化方式を用いてゼグメントごとに静的成分と、動的
成分と、動きにより再び見えるようになる背景と、動き
により新たに覆われる背景とに分解される。ゼグメント
情報および変位予測値基づいて、各補間すべき画素(Pe
l)に対して適切なフイルタ係数の組が第2段FCAにおい
て決定される。第3段FIRは抜かれた画像の輝度を、伝
送された画像に基いて検出し、送信側で抜かれた画像の
再構成のための補間器を使用してまたは伝送されたフレ
ームを用いて補足的画像を検出する。この補足的に発生
される画像を各々、再生モニタM上に標準化されて表わ
される画像間に表示することにより、モニタの画像繰返
し周波数を高めるのである。これにより標準テレビジヨ
ン伝送方式の際のフリツカを防止することができる。
いて、本発明の原理を説明する。モーシヨン適応補間器
は3段に構成されており、ゼグメント化・変位予測装置
SDEとフイルタ係数適応装置FCAと3次元補間フイルタFI
Rとを含んでいる。入力側1にはテレビジヨン順次画像
(デイジタルビデオ信号)が供給される。これらはゼグ
メント化・変位予測装置SDEによつても3次元補間フイ
ルタFIRによつても評価される。補間フイルタFIRは制御
入力側Stを有しており、この入力側がフイルタ係数適応
装置FCAに接続されている。フイルタ係数適応装置FCAの
入力側は、ゼグメント化・変位予測装置SDEの出力信号
が加わる。補間器の第1段SDEには2つの伝送されたテ
レビ画像(フレーム)が中間記憶されて、適当なゼグメ
ント化方式を用いてゼグメントごとに静的成分と、動的
成分と、動きにより再び見えるようになる背景と、動き
により新たに覆われる背景とに分解される。ゼグメント
情報および変位予測値基づいて、各補間すべき画素(Pe
l)に対して適切なフイルタ係数の組が第2段FCAにおい
て決定される。第3段FIRは抜かれた画像の輝度を、伝
送された画像に基いて検出し、送信側で抜かれた画像の
再構成のための補間器を使用してまたは伝送されたフレ
ームを用いて補足的画像を検出する。この補足的に発生
される画像を各々、再生モニタM上に標準化されて表わ
される画像間に表示することにより、モニタの画像繰返
し周波数を高めるのである。これにより標準テレビジヨ
ン伝送方式の際のフリツカを防止することができる。
抜かれた、または補足的に発生すべきテレビ画像の補
間のために、4つの分類可能な特徴を示すゼグメント情
報に対して画素規約ないし仕様(Pel−Vereinbarung)
が必要である。その際、各セグメントには1つの特有の
フイルタ係数の組が割当てられている。
間のために、4つの分類可能な特徴を示すゼグメント情
報に対して画素規約ないし仕様(Pel−Vereinbarung)
が必要である。その際、各セグメントには1つの特有の
フイルタ係数の組が割当てられている。
第2図は静止した背景の前方に動く物体が存在する3
つの直接連続する画像を用いた、上記の画素規約に対す
る一例を示す。画像k−1内の画像情報は静止した背景
と変位量dx/2だけ変位した物体とから成り、物体境界の
左側に静止した背景が見える。この背景領域は画像k−
2ではまだ覆われていたものである。画像k−1の物体
境界の右側には、画像kにおいて覆われる静止した背景
がまだ見える。抜かれた画像k−1を再構成するため
に、ないしは画像k−1を補充的に発生するために、各
ゼグメントを、伝送された画像から第2図に示す矢印に
示すように補間しなければならない。
つの直接連続する画像を用いた、上記の画素規約に対す
る一例を示す。画像k−1内の画像情報は静止した背景
と変位量dx/2だけ変位した物体とから成り、物体境界の
左側に静止した背景が見える。この背景領域は画像k−
2ではまだ覆われていたものである。画像k−1の物体
境界の右側には、画像kにおいて覆われる静止した背景
がまだ見える。抜かれた画像k−1を再構成するため
に、ないしは画像k−1を補充的に発生するために、各
ゼグメントを、伝送された画像から第2図に示す矢印に
示すように補間しなければならない。
次に補間すべき画像のゼグメント化方式について、第
3図のブロツク回路図を用いて詳細に説明する。第3図
によれば、3つの連続する相応の画像Ik+2、Ik、Ik-2に
関するテレビジヨン信号の画像間差ΔIk-2、ないしΔI
k+2が検出される。これらの画像間差信号ΔIk-2、ない
しΔIk+2は閾値・2進リミツタ段TBLに供給される。こ
の段TBLの出力には2つの論理変数Δik-2およびΔik+2
が生ずる、この論理変数は3つの画像内の不変領域と変
化する領域とに対するマスクを供給する。後続の組み合
せ段LCSにおいて次式を用いて、各画素に、4つの先に
定義した特徴を示す画像ゼグメントのうちの1つが割当
てられる。
3図のブロツク回路図を用いて詳細に説明する。第3図
によれば、3つの連続する相応の画像Ik+2、Ik、Ik-2に
関するテレビジヨン信号の画像間差ΔIk-2、ないしΔI
k+2が検出される。これらの画像間差信号ΔIk-2、ない
しΔIk+2は閾値・2進リミツタ段TBLに供給される。こ
の段TBLの出力には2つの論理変数Δik-2およびΔik+2
が生ずる、この論理変数は3つの画像内の不変領域と変
化する領域とに対するマスクを供給する。後続の組み合
せ段LCSにおいて次式を用いて、各画素に、4つの先に
定義した特徴を示す画像ゼグメントのうちの1つが割当
てられる。
Δik-2 & Δik+2=b1 画像の動領域において、変位予測は変位dxに関する次
のような再帰式に基いて行なわれる。
のような再帰式に基いて行なわれる。
式 なお、上記の式においてwは矩形の画像窓を表わし、
iは再帰ステップを表わす。第4図には、上記の式を実
現するブロック回路図が一次元の装置構成で示されてい
るが、垂直方向yについても変位dyが同様に算出され
る。そして第4図のブロック回路図により求められた変
位予測値は、それぞれ第6図に示されたブロック回路図
