JP2625965B2 - Cu−Ni−Sn合金の製造方法 - Google Patents
Cu−Ni−Sn合金の製造方法Info
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は,例えばスイツチ,リレー等の繰返し応力
が負荷される用途に適した,Cu−Ni−Sn合金の製造方法
に関するものである。
が負荷される用途に適した,Cu−Ni−Sn合金の製造方法
に関するものである。
従来,スイツチ,リレー等の繰返し応力が負荷される
用途には,材料としてベリリウム銅(JIS C1720)やり
ん青銅(JIS C5210,C5191,C5102等)が多用されてい
る。
用途には,材料としてベリリウム銅(JIS C1720)やり
ん青銅(JIS C5210,C5191,C5102等)が多用されてい
る。
ベリリウム銅は,銅合金の中では最高級の強度を有
し,繰返し応力に対しても優れた特性を示し,マイクロ
スイツチ等で高級ばね材料として用いられている。一方
りん青銅は,比較的に安価で,ある程度の優れた疲労特
性を有することにより,スイツチ,リレー等の分野にて
汎用ばね材料として普及している。
し,繰返し応力に対しても優れた特性を示し,マイクロ
スイツチ等で高級ばね材料として用いられている。一方
りん青銅は,比較的に安価で,ある程度の優れた疲労特
性を有することにより,スイツチ,リレー等の分野にて
汎用ばね材料として普及している。
この発明の組成の合金はスピノーダル分解を起こす時
効硬化性の合金として,例えば刊行物{日本電子材料技
術協会会報第15巻(1983),第13頁}により既に公知で
ある。
効硬化性の合金として,例えば刊行物{日本電子材料技
術協会会報第15巻(1983),第13頁}により既に公知で
ある。
又,特公昭60−43903号公報には,その発明の組成の
合金を,2相領域の670〜750℃の温度範囲で熱処理する方
法が示されている。
合金を,2相領域の670〜750℃の温度範囲で熱処理する方
法が示されている。
又,特願昭62−100793号明細書には,この発明の組成
の合金を,600〜770℃の温度範囲で熱処理し,加工率0
〜60%の範囲で仕上げ加工し,350〜500℃の温度範囲で
3〜300分間熱処理を施す方法が示されている。
の合金を,600〜770℃の温度範囲で熱処理し,加工率0
〜60%の範囲で仕上げ加工し,350〜500℃の温度範囲で
3〜300分間熱処理を施す方法が示されている。
しかしながら,上記ベリリウム銅は,その成分元素で
あるBeが非常に高価であるためコストが高いという欠点
があり,一方のりん青銅では,安価であるものの疲れ特
性をはじめ,他の機械的強度においてもベリリウム銅と
の差が大きい。
あるBeが非常に高価であるためコストが高いという欠点
があり,一方のりん青銅では,安価であるものの疲れ特
性をはじめ,他の機械的強度においてもベリリウム銅と
の差が大きい。
又,スピノーダル分解を起こす時効硬化性の合金は,
時効硬化後の優れた静的強度を有するものの,疲労特性
は従来のりん青銅と大差なく,スイツチ,リレー等の繰
返し応力が負荷される用途には必ずしも適しているとは
言えなかつた。
時効硬化後の優れた静的強度を有するものの,疲労特性
は従来のりん青銅と大差なく,スイツチ,リレー等の繰
返し応力が負荷される用途には必ずしも適しているとは
言えなかつた。
又、特公昭60−43903号公報では,硬さ,ばね限界値
といつた機械的強度が該熱処理により顕著に向上するこ
とが明示されるのみで,この発明の実施例によるCu−Ni
−Sn合金の疲れ特性が改良される効果については開示さ
れていない。
といつた機械的強度が該熱処理により顕著に向上するこ
とが明示されるのみで,この発明の実施例によるCu−Ni
−Sn合金の疲れ特性が改良される効果については開示さ
れていない。
又,特願昭62−100793号明細書では,疲れ特性は向上
するものの,成形性が悪くなり,特に精密で厳しい成形
加工を受けるような部品への適用に対しては課題があ
る。
するものの,成形性が悪くなり,特に精密で厳しい成形
加工を受けるような部品への適用に対しては課題があ
る。
この発明は上記のような課題を解決するためになされ
たもので,機械的特性および導電性を実用レベルに保ち
ながら,安価に成形性が良好で疲れ特性に優れたCu−Ni
−Sn合金の製造方法を得ることを目的とする。
