JP2619857B2 - 保護継電装置 - Google Patents

保護継電装置

Info

Publication number
JP2619857B2
JP2619857B2 JP60138266A JP13826685A JP2619857B2 JP 2619857 B2 JP2619857 B2 JP 2619857B2 JP 60138266 A JP60138266 A JP 60138266A JP 13826685 A JP13826685 A JP 13826685A JP 2619857 B2 JP2619857 B2 JP 2619857B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
input
impedance
value
relay
protection relay
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP60138266A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61295820A (ja
Inventor
玲治 竹内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Electric Co Ltd filed Critical Fuji Electric Co Ltd
Priority to JP60138266A priority Critical patent/JP2619857B2/ja
Publication of JPS61295820A publication Critical patent/JPS61295820A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2619857B2 publication Critical patent/JP2619857B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Emergency Protection Circuit Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、アナログ入力をディジタルデータに変換し
て演算する保護継電装置に関する。
〔従来の技術とその問題点〕
第4図は、ディジタル形保護継電装置の従来例を示し
たものであり、入力電流は入力CT1a〜1cの2次に接続さ
れたインピーダンス2a〜2cにより電圧に変換された後マ
イクロデータプロセッサ(MDP)3に入力される。
MDP3では、アナログフィルタ4a〜4cにより波形の歪み
が除かれ、サンプルホールト5a〜5cで瞬時値がサンプリ
ングされる。このようにサンプルされたアナログデータ
はマルチプレクサ6により順次入力チャンネルを切換え
ながらA/D変換器7によりディジタルデータに変換され
る。
マイクロプロセッサユニット(MPU)8では、電流や
電圧(図示せず)のディジタルデータを用いて入力レベ
ル(実効値や平均値)や、位相角などを含む保護継電器
演算を行う。
第5図は前記MPU8の構成を示すもので、図中81はDMA
(ダイレクトメモリアクセス)、82はCPU(中央処理装
置)、83はROM、84はRAM、85はI/O(入出力装置)、86
はBusである。
ところで、保護継電装置の入力、特に入力電流は、地
絡事故時の微少電流から短絡時の大電流に至るまで、極
めて広範囲の入力レンジを取扱う必要がある。(例えば
地絡用では0.1〜5A、短絡用では0.5〜100Aというごと
く、入力レンジに1,000倍の差がある。) しかし、入力CT1a〜1cには鉄心を用いるため、第6図
に示すように入力電流と出力電圧のリニアな領域に限り
がある(高々100倍以下)、その結果、微少電流を扱う
回路を別個に設けねばならない。これは、装置寸法の増
大やコストの増加を招くことになる。
本発明の目的は前記従来例の不都合を解消し、1つの
入力に対して1つの入力回路を設けるだけで広範囲の入
力に対しても精度を保証できる保護継電装置を提供する
ことにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は前記の目的を達成するため、保護継電器の入
力CTの2次側に接続されるインピーダンスを切り換える
手段を設け、入力電流が増加して2次電圧があらかじめ
定められた値を上回った場合には、前記入力CTの2次側
インピーダンスを小さな値に切り換える制御を行い、入
力電流が減少して2次電圧があらかじめ定めた値を下回
った場合には、前記入力CTの2次側インピーダンスを大
きな値に切り換える制御を行い、かつ保護継電器のレベ
ル演算係数を前記入力CTの2次側インピーダンスの値に
反比例して変化させることを要旨とするものである。
〔作用〕
本発明によれば、入力電流が増加して2次電圧があら
かじめ定めた値を上回った場合には、前記入力CTの2次
側インピーダンスを小さな値に切り換える制御を行い、
入力電流が減少して2次電圧があらかじめ定めた値を下
回った場合には、前記入力CTの2次側インピーダンスを
大きな値に切り換える制御を行うようにしたので、入力
CTのダイナミックレンジが大幅に拡大する。これによ
り、1つの入力に対して、1つの入力回路を設けるだけ
で広範囲の入力に対して精度を保証することができるの
で、部品点数を削減することができる。
〔実施例〕
以下、図面について本発明の実施例を詳細に説明す
る。
第1図は本発明方式の実施例を一相分について示す回
路図で、9はインピーダンス2aの並列インピーダンス、
10は制御用補助リレー、3はMDP、1aは入力CTであり、
第2図は、本発明の制御フローを示したものである。
入力電流即ち入力CT2次電圧V2のレベルは、常時MDP3
で演算されている。V2が補助リレー10の切換え設定値K1
Vを越えると補助リレー10がONになり接点が閉路するた
めインピーダンス2aと9が並列になり入力CT2次インピ
ーダンスが小さくなるので入力CT2次電圧がK2Vまでいて
かする。この設定値K1、K2はK1>K2の関係を保って任意
の値に設定すればよい。
この結果、入力電流は変化しないにも拘わらず2次電
圧が変化する訳であるから、MDPで行う保護継電器のレ
ベル演算係数KSを1/K1から1/K2に変更しておくことによ
り、レベル演算係数を常に2次インピーダンスの値に反
比例するように設定する。
ただし、保護継電器演算が過電流継電器のように、入
力電流レベルを演算した結果を整定値と比較して大小判
定を行うだけの場合には、整定値をK1とK2に比例して変
化させても目的を達することができる。
次に、入力電流が減少し2次電圧V2<K3Vとなった点
で補助リレーをOFFさせて元の変成比に戻す。ここでK3
<K2とした理由は、第3図の入力CT変成比特性例で示す
ようにV2=K2VでOFFさせてしまうと補助リレー10がON−
OFFを繰返す可能性があるためである。
また、他の実施例として、前記のごとく補助リレー10
を入力電流の大きさで制御せずに、常時周期的にON−OF
Fを繰返させておいてもよい。この場合、補助リレー10
がOFFの時のサンプリングデータを用いて演算する場合
には、保護継電器のレベル演算係数は1/K1を用いる。補
助リレー10がOFFの時のレベル演算結果がV2>K1Vとな
った場合には補助リレー10がONの時のサンプリングデー
タとレベル演算係数1/K2を用いて演算する。
なお、第1図の例では、インピーダンス2aと9を並列
制御するように説明したが、直列制御であっても同様の
効果が得られ、また切換えステップ数は3ステップ以上
であっても構わない。
さらに、インピーダンス9の制御は補助リレーでな
く、マルチプレクサ、FETなどの電子式のアナログスイ
ッチを使用することにより、切換え制御回数の制約が解
除されるため、信頼性の向上、制御方式のフレキシビリ
ティも得ることもできる。
〔発明の効果〕
以上述べたように本発明の保護継電装置は、入力電流
の大きさにより入力CTの2次インピーダンスを制御する
ようにしたので、入力CTのダイナミックレンジが大巾に
拡大するため、1つの入力に対して1つの入力回路を設
けるだけで広範囲の入力に対して精度を保証することが
できるので、部品点数を削減することができるものであ
る。
さら、精度は従来通りでよい場合には、A/D変換器の
入力電圧範囲を狭くすることも可能なので、ビットの少
ないA/D変換器も使用可能となる。このような結果、装
置の小形化、コストダウンを図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の1実施例を示す回路図、第2図は変成
比と演算係数の制御を示すフローチャート、第3図は本
発明における入力CT変成比特性を示すグラフ、第4図は
従来例を示す回路図、第5図は第4図回路のMPUの構成
を示すブロック図、第6図は第4図回路の入力CT変成比
特性を示すグラフである。 1a〜1c……入力CT 2a〜2c……インピーダンス 3……MDP 4a〜4c……アナログフィルタ 5a〜5c……サンプルホールド 6……マルチプレクサ 7……A/D変換器、8……MPU 81……DMA、82……CPU 83……ROM、84……RAM 85……I/O、86……Bus 9……インピーダンス 10……補助リレー

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】保護継電器の入力CTの2次側に接続される
    インピーダンスを切り換える手段を設け、入力電流が増
    加して2次電圧があらかじめ定められた値を上回った場
    合には、前記入力CTの2次側インピーダンスを小さな値
    に切り換える制御を行い、入力電流が減少して2次電圧
    があらかじめ定めた値を下回った場合には、入力CTの2
    次側インピーダンスを大きな値に切り換える制御を行
    い、かつ保護継電器のレベル演算係数を前記入力CTの2
    次側インピーダンスの値に反比例して変化させることを
    特徴とする保護継電装置。
JP60138266A 1985-06-25 1985-06-25 保護継電装置 Expired - Lifetime JP2619857B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60138266A JP2619857B2 (ja) 1985-06-25 1985-06-25 保護継電装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60138266A JP2619857B2 (ja) 1985-06-25 1985-06-25 保護継電装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61295820A JPS61295820A (ja) 1986-12-26
JP2619857B2 true JP2619857B2 (ja) 1997-06-11

Family

ID=15217910

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP60138266A Expired - Lifetime JP2619857B2 (ja) 1985-06-25 1985-06-25 保護継電装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2619857B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4989594B2 (ja) * 2008-09-12 2012-08-01 株式会社日立製作所 ディジタル保護制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS61295820A (ja) 1986-12-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA1084115A (en) Sensor circuit
KR0122844B1 (ko) 광범위한 동적 전류 측정 장치
CA2096487A1 (en) Method and apparatus for relieving a capacitor of a controlled series compensator as a function of the load on its arrester
JPS6242447B2 (ja)
US5073724A (en) Programmable inverse time delay circuit
JP2619857B2 (ja) 保護継電装置
CA1196953A (en) Full wave rectifier having an operational amplifier
US6584365B1 (en) Electronic trip device with offset correction means
JPH0132736B2 (ja)
JPS6022772Y2 (ja) デイジタル保護継電装置
JP2003199240A (ja) ディジタル形保護継電装置
EP0318250A2 (en) Controlling a control turn-off semiconductor device
JPS61221516A (ja) デイジタル保護継電装置
JPS6011722Y2 (ja) デイジタル保護継電装置
JPH0116356Y2 (ja)
JP3717607B2 (ja) 利得可変増幅装置
JPH0746745A (ja) ディジタル型保護継電器
CA1098185A (en) Switching device
JP2791209B2 (ja) ディジタル形母線保護リレー
Paithankar Fast (1-shift) orthogonal functions for extraction of the fundamental frequency component for computer relaying
JPS644410B2 (ja)
JP3004475U (ja) 電気リミット回路
JPS6164751U (ja)
JP2704089B2 (ja) 直流保護継電器
JPS6387122A (ja) 距離継電器