JP2626318B2 - 内燃機関の燃料噴射制御方法 - Google Patents

内燃機関の燃料噴射制御方法

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JP2626318B2
JP2626318B2 JP3160893A JP16089391A JP2626318B2 JP 2626318 B2 JP2626318 B2 JP 2626318B2 JP 3160893 A JP3160893 A JP 3160893A JP 16089391 A JP16089391 A JP 16089391A JP 2626318 B2 JP2626318 B2 JP 2626318B2
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勝彦 宮本
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  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車等多気筒内燃機
関の燃料噴射制御方法に係り、詳しくは機関始動時の気
筒別燃料噴射制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】電子制御式燃料噴射装置付き機関では、
機関始動時は、エアフローセンサの出力により燃料量を
演算することができないことから、水温により予めマッ
プされた始動燃料量を機関回転に同期して噴射してい
る。そして、完爆して機関回転が徐々に上昇してきた際
には、空燃比A/Fがオーバーリッチになるのを防ぐた
めに燃料減量を行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、自動車用多
気筒内燃機関では、その大半が全気筒同時にクランク1
回転に1回噴射する同期噴射方式を使用している。その
ため、もともと増量補正される機関始動時に完爆時期が
気筒毎に異なった場合、既に完爆した気筒には無駄に燃
料を供給することになり、燃費対策,排気エミッション
対策上問題があった。
【0004】そこで、本発明の目的は、気筒別に燃焼の
有無を判別して機関始動時の燃料噴射を気筒別にきめ細
く制御し得る内燃機関の燃料噴射制御方法を提供するこ
とにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の、本発明方法は、始動時に機関温度に応じて燃料噴射
量を増量する電子制御式の燃料噴射装置、及び各気筒の
筒内圧を検出する筒内圧センサを具えた多気筒内燃機関
の燃料噴射制御方法において、前記内燃機関の始動時に
前記筒内圧センサにより各気筒の吸入行程圧力と膨張行
程圧力とを検出して記憶する第1の手順と、前記機関温
度に基づいて比較判定値(α)を設定する第2の手順
と、前記第1の手順により検出した各気筒の吸気行程圧
力及び膨張行程圧力の差圧を各々算出する第3の手順
と、前記第3の手順により算出された各気筒の差圧をそ
れぞれ前記第2の手順により設定された比較判定値
(α)とを比較し、この差圧が前記比較判定値(α)を
超えたとき燃焼が有ったと判定する第4の手順と、前記
第4の手順により燃焼が有ったと判定された気筒のみ個
別に前記燃料噴射装置によって燃料噴射量を低減させる
第5の手順とからなることを特徴とするものである。
【0006】
【作用】本発明方法によれば、機関始動時に気筒別に燃
焼の有無が確実に判定され、燃焼が有った気筒のみ個別
に燃料噴射量が低減される。
【0007】
【実施例】以下、添付図面を参照して本発明の一実施例
を説明する。図1は本発明方法が適用される機関制御系
の概略構成図、図2は機関始動時における燃料噴射制御
のフローチャート、図3は燃焼の有無の判定を説明する
ための特性図、図4は水温と比較値との関係を示す特性
図、図5は連続燃焼カウンタと減量係数との関係を示す
特性図である。
【0008】図中1は多気筒からなる機関本体であり、
この機関本体1の燃焼室1aに吸気管2と排気管3が各
々連通されている。前記吸気管2のサージタンク4上流
にはスロットルバルブ5が介装されているとともに、下
流側にはインジェクタ6が臨設される。また、吸気管2
の上流端にはエアフローセンサ7が介装された通路を介
してエアクリーナ8が連通される。さらに、前記スロッ
トルバルブ5にはスロットル開度を計測するスロットル
センサ9が連設される。
【0009】一方、前記機関本体1には前記燃焼室1a
に圧電面を露呈し、各気筒内の圧力を検出する筒内圧セ
ンサ10が装着されている。また、機関本体1のクラン
クシャフト1bに装着されたシグナルディスクプレート
11に、等クランク角と機関回転数を検出する回転数セ
ンサ兼用のクランク角センサ12が対設されている。さ
らに、前記機関本体1の冷却水通路1cには、冷却水温
度にて機関温度を測定する水温センサ13が臨設されて
いる。
【0010】また、図中14は電子制御ユニットであ
る。この電子制御ユニット14は、例えば、CPU,R
AM,ROM,入出力インターフェース等からなるマイ
クロコンピュータで構成され、前記エアフローセンサ7
から与えられる吸入空気量信号、水温センサ13から与
えられる水温信号、クランク角センサ12から与えられ
るクランク角信号、スロットルセンサ9から与えられる
スロットル開度信号、筒内圧センサ10から与えられる