により実現されるモーション適応補間フィルタFIRへ供
給される。この場合、変位予測値のうち整数の予測値
は、このモーション適応補間フィルタにおけるメモリSp
1、Sp2の入力側へ供給され、端数は補間器BI1、BI2へ供
給される。
iは再帰ステップを表わす。第4図には、上記の式を実
現するブロック回路図が一次元の装置構成で示されてい
るが、垂直方向yについても変位dyが同様に算出され
る。そして第4図のブロック回路図により求められた変
位予測値は、それぞれ第6図に示されたブロック回路図
により実現されるモーション適応補間フィルタFIRへ供
給される。この場合、変位予測値のうち整数の予測値
は、このモーション適応補間フィルタにおけるメモリSp
1、Sp2の入力側へ供給され、端数は補間器BI1、BI2へ供
給される。
dx(i)を求めるための式は再帰式であり、この式を用
いて、新たな予測値dx(i)が常に直前に算出された予測
値dx(i-1)(第4図のメモリSpにおける値)と補正値
(上記の式中、右辺においてdx(i-1)から減算される値
でありこの減算は第4図の減算器S2により行われる)と
から算出される。最初のステップにおいてdx(i)はd
x(i-1)=0を用いて算出され、第2のステップにおいて
dx(i+1)の算出は、第1のステップで算出されたdx(i)を
用いて行われ、以下同様の過程が続く。1つの画素に対
して十分な精度を有する変位予測値を得るためには通
常、1〜3回の反復が必要である。
いて、新たな予測値dx(i)が常に直前に算出された予測
値dx(i-1)(第4図のメモリSpにおける値)と補正値
(上記の式中、右辺においてdx(i-1)から減算される値
でありこの減算は第4図の減算器S2により行われる)と
から算出される。最初のステップにおいてdx(i)はd
x(i-1)=0を用いて算出され、第2のステップにおいて
dx(i+1)の算出は、第1のステップで算出されたdx(i)を
用いて行われ、以下同様の過程が続く。1つの画素に対
して十分な精度を有する変位予測値を得るためには通
常、1〜3回の反復が必要である。
第4図に示されているように、まず始めに、信号入力
側1′および2′に供給される画像Ik(x)およびI
k-2(x−dx)(i-1)の差が減算器S1により形成される
(式中の[Ik-2(x−dx,y−dy)(i-1)−Ik(x,y)]
に相応、ただし第4図は一次元の装置構成である)。両
画像Ik(x)およびIk-2(x−dx)(i-1)は微分段D1および
D2を介して供給されるので、微分段の出力側から画像の
1段導関数(∂/∂xIk(x,y),∂/∂xIk-2(x−
dx,y−dy)(i-1))が取り出される。乗算器M1およびM2
にはさらに累算器Akkが設けられており、この累算器に
より、乗算された信号が累算される。実施例ではこの累
算が画像窓wに亘って行われる。乗算器M1の第1入力側
には微分段D1の出力信号(∂/∂xIk(x,y))が供給
され、乗算器M1の第2の入力側には減算器S1の出力信号
([Ik-2(x−dx,y−dy)(i-1)−Ik(x,y)]に相
応)が供給される。乗算器M2には、微分段D1の出力信号
(∂/∂xIk(x,y))と加算器A1の出力信号とが供給
され、この加算器は両微分段D1およびD2の出力信号を加
算する([∂/∂xIk-2(x−dx,y−dy)(i-1)+∂/∂
xIk(x,y)])。割算器Qに乗算器M1およびM2の出力
信号(それぞれ上記の式中の分子と分母に相応)が供給
され、加算の結果が係数2で重み付けられる。実際の予
測値dx(i)は、減算器S2を用いて最後の再帰ステップに
おいて求められ、メモリSpに記憶された先行の予測値d
x(i-1)と、補正値すなわち割算器Qの出力信号とを結合
することによって得られる。メモリSpは先行して求めら
れた予測値の読み込みのために減算器S2の出力側3′と
接続されており、出力側3′は同時にこの装置の出力側
を形成している。信号Ik(x)およびIk-2(x−dx)(i-1)
をいっしょに評価できるようにするために、装置の信号
入力側1′に信号遅延装置(図示せず)が前置接続され
ており、この装置が輝度信号Ik(x)を第2フイールドの
持続時間だけ遅延させる。
側1′および2′に供給される画像Ik(x)およびI
k-2(x−dx)(i-1)の差が減算器S1により形成される
(式中の[Ik-2(x−dx,y−dy)(i-1)−Ik(x,y)]
に相応、ただし第4図は一次元の装置構成である)。両
画像Ik(x)およびIk-2(x−dx)(i-1)は微分段D1および
D2を介して供給されるので、微分段の出力側から画像の
1段導関数(∂/∂xIk(x,y),∂/∂xIk-2(x−
dx,y−dy)(i-1))が取り出される。乗算器M1およびM2
にはさらに累算器Akkが設けられており、この累算器に
より、乗算された信号が累算される。実施例ではこの累
算が画像窓wに亘って行われる。乗算器M1の第1入力側
には微分段D1の出力信号(∂/∂xIk(x,y))が供給
され、乗算器M1の第2の入力側には減算器S1の出力信号
([Ik-2(x−dx,y−dy)(i-1)−Ik(x,y)]に相
応)が供給される。乗算器M2には、微分段D1の出力信号
(∂/∂xIk(x,y))と加算器A1の出力信号とが供給
され、この加算器は両微分段D1およびD2の出力信号を加
算する([∂/∂xIk-2(x−dx,y−dy)(i-1)+∂/∂
xIk(x,y)])。割算器Qに乗算器M1およびM2の出力
信号(それぞれ上記の式中の分子と分母に相応)が供給
され、加算の結果が係数2で重み付けられる。実際の予
測値dx(i)は、減算器S2を用いて最後の再帰ステップに
おいて求められ、メモリSpに記憶された先行の予測値d
x(i-1)と、補正値すなわち割算器Qの出力信号とを結合
することによって得られる。メモリSpは先行して求めら