たもので,機械的特性および導電性を実用レベルに保ち
ながら,安価に成形性が良好で疲れ特性に優れたCu−Ni
−Sn合金の製造方法を得ることを目的とする。
この発明のCu−Ni−Sn合金の製造方法は、重量組成比
にてNi3〜25%,Sn3〜9%,残部がCuと不可避の不純物
から成る、仕上げ加工工程に供給する銅基合金を、800
℃以上で第1の熱処理をし、さらに、600〜770℃の温度
範囲で第2の熱処理をした後、上記第1および第2の熱
処理をしたままのもの、あるいは上記第1および第2の
熱処理をしたものを加工率60%以下で仕上げ加工したも
のを、350〜500℃の温度範囲で3〜300分間熱処理を施
すものである。
にてNi3〜25%,Sn3〜9%,残部がCuと不可避の不純物
から成る、仕上げ加工工程に供給する銅基合金を、800
℃以上で第1の熱処理をし、さらに、600〜770℃の温度
範囲で第2の熱処理をした後、上記第1および第2の熱
処理をしたままのもの、あるいは上記第1および第2の
熱処理をしたものを加工率60%以下で仕上げ加工したも
のを、350〜500℃の温度範囲で3〜300分間熱処理を施
すものである。
この発明において,基本成分として,比較的安価な元
素から成り,まず,単相域の800℃以上での加熱処理でC
u−Ni−Sn合金中に存在する加工組織を完全に消滅させ
る。それに続いての二相域となる600〜770℃の温度域で
の熱処理では,常温状態でマトリツクス(第1相)中に
第2相を均一に分散させた組織を得ることができる。こ
れらの熱処理の複合化により成形性および疲れ特性を改
善させたものを得ることができる。
素から成り,まず,単相域の800℃以上での加熱処理でC
u−Ni−Sn合金中に存在する加工組織を完全に消滅させ
る。それに続いての二相域となる600〜770℃の温度域で
の熱処理では,常温状態でマトリツクス(第1相)中に
第2相を均一に分散させた組織を得ることができる。こ
れらの熱処理の複合化により成形性および疲れ特性を改
善させたものを得ることができる。
また,350〜500℃の範囲における熱処理により,析出
物が多種類となり,さらに疲れ特性を向上させることが
できる。
物が多種類となり,さらに疲れ特性を向上させることが
できる。
この発明に係わるNiとSnの含有量については,相互の
添加元素により,合金が時効硬化性を有するとともに疲
労特性の向上が得られる最小範囲を下限とし,Niについ
ては3%,Snは3%とした。一方,上限についてはNiが2
5%を越えると導電率が極端に低下し,スイツチ,リレ
ー等への使用に適さなくなり,Snは素材の製造時の加工
性を著しく劣化させるため9%を最大とした。
添加元素により,合金が時効硬化性を有するとともに疲
労特性の向上が得られる最小範囲を下限とし,Niについ
ては3%,Snは3%とした。一方,上限についてはNiが2
5%を越えると導電率が極端に低下し,スイツチ,リレ
ー等への使用に適さなくなり,Snは素材の製造時の加工
性を著しく劣化させるため9%を最大とした。
仕上げ加工前の組織調整を目的とした熱処理は,成形
性および疲れ特性改善のために,まず,単相域となる80
0℃以上の温度で熱処理を行い,続いて室温で2相の出
現が可能となるように,平衡状態図で2相が平衡する60
0〜770℃の温度域で行う。800℃以下の熱処理では単相
が得られず,後者の二相領域からの熱処理においては,6
00℃以下でも2相となるが,その後の塑性加工が困難と
なるために,また770℃以上では,単相域側に接近し過
ぎ,第2相の出現量が著しく減少して疲れ特性の改善効
果が少なくなるという理由から熱処理温度をこの範囲に
定めている。最終加工率は,この合金製品を使用する際
の成形性の点を考慮して最大値を60%に制限した。ま
た,350〜500℃で3〜300分間行なう時効硬化処理は,疲
労特性を,更に向上させるために行うものである。
性および疲れ特性改善のために,まず,単相域となる80
0℃以上の温度で熱処理を行い,続いて室温で2相の出
現が可能となるように,平衡状態図で2相が平衡する60
0〜770℃の温度域で行う。800℃以下の熱処理では単相
が得られず,後者の二相領域からの熱処理においては,6
00℃以下でも2相となるが,その後の塑性加工が困難と
なるために,また770℃以上では,単相域側に接近し過
ぎ,第2相の出現量が著しく減少して疲れ特性の改善効
果が少なくなるという理由から熱処理温度をこの範囲に
定めている。最終加工率は,この合金製品を使用する際
の成形性の点を考慮して最大値を60%に制限した。ま
た,350〜500℃で3〜300分間行なう時効硬化処理は,疲
労特性を,更に向上させるために行うものである。
この場合,350℃以下では析出物の量が不充分となり,5
00℃以上では析出が進みすぎ軟化するため不適当であ
り,又3分間以下では同様に析出物の量が不充分とな
り,300分間以上では析出が進みすぎ軟化するため不適当
である。
00℃以上では析出が進みすぎ軟化するため不適当であ
り,又3分間以下では同様に析出物の量が不充分とな
り,300分間以上では析出が進みすぎ軟化するため不適当
である。
なお,800℃以上での熱処理および600〜770℃での熱処
理後急冷すること,又は少なくとも600℃〜770℃での熱
処理後急冷することはこの発明の目的とする効果にとつ
て望ましい。
理後急冷すること,又は少なくとも600℃〜770℃での熱
処理後急冷することはこの発明の目的とする効果にとつ
て望ましい。
以下にこの発明の実施例について説明する。
表は,この発明の実施例による対象材と比較材の成
分,製造条件および特性値をまとめて示したものであ
る。
分,製造条件および特性値をまとめて示したものであ
る。
表の結果より,試料No.2とNo.6で同一試料において,
仕上げ圧延前の組織調整化のための処理条件が異なる。
即ち二相域からの熱処理前に単相域で熱処理が施されて
いるかどうかの差であるが,両者共に疲れ特性は参考に
示した比較材のC1720合金(試料No.11:ベリリウム銅)
とほぼ同等の水準にあるものの,成形性については,単
相域からの熱処理を施してあるNo.2の方が格段に優れて
いる。また,単相域からの熱処理のみの試料No.7では,
成形性は良好であるが,疲れ特性はC5210(試料No.12,1
3:りん青銅)並みの低水準にある。これは,試料No.7が
固溶範囲の単相となる熱処理のみであるのに対しNo.2で
は,さらに2相が平衡する温度域から熱処理されている
ため室 温状態でこれらの相が存在することとなり,その結果と
して良好な成形性と優れた疲れ特性が得られることを示
している。このことは,上記試料No.2とは異なる組成で
それらは同一の組成の試料8,9,10についても同様なこと
が言える。試料3,4,5は,同組成材で組織調整処理が同
一で仕上げ加工率を変えたもので,加工率が増大するに
つれて疲れ強さは若干高くなるものの成形性は悪化する
傾向にあり,実用性を加味して加工率を60%以下に限定
した根拠が示される。No.1とNo.2の試料では,組織調整
処理および仕上げ加工率が同一で仕上げ圧延後の時効処
理の有無による差であるが,明らかに時効処理を施した
No.2の方が優れた疲れた特性を示している。一方,試料
No.1とほぼ同一の強度レベルにある試料No.13(C5210−
SH:ばね用りん青銅)と比較した場合でも,この発明の
実施例による材料の優位性は明白である。
仕上げ圧延前の組織調整化のための処理条件が異なる。
即ち二相域からの熱処理前に単相域で熱処理が施されて
いるかどうかの差であるが,両者共に疲れ特性は参考に
示した比較材のC1720合金(試料No.11:ベリリウム銅)
とほぼ同等の水準にあるものの,成形性については,単
相域からの熱処理を施してあるNo.2の方が格段に優れて
いる。また,単相域からの熱処理のみの試料No.7では,
成形性は良好であるが,疲れ特性はC5210(試料No.12,1
3:りん青銅)並みの低水準にある。これは,試料No.7が
固溶範囲の単相となる熱処理のみであるのに対しNo.2で
は,さらに2相が平衡する温度域から熱処理されている
ため室 温状態でこれらの相が存在することとなり,その結果と
して良好な成形性と優れた疲れ特性が得られることを示
している。このことは,上記試料No.2とは異なる組成で
それらは同一の組成の試料8,9,10についても同様なこと
が言える。試料3,4,5は,同組成材で組織調整処理が同
一で仕上げ加工率を変えたもので,加工率が増大するに
つれて疲れ強さは若干高くなるものの成形性は悪化する
傾向にあり,実用性を加味して加工率を60%以下に限定
した根拠が示される。No.1とNo.2の試料では,組織調整
処理および仕上げ加工率が同一で仕上げ圧延後の時効処
理の有無による差であるが,明らかに時効処理を施した
No.2の方が優れた疲れた特性を示している。一方,試料
No.1とほぼ同一の強度レベルにある試料No.13(C5210−
SH:ばね用りん青銅)と比較した場合でも,この発明の
実施例による材料の優位性は明白である。
上記の実施例において,疲れ強さの値はそれほど大き
く増加していないので疲れ特性の改善効果は小さい様に
見えるが,これは疲れ特性を一般的な表示様式である時
間強度,即ち一定の繰返し数(N=107回)における応
力振巾(疲れ強さ)で示したことによる。例えば,No.7
(比較材)とNo.2(発明材)の疲れ強さは夫々,30,37kg
f/mm2でその差は7kg f/mm2(約20%)とわずかではあ
るが,一定の応力振巾,σa=40kg f/mm2での平均疲労
寿命(回数)は,No.7で6.2×105回,No.2では4.1×106回
が得られ,この発明の実施例による材料の方が比較材に
比べて約7倍の疲労寿命があり,疲労面の信頼性に関し
て著しく向上していることがわかる。
く増加していないので疲れ特性の改善効果は小さい様に
見えるが,これは疲れ特性を一般的な表示様式である時
間強度,即ち一定の繰返し数(N=107回)における応
力振巾(疲れ強さ)で示したことによる。例えば,No.7
(比較材)とNo.2(発明材)の疲れ強さは夫々,30,37kg
f/mm2でその差は7kg f/mm2(約20%)とわずかではあ
るが,一定の応力振巾,σa=40kg f/mm2での平均疲労
寿命(回数)は,No.7で6.2×105回,No.2では4.1×106回
が得られ,この発明の実施例による材料の方が比較材に
比べて約7倍の疲労寿命があり,疲労面の信頼性に関し
て著しく向上していることがわかる。
この発明の実施例によるCu−Ni−Sn合金は,例えばス
イツチ,リレー等の繰返し応力が負荷される用途に有用
なばね材料を提供するものであるが,第2相がマトリツ
クス(第1相)中に微細にかつ均一に分散した組織を有
するために耐摩耗性も良好であるので,耐摩耗性等を要
求される分野にも適用可能である。
イツチ,リレー等の繰返し応力が負荷される用途に有用
なばね材料を提供するものであるが,第2相がマトリツ
クス(第1相)中に微細にかつ均一に分散した組織を有
するために耐摩耗性も良好であるので,耐摩耗性等を要
求される分野にも適用可能である。
また,実施例において特に示さなかつたが,この発明
の実施例によるCu−Ni−Sn合金の応力緩和特性は,ベリ
リウム銅と同レベルにあり,常時,静的応力が作用する
分野のコネクタなどのばね材にも適用可能である。
の実施例によるCu−Ni−Sn合金の応力緩和特性は,ベリ
リウム銅と同レベルにあり,常時,静的応力が作用する
分野のコネクタなどのばね材にも適用可能である。
以上説明したとおり,この発明は、重量組成比にてNi
3〜25%,Sn3〜9%,残部がCuと不可避の不純物から成
る、仕上げ加工工程に供給する銅基合金を、800℃以上
で第1の熱処理をし、さらに、600〜770℃の温度範囲で
第2の熱処理をした後、上記第1および第2の熱処理を
したままのもの、あるいは上記第1および第2の熱処理
をしたものを加工率60%以下で仕上げ加工したものを、
350〜500℃の温度範囲で3〜300分間熱処理を施すこと
により、機械的特性および導電性を実用的レベルに保ち
ながら、安価に成形性および疲労特性がともに優れたCu
−Ni−Sn合金の製造方法を得ることができる。
3〜25%,Sn3〜9%,残部がCuと不可避の不純物から成
る、仕上げ加工工程に供給する銅基合金を、800℃以上
で第1の熱処理をし、さらに、600〜770℃の温度範囲で
第2の熱処理をした後、上記第1および第2の熱処理を
したままのもの、あるいは上記第1および第2の熱処理
をしたものを加工率60%以下で仕上げ加工したものを、
350〜500℃の温度範囲で3〜300分間熱処理を施すこと
により、機械的特性および導電性を実用的レベルに保ち
ながら、安価に成形性および疲労特性がともに優れたCu
−Ni−Sn合金の製造方法を得ることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中島 孝司 神奈川県相模原市宮下1丁目1番57号 三菱電機株式会社相模製作所内 (56)参考文献 特開 昭56−265(JP,A) 特開 昭62−180025(JP,A) 特開 昭53−26223(JP,A)
Claims (1)
- 【請求項1】重量組成比にてNi3〜25%,Sn3〜9%,残
部がCuと不可避の不純物から成る、仕上げ加工工程に供
給する銅基合金を、800℃以上で第1の熱処理をし、さ
らに、600〜770℃の温度範囲で第2の熱処理をした後、
上記第1および第2の熱処理をしたままのもの、あるい
は上記第1および第2の熱処理をしたものを加工率60%
以下で仕上げ加工したものを、350〜500℃の温度範囲で
3〜300分間第3の熱処理を施すCu−Ni−Sn合金の製造
方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63240081A JP2625965B2 (ja) | 1988-09-26 | 1988-09-26 | Cu−Ni−Sn合金の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63240081A JP2625965B2 (ja) | 1988-09-26 | 1988-09-26 | Cu−Ni−Sn合金の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0288750A JPH0288750A (ja) | 1990-03-28 |
JP2625965B2 true JP2625965B2 (ja) | 1997-07-02 |
Family
ID=17054203
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63240081A Expired - Lifetime JP2625965B2 (ja) | 1988-09-26 | 1988-09-26 | Cu−Ni−Sn合金の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2625965B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2014196563A1 (ja) | 2013-06-04 | 2014-12-11 | 日本碍子株式会社 | 銅合金の製造方法および銅合金 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2971215B1 (en) * | 2013-03-14 | 2019-04-17 | Materion Corporation | Process for improving formability of wrought copper-nickel-tin alloys |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5326223A (en) * | 1976-08-23 | 1978-03-10 | Mitsubishi Electric Corp | Work hardening copper alloy |
JPS6043903B2 (ja) * | 1979-06-14 | 1985-10-01 | 三菱電機株式会社 | Cu−Ni−Sn合金の強化法 |
JP2514926B2 (ja) * | 1986-02-04 | 1996-07-10 | 古河電気工業株式会社 | はんだ接合強度に優れた電子機器用銅合金とその製造法 |
-
1988
- 1988-09-26 JP JP63240081A patent/JP2625965B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2014196563A1 (ja) | 2013-06-04 | 2014-12-11 | 日本碍子株式会社 | 銅合金の製造方法および銅合金 |
US10329654B2 (en) | 2013-06-04 | 2019-06-25 | Ngk Insulators, Ltd. | Method for manufacturing copper alloy and copper alloy |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0288750A (ja) | 1990-03-28 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
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