圧力信号及び図示しないスタータスイッチからの始動時
判別信号等を入力とし、所定の演算を行って噴射信号を
出力し、それによって各気筒のインジェクタ6を制御す
る。
【0011】次に、前記電子制御ユニット14による機
関始動時の燃料噴射制御の動作手順を図2のフローチャ
ートに従って説明する。
【0012】まず、ステップ20で水温センサ13から
の水温信号を入力した後、ステップ21でスタータスイ
ッチのON/OFF動作により機関が停止状態からクラ
ンキングモードへ移行したかどうかを判定する。前記ス
タータスイッチがOFF状態からON動作した時、クラ
ンキングモードと判定してステップ22へ進み、また、
OFF状態を維持している場合、機関停止状態と判定し
て以下の制御を行わず終了する。
【0013】そして、ステップ22でクランク角センサ
12からのクランク角信号により気筒識別を行い、その
後ステップ23で同じく前記クランク角信号により当該
気筒が吸気行程であるかどうかを判定する。吸気行程で
なければステップ25へ進み、吸気行程であればステッ
プ24で、筒内圧センサ10からの圧力信号により吸気
行程圧力(IP)をサンプルした後、ステップ25に進
む。
【0014】次いで、ステップ25で前記クランク角信
号により当該気筒が膨張行程であるかどうかを判定す
る。膨張行程でなければステップ27へ進み、膨張行程
であればステップ26で、前記圧力信号により膨張行程
圧力(EP)をサンプルした後、ステップ27に進む。
【0015】次いで、ステップ27で、前述した水温信
号を基に図4に示すような水温マップより比較値(α)
を決定した後、ステップ28で前記膨張行程圧力(E
P)と吸気行程圧力(IP)との差圧(EP−IP)が
前記比較値(α)より大きいかどうか判定する。即ち、
図3にも示したように、前記差圧(EP−IP)が比較
値(α)よりも大きければ燃焼が有り、小さければ燃焼
が無かったと判定するのである。前記差圧(EP−I
P)が比較値(α)より小さい場合はステップ31で連
続燃焼カウンタをゼロにセットした後ステップ32に進
み、大きければステップ29に進む。
【0016】次いで、ステップ29で前回も前記差圧
(EP−IP)が比較値(α)よりも大きかったかどう
か即ち、燃焼が有ったかどうかを判定する。燃焼が無か
った場合はステップ31で連続燃焼カウンタをゼロにセ
ットした後ステップ32に進み、燃焼が有った場合はス
テップ30で連続燃焼カウンタをカウントアップした
後、ステップ32に進む。
【0017】次いで、ステップ32の連続燃焼回数によ
り燃料の減量係数(β)を決定し(図5参照)、これを
基にステップ33で実燃料噴射時間(TINJ )を計算す
る。即ち、実燃料噴射時間(TINJ )は、水温により決
まる始動時の燃料噴射基本時間(TB )に前記減量係数
(β)を乗ずることにより求められる。
【0018】そして、ステップ34でインジェクタ6を
前記実燃料噴射時間(TINJ )で駆動する。以後、これ
が繰り返される。なお、このような動作手順は各気筒毎
に個別に行われる。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、各
気筒に筒内圧センサを装着し、機関始動時の燃焼の有無
を検知するようにしたので、機関始動時の燃料噴射を気
筒別にきめ細く制御することができ、燃費及び排気エミ
ッションが向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法が適用される機関制御系の概略構成
図である。
【図2】機関始動時における燃料噴射制御のフローチャ
ートである。
【図3】燃焼の有無の判定を説明するための特性図であ
る。
【図4】水温と比較値との関係を示す特性図である。
【図5】連続燃焼カウンタと減量係数との関係を示す特
性図である。
【符号の説明】
1 機関本体 6 インジェクタ 10 筒内圧センサ 13 水温センサ 14 電子制御ユニット

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 始動時に機関温度に応じて燃料噴射量を
    増量する電子制御式の燃料噴射装置、及び各気筒の筒内
    圧を検出する筒内圧センサを具えた多気筒内燃機関の燃
    料噴射制御方法において、 前記内燃機関の始動時に前記筒内圧センサにより各気筒
    の吸入行程圧力と膨張行程圧力とを検出して記憶する第
    1の手順と、 前記機関温度に基づいて比較判定値(α)を設定する第
    2の手順と、 前記第1の手順により検出した各気筒の吸気行程圧力及
    び膨張行程圧力の差圧を各々算出する第3の手順と、 前記第3の手順により算出された各気筒の差圧をそれぞ
    れ前記第2の手順により設定された比較判定値(α)と
    を比較し、この差圧が前記比較判定値(α)を超えたと
    き燃焼が有ったと判定する第4の手順と、 前記第4の手順により燃焼が有ったと判定された気筒の
    み個別に前記燃料噴射装置によって燃料噴射量を低減さ
    せる第5の手順とからなる 内燃機関の燃料噴射制御方
    法。
JP3160893A 1991-06-06 1991-06-06 内燃機関の燃料噴射制御方法 Expired - Lifetime JP2626318B2 (ja)

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