JP2622482B2 - 燃焼器 - Google Patents
燃焼器Info
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- JP2622482B2 JP2622482B2 JP4313576A JP31357692A JP2622482B2 JP 2622482 B2 JP2622482 B2 JP 2622482B2 JP 4313576 A JP4313576 A JP 4313576A JP 31357692 A JP31357692 A JP 31357692A JP 2622482 B2 JP2622482 B2 JP 2622482B2
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、排気ガス中のＮＯχ
の低減を図る為、濃淡燃焼を行なう燃焼器に関する。
の低減を図る為、濃淡燃焼を行なう燃焼器に関する。
【０００２】
【従来の技術】高インプット燃焼（例えば２４号）して
いる通常バーナを低インプット燃焼（例えば２．５号）
にする場合、高空気過剰率（空気過剰率３〜４）になる
様にガス量及び風量を調整して排ガスの露点温度を下げ
て、ドレンの発生を防止している。
いる通常バーナを低インプット燃焼（例えば２．５号）
にする場合、高空気過剰率（空気過剰率３〜４）になる
様にガス量及び風量を調整して排ガスの露点温度を下げ
て、ドレンの発生を防止している。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし、主炎口から一
次空気過剰の淡混合気を吐出させ、主炎口に隣接した袖
火炎口からガス過剰の濃混合気を吐出させて濃淡燃焼を
行なって排気ガス中のＮＯχの低減を図るバーナの場
合、低インプット燃焼では、ドレン発生を防止する為に
空気過剰率を大きくすると主炎口から噴出する淡混合気
の一次空気過剰率が燃焼限界（一次空気過剰率約１．
６）を越えるので、希薄燃焼炎が吹き飛んでしまい燃焼
が維持できない。
次空気過剰の淡混合気を吐出させ、主炎口に隣接した袖
火炎口からガス過剰の濃混合気を吐出させて濃淡燃焼を
行なって排気ガス中のＮＯχの低減を図るバーナの場
合、低インプット燃焼では、ドレン発生を防止する為に
空気過剰率を大きくすると主炎口から噴出する淡混合気
の一次空気過剰率が燃焼限界（一次空気過剰率約１．
６）を越えるので、希薄燃焼炎が吹き飛んでしまい燃焼
が維持できない。
【０００４】本発明の目的は、ドレンの発生や異常燃焼
を起こす事無くインプットの低減が可能な、濃淡燃焼を
行なう燃焼器の提供にある。
を起こす事無くインプットの低減が可能な、濃淡燃焼を
行なう燃焼器の提供にある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、一次空気過剰の淡混合気を吐出する主炎
口を先端に形成し、一次空気とガスとを吸入する淡混合
気吸入口を基端に形成した主通路と、ガス過剰の濃混合
気を吐出する袖火炎口が前記主炎口の側方に隣接し、一
次空気とガスとを吸入する濃混合気吸入口を基端に形成
した副通路とを有するバーナを複数列設してなり、各通
路にガスを供給する主ノズル及び副ノズルを上記各吸入
口に臨ませた燃焼器であって、前記副ノズルから副通路
内へのガス供給を維持した状態で、前記主ノズルから主
通路内へのガス供給を停止して前記バーナのインプット
を低減する構成を採用した。
め、本発明は、一次空気過剰の淡混合気を吐出する主炎
口を先端に形成し、一次空気とガスとを吸入する淡混合
気吸入口を基端に形成した主通路と、ガス過剰の濃混合
気を吐出する袖火炎口が前記主炎口の側方に隣接し、一
次空気とガスとを吸入する濃混合気吸入口を基端に形成
した副通路とを有するバーナを複数列設してなり、各通
路にガスを供給する主ノズル及び副ノズルを上記各吸入
口に臨ませた燃焼器であって、前記副ノズルから副通路
内へのガス供給を維持した状態で、前記主ノズルから主
通路内へのガス供給を停止して前記バーナのインプット
を低減する構成を採用した。
【０００６】
【作用及び発明の効果】インプット量を下げる場合に
は、副ノズルから副通路内へのガス供給を維持した状態
で、バーナに対して主ノズルから主通路内へのガス供給
を停止する。これにより、主炎口から一次空気過剰の淡
混合気が吐出されなくなって主炎口での燃焼が停止し、
袖火炎口から吐出する濃混合気のみの燃焼となる。この
時、主炎口より空気のみが吐出される事により、袖火炎
口で燃焼への二次空気が増加して空気過剰率が上がり、
排ガスの露点温度が下がり、ドレンが発生し難い。ま
た、更なるドレン防止の為に、更に空気過剰率を大きく
しても袖火炎口からはガス過剰の混合気が吐出する様に
設定されている為、副通路を通って袖火炎口から吐出す
る濃混合気の一次空気過剰率が燃焼限界を越える事は無
く、正常な燃焼が維持できる。この様に、一次空気及び
二次空気に関する空気過剰率が大きく設定できるので、
ドレンの発生や異常燃焼を起こす事無く、インプット量
を下げる事ができる。
は、副ノズルから副通路内へのガス供給を維持した状態
で、バーナに対して主ノズルから主通路内へのガス供給
を停止する。これにより、主炎口から一次空気過剰の淡
混合気が吐出されなくなって主炎口での燃焼が停止し、
袖火炎口から吐出する濃混合気のみの燃焼となる。この
時、主炎口より空気のみが吐出される事により、袖火炎
口で燃焼への二次空気が増加して空気過剰率が上がり、
排ガスの露点温度が下がり、ドレンが発生し難い。ま
た、更なるドレン防止の為に、更に空気過剰率を大きく
しても袖火炎口からはガス過剰の混合気が吐出する様に
設定されている為、副通路を通って袖火炎口から吐出す
る濃混合気の一次空気過剰率が燃焼限界を越える事は無
く、正常な燃焼が維持できる。この様に、一次空気及び
二次空気に関する空気過剰率が大きく設定できるので、
ドレンの発生や異常燃焼を起こす事無く、インプット量
を下げる事ができる。
【０００７】
【実施例】本発明の第１実施例を図１〜図３に基づいて
説明する。図に示す低ＮＯχ燃焼器Ａは、一次空気とガ
スとを吸入する略漏斗状の淡混合気吸入口１１１を基端
に形成し、エアリッチの淡混合気Ｇ1 を先端の主炎口１
１２から吐出させる略Ｊ字状の主通路１１と、一次空気
とガスとを吸入する略漏斗状の濃混合気吸入口１２１を
基端に形成し、ガスリッチの濃混合気Ｇ2 を先端の袖火
炎口１２２（スリット状）から吐出させる略Ｊ字状の副
通路１２とを備え、主炎口１１２の両側に袖火炎口１２
２を隣接させたバーナ１０を、所定数、列設した第一バ
ーナブロック１と、同様のバーナ１０を上記所定数の例
えば２／３の割合にして列設した第二バーナブロック２
と、第一バーナブロック１のバーナ１０の淡混合気吸入
口１１１にノズル１３１を臨ませた第一ガス供給管１３
と、第一バーナブロック１のバーナ１０の濃混合気吸入
口１２１にノズル１４１を臨ませた第二ガス供給管１４
と、第二バーナブロック２のバーナ１０の淡混合気吸入
口１１１にノズル２１１を臨ませた第三ガス供給管２１
と、第二バーナブロック２のバーナ１０の濃混合気吸入
口１２１にノズル２２１を臨ませた第四ガス供給管２２
とを具備し、図１に示すガス給湯器７００内に装着され
ている。尚、７０１は水を通過させてバーナ１０の燃焼
熱と熱交換する熱交換器、７０２はバーナ１０に燃焼用
空気を供給する為のファンである。そして、ガス供給路
には比例弁３００が配され、又、分岐された各ガス供給
路には、電磁開閉弁１３０、１４０、２１０、２２０が
配され、大インプット時には全部の電磁開閉弁が開弁状
態にされ、中インプット時には電磁開閉弁１３０、１４
０のみ開弁状態にされ、小インプット時には、電磁開閉
弁１４０、２２０のみ開弁状態にされ、最小インプット
時には、電磁開閉弁１４０のみ開弁状態にされる。尚、
電磁開閉弁１４０を省略（直結）しても良い。