れた予測値の読み込みのために減算器S2の出力側3′と
接続されており、出力側3′は同時にこの装置の出力側
を形成している。信号Ik(x)およびIk-2(x−dx)(i-1)
をいっしょに評価できるようにするために、装置の信号
入力側1′に信号遅延装置(図示せず)が前置接続され
ており、この装置が輝度信号Ik(x)を第2フイールドの
持続時間だけ遅延させる。
理論上および実験上の解析から、この変位予測値検出
測定方法が他の予測方法に比べて良好なコンバーゼンス
(誤差の少なさ)と高い正確さを有することがわかつ
た。
測定方法が他の予測方法に比べて良好なコンバーゼンス
(誤差の少なさ)と高い正確さを有することがわかつ
た。
ゼグメント情報を変位予測値とに応じて各画素に対し
て段FCAにおいて、多次元(空間的および時間的)補間
フイルタに対する特有のフイルタ係数の組が決定され
る。第5図は動いた画素の場合の部分的係数決定につき
略示するものであり、画像フイールドk−2およびkか
ら輝度信号Ik-1(x,y)を補間すべきものとする。この
輝度信号は動領域に所属する。位置(x,y)の変位予測
値は画像フイールドkにのみ該当し、画像k−1には適
用できないので、この変位予測Dは、輝度信号Ik-1(x,
y)に対応する。その際画素から画素への変位が一定で
あると仮定されている。このとき補間される輝度値は次
のような式で求められる。
て段FCAにおいて、多次元(空間的および時間的)補間
フイルタに対する特有のフイルタ係数の組が決定され
る。第5図は動いた画素の場合の部分的係数決定につき
略示するものであり、画像フイールドk−2およびkか
ら輝度信号Ik-1(x,y)を補間すべきものとする。この
輝度信号は動領域に所属する。位置(x,y)の変位予測
値は画像フイールドkにのみ該当し、画像k−1には適
用できないので、この変位予測Dは、輝度信号Ik-1(x,
y)に対応する。その際画素から画素への変位が一定で
あると仮定されている。このとき補間される輝度値は次
のような式で求められる。
Ik-1(x,y)=ak-2(x−dx/2,y−dy/2)・ Ik-2(x−dx/2,y−dy/2)+ak(x+dx/2,y+dy/2)・ Ik(x+dx/2,y+dy/2) このとき係数 ak-2(x−dx/2,y−dy/2)=1/2 ak(x+dx/2,y+dy/2)=1/2 が用いられる。
整数でない変位の場合、例えば(3.5pel/1.7pel)、
輝度値(またはクロミナンス値)Ik-2(x−dx/2,y−dy
/2)およびIk(x+dx/2,y+dy/2)が補間された値であ
り、この値は4つの隣接した画素の輝度値を評価する双
一次補間により得ることができる。1つより多くの画像
が抜かれているとき、伝送された画像の時間間隔に応じ
て式Ik-1(x,y)中の係数ak,ak-2の変位−重み係数を選
定しなければならない。静止した背景に対しては輝度値
は直線的時間補間により求められる。例えば ak-2(x,y)=1/2 ak(x,y)=1/2。
輝度値(またはクロミナンス値)Ik-2(x−dx/2,y−dy
/2)およびIk(x+dx/2,y+dy/2)が補間された値であ
り、この値は4つの隣接した画素の輝度値を評価する双
一次補間により得ることができる。1つより多くの画像
が抜かれているとき、伝送された画像の時間間隔に応じ
て式Ik-1(x,y)中の係数ak,ak-2の変位−重み係数を選
定しなければならない。静止した背景に対しては輝度値
は直線的時間補間により求められる。例えば ak-2(x,y)=1/2 ak(x,y)=1/2。
補間すべき画像中で、見えるようになる背景ないし新
たに覆れてしまう背景に割当てられているゼグメントに
所属する画像領域においては、正確に再構成ないし補間
するために、ゼグメント情報も変位予測値も考慮しなけ
ればならない。検出されたゼグメント「新たに覆われる
背景」は、画像kにしか該当せず、補間しなければなら
ない画像k−1には該当しないので、付加的に変位予測
値(この場合2で割つた値)を評価しなければならな
い。このような変位ベクトルがゼグメント「新たに覆わ
れる背景」を指しているとき、対応する画素もゼグメン
ト「新たに覆われる背景」に所属する。対応する画素は
係数 ak-2(x,y)=1 ak(x,y)=0 を用いて再構成ないし発生される。その他の場合、変位
ベクトルは動領域内に終端し、対応する画素は動領域に
所属するものと決定される。ゼグメント「見えるように
なる背景」についても同様の判断方法が用いられる。
たに覆れてしまう背景に割当てられているゼグメントに
所属する画像領域においては、正確に再構成ないし補間
するために、ゼグメント情報も変位予測値も考慮しなけ
ればならない。検出されたゼグメント「新たに覆われる
背景」は、画像kにしか該当せず、補間しなければなら
ない画像k−1には該当しないので、付加的に変位予測
値(この場合2で割つた値)を評価しなければならな
い。このような変位ベクトルがゼグメント「新たに覆わ
れる背景」を指しているとき、対応する画素もゼグメン
ト「新たに覆われる背景」に所属する。対応する画素は
係数 ak-2(x,y)=1 ak(x,y)=0 を用いて再構成ないし発生される。その他の場合、変位
ベクトルは動領域内に終端し、対応する画素は動領域に
所属するものと決定される。ゼグメント「見えるように
なる背景」についても同様の判断方法が用いられる。
第6図はモーシヨン適応補間フイルタFIRのブロツク
回路図を示す。画像k−2およびkに対して各々1つの
メモリSp1およびSp2が設けられている。アドレス入力側
A1,A2ないしA3,A4を介してこのメモリに各々位置 (予測値)が変位予測器の出力側から供給され、詳しく
は、x方向における予測に対する整数の予測値−A1およ
びA3−と、y方向における整数の予測値−A2およびA4−
のみ供給される。双一次の空間的補間器−BI1は画像k
−2用、BI2は画像k用−には、各各メモリSp1およびSp
2のうちの1つから、4つの隣接する画素が、入力側K1
〜K8を介して供給される。入力側E1〜E4を介して、補間
器BI1およびBI2に各々変位予測値の端数dxおよびdyが供
給される。この端数は整数の変位予測値(入力側A1〜A
4)に対しては考慮しなくてよい。補間器BI1およびBI2
は、各々4つの隣接する画素(Pels)と端数dx,dyとか
ら変位ベクトル終端の輝度値(またはクロミナンス値)
を決定する。
回路図を示す。画像k−2およびkに対して各々1つの
メモリSp1およびSp2が設けられている。アドレス入力側
A1,A2ないしA3,A4を介してこのメモリに各々位置 (予測値)が変位予測器の出力側から供給され、詳しく
は、x方向における予測に対する整数の予測値−A1およ
びA3−と、y方向における整数の予測値−A2およびA4−
のみ供給される。双一次の空間的補間器−BI1は画像k
−2用、BI2は画像k用−には、各各メモリSp1およびSp
2のうちの1つから、4つの隣接する画素が、入力側K1
〜K8を介して供給される。入力側E1〜E4を介して、補間
器BI1およびBI2に各々変位予測値の端数dxおよびdyが供
給される。この端数は整数の変位予測値(入力側A1〜A
4)に対しては考慮しなくてよい。補間器BI1およびBI2
は、各々4つの隣接する画素(Pels)と端数dx,dyとか
ら変位ベクトル終端の輝度値(またはクロミナンス値)
を決定する。
この信号 および は、第1表に従つて所属の係数ak-2およびakを用いて評
価され、第1表にはゼグメント情報b1〜b4が前述のよう
に記入されている。係数評価された信号は加算装置SEで
加算され、その結果補間器出力側に、モニタMでの表示
のための補間された素Ik-a(x,y)を得ることができ
る。互いに異なる補間信号Ik-1(x,y)が各ゼグメント
情報biに関連して、やはり第1表に示されている。第6
図の動きに依存する補間フイルタのブロツク回路図と、
フイルタ係数の決定のための第1表とは、偶数番目の画
像ごとに伝送される場合用にフイルタが設定される場合
を示している。n番目の画像ごとにしか伝送されない場
合であつてm番目の画像(m=1、2、…n−1)が補
間されるとき、ゼグメント情報b1,b4では係数akおよびa
k-2を次のように設定しなければならない、即ち、 変位ベクトルD方向を知ることによつて、記録された信
号をモーシヨン適応フイルタを用いてこの方向にろ波す
れば動く対象物を歪ませることなく、ノイズを大幅に抑
圧して再生できる。
価され、第1表にはゼグメント情報b1〜b4が前述のよう
に記入されている。係数評価された信号は加算装置SEで
加算され、その結果補間器出力側に、モニタMでの表示
のための補間された素Ik-a(x,y)を得ることができ
る。互いに異なる補間信号Ik-1(x,y)が各ゼグメント
情報biに関連して、やはり第1表に示されている。第6
図の動きに依存する補間フイルタのブロツク回路図と、
フイルタ係数の決定のための第1表とは、偶数番目の画
像ごとに伝送される場合用にフイルタが設定される場合
を示している。n番目の画像ごとにしか伝送されない場
合であつてm番目の画像(m=1、2、…n−1)が補
間されるとき、ゼグメント情報b1,b4では係数akおよびa
k-2を次のように設定しなければならない、即ち、 変位ベクトルD方向を知ることによつて、記録された信
号をモーシヨン適応フイルタを用いてこの方向にろ波す
れば動く対象物を歪ませることなく、ノイズを大幅に抑
圧して再生できる。
発明の効果 本発明の方法では、伝送時に抜かれた画像を受信側で
再生でき、標準方式のテレビジヨン画像においてフリツ
カを防止することができ、また、伝送または記録された
テレビジヨン信号の再生、例えばビデオレコーダを用い
た再生の際の雑音を抑圧することができる。
再生でき、標準方式のテレビジヨン画像においてフリツ
カを防止することができ、また、伝送または記録された
テレビジヨン信号の再生、例えばビデオレコーダを用い
た再生の際の雑音を抑圧することができる。
第1図はモーシヨン適応画像補間器のブロツク回路図、
第2図は種々異なるゼグメントに対する動きに依存する
補間を説明する略線図、第3図は画像のゼグメント化装
置のブロツク回路図、第4図は変位の決定のための一次
元装置のブロツク回路図、第5図は動画線領域内での動
きに依存する補間について説明する略線図、第6図はモ
ーシヨン適応補間フイルタのブロツク回路図である。 FIR……補間フイルタ、M……モニタ、SDE……セグメン
ト化・変位予測装置、FCA……フイルタ係数適応装置
第2図は種々異なるゼグメントに対する動きに依存する
補間を説明する略線図、第3図は画像のゼグメント化装
置のブロツク回路図、第4図は変位の決定のための一次
元装置のブロツク回路図、第5図は動画線領域内での動
きに依存する補間について説明する略線図、第6図はモ
ーシヨン適応補間フイルタのブロツク回路図である。 FIR……補間フイルタ、M……モニタ、SDE……セグメン
ト化・変位予測装置、FCA……フイルタ係数適応装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ハンス‐ゲオルク・ムスマン ドイツ連邦共和国ザルツギツター‐バー ト・ヘケン ローゼンヴエーク 24 (56)参考文献 特開 昭58−190184(JP,A)
Claims (3)
- 【請求項1】少なくとも2つの伝送されたテレビジョン
画像から伝送されなかったテレビジョン順次画像を形成
し、受信されたテレビジョン画像を静止成分と動成分と
にセグメント分解し、動成分に対して各画素ごとに変位
を決定する、 伝送されなかったテレビジョン順次画像のモーション適
応補間方法において、 テレビジョン画像をさらに、動きによって再び見えるよ
うになる背景領域ないしは動きによって新たに覆われる
