JP2625829B2 - ピリダジノ〔4,3−c〕キノリン化合物 - Google Patents

ピリダジノ〔4,3−c〕キノリン化合物

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JP2625829B2 JP63043066A JP4306688A JP2625829B2 JP 2625829 B2 JP2625829 B2 JP 2625829B2 JP 63043066 A JP63043066 A JP 63043066A JP 4306688 A JP4306688 A JP 4306688A JP 2625829 B2 JP2625829 B2 JP 2625829B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は新規かつ医薬として有用なピリダジノ〔4,3
−c〕キノリン化合物またはその塩に関する。
〔従来の技術〕 特開昭59−110694号公報には抗不安、抗けいれん活性
を有する2−(2−ピリミジル)−ピラゾロ〔4,3−
c〕キノリン−3(5H)−オンなどの化合物が、また特
開昭62−63519号公報には抗不安または抗うつ活性を有
する2−(p−クロロフェニル)−ピラゾロ〔4,3−
c〕キノリン−3(5H)−オンなどの化合物が開示され
ている。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明者らは、非ベンゾジアゼピン化合物系抗不安薬
を開発することを目的として、鋭意検討を行った。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者らの研究の結果、新規なピリダジノ〔4,3−
c〕キノリン化合物がベンゾジアゼピン受容体に対して
高い親和性を有することを見出し、本発明を完成した。
すなわち、本発明は一般式 〔式中、R1は水素、ハロゲン、水酸基、低級アルキルま
たは低級アルコキシを、R2は水素、低級アルキル、アシ
ルまたは−SO2R3(ここで、R3は低級アルキル、フェニ
ルまたはメチルフェニルを示す。)を、Arはピリジル、
フェニルまたはベンゼン環上にハロゲン、水酸基、低級
アルキルおよび低級アルコキシから任意に選ばれる1〜
3個の置換基を有するフェニルを、結合 は単結合または二重結合を示す。〕 で表わされるピリダジノ〔4,3−c〕キノリン化合物ま
たはその塩に関する。
上記定義中および本明細書において、ハロゲンとはフ
ッ素、塩素、臭素、ヨウ素を、低級アルキルとはメチ
ル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブ
チル、第3級ブチルなどを、低級アルコキシとはメトキ
シ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキ
シ、イソブトキシ、第3級ブトキシなどを、アシルとは
アセチル、プロピオニル、ブチリル、ピバロイル、ベン
ゾイルなどを、ピリジルとは2−ピリジル、3−ピリジ
ル、4−ピリジルを示す。
一般式(I)の化合物において1個の不斉炭素原子を
有する場合には、ラセミ体混合物および個個の光学異性
体が存在しうるし、さらに2個以上の不斉炭素原子を有
する場合には個々のジアステレオマーまたはそれらの混
合物として存在しうる。本発明はこれらの混合物および
個々の異性体のすべてを包含する。また、立体異性体も
包含される。
本発明の一般式(I)の化合物の塩としては無機酸も
しくは有機酸との酸付加塩(塩酸塩、臭化水素酸塩、硫
酸塩、マレイン酸塩、フマール酸塩、酒石酸塩など)ま
たは第4級アンモニウム塩などがあげられる。
本発明の一般式(I)の化合物は、たとえば一般式 (式中、R4は水素または低級アルキルを示し、他の各記
