JP2620848B2 - 増毛法および増毛用具 - Google Patents

増毛法および増毛用具

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JP2620848B2 JP15842394A JP15842394A JP2620848B2 JP 2620848 B2 JP2620848 B2 JP 2620848B2 JP 15842394 A JP15842394 A JP 15842394A JP 15842394 A JP15842394 A JP 15842394A JP 2620848 B2 JP2620848 B2 JP 2620848B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、増毛法と増毛用具に関
し、特に、おしゃれ感覚で小規模な着色増毛などを、い
っとき楽しみたい人のために行う手軽な増毛法と、その
増毛に使用する増毛用具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の増毛法として、一本の増
毛用毛髪を二つ折りし、この折り曲げ部を輪結びして一
本の自毛の毛根部近傍に結着し、この結着部を、約4〜
5週間後に開放可能な接着剤で固定する方法が、特開平
2−264007号公報に示されている。また、地肌に
近い部分に結び目を設けた自毛の、当該結び目と地肌と
の間に増毛用毛髪を結び付けて、当該増毛用毛髪が前記
結び目より先に移動しないようにして、長期にわたって
増毛用毛髪が自毛から外れないようにした増毛方法と、
その方法に使用する増毛用具が、特開平5−15650
6号公報に示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】最近になって、増毛法
の進歩により被増毛者の自毛に毛髪の他に毛髪類似の美
しい色彩の人工の増毛材料が添加できるようになってか
ら、おしゃれ感覚で、数時間、数日、あるいは十数日間
程度の短期間に、頭部の一部を飾る増毛を希望する者
が、とくに若者の間に広がる傾向にある。しかし、前述
した従来の増毛法は、輪結びした一本の自毛の毛根部近
傍に増毛用毛髪を結着し、結着部を後に開放可能な接着
剤で固定する方法は、増毛用毛髪を自毛に結び付けた部
分に接着剤を塗布して固定する作業に手間がかかるとい
う欠点がある。
【0004】また、自毛の結び目と地肌との間に増毛用
毛髪を結び付ける方法は、長期にわたって増毛用毛髪が
自毛から外れないようにするため、増毛用毛髪を結び付
ける際の結び目として、二つ折りした増毛用毛髪の折曲
げ部にその端部を通したときに生じる第1の輪の中に再
び当該端部を通して形成した第2の輪を用いているの
で、増毛作業前の準備作業に結構手間がかかり、しかも
このようにして輪の部分を作った増毛用毛髪を、内部に
自毛を通すことができる筒状部材の外周面に、その長手
方向に移動可能な状態で結び付けておいて保管するた
め、各種色違いの増毛材料を異なる筒状部材ごとに保管
しなければならず。保管のためにある程度のスペースを
必要とするという問題点がある。
【0005】本発明の目的は、前述の課題を解決し、増
毛作業に手間がかからず、あらかじめ用意するループ部
を作った増毛材料の保管も場所をとらないため、一般の
理髪店、美容室などで希望者に気安く、おしゃれな増毛
ができるような、増毛法と増毛用具を提供することであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明による増毛法と増毛用具は、増毛用材料の一
部に、後に縮小可能なループ部を設け、そのループ部を
被増毛者の自毛の毛根部付近に結び付ける増毛法におい
て、前記ループ部5aを作成するためのループ作成器1
と、作成ループの形を一時的に維持する形状固定剤7
と、前記固定剤により固定されたループ部5aを有する
複数の増毛用材料5を保持するループ保持シート2と、
前記ループを結び付けるべき被増毛者の自毛6の必要数
を取出し増毛用材料5を結着するための毛取りペン3
と、被増毛者の自毛群をブロックするとともに取り出し
た前記自毛を見やすくするための結着バックボード4を
備え、あらかじめ前記ループ作成器1によって形成され
る増毛用材料5のループ部5aを前記形状固定剤7によ
り一時的に固定し、前記ループ部保持シート2に保持し
て保管し、増毛作業を行うとき、前記保持シート2から
取り出した増毛用材料のループ部5aに、前記毛取りペ
ン3で取り出した被増毛者の自毛6をからませ、前記ル
ープ部5aを縮小させて増毛用材料5を前記自毛6に固
定する方法としてある。
【0007】さらに前記形状固定剤7に液状ソープを使
用し、前記ループ作成器1のヒータ12を内蔵するルー
プ作成部11の一部周側面に該液状ソープ7を塗布し、
その塗布面上で増毛用材料のループ部5aを作成するこ
とによって、ループ部5aの固定を行う方法としてあ
る。
【0008】また、前記の目的を達成するために、増毛
用材料5の一部に、後に縮小可能なループ部5aを作成
するための増毛用具として、増毛用材料5に直接接触し
て熱を伝えるためのループ作成部11と、前記ループ作
成部11を支持し、作業台上に固定するループ作成部支
持体10と、前記ループ作成部11の内側中空部に挿入
され前記ループ作成部11を加熱するヒータ12を備え
てループ作成器1を構成してある。
【0009】また、前記の目的を達成するために、その
一部にループ部5aが作成されている増毛用材料5の複
数本を保持するための増毛用具として、表面に、先端部
に球状、鍵状などの引っ掛かり部を有する短い紐状体4
3を多数配置して植え付けたシート20の裏面に、両面
接着テープ21と該テープ21の外側を覆う剥離紙22
を貼り付けてループ保持シート2を構成してある。
【0010】また、前記の目的を達成するために、ルー
プ部5aを有する増毛用材料5を被増毛者の自毛6に結
び付けるための増毛用具として、柄の一端に増毛用材料
5、あるいは被増毛者の自毛6を引っ掛けるためのフッ
クを有するループ結着針32を取付け、他端に被増毛者
の自毛6の必要数を取り出すための先端に脹らみのある
細い柔軟棒状の選毛針31を取り付けて毛取りペン3を
構成してある。
【0011】また、前記の目的を達成するために、被増
毛者の自毛群をブロックするとともに結着作業中の自毛
6や増毛材料5を見やすくするための増毛用具として、
作業位置の向こう側の自毛群をブロックする第1のバッ
クボード41と、作業位置の手前の自毛群をブロックす
る第2のバックボード42とから成り、前記第1のバッ
クボード41は二つ折りにした紙状体の二つ折りの一方
の面41bの外側の一部あるいは全部に前記自毛群に絡
ませるための、表面に、先端部に球状、鍵状などの引っ
掛かり部を有する短い紐状体43を多数配置して植え付
けたシート20を貼着し、二つ折りの他方の面41aの
一部に、作業対象となる自毛6、増毛材料5、その他周
辺の自毛6などを絡ませてその位置を一時維持させるた
めの、前記紐状体43を多数配置して植え付けたシート
20を貼着し、前記第2のバックボード42は作業位置
に近い側の左右両側に張出部42b,42cのある紙状
体で、裏面の一部あるいは全部に前記紐状体43を多数
配置して植え付けたシート20を貼着し、取り出した前
記自毛6を見やすくするため少なくとも使用中に作業者
側から見える部分41a,42aの色を白色を含む明る
い色にして第1および第2のバックボード41,42を
構成してある。
【0012】
【作用】本発明によれば、熱を加えることによって形に
ある程度癖をつけることができる増毛材料を、ループ作
成器の適当に温められたヒータ内蔵のループ作成部上に
巻付け、ループを形成する。増毛材料を巻き付けられる
部分に、直前に液状ソープを塗るが、これによって温め
すぎたループ作成部が適温に調整され、ループの成形を
容易にし、また、増毛材料のループ部に液状ソープが付
着することによってループの形くずれを防ぐ。
【0013】表面に、先端部に球状、鍵状などの引っ掛
かり部を有する短い紐状体を多数配置して植え付けたル
ープ保持シートに、前記短い紐状体にループ部を作って
ある増毛材料をからませ、内側に巻き込んで数本あるい
は十数本ずつ保存するので場所をとらない。ループ保持
シートの裏側は両面接着テープが貼ってあるので、作業
をするとき、遊んでいる方の手の甲や、付近の適当な場
所に貼りつけることによって、すぐそばに増毛材料を置
き、両手を使って結び付け作業の能率を上げることがで
きる。
【0014】毛取りペンは、先端に球状の脹らみのある
細いプラスチック体の先端で、被増毛者の自毛の束のな
かから結着しようとする自毛の一本あるいは二本程度を
振り分けて取出すのに使用し、ループ部を有する増毛用
材料を自毛に結び付けるための操作にフックを有するル
ープ針を使用する。
【0015】結着バックボードのうち第1のバックボー
ドは、その自毛の根元の向こう側に配置し、第2のバッ
クボードは、増毛材料が取付けられるべき被増毛者の自
毛の根元の手前に配置し、それぞれの裏面で自毛群をブ
ロックし、その位置からずれないようにする。作業者側
から見える面は全て明るい色にしてあるので、作業中の
自毛や増毛材料が見えやすい。表面に、先端部に球状、
鍵状などの引っ掛かり部を有する短い紐状体を多数配置
して植え付けたシートを貼着してある部分は、前記のブ
ロックの他、取り出した自毛や、既に増毛材料を結着し
た自毛を一時絡ませてその位置を維持させ、他の自毛や
増毛材料に絡みつくのを防ぐ。すなわち、作業中の作業
対象となる自毛や増毛材料は、第1のバックボードの二
つ折りにした紙状体の作業者に対面するシートに絡ませ
てその位置を一時維持させる。増毛材料結着済みの自毛
は、第2のバックボードの左右両側の張出部の裏面の引
っ掛かり部を有するシートに保持させる。
【0016】
【実施例】以下、図面等を参照して、実施例につき、本
発明を詳細に説明する。図1は、本発明による増毛用具
を示す斜視図である。図1に示すように本発明の実施例
に使用される増毛用具の主たるものに、ループ作成器
1、ループ保持シート2、毛取りペン3、および結着バ
ックボード4がある。ループ作成器1はループ作成部1
1の中にヒータ12を内蔵し、ループ作成部支持部10
で支持している。ループ作成部支持部10の根元を作業
台に固定するか、図2に示すように温度コントローラ1
5に固定する。図2の温度コントローラ15は、ヒータ
12によるループ作成部11の加熱量を加減してループ
作成部表面の増毛材料を絡めてループを形成させる部分
の適温を保たせるためのものである。
【0017】なお、ループ作成部11は、熱伝導のよい
銅、あるいはステンレスなどの金属製が適当であり、ヒ
ータ12には理容用具のアイロンを使用してもよい。ヒ
ータ12は図1のAの部分に挿入されていて、加熱時の
ループ作成部11のBの部分は、Aの部分からの熱伝導
により約90から60度に保たれる。また、図2の右上
の円で囲んだ部分は、ループ作成部11の一部を作られ
た一つのループとともに拡大して示したもので、7は、
ループ作成まえに塗られた液状ソープ等のループ固定剤
である。
【0018】図3は表面に、先端部に球状、鍵状などの
引っ掛かり部を有する短い紐状体43を多数配置して植
え付けたシート20を示す斜視図である。シート20は
図1のループ保持シート2の主体となるものであって、
結着バックボード4の一部にも貼りつけて使用される。
ループ保持シート2はシート20の短い紐状体43群の
間にループ作成済みの増毛材料5を整理して配置し保存
する。このシートの裏側には両面接着テープ21が貼ら
れている。面接着テープ21の表側は剥離シート22で
覆ってある。ループ作成済みの増毛材料5は整理して配
置された後、シート20の端から簀の子巻きにして丸
め、その端の剥離シート22を剥がし、両面接着テープ
21で止める。
【0019】毛取りペン3は、柄30の一端に、先端に
球状の脹らみのある細い柔軟棒状の選毛針31を固定
し、他端に、編み針に似たフックを有するループ結着針
32が固定されている。選毛針31は、やや柔軟性があ
り、その先端で、被増毛者の自毛の束のなかから結着し
ようとする自毛の一本あるいは二本程度を振り分けて取
出すのに使用する。ループ針32は、ループ部を有する
増毛用材料5を自毛6に結び付けるための操作にフック
を引っ掛けて使用する。
【0020】図4は一対の結着バックボード4の中の第
1のバックボード41を展開して示したもので、使用す
るときは、折り目40を山の稜線にして二つ折りとし、
面41bが頭皮側になり、シート20を貼りつけた面2
0b(図中の斜線が施されている部分)が自毛に絡めて
固定される。面41aは自毛の生えている頭皮から立ち
上がり、結着作業時のバックボードとして自毛や増毛材
料を見えやすくするため、白色ないしは明るい色に着色
されている。20a(図中の斜線が施されている部分)
は面41aの一部でシート20が貼られている部分であ
る。
【0021】図5は、結着バックボード4の中の第2の
バックボード42の裏面を示す。42b,42cは両翼
状に出張った張り出し部で、20c(図中の斜線が施さ
れている部分)は42の裏面の一部でシート20が貼ら
れている部分である。この部分が自毛に絡めて固定され
る。張り出し部42b,42cは面42が自毛に固定さ
れているとき、頭皮からやや上方に浮かせておき、結着
済みの毛を張出し部42b,42cの裏側のシート20
cに一時保持させる。
【0022】次に本実施例により増毛材料にループを作
る方法について説明する。図6〜図8はループ作成過程
の一例を示す説明図である。増毛材料5には摂氏110
〜120度で溶ける人工繊維(ナイロン毛など)を用い
る。ループ作成器1のループ作成部11は予め適温(9
0度から60度)に温められている。ループ固定剤7
は、ループ作成の直前に増毛材料5が接する部分に塗ら
れているが、本実施例では薬用の液体ソープを使ってい
る。(このループ固定剤7は、同様の効果を持つもので
あれば他のものでもよい。)ループ固定剤7の上に好み
の色の増毛材料5の折り返した部分Cの近くを当て、両
端DをCで作った輪を潜らせて図7のようにする。つぎ
にDの部分を引きながらCの部分を指先でなぞって一本
に纏める。このとき液体ソープ7がループ前面に馴染ん
で付着する。
【0023】このようなループ作成は図2のB部の中心
部で行い順次出来次第端末方向に送り、1センチ間隔位
に3個ずつくらいを並べておき端から順に外して、ルー
プ保持シートに保持させる。その後再び液体ソープの塗
布と3個ずつくらいのループ作成を繰り返す。ここで固
定剤として液体ソープ(薬用ソープ)を使用するが、ル
ープ作成部11に塗り付けることで出来上がりのループ
の外しも滑りがよく、ソープの僅かな粘着力で輪の形が
崩れない。さらに連続してループを作成する際に塗り付
けることでループ作成部11の温まり過ぎを抑える効果
がある。
【0024】次に本実施例により、ループを作った増毛
材料5を自毛6に結び着ける方法について説明する。図
9〜図14は、増毛材料結着過程の一例を示す説明図で
ある。先ず増毛材料結着を行おうとする場所に、図1の
ように結着バックボード4を配置する。このとき、面4
1bと42aの裏側は頭皮の自毛群にシート20で固定
される。第1のバックボード41と第2のバックボード
42の隙間から増毛材料5が結着されるべき自毛6は、
毛取りペンの選毛針31により取り出され、図9〜図1
4の作業は、すべて第1のバックボード41と第2のバ
ックボード42の間の空間で行われる。
【0025】まず図9に示すように自毛6と増毛材料5
のループ部5aの相対位置を決める。次に図10〜図1
1に示すようにループ結着針32を使い自毛6のFの部
分をループ部5aの輪に潜らせる。次に図12〜図13
に示すようにループ部5aの輪から引き出した自毛6の
Fの部分の輪にループ結着針32を潜らせ、自毛6のE
の部分に引っ掛け、Fの部分の輪を潜らせ自毛6の先端
Eを引き出す。最後に自毛6の先端Eと増毛材料5の先
端部Dの距離を離す方向に引っ張ることによって、自毛
6の輪(Fの部分)および増毛材料5のループ部5aの
輪が縮小し増毛材料5は自毛6に確実に結び着けられ
る。
【0026】増毛材料結着済みの自毛は次に結着バック
ボード4全体を移動させるまで結着バックボード42の
張出し部42b,42cの下に保持される。なお、以上
の説明は、1本の自毛6に1本の増毛材料5(ループで
折り返されて2本分の増毛になる)を結び着ける例につ
いて説明したが、同様の方法により1本の自毛6に2本
以上の増毛材料5(ループで折り返されてその2倍の増
毛になる)を結び着けることができる。また次に現在の
増毛材料を自毛から外して、新しいデザインで増毛し、
やり直したいときは、自毛に旧増毛材料をつけたまま、
130〜140度のアイロンを掛ければ、増毛材料は溶
けて簡単に取り除かれる。
【0027】
【発明の効果】以上詳しく説明したように、本発明によ
れば、ループ作成器の適当に温められたヒータ内蔵のル
ープ作成部上に液状ソープを塗り、増毛材料を巻付け、
ループを形成することによって、簡単にループが作れ、
しかもループ部に液状ソープが付着することによってル
ープの形くずれを防ぐという効果がある。また、表面
に、先端部に球状、鍵状などの引っ掛かり部を有する短
い紐状体を多数配置して植え付けたループ保持シート
に、ループ部を作ってある増毛材料をからませ、内側に
巻き込んで保持させることにより、多数本の増毛材料を
保存するのに場所をとらないという効果がある。またル
ープ保持シートの裏側の両面接着テープは作業をすると
き、適当な場所に貼りつけることによって、両手を使っ
て結び付け作業の能率を上げることができる。
【0028】毛取りペンに、先端に球状の脹らみのある
細い柔軟棒状の選毛針と、フックを有するループ結着針
を設けることにより、選毛針は被増毛者の自毛の束のな
かから結着しようとする自毛の一本あるいは二本程度を
振り分けて取出すのに便利であり、ループ結着針はルー
プ部を有する増毛用材料を自毛に結び付けるのに便利で
ある。
【0029】結着バックボードは、適所に表面に先端部
に球状、鍵状などの引っ掛かり部を有する短い紐状体を
多数配置して植え付けたシートを貼着し、作業時に作業
者から見える面に明るい色を配することにより、周辺の
自毛をブロックするとともに、結着対象の自毛、増毛材
料を、他の自毛群からハッキリ区別して見やすくすると
いう効果がある。また、作業途中あるいは結着済みの自
毛、増毛材料を一時適当な位置に保持することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による増毛用具の例を示す斜視図であ
る。
【図2】図1に示すループ作成器を温度コントローラに
固定した例を示す斜視図である。
【図3】図1に示すループ保持シート、結着バックボー
ドに使用する、短い紐状体を多数配して植えたシートを
示す斜視図である。
【図4】図1に示す結着バックボードの第1のバックボ
ードの例を展開して示した平面図である。
【図5】図1に示す結着バックボードの第2のバックボ
ードの例の裏面を示す底面図である。
【図6】ループ作成過程の一例を示す説明図である。
【図7】ループ作成過程の一例を示す説明図である。
【図8】ループ作成過程の一例を示す説明図である。
【図9】増毛材料結着過程の一例を示す説明図である。
【図10】増毛材料結着過程の一例を示す説明図であ
る。
【図11】増毛材料結着過程の一例を示す説明図であ
る。
【図12】増毛材料結着過程の一例を示す説明図であ
る。
【図13】増毛材料結着過程の一例を示す説明図であ
る。
【図14】増毛材料結着過程の一例を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
1 ループ作成器 2 ループ保持シート 3 毛取りペン 4 結着バックボード 5 増毛材料 6 自毛 7 ループ固定剤 10 ループ作成部支持棒 11 ループ作成部 12 ヒータ 20,20a,20b,20c 短い紐を多数植えたシ
ート 31 選毛針 32 結着針 41 第1のバックボード 42 第2のバックボード

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 増毛用材料の一部に、後に縮小可能なル
    ープ部を設け、そのループ部を被増毛者の自毛の毛根部
    付近に結び付ける増毛法において、前記ループ部を作成
    するためのループ作成器と、作成ループの形を一時的に
    維持する形状固定剤と、前記固定剤により固定されたル
    ープを有する複数の増毛用材料を保持するループ保持シ
    ートと、前記ループを結び付けるべき被増毛者の自毛の
    必要数を取出し増毛用材料を結着するための毛取りペン
    と、被増毛者の自毛群をブロックするとともに取り出し
    た前記自毛を見やすくするための結着バックボードを備
    え、あらかじめ前記ループ作成器によって形成される増
    毛用材料のループ部を前記形状固定剤により一時的に固
    定し、前記ループ部保持シートに保持して保管し、増毛
    作業を行うとき、前記保持シートから取り出した増毛用
    材料のループ部に、前記毛取りペンで取り出した被増毛
    者の自毛をからませ、前記ループ部を縮小させて増毛用
    材料を前記自毛に固定することを特徴とする増毛法。
  2. 【請求項2】 前記形状固定剤に液状ソープを使用し、
    前記ループ作成器のヒータを内蔵するパイプ状のループ
    作成部の一部周側面に該液状ソープを塗布し、その塗布
    面上で増毛用材料のループ部を作成することによって、
    ループ部の固定を行う請求項1に記載の増毛法。
  3. 【請求項3】 増毛用材料の一部に、後に縮小可能なル
    ープ部を作成するためのループ作成器であって、増毛用
    材料に直接接触して熱を伝えるためのパイプ状のループ
    作成部と、前記ループ作成部を支持し、作業台上に固定
    するループ作成部支持体と、前記ループ作成部の内側中
    空部に挿入され前記ループ作成部を加熱するヒータを備
    えたことを特徴とする増毛用具。
  4. 【請求項4】 その一部にループ部が作成されている増
    毛用材料の複数本を保持するためのループ保持シートで
    あって、表面に、先端部に球状、鍵状などの引っ掛かり
    部を有する短い紐状体を多数配置して植え付けたシート
    の裏面に、両面接着テープと該テープの外側を覆う剥離
    紙を貼り付けたことを特徴とする増毛用具。
  5. 【請求項5】 ループ部を有する増毛用材料を被増毛者
    の自毛に結び付けるための毛取りペンであって、柄の一
    端に増毛用材料、あるいは被増毛者の自毛を引っ掛ける
    ためのフックを有するループ結着針を取付け、他端に被
    増毛者の自毛の必要数を取り出すための先端に脹らみの
    ある細い柔軟棒状の選毛針を取り付けたことを特徴とす
    る増毛用具。
  6. 【請求項6】 被増毛者の自毛群をブロックするととも
    に結着作業中の自毛や増毛材料を見やすくするための結
    着バックボードであって、作業位置の向こう側の自毛群
    をブロックする第1のバックボードと、作業位置の手前
    の自毛群をブロックする第2のバックボードとから成
    り、前記第1 のバックボードは二つ折りにした紙状体の
    二つ折りの一方の面の外側の一部あるいは全部に前記自
    毛群に絡ませるための、表面に、先端部に球状、鍵状な
    どの引っ掛かり部を有する短い紐状体を多数配置して植
    え付けたシートを貼着し、二つ折りの他方の面の一部
    に、作業対象となる自毛、増毛材料、その他周辺の自毛
    などを絡ませてその位置を一時維持させるための、表面
    に前記紐状体を多数配置して植え付けたシートを貼着
    し、前記第2のバックボードは作業位置に近い側の左右
    両側に張出部のある紙状体で、裏面の一部あるいは全部
    に前記自毛群に絡ませるための、表面に前記紐状体を多
    数配置して植え付けたシートを貼着し、取り出した前記
    自毛を見やすくするため少なくとも使用中に作業者側か
    ら見える部分の色を白色を含む明るい色にしたことを特
    徴とする増毛用具。
JP15842394A 1994-07-11 1994-07-11 増毛法および増毛用具 Expired - Fee Related JP2620848B2 (ja)

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