背景領域にセグメント分解して、全部で4つの異なる特
徴を示すセグメント情報を取り出し、 これらのセグメント情報を、相前後して伝送された3つ
のテレビジョン画像の2つの画像間差信号から形成し、 動成分に対する第1のセグメント情報(b1)を、前記の
2つの画像間差信号のAND結合により形成し、 動きによって再び見えるようになる背景ないし動きによ
って新たに覆われる背景に対する第2および第3のセグ
メント情報(b2,b3)を、前記の2つの画像間差信号の
うちの一方の画像間差信号と他方の画像間差信号の反転
とのAND結合により形成し、 静止した背景に対する第4のセグメント情報(b4)を、
反転された2つの画像間差信号のAND結合により形成
し、 伝送されなかった画像つまり新たに形成すべき中間の画
像の各画素について、伝送された輝度値から補間された
輝度値を式、 により形成し、ここで係数は、 であり、 xとyは画像の位置を表す変数であり、Iは画像の輝度
値を表し、k−2は補間すべき画像の前に伝送された画
像を表す添字であり、k−1は補間すべき画像を表す添
字であり、kは補間すべき画像の後に伝送された画像を
表す添字であり、dxとdyは各画素に対する整数の変位成
分、mは補間すべき画像の番号、nは補間すべき画像の
直後に伝送された画像の番号であり、ここでm=1,
2...,n−1、ただしn≧2であり、 第1および第4のセグメント情報(b1,b4)が生じたと
き、 にセットし、 第2のセグメント情報(b2)が生じたとき、 ak=1およびak-2=0 にセットし、 第3のセグメント情報(b3)が生じたとき、 ak=0およびak-2=1 にセットし、 第4のセグメント情報(b4)が生じたときに付加的に、 dx=dy=0 にセットすることを特徴とする、 伝送されなかったテレビジョン順次画像のモーション適
応補間方法。 - 【請求項2】変位を予測値から形成し、該予測値を、求
められた予測値を各々補正値を付加して新たな予測値を
取り出す再帰ステップによって最適化し、前記補正値の
各々の除数を2つの相関値の平均値から形成し、第1の
相関値を、目下受信した画像と直前に受信された画像と
の相互相関の評価により取り出し、第2の相関値を目下
受信した画像の自己相関の評価により得る、特許請求の
範囲第1項記載のモーション適応補間方法。 - 【請求項3】少なくとも2つの伝送されたテレビジョン
画像から伝送されなかったテレビジョン順次画像を形成
し、受信されたテレビジョン画像を静止成分と動成分と
にセグメント分解し、動成分に対して各画素ごとに変位
を決定するように構成されている、 伝送されなかったテレビジョン順次画像のモーション適
応補間装置において、 2つの伝送されたテレビジョン画像(Ik-2,Ik)のため
の2つの画像メモリ(Sp1,Sp2)と、2つの双一次補間
器(BI1,BI2)と、制御可能な係数評価装置(ak-2,ak)
と、加算装置(SE)とが設けられており、 前記画像メモリ(Sp1,Sp2)がアドレス入力側(A1,A2,A
3,A4)を備えており、該アドレス入力側を介して画像メ
モリへ、各々評価すべき画素に関する位置情報(x,y)
が、変位予測器を用いて算出された整数の変位予測値
(dx/2,dy/2)を加算(A3,A4)ないし減算(A1,A2)し
た上で供給され、 前記画像メモリ(Sp1,Sp2)は各々4つの、双一次補間
器(BI1,BI2)入力側の接続された、各々4つの隣接す
る画素を読み出すための出力側を有しており、 前記双一次補間器(BI1,BI2)は各々2つの別の入力側
(E1,E2;E3,E4)を備えており、該別の入力側を介して
変位予測値の整数でない端数が供給され、 制御可能な前記係数評価装置(ak-2,ak)は、各々双一
次補間器(BI1,BI2)の出力側に接続されていて、該双
一次補間器(BI1,BI2)で決定された輝度値(またはク
ロミナンス値)を画像の動きについての特徴を示すセグ
メント情報に依存して評価し、該係数評価装置(ak-2,a
k)の出力側が加算装置(SE)の入力側に接続されてい
ることを特徴とする、 伝送されなかったテレビジョン順次画像のモーション適
応補間装置。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE3408061.9 | 1984-03-05 | ||
DE19843408061 DE3408061A1 (de) | 1984-03-05 | 1984-03-05 | Verfahren zur bewegungsadaptiven interpolation von fernsehbildsequenzen und anwendungen dieses verfahrens |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60206287A JPS60206287A (ja) | 1985-10-17 |
JP2628517B2 true JP2628517B2 (ja) | 1997-07-09 |
Family
ID=6229621
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60042045A Expired - Fee Related JP2628517B2 (ja) | 1984-03-05 | 1985-03-05 | モーシヨン適応補間方法および装置 |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4651207A (ja) |
EP (1) | EP0154125B1 (ja) |
JP (1) | JP2628517B2 (ja) |
CA (1) | CA1238710A (ja) |
DE (2) | DE3408061A1 (ja) |