号は前記と同義である。) で表わされる化合物と一般式 Ar−NHNH2 (III) (式中、Arは前記と同義である。) で表わされるヒドラジン誘導体またはその酸付加塩とを
反応させて得られる一般式 (式中、各記号は前記と同義である。) で表わされる化合物を閉環反応に付すことによって合成
することができる。
反応は適当な溶媒(メタノール、エタノール、プロパ
ノール、イソプロピルアルコール、ブタノールなどをア
ルコール系溶媒)中、5〜20時間加熱還流することによ
り進行し、一般式(I)および一般式(IV)で表わされ
る化合物が生成する。一般式(III)のヒドラジン誘導
体が酸付加塩の時は、脱酸剤(酢酸ナトリウム、酢酸カ
リウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウムなど)の存在下
に反応させる。一般式(IV)で表わされる化合物が得ら
れた場合には、酢酸中5〜10時間加熱還流することによ
って、一般式(I)で表わされる化合物が得られる。
一般式(I)においてR2がアシルである化合物は一般
式(I)の化合物中、R2が水素である化合物に一般式 R5−COOH (V) (式中、R5は低級アルキルを示す。) で表わされるカルボン酸の反応性誘導体(たとえば、酸
ハライド、酸無水物)を反応させることによっても合成
することができる。
反応は、必要に応じて、適当な溶媒(クロロホルム、
ジクロロメタン、ジクロロエタン、ベンゼン、トルエン
など)中、脱酸剤(トリエチルアミン、ピリジン、炭酸
カリウム、炭酸ナトリウムなど)の存在下に室温あるい
は使用溶媒の還流下に1〜10時間保つことにより進行す
る。
また、一般式(I)においてR2が低級アルキルである
化合物は、一般式(I)の化合物中、R2が水素である化
合物に低級アルキルハライドを反応させることにより、
あるいは低級アルキルアルデヒドまたはケトンにより還
元的にアルキル化することにより合成することができ
る。
反応は、前者の場合、適当な溶媒(たとえばメタノー
ル、エタノール、イソプロピルアルコール、ブタノー
ル、ジメチルホルムアミド、トルエン、ベンゼンなど反
応を阻害しない溶媒)中、脱酸剤(ピリジン、トリメチ
ルアミン、炭酸カリウム、炭酸ナトリウムなど)の存在
下、使用溶媒の還流下に1〜20時間で進行する。後者の
場合は、たとえばメタノール中、水素化シアノホウ素ナ
トリウムを還元剤として加え、10〜50℃に3〜12時間保
つことにより進行する。
さらに、一般式(I)においてR2が−SO2R3(R3は前
記と同義である。)である化合物をルイス酸(たとえ
ば、臭化水素−酢酸溶液)中、一夜加熱還流することに
より、一般式 (式中、各記号は前記と同義である。) で表わされる化合物および一般式 (式中、各記号は前記と同義である。) で表わされる化合物が得られる。
本発明の化合物(I)が1個の不斉炭素原子を有する
場合には通常ラセミ体混合物として得られるが、これは
常法により光学異性体に分割することもできるし、出発
物質に光学異性体を用いることによっても製造すること
ができる。さらに、化合物(I)が少なくとも2個の不
斉原子を有する場合の個々のジアステレオマーも常法に
より得られる。また、立体異性体も容易に分けることが
できる。
本発明の化合物(I)またはその異性体は無機酸もし
くは有機酸と常法により処理することにより前記した酸
付加塩とすることができるし、また第4級アンモニウム
塩とすることもできる。
次に、実施例に記載された以外の本発明に包含される
化合物を例示する。
◎ 9−メチル−2−フェニル−4,4a,5,6−テトラヒド
ロピリダジノ〔4,3−c〕キノリン−3(2H)−オン ◎ 2−(4−メトキシフェニル)−9−メチル−4,4