説明する。図に示す低ＮＯχ燃焼器Ａは、一次空気とガ
スとを吸入する略漏斗状の淡混合気吸入口１１１を基端
に形成し、エアリッチの淡混合気Ｇ1 を先端の主炎口１
１２から吐出させる略Ｊ字状の主通路１１と、一次空気
とガスとを吸入する略漏斗状の濃混合気吸入口１２１を
基端に形成し、ガスリッチの濃混合気Ｇ2 を先端の袖火
炎口１２２（スリット状）から吐出させる略Ｊ字状の副
通路１２とを備え、主炎口１１２の両側に袖火炎口１２
２を隣接させたバーナ１０を、所定数、列設した第一バ
ーナブロック１と、同様のバーナ１０を上記所定数の例
えば２／３の割合にして列設した第二バーナブロック２
と、第一バーナブロック１のバーナ１０の淡混合気吸入
口１１１にノズル１３１を臨ませた第一ガス供給管１３
と、第一バーナブロック１のバーナ１０の濃混合気吸入
口１２１にノズル１４１を臨ませた第二ガス供給管１４
と、第二バーナブロック２のバーナ１０の淡混合気吸入
口１１１にノズル２１１を臨ませた第三ガス供給管２１
と、第二バーナブロック２のバーナ１０の濃混合気吸入
口１２１にノズル２２１を臨ませた第四ガス供給管２２
とを具備し、図１に示すガス給湯器７００内に装着され
ている。尚、７０１は水を通過させてバーナ１０の燃焼
熱と熱交換する熱交換器、７０２はバーナ１０に燃焼用
空気を供給する為のファンである。そして、ガス供給路
には比例弁３００が配され、又、分岐された各ガス供給
路には、電磁開閉弁１３０、１４０、２１０、２２０が
配され、大インプット時には全部の電磁開閉弁が開弁状
態にされ、中インプット時には電磁開閉弁１３０、１４
０のみ開弁状態にされ、小インプット時には、電磁開閉
弁１４０、２２０のみ開弁状態にされ、最小インプット
時には、電磁開閉弁１４０のみ開弁状態にされる。尚、
電磁開閉弁１４０を省略（直結）しても良い。
【０００８】本実施例では、ファン所定回転時におい
て、大インプット時から中インプット時における主炎口
１１２側の一次空気過剰率が約１．２、袖火炎口１２２
側の一次空気過剰率が約０．４となる様に、各混合気吸
入口に設けた一次空気取り入れ用ダンパ（図示しない）
の開口度合が設定され、燃焼空気過剰の希薄燃焼とガス
過剰燃焼とによる濃淡燃焼が行なわれる。又、小インプ
ット時から最小インプット時には、主炎口１１２へのガ
ス供給を中止して袖火炎口１２２側のみ燃焼させる。こ
の時、主通路１１を通って主炎口１１２から噴出する空
気は二次空気として作用し、一次空気と二次空気による
空気過剰率は３〜４に増大するが、袖火炎口１２２側の
一次空気過剰率が約０．８以下となる様にファン７０２
の回転数を設定している。
て、大インプット時から中インプット時における主炎口
１１２側の一次空気過剰率が約１．２、袖火炎口１２２
側の一次空気過剰率が約０．４となる様に、各混合気吸
入口に設けた一次空気取り入れ用ダンパ（図示しない）
の開口度合が設定され、燃焼空気過剰の希薄燃焼とガス
過剰燃焼とによる濃淡燃焼が行なわれる。又、小インプ
ット時から最小インプット時には、主炎口１１２へのガ
ス供給を中止して袖火炎口１２２側のみ燃焼させる。こ
の時、主通路１１を通って主炎口１１２から噴出する空
気は二次空気として作用し、一次空気と二次空気による
空気過剰率は３〜４に増大するが、袖火炎口１２２側の
一次空気過剰率が約０．８以下となる様にファン７０２
の回転数を設定している。
【０００９】以下、本実施例の利点を述べる。第一、第
二バーナブロック１、２を燃焼（２４号〜１２号）、第
一バーナブロック１のみを燃焼（１４号〜７号）、第
一、第二バーナブロック１、２の袖火炎口１２２側のみ
を燃焼（１０号〜４号）、及び第一バーナブロック１の
袖火炎口１２２側のみを燃焼（５号〜１．６号）と順
次、切替える事により、低ＮＯχ燃焼器Ａは、２４号か
ら１．６号迄、インプット量を連続的に下げる事ができ
る。従って、ドレンが発生し易い小インプット（７号）
以下の場合には、濃淡燃焼を中止してガスリッチ（一次
空気過剰率０．４程度）に設定された袖火炎口１２２側
のみ燃焼させているので、ドレン防止の為、二次空気量
を増加させて一次空気と二次空気とによる空気過剰率を
３〜４に増大させても一次空気過剰率を０．８以下に抑
える事ができ、リフトする事無く燃焼を継続できる。
二バーナブロック１、２を燃焼（２４号〜１２号）、第
一バーナブロック１のみを燃焼（１４号〜７号）、第
一、第二バーナブロック１、２の袖火炎口１２２側のみ
を燃焼（１０号〜４号）、及び第一バーナブロック１の
袖火炎口１２２側のみを燃焼（５号〜１．６号）と順
次、切替える事により、低ＮＯχ燃焼器Ａは、２４号か
ら１．６号迄、インプット量を連続的に下げる事ができ
る。従って、ドレンが発生し易い小インプット（７号）
以下の場合には、濃淡燃焼を中止してガスリッチ（一次
空気過剰率０．４程度）に設定された袖火炎口１２２側
のみ燃焼させているので、ドレン防止の為、二次空気量
を増加させて一次空気と二次空気とによる空気過剰率を
３〜４に増大させても一次空気過剰率を０．８以下に抑
える事ができ、リフトする事無く燃焼を継続できる。
【００１０】 中インプット迄は、主炎孔１１２及び袖
火炎孔１２２において濃淡燃焼を行なってＮＯχの発生
を抑える。また、小インプット（７号）以下で行なう袖
火炎孔１２２のみの燃焼は、空気過剰率を３〜４に設定
する為、火炎温度を低く抑える事ができ、ＮＯχの発生
を抑える事ができる。
火炎孔１２２において濃淡燃焼を行なってＮＯχの発生
を抑える。また、小インプット（７号）以下で行なう袖
火炎孔１２２のみの燃焼は、空気過剰率を３〜４に設定
する為、火炎温度を低く抑える事ができ、ＮＯχの発生
を抑える事ができる。
【００１１】つぎに、本発明の第２実施例を図４に基づ
いて説明する。図４に示す低ＮＯχ燃焼器Ｂは、低ＮＯ
χ燃焼器Ａと同様のバーナ１０を所定数、列設した第一
バーナブロック１と、同様のバーナ１０を上記所定数の
例えば２／３の割合にして列設した第二バーナブロック
２と、第一バーナブロック１のバーナ１０の淡混合気吸
入口１１１にノズル１３１を臨ませた第一ガス供給管１
３と、第一バーナブロック１のバーナ１０の濃混合気吸
入口１２１にノズル１４１を臨ませた第二ガス供給管１
４と、第二バーナブロック２のバーナ１０の淡混合気吸
入口１１１、濃混合気吸入口１２１に、夫々ノズル２３
１、２３２を臨ませた第三ガス供給管２３とを具備し、
図４に示すガス給湯器７００内に装着されている。そし
て、ガス供給路には比例弁３００が配され、又、分岐さ
れた各ガス供給路には、電磁開閉弁１３０、１４０、２
３０が配され、大インプット（２４号）時には全部の電
磁開閉弁が開弁状態にされ、中インプット（１０号）時
には電磁開閉弁１３０、１４０のみ開弁状態にされ、最
小インプット（２．５号）時には、電磁開閉弁１４０の
み開弁状態にされる。尚、本実施例では、電磁開閉弁１
４０を省略（直結）しても良い。
いて説明する。図４に示す低ＮＯχ燃焼器Ｂは、低ＮＯ
χ燃焼器Ａと同様のバーナ１０を所定数、列設した第一
バーナブロック１と、同様のバーナ１０を上記所定数の
例えば２／３の割合にして列設した第二バーナブロック
２と、第一バーナブロック１のバーナ１０の淡混合気吸
入口１１１にノズル１３１を臨ませた第一ガス供給管１
３と、第一バーナブロック１のバーナ１０の濃混合気吸
入口１２１にノズル１４１を臨ませた第二ガス供給管１
４と、第二バーナブロック２のバーナ１０の淡混合気吸
入口１１１、濃混合気吸入口１２１に、夫々ノズル２３
１、２３２を臨ませた第三ガス供給管２３とを具備し、
図４に示すガス給湯器７００内に装着されている。そし
て、ガス供給路には比例弁３００が配され、又、分岐さ
れた各ガス供給路には、電磁開閉弁１３０、１４０、２
３０が配され、大インプット（２４号）時には全部の電
磁開閉弁が開弁状態にされ、中インプット（１０号）時
には電磁開閉弁１３０、１４０のみ開弁状態にされ、最
小インプット（２．５号）時には、電磁開閉弁１４０の
み開弁状態にされる。尚、本実施例では、電磁開閉弁１
４０を省略（直結）しても良い。
【００１２】つぎに、本発明の第３実施例を図４に基づ
いて説明する。本実施例において、低ＮＯχ燃焼器自体
の構造は、第２実施例のものと同じであるが、大インプ
ット（２４号）時には全部の電磁開閉弁が開弁状態にさ
れ、中インプット時には電磁開閉弁２３０のみ開弁状態
にされ、小インプット時には、電磁開閉弁１３０、１４
０のみ開弁状態にされ、最小インプット（２号）時に
は、電磁開閉弁１４０のみ開弁状態にされる。
いて説明する。本実施例において、低ＮＯχ燃焼器自体
の構造は、第２実施例のものと同じであるが、大インプ
ット（２４号）時には全部の電磁開閉弁が開弁状態にさ
れ、中インプット時には電磁開閉弁２３０のみ開弁状態
にされ、小インプット時には、電磁開閉弁１３０、１４
０のみ開弁状態にされ、最小インプット（２号）時に
は、電磁開閉弁１４０のみ開弁状態にされる。
【００１３】つぎに、本発明の第４実施例を図４に基づ
いて説明する。本実施例において、低ＮＯχ燃焼器自体
の構造は、第２実施例のものと同じであるが、大インプ
ット（２４号）時には全部の電磁開閉弁が開弁状態にさ
れ、中インプット時には電磁開閉弁１４０、２３０のみ
開弁状態にされ、最小インプット時（２．５号）時に
は、電磁開閉弁１４０のみ開弁状態にされる。尚、本実
施例においても、電磁開閉弁１４０が省略（直結）可能
である。
いて説明する。本実施例において、低ＮＯχ燃焼器自体
の構造は、第２実施例のものと同じであるが、大インプ
ット（２４号）時には全部の電磁開閉弁が開弁状態にさ
れ、中インプット時には電磁開閉弁１４０、２３０のみ
開弁状態にされ、最小インプット時（２．５号）時に
は、電磁開閉弁１４０のみ開弁状態にされる。尚、本実
施例においても、電磁開閉弁１４０が省略（直結）可能
である。
【００１４】上記第２〜第４実施例に示す低ＮＯχ燃焼
器は、ドレンが発生する事無く、インプット量を２４号
から２．５号以下まで連続的に切り替える事ができると
いう利点以外に、ガス供給管や電磁開閉弁が三系統で済
み、構造が簡単となりコストの低減が図れるという利点
も有する。
器は、ドレンが発生する事無く、インプット量を２４号
から２．５号以下まで連続的に切り替える事ができると
いう利点以外に、ガス供給管や電磁開閉弁が三系統で済
み、構造が簡単となりコストの低減が図れるという利点
も有する。
【００１５】つぎに、本発明の第５実施例を図５、図６
に基づいて説明する。低ＮＯχ燃焼器Ｃは、低ＮＯχ燃
焼器Ａと同様のバーナ１０を所定数、列設したバーナブ
ロック３と、バーナ１０の淡混合気吸入口１１１にノズ
ル３１１を臨ませた第一ガス供給管３１と、バーナブロ
ック３のバーナ１０の濃混合気吸入口１２１にノズル３
２１を臨ませた第二ガス供給管３２とを具備し、図５に
示すガス給湯器７００内に装着されている。そして、各
ガス供給路には電磁開閉弁３１０、３２０が配され、そ
の上流には比例弁３００が配されている。
に基づいて説明する。低ＮＯχ燃焼器Ｃは、低ＮＯχ燃
焼器Ａと同様のバーナ１０を所定数、列設したバーナブ
ロック３と、バーナ１０の淡混合気吸入口１１１にノズ
ル３１１を臨ませた第一ガス供給管３１と、バーナブロ
ック３のバーナ１０の濃混合気吸入口１２１にノズル３
２１を臨ませた第二ガス供給管３２とを具備し、図５に
示すガス給湯器７００内に装着されている。そして、各
ガス供給路には電磁開閉弁３１０、３２０が配され、そ
の上流には比例弁３００が配されている。
【００１６】〔インプット量を下げる場合〕図６の、
、に示す様に、ａ→ｂ間では電磁開閉弁３１０、３
２０を開弁状態にしておいて（淡：濃割合は２：１で一
定）主炎口１１２及び袖火炎口１２２の双方で濃淡燃焼
を行ない、比例弁３００によりガス量を漸減し（ファン
７０２の回転数も同様に漸減させる）、ｂ点で電磁開閉
弁３１０を閉弁させると共にファン７０２の回転数を増
大させ、ｂ→ｄ間は電磁開閉弁３２０のみ開弁状態にし
てバーナブロック３を袖火炎口１２２のみの燃焼状態に
しておき、主炎口１１２から二次空気を吐出させて空気
過剰率を３〜４に設定する。そして、比例弁３００によ
りガス量を最小インプット迄減少させる。尚、ｂ→ｄ間
でガス量を減少させる際、ファン７０２の回転数は、ガ
ス量の減少より小さい割合で漸減させ、インプットが小
さくなる程、一次空気と二次空気とからなる空気過剰率
が大きくなる様にしてドレンの発生を防止する。この
際、一次空気過剰率は漸増するが約０．８以下に抑えら
れるので安定燃焼する。
、に示す様に、ａ→ｂ間では電磁開閉弁３１０、３
２０を開弁状態にしておいて（淡：濃割合は２：１で一
定）主炎口１１２及び袖火炎口１２２の双方で濃淡燃焼
を行ない、比例弁３００によりガス量を漸減し（ファン
７０２の回転数も同様に漸減させる）、ｂ点で電磁開閉
弁３１０を閉弁させると共にファン７０２の回転数を増
大させ、ｂ→ｄ間は電磁開閉弁３２０のみ開弁状態にし
てバーナブロック３を袖火炎口１２２のみの燃焼状態に
しておき、主炎口１１２から二次空気を吐出させて空気
過剰率を３〜４に設定する。そして、比例弁３００によ
りガス量を最小インプット迄減少させる。尚、ｂ→ｄ間
でガス量を減少させる際、ファン７０２の回転数は、ガ
ス量の減少より小さい割合で漸減させ、インプットが小
さくなる程、一次空気と二次空気とからなる空気過剰率
が大きくなる様にしてドレンの発生を防止する。この
際、一次空気過剰率は漸増するが約０．８以下に抑えら
れるので安定燃焼する。
【００１７】〔インプット量を上げる場合〕図６の、
、に示す様に、ｄ→ｂ間では電磁開閉弁３２０のみ
開弁状態にしてバーナブロック３を袖火炎口１２２のみ
の燃焼状態にしておき、比例弁３００によりガス量を増
大（ファン７０２の回転数は漸増）させ、ｂ点で電磁開
閉弁３１０を開弁させると共にファン７０２の回転数を
減少させ、ｂ→ａ間では電磁開閉弁３１０、３２０を開
弁状態にしておいて（淡：濃割合は２：１で一定）主炎
口１１２及び袖火炎口１２２の双方で濃淡燃焼を行な
い、比例弁３００によりガス量を漸増する。
、に示す様に、ｄ→ｂ間では電磁開閉弁３２０のみ
開弁状態にしてバーナブロック３を袖火炎口１２２のみ
の燃焼状態にしておき、比例弁３００によりガス量を増
大（ファン７０２の回転数は漸増）させ、ｂ点で電磁開
閉弁３１０を開弁させると共にファン７０２の回転数を
減少させ、ｂ→ａ間では電磁開閉弁３１０、３２０を開
弁状態にしておいて（淡：濃割合は２：１で一定）主炎
口１１２及び袖火炎口１２２の双方で濃淡燃焼を行な
い、比例弁３００によりガス量を漸増する。
【００１８】尚、インプット量を下げる場合、ｂ点で電
磁開閉弁３１０を閉弁させると同時に、比例弁３００の
開度を少し大きくして供給ガス量を増大させ、インプッ
ト量を上げる場合には、ｂ点より大ガス量となる位置で
電磁開閉弁３１０を開弁させると同時に比例弁３００の
開度をｂ点におけるガス量となる様に絞っても良い。こ
れにより、電磁開閉弁３１０の開閉切替時の燃焼を安定
させる事ができる。
磁開閉弁３１０を閉弁させると同時に、比例弁３００の
開度を少し大きくして供給ガス量を増大させ、インプッ
ト量を上げる場合には、ｂ点より大ガス量となる位置で
電磁開閉弁３１０を開弁させると同時に比例弁３００の
開度をｂ点におけるガス量となる様に絞っても良い。こ
れにより、電磁開閉弁３１０の開閉切替時の燃焼を安定
させる事ができる。
【００１９】本実施例は、以下の利点を有する。主炎口
１１２及び袖火炎口１２２の双方により濃淡燃焼を行な
うに際し、比例弁３００の開度を絞って第一ガス供給管
３１及び第二ガス供給管３２へ流すガス量を減少させな
がらドレン発生防止の為、ファン７０２の回転数を調整
して空気過剰率を大きくしていく方法では、インプット
量が小さい時、主炎口１１２に形成されるエアリッチ燃
焼炎が吹き飛んでしまう（一次空気過剰率が１．６を大
幅に越える為）。従って、上記の方法では、ドレンを防
止し、且つ良好な燃焼を行ないながらインプット量を大
幅に下げる事ができない。本実施例では、インプット量
が小さい時には電磁開閉弁３１０を閉弁させ、電磁開閉
弁３２０のみ開弁状態にしてバーナブロック３を袖火炎
口１２２のみの燃焼状態にしておき、比例弁３００によ
りガス量を減少させる事（ｂ→ｄ間）により、ドレンを
防止し、且つ良好な燃焼を行ないながらインプット量を
大幅に、且つ連続的に絞る事ができる。尚、小インプッ
ト状態（袖火炎口２２のみの燃焼）でも主炎口１１２を
介する二次空気の増加により大きな空気過剰率（例えば
３．０）で燃焼し、火炎温度が下がるので排ガス中のＮ
Ｏχ量は少ない。
１１２及び袖火炎口１２２の双方により濃淡燃焼を行な
うに際し、比例弁３００の開度を絞って第一ガス供給管
３１及び第二ガス供給管３２へ流すガス量を減少させな
がらドレン発生防止の為、ファン７０２の回転数を調整
して空気過剰率を大きくしていく方法では、インプット
量が小さい時、主炎口１１２に形成されるエアリッチ燃
焼炎が吹き飛んでしまう（一次空気過剰率が１．６を大
幅に越える為）。従って、上記の方法では、ドレンを防
止し、且つ良好な燃焼を行ないながらインプット量を大
幅に下げる事ができない。本実施例では、インプット量
が小さい時には電磁開閉弁３１０を閉弁させ、電磁開閉
弁３２０のみ開弁状態にしてバーナブロック３を袖火炎
口１２２のみの燃焼状態にしておき、比例弁３００によ
りガス量を減少させる事（ｂ→ｄ間）により、ドレンを
防止し、且つ良好な燃焼を行ないながらインプット量を
大幅に、且つ連続的に絞る事ができる。尚、小インプッ
ト状態（袖火炎口２２のみの燃焼）でも主炎口１１２を
介する二次空気の増加により大きな空気過剰率（例えば
３．０）で燃焼し、火炎温度が下がるので排ガス中のＮ
Ｏχ量は少ない。
【図１】本発明の第１実施例に係る低ＮＯχ燃焼器を内
部に装着したガス給湯器の構造説明図である。
部に装着したガス給湯器の構造説明図である。
【図２】そのガス給湯器に装着される低ＮＯχ燃焼器の
要部拡大図である。
要部拡大図である。
【図３】複数列設して上記低ＮＯχ燃焼器を構成する濃
淡燃焼バーナの断面図である。
淡燃焼バーナの断面図である。
【図４】本発明の第２〜第４実施例に係る低ＮＯχ燃焼
器を内部に装着したガス給湯器の構造説明図である。
器を内部に装着したガス給湯器の構造説明図である。
【図５】本発明の第５実施例に係る低ＮＯχ燃焼器を内
部に装着したガス給湯器の構造説明図である。
部に装着したガス給湯器の構造説明図である。
【図６】 第５実施例のガス給湯器において、器具の能
力とインプット量との関係を示すグラフである。
力とインプット量との関係を示すグラフである。
１０ バーナ １１ 主通路 １２ 副通路 １１１ 淡混合気吸入口 １１２ 主炎口 １２１ 濃混合気吸入口 １２２ 袖火炎口 ２１１ ノズル（主ノズル） ２２１ ノズル（副ノズル） Ｇ1 淡混合気 Ｇ2 濃混合気 Ａ、Ｂ 低ＮＯχ燃焼器（燃焼器）
Claims (1)
- 【請求項１】 一次空気過剰の淡混合気を吐出する主炎
口を先端に形成し、一次空気とガスとを吸入する淡混合
気吸入口を基端に形成した主通路と、 ガス過剰の濃混合気を吐出する袖火炎口が前記主炎口の
側方に隣接し、一次空気とガスとを吸入する濃混合気吸
入口を基端に形成した副通路とを有するバーナを複数列
設してなり、各通路にガスを供給する主ノズル及び副ノ
ズルを上記各吸入口に臨ませた燃焼器であって、前記副ノズルから副通路内へのガス供給を維持した状態
で、前記主ノズルから主通路内へのガス供給を停止して
前記バーナの インプットを低減する事を特徴とする燃焼
器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4313576A JP2622482B2 (ja) | 1992-11-24 | 1992-11-24 | 燃焼器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4313576A JP2622482B2 (ja) | 1992-11-24 | 1992-11-24 | 燃焼器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06159628A JPH06159628A (ja) | 1994-06-07 |
| JP2622482B2 true JP2622482B2 (ja) | 1997-06-18 |
Family
ID=18042978
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4313576A Expired - Lifetime JP2622482B2 (ja) | 1992-11-24 | 1992-11-24 | 燃焼器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2622482B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003083513A (ja) * | 2001-09-06 | 2003-03-19 | Paloma Ind Ltd | 予混合濃淡燃焼器 |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3468940B2 (ja) * | 1995-09-29 | 2003-11-25 | 大阪瓦斯株式会社 | ガス燃焼装置 |
| JP2003065608A (ja) * | 2001-08-21 | 2003-03-05 | Harman Kikaku:Kk | 燃焼装置および給湯装置 |
Family Cites Families (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0627569B2 (ja) * | 1990-02-26 | 1994-04-13 | 大阪瓦斯株式会社 | ガスバーナ |
| JPH03263501A (ja) * | 1990-03-13 | 1991-11-25 | Rinnai Corp | 低窒素酸化物バーナ |
| JPH0627568B2 (ja) * | 1990-03-14 | 1994-04-13 | リンナイ株式会社 | 低窒素酸化物バーナ |
| JPH0670487B2 (ja) * | 1990-03-14 | 1994-09-07 | リンナイ株式会社 | 低窒素酸化物バーナ |
| JPH0463914U (ja) * | 1990-10-16 | 1992-06-01 | ||
| JP2533259Y2 (ja) * | 1990-10-31 | 1997-04-23 | 株式会社ガスター | セミブンゼン式ガスバーナ |
| JP3038516U (ja) * | 1996-12-05 | 1997-06-20 | 株式会社エイ・テック | 光学機械の像ブレ防止装置 |
-
1992
- 1992-11-24 JP JP4313576A patent/JP2622482B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003083513A (ja) * | 2001-09-06 | 2003-03-19 | Paloma Ind Ltd | 予混合濃淡燃焼器 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH06159628A (ja) | 1994-06-07 |
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