JP2623957B2 - 微粒子測定装置 - Google Patents
微粒子測定装置Info
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Description
ced Plasma:以下「MIP」という)を利用して元素分析を
行う微粒子測定装置(パーティクル計)に関するもので
あり、更に詳しくは、大気雰囲気からフィルタ上に採取
した被測定物である微粒子(パーティクル)を採取手段
であるアスピレータを用いて採取することができる微粒
子吸入手段(ディスパーサ)に関わる微粒子測定装置に
関するものである。
図ある。この図において、αはMIPを利用して元素分析
を行う手段βにフィルタFL2上の微粒子を導出する微粒
子吸入手段ある。ここで、微粒子吸入手段αは、小流量
のキャリアガスCGでも吸引できるように大気雰囲気から
採取した微粒子が載せられているフィルタFL2との関係
において例えば上部において大気開放されるパージ容器
P内に配置されるアスピレータ10と、アスピレータ内に
導入口10aから小流量(一定流量)のキャリアガスCGを
正確に供給するための第1の流量コントローラ(以下
「#1マスフローコントローラ」という)21と、パージ
容器内に一定流量(アスピレータへの供給流量よりも
大)のキャリアガスCGを供給するための第2の流量コン
トローラ(以下「#2マスフローコントローラ」とい
う)22と、小流量で効率良く働かせるためにフィルタ上
面とアスピレータ吸入口10bとの間をフィルタ上面の凹
凸によらず例えば0.1mm以下というようなできるだけ小
さな微少間隔(δ)に且つ一定に保つように制御する間
隙制御手段30と、フィルタFL2を水平方向(X)に一定
の低速度で動かすことができる構成のスライド機構40と
から成る。そして、間隙制御手段30は、例えば、その一
構成として、アスピレータ/分析計βの出口側に接続さ
れる圧損のほとんど無いマスフローメータ31と、このマ
スフローメータ31からの信号(流量信号)を入力してフ
ィルタFL2を搭載して上下動することで間隙δを微少単
位で移動可能なエレベータ機構35をコントロール信号で
ここではスライド機構上に設けられる駆動装置33/34
(例えば33はモータ,34はギヤ機構等から成るものとす
る)を制御するコントローラ32とからなっている。ま
た、スライド機構40はここではモータ等の駆動部41とエ
レベータ機構35乃至駆動装置33/34が設けられる移動台4
2等で構成することができる。
測定装置においては、アスピレータのノズル10bの間隙
(測ち、吸引流量)を制御するのに、分析計βの後方に
位置するマスフローメータ31を監視してフィードバック
をかけるような構成になっていた。このため、キャリア
ガスの種類が異なる場合、マスフローメータ31を切り換
えなければならないという欠点があった。また、応答が
遅いという欠点もあった。
ものであり、その目的は、キャリアガスに関係なく応答
も早く、しかも、大気雰囲気からフィルタ上に採取した
微粒子を導入効率良く検出部に送ることができる微粒子
吸入手段を備えた微粒子測定装置を提供することにあ
る。
吸引した微粒子を分析計に導いて分析する微粒子測定装
置において、 前記フィルタと前記アスピレータとが収納されてい
て、パージガスによって置換されるパージ容器と、 前記アスピレータにキャリアガスを供給する第1のマ
スフローコントローラと、 前記パージ容器にパージガスを供給する第2のマスフ
ローコントローラと、 前記パージ容器内の圧力を測定する圧力測定手段と、 この圧力測定手段の測定した圧力に基づいて、前記フ
ィルタ又は前記アスピレータの少なくともいずれか一方
を移動し、前記フィルタと前記アスピレータとの間隔を
一定に保つ隙間制御手段、 を設けたことを特徴している。
にはフィルタ上面とアスピレータ吸入口との間隔を例え
ば0.1mm以下となるようなできるだけ小さくしなければ
ならず、一方、このくらい間隔が小さくなると、フィル
タ面の凹凸が無視できなくなる。従って、本発明におい
ては、この間隔がフィルタ面の凹凸によらず一定となる
ようにコントロールできるようにする。
明する。
あり、図中、第5図と同一記号は同一意味をもたせて使
用する。また、43はパージ容器P内の圧力を検出する圧
力測定手段(以下、圧力センサという)である。
う手段βにフィルタFL2上の微粒子を導出するものであ
り、この微粒子吸入手段αは、パージ容器P内に配置さ
れるアスピレータ10と、アスピレータ10内に導入口10a
から一定流量のキャリアガスCGを正確に供給するための
#1マスフローコントローラ21と、パージ容器内に一定
流量(アスピレータへの供給流量よりも大)のキャリア
ガスCGを供給するための#2マスフローコントローラ22
と、フィルタ上面とアスピレータ吸入口10bとの間をフ
ィルタ上面の凹凸によらず例えば0.1mm以下というよう
なできるだけ小さな微小間隔(δ)に且つ一定に保つよ
うに制御する間隙制御手段30と、フィルタFL2を水平方
向(X)に一定の低速度で動かすことができる構成のス
ライド機構40とからなっている。また、間隙制御手段30
は、パージ容器P内の圧力を監視する圧力センサ43から
の信号(流量信号)を入力してフィルタFL2を微小単位
で移動可能なエレベータ機構35をコントロール信号でこ
こではスライド機構上に設けられる駆動装置33/34(例
えば33はモータ,34はギヤ機構等から成るものとする)
を制御するコントローラ32とからなっている。
スピレータ10には#1マスフローコントローラ21によっ
て例えばヘリウムから成るキャリアガスCGが正確に例え
ば200ml/minの一定流量供給される。フィルタFL2は精密
に例えば10μmの微少ステップで上下動するエレベータ
機構35の上に置かれ、アスピレータ吸入口10bと微少間
隔δをもって対面している。エレベータ機構35は一定の
低速度で水平方向Xに移動するスライド機構40上に搭載
される。圧力センサ43で測定された圧力信号は例えば電
気信号に変換されてコントローラ32に導かれる。コント
ローラ32は、受取った信号からアスピレータ10のアスピ
レータ吸入口10bからの吸引量を算出して、それが事前
に設定された値(例えばコントローラ内部に設定され
る)と一致するようにエレベータ機構35の駆動装置33/3
4を制御する。ここで、少なくともフィルタFL2とアスピ
レータ吸入口10bはパージ容器によって囲まれる(但
し、図においては更にアスピレータ,エレベータ機構を
同時に収納するパージ容器としているがこれは設計的な
事項である)。
って適当な圧(#1マスフローコントローラで供給され
る圧より高い)のキャリアガスCGによってパージされて
いる。この#2マスフローコントローラ22によって供給
されるキャリアガスCGの供給量は、アスピレータ10の吸
引流量の最大値(例えば100ml/min)よりも多く、例え
ば500ml/min、その余った分は絞りなど圧力を保つ手段
を通して大気に開放されることとなる。
(イ)は横軸に間隙δをとり縦軸にアスピレータの吸引
量(吸引流量)をとった時の特性曲線図、第2図(ロ)
は横軸に間隙δをとり縦軸にパージ容器内の圧力をとっ
た時の特性曲線図、第2図(ハ)は横軸にマスフローメ
ータと圧力センサーをとり縦軸にエレベーター機構を上
下させて変化がでるまでの時間をとった時の特性曲線図
である。
図中ポイントγ1〜γ3はフィルタFL2が移動方向X時
のアスピレータ吸引口10bに対するフィルタの上下移動
面の状態点を表わしたものである。即ち、ポイントγ1
時にはフィルム面の位置の移動はなく、ポイントγ2時
にはフィルム面の位置は一点鎖線で示すようにε1方向
にその間隙がδとなるように移動し、ポイントγ3時に
はフィルム面の位置は破線で示すようにε2方向にその
間隙がδとなるように移動する。
る。
を200mlとし、間隙δを50μm,言替えるとアスピレータ
の吸引量を50ml/minに設定した時の制御は以下のように
なる。
圧力センサー43の値が790mmHgになるようにコントロー
ラ32で設定する。
トγ2のようになっているとする。この時は、アスピレ
ータ吸入口10bに対するフィルタ面の位置は下方に来る
こととなり、間隙がδより大きくなるので、アスピレー
タの吸引量は増す。この結果、圧力センサ43の検出値は
減少するから、コントローラはエレベータ機構35を上昇
させる方向に動かす。このエレベータ機構35の上昇は
(イ)項の圧力センサ43の検出値が丁度790mmHgになっ
た時に停止する。
イントγ3のようになっているとする。
面の位置は上方に来ているから、間隙はδより小さくな
り、アスピレータの吸引量は減る。この結果、圧力セン
サ31の検出値も増加するから、コントローラはエレベー
タ機構35を下降させる方向に動かす。このエレベータ機
構35の下降は(イ)項の圧力センサ43の検出値が丁度79
0mmHgになった時に停止する。
されることとなる。これにより、キャリアガスに関係な
く応答が遅くなると共に、大気雰囲気からフィルタ上に
採取した微粒子を導入効率良く吸収できるようになる。
れるものではなく、以下のように変形してもよい。
説明したが、当然のことながら、必要に応じた流量、例
えば大流量を用いても良いことはいうまでもないことで
ある。
させた場合で説明したが、相対的に間隙が一定になるよ
うにすれば良いのであるから、フィルタとは逆にアスピ
レータ10を水平/垂直移動させるように構成してもよい
し、又、両方を同時或はその移動状況に応じていずれか
一方が個別に動作するようにしてもよいことはいうまで
もない。
る図であるが、アスピレータ吸入口に対するフィルタの
相対的な移動による微粒子回収の軌跡Tは、同図(イ)
に示すように直線状でもよいし同図(ロ)に示すように
扇状あってもよいし、図示しないが前面に渡って波状で
あってもよい。これは移動機構上の設計的事項である。
また、移動機構を追加することにより同図(ハ),
(ニ)のような微粒子回収も可能であり、1枚のフィル
タから効率良く微粒子を回収できるようになる。
手段においてパージ容器内の圧力信号をモニターしてフ
ィードバックをかけるように構成されているので、次に
記載するような効果を奏する。
口の間隙を制御できる。
ンが間隙制御手段と無関係なため自由度が増す。
る。
2図は第1図の説明に供する図、第3図は第1図乃至第
2図の説明に供する図、第4図は第1図のその他の実施
例の説明に供する図、第5図は従来例の構成説明図であ
る。 1,10……アスピレータ、1a,10a……キャリアガス導入
口、α……微粒子吸入手段、β……MIP元素分析装置、C
G……キャリアガス、FL1,FL2……フィルタ、10……アス
ピレータ、21……第1の流量コントローラ(#1マスフ
ローコントローラ)、22……第2の流量コントローラ
(#2マスフローコントローラ)、30……間隙制御手
段、40……スライド機構。43……圧力センサ
Claims (1)
- 【請求項1】フィルタ上の微粒子をアスピレータによっ
て吸引し、吸引した微粒子を分析計に導いて分析する微
粒子測定装置において、 前記フィルタと前記アスピレータとが収納されていて、
バージガスによって置換されるパージ容器と、 前記アスピレータにキャリアガスを供給する第1のマス
フローコントローラと、 前記パージ容器にパージガスを供給する第2のマスフロ
ーコントローラと、 前記パージ容器内の圧力を測定する圧力測定手段と、 この圧力測定手段の測定した圧力に基づいて、前記フィ
ルタ又は前記アスピレータの少なくともいずれか一方を
移動し、前記フィルタと前記アスピレータとの間隔を一
定に保つ隙間制御手段、 を設けたことを特徴した微粒子測定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29297790A JP2623957B2 (ja) | 1990-10-30 | 1990-10-30 | 微粒子測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29297790A JP2623957B2 (ja) | 1990-10-30 | 1990-10-30 | 微粒子測定装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04166746A JPH04166746A (ja) | 1992-06-12 |
JP2623957B2 true JP2623957B2 (ja) | 1997-06-25 |
Family
ID=17788878
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29297790A Expired - Lifetime JP2623957B2 (ja) | 1990-10-30 | 1990-10-30 | 微粒子測定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2623957B2 (ja) |
-
1990
- 1990-10-30 JP JP29297790A patent/JP2623957B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04166746A (ja) | 1992-06-12 |
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