a,5,6−テトラヒドロピリダジノ〔4,3−c〕キノリン−
3(2H)−オン ◎ 6−アセチル−2−(4−メトキシフェニル)−4,
4a,5,6−テトラヒドロピリダジノ〔4,3−c〕キノリン
−3(2H)−オン ◎ 2−(4−クロロフェニル)−6−メチル−4,4a,
5,6−テトラヒドロピリダジノ〔4,3−c〕キノリン−3
(2H)−オン ◎ 9−メトキシ−2−フェニル−4,4a,5,6−テトラヒ
ドロピリダジノ〔4,3−c〕キノリン−3(2H)−オン ◎ 2−(4−クロロフェニル)−9−メトキシ−4,4
a,5,6−テトラヒドロピリダジノ〔4,3−c〕キノリン−
3(2H)−オン ◎ 2−(3−クロロフェニル)−4,4a,5,6−テトラヒ
ドロピリダジノ〔4,3−c〕キノリン−3(2H)−オン ◎ 2−(2−クロロフェニル)−4,4a,5,6−テトラヒ
ドロピリダジノ〔4,3−c〕キノリン−3(2H)−オン ◎ 2−(4−メトキシフェニル)−6−プロピオニル
−4,4a,5,6−テトラヒドロピリダジノ〔4,3−c〕キノ
リン−3(2H)−オン ◎ 6−アセチル−2−(4−ヒドロキシフェニル)−
4,4a,5,6−テトラヒドロピリダジノ〔4,3−c〕キノリ
ン−3(2H)−オン ◎ 9−ヒドロキシ−2−フェニル−4,4a,5,6−テトラ
ヒドロピリダジノ〔4,3−c〕キノリン−3(2H)−オ
ン 本発明の一般式(II)で表わされる化合物は文献未載
の新規化合物であり、たとえば後述の参考例に示す方法
により合成することができる。
〔作用および発明の効果〕
かくして得られた一般式(I)の化合物はトリチウム
ラベルしたジアゼパムを用いたベンゾジアゼピン受容体
に対し高い阻害活性を示すことが判明した。従って、一
般式(I)の化合物は抗不安薬として、またジアゼパム
などの既存の抗不安薬の過量投与あるいは中毒に対する
中和剤としても有用であり、さらに健忘症の治療剤とし
ても有用である。
本発明化合物を医薬として用いる場合には、薬理学的
に許容される適宜の賦形剤、担体、希釈剤などと混合
し、錠剤、カプセル剤、顆粒剤、シロップ剤、注射剤、
坐剤または散剤などの形態で投与できる。投与量版、た
とえば経口投与の場合、通常成人一日あたり5〜500mg
程度であり、これを1回または数回に分けて投与するこ
とができる。
〔実 施 例〕
以下、本発明を参考例、実施例により具体的に説明す
るが、本発明はこれらにより何ら限定されるものではな
い。なお、参考例は合成中間体の製造例を、実施例は本
発明化合物の製造例を示す。
参考例1 4−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−1−(4−メ
チルベンゼンスルホニル)キノリン17.5gおよびピロリ
ジン8.3gをベンゼン200mlに加え、さらに4−メチルベ
ンゼンスルホン酸2gを加えた後、水抜き装置を付し一夜
加熱還流する。減圧下に濃縮し、得られた結晶を濾取す
る。アルコールで洗浄後、乾燥すると4−(1−ピロリ
ジニル)−1,2−ジヒドロ−1−(4−メチルベンゼン
スルホニル)キノリン15.1gを得る。この化合物13gをメ
タノール150mlに加え、α−ブロモ酢酸エチル12.2gおよ
びヨウ化カリウム1gを加えた後、一夜加熱還流する。次
いで水15mlを加え2時間加熱還流し、減圧下に濃縮す
る。残渣をクロロホルムで抽出後、水洗し、硫酸マグネ
シウム上で乾燥する。濃縮後、得られた結晶をイソプロ
ピルアルコールから再結晶すると、融点111〜113℃の4
−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−1−(4−メチル
ベンゼンスルホニル)キノリン−3−酢酸エチル5,8gを
得る。
参考例2 ジメチルアミン塩酸塩10.6gおよび37%ホルマリン12.
1gを室温で30分間撹拌する。70℃に昇温し、無水酢酸10
0mlを70〜80℃に保ちながら滴下する。同温に30分間保
持した後、4−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−1−
(4−メチルベンゼンスルホニル)キノリン30gを加
え、70〜75℃にて3時間反応する。減圧下に濃縮し、ア
セトン100mlを加えて放置する。生じた結晶を濾取し、
乾燥すると4−オキソ−3−ジメチルアミノメチル−1,
2,3,4−テトラヒドロ−1−(4−メチルベンゼンスル
ホニル)キノリン塩酸塩34.4gを得る。この化合物34.4g
を50%メタノール200mlに溶解した溶液を、シアン化カ
リウム15gを200mlの水に溶解した溶液に加え、40〜50℃
にて5時間保つ。放冷後、酢酸エチルにて抽出し、水洗
後、濃縮する。得られた油状物に塩酸100mlおよび酢酸1
00mlを加え、5時間加熱還流する。冷却後、生じた結晶
を濾取し、水洗し、50%エタノールから再結晶すると、
融点184〜185℃の4−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ
キノリン−3−酢酸4.5gを得る。
実施例1 4−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−3−
酢酸4.1gおよび4−クロロフェニルヒドラジン3.4gをブ
タノール200ml中に加え、一夜加熱還流する。減圧下に
濃縮し、得られた結晶を濾取する。イソプロピルアルコ
ールから再結晶すると、2−(4−クロロフェニル)−
4,4a,5,6−テトラヒドロピリダジノ〔4,3−c〕キノリ
ン−3(2H)−オン3.4gを得る。融点146〜148℃ 実施例2 実施例1の4−クロロフェニルヒドラジンの代わりに
4−メトキシフェニルヒドラジンを用いると、2−(4
−メトキシフェニル)−4,4a,5,6−テトラヒドロピリダ
ジノ〔4,3−c〕キノリン−3(2H)−オンを得る。融
点179〜180℃ 実施例3 実施例1の4−クロロフェニルヒドラジンの代わりに
4−メチルフェニルヒドラジンを用いると2−(4−メ
チルフェニル)−4,4a,5,6−テトラヒドロピリダジノ
〔4,3−c〕キノリン−3(2H)−オンを得る。融点189
〜190℃ 実施例4 実施例1の4−クロロフェニルヒドラジンの代わりに
フェニルヒドラジンを用いると2−フェニル−4,4a,5,6
−テトラヒドロピリダジノ〔4,3−c〕キノリン−3(2
H)−オンを得る。融点170〜172℃ 実施例5 6−クロロ−4−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−
1−(4−メチルベンゼンスルホニル)キノリン−3−
酢酸エチル4.1gおよびフェニルヒドラジン1.1gをブタノ
ール100ml中に加え、5時間加熱還流する。減圧下に濃
縮し、残渣に酢酸100mlを加え7時間加熱還流する。減
圧下に濃縮後、クロロホルムにて抽出し、濃縮する。得
られた油状物をカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸
から再結晶すると、9−クロロ−2−フェニル−6−
(4−メチルベンゼンスルホニル)−4,4a,5,6−テトラ
ヒドロピリダジノ〔4,3−c〕キノリン−3(2H)−オ
ンを得る。融点193〜194℃ 実施例6 4−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−1−(4−メ
チルベンゼンスルホニル)キノリン−3−酢酸エチルお
よび4−クロロフェニルヒドラジンとを用いて実施例5
と同様に処理すると、2−(4−クロロフェニル)−6
−(4−メチルベンゼンスルホニル)−4,4a,5,6−テト
ラヒドロピリダジノ〔4,3−c〕キノリン−3(2H)−
オンを得る。融点180〜182℃ 実施例7 実施例1で得た化合物1.6gを無水酢酸5ml中に加え、
