JP2625295B2 - 感光性平版印刷版刷版作成装置 - Google Patents

感光性平版印刷版刷版作成装置

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JP2625295B2 JP29588491A JP29588491A JP2625295B2 JP 2625295 B2 JP2625295 B2 JP 2625295B2 JP 29588491 A JP29588491 A JP 29588491A JP 29588491 A JP29588491 A JP 29588491A JP 2625295 B2 JP2625295 B2 JP 2625295B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、感光性平版印刷版に露
光を与える露光装置を備えた感光性平版印刷版刷版作成
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】新聞用オフセット輪転機に使用される感
光性平版印刷版(以下「印刷版」と言う)には、アルミ
ニウム板等の導電性支持体に有機光半導体が塗布され光
導電性感光層が形成されたOPC(Organic Photo Cond
uctor )感材と呼ばれるものを用いた直接製版記録シス
テムがある。このような直接製版記録システムでは、露
光の際支持体を帯電させるため、露光後金属等の導電性
部材と接触すると、露光によって形成された静電画像が
乱れるため取扱に注意しなければならない。
【0003】一般に、印刷版は多数枚が載置台に積層さ
れて保管、あるいは運搬されるようになっている。印刷
版を露光装置に供給する場合、この露光装置に隣接して
設けられた給版装置に対向して載置台ごと装填する。載
置台に積層された印刷版は、給版装置によって最上層か
ら順次露光装置へ供給される。
【0004】露光装置には、定盤が設けられており、こ
の定盤に感光面が上方に向けられた印刷版が載置され、
所定の位置に位置決めされる。定盤に位置決めされた印
刷版は、帯電された後、原稿画像に応じて変調されたレ
ーザ光等によって露光されて静電潜像が形成される。静
電潜像が形成された印刷版は定盤上から取り出されて現
像部へ送り込まれる。
【0005】ところで、露光装置と給版装置あるいは排
版装置とは、同一のケーシング内に互いに隣接して設け
られており、給版、露光及び排版の各作業が連続して行
われるようになっている。
【0006】また、給版部に装填された印刷版が露光部
に供給され、描画手段によって帯電露光が終了した印刷
版は、排版部に搬送された後、所定の間隔で現像部に送
られるようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、OPC
感材は、帯電中あるいは帯電した後に光が当たると形成
された静電潜像が乱れ、所望の画像を得ることができな
いと言う問題がある。このため、給版装置への印刷版の
装填、給版装置及び排版装置のメンテナンス等を行う場
合、露光部を遮光して行わなければならない。
【0008】また、給版部及び排版部では、露光部ある
いは現像部に送られる印刷版が待機状態となる特に排版
部では、印刷版を略水平状態で待機させるスペースが必
要となり、感光性平版印刷版刷版作成装置の設置面積を
大きく取る必要がある。
【0009】本発明は上記事実を考慮してなされたもの
であり、感光性平版印刷版を露光する露光部を確実に遮
光状態とする感光性平版印刷版刷版作成装置を提供する
ことを目的とする。また、設置面積を少なくした感光性
平版印刷版刷版作成装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
感光性平版印刷版刷版作成装置は、感光性平版印刷版に
露光を与える露光部と、前記露光部へ前記感光性平版印
刷版を供給する給版部と、前記露光部から潜像が形成さ
れた前記感光性平版印刷版を取り出して下流側に設けら
れた現像部へ送り込む排版部と、が備えられた感光性平
版印刷版刷版作成装置であって、前記露光部が前記給版
部及び前記排版部と区画されて遮光されると共に、前記
給版部と前記排版部とが上下に配設され各々前記描画手
段のケーシングに隣接されたことを特徴とする。
【0011】本発明の請求項2に係る感光性平版印刷版
刷版作成装置は、感光性平版印刷版に露光を与える露光
部と前記露光部と隣接する作業工程部が各々ケーシング
によって区画された感光性平版印刷版刷版作成装置であ
って、前記露光部と前記作業工程部との間に設けられ前
記感光性平版印刷版が通過する開口が備えられた仕切り
壁と、前記開口を開閉可能とするシャッタと、前記シャ
ッタを開閉作動する作動手段と、を有し前記感光性平版
印刷版が前記開口を通過する場合のみに前記シャッタが
開放されることを特徴とする。
【0012】本発明の請求項3に係る感光性平版印刷版
刷版作成装置は、請求項2の感光性平版印刷版刷版作成
装置であって、前記作業工程部が前記露光部に前記感光
性平版印刷版を供給する給版部とされこの給版部と露光
部との間に設けられた前記開口の閉止状態が、前記感光
性平版印刷版を前記露光部へ搬送する際に解除され開放
されることを特徴とする。
【0013】本発明の請求項4に係る感光性平版印刷版
刷版作成装置は、請求項2の感光性平版印刷版刷版作成
装置であって、前記作業工程部が前記露光部から前記感
光性平版印刷版を取り出す排版部とされ、この排版部と
前記露光部との間に設けられた前記開口の閉止状態が前
記感光性平版印刷版を露光部から取り出して搬送する際
に解除されて開放されることを特徴とする。
【0014】
【作用】本発明の請求項1に記載の感光性平版印刷版刷
版作成装置は、給版部及び排版部と露光部とがケーシン
グによって区画されている。また、給版部と排版部とは
上下に配置されている。
【0015】感光性平版印刷版刷版作成装置は、感光性
平版印刷版を水平状態で順次次工程へ搬送するが、単に
感光性平版印刷版を待機させて次工程へ搬送する給版部
と排版部とを上下に設けることにより、設置面積を少な
くすることができる。このため、スペースを有効に利用
して感光性平版印刷版の連続処理が可能となる。
【0016】本発明の請求項2に記載の感光性平版印刷
版刷版作成装置は、露光部を他の作業工程部とケーシン
グによって区画して遮光している。また、隣接する他の
作業工程部との間には、仕切り壁が設けられている。こ
の仕切り壁の開口には、シャッタが設けられている。し
たがって、露光部は、ケーシングとシャッタとによって
遮光され、感光性平版印刷版の挿入及び排出される場合
にシャッタが開放される。このため、感光性平版印刷版
に露光部で露光を与える際は、完全に遮光することがで
きる。
【0017】露光部が収容されたケーシングと給版部と
の間の開口はシャッタによって閉止されている。給版部
から描画手段に感光性平版印刷版を供給する際に、作動
手段によってシャッタが作動して開口を開放する。
【0018】また、露光部が収容されたケーシングと排
版部との間の開口は、シャッタによって閉止されている
が、露光部から露光が終了した感光性平版印刷版を排出
する時に、作動手段によってシャッタが作動して開口を
開口する。
【0019】したがって、感光性平版印刷版の露光部へ
の供給及び描画手段から排出する時に、各々に対応する
開口のシャッタが作動し、ケーシング内と給版部又は排
版部とが連通されて感光性平版印刷版が搬送される。こ
れら以外の場合、ケーシング内は各々のシャッタが閉止
されて遮光される。このため、他の作業工程部の遮光状
態の如何に拘らず露光部を確実に遮光することができ
る。
【0020】
【実施例】図1乃至図3を参照して、本実施例に係るダ
イレクト刷版装置10の概略を説明する。
【0021】本実施例に用いられる印刷版20は、矩形
状のOPCダイレクト印刷版であり、導電性支持体とし
て厚さ約0.3mmのアルミニウム板と、このアルムニ
ウム板の一方の面を感光面とするための陽極酸化層と、
その上面をコーティングする厚さ数ミクロンのOPCア
ルカリ可溶性のポリマーを主成分とするOPC層とで構
成されている。また、導電性支持体の寸法、即ち、印刷
版20の寸法は、新聞印刷用の刷版として398(mm)
×1120(mm)(新聞紙2頁分)としている。なお、
印刷版20の寸法は、例えば、398(mm)×560
(mm)(新聞紙1頁分)の適用も可能であり、また、こ
れら以外の寸法のものであってもよい。
【0022】なお、各図に示される矢印A方向は印刷版
20の幅方向に対応されており、矢印B方向を印刷版2
0の長手方向に対応させている。本実施例に係るダイレ
クト刷版装置10では、印刷版20を隣接する処理部へ
搬送する場合、印刷版20の幅方向あるいは長手方向に
沿って平行移動させるようになっている。
【0023】図1乃至図3に示されるように、ダイレク
ト刷版装置10は、露光手段としての描画部18へ印刷
版20を供給する給版部12と、描画部18から印刷版
20を排出する排版部14とで構成される給版排版部1
6を備えている。給版部12には印刷版20が積層され
た印刷版載置台38が装填される。印刷版載置台38
は、床面に対して略平行とされた搭載台40上に印刷版
20を積層して搭載している。搭載された印刷版20
は、感光面が下方に向けられており、印刷版載置台38
を給版部12の所定の位置に装填することにより、印刷
版20の給版部12に対する位置決めがなされる。
【0024】給版部12への印刷版載置台38の装填及
び抜き出しは、ケーシング16Aに設けられた図示しな
いシャッタによって行われ、通常、このシャッタが閉止
されて内部が遮光されている。なお、印刷版載置台38
は、フォークリフト等によって移動されるものであって
もよく、底部に設けられたキャスタ等によって移動可能
とされたものであってもよい。
【0025】給版部12には、枚葉装置102、反転装
置104が設けられ、印刷版載置台38に搭載された印
刷版20が枚葉装置102によって上面が吸着保持され
て持ち上げられて反転装置104に受け渡される。反転
装置104は、印刷版20の幅方向の一端部を吸着保持
して回転し、これによって印刷版20は反転されて感光
面が上方へ向けられる。
【0026】また、給版部12にはリフト台300と水
平搬送装置106とが設けられており、反転装置104
によって反転された印刷版20がリフト台300に載置
される。リフト台300に載置された印刷版20は、リ
フト台300に対しての位置決めがなされた後、水平搬
送装置106へ渡される。印刷版20は、水平搬送装置
106の複数の爪部に下面を支持されて、給版部12に
隣接して設けられた描画部18の定盤408上へ搬送さ
れる。
【0027】描画部18の定盤408上に載置された印
刷版20は帯電された後、描画装置によって感光面に静
電潜像が形成される。静電潜像が形成された印刷版20
は、定盤408上から取出装置450によって、描画部
18に隣接し、かつ、給版部12の上方に設けられた排
版部14へ向けて移動される。排版部14には、排版部
14内を描画部18へ向けて移動される搬送ステージ5
02が設けられており、この搬送ステージ502に取出
装置450に持ち上げられた印刷版20が載置される。
【0028】印刷版20を載置した搬送ステージ502
は、排版部14に現像部22と隣接して設けられた挿入
ステージ532へ向けて移動される。印刷版20は、搬
送ステージ502から挿入ステージ532へ載せ換えら
れる。図3に示されるように、挿入ステージ532は印
刷版20を載置すると、現像部22へ向けて所定の角度
で傾斜された後、載置した印刷版20を現像部22へ向
けて送り出すようになっている。この挿入ステージ53
2の傾斜角度は、現像部22の挿入口近傍を搬送される
印刷版20の傾斜角度と等しくされている。
【0029】図1に示されるように、給排版部16に
は、現像部22が接続されている。現像部22は、静電
潜像が形成された印刷版20を現像処理する現像処理部
24と、現像処理された印刷版20を定着処理する定着
処理部26とで構成されている。印刷版20は現像処理
部24で現像液であるトナーを付与された後、不要なト
ナーをスクイズされて乾燥される。現像処理部24の現
像方式は、反転現像方式で行われ、描画部18でプラス
に帯電された印刷版20の表面にプラスの電荷を有する
トナーを付与するようになっている。また、現像処理部
24では、トナー粒子を付着させる際、印刷版20の表
面に流すようにして塗布しているため、印刷版20の表
面にトナー粒子がむらなく流れるように所定の角度で傾
斜された状態で搬送されるようになっている。現像部2
2の定着処理部26では、印刷版20を定着ランプで加
熱した後、印刷版20を冷却するようになっている。加
熱されたトナー粒子はフィルム化して印刷版20の表面
に定着される。
【0030】現像部22の下流側には、溶出部28が配
設されている。溶出部28は、トナー画像が形成された
印刷版20にアルカリ溶液を付与してエッチング処理す
る。これによって、印刷版20の非画像部分、即ち、ト
ナー画像が形成された部分以外のOPC層が溶出され
る。この後、印刷版20はアルカリ溶液及びOPC層が
洗い落とされて版面保護のためのガム液が塗布される。
ガム液が塗布された印刷版20は乾燥部30で乾燥処理
された後、下流側のパンチング部32及び版曲部34へ
送られる。
【0031】パンチング部32では、印刷版20を図示
しない定盤上に位置決めして、印刷版の端部に輪転機の
版胴への版掛け時の位置決め用に切欠及び丸孔を形成す
る。版曲部34では、印刷版20の長手方向の両端部を
各々所定の形状に折り曲げる。これによって、印刷版2
0は輪転機の版胴へ位置決めされて版掛けが可能とな
る。
【0032】版曲げが終了して印刷版20は、版曲部3
4から排出されて貯版される。次に本発明が適用された
給排版部16について図面を参照して詳細に説明する。
【0033】図1及び図2に示されるように、給排版部
16には、給版部12が下部に排版部14が上部に配設
されて互いに描画部18に隣接されている。給版部12
と排版部14とはケーシング16Aによって遮光される
と共に互いの間も隔壁13B(図1に一部図示)によっ
て区画されている。 〔給版部枚葉装置〕図2及び図4乃至図6に示されるよ
うに、給版部12には、多数枚の印刷版20を搭載した
印刷版載置台38が装填される。印刷版載置台38の上
方には、供給装置100としての枚葉装置102及び反
転装置104が備えられている。図5及び図6に示され
るように、枚葉装置102はフレーム108に取り付け
られており、枚葉装置102の描画部18側に反転装置
104が設けられている。また、図2に示されるよう
に、給版部12には、供給装置100によって印刷版載
置台38から供給される印刷版20を描画部18へ搬送
する水平搬送装置106が供給装置100に隣接して描
画部18側に備えられている。
【0034】図4乃至図6に示されるように、枚葉装置
102には、略矩形状に組まれ略水平に配設された支持
フレーム110に、図示しない負圧供給手段が接続され
た複数の吸盤112とブロック144とが下方へ向けて
配設されている。吸盤112は、印刷版載置台38の最
上層の印刷版20の表面で中央部近傍に対向されてお
り、ブロック144は、吸盤112を最適な状態で印刷
版20に接触させるために支持フレーム110と印刷版
20との間隔を保持するようになっている。吸盤112
は負圧が供給されると印刷版20を吸着するようになっ
ている。
【0035】支持フレーム110には、反転装置104
と反対側の端部に印刷版20の長手方向に沿って支持バ
ー114が連結されている。この支持バー114は給版
部12のフレーム108に上下方向に沿って移動可能に
支持されている。
【0036】フレーム108(図4では図示省略)に
は、印刷版20の長手方向に沿った両端部に一対のガイ
ドロッド118が設けられている。
【0037】ガイドロッド118の軸方向の上端部(図
4乃至図6の紙面上方側)近傍には、シャフト120が
掛け渡されてフレーム108に回転可能に支持されてい
る。シャフト120には、スプロケット122が固着さ
れ、また、ガイドロッド118の下端部近傍には、スプ
ロケット122がフレーム108に回転可能に支持され
ている。これらのスプロケット122には、ガイドロッ
ド118の軸方向に沿って配設されたチェーン124が
各々巻き掛けられている。
【0038】ロッドレスシリンダ116には、ロッドレ
スシリンダ116の駆動によって上下方向に移動される
駆動ブロック126が備えられ、この駆動ブロック12
6は、ブラケット126Aを介してチェーン124に連
結されている。また、ガイドロッド118には、ブロッ
ク128がガイドロッド118の軸方向に沿って移動可
能に挿通されている。このブロック128は、ガイドロ
ッド118近傍のチェーン124に連結されている。し
たがって、ロッドレスシリンダ116が図示しないエア
ー供給手段により駆動されると、駆動ブロック126が
移動されると共にチェーン124及びシャフト120が
回転され、ガイドロッド118の一対のブロック128
が同一方向に移動される。また、支持フレーム110の
支持バー114の長手方向の端部は各々ガイドロッド1
18に移動可能に支持され、ブロック128との上面に
当接してこれらに水平状態で支持されている。したがっ
て、ロッドレスシリンダ116が駆動されると、支持フ
レーム110は上下方向に水平状態で平行移動される。
【0039】図4及び図5に示されるように、枚葉装置
102の支持フレーム110には、印刷版20の長手方
向の両端側に捲り部130が備えられている。この捲り
部130は、略矩形上のベースプレート132にエアー
シリンダ134及び一対のガイドロッド136が備えら
れている。エアーシリンダ134及び一対のガイドロッ
ド136は軸方向が上下方向に沿って互いの平行に配設
され、エアーシリンダ134の駆動軸134Aは、ベー
スプレート132を貫通して先端が支持フレーム110
に連結されている。また、一対のガイドロッド136の
各々は、中間部がベースプレート132に固着されたス
ライド軸受138に挿通され、ベースプレート132を
貫通した下端が支持フレーム110に連結されている。
【0040】したがって、エアーシリンダ134が図示
しないエアー供給手段から供給されたエアーによって駆
動されると、ベースプレート132が支持フレーム11
0に対して上方に平行移動される。
【0041】ベースプレート132には、印刷版20の
長手方向の端部に対応する位置に図示しない負圧供給手
段が接続された吸盤140及び、吸盤140の近傍にエ
アーシリンダ142が配設されている。エアーシリンダ
142の駆動軸142Aは、ベースプレート132を貫
通して下方へ突出されており、この駆動軸142Aはエ
アーシリンダ142の駆動によって吸盤140の先端よ
り下方に突出されるようになっている。
【0042】また、図4に示されるように、支持フレー
ム110の中央部には、印刷版20の表面に対向されて
版検出センサ146が取り付けられている。この版検出
センサ146は、下方へ向けて複数の電極ピン(図示省
略)が突設されている。これらの電極ピンに印刷版20
の表面への接触による電極ピン相互間の通電状態の変化
を検出し、印刷版20の有無が検知される。
【0043】枚葉装置102は、フレーム108の上端
に移動した位置が待機位置とされ、、捲り部130のエ
アーシリンダ134が駆動軸134Aを収容した状態と
され、吸盤140は支持フレーム110に設けられた吸
盤112と略同一高さとされている。また、エアーシリ
ンダ142の駆動軸142Aの先端は、吸盤140の上
方に位置されている。
【0044】図7(A)に示されるように、枚葉装置1
02は、ロッドレスシリンダ116の駆動によって下降
して、吸盤112、140及びブロック144が最上層
の印刷版20に当接され、支持フレーム110の下降が
停止される。なお、ロッドレスシリンダ116はさらに
駆動ブロック126を下降させて停止するようになてい
る。この状態で各吸盤112、140に負圧が供給され
ると印刷版20が吸着される。
【0045】次に、図7(B)に示されるように、捲り
部130のエアーシリンダ134が駆動されると、印刷
版20は、端部が吸盤140によって捲り上げられ、エ
アーシリンダ142の駆動によって吸盤140によって
捲り上げられた印刷版20の端部近傍が下方へ向けて押
し下げられる。これによって、吸盤112、140が吸
着した最上層の印刷版20とその下面に密着した印刷版
20とが分離され、最上層の印刷版20のみが吸盤11
2、140に吸着される。これによって、図7(C)に
示されるように、吸盤112、140に吸着された印刷
版20が、ロッドレスシリンダ116の駆動によって持
ち上げられる。
【0046】なお、最上層の印刷版20とその下の印刷
版20とを分離させる場合、エアーノズル等によって吸
盤140に捲り上げられた端部からエアーを供給するこ
とによって、さらに、最上層の印刷版20とその下面に
密着した印刷版20とを分離することが好ましい。 〔給版部反転装置〕図4及び図5に示されるように、フ
レーム108の上部には、描画部18側へ向けて一対の
側板200が延設されフレーム部材202が掛け渡され
ており、反転装置104を支持するフレーム204が構
成されている。フレーム204には、フレーム部材20
2にロッドレスシリンダ206が掛け渡されて取り付け
られている。ロッドレスシリンダ206は、駆動方向が
側板200に沿うように設けられている。このロッドレ
スシリンダ206の駆動部206Aには反転装置104
が取り付けられている。ロッドレスシリンダ206は図
示しないエアー供給手段によって駆動され、反転装置1
04を側板200に沿って移動するようになっている。
【0047】反転装置104は、一対の側板200の間
に掛け渡されるように配設された支持部材208と、支
持部材の両端部から延設された一対の側板部材210と
により構成されている。側板部材210とフレーム20
4の側板200との間には、側板部材220を支持する
と共にロッドレスシリンダ206の駆動の際、側板部材
210を案内する図示しないガイドが設けられている。
【0048】一対の側板部材210の間には支持シャフ
ト212が配設され、一方の側板部材210には回転シ
リンダ214が配設されている。支持シャフト212は
一対の側板部材210に掛け渡されて回転可能に支持さ
れ、一端が回転シリンダ214に連結されている。回転
シリンダ214が図示しないエアー供給手段によって1
回駆動される毎に支持シャフト212は、矢印C方向又
は矢印C方向と反対方向へ180°回転されるようにな
っている。
【0049】支持シャフト212には、軸方向の一端部
に軸方向に沿って長尺とされた長孔216が穿設され、
また、長孔216と軸方向の他端部の間に複数の貫通孔
218が穿設されている。これらの長孔216及び貫通
孔218は、軸方向が平行とされて設けられ、吸盤支持
部材220が挿入されて支持シャフト212に固定され
ている。吸盤支持部材220の先端には、図示しない負
圧供給手段に接続された吸盤222が同一方向に向けら
れて取り付けられている。
【0050】反転装置104は、枚葉装置102側の端
部での待機位置では、支持シャフト212の吸盤222
が下方へ向けられている。この状態では、印刷版20を
吸着保持した枚葉装置102が上方に移動すると、支持
シャフト212の吸盤222が印刷版20の幅方向の端
部に当接するようになっている。反転装置104の吸盤
222は印刷版20の表面に当接した状態で負圧が供給
されると印刷版20を吸着する。この後、枚葉装置10
2の吸盤112、140への負圧の供給を解除すると、
印刷版20は反転装置104へ受け渡される。
【0051】印刷版20は幅方向の一端部を吸盤222
に吸着された状態(片持ちされた状)で保持され、ロッ
ドレスシリンダ206の駆動によって描画部18側の端
部へ移動される(図4及び図5に二点鎖線で示す)。さ
らに、印刷版20は、回転シリンダ214の駆動によっ
て支持シャフト212と共に矢印C方向へ回転されて
る。これによって、印刷版載置台38から描画部18へ
供給される印刷版20は感光面が上方へ向けられる。 〔供給部水平搬送装置〕図9に示されるように、反転装
置104によって反転されて支持された印刷版20の下
方には、リフト台300が対向されている。また、図8
にも示されるように、反転された印刷版20の上方、即
ち、給版部12の上部でリフト台300の上方には、給
版部12と描画部18の間を移動する水平搬送装置10
6が備えられている。
【0052】リフト台300は略矩形状の平版とされ、
長手方向が印刷版20の長手方向に沿うようにかつ略水
平に配設されている。このリフト台300は、フレーム
302(図9にのみ図示)に上下方向に平行移動可能に
支持されている。
【0053】フレーム302には、リフト台300の長
手方向の両側に一対のガイドロッド304が取り付けら
れている。各々のガイドロッド304は、中間部がスラ
イド軸受306に挿入されており、スライド軸受306
は上下方向に沿って移動可能とされている。これらのス
ライド軸受306は、各々リフト台300の長手方向の
端部に固着されている。
【0054】リフト台300の下方には、長手方向に沿
ってシャフト308がフレーム302に掛け渡されて回
転可能に支持されている。このシャフト308の中間部
には、プーリ310が同軸的に固着されている。このプ
ーリ310には、モータ312の回転軸に取り付けられ
たプーリ314との間に無端ベルト316が巻き掛けら
れている。
【0055】また、シャフト308の両端部で、一対の
ガイドロッド304の各々の近傍には、スプロケット3
18が取り付けられている。各々のガイドロッド304
の上端部近傍には、スプロケット318と対応されてス
プロケット320がフレーム302に回転可能に支持さ
れている。これらのスプロケット318とスプロケット
320とには各々のガイドロッド304の軸方向に沿っ
て設けられたチェーン322が巻き掛けられている。こ
れらのチェーン322の各々には、リフト台300の長
手方向の端部が各々連結されている。したがって、モー
タ312の駆動によってシャフト308及びチェーン3
22が回転される。チェーン322の回転によってリフ
ト台300はガイドロッド304に沿って上方又は下方
へ平行移動される。
【0056】図8及び図10に示されるように、リフト
台300には、幅方向の一端部に矩形状の深い切欠32
4と浅い切欠326とが連続して複数組形成されてい
る。これらの切欠324、326は長手方向の両端部と
中間部とに設けられている。また、リフト台300の幅
方向の他端部には、長手方向の中間部の切欠324に対
応する位置に切欠328が形成されている。また、長手
方向の両端部には、切欠324と対応する位置から端部
にかけて切欠330が形成されている。これらの切欠3
24、326、328、330は、リフト台300から
後述する水平搬送装置106に印刷版20を受け渡す際
の爪部の挿入用とされている。
【0057】図10及び図11に示されるように、リフ
ト台300の幅方向の端部には、ローラ332が長手方
向に沿って一直線状に配設され、長手方向の一端部に
は、幅方向の中間部にローラ334が配設されている。
また、リフト台300の長手方向の他端部及び長手方向
の中央部には、幅方向の中央部に長手方向に沿って長尺
とされた長孔336、338が形成されている。長手方
向の端部の長孔336には、ローラ340が挿通されて
リフト台300の上面に突出されている。このローラ3
40は、リフト台300の下面に取り付けられたエアー
シリンダ342の駆動軸342Aの先端に連結されて支
持されている。このため、ローラ340は、エアーシリ
ンダ342の駆動によって、長孔336内を長手方向に
沿って移動され、リフト台300に載置された印刷版2
0の長手方向の端部をローラ334へ向けて押圧するよ
うになっている。
【0058】リフト台300の中央部の長孔338に
は、ローラ344が出没可能に配設されている。ローラ
344は、リフト台300の下面に上方に向けて配設さ
れてエアーシリンダ346の駆動軸の先端に取り付けら
れている。また、このエアーシリンダ346は、リフト
台300の下面にリフト台300の長手方向に沿って取
り付けられたエアーシリンダ348の駆動軸348Aの
先端が連結されている。このため、ローラ344は、エ
アーシリンダ346によってリフト台300の上面に出
没可能とされ、エアーシリンダ348によって長孔33
8内を長手方向に沿って移動される。
【0059】また、図9に示されるように、リフト台3
00が印刷版20を載置して上昇された位置近傍には、
一対のエアーシリンダ350が取り付けられている。こ
れらのエアーシリンダ350の駆動軸350Aは、リフ
ト台300の幅方向の内方へ向けられており、駆動軸3
50Aの先端に設けられたローラ352によって、リフ
ト台300に載置された印刷版20をローラ332へ向
けて押圧するようになっている。
【0060】これらは、リフト台300に対しての印刷
版20の位置決め用とされおり、印刷版20をリフト台
300に対して位置決めすることによって印刷版20を
描画部18に対する仮位置決めするようになっている。
即ち、リフト台300に載置された印刷版20は、エア
ーシリンダ342のローラ340に長手方向の端部をロ
ーラ334に当接され、一対のエアーシリンダ350の
ローラ352によって幅方向の端部をローラ332へ当
接され、リフト台300に対して位置決めされる。な
お、エアーシリンダ342のローラ340は新聞紙2頁
分のサイズの印刷版20の長手方向の位置決め用とさ
れ、エアーシリンダ346、348のローラ344は、
新聞紙1頁分のサイズの印刷版を位置決めする際に使用
され、ローラ344は通常リフト台300の下方に位置
されている。
【0061】リフト台300は下端部が待機位置とさ
れ、反転装置104に対向する位置が受け渡し位置、一
対のエアーシリンダ350に対向する位置が位置決め位
置とされており、これらの位置は図示しないセンサによ
って検出されるようになっている。 〔水平搬送装置〕図8に示されるように、水平搬送装置
106は、略矩形状に組まれた移動フレーム354とこ
の移動フレーム354に設けられた複数対のチャック3
56とによって構成されている。移動フレーム354に
は、印刷版20の長手方向に沿って掛け渡された平板状
の支持バー358、360が描画部18側の端部と中間
部とに対で設けられ、描画部18と反対側の端部に広幅
の支持板362が設けられている。
【0062】移動フレーム354の支持板362の長手
方向の中間部には、図示しない給版部のフレームに両端
部が固定されたロッドレスシリンダ364の駆動部36
4Aが連結されている。また、ロッドレスシリンダ36
4の両側には、軸方向に沿って一対のガイドロッド36
6が配設されている。ガイドロッド366は各々両端部
がブラケット366Aによって給版部のフレームに支持
され、ガイドロッド366の中間部は、各々2個のスラ
イド軸受368に挿通されている。これらのスライド軸
受368は、移動フレーム354の支持板362に取り
付けられ、移動フレーム354がガイドロッド366に
支持されている。
【0063】移動フレーム354は、描画部18と反対
側の端部に設けられた支持板362によって片持ち状態
で支持されており、ロッドレスシリンダ364の駆動に
よって平行移動されて一対の支持バー358、360が
描画部18内へ挿入可能とされている(図8に二点鎖線
で示されるように移動)。
【0064】移動フレーム354に設けられたチャック
356は、エアーシリンダ370とエアーシリンダ37
0の駆動軸370Aの先端に取り付けられた爪部37
2、及びエアーシリンダ374とエアーシリンダ374
の駆動軸374Aの先端に取り付けられたピン376と
によって構成されている。これらのチャック356は、
支持バー358、360に対で、印刷版20の長手方向
の両端部及び中間部に対応して取り付けられている。
【0065】図12に示されるように、チャック356
のエアーシリンダ370、374は、各々の駆動軸37
0A、374Aを印刷版20の幅方向の外方へ向けて取
り付けられ、ピン376は下方に向けられている。ま
た、爪部372は略L字状とされ、中間部が下方へ向け
られ、先端部が印刷版20の幅方向の内方へ向けられて
いる。したがって、エアーシリンダ370、374の駆
動によって互いに対向する爪部372及びピン376が
離間する方向又は接近する方向へ移動される。
【0066】互いに対向する爪部372の先端の間隔
は、離間された状態では、印刷版20の幅方向の寸法よ
り長くされ、接近された状態では、印刷版20の幅方向
の寸法より短くされている。これによって、互いに接近
した状態では、爪部372の先端部に印刷版20の幅方
向の端部が載置されて支持されるようになっている。互
いに対向するピン376の間隔は、離間された状態で
は、印刷版20の幅方向の寸法より長くされており、接
近された状態では印刷版20の幅方向の寸法と略同じと
されている。
【0067】水平搬送装置106は、リフト台300の
上方の待機位置では、爪部372及びピン376を互い
に離間された状態としている。これらの爪部372は各
々前記リフト台300の切欠324、328、330と
対応されており、ピン376は切欠326と対応され、
リフト台300の上昇によって、爪部372及びピン3
76が、切欠324、326、328、330の外方に
位置される。エアーシリンダ370の駆動によって、切
欠324、328、330に爪部372が挿入される、
また、エアーシリンダ374の駆動によってピン376
が印刷版20の幅方向の端部に隣接される。この状態で
リフト台300が下方へ移動されると、印刷版20は、
リフト台300の上面から離れて爪部372に支持され
て移動フレーム354に受け渡される。
【0068】印刷版20は移動フレーム354に支持さ
れて描画部18内へ挿入され、後述する定盤上に落とさ
れる。即ち、エアーシリンダ370が駆動されると、印
刷版20の幅方向の両端部の下面を支持している爪部3
72が互いに離間する方向に移動されるため、爪部37
2が印刷版20から外され、印刷版20が落下される。
この際、ピン376は、印刷版20が爪部372に引っ
掛かって移動しないように印刷版20の幅方向の端部を
抑えている。
【0069】なお、移動フレーム354は、印刷版20
の表面に対向して、例えば磁気センサが備えられてお
り、爪部372に支持された印刷版20を検出するよう
になっている。 〔描画部〕図13には描画部18の概略が示されてい
る。描画部18は、枠台400上に印刷版20が載置さ
れる版台402、印刷版20を帯電する帯電装置404
及び帯電された印刷版20の感光面に静電潜像を形成す
る描画装置406とで構成され、これらが図示しないケ
ーシングによって遮光されて収容されている。
【0070】版台402は矩形平板状でその上面に印刷
版20が載置される定盤408と、この定盤408が固
定支持された移動台410とを備えている。この移動台
410は、枠台400上の一対のレール412によって
案内されて描画装置406方向へ移動可能とされてい
る。
【0071】版台402には、定盤408上に載置され
た印刷版20を定盤408に対して位置決めする位置決
めする位置決め装置及び定盤408上に位置決めされた
印刷版20を吸着保持する吸着装置とが備えられてい
る。位置決め装置は、定盤408上に突出可能に設けら
れた複数のピン414、416とピン414に対応して
設けられたプッシャー418及びピン416に対応して
設けられたプッシャー420とを備えている。
【0072】プッシャー418は、印刷版20の幅方向
の端部をピン414へ向けて押圧して印刷版20の幅方
向の位置決めを行う。また、プッシャー420は、印刷
版20の長手方向の端部をピン416へ向けて押圧して
印刷版20の長手方向の位置決めを行うようになってい
る。
【0073】尚、定盤408の略中央部には、新聞紙1
頁分の印刷版の位置決めを行うための図示しないピンが
出没可能に配設されており、新聞紙1頁分のサイズの印
刷版の位置決めも可能とされている。
【0074】また、定盤408の上面には、図示しない
複数の溝が形成されており、図示しない負圧供給手段に
よって負圧が供給された場合に、定盤408上に位置決
めされた印刷版20を吸着保持するようになっている。
【0075】また、定盤408には、印刷版の幅方向の
端部近傍に達する複数の切欠422が形成されており、
印刷版20を定盤408上から排出する際の、排出装置
の爪部の挿入用とされている。
【0076】枠台400には、一対のレール412に沿
って版台402を移動させる移動装置424が配設され
ている。この移動装置424は、一端にモータ426の
駆動軸が連結されレール412と平行に枠台400に回
転可能に支持された送りネジ428、送りネジ428に
螺合されて版台402に連結されたナット430とで構
成されている。したがって。モータ426の駆動によっ
て回転された送りネジ428がナット430と共に版台
402を移動させるようになっている。
【0077】定盤408上に位置決めされて保持された
印刷版20は、移動装置424によって帯電装置404
の下方を通過して描画装置406へ送られる。この際、
印刷版20は、帯電装置404からのコロナ放電によっ
てプラスに帯電される。描画装置406の下方に移動さ
れた印刷版20は、描画装置406によって、例えば、
波長が780nmの半導体レーザを画像に応じて走査さ
れて露光され、感光面に静電潜像が形成される。静電潜
像が形成された印刷版20は、移動装置424によって
元の位置、即ち、定盤408上に位置決めされた位置に
戻される。 〔取出装置〕図15に示されるように、描画部18には
定盤408の上方でかつ給版部12から挿入される移動
フレーム354(図15では図示省略)の上方には、取
出装置450が配設されている。図14にも示されるよ
うに、取出装置450は、略矩形平板状の移動ベース4
52の下方にベースプレート454が取り付けられてい
る。移動ベース452の中央部には、エアーシリンダ4
56が取付られている。このエアーシリンダ456の駆
動軸456Aは、移動ベース452を貫通してベースプ
レート454の中央部に連結されている。また、移動ベ
ース452の四隅近傍の各々には、各々ガイドロッド4
58が設けられている。これらのガイドロッド458
は、軸方向がエアーシリンダ456の軸方向に平行とさ
れ、中間部が移動ベース452に取り付けられたスライ
ド軸受460に挿通されている。これらのガイドロッド
458の下端はベースプレート454に連結されてい
る。したがって、エアーシリンダ456の駆動によっ
て、ベースプレート454が移動プレート452に対し
て上下方向へ平行に移動されるようになている。
【0078】ベースプレート454は、略矩形状の平板
とされ、長手方向を印刷版20の長手方向と沿うように
配設されている。ベースプレート454の幅方向の端部
には、前記定盤408の切欠422に対応されてチャッ
ク462が配設されている。チャック462は、エアー
シリンダ464とエアーシリンダ464の駆動軸464
Aの先端に取り付けられた爪部466とによって構成さ
れている。
【0079】チャック462のエアーシリンダ464
は、ベースプレート454の幅方向の両端部の各々の上
面に取り付けられており、駆動軸464Aがベースプレ
ート454の幅方向の外方へ突出されている。爪部46
6は、略L字状とされて中間部が下方へ向けられ、先端
部がベースプレート454の幅方向の内方へ向けられて
いる。また、爪部466には、略L字形状の内方に押圧
板468と圧縮コイルばね470とが取り付けられてい
る。押圧板468は、圧縮コイルばね470の付勢力に
よって爪部466の先端部に沿ってベースプレート45
4の幅方向の内方へ付勢されている。
【0080】べースプレート454の幅方向に対向して
設けられたチャック462は、エアーシリンダ464の
駆動によって爪部466を離間する方向又は接近する方
向へ移動される。対向する爪部466が離間した状態で
は、爪部466の先端の間隔寸法は、印刷版20の幅方
向の寸法より長くされている。また、対向する爪部46
6が接近した状態では、爪部466の先端の間隔寸法
は、印刷版20の幅方向の寸法より短くされて、互いの
爪部466の先端部上面に印刷版20が載置可能とされ
ている。押圧板468は、爪部466に印刷版20を載
置した状態で印刷版20の幅方向の端面に当接されるよ
うになっており、これらの押圧板468によって印刷版
20が幅方向の端面が押圧されて挟持される。
【0081】図16にも示されるように、取出装置45
0の下降によって、定盤408の切欠422の近傍にチ
ャック462の爪部466が位置され、エアーシリンダ
464の駆動によって各爪部466が切欠422内に挿
入され、爪部466の先端部が印刷版20の下方に配置
されると共に、印刷版20の幅方向の端面に押圧板46
8が当接される。この状態からエアーシリンダ456の
駆動によってベースプレート454が上昇されると、印
刷版20が定盤408から持ち上げられる。
【0082】図14及び図15に示されるように、取出
装置450の移動ベース452は、略矩形状に組まれ図
示しない描画部18のフレームに支持されたフレーム4
72内に配設されている。このフレーム472には、印
刷版20の幅方向に沿って一対のガイドレール474
(図14に図示)が配設されている。移動ベース452
には、これらのガイドレール474に対応してガイドブ
ロック476が配設されガイドレール474へ移動可能
に係合されるガイドブロック476によって支持されて
いる。
【0083】また、これらのガイドレール474の間に
は、軸方向の両端部がフレーム472に固定されたロッ
ドレスシリンダ478がガイドレール474と平行に配
設されている。ロッドレスシリンダ478の駆動部47
8Aには、移動ベース452が連結されている。
【0084】移動ベース452は、ロッドレスシリンダ
478の駆動により移動され、定盤408の上方から、
排版部14側へ移動される。図15に示されるように、
この移動によって、ベースプレート454の幅方向の端
部は、一部が排版部14内に挿入されるようになってい
る。また、移動フレーム454のチャック462は、エ
アーシリンダ464を駆動させて爪部466を互いに離
間させることによって、載置した印刷版20を落下させ
て、後述する搬送ステージ502へ印刷版20を受け渡
すようになっている。尚、取出装置450は、定盤40
8の上方でエアーシリンダ456が駆動軸456Aを収
容した状態(図15に実線で示す)が待機位置とされて
いる。 〔排版部搬送ステージ〕図17に示されるように、排版
部14には、印刷版20を描画部18の取出装置450
から受け取り排版部14内に搬送する搬送装置500が
備えられている。この搬送装置500には搬送ステージ
502が設けられ、この搬送ステージ502が排版部1
4内から描画部18内へ挿入されるようになっている。
【0085】搬送ステージ502は略矩形状の平板とさ
れ、搬送ステージ502の上面には、略矩形状で長尺の
樹脂板504が印刷版20の幅方向に沿って固着されて
いる。また、樹脂板504の描画部18側の端部は上方
に突出されている。この搬送ステージ502が描画部1
8内へ突出された位置の上方には、前記取出装置450
が移動され、取出装置450から受け渡される印刷版2
0が上面に載置される図15に示される搬送ステージ5
02の位置)。搬送ステージ502に印刷版20を載置
した場合、印刷版20は複数の樹脂板504に支持され
搬送ステージ502の金属部分に直接接触しないように
なっている。
【0086】搬送装置500には、搬送ステージ502
を移動させる駆動機構が備えられている。この駆動機構
は、ロッドレスシリンダ506と一対のガイドロッド5
08とによる駆動部510と、これらに平行に設けられ
たガイドレール512とを備えている。ロッドレスシリ
ンダ506と一対のガイドロッド508とは、印刷版2
0の長手方向の一端側に対向して印刷版20の幅方向に
沿って設けられている。
【0087】ロッドレスシリンダ506と一対のガイド
ロッド508の両端部は、ブラケット514によって給
版部14のフレームに取り付けられている。これらの軸
方向の中間部には、駆動ブロック516が配設されてい
る。この駆動ブロック516には、スライド軸受構造が
形成されてロッドレスシリンダ506及び一対のガイド
ロッド508の中間部が移動可能に挿入されている。ま
た、駆動ブロック516は、ロッドレスシリンダ506
の駆動によって移動されるようになっている。
【0088】また、ガイドレール512は印刷版20の
長手方向で前記駆動部510と反対側に印刷版20の幅
方向に沿ってロッドレスシリンダ506と平行に設けら
れ、図示しないスペーサ等によって排版部14のフレー
ムに取り付けられている。このガイドレール512に
は、長手方向に沿って凸状部520が形成され、この凸
状部520にはガイドブロック522が移動可能に係合
されている。
【0089】搬送ステージ502の描画部18と反対側
の端部で、印刷版20の長手方向に沿った端部には、駆
動ブロック516及びガイドブロック522が取り付け
られている。したがって、搬送ステージ502は、ロッ
ドレスシリンダ506の駆動によって一対のガイドロッ
ド508及びガイドレール512に支持されて案内され
て移動される。なお、搬送ステージ502は、排版部1
4の中間位置(図17の二点鎖線に示される位置)に待
機されている。 〔挿入装置〕図17及び図18に示されるように、搬送
ステージ502が印刷版20を載置して描画部18と反
対側に移動された下方には、挿入装置530の挿入ステ
ージ532が設けられ、搬送ステージ502の上方に
は、移載装置534が設けられている。
【0090】移載装置534は、複数のステー536に
よって排版部14のフレームに取り付けられた支持ベー
ス538と支持ベース538の下方に設けられたアーム
544によって構成されている。支持ベース538は略
矩形状長尺の平板とされ、挿入ステージ532の描画部
18側の端部に、長手方向を印刷版20の長手方向に対
応させて設けられている。アーム544は、長尺の棒状
部材とされ、長手方向を支持ベース538の長手方向に
沿わせて設けられている。
【0091】支持ベース538には、エアーシリンダ5
40及び一対のガイドロッド542が備えられている。
エアーシリンダ540は支持ベース538に取り付けら
れ、その駆動軸540Aは支持ベース538を貫通して
アーム544の中間部に連結されている。また、一対の
ガイドロッド542は中間部が支持ベース538に取り
付けられたスライド軸受546へ挿入され、一端がアー
ム544に連結されている。このアーム544には、略
矩形状で少なくとも表面が非導電性部材(例えば樹脂、
セラミックなど)で形成された複数の爪548が設けら
れている。これらの爪548は、アーム544の長手方
向に沿って取り付けられている。
【0092】エアーシリンダ540の駆動によってアー
ム544が下降されて爪548が、搬送ステージ502
の上方で樹脂板504の間に位置され、搬送ステージ5
02に載置された印刷版20の描画部18側の端面に対
向されるようになっている。この状態で、搬送ステージ
502を待機位置(図17で二点鎖線で示される位置)
へ移動させると、印刷版20が爪548によって移動が
阻止されるため搬送ステージ502から掻き出される。
これによって、印刷版20は搬送ステージ502の下方
に位置している挿入ステージ532へ載置される。挿入
装置530は、挿入ステージ532に載置された印刷版
20を現像部22へ向けて送り出すようになっている。
【0093】図18乃至図21に示されるように、挿入
装置530は、排版部14の図示しないフレームに取り
付けられた一対の側板550を備えている。図19及び
図21に示されるように、一対の側板550は互いに平
行とされて現像部22方向へ向けられている。即ち、印
刷版20の長手方向に沿うように設けられている。側板
550は、現像部22側が低く、現像部22と反対側が
高くされた台形形状とされ、一辺が現像部22へ向けて
傾斜されている。
【0094】図18乃至図21に示されるように、一対
の側板550の上方には、挿入ステージ532が配設さ
れている。この挿入ステージ532は長尺状樹脂製の平
板とされ、長手方向を現像部22へ向けられて互いに平
行に対で設けられている。また、側板550の現像部2
2と反対側の頂部近傍には、シャフト552が掛け渡さ
れて回転可能に支持されており、このシャフト552に
挿入ステージ532の現像部22と反対側の端部がブラ
ケット554によって回動可能に支持されている。
【0095】また、一対の側板550の間には、エアー
シリンダ556(図19では図示省略)が取り付けられ
ている。このエアーシリンダ556の駆動軸556Aは
現像部22側へ向けられ、先端には支持アーム558が
設けられている。この支持アーム558は略コ字状とさ
れ、中間部がエアーシリンダ556の駆動軸556Aに
回動可能に連結されている。また、先端部は各々挿入ス
テージ532の長手方向の中間部下面にブラケット56
0を介して回動可能に連結されている。したがって、挿
入ステージ532は、エアーシリンダ556の駆動によ
ってシャフト552を中心に、水平状態とされた待機位
置と現像部22へ向けて傾斜された挿入位置との間を揺
動される。
【0096】この傾斜された挿入ステージ532の延長
線上で現像部22側には、固定ガイド562が設けられ
ている。固定ガイド562は挿入ステージ532の各々
に対応して対で設けられ、傾斜された状態の挿入ステー
ジ532が現像部22側へ向けて延長された形状とされ
ている。これらの挿入ステージ532及び固定ガイド5
62の水平方向に対する傾斜角度は、現像部22の挿入
口近傍の搬送路の傾斜角度と等しくされている。
【0097】側板550の間に掛け渡されたシャフト5
52の中間部で一対の挿入ステージ532の間には、ス
プロケット564が固着されている。また、固定ガイド
562の下方には、一対の側板550の間にシャフト5
56が掛け渡されて回転可能に支持されている。シャフ
ト566の中間部にも一対の固定ガイド562の間にス
プロケット564が備えられている。さらに、シャフト
552とシャフト566の間には、断面形状が凸状とさ
れたガイドレール570が配設されている。
【0098】シャフト552、566の各々スプロケッ
ト564には、チェーン568が巻き掛けられており。
スプロケット564の間で上側を移動されるチェーン5
68は、ガイドレール570に支持されて現像部22側
へ向けて案内される。即ち、チェーン568の幅方向の
中間部がガイドレール570の凸状部分に入り込むよう
に張られている。このチェーン568には、押圧ブロッ
ク572が配設されている。この押圧ブロック572
は、チェーン568の回転と共に移動される。なお、押
圧ブロック572は2箇所に設けられ(各図では一方の
み図示)、一方が挿入ステージ532の間を固定ガイド
562へ移動されると、他方は、固定ガイド562の近
傍から下方を通過してシャフト552側へ移動されるよ
うになっている。
【0099】押圧ブロック572は、側板550の間に
掛け渡されたステー551上に固定されたマイクロスイ
ッチ571により検出され、これによりモータ576が
停止する(図21参照)。
【0100】また、シャフト552の一端は側板550
から突出されてスプロケット574が配設され、シャフ
ト552の下方には、一方の側板550にモータ576
が備えられている。このモータ576の回転軸576A
は側板550から突出され、先端にスプロケット578
が取り付けられ、シャフト552のスプロケット574
との間にチェーン580が巻き掛けられている。したが
って。モータ576の回転によって、挿入ステージ53
2の間を押圧ブロック572が移動される。
【0101】図19及び図20に示されるように、一対
の側板550の一方の外方には、ブラケット582が設
けられている。このブラケット582には、側板550
の傾斜に沿って複数のローラ588が回転可能に支持さ
れている。
【0102】また、一対の側板550の他方の外方に
は、ブラケット582に対向されるブラケット586が
配設されている。ブラケット586にも側板550の傾
斜に沿ってローラ584が回転可能に支持されている。
また、ブラケット586は、側板550に設けられたエ
アーシリンダ590及び一対のガイドロッド592によ
って支持されている。エアーシリンダ590は、側板5
50の内方に設けられ駆動軸590Aの先端が側板55
0を貫通してブラケット586に連結されている。ま
た、一対のガイドロッド592の各々は、軸方向がエア
ーシリンダ590の軸方向と平行に設けられ、中間部が
側板550に取り付けられたスライド軸受594に挿通
されて移動可能に支持されている。また、ガイドロッド
592の先端は、ブラケット586に連結されている。
【0103】したがって、ブラケット586はエアーシ
リンダ590の駆動によってローラ588を前記ブラケ
ット582に設けられたローラ584への接離方向へ平
行移動される。これによって、傾斜された挿入ステージ
532に載置された印刷版20の幅方向の端部が押圧さ
れてブラケット582のローラ584へ当接され、現像
部22へ挿入される際の位置決めがなされる。なお、ロ
ーラ588は、印刷版20を完全にローラ584に押し
付ける必要はなく、エアーシリンダ590が動作した際
に、現像部22挿入時の印刷版20の曲がり、位置ずれ
がゆるされる範囲でローラ584の手前で止めてもよ
い。
【0104】なお、これらのローラ584、588の外
周面には、例えばセラミックコーティング等が施され、
印刷版20の幅方向の端部を傷めることなく、また、印
刷版20に直接導電性の部材が当接することがないよう
にされている。また、ガイドレール570近傍の挿入ス
テージ532には、マイクロスイッチ572が設けら
れ、挿入ステージ532上に印刷版20が載った際、挿
入ステージ532上の印刷版20によってオンされる。
これは、トラブル等で機械を停止させた後、再度復帰を
かけた時に、その位置に印刷版20があることを知らせ
る役をする。 〔シャッタ〕図22に示されるように、給排版部16の
ケーシング16Aは、描画部18側に略矩形状に突出し
て形成されて連結部600を備えている。この連結部6
00の周囲には、連結部600を囲むように描画部18
へ向けてリブ602が突設されている。
【0105】描画部18のケーシング18Aには、給排
版部16のリブ602に対向される凹部を備えた溝部6
04が突設されており、この溝部604へリブ602が
挿入されることによって、給排版部16と描画部18と
の連結部分が遮光されている。また、ケーシング18A
には、溝部604の内方に、給排版部16の連結部60
0が挿入される連結口606が形成され、給排版部16
の連結部600が描画部18の連結口606へ挿入され
て連結されている。
【0106】図23にも示されるように、給排版部16
の連結部600の下部には、突出部610が設けられて
いる。突出部610は矩形状の箱体とされ、給版部12
側が開口されて給版部12内と連通されている。また、
突出部610の描画部18側の面には、矩形状の給版口
612が形成されて、これによって、描画部18内と給
版部12内とが連通されている。
【0107】給版口612は突出部610に形成された
凹部614内に形成されており、給版口612の外周周
縁部分は,外方(描画部18側)に突出されてリブ61
6が形成されている。
【0108】この給版口612は、シャッタ618によ
って開閉されるようになっている。シャッタ618は、
突出部610の凹部614を覆う形状とされた平板の蓋
620と蓋620の内面周縁部に給版口612のリブ6
16が挿入される凹部を備えた溝部622が設けられて
いる。また、蓋620は挿入口612近傍の凹部614
の上方で突出部610と蝶番624によって複数個所で
連結されている。蓋620は蝶番624を中心に回動さ
れ、溝部622へリブ616が挿入された状態で給版口
612を閉止するようになっている。この状態では、給
版部12と描画部18とが遮光されるようになってい
る。
【0109】突出部610の内壁610Aには、エアー
シリンダ626が配設されている。エアーシリンダ62
6は、後端側がブラケット628によって内壁610A
に回転可能に支持されている。また、エアーシリンダ6
26の駆動軸626Aの先端は、蓋620の内方に設け
られたブラケット630に揺動可能に支持されている。
したがって、シャッタ618は、エアーシリンダ626
の駆動によって蓋620が揺動され、給版口612を開
閉するようになっている。給版口612が開かれた状態
では、蓋620が略水平状態とされ、給版口612へ水
平搬送装置106の移動フレーム354が挿通され可能
とされている。
【0110】図22に示されるように、描画部18と排
版部14とは、排版口632によって連通されるように
なっている。排版口632は連結部600の突出部61
0の上方に、略水平方向に沿って長尺とされた矩形状に
開口されて設けられている。連結部600には、排版口
632近傍の内面に排版口632の周縁の下側から排版
口632の周縁に沿って上方にシャッタガイド634が
設けられている。
【0111】このシャッタガイド634には、シャッタ
636を構成する略矩形状平板の蓋638が上下方向に
沿ってスライド可能に挿入されている。図15にも示さ
れるように、蓋638の上端部は、排版部14側に向け
られて屈曲されフランジ640が形成されている。この
フランジ640の上方には、エアーシリンダ642及び
エアーシリンダ642を挟んで一対のガイドロッド64
4が配設されている。エアーシリンダ642は、軸方向
が上下方向に沿って設けられ排版部14のフレーム14
Bに取り付けられている。エアーシリンダ642の駆動
軸642Aの先端は、蓋638のフランジ640に連結
されている。また、ガイドロッド644は、中間部がフ
レーム14Bに取り付けられたスライド軸受646に挿
入されて、エアーシリンダ642の軸方向と平行に設け
られている。
【0112】したがって、シャッタ636は、エアーシ
リンダ642の駆動によって蓋638が移動されて、排
版口632を開閉するようになっている。シャッタ63
6によって排版口632が閉止された状態では、蓋63
8とシャッタガイド634とが重なりあい、排版部14
と描画部18との間が遮光されるようになっている。ま
た、排版口632が開放された状態では、描画部18側
から取出装置450が挿通可能とされ、排版部14側か
ら搬送ステージ502が挿通可能とされる。
【0113】次に本実施例に作用を図24乃至図30に
示されるフローチャートにしたがって説明する。
【0114】図24には、本実施例に係る給排版部16
の作動を示すフローチャートのメインルーチンが示され
ている。このメインルーチンのステップ800では、給
版部12の枚葉装置102によって、印刷版38から印
刷版20を取り出している。枚葉装置102の支持フレ
ーム110は、印刷版載置台38の上方に待機してい
る。
【0115】図25に示されるように、枚葉装置102
は、ステップ820でロッドレスシリンダ116の駆動
させてて支持フレーム110を下降する。この支持フレ
ーム110の下降によって印刷版載置台38の最上層の
印刷版20に、支持フレーム110の吸盤112、14
0、ブロック144及び版検出センサ146が当接し
て、支持フレーム110の下降が停止する。この場合、
ロッドレスシリンダ116の駆動ブロック126は、さ
らに下方に移動してもよく、支持フレーム110の下降
が停止するとロッドレスシリンダ116の駆動も停止す
るものであってもよい。
【0116】ステップ822では、版検出センサ146
が印刷版20を検出すると図示しない負圧供給手段を作
動させて、吸盤112、140によって印刷版20の上
面を吸着する。印刷版20は感光面が下方に向けられて
いるため、吸盤112、140は感光面と反対側の面を
吸着することになる。なお、負圧供給手段の動作は、ス
テップ820で行ってもよい。
【0117】ステップ824では、捲り部130のエア
ーシリンダ134を駆動し、印刷版20の四隅を吸盤1
40で吸着した状態で持ち上げる。さらに、エアーシリ
ンダ142を駆動させ、吸盤140によって持ち上げた
印刷版20の端部を下方に向けて押圧する(ステップ8
26)。これによって、最上層の印刷版20の下面に密
着している印刷版20を分離させる。
【0118】ステップ828では、ロッドレスシリンダ
116を駆動して支持フレーム110を上昇させなが
ら、捲り部130のエアーシリンダ134、142の駆
動軸134A、142Aを各々本体内に収容する(ステ
ップ830)。
【0119】ステップ832では、移動フレーム110
が反転装置104への受け渡し位置(待機位置)まで移
動したかを検出して、ロッドレスシリンダ116の駆動
を停止する(ステップ834)。これによって、支持フ
レーム110に支持された印刷版20は、反転装置10
4への受け渡し位置に至る。
【0120】メインルーチンのステップ802では、枚
葉装置102に吸着された印刷版20を反転装置104
によってリフト台300へ搬送する。図26に示される
ように、反転装置104は、ステップ840で、枚葉装
置102の吸盤112、140に吸着保持された印刷版
20の幅方向の端部を吸盤222によって吸着する。こ
の後、枚葉装置102の吸盤112、140による印刷
版20の吸着を解除する。これによって、反転装置10
4は、印刷版20を吸盤222によって片持ち状態で吸
着保持する。
【0121】ステップ842では、ロッドレスシリンダ
206を駆動させて支持シャフト212をリフト台30
0側へ向けて移動させる。支持シャフト212がリフト
台300側の端部まで移動する。ステップ844で、支
持シャフト212が印刷版20をリフト台300へ受け
渡す位置まで移動したことが検知すると、ステップ84
6で回転シリンダ214駆動して支持シャフト212を
矢印C方向へ回転する。これによって、感光面が下方へ
向けられていた印刷版20が反転され、感光面が上方に
向けられる。
【0122】印刷版20は感光面と反対側の面を上方い
向けられているため、枚葉装置102及び反転装置10
4は、印刷版20の感光面と反対側の面を吸着すること
ができる。このため、印刷版20の感光面に吸盤跡等が
残ることがない。
【0123】メインルーチンのステップ804では、印
刷版20が反転装置104からリフト台300へ渡され
る。リフト台300は下方に待機している。
【0124】図27に示されるように、リフト台300
は、ステップ850でモータ312の駆動によって上昇
する。ステップ852でリフト台300が印刷版20が
受け渡される位置まで上昇したことを検出すると、モー
タ312の駆動が一旦停止する。この状態では、幅方向
の一端部が支持シャフト212の吸盤222に吸着され
た印刷版20が、幅方向の中間部近傍から他端部にかけ
てリフト台300上に載置されている。ステップ856
では、反転装置104の吸盤222への負圧の供給を解
除する。これによって、反転装置104の吸盤222に
よる印刷版20の吸着が解かれ、印刷版20がリフト台
300に支持された状態となる。なお、印刷版20を受
け渡される位置を検出した際、モータ312を停止させ
ずに吸盤222による印刷版20の吸着を解除してもよ
い。
【0125】ステップ858では、反転装置104がロ
ッドレスシリンダ206の駆動によって枚葉装置102
側の待機位置に戻ると共に、回転シリンダ214の駆動
によって支持シャフト212が図5の矢印C方向と反対
方向に180度回転して、吸盤222の先端を下方へ向
ける。
【0126】ステップ860では、モータ312を再駆
動してリフト台300を上昇させる。リフト台300
が、リフト台300に対する印刷版20を位置決めする
位置、即ち、一対のエアーシリンダ350が印刷版20
の幅方向の端部に対向する位置まで上昇したことを検出
する(ステップ862)とモータ312の駆動が停止す
る(ステップ864)。
【0127】次のステップ866では、一対のエアーシ
リンダ350を駆動してローラ352によって印刷版2
0をその幅方向に沿って押圧してリフト台300に設け
られたローラ332に当接させる。また、リフト台30
0に設けられたエアーシリンダ342を駆動してローラ
340によって印刷版20を長手方向に沿って押圧し、
対向して設けられたローラ334へ印刷版20を当接さ
せる。これによって、印刷版20はリフト台300に対
しての位置決めがなされる。位置決めの確認は、リフト
台300に設けられた、例えば、磁気センサ等の版検出
センサによって行う(ステップ868)。
【0128】リフト台300に対する印刷版20を位置
決めが終了すると、モータ312が駆動し、リフト台3
00を上昇させて水平搬送装置106の移動フレーム3
54に対向させて(ステップ872)、リフト台300
の上昇を停止させる(ステップ874)。
【0129】メインルーチンのステップ806では、リ
フト台300から印刷版20が水平搬送装置106に渡
され、水平搬送装置106が印刷版20を描画部18の
定盤上に搬送する。リフト台300の上方の待機位置で
は、チャック356は爪部372及びピン376が開い
た状態となっている。
【0130】図28に示されるように、水平搬送装置1
06は、ステップ880で移動フレーム354に印刷版
20が対向されたことを検出すると、ステップ882で
エアーシリンダ370を駆動させて、チャック356の
爪部372の先端部を印刷版20の下方へ挿入する。ま
た、ステップ884では、エアーシリンダ374を駆動
してピン376を印刷版20の幅方向の端部に対向させ
る。
【0131】この後、ステップ886で、モータ312
を駆動してリフト台300を下方の待機位置へ下降す
る。これによって、リフト台300に載置されていた印
刷版20は、チャック356の爪部372に下面が支持
され、リフト台300から水平搬送装置106の移動フ
レーム354へ渡される。
【0132】次のステップ888では、エアーシリンダ
626を駆動して給版部12と描画部18との間のシャ
ッタ618を開き、シャッタ618によって遮光されて
いた給版部12と描画部18とを連通する。これによっ
て、移動フレーム354が給版部12内から描画部18
内へ挿入可能となる。
【0133】シャッタ618が開かれると、ロッドレス
シリンダ364を駆動して印刷版20を保持した移動フ
レーム354を描画部18内へ挿入する。移動フレーム
354が描画部18の定盤408上に移動したことが検
出される(ステップ892)と、エアーシリンダ370
を駆動してチャック356を開く(ステップ894)。
これによって、印刷版20は定盤408上へ落とされ
て、定盤408へ移される。この際、ピン376が印刷
版20の幅方向の端部に当接しているため、爪部372
の移動によって印刷版20が引っ張られることがなく、
印刷版20を定盤408上の所定の位置に載せることが
できる。
【0134】印刷版20を定盤408に移すと、エアー
シリンダ374を駆動してピン376を互いに離間させ
る(ステップ896)と共に、ロッドレスシリンダ36
4を駆動して移動フレーム354を給版部12のリフト
台300上の待機位置に戻す(ステップ898)。
【0135】移動フレーム354が待機位置に戻ったこ
とを確認すると(ステップ900)、エアーシリンダ6
26を駆動してシャッタ618を閉じる。これによっ
て、給版部12と描画部18とは遮光状態となる。
【0136】印刷版20は、感光面を上方に向けて定盤
408に載置するため、リフト台300と水平搬送装置
106は、印刷版20を下面から支持している。また、
リフト台300に対する位置決めは印刷版20の端面を
押圧している。したっがて、印刷版20の感光面に接触
することがなく、印刷版20の感光面を均一な状態に保
持することができる。
【0137】また、印刷版20をリフト台300に対し
て位置決めを行い、定盤408に印刷版20を載置する
際の仮位置決めとしている。このため、印刷版20を枚
葉装置102の吸盤112、140及び反転装置104
の吸盤222で吸着して搬送し、さらに、反転装置10
4で反転させても、定盤408に対して誤差なく載置す
ることができる。
【0138】メインルーチンのステップ808では、定
盤408上に載置された印刷版20に描画装置406に
よって描画処理をおこない印刷版20に静電潜像を形成
する。静電潜像が形成された印刷版20は、描画部18
から取り出される(ステップ810)。
【0139】図29に示されるように、取出装置450
は、ステップ910で描画処理が終了して定盤408が
所定の位置に戻ったことを確認すると、ステップ912
に移行してエアーシリンダ456を駆動して、ベースプ
レート454を下降する。この際、ベースプレート45
4のチャック462は爪部466を互いに離間されて広
げている。ベースプレート454が下端まで下降したこ
とを検出する(ステップ914)と、チャック462の
エアーシリンダ464が駆動して爪部466を閉じる
(ステップ916)。
【0140】ベースプレート454が下端まで下降した
状態では、爪部466の先端が切欠422に対向され、
エアーシリンダ464を駆動することによって、爪部4
66の先端を定盤408上の印刷版20の下方に入り込
ませる。
【0141】ステップ918では、エアーシリンダ46
4を駆動してベースプレート454を上昇させ、定盤4
08から印刷版20を持ち上げる。ステップ920でベ
ースプレート454が上端まで移動したことを検出する
と、シャッタ636のエアーシリンダ642を駆動して
シャッタ636を開く(ステップ922)。これによっ
て、シャッタ636によって遮光されていた描画部18
と排版部14とが連通される。
【0142】さらに、ステップ924では、ベースプレ
ート454を支持する移動ベース452を排版部14へ
向けて移動し、排版口632へベースプレート454の
一部を挿入する。また、排版部14に設けられた搬送ス
テージ502が、ロッドレスシリンダ506の駆動によ
って排版口632へ挿入する(ステップ926)。ステ
ップ928とステップ930とで、移動ベース452と
搬送ステージ502とが所定の位置まで移動したことを
検出する。これによって、ベースプレート454の下方
に搬送ステージ502が位置される。
【0143】ステップ932では、ベースプレート45
4のチャック462を開く。これによって、ベースプレ
ート454のチャック462の爪部466に支持されて
いた印刷版20が搬送ステージ502上に落とされる。
この後、移動ベース452は定盤408上の待機位置に
戻り(ステップ934)、搬送ステージ502はロッド
レスシリンダ506の駆動によって、挿入ステージ53
2の上方へ移動する。
【0144】ベースプレート454と搬送ステージ50
2とが所定の位置まで移動したことを確認する(ステッ
プ938)と、エアーシリンダ642を駆動させてシャ
ッタ632を閉る。これによって、描画部18と排版部
14との間が遮光状態となる。
【0145】メインルーチンのステップ812では、描
画部18から取り出された印刷版20を挿入装置530