Families Citing this family (34)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE3523424C1 (de) * | 1985-06-29 | 1986-10-30 | Deutsche Forschungs- und Versuchsanstalt für Luft- und Raumfahrt e.V., 5000 Köln | Verfahren zur UEbertragung und Wiedergabe von Videoszenen,insbesondere Luftbildszenen,mit reduzierter Bildfolgefrequenz bei Relativbewegung der aufgenommenen Szene gegenueber dem Aufnahmesensor |
DE3663875D1 (en) * | 1986-03-08 | 1989-07-13 | Ant Nachrichtentech | Motion compensating field interpolation method using a hierarchically structured displacement estimator |
JPH07114498B2 (ja) * | 1986-10-31 | 1995-12-06 | 三菱電機株式会社 | 動き補正サブサンプル内挿方式 |
JPH07114497B2 (ja) * | 1986-10-31 | 1995-12-06 | 三菱電機株式会社 | 動き補正サブサンプル内挿方式 |
JPH07114500B2 (ja) * | 1987-03-10 | 1995-12-06 | 三菱電機株式会社 | 動き補正サブサンプル内挿方式 |
US4972261A (en) * | 1987-08-28 | 1990-11-20 | The General Electric Company, P.L.C. | Motion compensation image signal encoding system |
DE3732789A1 (de) * | 1987-09-29 | 1989-04-06 | Thomson Brandt Gmbh | Verfahren zur zeitgerafften wiedergabe eines aus einzelbild-sequenzen bestehenden aufgezeichneten bildsignals |
JPH07109990B2 (ja) | 1989-04-27 | 1995-11-22 | 日本ビクター株式会社 | 適応型フレーム間予測符号化方法及び復号方法 |
JPH0832047B2 (ja) * | 1989-04-28 | 1996-03-27 | 日本ビクター株式会社 | 予測符号化装置 |
US7382929B2 (en) | 1989-05-22 | 2008-06-03 | Pixel Instruments Corporation | Spatial scan replication circuit |
JP3159309B2 (ja) * | 1989-09-27 | 2001-04-23 | ソニー株式会社 | 映像信号符号化方法及び映像信号符号化装置 |
US6278803B1 (en) * | 1990-04-26 | 2001-08-21 | Canon Kabushiki Kaisha | Interpolation apparatus for offset sampling signals |
US5305400A (en) * | 1990-12-05 | 1994-04-19 | Deutsche Itt Industries Gmbh | Method of encoding and decoding the video data of an image sequence |
EP0595895B1 (en) * | 1991-07-23 | 1997-12-29 | BRITISH TELECOMMUNICATIONS public limited company | Method and device for frame interpolation of a moving image |
GB9204115D0 (en) * | 1992-02-26 | 1992-04-08 | British Broadcasting Corp | Video image processing |
GB2265783B (en) * | 1992-04-01 | 1996-05-29 | Kenneth Stanley Jones | Bandwidth reduction employing a classification channel |
GB2266638B (en) * | 1992-04-01 | 1996-09-25 | Kenneth Stanley Jones | Multiple visual display from motion classifications for digital TV |
GB2296401B (en) * | 1994-10-04 | 1998-10-14 | Kenneth Stanley Jones | Improved 'majority' filter |
US5943096A (en) | 1995-03-24 | 1999-08-24 | National Semiconductor Corporation | Motion vector based frame insertion process for increasing the frame rate of moving images |
JP3224514B2 (ja) * | 1996-08-21 | 2001-10-29 | シャープ株式会社 | 動画像符号化装置および動画像復号装置 |
US5990852A (en) * | 1996-10-31 | 1999-11-23 | Fujitsu Limited | Display screen duplication system and method |
US6625333B1 (en) | 1999-08-06 | 2003-09-23 | Her Majesty The Queen In Right Of Canada As Represented By The Minister Of Industry Through Communications Research Centre | Method for temporal interpolation of an image sequence using object-based image analysis |
US6792154B1 (en) | 1999-10-07 | 2004-09-14 | World Multicast.com, Inc | Video compression system and method using time |
US6351545B1 (en) * | 1999-12-14 | 2002-02-26 | Dynapel Systems, Inc. | Motion picture enhancing system |
WO2001045036A1 (en) * | 1999-12-14 | 2001-06-21 | Dynapel Systems, Inc. | Slow motion system |
US20020149696A1 (en) * | 2001-02-23 | 2002-10-17 | Eastman Kodak Company | Method for presenting improved motion image sequences |
DE10120395A1 (de) * | 2001-04-25 | 2002-10-31 | Bosch Gmbh Robert | Einrichtung zur Interpolation von Abtastwerten sowie Bildencoder und Bilddecoder |
US7266150B2 (en) * | 2001-07-11 | 2007-09-04 | Dolby Laboratories, Inc. | Interpolation of video compression frames |
JP3840129B2 (ja) * | 2002-03-15 | 2006-11-01 | 株式会社東芝 | 動きベクトル検出方法と装置、補間画像作成方法と装置及び画像表示システム |
JP4053490B2 (ja) * | 2003-03-25 | 2008-02-27 | 株式会社東芝 | フレーム補間のための補間画像作成方法及びこれを用いた画像表示システム、補間画像作成装置 |
EP1521233A3 (en) * | 2003-09-30 | 2006-06-14 | LG Electronics Inc. | Method and apparatus of driving a plasma display panel |
CN100459693C (zh) * | 2005-11-08 | 2009-02-04 | 逐点半导体(上海)有限公司 | 一种运动补偿插帧装置及插帧方法 |
WO2011096770A2 (ko) * | 2010-02-02 | 2011-08-11 | (주)휴맥스 | 영상 부호화/복호화 장치 및 방법 |
US9659353B2 (en) * | 2010-03-01 | 2017-05-23 | Stmicroelectronics, Inc. | Object speed weighted motion compensated interpolation |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3715483A (en) * | 1970-12-11 | 1973-02-06 | Bell Telephone Labor Inc | Bandwidth reduction system for use with video signals |
US3824590A (en) * | 1973-03-26 | 1974-07-16 | Bell Telephone Labor Inc | Adaptive interpolating video encoder |
US4496972A (en) * | 1980-05-10 | 1985-01-29 | Deutsche Forschungs-Und Versuchsanstalt Fur Luft-Und Raumfahrt E.V. | Method for the representation of video images or scenes, in particular aerial images transmitted at reduced frame rate |
US4494140A (en) * | 1981-01-22 | 1985-01-15 | Micro Consultants Limited | T.V. apparatus for movement control |
US4383272A (en) * | 1981-04-13 | 1983-05-10 | Bell Telephone Laboratories, Incorporated | Video signal interpolation using motion estimation |
JPS58190184A (ja) * | 1982-04-30 | 1983-11-07 | Nec Corp | フレ−ム間内插方法 |
EP0100216B1 (en) * | 1982-07-23 | 1987-03-04 | BRITISH TELECOMMUNICATIONS public limited company | Improvements relating to video data transmission |
-
1984
- 1984-03-05 DE DE19843408061 patent/DE3408061A1/de not_active Withdrawn
-
1985
- 1985-01-18 EP EP85100477A patent/EP0154125B1/de not_active Expired - Lifetime
- 1985-01-18 DE DE8585100477T patent/DE3579011D1/de not_active Expired - Lifetime
- 1985-03-04 CA CA000475674A patent/CA1238710A/en not_active Expired
- 1985-03-05 JP JP60042045A patent/JP2628517B2/ja not_active Expired - Fee Related
- 1985-03-05 US US06/708,458 patent/US4651207A/en not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
CA1238710A (en) | 1988-06-28 |
EP0154125A2 (de) | 1985-09-11 |
DE3408061A1 (de) | 1985-09-05 |
DE3579011D1 (de) | 1990-09-13 |
EP0154125A3 (en) | 1987-05-27 |
JPS60206287A (ja) | 1985-10-17 |
US4651207A (en) | 1987-03-17 |
EP0154125B1 (de) | 1990-08-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2628517B2 (ja) | モーシヨン適応補間方法および装置 | |
JP5657391B2 (ja) | ハローを低減する画像補間 | |
De Haan et al. | True-motion estimation with 3-D recursive search block matching | |
US4672442A (en) | Frame rate conversion system in television signal | |
US6229570B1 (en) | Motion compensation image interpolation—frame rate conversion for HDTV | |
JP4724459B2 (ja) | 適応時間予測を用いた動きベクトル検出 | |
KR100579493B1 (ko) | 움직임 벡터 생성 장치 및 방법 | |
US8184705B2 (en) | Method and apparatus for motion compensated filtering of video signals | |
CN105517671A (zh) | 一种基于光流法的视频插帧方法及系统 | |
JP2003174628A (ja) | 動き補償補間のための画素値選択装置及び方法 | |
JP2004516724A (ja) | ブロックベースの動き補償の精度を改善するための方法 | |
KR100657261B1 (ko) | 적응적 움직임 보상 보간 방법 및 장치 | |
JPH0644815B2 (ja) | 動物体の動き内挿装置 | |
US7197075B2 (en) | Method and system for video sequence real-time motion compensated temporal upsampling | |
US8411751B2 (en) | Reducing and correcting motion estimation artifacts during video frame rate conversion | |
KR100565066B1 (ko) | 중첩된 블록 기반 움직임 추정에 의한 움직임 보상 보간방법 및 그를 적용한 프레임 레이트 변환 장치 | |
US4630114A (en) | Method for determining the displacement of moving objects in image sequences and arrangement as well as uses for implementing the method | |
KR100968642B1 (ko) | 비월된 비디오 신호로부터 움직임 벡터를 계산하기 위한 방법 및 보간 디바이스와, 보간 디바이스를 포함하는 디스플레이 디바이스와, 컴퓨터 판독가능 매체 | |
JPH0795591A (ja) | ディジタル画像信号処理装置 | |
JP2749446B2 (ja) | 伝送のために画像データを処理する方法ならびに使用法 | |
EP0817478A1 (en) | Process for interpolating frames for film mode compatibility | |
EP2237560A1 (en) | Halo reducing motion-compensated interpolation | |
JPS58190184A (ja) | フレ−ム間内插方法 | |
JPH0851599A (ja) | 画像情報変換装置 | |
JP2624507B2 (ja) | 動き補正型テレシネ装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |