JP2619210B2 - 感熱色素転写用色素受容素子 - Google Patents

感熱色素転写用色素受容素子

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、感熱色素転写に用いら
れる色素受容素子に、また詳細には、このような素子用
の色素画像受容層に相溶性ポリカーボネートブレンドを
使用することに関する。
【0002】
【従来の技術】最近、カラービデオカメラから電子的に
発生させた画像からプリントを得るための感熱転写シス
テムが開発されている。このようなプリントを得る一つ
の方法によると、まず電子画像をカラーフィルターによ
って色分解する。次いで、それぞれの色分解画像を電気
信号に変換する。その後、これらの信号を操作して、シ
アン、マゼンタ及びイエローの電気信号を発生させ、こ
れらの電気信号を感熱プリンターへ伝送する。プリント
を得るため、シアン、マゼンタまたはイエローの色素供
与体素子を色素受容体素子と向い合わせて配置する。次
いで、それら二つを感熱プリントヘッドと定盤ローラー
との間に挿入する。ライン型感熱プリントヘッドを使用
して、色素供与体シートの裏側から熱をかける。感熱プ
リントヘッドは数多くの加熱素子を有し、シアン、マゼ
ンタまたはイエローの信号に応じて逐次加熱される。そ
の後、この工程を、その他の2色について反復する。こ
うして、スクリーンで見た元の画像に対応するカラーハ
ードコピーが得られる。この方法とそれを実施するため
の装置についての詳細が、米国特許第4,621,27
1号明細書に記載されている。
【0003】感熱色素転写に用いられる色素受容素子
は、一般に、片面に色素画像受容層を担持する支持体
(透明または反射支持体)を含む。従来より、色素画像
受容層は、色素供与体素子から転写される色素に対する
適合性や受理性のため、様々な種類の組成物から選ばれ
たポリマー材料によって構成されている。
【0004】ポリカーボネートは、色素適合性及び色素
受理性が有効であるため、望ましい画像受容層用ポリマ
ーであることがわかっている。米国特許第4,695,
286号明細書に記載されているように、数平均分子量
が約25,000以上のビスフェノール−Aポリカーボ
ネートは、感熱印刷中に起こりうる表面の変形を最小限
に抑えるという点においても、特に望ましいことがわか
っている。
【0005】米国特許第4,927,803号明細書
は、ビスフェノール−A単位と線状脂肪族ジオールとを
共重合することによって得られた変性ビスフェノール−
Aポリカーボネートが、未変性ポリカーボネートよりも
向上した光退色安定性を付与しうることについて記載し
ている。
【0006】個々のポリマーの利点を獲得し且つその組
合せ効果を最適化するために、ポリマーをブレンドして
色素受容層に使用することができる。例えば、米国特許
第4,695,286号明細書に記載されているタイプ
の比較的安価な未変性ビスフェノール−Aポリカーボネ
ートと、米国特許第4,927,803号明細書に記載
されているタイプの変性ポリカーボネートとをブレンド
することで、感熱印刷中に起こりうる表面変形に対する
抵抗性と、印刷後に起こりうる光退色に対する抵抗性と
の両方が改善された受容層を、中間のコストで得ること
ができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、米国特
許第4,695,286号明細書に記載されているポリ
カーボネートは、望まれるほどに高い色素転写濃度を常
に達成するとはかぎらず、またその光退色安定性も不十
分な場合がある。
【0008】米国特許第4,927,803号明細書に
記載されているポリカーボネートは、入手し易いビスフ
ェノール−Aポリカーボネートよりも製造コストが高
い。
【0009】上記のポリマーブレンドには、ポリマーが
互いに完全には相溶しない場合に、このようなブレンド
はある程度の曇りを示すことがあるという問題がある。
曇りは一般に望ましくないが、透明受容体にとっては特
に有害である。さらに、相溶が不完全なブレンドでは、
画像色素の暗安定性が不十分となったり、またその準安
定性に起因する性能のばらつきに悩まされる恐れがあ
る。
【0010】耐指紋性は、画像受容層ポリマーにとって
望まれる別の特性である。というのは、指紋は感熱色素
転写画像にまつわる潜在的な画像安定性の問題を提供す
るからである。指紋からの汚染物が色素を攻撃し、よっ
て画像を劣化させる場合がある。その結果、結晶化が原
因で色素濃度が損失することがよくある。
【0011】感熱色素転写画像にまつわる別の潜在的な
画像安定性の問題として、再転写がある。受容体は、高
温で色素拡散用の媒体として作用しなければならない
が、転写された画像色素が最終プリントから移行するこ
とは許されない。再転写は、別の表面が最終プリントと
接触したときに観測される。このような表面には、紙、
プラスチック、バインダー、(積み重ねた)プリントの
裏面、及びある種のアルバム用材料が含まれうる。
【0012】さらに、よりコンパクトな高速感熱プリン
ターの出現により、大幅にプリンターの線時間を短縮し
且つ感熱プリントヘッドの負荷を低減するための感熱印
刷媒体を設計することが望まれるようになる。これらの
新しい機械用の印刷媒体は、好ましくは曇りがなく、且
つより低い感熱プリントヘッドの電力レベルにおいて性
能を発揮することが必要である。
【0013】従って、本発明の目的は、優れた色素吸収
性と画像色素安定性とを示すポリマーブレンドを含む本
質的に曇りのない色素画像受容層によって、感熱色素転
写プロセス用の受容体素子を提供することである。本発
明の別の目的は、耐指紋性及び耐再転写性が改善された
受容体を提供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】これらの及びその他の目
的は、色素画像受容層を片面に担持する支持体を含んで
成る感熱色素転写用色素受容素子において、該色素画像
受容層が、未変性ビスフェノール−Aポリカーボネート
とポリエーテル変性ポリカーボネートとの相溶性ブレン
ドを含み、該ポリエーテル変性ポリカーボネートが、ポ
リエーテルブロック単位とビスフェノール−Aポリカー
ボネートブロック単位とのブロックコポリマーである、
そのような感熱色素転写用色素受容素子から構成される
本発明によって達成される。
【0015】ポリエーテルブロック単位は、炭素原子数
2〜約10個の線状脂肪族ジオールから形成することが
できるが、エチレングリコールから形成されたものが好
ましい。本発明の好ましい実施態様では、ポリエーテル
ブロック単位は数分子量約4,000〜約50,000
を有し、またビスフェノール−Aポリカーボネートブロ
ック単位は数分子量約15,000〜約250,000
を有する。ブロックコポリマー全体の分子量は、約3
0,000〜約300,000であることが好ましい。
【0016】本発明の別の好ましい実施態様では、未変
性ビスフェノール−Aポリカーボネートは、約25,0
00以上の数分子量を有する。
【0017】本発明のさらに好ましい実施態様では、未
変性ビスフェノール−Aポリカーボネートとポリエーテ
ル変性ポリカーボネートとを重量比80:20〜10:
90で配合する。耐指紋性を向上させるためには、約5
0:50〜約40:60の重量比が特に好ましい。
【0018】本発明の受容層ブレンド用として好ましい
変性ポリカーボネートは下式で表される:
【化1】 上式中、mは約60〜1,000、より好ましくは10
0〜300であり、そしてnは約90〜1,000、よ
り好ましくは100〜300である。受容層ブレンドに
使用可能な特に好ましいポリエーテル変性ビスフェノー
ル−Aポリカーボネートブロックコポリマーは、mが約
180で、nが約120であるBayerAGから市販
されているMakrolon KL3−1013であ
る。
【0019】未変性ビスフェノール−Aポリカーボネー
トの例には、Makrolon 5700(Miles
Labs)及びLEXAN 141−112(Gen
eral Electric社)が挙げられる。
【化2】 LEXAN 141−112:p=〜120 Makrolon 5700:p=〜280
【0020】本発明の色素受容素子用の支持体は、透明
体であっても反射体であってもよく、またポリマー、合
成紙もしくはセルロース系支持体、またはそれらの積層
体から構成されていてもよい。透明支持体の例として、
ポリ(エーテルスルホン)、ポリイミド、酢酸セルロー
スのようなセルロースエステル、ポリ(ビニルアルコー
ル−コ−アセタール)及びポリ(エチレンテレフタレー
ト)のフィルムが挙げられる。支持体は所望の任意の厚
さで使用することができるが、通常は約10μm〜10
00μmで使用する。支持体と色素画像受容層との間に
別のポリマー層を存在させてもよい。例えば、ポリエチ
レンやポリプロピレンのようなポリオレフィンを使用す
ることができる。白色顔料、例えば二酸化チタン、酸化
亜鉛、等をポリマー層へ添加して、反射性を付与しても
よい。さらに、このポリマー層の上に下塗層を設けて、
色素画像受容層に対する付着性を改善することもでき
る。このような下塗層は、米国特許第4,748,15
0号、同第4,965,238号、同第4,965,2
39号及び同第4,965,241号明細書に記載され
ている。また、受容体素子は、米国特許第5,011,
814号及び同第5,096,875号明細書に記載さ
れているような裏層を含むこともできる。
【0021】色素画像受容層は、所期の目的にとって有
効な任意の量で存在させることができる。一般に、受容
体層の濃度を約0.5〜約10g/m2 にすると良好な
結果が得られている。
【0022】当該技術分野では慣例となっているよう
に、シリコーン系化合物のような剥離剤を色素受容層ま
たはオーバーコート層へ添加することによって、感熱印
刷中の耐粘着性を向上させることができる。
【0023】本発明の色素受容素子と共に用いられる色
素供与体素子は、従来より、色素含有層を表面に担持す
る支持体から構成されている。本発明に用いられる色素
供与体には、熱の作用によって色素受容層へ転写可能で
あるならば、いずれの色素でも使用可能である。昇華性
色素を使用すると特に良好な結果が得られる。本発明の
用途に適用できる色素供与体が、米国特許第4,91
6,112号、同第4,927,803号及び同第5,
023,228号明細書に記載されている。
【0024】上述のように、色素供与体素子を使用し
て、色素転写画像を形成させる。このようなプロセス
は、色素供与体素子を像様加熱し、色素画像を上記の色
素受容素子へ転写して、色素転写画像を形成させる工程
を含む。
【0025】本発明の好ましい実施態様では、シアン、
マゼンタ及びイエロー色素からなる逐次反復領域を塗被
したポリ(エチレンテレフタレート)支持体を含む色素
供与体素子を用い、そして各々の色について色素転写工
程を逐次実施して、3色色素転写画像を得る。もちろ
ん、この工程を単一の色にのみ実施した場合には、モノ
クロ色素転写画像が得られる。
【0026】色素供与体素子から色素を本発明の受容素
子へ転写するために使用することができる感熱印刷ヘッ
ドは市販されている。別法として、例えば英国特許出願
公開公報第2,083,726号明細書に記載されてい
るレーザーのような、感熱色素転写用のその他の既知の
エネルギー源を使用してもよい。
【0027】本発明の感熱色素転写集成体は、(a)色
素供与体素子と、(b)上記の色素受容素子とを含み、
その色素受容素子と色素供与体素子とは、供与体素子の
色素層が受容素子の色素画像受容層と接触するように重
ねられている。
【0028】3色画像を得る場合には、上記の集成体
を、感熱印刷ヘッドによって熱がかけられている間に3
回形成する。第一の色素が転写された後、それらの素子
を剥離する。次いで、第二の色素供与体素子(または供
与体素子の別の色素領域)と色素受容素子とを位置合わ
せして、工程を繰り返す。同様にして、第三の色を得
る。
【0029】
【実施例】以下の実施例によって本発明をさらに例示す
る。
【0030】実施例1 ポリエーテル変性ビスフェノール−Aポリカーボネート
ブロックコポリマーのMakrolon KL3−10
13(Bayer AG)と未変性ビスフェノール−A
ポリカーボネートのMakrolon 5700(Mi
les Labs)とを、塩化メチレン中、重量比1:
1、最終全固形分含有量8重量%で溶解することによっ
て、透明溶液を調製した。この溶液を、透明な厚さ10
0μmのポリ(エチレンテレフタレート)(PET)支
持体上に、100μmのドクターブレードを用いて塗布
した。塗布ブロック温度を32.2℃〜35.0℃に制
御した。視覚的には透明なフィルムが得られ、それを7
0℃の炉内でさらに30分間乾燥した。このポリカーボ
ネートブレンドを以降E−1と称する。
【0031】第二のポリカーボネートブレンドE−2の
フィルムをE−1と同様にして調製したが、但しMak
rolon 5700の代わりに未変性ビスフェノール
−AポリカーボネートのLEXAN 141−112
(General Electric社)を使用した。
塩化メチレン中の重量比(1:1)及び最終固形分含有
量(8%)はE−1の場合と同じとした。
【0032】比較用のポリカーボネートブレンドC−1
のフィルムを、E−1と同様に調製したが、但しMak
rolon KL3−1013ブロックコポリマーの代
わりに、ビスフェノール−Aカーボネートとジエチレン
グリコールとの50:50モル%ランダムコポリマー
(R−1)を使用した。
【化3】 R−1:4,4’−イソプロピリデン−ビスフェノール
−コ−2,2’−オキシジエタノールポリカーボネート
(50:50)ランダムコポリマー
【0033】曇り度は、XL−211曇り度計(Pac
ific Scientific社より市販)を用い
て、標準ASTM試験法(試験法D1003)に従い3
種のフィルムについて測定した。これらの結果を表1に
示す(値が高いほど、試験材料の曇り度はより顕著であ
る)。 表1 使用 PET支持体 PET支持体 PET支持体 未塗布 材料 上のE−1 上のE−2 上のC−1 PET支持体 曇り度 1.5 1.7 11.5 1.6
【0034】上記のデータは、KL3−1013/Ma
krolon 5700ブレンド(E−1)及びKL3
−1013/LEXAN 141ブレンド(E−2)
が、どちらも、曇りのない透明な薄いフィルムを形成す
る相溶系であることを示している。不相溶性ブレンド
(C−1)は、非常に顕著な曇り度を示している。
【0035】実施例2 完全に相溶性であるポリマーブレンドは、通常唯一のガ
ラス転移温度(Tg)を示すが、不相溶系は、ブレンド
を構成している個々のポリマーのTgを示す。本発明の
ブレンドの相溶性を確かめるため、表2に記載した材料
を実施例1に記載した同じ塗布及び乾燥条件下でポリエ
チレン樹脂塗被紙支持体上に塗布し、支持体から剥離
し、その後示差走査熱量計(Perkin−Elmer
モデルDSC−1)により分析した。得られたガラス転
移データを以下の表2に示す。
【0036】 表2 材料 Tg(℃) E−1 124 C−1 67及び151 KL3−1013 60〜80* R−1 69 Makrolon 5700 157 *上記値間で一つの幅広い転移を示した。
【0037】実施例3 TiO2 着色ポリエチレンを両面に塗被した紙支持体を
支持体として使用し、色素受容素子を作製した。この支
持体の片面に、以下の裏コーティングを適用した: Colloids 7190−25(Colloids
Industry)ポリビニルアルコール(0.06
8g/m2 );Ludox AM(DuPont)コロ
イドシリカ(0.65g/m2 );ポリスチレンビーズ
(平均径12μm)(0.22g/m2 );Polyo
x WSRN−10(Union Carbide)
〔MW100,000のポリ(酸化エチレン)〕(0.
067g/m2 );Triton X200E(Roh
m&Haas)(スルホン化芳香族−脂肪族界面活性
剤)(0.019g/m2 );Daxad 30(W.
R.Grace&Co.)(ポリメタクリル酸ナトリウ
ム)(0.019g/m2
【0038】支持体の反対側にコロナ放電処理を施した
後、次のように塗被した。用いた下塗物質は、元の物質
を3Aアルコールと1%水で希釈して調製したDOW
Z6020(Dow Chemical社のシランカッ
プリング剤)とした。このコーティング溶液を、上記の
支持体へ、0.11g/m2 の被覆量で塗被した。この
下塗層の上へ、KL3−1013(1.62g/m2
及びMakrolon5700(1.62g/m2
(ポリカーボネートブレンドE−1)と、ジブチルフタ
レート(0.32g/m2 )と、ジフェニルフタレート
(0.32g/m2 )と、Fluorad FC−43
1(3M社より市販されているペルフルオロスルホンア
ミド界面活性剤)(0.11g/m2 )とを含む色素受
容層を、塩化メチレン及びトリクロロエチレンの溶剤混
合物から塗被した。最後に、ビスフェノール−A(50
モル%)と、ジエチレングリコール(49モル%)と、
MW2,500のポリジメチルシロキサンブロック単位
(1モル%)とからなるポリカーボネートランダムター
ポリマー(0.22g/m2 )と、FluoradFC
−431(3M社)(0.012g/m2 )と、Dow
Corning510シリコーン流体(ジメチルシロ
キサンとメチルフェニルシロキサンとの混合物)(0.
005g/m2 )とを含む受容体オーバーコートを、塩
化メチレン及びトリクロロエチレンの溶剤混合物から塗
被した。
【0039】また、ブレンドE−1の代わりに実施例1
に記載したポリカーボネートブレンドE−2及びC−1
を使用した受容素子も作製した。その後、得られた多層
色素受容体素子に、色素源の色素供与体及び熱源の感熱
印刷ヘッドを使用して、感熱色素転写印刷を施した。
【0040】シアン、マゼンタ及びイエロー色素の逐次
領域を有する色素供与体素子を、厚さ6μmのポリ(エ
チレンテレフタレート)支持体上に以下の層を記載順に
塗布することによって作製した: (1)n−プロピルアセテート及び1−ブタノールの溶
剤混合物から塗布した、Tyzor TBT(チタンテ
トラ−n−ブトキシド)(DuPont社)(0.12
g/m2 )の下塗層、並びに (2)トルエン、メタノール及びシクロペンタノンの溶
剤混合物から塗布した、酢酸プロピオン酸セルロースバ
インダー(2.5%アセチル、45%プロピオニル)
(0.30〜0.40g/m2 )中に、下記のシアン色
素1(0.37g/m2 )とシアン色素2(0.11g
/m2 )との混合物、下記のマゼンタ色素1(0.14
g/m2 )とマゼンタ色素2(0.15g/m2 )との
混合物、または下記のイエロー色素1(0.26g/m
2 )、及びS−363N1(ポリエチレン、ポリプロピ
レン及び酸化ポリエチレン粒子の超微粉配合物)(Sh
amrock Technologies社)(0.0
2g/m2 )を含有する色素層。
【0041】該支持体の反対側には以下の層を塗布し
た: (1)n−プロピルアセテート及び1−ブタノールの溶
剤混合物から塗布した、Tyzor TBT(0.12
g/m2 )の下塗層、(2)トルエン、メタノール及び
シクロペンタノンの溶剤混合物から塗布した、酢酸プロ
ピオン酸セルロース(2.5%アセチル、45%プロピ
オニル)(0.11g/m2 )の接着層、並びに(3)
トルエン、メタノール及びシクロペンタノンの溶剤混合
物から塗布した、酢酸プロピオン酸セルロース(2.5
%アセチル、45%プロピオニル)(0.532g/m
2 )、PS−513(アミノプロピルジメチル末端化ポ
リジメチルシロキサン)(Huls America
社)(0.011g/m2 )、p−トルエンスルホン酸
(5%メタノール溶液)(0.0003g/m2 )及び
カンデリラ蝋粒子(Strahl and Pitsc
h)(0.021g/m2 )からなるスリップ層。
【0042】シアン色素1:
【化4】 シアン色素2:
【化5】 マゼンタ色素1:
【化6】 マゼンタ色素2:
【化7】 イエロー色素1:
【化8】
【0043】色素供与体素子の色素側(面積約10cm
×13cm)を、同じ面積の色素受容体素子のポリマー
受容層側と接触させて配置した。その集成体をステッピ
ングモーター駆動式の直径53mmのゴムローラーの上
部に締結し、そしてTDK社製感熱ヘッドL−231
を、集成体の色素供与体素子側に23ニュートン(2.
3kg)の力で押し当て、それをゴムローラーに対して
押しつけた。
【0044】画像化電子装置を作動させ、そして集成体
を印刷ヘッドとローラーとの間を26.2mm/秒の速
度で引き抜いた。同時に、感熱プリントヘッド内の抵抗
素子に、8.2ミリ秒/ドットの線印刷時間の際に12
8μ秒の間隔で29μ/パルスの所定のパターンのパル
スを与えて画像を描きだした。パルス/ドットの数を0
から63まで増加させることによって、段階化した濃度
画像を発生させた。プリントヘッドへ供給する電圧は約
12.7ボルトとし、0.313ワット/ドットの瞬間
ピーク電力と、2.5ミリジュール/ドットの最大全エ
ネルギーとを得た。印刷ヘッドの温度は、印刷の間30
℃に維持した。
【0045】段階化した個々のシアン、マゼンタ及びイ
エロー画像は、3種類の色素供与体パッチから印刷する
ことによって得た。適切に位置合わせした場合には、全
色画像が形成された。段階化濃度画像のステータスAの
赤、緑及び青の反射濃度を読み取り記録した。
【0046】次いで、画像化した受容体の保存安定性
を、該受容体を50℃、相対湿度50%の暗所に7日間
保存することによって試験した。その後、1.0に最も
近い初期光学濃度を示した各色素画像のステップについ
て、ステータスAの赤、緑及び青の反射濃度を保存前後
で比較し、そして濃度損失%を算出した。受容体の色素
結晶化の兆候についても視覚的に検査した。その結果を
以下の表3に示す。
【0047】 表3 材料* 濃度損失パーセント(%) 観測されたシアン色素の結晶化 シアン マゼンタ イエロー C−1 19 2 3 全体的に結晶化 E−1 2 1 1 痕跡程度の結晶化 E−2 3 1 2 結晶化無し *記載した添加物を含む
【0048】上記の結果は、本発明の相溶性ポリマーブ
レンドを使用した場合の、色素退色性及び結晶化に関す
る優れた色素安定性を示唆している。
【0049】実施例4 指紋試験は、ポリエチレン塗被紙素材から切り取った1
cm2 の正方形を介してVeriderm油(Upjo
hn社の製品936Fu、無香料)を被覆した親指の指
紋を、1.0濃度(ステータスA)中性パッチ(実施例
3に記載した受容体上に印刷したシアン、マゼンタ及び
イエロー供与体パッチからの重畳画像によって得たも
の)の上に適用することによって実施した。次いで、こ
れらの指紋の付いた中性パッチを、50℃、RH50%
で1週間保存した。その後、ステータスAの赤、緑及び
青反射濃度を保存前後で比較し、その濃度損失パーセン
トを算出した。これらの結果を表4に示す。
【0050】 表4 濃度損失パーセント(%) ブレンド * シアン マゼンタ イエロー C−1 28.71 18.28 20.00 E−1(60:40)** 7.37 8.24 3.53 E−2 15.53 10.00 9.2 E−2(55:45)** 8.49 5.26 4.35 E−2(60:40)** 10.58 7.78 2.25 * 実施例3に記載した添加物を含む **重量比の最初の数字はKL3−1013をさす
【0051】本発明による相溶性ポリカーボネートブレ
ンドを含む受容体(丸括弧内に示したE−1及びE−2
のパーセント組成における変種を含む)は、対照用のC
−1と比較して色素濃度損失量が相当に低減されている
ことを示した。
【0052】実施例5 実施例3に記載したように得た画像形成済受容体の画像
側と、画像形成されていない受容体材料の裏側とを直接
接触させて配置することによって、色素再転写試験を実
施した。この集成体を、1kgのアルミニウムブロック
下のヒートシールバッグの中に入れて、50℃及び相対
湿度50%において7日間保存した。再転写試験の前後
で、画像色素、すなわちシアン、マゼンタ及びイエロー
の光学濃度をそのDmax (約2.5)において測定し
た。表5は、画像形成されていない受容体の裏側への再
転写に起因する濃度損失を、各色素についてそのDmax
において示す。
【0053】 表5 濃度損失パーセント(%) ブレンド * シアン マゼンタ イエロー C−1 19 14 28 E−2 7 10 25 * 上記の添加物を含む
【0054】本発明による相溶性ポリカーボネートブレ
ンドを含む受容体は、対照用のC−1と比較して、再転
写による色素濃度損失量が相当に低減されていることを
示した。
【0055】
【発明の効果】本発明による特定のポリマー物質ブレン
ドを色素受容層に使用すると、色素吸収性及び画像色素
安定性が優れており、曇りを本質的に示さず、また耐指
紋性及び耐再転写性が改善された受容素子が得られる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 チェリル リン ワーナー アメリカ合衆国,ニューヨーク 14420, ブロックポート,ビードル ロード 685 (56)参考文献 特開 平4−319488(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 色素画像受容層を片面に担持する支持体
    を含んで成る感熱色素転写用色素受容素子において、該
    色素画像受容層は、未変性ビスフェノール−Aポリカー
    ボネートとポリエーテル変性ポリカーボネートとの相溶
    性ブレンドを含み、該ポリエーテル変性ポリカーボネー
    トは、ポリエーテルブロック単位とビスフェノール−A
    ポリカーボネートブロック単位とのブロックコポリマー
    である、前記感熱色素転写用色素受容素子。
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