によって現像部22へ送り込む。
【0146】図30に示されるように、排版部14は、
ステップ950でエアーシリンダ540を駆動して爪5
48が設けられたアーム544を下降する。これによっ
て、搬送ステージ502に載置された印刷版20の幅方
向の端部に爪548が対向する。ステップ952では、
ロッドレスシリンダ506を駆動して搬送ステージ50
2を挿入ステージ532の描画部18側のへ移動させて
(ステップ852)、搬送ステージ502を待機位置に
戻す(ステップ954、956)。
【0147】搬送ステージ502が移動する際、爪54
8が印刷版20の端部に当接するため、印刷版20は搬
送ステージ502との移動が阻止され、搬送ステージ5
02から掻き出されたようになり、搬送ステージ502
の下方に位置している挿入ステージ532上に落とされ
て載置される。
【0148】ステップ958では、現像部22へ印刷版
20を送り込んで良いかを確認し、印刷版20を現像部
22へ送り込み可能となるまで待機する。
【0149】現像部22へ印刷版20を送り込み可能と
なると、ステップ960でエアーシリンダ556を駆動
させて挿入ステージ532を傾斜させる。この傾斜角度
は、現像部22の挿入口近傍搬送路の挿入角度と等しく
なっている。この後、エアーシリンダ590を駆動させ
てローラ588を対向するローラ584へ向けて平行移
動する(ステップ962)。これによって、傾斜した挿
入ステージ532に載置された印刷版20は、ローラ5
88によって幅方向の端部がローラ584へ向けて押さ
れ、ローラ584に当接する。これによって、印刷版2
0は現像部22へ送り込まれるための位置決めがなされ
る。
【0150】印刷版20が位置決めされると、ステップ
964でモータ576を駆動する。モータ576の駆動
によってチェーン568に設けられた押圧ブロック57
2が現像部22へ向けて印刷版20の長手方向の端部を
押圧しながら移動する。この移動によって、印刷版20
は、所定の角度で傾斜された挿入ステージ532及び固
定ガイド562によって案内されて現像部22へ送り込
まれる。この際、印刷版20の幅方は、ローラ584、
588に案内される。
【0151】ステップ966では、押圧ブロック976
をマイクロスイッチ571が検出すると、エアーシリン
ダ540を駆動させて挿入ステージ502を水平にして
待機状態に戻す(ステップ968)。これによって、印
刷版20の現像部22への送り込みが終了する。
【0152】給排版部16では、この作業を繰り返し
て、印刷版20を連続して描画部18へ供給すると共
に、描画装置406で静電潜像が形成された印刷版20
を取り出して現像部22へ送り込む。
【0153】現像部22へ送り込まれた印刷版20は、
現像処理部24で、静電潜像に応じたトナー画像が形成
され、定着処理部26では、トナー粒子を加熱して印刷
版20上に定着させる。この後印刷版20は版面保護が
施され、さらに、パンチング部32及び版曲部34で輪
転機に装着擦るための切欠及び円孔を形成し、版曲げを
行い順次貯版する。
【0154】描画部18で帯電されて静電潜像が形成さ
れた印刷版20は、感光面と反対側の面あるは、幅方向
の端面が支持されて搬送される。また、金属等の導電性
部材が直接印刷版20に接触しないようになっている。
このため、印刷版20の電荷が放出されることはなく、
また、感光面に搬送中の接触跡が付かなく、現像部22
で所定のトナー画像を形成することができる。
【0155】また、印刷版20を現像部22へ送り込む
際、挿入ステージ532が現像部22の挿入口近傍の搬
送路に沿って傾斜するため、現像部22に送り込まれた
印刷版20が無理に屈曲することがなく、印刷版20の
感光面にむらなくトナー粒子を付着することができる。
【0156】なお、描画部18と給排版部16とは、シ
ャッタ618、636によって遮光状態とされており、
印刷版20の供給及び取り出しの際にこれらのシャッタ
618、636を開閉するようになっている。このた
め、給排版部16のメンテナンス等の際に描画部18内
に不必要に光が入り込むことがない。
【0157】
【発明の効果】以上説明した如く、本発明の係る感光性
平版印刷版刷版作成装置は、給版部と排版部とを上下に
配置し、互いにケーシングによって区画された露光部に
隣接されている。このため、装置の設置面積を狭くする
ことができる。
【0158】また、本発明に係る感光性平版印刷版刷版
作成装置は、露光部が遮光されてケーシング内に収容さ
れている。また、給版部及び排版部との間には仕切り壁
が設けられている。この仕切り壁の開口にはシャッタが
備えられ、ケーシングと共に露光部を遮光している。
【0159】感光性平版印刷版を給版部から搬送挿入す
る際、開口のシャッタを開放して給版部と露光部とが連
通し、感光性平版印刷版が挿入されると閉じられる。ま
た、露光部から排版部へ感光性平版印刷版が取り出され
て搬送される際、開口のシャッタを開放し、感光性平版
印刷版が露光部から排出されるとシャッタが閉じられ
る。
【0160】したがって、露光手段によって感光性平版
印刷版が露光されている間は、露光部内が給版部及び排
版部の遮光状態に拘らず確実に遮光され、感光性平版印
刷版にカブリを生ずることがない優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に係るダイレクト刷版装置の概略平面
図である。
【図2】本実施例に係るダイレクト刷版装置の概略正面
図である。
【図3】本実施例に係るダイレクト刷版装置の要部側面
図である。
【図4】枚葉装置を示す要部斜視図である。
【図5】枚葉装置を示す要部正面図である。
【図6】枚葉装置を示す要部側面図である。
【図7】(A)、(B)、(C)はそれぞれ枚葉装置の
作動状態を示す要部側面図であり、(A)は積層された
印刷版に当接した状態を示し、(B)は捲り部を作動さ
せた状態を示し、(C)は枚葉装置によって印刷版を吸
着保持した状態を示している。
【図8】リフト台と水平搬送装置を示す斜視図である。
【図9】リフト台と水平搬送装置を示す正面図である。
【図10】リフト台を示す要部平面図である。
【図11】図10の11−11線に沿った要部断面図で
ある。
【図12】水平搬送装置のチャックを示す要部断面図で
ある。
【図13】描画部を示す要部斜視図である。
【図14】取出装置を示す斜視図である。
【図15】取出装置を示す正面図である。
【図16】定盤とチャックの位置を示す概略平面図であ
る。
【図17】搬送ステージを示す斜視図である。
【図18】挿入ステージを示す正面図である。
【図19】挿入ステージを示す斜視図である。
【図20】挿入ステージを示す平面図である。
【図21】挿入ステージを示す側面図である。
【図22】給排版部と描画部との連結部分を示す要部斜
視図である。
【図23】図22の23−23線に沿った要部断面図で
ある。
【図24】給排版部の作動を示すフローチャートであ
る。
【図25】枚葉装置の作動を示すフローチャートであ
る。
【図26】反転装置の作動を示すフローチャートであ
る。
【図27】リフト台の作動を示すフローチャートであ
る。
【図28】水平搬送装置の作動を示すフローチャートで
ある。
【図29】取出装置と排版装置の作動を示すフローチャ
ートである。
【図30】挿入装置の作動を示すフローチャートであ
る。
【符号の説明】
10 ダイレクト刷版装置 12 給版部 14 排版部 16 給排版部 18 描画部 20 印刷版 22 現像部 38 印刷版載置台 102 枚葉装置 104 反転装置 300 リフト台 450 取出装置 502 搬送ステージ 532 挿入ステージ 612 給版口(開口) 618、636 シャッタ 626 エアーシリンダ(作動手段) 632 排版口(開口) 642 エアーシリンダ(作動手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−248567(JP,A) 特開 平3−167562(JP,A) 実開 平1−149667(JP,U)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光性平版印刷版に露光を与える露光部
    と、前記露光部へ前記感光性平版印刷版を供給する給版
    部と、前記露光部から潜像が形成された前記感光性平版
    印刷版を取り出して下流側に設けられた現像部へ送り込
    む排版部と、が備えられた感光性平版印刷版刷版作成装
    置であって、前記露光部が前記給版部及び前記排版部と
    区画されて遮光されると共に、前記給版部と前記排版部
    とが上下に配設され各々前記描画手段のケーシングに隣
    接されたことを特徴とする感光性平版印刷版刷版作成装
    置。
  2. 【請求項2】 感光性平版印刷版に露光を与える露光部
    と前記露光部と隣接する作業工程部が各々ケーシングに
    よって区画された感光性平版印刷版刷版作成装置であっ
    て、前記露光部と前記作業工程部との間に設けられ前記
    感光性平版印刷版が通過する開口が備えられた仕切り壁
    と、前記開口を開閉可能とするシャッタと、前記シャッ
    タを開閉作動する作動手段と、を有し前記感光性平版印
    刷版が前記開口を通過する場合のみに前記シャッタが開
    放されることを特徴とする感光性平版印刷版刷版作成装
    置。
  3. 【請求項3】 前記作業工程部が前記露光部に前記感光
    性平版印刷版を供給する給版部とされこの給版部と露光
    部との間に設けられた前記開口の閉止状態が、前記感光
    性平版印刷版を前記露光部へ搬送する際に解除され開放
    されることを特徴とする請求項2の感光性平版印刷版刷
    版作成装置。
  4. 【請求項4】 前記作業工程部が前記露光部から前記感
    光性平版印刷版を取り出す排版部とされ、この排版部と
    前記露光部との間に設けられた前記開口の閉止状態が前
    記感光性平版印刷版を露光部から取り出して搬送する際
    に解除されて開放されることを特徴とする請求項2の感
    光性平版印刷版刷版作成装置。
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