JP2622085B2 - 静電気放電検出装置 - Google Patents

静電気放電検出装置

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JP2622085B2 JP6099713A JP9971394A JP2622085B2 JP 2622085 B2 JP2622085 B2 JP 2622085B2 JP 6099713 A JP6099713 A JP 6099713A JP 9971394 A JP9971394 A JP 9971394A JP 2622085 B2 JP2622085 B2 JP 2622085B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、静電気放電により放射
された電磁波を検出する静電気放電検出装置に関し、特
に、静電気放電による例えばデジタルコンピュータ機器
等に対する妨害(EMI)を未然に検出する検出装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】静電気放電(以下、「ESD」と呼ぶ)
が電気電子回路に影響を与えるのは、静電気が直接回路
に放電することにより、回路のアース電位にコモンモー
ドノイズが載る場合が多い。この直接的な影響のほか
に、静電気放電により電磁波が発生して、この電磁波が
離れたところのデジタルコンピュータ等の電気電子回路
に間接的に影響を与える場合も少なからず存在する。
【0003】この電磁波の強度を検出してESDを検出
する手法及び装置を、本出願人及び発明者は特願昭56
−140784号(特開昭58−42977号)として
提案し、また、静電気放電検出装置として市場に出てい
る。この先行装置は、アンテナから拾った電磁波を検波
し、増幅し、所定レベル以上の強度の電磁波の存在が検
出されたならば、表示器に表示するというものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記先
行装置を実際のコンピュータが設置された現場において
測定してみると、装置がESDを検出しないときでもコ
ンピュータが誤作動することが散見された。本出願の発
明者が集めた事実を総合すると、 :低電圧の静電気放電による電磁界はインパルス性で
あること、 :放電電圧が大きいときよりも小さい(2000〜3
000ボルト)ときの方が誤作動の確率が高いこと、 :放電が起こったときの静電界のポテンシャル変化が
マイナス方向にある場合に、放電電圧が大きいときは上
記先行技術の装置はESDを検出できたが、放電電圧が
小さい場合は検出することができなかった。
【0005】そこで本発明は、放電電圧が小さくてポテ
ンシャル変化がマイナス方向のESDに対しても、精度
良く検出することができる静電気放電検出装置を提案す
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
の本発明の構成は、静電気放電により放射された電磁波
を検出する静電気放電検出装置であって、アンテナと、
このアンテナからの、所定のレベル以上にマイナス方向
に変化する第1の電気信号成分を検出する第1の検出回
路と、検出された信号を増幅する第1の増幅回路とを具
備することを特徴とする。そして、前記アンテナは、 1:略10〜150mmのロッド状の単極性アンテナであ
り、該ロッドの主部分が水平方向を向いているか、また
は、 2:略1000mm2〜5000mm2の広さを有する略円板
状の単極性アンテナであり、その円板平面が略水平であ
るか、または、 3:高さが略25mm〜150mm、半径が10mm〜60m
m、頂角が40〜45度の円錐状の単極性アンテナであ
り、前記高さ方向が水平面方向に対して垂直であるよう
に設けられているか、または、4:高さが略25mm〜150mm、半径が10mm〜60m
m、頂角が40〜45度の円錐状の単極性アンテナであ
り、その内部が空洞であるか、または、 :半径が5mm〜50mmの球状の単極性アンテナであ
り、その内部が空洞である、ことを特徴とする。
【0007】上述の1〜5のいずれの構造によっても、
EMIが特に問題となる低電圧の放電において、従来で
は弁別できなかったマイナス方向の変化のインパルス電
磁界を検出することが出来る。
【0008】
【実施例】以下添付図面を参照しながら、本発明の好適
な実施例を説明する。 〈原理〉本実施例による、インパルス性のESDを検出
するための原理的な背景を説明する。
【0009】図1は、電荷を一定にした状態において、
放電電圧を変化させたときの、ESDによる放射電磁波
のパワー(発生熱エネルギー)の変化を示したグラフで
ある。図1において、実線は放射パワーを、破線は発生
エネルギーを示す。このグラフが示すことは、放電した
電荷が一定であれば、放電電圧が高い領域では、電荷の
有していたエネルギーの多くが熱エネルギーに変換され
てしまい、逆に電磁波のエネルギーは小さくなるので、
EMIとしての問題は小さくなる。
【0010】しかしながら、2000〜3000V近辺
では、発生熱エネルギーは小さく、電荷の有するエネル
ギーの多くは電磁波に転換される。この放射電磁波がE
MIとして誤動作を引き起こす。それは、放電電圧が比
較的に低いためにコンピュータシステムの動作環境下で
操作員が体感できないものであるが故になかなか問題と
して認識されないことの原因となった。従来は、放電電
圧が大きければ大きいほど多くの誤動作を起こすであろ
うと信じられていたからである。
【0011】図2は、近接した2つの導体300,30
1(それらの間に空隙302が存在する)に、例えば負
に帯電した帯電体303が近接したとき、あるいは近接
した状態から遠ざかったときの放電(放電電圧が200
0〜3000ボルトにおける)の様子を示す。この帯電
体が近接すると、導体300,301は共に負に帯電す
るが、例えば導体300の静電容量が301に対してか
なり大きいときは、空隙302において放電が発生し、
導体300のポテンシャルは負から正に変化する。この
ときに、プラス方向のインパルスが発生すると考えられ
る。反対に、帯電体303が遠去かるときはマイナス方
向のインパルスが発生する。図3に、図2の環境におい
て発生するインパルス界の時間変化を示す。図3におい
て、基準レベルは室温(摂氏25度とする)におけるエ
ネルギーレベルである。本発明の本質は、従来の装置で
は検出していなかったマイナスのインパルスを検出する
ことにある。即ち、このマイナス方向のインパルス性
(単発性パルス)の電磁波が特にコンピュータ等のデジ
タル回路に誤作動を導くような影響を与えることを発明
者が見い出したものである。
【0012】図2において、放電電圧が大きいときは、
その放電により発生する電磁界は、電気双極子の存在を
前提としてマックスウエル方程式に従って低周波で振動
しており、従来の手法でも検出することが出来る。なぜ
なら、前述の特開昭58−42977号の検出装置は、
振動する電磁波を検出することを目的とするために、常
に正の値を取る電波強度を検出することを目的としてい
た。たしかに、従来でもインパルス性の電磁界は自然界
に存在していた筈のものであるが、このようなインパル
スを測定するような場合には、測定器のL成分やC成分
が影響してインパルスを振動信号として誤検出してしま
い、インパルス性の振動が発生していることが認識でき
なかったが故に、振動のエネルギーを検出すること、即
ち、正の信号を検出することにしか思い至らなかったの
である。
【0013】このような、インパルス性(特にマイナス
方向の)の電磁界をいかに検出するかに本発明の本質が
ある。これから説明する第1実施例の検出装置は、10
mm〜150mm程度の長さのロッド状の単極性アンテナを
用い、検波回路に遮断特性(fT)が極めて高いトラン
ジスタを用いる。短いロッドアンテナを用いる理由は以
下の理由による。
【0014】アンテナが電磁波を受けると、インピーダ
ンスの大きく変化するところ(通常はアンテナ端子)で
反射が発生する。この反射波はアンテナ先端で反射され
て再びアンテナ端子にまで到達する。このような反射
が、減衰するまで繰り返される。従って、喩えインパル
ス性の電磁界であっても、アンテナは周期性の振動電磁
界を検出することとなり、その出力信号も周期性のパル
スとなる。従って、EMIとして大きな問題となるマイ
ナス方向の単発性インパルスがアンテナに入力されて
も、その出力は図4に示すように、周期性を帯び、その
結果プラス方向のオーバシュート(図4の100)が発
生する。このオーバシュートが大きければ恰もプラス方
向のインパルスが検出されたかのようになる。従来の装
置(特開昭58−42977号)では、プラスの電磁波
エネルギーを検出することを念頭にいれていたために正
の信号を検出する回路のみを有しており、それ故に、マ
イナス方向のインパルスがアンテナに入力された場合
に、従来の検出回路は反射によるこのプラス方向のオー
バシュートを検出していたことになる。マイナス性のイ
ンパルスでもプラス方向のインパルスとして検出するの
であれば、喩えそれが誤検出であっても、ESDの検出
であることには変わりがないので実用上問題はないが、
プラス方向のオーバシュート(150)が閾値レベル1
10を下回るようなものであるようなマイナス方向のイ
ンパルスが入力された場合には、そのようなマイナス性
インパルスは従来の装置では検出できなかったことにな
る。
【0015】実施例の装置は、短い単極性アンテナを用
いることにより反射を押さえたので、インパルスをイン
パルスとして検出できることになる。換言すれば、EM
Iとしてもっとも問題となる2000〜3000VのE
SDによるマイナス性のインパルスを確実に検出するこ
とができる。短い単極性アンテナは周期性の電磁波を検
出することは困難になる。しかし、このような周期性の
電磁波を発生するようなESDは、通常、高い放電電圧
による。前述したように高い放電電圧は熱エネルギーに
変換されるのでEMIとして問題は少ないので、単極性
アンテナを用いることによって、周期性電磁界が検出で
きなくなっても不都合はない。
【0016】〈第1実施例〉図5に、ロッドアンテナを
用いた第1実施例を説明する。図中、200はロッドア
ンテナであり、10mm〜150mmの長さを有する。25
0は筺体であり、全体がシールド機能を有する。アンテ
ナ200はSMAコネクタ203の中心を通り、回路2
60の所定の端子に接続されている。尚、コネクタ20
3の外側の金属カップラは筺体250と等電位になって
いる。筺体250内部には、回路基盤260が移動しな
いように不図示の方法で固定されており、筺体外部の表
面には、表示器(発光ダイオード)201,202と、
リセットスイッチ204とが設けられている。
【0017】後述の回路260は、プラス方向のインパ
ルスを検出すると表示器201を点灯し、マイナス方向
のインパルスを検出すると表示器202を点灯する。イ
ンパルスの検出が一過性のものであっても表示は消えな
い。この表示を消すには、リセットスイッチ204を押
す。図6に検出回路260の構成を示す。図中、Q1,
Q2は夫々プラス,マイナスのインパルスを検出するた
めの検波段、Q3,Q4は夫々増幅段、Q5,Q6は夫
々TTLレベルのためのレベルチェンジャ段、Q7,Q
8は発光ダイオード201,202を駆動するためのド
ライバ段である。レベルチェンジャ段とドライバ段の間
には、NANDゲートからなるラッチが設けられており、こ
のラッチのセット入力にはレベルチェンジャ段の出力
が、リセット入力にはリセットスイッチ204の出力が
接続されている。
【0018】本回路はインパルスを扱うために、検波段
そのものと、アンテナ200から検波段への配線に工夫
が凝らされている。即ち、 :SMA型コネクタから検波回路の初段のトランジス
タとの間の配線206を極力短くし、検出すべきインパ
ルスの立ち上がり及び検出回路の遮断特性との兼合か
ら、30mm程度とする。 :この配線206をマイクロストリップライン構造
(以下、「MSL構造」と呼ぶ)とし、その特性インピ
ーダンスを50Ωに設定して、反射波の影響を小さくす
る。 :配線206はコーナ部分を舐めらかとする。 :インパルス電磁界の立ち上がり/立ち下がりがピコ
秒オーダのために、出来るかぎり遮断周波数のfTの大
きなトランジスタをQ1,Q2に使用する。実際には、
コンプリメント性、振幅特性等の観点から、Q1,Q2
として、夫々2SC2352,2SA1228(共に日
本電気株式会社製)を採用した。このトランジスタのf
Tは4000MHZである。
【0019】尚、入力インパルスが場合によっては数ボ
ルトに至るために、検波段のダイナミックマージンを確
保するために、電源電圧を9Vとした。尚、TTL素子
及び発光ダイオードは5V電源によってドライブされ
る。また、本回路では、周波数帯域がGHzオーダにまで
伸びることから、フェライトビーズ(図中では「FB」
と表示した)を使用した。さらに、Q3,Q4に2SA
1228を、Q5,Q6にfTが500MHzである2SC
2714を採用した。
【0020】図5,図6にように構成した本測定装置を
用いて実験を行なうと、アンテナ長さLが10mm〜15
0mmの範囲で、プラス方向インパルスとマイナス方向イ
ンパルスとを弁別した。即ち、従来の装置では、マイナ
ス方向インパルスをプラス方向インパルスとして誤検出
していたものが、マイナス方向インパルスのみを発生
(図2のようにして)させたときに、アンテナ長さLが
10mm〜150mmの範囲で、表示器201が点灯せずに
表示器202のみが点灯した。
【0021】図7は、アンテナ200から波源(ESD
の発生させた位置)までの距離dを、30mm,260mm
と変えた場合、また、アンテナを波源に対して平行にし
た場合と、直交させた場合において、アンテナにおける
出力を示す。因みに、双極アンテナ(L=25cm)を用
いて実験を行なったが、感度は殆ど検出されなかった。
【0022】〈第1実施例の変形〉前述したように、本
発明が検出しようとする電磁界はインパルス性である。
そのために、図7に示すように、ロッドアンテナ200
の方向が、波源に対して垂直であるよりも、平行である
ほうが感度が高い。この点に鑑みて、図11のようなア
ンテナ形状を提案する。即ち、装置を通常の状態に置い
たときのアンテナ200の向く方向が水平方向に向くよ
うにする。水平方向とした理由は、本装置をコンピュー
タ室内で使用するような場合には、コンピュータ装置類
は通常ESD検出装置に対して水平方向に設置されてい
るからである。また、アンテナをESD装置筺体の端部
に設けた理由は、アンテナと筺体との間で浮遊容量が発
生するのを防止するためである。
【0023】〈第2実施例〉この第2実施例は、図8に
示すようなアンテナ形状を円板状にしたものである。第
2実施例で用いた検出回路は第1実施例のものと同じも
のを用いた。この装置を使って実験した結果、円板表面
積が1000mm2〜5000mm2の範囲で、プラス方向イ
ンパルスとマイナス方向インパルスとを弁別した。
【0024】図9は、アンテナ200から波源までの距
離dを、30mm,260mmと変えた場合、また、アンテ
ナの円板を波源に対して平行にした場合と、直交させた
場合において、アンテナにおける出力を示す。出力強度
が比較的に高い面積Sが10000mm2以上を除外した
理由は、プラス方向とマイナス方向とで弁別性が低下す
るからである。
【0025】円板状アンテナは明らかにロッドアンテナ
に比して感度が高い。従って、プラス方向とマイナス方
向の弁別性を犠牲にしても感度の高いほうを優先すれ
ば、円板状アンテナの方がロッドアンテナよりも優れて
いることになる。 〈第3実施例〉この第3実施例は、図10に示すような
アンテナ形状を円錐状にしたものである。第3実施例の
検出回路は第1実施例のものと同じものを用いた。この
装置を使って実験した結果、高さが略25mm〜150m
m、半径が10mm〜60mm、頂角が40〜45度の範囲
で、プラス方向インパルスとマイナス方向インパルスと
を弁別した。
【0026】〈第4実施例〉この第4実施例はアンテナ
形状を球状にしたものである。第4実施例の検出回路は
第1実施例のものと同じものを用いた。この装置を使っ
て実験した結果、半径が50mm〜50mmの範囲で、プラ
ス方向インパルスとマイナス方向インパルスとを弁別し
た。
【0027】〈変形応用〉上記実施例では、プラス方向
もマイナス方向も、インパルス電磁界の発生を検出する
ことが出来るものの、検出したならばその表示はリセッ
トしない限り消えない。換言すれば、表示器は発生した
瞬間をユーザに伝えることにはならない。そこで、図6
の回路において、Q5,Q6の夫々のコレクタ出力(PL
SDET, MINDET)を、出力端子205(図5)を介して外
部に送るのである。外部では、この信号を例えばマイク
ロコンピュータの割り込み入力端子に接続し、この割り
込みがあった時点で、発生時刻と共にそのことをファイ
ルなどの記憶するのである。このようにすると、プラス
方向のインパルスとマイナス方向のインパルスとを、そ
の発生時刻を含めて識別して記憶することが出来る。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
放電電圧が小さくてポテンシャル変化がマイナス方向の
ESDに対しても、精度良く検出することができる静電
気放電検出装置を提供することが出来た。
【図面の簡単な説明】
【図1】放電電圧と発生パルスのエネルギとが必ずしも
一致しないことを示す図。
【図2】プラス方向のインパルス電磁界と、マイナス方
向のインパルス電磁界とが発生する様子を説明する図。
【図3】プラス方向のインパルス電磁界とマイナス方向
のインパルス電磁界の時間変化を示すタイミングチャー
ト図。
【図4】マイナス方向のインパルス電磁界に於て、プラ
ス方向オーバシュートが発生する様子を説明するタイミ
ングチャート。
【図5】第1実施例に係る検出装置の構成を示す図。
【図6】第1実施例の装置に用いられる検出回路の構成
図。
【図7】第1実施例において、アンテナ長Lを変えたと
きのアンテナ出力の変化を表す表を示す図。
【図8】第2実施例のアンテナ形状を示す図。
【図9】2実施例において、円盤面積Sを変えたときの
アンテナ出力の変化を表す表を示す図。
【図10】第3実施例のアンテナ形状を示す図。
【図11】第1実施例の変形例のアンテナ形状を示す
図。
【符号の説明】
200…ロッドアンテナ、201,202…発光ダイオ
ード、250…筺体、260…検出回路、204…リセ
ットスイッチ、205…外部出力端子

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 静電気放電により放射された電磁波を検
    出する静電気放電検出装置であって、 アンテナと、 このアンテナからの、所定のレベル以上にマイナス方向
    に変化する第1の電気信号成分を検出する第1の検出回
    路と、 検出された信号を増幅する第1の増幅回路とを具備し、 前記アンテナは10〜150mmのロッド状の単極性アン
    テナであり、該ロッドの主部分は水平方向を向いている
    ことを特徴とする静電気放電検出装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の検出回路はPNP型のトラン
    ジスタを有することにより前記第1の電気信号成分を検
    出することを特徴とする請求項1に記載の静電気放電検
    出装置。
  3. 【請求項3】 前記アンテナからの、所定のレベル以上
    にプラス方向に変化する第2の電気信号成分を検出する
    ために、前記第1の検出回路と並列に接続された第2の
    検出回路と、 この第2の検出回路の出力を増幅する第2の増幅回路を
    具備することを特徴とする請求項1に記載の静電気放電
    検出装置。
  4. 【請求項4】 前記第1の検出回路はPNP型の第1の
    トランジスタを有することにより前記第1の電気信号成
    分を検出し、 前記第2の検出回路は、前記第1のトランジスタと特性
    がコンプリメントであるNPN型の第2のトランジスタ
    を有することにより、前記第2の電気信号成分を検出す
    ることを特徴とする請求項3に記載の静電気放電検出装
    置。
  5. 【請求項5】 前記第1の増幅回路の出力に接続された
    第1の表示回路を具備することを特徴とする請求項1に
    記載の静電気放電検出装置。
  6. 【請求項6】 前記第1の増幅回路の出力と前記第1の
    表示回路の間に接続され、前記第1の電気信号成分が発
    生したことを記憶する第1のラッチ回路を具備すること
    を特徴とする請求項5に記載の静電気放電検出装置。
  7. 【請求項7】 前記アンテナから前記第1の検出回路へ
    のリード線はマイクロストリップライン構造を有してい
    ることを特徴とする請求項1に記載の静電気放電検出装
    置。
  8. 【請求項8】 前記第1の検出回路は遮断周波数が数ギ
    ガヘルツのトランジスタを有することを特徴とする請求
    項1に記載の静電気放電検出装置。
  9. 【請求項9】 静電気放電により放射された電磁波を検
    出する静電気放電検出装置であって、 アンテナと、 このアンテナからの、所定のレベル以上にマイナス方向
    に変化する第1の電気信号成分を検出する第1の検出回
    路と、 検出された信号を増幅する第1の増幅回路とを具備し、 前記アンテナは、受信部分が略1000mm2〜5000m
    m2の広さを有する略円板状の単極性アンテナであり、そ
    の円板平面が略水平であることを特徴とする静電気放電
    検出装置。
  10. 【請求項10】 静電気放電により放射された電磁波を
    検出する静電気放電検出装置であって、 アンテナと、 このアンテナからの、所定のレベル以上にマイナス方向
    に変化する第1の電気信号成分を検出する第1の検出回
    路と、 検出された信号を増幅する第1の増幅回路とを具備し、 前記アンテナは、高さが略25mm〜150mm、半径が1
    0mm〜60mm、頂角が40〜45度の円錐状の単極性ア
    ンテナであり、前記高さ方向が水平面方向に対して垂直
    であるように設けられていることを特徴とする静電気放
    電検出装置。
  11. 【請求項11】 静電気放電により放射された電磁波を
    検出する静電気放電検出装置であって、 アンテナと、 このアンテナからの、所定のレベル以上にマイナス方向
    に変化する第1の電気信号成分を検出する第1の検出回
    路と、 検出された信号を増幅する第1の増幅回路とを具備し、 前記アンテナは、高さが略25mm〜150mm、半径が1
    0mm〜60mm、頂角が40〜45度の円錐状の単極性ア
    ンテナであり、該アンテナの内部は空洞であることを特
    徴とする静電気放電検出装置。
  12. 【請求項12】 静電気放電により放射された電磁波を
    検出する静電気放電検出装置であって、 アンテナと、 このアンテナからの、所定のレベル以上にマイナス方向
    に変化する第1の電気信号成分を検出する第1の検出回
    路と、 検出された信号を増幅する第1の増幅回路とを具備し、 前記アンテナは、半径が5mm〜50mmの球状の単極性ア
    ンテナであり、その内部は空洞であることを特徴とする
    静電気放電検出装置。
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