水浴上80℃に1時間保つ。放冷後、冷水を加え振盪し、
生じた結晶を濾取する。水洗し、エタノールから再結晶
すると6−アセチル−2−(4−クロロフェニル)−4,
4a,5,6−テトラヒドロピリダジノ〔4,3−c〕キノリン
−3(2H)−オン1.3gを得る。融点185〜186℃ 実施例8 実施例1で得た化合物1.7gをメタノール100mlに溶解
し、プロピオンアルデヒド3ml、水素化シアノホウ素ナ
トリウム2gおよび少量の塩酸を加えて室温に一夜放置す
る。減圧下に濃縮し、希塩酸で酸性にした後、炭酸水素
ナトリウムを加えアルカリ性とする。酢酸エチルにて抽
出後、水洗し、濃縮する。残渣をカラムクロマトグラフ
ィーに付し、イソプロピルアルコールから再結晶すると
2−(4−クロロフェニル)−6−プロピル−4,4a,5,6
−テトラヒドロピリダジノ〔4,3−c〕キノリン−3(2
H)−オン0.6gを得る。融点168〜169℃ 実施例9 実施例5で得た化合物を25%臭化水素−酢酸溶液中、
35〜45℃に5時間保つ。氷水に注ぎ込み、希水酸化ナト
リウム水溶液にてアルカリ性とした後、酢酸エチルにて
抽出する。水洗後、濃縮して得た油状物をカラムクロマ
トグラフィーに付すと、融点213〜214℃の9−クロロ−
2−フェニル−4,4a,5,6−テトラヒドロピリダジノ〔4,
3−c〕キノリン−3(2H)−オンおよび融点277〜279
℃の9−クロロ−2−フェニル−ピリダジノ〔4,3−
c〕キノリン−3(2H)−オンを得る。
実施例10 実施例6の化合物を実施例9と同様に処理すると、実
施例1の化合物および融点266℃の2−(4−クロロフ
ェニル)−ピリダジノ〔4,3−c〕キノリン−3(2H)
−オンを得る。
実施例11 実施例5の6−クロロ−4−オキソ−1,2,3,4−テト
ラヒドロ−1−(4−メチルベンゼンスルホニル)キノ
リン−3−酢酸エチルの代わりに4−オキソ−1−(4
−メチルベンゼンスルホニル)−1,2,3,4−テトラヒド
ロキノリン−3−酢酸エチルを用いて実施例5と同様に
処理すると、2−フェニル−6−(4−メチルベンゼン
スルホニル)−4,4a,5,6−テトラヒドロピリダジノ〔4,
3−c〕キノリン−3(2H)−オンを得る。融点159〜16
2℃ 実施例12 実施例11で得た化合物を実施例9と同様に処理する
と、実施例4の化合物および融点253〜254℃の2−フェ
ニル−ピリダジノ〔4,3−c〕キノリン−3(2H)−オ
ンを得る。
実施例13 実施例2で得た化合物1.6gを無水プロピオン酸10mlに
加え、水浴上、約80℃にて1時間保つ。冷水50mlを加え
て撹拌し、生じた結晶を濾取する。水洗後、乾燥し、メ
タノールから再結晶すると、2−(4−メトキシフェニ
ル)−6−プロピオニル−4,4a,5,6−テトラヒドロピリ
ダジノ〔4,3−c〕キノリン−3(2H)−オン1.8gを得
る。融点193〜195℃

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式 〔式中、R1は水素、ハロゲン、水酸基、低級アルキルま
    たは低級アルコキシを、R2は水素、低級アルキル、アシ
    ルまたは−SO2R3(ここで、R3は低級アルキル、フェニ
    ルまたはメチルフェニルを示す。)を、Arはピリジル、
    フェニルまたはベンゼン環上にハロゲン、水酸基、低級
    アルキルおよび低級アルコキシから任意に選ばれる1〜
    3個の置換基を有するフェニルを、結合 は単結合または二重結合を示す。〕 で表わされるピリダジノ〔4,3−c〕キノリン化合物。
JP63043066A 1988-02-24 1988-02-24 ピリダジノ〔4,3−c〕キノリン化合物 Expired - Lifetime JP2625829B2 (ja)

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