JP2623348B2 - 円板状摩擦材の結束方法 - Google Patents
円板状摩擦材の結束方法Info
- Publication number
- JP2623348B2 JP2623348B2 JP1192156A JP19215689A JP2623348B2 JP 2623348 B2 JP2623348 B2 JP 2623348B2 JP 1192156 A JP1192156 A JP 1192156A JP 19215689 A JP19215689 A JP 19215689A JP 2623348 B2 JP2623348 B2 JP 2623348B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- friction material
- shaped friction
- disc
- bind
- laminated
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Packages (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はクラッチフェーシング等円板状の摩擦材を多
数枚積層して紐等で結束する方法に関し、特に摩擦材の
反りや歪みの発生を防止するものである。
数枚積層して紐等で結束する方法に関し、特に摩擦材の
反りや歪みの発生を防止するものである。
従来、例えばクラッチフェーシング等円板状の摩擦材
を製作後次の組立て工程等に搬送する場合はこれらを多
数枚(通常50枚程度)積層して一定枚数毎に紐やバンド
等で結束していた。
を製作後次の組立て工程等に搬送する場合はこれらを多
数枚(通常50枚程度)積層して一定枚数毎に紐やバンド
等で結束していた。
しかしながら紐やバンドでは積み重ねたそれぞれのク
ラッチフェーシング(摩擦材)の面全体を締め付ける力
が一定しないため、その力が強過ぎるときはそれぞれの
クラッチフェーシングに波を打ったような歪みが発生し
てしまう。またこのように結束したままの状態では時間
の経過及び温度や湿度の影響により、個々のクラッチフ
ェーシングの場所による内部応力の差が生じてやはり歪
みの原因となっていた。
ラッチフェーシング(摩擦材)の面全体を締め付ける力
が一定しないため、その力が強過ぎるときはそれぞれの
クラッチフェーシングに波を打ったような歪みが発生し
てしまう。またこのように結束したままの状態では時間
の経過及び温度や湿度の影響により、個々のクラッチフ
ェーシングの場所による内部応力の差が生じてやはり歪
みの原因となっていた。
本発明はこれに鑑み種々検討の結果、積層して紐等で
結束したクラッチフェーシング等円板状摩擦材の搬送時
や停滞時(保管時)の経時による歪みの発生を防止する
結束方法を提供するものである。
結束したクラッチフェーシング等円板状摩擦材の搬送時
や停滞時(保管時)の経時による歪みの発生を防止する
結束方法を提供するものである。
即ち本発明は、円板状摩擦材を多数枚積層してこれを
結束する方法において、積層した摩擦材の両側に、該摩
擦材と同一の平面形状で摩擦材との接触面が平坦な硬質
板を密接させて結束することを特徴とするものである。
結束する方法において、積層した摩擦材の両側に、該摩
擦材と同一の平面形状で摩擦材との接触面が平坦な硬質
板を密接させて結束することを特徴とするものである。
このように摩擦材と同一の平面形状で摩擦材との接触
面が平坦な硬質板を積層された摩擦材の両側に密接させ
ることにより、バンド等で強く結束したときにその締め
付け力が各摩擦材の全面に均一にかかることになるの
で、締め付け力のアンバランスによる歪みの発生を防止
できる利点を有する。
面が平坦な硬質板を積層された摩擦材の両側に密接させ
ることにより、バンド等で強く結束したときにその締め
付け力が各摩擦材の全面に均一にかかることになるの
で、締め付け力のアンバランスによる歪みの発生を防止
できる利点を有する。
さらに各摩擦材は結束時にこの硬質板の平坦面になら
っているので湿度や温度の変化による摩擦材自体の内部
応力を原因とする歪みの発生を抑えることができる。
っているので湿度や温度の変化による摩擦材自体の内部
応力を原因とする歪みの発生を抑えることができる。
そして例えば直径の大きいクラッチフェーシングを積
み重ねて結束する場合でも、上記硬質板を積層クラッチ
フェーシングの両側に密接させて結束することにより歪
みの発生を効果的に抑えることができる。
み重ねて結束する場合でも、上記硬質板を積層クラッチ
フェーシングの両側に密接させて結束することにより歪
みの発生を効果的に抑えることができる。
またこのような硬質板としては平坦性が保持されてい
ればどのようなものでもよく、例えば合板,プラスチッ
ク板,鉄板等が使用できる。
ればどのようなものでもよく、例えば合板,プラスチッ
ク板,鉄板等が使用できる。
〔実施例〕 本発明を一実施例により説明する。
第1図に示すように円板状のクラッチフェーシング
(1)を約50枚縦方向に積層し、この積層クラッチフェ
ーシングをこれらクラッチフェーシングと同形状で肉厚
の合板からなる歪みを防止板(2)(2)で上下から挟
んだ後、結束バンド(3)により全体を強く結束した。
(1)を約50枚縦方向に積層し、この積層クラッチフェ
ーシングをこれらクラッチフェーシングと同形状で肉厚
の合板からなる歪みを防止板(2)(2)で上下から挟
んだ後、結束バンド(3)により全体を強く結束した。
このように結束された積層クラッチフェーシングを長
時間放置しておいたが、それぞれのクラッチフェーシン
グには全く反りや歪みは発生していなかった。
時間放置しておいたが、それぞれのクラッチフェーシン
グには全く反りや歪みは発生していなかった。
このように本発明によればクラッチフェーシング等円
板状摩擦材を多数枚積層し、紐やバンドで結束して搬送
や保管する際等に従来発生した摩擦材の歪みや反りが発
生しなくなり、摩擦材の品質が向上する等顕著な効果を
奏する。
板状摩擦材を多数枚積層し、紐やバンドで結束して搬送
や保管する際等に従来発生した摩擦材の歪みや反りが発
生しなくなり、摩擦材の品質が向上する等顕著な効果を
奏する。
第1図は本発明の一実施例を示す斜視図である。 1……クラッチフェーシング(摩擦材) 2……歪み防止板(硬質板) 3……結束バンド
Claims (1)
- 【請求項1】円板状摩擦材を多数枚積層してこれを結束
する方法において、積層した摩擦材の両側に、該摩擦材
と同一の平面形状で摩擦材との接触面が平坦な硬質板を
密接させて結束することを特徴とする円板状摩擦材の結
束方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1192156A JP2623348B2 (ja) | 1989-07-25 | 1989-07-25 | 円板状摩擦材の結束方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1192156A JP2623348B2 (ja) | 1989-07-25 | 1989-07-25 | 円板状摩擦材の結束方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0356263A JPH0356263A (ja) | 1991-03-11 |
JP2623348B2 true JP2623348B2 (ja) | 1997-06-25 |
Family
ID=16286629
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1192156A Expired - Fee Related JP2623348B2 (ja) | 1989-07-25 | 1989-07-25 | 円板状摩擦材の結束方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2623348B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9370273B2 (en) | 2010-12-02 | 2016-06-21 | Pepsico, Inc. | Hot and cold beverage dispenser |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5395376U (ja) * | 1976-12-30 | 1978-08-03 |
-
1989
- 1989-07-25 JP JP1192156A patent/JP2623348B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0356263A (ja) | 1991-03-11 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4792044A (en) | Magnetic tape pancake package | |
JP2623348B2 (ja) | 円板状摩擦材の結束方法 | |
JPS5818350B2 (ja) | 石綿セメント積層スラブ製造方法 | |
JPS6171612A (ja) | 積層鉄心の製造方法 | |
JPS60224164A (ja) | 情報記録担体 | |
JPH0239404A (ja) | 変圧器鉄心の製造方法 | |
JPH05109548A (ja) | ギヤツプ付鉄心形リアクトル | |
JPH0629355Y2 (ja) | 床暖房パネル | |
JPH07272944A (ja) | リアクトル用鉄心脚 | |
JPH0789588A (ja) | 天然石カウンターの梱包方法 | |
JPH0144442Y2 (ja) | ||
JPS6315179Y2 (ja) | ||
JPH0890983A (ja) | 軸心入り鉛筆用合板の押圧接合方法および押圧接合装置 | |
JPS6348613Y2 (ja) | ||
JPS6339950Y2 (ja) | ||
JP3234641B2 (ja) | リードフレームの固定板及び包装体 | |
JPS59218716A (ja) | 誘導電器鉄心上部継鉄の組立て方法 | |
JPS59222301A (ja) | 化粧板 | |
JPS6262442B2 (ja) | ||
JPH0347722B2 (ja) | ||
JPH06204050A (ja) | ギャップ付鉄心形リアクトル | |
JPH0960439A (ja) | 断熱ドア | |
JPH0446825B2 (ja) | ||
JPS63312031A (ja) | 建築用パネルの製造方法 | |
JPH06135453A (ja) | ドア部材梱包用スペーサ及びこのスペーサを用いたド ア部材の梱包構造 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |