JP2619091B2 - デジタルカラービデオデータを圧縮および伸張させるための装置および方法 - Google Patents

デジタルカラービデオデータを圧縮および伸張させるための装置および方法

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JP2619091B2 JP1504986A JP50498689A JP2619091B2 JP 2619091 B2 JP2619091 B2 JP 2619091B2 JP 1504986 A JP1504986 A JP 1504986A JP 50498689 A JP50498689 A JP 50498689A JP 2619091 B2 JP2619091 B2 JP 2619091B2
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    • H04N19/93Run-length coding

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は情報信号処理の技術分野に関するものであ
り、特に、情報のエンコード地からそのデコード地に向
けて伝送される情報量を低減することを目的として、ビ
デオ信号などのタイム・シーケンシャル情報信号の処理
を取り扱う技術分野に関するものである。本発明は、特
に、電話回線をを介してのカラービデオデータ通信に使
用されるものである。
背景技術 デジタルテレビジョン信号をエンコードするために
は、通常は、ほぼ200Mビット/秒の伝送速度が必要であ
る。近年におけるコーディング装置の発達により、伝送
速度は2Mビット/秒よりも低くくても可能となってい
る。従来のハイブリッド・ディスクリート・コサイン・
トランスフォーム(DCT)係数によるビデオ画像フレー
ムのブロック指向解析および処理を利用したコーディン
グ装置によれば、64Kビット/秒および384Kビット/秒
の範囲の速度で伝送が可能である。このような装置はGe
rkenおよびSchillerによる「A Low Bit−Rate Image Se
quence Coder Combining A Progressive DPCM On Inter
leaved Rasters With A Hybrid DCT Technique」(IEEE
Journal on Selected Areas in Communications,Vol.S
AC−5,No.7,1987年8月)に記載されている。このよう
なDCT処理法に対して最適コーディング手法を適用する
ことによって、ビデオデータの伝送を1画素当たり1な
いし2ビットの割合で行うことが可能となり、このこと
は、ChenおよびSmithによる「Adaptive Coding of Mono
chrome and Color Images」(IEEE Transactions on Co
mmunications,Vol.COM−25,No.11,1977年11月19日)に
記載されている通りである。しかし、情報がこのように
低い速度で送られると、観る者にとって許容可能なリア
ルタイム映像を形成するのに充分な個数のフレームを1
秒毎に再現する能力が極めて低下してしまう。高性能の
電話回線としては、最大1.544Mビット/秒の伝送速度の
ものを利用することができるが、このような回線はデデ
ィケート使用料が非常に高く、スケジュール使用料もか
なり高くつく。低性能の電話回線を利用することもでき
るが、このような回線の伝送速度は、最大56Kビット/
秒および64Kビット/秒である。比較的高価なビデオ・
デジタル/コーディング装置を購入することができ、こ
のような装置では、ビデオ信号を56,000ビット/秒の速
度で伝送するので、このような装置は、高性能の1.544M
ビット/秒の電話回線と組み合わせて利用して、フレー
ミング速度を1フレーム/秒よりも充分に高くできるよ
うにすることが必要である。現在の電話回線の伝送速度
の上限は、ようやく18,000ビット/秒にまで近づいてお
り、このため、通常の電話回線を介してのビデオ画像の
リアルタイム・シーケンシング伝送は、従来においては
実現できないものと考えられている。
デジタル・ビデオ信号において、伝送される情報の冗
長度を低減するための各種の方法が試みられている。こ
れらのうちの1つの方法は、低速走査カメラを使用する
方法であり、別の方法は、各フレーム毎にn番目の走査
ラインを伝送する方法である。これら以外の方法として
は、画像フレームを一群のセグメントあるいはブロッ
ク、典型的には、3×3あるいは4×4の画素に分割
し、各ブロックの内容を解析することによって、重要と
判断される画像フレームの部分あるいは大幅に変化した
画像フレームの部分のみを伝送するようにする方法があ
る。しかし、これらの方法では、ビデオ画像の解像度も
低下させてしまうことになる。
伝送時間を短くするための別の方法として、伝送され
る画像の解像度を低下させることのない方法があり、こ
れはランレングス・エンコーティングである。このラン
レングス・エンコーディングにおいては、画像フレーム
の走査ラインがエンコードされて、一連の画素のカラー
値およびこの値あるいはこの値の範囲内の画素のシーケ
ンス長とされる。このような値は、ビデオ信号の振幅値
であり、あるいは輝度、クロミナンスなどと言ったビデ
オ信号の他の特性値である。ビデオ信号の振幅のランレ
ングス・コーディングを利用した方法の例は、米国特許
第3,609,224号(Mounts)である。この特許に開示の装
置においては、フレームメモリによっても、フレーム間
の差が判別され、一つのフレームからその次のフレーム
までの差のみが伝送される。ビデオ信号を圧縮ランレン
グス値として伝送する方法例としては、周波数値の統計
学的コーディングを利用して、データを表わすために必
要なビット数を減少させるようにした方法があり、この
ような方法は米国特許第4,420,771号(Pirsch)に開示
されている。
理想的には、通常の電話回線を利用して、カラービデ
オデータの通信を可能とするためには、カラービデオ情
報を圧縮して、最大15フレーム/秒の速度で画像フレー
ムをリアルタイムで系列化できるようにし、また、ビッ
ト速度が11,500ビット/秒の低い速度となるようにする
ことが望ましい。このようなビデオデータ圧縮装置によ
れば、現在利用できる装置よりも効率良くしかも低価格
で、高性能の電話回線を利用した装置と等価なデータ伝
送速度を実現することができるので好ましい。
発明の開示 本発明によれば、ビデオ通信システムにおけるデジタ
ルカラービデオデータを圧縮するための方法および装置
が提供される。この方法および装置においては、デジタ
ル化されたカラービデオ信号から、複数のビデオ画像フ
レームが、ランレングスおよび3つのデジタルカラー要
素として伝送される。輝度関数を使用して画像の画素の
走査ランイ内の画素における輝度の差が判別され、走査
ライン内において連続した関係となっているランレンス
グが判別される。次に、走査ライン内の画素は、デジタ
ル的に減少されたカラー値の一連のランレングスとして
コード化される。次に、前の画像フレームから現在の画
像フレームへのカラー値のランレングスの変化として、
後続の画像がエンコードされる。
本発明によれば、ビデオ通信システムにおけるカラー
・ビデオ・データを伸張(decompress)させるための方
法および装置が提供される。上記のビデオ通信システム
は、一つの画像フレームから次の画像フレームまでのラ
ンレングスにおける画素コード化変化およびデジタル的
に圧縮されたカラー要素データを表している複数のデジ
タル化信号を受け取る。本発明の装置は、3種類の対応
するデジタルカラー要素の組合せを表すデジタル的に圧
縮されたカラー要素コードのルックアップテーブルを含
んでいる。これらのデジタル的に圧縮されたカラーコー
ドはルックアップテーブルを用いてデコードされ、これ
によって、各ランレングス用の3種類のデジタルカラー
要素テーブルが形成され、次に、これらのランレングス
および対応するカラー要素が、バッファメモリ内に一列
に格納される。これらの格納されたデータが、ビデオ画
像フレームにおける走査ラインのランレングスとカラー
要素データを表すことになる。ランレングスおよびカラ
ー要素データは描画エンジンを介してディスプレーに対
して動的にマッピングされる。
簡単に説明すると、デジタルカラービデオデータを圧
縮する方法は、3種類のデジタル・カラー要素と1つの
ランレングス要素を含んでいるデジタル化カラービデオ
信号を利用している。このデジタルカラー信号に基づ
き、各画素の輝度関数を決定する方法は次の工程を含ん
でいる。すなわち、相互に一定の距離だけ離れた画素間
における輝度関数の相違に基づき、少なくとも1個の識
別パラメータを決定する工程と、少なくともこの1個の
識別パラメータを、少なくとも1個のこれに対応するし
きい値と比較して、連続した関係となっている画素のラ
ンレングスを判別する工程とを有している。ここに、ラ
ンレングスは、第1のデジタルワードサイズであり、3
種類のデジタルカラー要素は、それぞれ第2、第3およ
び第4のワードサイズである。また、画像フレーム内の
全てのデジタルカラー要素をルックアップテーブルを参
照して、第2、第3および第4のデジタルワードサイズ
の合計よりも小さな第5のデジタルワードサイズからな
る視覚的に最も有意性の高いカラー組合せを示す圧縮カ
ラーコードとしてエンコードする工程を含んでいる。さ
らには、画像フレームの少なくとも一部分を表している
複数のランレングスおよびデジタル的に圧縮されたカラ
ー・コードをエンコードする工程を含んでいる。さらに
また、前記の現在の画像フレームにおけるランレングス
およびデジタル的に圧縮されたカラーコードを、前回の
画像フレームにおけるこれらのものと比較して、この前
回の画像フレームから現在の画像フレームへの変化を判
別する工程を含んでいる。さらには、画像フレームの少
なくとも一部分における前回の画像フレームから現在の
画像フレームまでのこのような変化をエンコードする工
程を含んでおり、これによって、一旦、初期の画像フレ
ームがエンコードされると、後続する画像フレームにお
けるこのような変化のみがエンコードされるようになっ
ている。
デジタルカラービデオデータを圧縮するための本発明
の装置は、多数のビデオ画像フレームを伝送するための
ビデオ通信システムにおいて利用される。この通信シス
テムは、デジタル化したカラービデオ信号を利用してお
り、この信号は、3種類のデジタル・カラー要素と1つ
のランレングス部分とから構成されている。このデータ
圧縮装置は、基本的には、デジタルカラー信号に基づき
各画素の輝度関数を決定する手段と、一定の距離だけ離
れた画素間における上記の輝度関数の差異に基づいて少
なくとも1個の識別パラメータを決定する手段と、この
少なくとも1個の識別パラメータをこれに対応する1個
あるいはそれ以上のしきい値と比較して、連続した関係
にある画素のランレンスグを決定する手段とを有してお
り、ランレングスは、第1のデジタルワードサイズを有
し、3種類のカラー要素は第2、第3および第4のデジ
タルワードサイズをそれぞれ有している。また、データ
圧縮装置は、ワード・サイズが第2、第3および第4の
デジタル・ワード・サイズの合計よりも小さな第5のデ
ジタル・ワード・サイズを有している視覚上最も重要な
カラー要素のデジタル的に圧縮されたカラーコード・ル
ックアップテーブルに基づいて、画像フレーム内の全て
のデジタルカラー要素をエンコードする手段と、画像フ
レームの少なくとも一部分を表しているランレングスお
よびこれらに関連するデジタル的に圧縮されたカラーコ
ードの複数組の組合せをエンコードするための手段と、
上記の現在の画像フレームにおける上記のランレングス
およびデジタル的に圧縮されたカラーコードを、前回の
画像フレームにおけるこれらのものと比較して、前回の
画像フレームから現在の画像フレームへの変化を判別す
る手段と、画像フレームの少なくとも一部分における前
回の画像フレームから現在の画像フレームまでのこのよ
うな変化をエンコードする手段を有しており、これによ
って、初期の画像フレームが一旦エンコードされた後
は、後続する画像フレームにおけるこのような変化のみ
がエンコードされるようになっている。
データ圧縮を行う本発明の方法および装置における好
適な実施例においては、デジタルカラー要素はRGBであ
り、カラー要素のワードサイズは相互に等しくなってい
る。好適な実施例においは、画素間における輝度の差異
の変化率が測定され、これが、予め設定された最適しき
い値と比較される。デジタルカラー要素のデジタルワー
ドサイズは、各要素毎に初期においては6ビットであ
り、輝度関数は、この6ビットのデジタルカラー値に基
づいく精度で決定される。次に、デジタルカラー要素の
ワードサイズがそれぞれ4ビットの縮小され、ランレン
グスおよびカラー要素がコード化されて、16ビットのデ
ジタルサイズからなるランレングスおよびカラー情報が
組み合わされたビット・ストリームとなる。この後に、
隣接したランレングスが予め設定された量よりも少なく
変動するカラー要素を有している各走査ラインにおける
これらのランレングスが、ランレングスの元のデジタル
ワードサイズよりも多いデジタルワードサイズに連結さ
れることが好ましい。ランレングス圧縮カラー・コード
の組合せにおけるランレングス部分および圧縮されたカ
ラー要素コード部分のうちの何れか一方あるいはそれら
の双方を、一方あるいは双方の部分の値の発生頻度を測
定することによって、統計学的にエンコードすることが
好ましい。異なった複数のコードテーブルが作成され
る。一つの部分において最も頻繁に発生する値が、第1
のコードテーブル内において、1ビットサイズのデジタ
ル・ワードによって統計学的にエンコードされる。この
次に発生頻度の高い3つの値が選択され、2ビットのデ
ジタルサイズ・ワードによって、第2のコードテーブル
内にエンコードされる。そして、これら以外の全ての値
が同様にして、2ビット以上のデジタル・ワード・サイ
ズによって、少なくとも1つ以上のコードデーブル内に
エンコードされる。変化を示すテーブルのエンコーディ
ングにおいては、ランイ間の差、フレーム間の差をエン
コードし、フレーム間のランレングスおよび圧縮カラー
データのシーケンスにおける顕著なエッジの移動を判別
およびエンコードするための手段が配置される。
簡単に説明すると、本発明における方法は、ビデオ通
信システムにおけるデジタルカラービデオデータを伸張
するためのものであり、上記のビデオ通信システムは、
前回の画像から現在の画像フレームへの複数のランレン
グスおよびデジタル的に圧縮されたカラー要素コードの
変化を表している複数のデジタル化信号を受信するもの
である。また、このシステムは、3種類の対応するデジ
タルカラー要素におけるデジタル的に圧縮されたカラー
要素コードのルックアップテーブルを有しており、ラン
レングスと圧縮されたカラーコードの組合せは、第1の
デジタルワードサイズを有しており、圧縮されたカラー
要素コードは、第2のデジタルワードサイズを有してい
る。本発明の方法は、前回の画像フレームから現在の画
像フレームへの、伸張およびデコード化されるランレン
ぐスおよび圧縮されたカラー要素コードの変化を受け取
る工程と、ルックアップテーブルに基づいて、デジタル
的に圧縮されたカラー要素コードをデコードして、各ラ
ンレングスに対応する3種類のデジタルカラー要素のテ
ーブルを作成する工程と、ビデオ画像フレームにおける
走査ラインを表しているバッファメモリ内のランレング
スおよびカラー要素データの列に対して、ランレングス
およびこれに対応するカラー要素を格納する工程と、ラ
ンレングス内の画素を、その開始画素からその終了画素
までに渡って、マッピングされる各走査ラインの端部に
マッピングすることによって、画像フレームの各画素に
おける画像の走査ラインのランレングスおよびそれに付
随したカラー要素から画像フレーム用の3種類のカラー
要素データからなるカラービデオ表示信号を生成する工
程を含んでいる。
本発明における装置は、ビデオ通信システムにおける
デジタルカラービデオデータを伸張するためのものであ
り、上記のビデオ通信システムは、前回の画像から現在
の画像フレームへの複数のランレングスおよびデジタル
的に圧縮されたカラー要素コードの変化を表しているデ
ジタル化信号を受信するものである。また、このシステ
ムは、3種類の対応するデジタルカラー要素におけるデ
ジタル的に圧縮されたカラー要素コードのルックアップ
テーブルを有しており、ランレングスと圧縮されたカラ
ーコードの組合せは、第1のデジタルワードサイズを有
しており、圧縮されたカラー要素コードは、第2のデジ
タルワードサイズを有している。本発明の装置は、前回
の画像フレームから現在の画像フレームへの、伸張およ
びデコード化されるランレングスおよび圧縮されたカラ
ー要素コードの変化を受け取る手段と、各ランレングス
用の3種類のデジタルカラー要素のルックアップテーブ
ルに基づいて、デジタル的に圧縮されたカラー要素コー
ドをデコードする手段と、ビデオ画像フレームにおける
走査ラインを表しているバッファメモリ内のランレング
スおよびカラー要素データの列に対して、ランレングス
およびこれに対応するカラー要素を格納する手段と、ラ
ンレングス内の画素を、その開始画素からその終了画素
までに渡って、マッピングされる各走査ラインの端部に
マッピングすることによって、画像フレームの各画素に
おける画像の走査ラインのランレングスおよびそれに付
随したカラー要素から画像フレーム用の3種類のカラー
要素データからなるカラービデオ表示信号を生成する手
段とを有している。
本発明のデジタルカラービデオデータを伸張するため
の装置および方法における好適な実施例においては、画
像フレームの走査ライン用の3つのカラー要素における
ランレングス部分は、表示バッファメモリ手段内に格納
される。このメモリにより、画像フレームの各画素用の
デジタルカラー要素の圧縮されたコーディングが表示さ
れる。ランレングスおよびカラー要素内に表示された画
素は、表示バッファメモリ内の圧縮データから画素発生
器に向けて、ランレングスの開始画素からランレングス
の終了画素まで、マップされる画像フレームにおける各
走査ラインの端部分にマッピングされる。好適な実施例
においは、コード化されたデジタル化信号のカラー部分
は、それぞれ6ビットのワーどサイズを有する3つのデ
ジタルカラー要素に変換される。最も好ましい実施例に
おいては、ランレングスおよびそれに付随したカラー部
分は、第1のバッファメモリ内に画像フレームが形成さ
れ終わるまで、交互にこの第1のバッファーメモリ内に
格納され、画素発生器が切り換えられて、その画像を表
示し、次の画像フレームのランレングスおよびこれに付
随したカラー要素が、第2のバッファメモリ内に画像フ
レームが形成され終わるまで、この第2のバッファメモ
リ内に格納され、さらに、後続の画像フレームに対して
も、このような第1および第2のバッファメモリへの格
納動作が繰替えされる。デジタル化信号のランレングス
部分が連結される場合には、本発明の方法および装置
は、ランレングスおよびカラー要素の情報の格納動作が
行われる前に、連結されたランレングスおよびデジタル
カラー要素の組合せを分割する工程あるいは機能部分を
含んでいる。バッファーメモリの一方の側に格納された
画像データポイントのぞれぞれは、描画エンジンによっ
て読み出されて変換されて、表示フォーマットによる滑
らかに変化するカラー群とされ、第2のバッファが一杯
になるまで、ビデオ表示に同期して、繰り返し画像が発
生される。次に、描画エンジンは、第1のバッファの側
に切り換えて、次の画像を描き、この動作の間に、第1
のバッファに連続して次の画像が再ロードされる。
さらに、本発明は、複数のビデオ画像フレームを伝送
するビデオ通信システムにおけるデジタルカラービデオ
データを圧縮および伸張するための方法を含んでいる。
この方法は基本的には、各画素についての輝度関数を決
定する工程と、予め設定した距離だけ離れた画素間にお
ける前記輝度関数の差異に基づき、少なくとも1個の識
別パラメータを決定する工程と、少なくとも1個の識別
パラメータに基づき、連続した関係にある画素のランレ
ングスを決定する工程とを有している。ここに、ランレ
ングスは第1のデジタルワードサイズとなっており、ま
た、3つのデジタルカラー要素はそれぞれ第2、第3お
よび第4のデジタルカラー要素となっている。また、上
記の方法は、第2、第3および第4のデジタルワードサ
イズよりも小さな第5のデジタルワードサイズを有する
視覚的に最も有意性の高いカラー組合せであるデジタル
的に圧縮されたカラーコードのルックアップテーブルを
参照して、画像フレーム内の全てのデジタルカラー要素
をエンコードする工程と、画像フレームの少なくとも一
部分を表示している前記ランレングスおよびデジタル的
に圧縮されたカラーコードの複数組の組合せをエンコー
ドする工程と、前記現在の画像フレームにおける前記ラ
ンレングスおよびデジタル的に圧縮されたカラーコード
を、前回の画像フレームにおけるこれらと比較して、前
回の画像フレームから現在の画像フレームへの変化を判
別する工程と、前回の画像フレームから現在の画像フレ
ームへの変化をエンコードする工程と、ランレングスお
よび圧縮されたカラーコードにおけるコード化された変
化を伝送する工程と、このように伝送されたランレング
スおよび圧縮されたカラーコードにおけるエンコードさ
れた変化を、伸張されるために受け取る工程と、ルック
アップテーブルに基づいて、デジタルてきに圧縮された
カラー要素コードをデコードして、ランレングスにおけ
る3つのデジタルカラー要素のテーブルを作成する工程
と、バッファメモリ内においてビデオ画像フレームの走
査ラインを表しているランレングスおよびカラー要素デ
ータの列の中に、カラー要素に対応するランレングスの
少なくとも一部分を格納する工程と、ランレングスおよ
びカラー要素内に表示された画素は、表示バッファメモ
リ内の圧縮データから画素発生器に向けて、ランレング
スの開始画素からランレングスの終了画素まで、マップ
される画像フレームにおける各走査ラインの端部分にマ
ッピンクすることによって、画像フレームの各画素にお
ける画像フレームの走査ラインに対するランレングスお
よびそれに付随するカラー要素から3つのカラー要素デ
ータを表示するカラービデオ信号を発生する工程とを含
んでいる。
本発明の別の実施形態はビデオ通信システムにおいて
カラービデオデータを圧縮および伸張するための装置に
関するものである。ここにビデオ通信システムは、複数
のビデオ画像フレーム受け取ると共に、デジタル化され
た3つのデジタルカラー要素を利用するものであり、各
画像フレームは、複数個の画素から構成される複数本の
走査ラインから構成されている。本装置は、各画素につ
いての輝度関数を決定する手段と、予め設定した距離だ
け離れた画素間における前記輝度関数の差異に基づき、
少なくとも1個の識別パラメータを決定する手段と、識
別パラメータの少なくとも一つを、対応している変更可
能なしきい値と比較して、連続した関係にある画素のラ
ンレングスを決定する手段を有している。ここに、ラン
レングスは第1のデジタルワードサイズとなっており、
また、3つのデジタルカラー要素はそれぞれ第2、第3
および第4のデジタルカラー要素となっている。また、
上記の装置は、第2、第3および第4のデジタルワード
サイズよりも小さな第5のデジタルワードサイズを有す
る視覚的に最も有意性の高いカラー組合せであるデジタ
ル的に圧縮されたカラーコードのルックアップテーブル
を参照して、画像フレーム内の全てのデジタルカラー要
素をエンコードする手段と、画像フレームの少なくとも
一部分を表示している前記ランレングスおよびデジタル
的に圧縮されたカラーコードの複数組の組合せをエンコ
ードする手段と、前記現在の画像フレームにおける前記
ランレングスおよびデジタル的に圧縮されたカラーコー
ドを、前回の画像フレームにおけるこれらと比較して、
前回の画像フレームから現在の画像フレームへの変化を
判別する手段と、前回の画像フレームから現在の画像フ
レームへの変化をエンコードする手段と、ランレングス
および圧縮されたカラーコードにおけるコード化された
変化を伝送する手段と、このように伝送されたランレン
グスおよび圧縮されたカラーコードにおけるエンコード
された変化を、伸張させるために受け取る手段と、ルッ
クアップテーブルに基づいて、デジタル的に圧縮された
カラー要素コードをデコードして、ランレングスにおけ
る3つのデジタルカラー要素のテーブルを作成する手段
と、バッファメモリ内においてビデオ画像フレームの走
査ラインを表しているランレングスおよびカラー要素デ
ータの列の中に、カラー要素に対応するランレングスの
少なくとも一部分を格納する手段と、画素単位で、ラン
レングスおよびこれに付随しているカラー要素データを
表示しているカラービデオ表示信号を発生する手段とを
有している。
本発明のその他の構成および利点は、本発明の一例を
示す以下の詳細な説明および添付図面から理解すること
ができる。
図面の簡単な説明 第1図は、ビデオ通信システムにおけるカラービデオ
データを圧縮するための装置および方法を示す概略図で
ある。
第2図はビデオ画像における1本の走査ラインにおけ
る輝度を示すプロット図である。
第3図はビデオ走査ラインにおけるランレングスを示
す図である。
第4図はビデオ走査ラインのスロープ識別点付近にお
けるランレングスの遷移を示す図である。
第5図は表示用の再生ビデオ走査ラインを示す図であ
る。
第6図は、ラン間の遷移に伴って、どのようにランレ
ングスデータが変換されるのかを示す図である。
第7図はビデオ通信システムにおけるカラービデオデ
ータを伸張するための装置および方法を示す概略図であ
る。
第8図は、プロセッサ補助システムを備えた、ビデオ
通信システムにおけるカラービデオデータを圧縮するた
めの装置および方法を示す図である。
第9図はI/Oコントロール部、処理部および入力生成
エンジン、再生エンジンの部分の詳細図である。
第10図はランレングスおよびカラー要素のデジタルワ
ードサイズの圧縮を示す流れ図である。
第11図は、カラービデオデータの別の信号処理を示す
フローチャートである。
第12図は、プロセッサ補助システムを備えた構成を有
する、ビデオ通信システムにおけるカラービデオデータ
を伸張させるための装置および方法を示す図である。
第13図は第11図に追加されたデータ圧縮処理のデコー
ドを示す流れ図である。
第14図は第10図のランレングスおよびカラー要素の処
理済みデジタルワードの伸張を示す流れ図である。
第15図は三次元カラーキューブを示す図である。
発明を実施するための最良の形態 図面に示されているように、本発明は、多数のビデオ
画像フレーム用のカラービデオ信号を生成するための手
段を備えたビデオ通信システムにおけるデジタルカラー
ビデオデータを圧縮するための方法および装置として具
体化されている。各画像フレームは、多数本の走査ライ
ンから構成され、これらの走査ラインは、多数の画素か
ら構成されている。各画素に対しては、輝度関数が決定
される。この関数の設定は、画像フレームの走査ライン
における画素の少なくとも本質的な部分に対する3つの
デジタルカラー要素信号のうちの少なくとも1つのもの
に基づいて行われる。また、1個あるいはそれ以上の個
数の識別パラメータが、走査ライン上における予め設定
した距離だけ他の画素から離れた画素間における輝度関
数の差異に基づき、画像フレームの走査ラインにおける
画素の少なくとも本質的な部分に対して決定される。各
画素に対する1個あるいはそれ以上の個数の識別パラメ
ータの変化値が決定され、これが、対応する最適しきい
値と比較され、これによって、走査ライン内のいずれの
画素が、画素間における輝度関数の大幅な変化部分であ
るのかが決定され、これによって、連続する関係にある
画素のランレングスが決定される。
デジタル化カラービデオ信号は、3つのデジタルカラ
ー要素と1つのランレングス部分から構成されるものと
して生成され、ランレングスは第1のデジタルワードサ
イズを有し、3つのデジタルカラー要素は、それぞれ第
2、第3および第4のデジタルカラー要素を有してい
る。画像フレームの少なくとも一部分におけるカラー要
素における最も発生頻度の高い組合せに対するヒストグ
ラムが予め設定された個数だけ生成される。画像フレー
ムにおけるデジタルカラー要素の全てが、第2、第3お
よび第4のデジタルワードサイズの合計よりも小さな第
5のデジタルワードサイズを有するデジタル的に圧縮さ
れたカラーコードのルックアップテーブルにエンコード
される。そして、複数個のランレングスがデジタル的に
圧縮されたカラーコードと共にエンコードされる。この
ように限られた数のコードによってカラーを表示するこ
とによって、カラーデータを表示するために必要とされ
るビットサイズを大幅に縮小することが可能となる。ま
た、ランレングスを使用することによって、画像の画素
を表示するために必要なデータ量も大幅に減少させるこ
とが可能となる。
図面に示すように、本発明は、ビデオ通信システムに
おけるカラービデオデータの圧縮および伸張を行うため
の方法および装置として実現することができる。このビ
デオ通信システムは、画素のランレングスおよびデジタ
ル的に圧縮されたカラー要素コードを表している多数個
のデジタル化信号と、3つの対応するデジタルカラー要
素に対するデジタル的に圧縮されたカラー要素コードの
ルックアップテーブルを利用するものである。このデジ
タル的に圧縮されたカラーコードは、このルックアップ
テーブルに基づいて、デコードされて、各ランレングス
に対する3つのデジタルカラー要素からなるテーブルの
作成が行われ、ランレングスおよび対応するカラー要素
が、バッファメモリ内においてビデオ画像フレームにお
ける走査ラインに対するランレングスおよびカラー要素
データを表している列内に格納される。ランレングスお
よびデジタルカラー信号は、画素発生器内において、ビ
デオ画像フレームの走査ライン内の画素を表す表示フォ
ーマットにマッピングされ、デジタル化された信号のカ
ラー部分が、画像内の個々の点が表わす適切なデジタル
ワードサイズの3つのデジタルカラー要素に変換され
る。
本発明によれば、ビデオ通信システムにおいてデジタ
ルカラービデオデータを圧縮するための方法が実現され
る。ビデオ通信システムは、複数のビデオ画像フレーム
に対するカラービデオ信号を発生する手段を有してお
り、各画像フレームは、複数の画素からなる複数の走査
ラインから構成されており、画像フレームにおける各画
素は、3つのデジタルカラー要素を備えている。本方法
は、3つのデジタルカラー要素の少なくとも1つに基づ
き各画素に対する輝度関数を決定する工程と、各走査ラ
イン上における1つの画素から予め設定した距離だけ離
れた画素間における輝度関数の差に基づいて、前記画像
フレームにおける走査ライン内の画素における少なくも
本質的な部分に対する少なくとも1個の識別パラメータ
を決定する工程と、識別パラメータの少なくとも1つの
対応するしきい値を比較することによって、走査ライン
内において連続する関係にある画素のランレングスに対
する開始画素および終了画素を決定する工程とを有して
いる。ここに、ランレングスは第1のデジタルワードサ
イズを有しており、3つのカラー要素は、第2、第3お
よび第4のデジタルカラー要素を有している。また、本
方法は、第2、第3および第4のデジタルワードサイズ
の合計よりも小さな第5のデジタルワードサイズを有し
ている視覚的に最も有意性の高いカラー組合せであるデ
ジタル的に圧縮されたカラーコードのルックアップテー
ブルを参照して、画像フレームにおけるデジタルカラー
要素の全てをエンコードする工程と、画像フレームのう
ちの少なくとも一部分を表示している複数組のランレン
グスおよびデジタル的に圧縮されたカラーコードの組合
せをエンコードする工程と、現在の画像フレームにおけ
るランレングスとデジタル的に圧縮されたカラーコード
を、前回の画像フレームのこれらと比較して、前回の画
像フレームから現在の画像フレームまでの変化を判別し
画像フレームの少なくとも一部分における前回の画像フ
レームから現在の画像フレームまでの変化をエンコード
する工程を含んでおり、これによって、初期の画像フレ
ームが一旦エンコードされた後は、後続の画像フレーム
のこれらの変化のみがエンコードされるようになってい
る。
本発明によれば、ビデオ通信システムにおいてデジタ
ルカラービデオデータを圧縮するための装置が実現され
る。ビデオ通信システムは、複数のビデオ画像フレーム
に対するカラービデオ信号を発生する手段を有してお
り、各画像フレームは、複数の画素からなる複数の走査
ラインから構成されており、画像フレームにおける各画
素は、3つのデジタルカラー要素を備えている。本方法
は、3つのデジタルカラー要素の少なくとも1つに基づ
き各画素に対する輝度関数を決定する手段と、各走査ラ
イン上における1つの画素から予め設定した距離だけ離
れた画素間における輝度関数の差に基づいて、前記画像
フレームにおける走査ライン内の画素における少なくも
本質的な部分に対する少なくとも1個の識別パラメータ
を決定する手段と、識別パラメータの少なくとも1つを
対応するしきい値を比較することによって、走査ライン
内において連続する関係にある画素のランレングスに対
する開始画素および終了画素を決定する手段とを有して
いる。ここに、ランレングスは第1のデジタルワードサ
イズを有しており、3つのカラー要素は、第2、第3お
よび第4のデジタルカラー要素を有している。また、本
装置は、第2、第3および第4のデジタルワードサイズ
の合計よりも小さな第5のデジタルワードサイズを有し
ている視覚的に最も有意性の高いカラー組合せであるデ
ジタル的に圧縮されたカラーコードのルックアップテー
ブルを参照して、画像フレームにおけるデジタルカラー
要素の全てをエンコードする手段と、画像フレームのう
ちの少なくとも一部分を表示している複数組のランレン
グスおよびデジタル的に圧縮されたカラーコードの組合
せをエンコードする手段と、現在の画像フレームにおけ
るランレングスとデジタル的に圧縮されたカラーコード
を、前回の画像フレームのこれらとを比較して、前回の
画像フレームから現在の画像フレームまでの変化を判別
し画像フレームの少なくとも一部分における前回の画像
フレームから現在の画像フレームまでの変化をエンコー
ドする手段を有しており、これによって、初期の画像フ
レームが一旦エンコードされた後は、後続の画像フレー
ムのこれらの変化がエンコードされるようになってい
る。
本発明によれば、ビデオ・テレコミュニケーション・
システムにおいてデジタルカラービデオデータを伸張す
るための方法が実現される。上記のシステムは、ビデオ
画像フレームにおける複数本の走査ラインのうちの少な
くとも一部分における複数組のランレングスおよびデジ
タル的に圧縮されたカラー要素コードの組合せで表され
る前回の画像フレームから現在の画像フレームまでの変
化を表す複数個のデイタル化信号を受け取る手段を有し
ており、また、3つのデジタルカラー要素に対するデジ
タル的に圧縮されたカラー要素コードのルックアップテ
ーブルを有している。ランレングスとデジタル的に圧縮
されたカラー要素コードは、第1のデジタルワードサイ
ズを有しており、圧縮されたカラー要素コードは、第2
のデジタルワードサイズを有している。本方法は、前回
の画像フレームから現在の画像フレームまでのランレン
グスおよび圧縮カラー要素コードの組合せにおける伸張
されてデコードされるべき変化を受け取る工程と、ルッ
クアップテーブルに基づいて、デジタル的に圧縮された
カラー要素コードをデコードして、各ランレングスに対
する3つのデジタルカラー要素のそれぞれのためのカラ
ー要素テーブルを作成する工程を含んでいる。ここに、
3つのデコードされたカラー要素は、第3、第4および
第5のデジタルワードサイズを有している。また、本方
法は、バッファメモリ手段内において画像フレーム内の
複数本の走査ラインを表しているランレングスおよびカ
ラー要素データの列に対して、ランレングスおよびこれ
に対応するカラー要素を格納する工程と、ランレングス
内における開始画素から終了画素までの画素を、マッッ
ピングされる各走査ラインの端部分にマッピングするこ
とによって、画像フレームの各画素における画像フレー
ムの走査ラインのランレングスおよびこれに付随するカ
ラー要素から画像フレーム用の3つのカラー要素データ
からなるカラービデオ表示信号を生成する工程を含んで
いる。
本発明によれば、ビデオ・テレコミュニケーション・
システムにおいてデジタルカラービデオデータを伸張す
るための装置が実現される。上記のシステムは、ビデオ
画像フレームにおける複数本の走査ラインのうちの少な
くとも一部分における複数組のランレングスおよびデジ
タル的に圧縮されたカラー要素コードの組合せで表され
る前回の画像フレームから現在の画像フレームまでの変
化を表す複数個のデイタル化信号を受け取る手段を有し
ており、また、3つのデジタルカラー要素に対するデジ
タル的に圧縮されたカラー要素コードのルックアップテ
ーブルを有している。ランレングスとデジタル的に圧縮
されたカラー要素コードは、第1のデジタルワードサイ
ズを有しており、圧縮されたカラー要素コードは、第2
のデジタルワードサイズを有している。本装置は、前回
の画像フレームから現在の画像フレームまでのランレン
グスおよび圧縮カラー要素コードの組合せにおける伸張
されてデコードされるべき変化を受け取る手段と、ルッ
クアップテーブルに基づいて、デジタル的に圧縮された
カラー要素コードをデコードして、各ランレングスに対
する3つのデジタルカラー要素のそれぞれのためのカラ
ー要素テーブルを作成する手段を含んでいる。ここに、
3つのデコードされたカラー要素は、第3、第4および
第5のデジタルワードサイズを有している。また、本装
置は、バッファメモリ手段内において画像フレーム内の
複数本の走査ラインを表しているランレングスおよびカ
ラー要素データの列に対して、ランレングスおよびこれ
に対応するカラー要素を格納する手段と、ランレングス
内における開始画素から終了画素までの画素を、マッッ
ピングされる各走査ラインの端部分にマッピングするこ
とによって、画像フレームの各画素における画像フレー
ムの走査ラインのランレングスおよびこれに付随するカ
ラー要素から画像フレーム用の3つのカラー要素データ
からなるカラービデオ表示信号を生成する手段を有して
いる。
本発明によれば、複数のビデオ画像フレームの発信お
よび受信を行うテレビデオ・コミュニケーション・シス
テムにおけるデジタルカラービデオデータを圧縮および
伸張するための方法が実現される。各画像フレームは、
複数個の画素からなる走査ラインを複数本含んでおり、
画像フレーム内の各画素は、3つのデジタルカラー要素
を有している。本方法は、3つのデジタルカラー要素の
うちの少なくとも一つに基づいて各画素に対する輝度関
数を決定する工程と、各走査ライン上における少なくと
も1つの画素から予め設定した距離だけ離れた画素間に
おける輝度関数の差に基づいて、前記画像フレームにお
ける走査ライン内の画素における少なくとも本質的な部
分に対する少なくとも1個の識別パラメータを決定する
工程と、識別パラメータの少なくとも1つを対応するし
きい値と比較することによって、走査ライン内において
連続する関係にある画素のランレングスに対する開始画
素および終了画素を決定する工程とを有している。ここ
に、ランレングスは第1のデジタルワードサイズを有し
ており、3つのカラー要素は、第2、第3および第4の
デジタルカラー要素を有している。また、本方法は、第
2、第3および第4のデジタルワードサイズの合計より
も小さな第5のデジタルワードサイズを有している視覚
的に最も有意性の高いカラー組合せであるデジタル的に
圧縮されたカラーコードのルックアップテーブルを参照
して、画像フレームにおけるデジタルカラー要素の全て
をエンコードする工程と、画像フレームのうちの少なく
とも一部分を表示している複数組のランレングスおよび
デジタル的に圧縮されたカラーコードの組合せをエンコ
ードする方法と、現在の画像フレームにおけるランレン
グスとデジタル的に圧縮されたカラーコードを、前回の
画像フレームのこれらとを比較して、前回の画像フレー
ムから現在の画像フレームまでの変化を判別し画像フレ
ームの少なくとも一部分における前回の画像フレームか
ら現在の画像フレームまでの変化を判別する工程と、画
像フレームの少なくとも一部分に対する前回の画像フレ
ームから現在の画像フレームまでの変化をエンコードす
る工程とを含んでおり、これによって、初期の画像フレ
ームが一旦エンコードされた後は、後続の画像フレーム
のこれらの変化がエンコードされるようになっている。
さらに、本方法は、前回の画像フレームから現在の画像
フレームまでのランレングスおよびデジタル的に圧縮さ
れたカラーコードにおけるエンコードされた変化を伝送
する工程と、前回の画像フレームから現在の画像フレー
ムまでのランレングスおよび圧縮されたカラーコードに
おける伝送されたエンコード化変化を、伸張およびデコ
ードを行うために受け取る工程と、ルックアップテーブ
ルに基づいて、デジタル的に圧縮されたカラー要素コー
ドをデコーディングして、各ランレングス用に、3つの
デジタルカラー要素のそれぞれに対するカラー要素テー
ブルを作成する工程を含んでいる。ここに、3つのデコ
ードされたカラー要素は、第6、第7および第8のデジ
タルワードサイズを有している。本方法はさらにまた、
バッファメモリ手段内において、画像フレームの複数本
の走査ラインを表しているランレングスおよびカラー要
素データの列内に、ランレングスおよびこれに対応する
カラー要素を格納する工程と、ランレングス内における
開始画素から終了画素までの画素を、マッッピングされ
る各走査ラインの端部分にマッピンクすることによっ
て、画像フレームの各画素における画像フレームの走査
ラインのランレングスおよびこれに付随するカラー要素
から画像フレーム用の3つのカラー要素データからなる
カラービデオ表示信号を生成する工程を含んでいる。
本発明によれば、複数のビデオ画像フレームの発信お
よび受信を行うテレビデオ・コミュニケーション・シス
テムにおけるデジタルカラービデオデータを圧縮および
伸張するための装置が実現される。各画像フレームは、
複数個の画素からなる走査ラインを複数本含んでおり、
画像フレーム内の各画素は、3つのデジタルカラー要素
を有している。本装置は、3つのデジタルカラー要素の
うちの少なくとも一つに基づいて各画素に対する輝度関
数を決定する手段と、各走査ライン上における少なくと
も1つの画素から予め設定した距離だけ離れた画素間に
おける輝度関数の差に基づいて、前記画像フレームにお
ける走査ライン内の画素における少なくも本質的な部分
に対する少なくとも1個の識別パラメータを決定する手
段と、識別パラメータの少なくとも1つを対応するしき
い値と比較することによって、走査ライン内において連
続する関係にある画素のランレングスに対する開始画素
および終了画素を決定する手段とを有している。ここ
に、ランレングスは第1のデジタルワードサイズを有し
ており、3つのカラー要素は、第2、第3および第4の
デジタルカラー要素を有している。また、本装置は、第
2、第3および第4のデジタルワードサイズの合計より
も小さな第5のデジタルワードサイズを有している視覚
的に最も有意性の高いカラー組合せであるデジタル的に
圧縮されたカラーコードのルックアップテーブルを参照
して、画像フレームにおけるデジタルカラー要素の全て
をエンコードする手段と、画像フレームのうちの少なく
とも一部分を表示している複数組のランレングスおよび
デジタル的に圧縮されたカラーコードの組合せをエンコ
ードする手段と、現在の画像フレームにおけるランレン
グスとデジタル的に圧縮されたカラーコードを、前回の
画像フレームのこれらとを比較して、前回の画像フレー
ムから現在の画像フレームまでの変化を判別し画像フレ
ームの少なくとも一部分における前回の画像フレームか
ら現在の画像フレームまでの変化を判別する手段と、画
像フレームの少なくとも一部分に対する前回の画像フレ
ームから現在の画像フレームまでの変化をエンコードす
る手段とを有しており、これによって、初期の画像フレ
ームが一旦エンコードされた後は、後続の画像フレーム
のこれらの変化がエンコードされるようになっている。
さらに、本装置は、前回の画像フレームから現在の画像
フレームまでのランレングスおよびデジタル的に圧縮さ
れたカラーコードにおけるエンコードされた変化を伝送
する手段と、前回の画像フレームから現在の画像フレー
ムまでのランレングスおよび圧縮されたカラーコードに
おける伝送されたエンコード化変化を、伸張およびデコ
ードを行うために受け取る手段と、ルックアップテーブ
ルに基づいて、デジタル的に圧縮されたカラー要素コー
ドをデコーディングして、各ランレングス用に、3つの
デジタルカラー要素のそれぞれに対するカラー要素テー
ブルを作成する手段を含んでいる。ここに、3つのデコ
ードされたカラー要素は、第6、第7および第8のデジ
タルワードサイズを有している。本装置はさらにまた、
バッファメモリ手段内において、画像フレームの複数本
の走査ラインを表しているランレングスおよびカラー要
素データの列内に、ランレングスおよびこれに対応する
カラー要素を格納する手段と、ランレングス内における
開始画素から終了画素までの画素を、マッッピングされ
る各走査ラインの端部分にマッピングすることによっ
て、画像フレームの各画素における画像フレームの走査
ラインのランレングスおよびこれに付随するカラー要素
から画像フレーム用の3つのカラー要素データからなる
カラービデオ表示信号を生成する手段を有している。
図に示すように、本発明の好適な実施形態において
は、ビデオ通信システムは、RGBビデオカメラを使用し
てビデオ画像を生成することが可能であり、また、アナ
ログRGB信号を、標準60フィールド/秒で生成すること
が可能である。各フィールドは、インターレース・モー
ドにおける画像の半分を表している。カメラ10によって
生成されたビデオ画像フレーム用の信号は、アナログ−
デジタル変換器12に受け取られ、ここにおいて、レッ
ド、グリーンおよびブルー(RGB)のアナログ要素がデ
ジタルRGB要素の変換される。ここに、これらの要素
は、それぞれ6ビットのデジタルワードとしてデジタル
化され、18ビットからなるカラービデオ画像の各画素に
対するRGB要素のビット・パケットを形成する。
本例で使用されているソースカラービデオ画像を生成
する形式の装置は、本発明にとって必須のものではな
い。RGBデジタル出力信号に変換される標準のNTSC合成
信号を発生するカメラも、NTSCカメラの60/秒以外のフ
ィールド速度を利用したカメラとして適している。ま
た、カメラの出力も、厳密にRGBである必要はない。こ
れは、これ以外の3種類のカラー要素群を使用して、カ
ラービデオ画像を生成して伝送することができるからで
ある。例えば、3種類のデジタルカラー要素信号は、シ
アン、マゼンタおよびイエローであってもよい。あるい
は、色相、彩度、明度であってもよく、あるいは、2色
と、第3のパラメータとして、例えば元のアナログビデ
オ信号の色相、彩度あるいは明度などの完全にビデオ信
号に基づいたものとを併用してもよく、このようにすれ
ば、カメラによって発生したカラー情報を自動的に重み
付けできるもとになる。
また、3種類のカラー要素は、同一のビット数で表示
する点も必須のものではない。この理由は、ある範囲の
カラーは人間の目によっては容易に認識できないという
ことがテレビジョン業界では知られているからである。
このような情報の重み付けとしては、例えば、RGB法に
おいて使用されるビット数の低減を挙げることができ、
このようにすることによって、実際に認識可能な他のカ
ラー情報を多諧調で伝送することが可能となる。
一方、圧縮されるカラービデオ画像のソースとして
は、本発明のカラービデオデータ圧縮装置に導入するた
めに取出可能となった、ビデオディスク、コンピュータ
ファイル記憶媒体、ビデオテープなどの格納手段とする
ことができる。
デジタル化されたRGB信号は、イメージ捕捉エンジン1
6の遷移エンジン部14に受け取られる。この部分は、集
積回路手段およびそこに付設されたメモリ手段を有して
いることが好ましい。イメージ捕捉エンジンにおける第
1の主要な部分は、遷移エンジンであり、これは、シス
テムにおけるアナログ前方部によって発生したビデオ画
像フレームのシーケンス内の各走査ラインにおける各画
像エレメント用の3種類のカラー要素ビデオ信号に基づ
いて、輝度関数を決定するための回路部を有している。
好適なモードにおいては、輝度変換器18は、ビデオ画像
フレームの走査ラインにおける各画素用の3種類のデジ
タルカラー要素のそれぞれのビットを合計して、輝度
(あるいは明度)値を算出し、この得られたデーラを更
に処理する。本発明の装置においては、各走査ラインは
480の画素を有しているのが好ましく、このことは、カ
メラの解像度にとっては適しており、また、従来におい
て利用できる典型的なものよりも解像度を高めることが
できる。従来においては、一般的に、1走査ライン当た
り256本しか利用できない。3種類のカラー要素の輝度
は、重み付けされて1種類あるいは2種類のカラーに対
して大きな有意性が付与され、これによって、輝度関数
が作成される。また、この輝度は、部分的に元のソース
アナログビデオ信号に基づいたものとしてもよい。しか
し、輝度関数は、少なくともその一部分が、3種類のデ
ジタルカラー要素の総和に基づいていることが好まし
い。従って、3種類の6ビットカラー要素の総和から得
られた輝度関数のデジタルワードサイズは、8ビットと
なる。各画素用の輝度関数は、入力捕捉エンジンにおい
て使用されて、画素判別用の輝度関数に基づき1個ある
いはそれ以上の識別パラメータの評価に供される。画素
は、識別点とし機能し、これらの点の近傍において、1
個あるいはそれ以上の識別パラメータが、予め記憶され
たしきい値から変化することが認められる。
輝度関数はピクチャー内のカラー変化あるいはピクチ
ャー内の対称物の移動を示す優れた指標である。イメー
ジ捕捉エンジンにおいては、輝度関数に基づき1個ある
いはそれ以上の個数の識別パラメータを、ライン間の差
を測定するための基礎とし使用することもでき、また、
フレームからフレームにむけて移動していると識別され
る対象物の端を規定する画素シーケンスを判別するため
に使用することもできる。一般的に言って、輝度関数を
構成する輝度あるいはその他のカラー要素の組合せは、
画像特性が変化する部分において、際立った変化を示
す。
カラーサンプリングの解像度におけるノイズに起因し
て、カメラがビデオ画像内に異常をもたらす。このよう
な異常は、画像にとってなんら利点がないので、伝送デ
ータ量を低減させるためには除去する必要がある。画像
が60番目ごとに新たなフィールドで表示されると、この
ような異常な人間の目によって平均化される。平滑な外
観を有し、実際には細部がほとんどない領域は、接近し
て観察すると、「クロール」(crawl)しているように
思われる。このように見えることは、「モスキート効
果」としても知られている。画像を固定して、単一のフ
ィールドだけを調べてみると、画像は、粒状で、斑点の
付いた表面となっている。輝度データにおけるノイズに
よる影響は、算出された輝度における僅かな変化として
現れる。画像をデジタル化すると、このデジタル化処理
においては、これらの異常が実際の画像の詳細を表して
いないにも係わらずこれらの異常の全てをデジタル表示
に変換してしまう。イメージ捕捉エンジンにおける輝度
の処理においては、このような意味のない詳細部分が除
去される。
輝度データにおけるノイズに起因して発生した不必要
な詳細部分を除去するための有効な方法としては、1個
あるいはそれ以上の識別パラメータにおける差をこれら
に最適なしきい値と比較することによって、走査ライン
の画素用の輝度関数の少なくとも一部分に基づき、変化
点を判別する方法がある。識別パラメータとしては、画
素間の輝度関数の差から構成されているものが好適であ
る。この差は、走査ライン内における最も近い画素(Di
ff−1)間であるnプラス1、nプラス2あるいはそれ
よりも離れた画素間において測定されたものである。こ
こに、nは輝度の変化が測定された画素の走査ライン上
の位置を表している。また、この差は、隣接した第1の
差(Diff−2)間のものである。また、識別パラメータ
は、各パラメータ関数であるDiff−1、Diff−2の差の
合計である累積パラメータ(Cum−diff)である。各識
別パラメータは、それ自身の最適しきい値を有してお
り、この値は省略時の値を有しており、この値は、操作
者あるいは処理装置からの指示によって、装置によって
修正される。最適しきい値は、操作者による解像度の選
択に応じて入力捕捉エンジンによって調整できるように
なった省略時の値を有していることが好ましい。特徴識
別点あるいは遷移識別点を決定するためのしきい値パラ
メータの選択は、極めて主観的なものである。これらの
パラメータを選択することによって、画像を規定するた
めに必要なデータ点の個数が決定され、また、画像全体
の知覚に関する品質が決定される。
典型的なランレングスの決定方法においては、2つの
しきい値が使用される。一つは最後の識別点であるCumd
iffからの輝度の累積変化である。このCumdiffは、その
値が6以上であり、しかも最後の識別点からの画素の個
数が5以上である場合には、識別点のトリガとなる。も
う一方の識別パラメータは、隣接した2つの差の値Diff
2の合計である(これは、離れた2個の画素の輝度値の
差に等しい)。このDiff2の値が32以上であると算出さ
れた場合には、論理は、ラインがエッジとなっているこ
とを示すことになる。このエッジは、識別点を特定する
ものである。論理は、Diff2の値が20を下回るまでは、
エッジ特性内に止まっている。このエッジモードから抜
け出ると、次の画素のカラーが開始エッジの判別が行わ
れた位置に送られる。また、Diff2の符号が変わると、
このことは、新たな識別点であることを意味している。
Cumdiffのしきい値が変化すると、画像の画質およびデ
ータの複雑性に大きな影響がでる。
識別点のスロープ判別(すなわち頂点の判別)におい
ては、3種類の汎用的な条件が使用される。初期のスロ
ープは、識別点の位置において判別され、全ての測定値
は、そのスロープの基となる。初期のスロープであるIN
ITSは、次の関数NDIFF2を計算することによって決定さ
れる。
NDIFF2=(輝度(i+2)−輝度(i))/2 INITSは識別点の直後におけるNDIFF2の値である。
スロープしている場合におけるCUMDIFFは次のように
規定される。
CUMDIFF(i)=CUMDIFF(i-1)+NDIFF2(i) CUMDIFFの絶対値が20以上であり、ランレングスにお
ける画素の個数が10以上である場合には、識別点が発生
する。同様にして、NDIFF2の絶対値が4と等しいかある
いはこれ未満であり、ランレングスが5以上の場合に
は、最後の識別点が同様に発生しなければ、識別点が発
生する。3番目の識別パラメータもNDIFF2に基づいてい
る。すなわち、 TRIGVAL(i)=NDIFF2(i)−INITS TRIGVALのしきい値は通常は4ないし10の範囲に設定
されて、絶対値が設定値あるいはこれを超えた値とな
り、ランレングスが少なくとも2画素となるときには常
に、識別点を発生する。その他の手法を利用することも
可能であるが、このような手法は、許容数のデータ点を
有する高画質の画像を形成できるものと思われる。
ビデオ画像の1本のラインに亘る輝度の典型的なプロ
ット図を第2図に示してある。走査ライン36が交差して
いる画素の輝度関数は、ライン38によって示してある。
第3図に示すように、特徴エンコード法によって、識別
パラメータをそれに対応する最適差のしきい値を比較し
た結果に基づいた識別点の図は、段状のライン40となっ
ており、輝度パラメータにおける水平な直線のシーケン
スとなっている。それぞれの水平線がそれぞれのカラー
の長さを表している。
不必要な詳細部分を除去するために使用することので
きる第2の方法は、遷移エンコード法あるいはスロープ
・エンコード法であり、これを第4図に示してある。こ
の方法においては、画素間の識別パラメータの差の変動
率が測定され、これらの差の変動率が、予め記憶された
しきい値の差の最適変動率と比較され、これによって、
識別点である頂点が判別される。このような変動点、す
なわち識別点はライン39上において、Xとして示されて
いる。これらの点は、次の頂点を指示している。「ラン
レングス」は、特徴エンコードおよびスロープ・エンコ
ード法のいずれにおいても、識別点間の頂点距離として
定義される。遷移あるいはスロープ・エンコード法によ
れば、輝度データはライン42のようになり、このライン
は、一連の頂点、すなわちスロープ識別点を表わしてい
る。これは、識別点間のカラー・セグメントの制御に使
用される。描画エンジンによって、エンコード情報が検
索される時に、識別点間のランレングスにおけるカラー
値をなめらかに遷移させることができる。この方法にお
いては、各走査ライン用に初期カラーが伝送され、次
に、画像フレームの内容を表示するために必要な数のラ
ンレングスおよびカラー値シーケンスが伝送される。い
ずれの実施形態においても、情報は一連のスロープとし
て表示される。ランレングスのエンコードデータとして
は、生成されたカラー・スロープが第5図に示すように
表示ラインに挿入される。この場合、スロープ群は、第
6図に示すように、ランと、隣接するランのレングスと
の間における輝度関数シフトとして発生される。
第1図のイメージ捕捉エンジンにおいて、識別点を判
別するための識別点ディテクター26は、画像における画
素のカラー内の識別点を固定する各手法がそれぞれ利点
および欠点を有しているので、これらの手法のうちのい
ずれか一つを交互に利用できるようにしてもよい。特徴
コーディング手法は、明確なエッジあるいはラインのあ
る複雑な対象物を含む画像の場合に対して使用するのに
より適している。これに対して、スロープ・エンコーデ
ィング手法は、陰影が徐々に遷移している場合あるいは
カラーが徐々に変化してしてる場合に使用するのに適し
ているが、多数のエッジおよびラインのあるイメージを
含む画像を表示する場合には、別個のコーディングを行
うことが必要となる。スロープ・エンコーディング手法
の好適な実施形態においては、しきい値シーケンスが識
別パラメータと比較され、この後に、累積パラメータ
(Cum−diff)および最適累積しきい値も識別点の判別
に使用されて、緩やかな変化率の輝度が求められる。こ
の輝度の変化から輝度変化の蓄積値が求められる。この
値は、識別点を特定するために充分なメリットを有して
いる。
3種類の要素のカラー・コードは、ランレングス・プ
ロセッサ28においても処理されて、カラー要素の6ビッ
ト値から最低位の2桁のビットが除去される。すなわ
ち、好適なモードにおいては、各カラー要素のビットか
ら2ビット除去されて、4ビット・デジタルワードとさ
れる。このようにする代わりに、好適な実施形態におい
ては、遷移エンジンも、予め設定された3要素カラーを
表すカラーマップを有している。このマップにおいて
も、nビットコードが特定のカラー組合せに対応してい
る。この場合には、イメージのカラーは、可能な限り正
確にカラー・マップ内のカラーと一致させてある。さら
には、カラーコードを四捨五入することもできる。この
ように縮小したデジタルカラー要素は、次にランレング
ス・プロセッサ28内において、ランレングスと共にエン
コードされる。縮小したカラー要素のビットサイズは4
ビットが好適ではあるが、アナログ・フロントからのカ
ラー要素用の入力デジタルワードサイズのように、異な
るサイズにして情報内容を変更できるのと同様に、縮小
したデジタルカラー要素もまた異なるサイズにすること
ができる。カラー要素用のデジタルワードサイズの組合
せにおいては、レッド要素用のものを縮小したサイズと
することができ、これは、この業界において、レッド要
素を縮小しても知覚することができるということに鑑み
たものである。
特徴およびスロープ・エンコーディング手法によれ
ば、各画像フレーム用に最小のビット数をエンコードす
ることができるように、各種のビット数を使用して、初
期の画像フレームおよび連続する画像フレームの変化を
表示することができる。この点は従来の技術に対して際
立った改良点である。従来の技術においては、4×4あ
るいは3×3の画素のブロックを解析し、情報をこのよ
うなブロック内に圧縮するようにしており、セグメント
の外側に変化があるか否からに関わりなく、常に、画像
内の情報内容を表示するために同一数のビットを用いな
ければならない。
イメージ捕捉エンジンにおける第2の主要部分は、捕
捉バッファメモリ(CBM)29であり、このメモリは、エ
ンコードされたランレングスおよび画像フレームからの
ほぼ200本のデータを表示している縮小されたコード要
素を受け取る。しかし、必要とされるデータ速度が目標
とする速度で画像を送るには速すぎる場合、より少ない
本数の走査ライン、例えば150ラインあるいは100ライン
を記憶できるようにすることもできる。この捕捉バッフ
ァメモリ内のランレングスおよびカラー要素情報は、次
に、ビデオデータプロセッサ30に伝送される。このプロ
セッサは、アクセスコントロール35によって、捕捉バッ
ファメモル内のランレングスおよびカラーデータにアク
セスして、モデム32によって伝送するのに適したフォー
マットにビデオ情報を変形しそれを伝送できるように、
インターフェースとして機能する。このモデムは、電話
34に接続されており、また、33の位置には、ビデオデー
タをさらに圧縮するための手段を有している。ビデオデ
ータは、旧画像メモリ31内に記憶されている以前の画像
フレームと比較するようにしてもよい。
ビデオデータプロセッサ30の単純化プロセッサ33にお
いては、カラーコードが切断されて縮小カラー要素コー
ドが形成された後に、さらに、画素のカラー値間の差を
解析するようにすることができる。また、与えられたし
きい値の範囲内で変動するこのように縮小されたカラー
要素のランレングスを結合することができる。あるい
は、対応するしきい値に応じて1つあるいはそれ以上の
識別パラメータの変数に基づいて、縮小カラーコードの
ランレングスを更に結合することもできる。ランレング
スコードは、最大値の4ビットにおいて、16ビットのラ
ンレングスおよびカラーコードに対して、本実施例の16
ビットのコンピュータバスを介して互換性を有している
ので、各ランレングス用の画素シーケンスの結合を、ラ
ンレングス当たり最大16個の画素までコーディング可能
であることが分かる。しかし、本実施例においては、値
が0および1のランレングスは意味がないので、値0な
いし15が、2から17画素のランレングスを表示するため
に使用されている。しかし、より長いランレングスを判
別することも同様に可能である。これは、異なる容量の
コンピュータバスとの互換性をとり、ランレングスを4
ビット以上にし、ランレングスコードデータの組合せを
16ビットよりも大きくすることができるからである。
前述したように、テレコミュニケーションにおいてビ
デオ画像のリアルタイムシーケンシングにおいて、充分
に円滑な情報を作成するために必要される圧縮の限度
は、従来の電話回線を介しての伝送においては、約15フ
レーム/秒である。1200bps(ビット/秒)のモデムを
使用することもできるが、これでは、通信システムにお
いて、1秒当たりのフレーム数が大幅に低下してしま
う。システムが、ハーフ・デュプレックス・モードとな
るように構成されることが理想的である。また、フル・
デュプレックス・モード構成では、2本の電話回線が必
要となると思われる。使用するモデムは、最大のバンド
幅のものを使用することが理想的にであり、従って、従
来のものとしては、2400あるいは9600bpsのモデムであ
り、これよりも多くのビット速度を有する特製のモデム
を使用することもできる。
第7図を参照して説明すると、好適な実施例において
は、電話73は通常の電話回線を介して伝送モデム44から
伝送信号を受け取り、次に、受信モデム44がこれらの信
号を電気的にデジタル化されたフォーマットに変換し
て、ビデオデータプロセッサ46によって受け取り可能な
ものとする。この後に、ビデオデータプロセッサは、エ
ンコードされたランレングスおよびカラー情報を表示し
ているデジタル化された信号を、描画エンジン62によっ
て受け取り可能なフォーマットとなるようにする。再生
エンジン48におけるこの描画エンジンは、ランレングス
データをスロープの形態に変換して、それを画素毎に、
デジタル−アナログ変換器に送り、モニターによって使
用できるようにする。このようにする代わりに、ビデオ
・プロセッサ・インターフェースを用いて、コンピュー
タシステム66から圧縮したカラービデオデータを受け取
るようにしてもよい。コンピュータシステムは、ハード
ディスクや高容量フロッピディスクなどの磁気媒体か
ら、情報を検索するものであり、あるいは、ビデオムー
ビーなどの形態で、より大きなレングスのビデオ画像フ
レームを表示するために使用されるビデオ・ディスク・
プレーヤーから情報を検索するものである。ビデオデー
タプロセッサとしては、各種の機能を実行するようにプ
ログラムされたマイクロプロセッサ手段およびこれに接
続されたメモリ手段(図示せず)を備えていることが好
ましい。望ましい機能は、旧画像メモリからの最後の画
像フレームデータのランレングスおよびカラーコードに
関しての全画像フレーム表示、および最後の画像フレー
ムから変化したランレングスおよびカラーコードの列を
再生する機能である。このような差再生機能部45は、ラ
ンレングスおよびカラーデータに組み込んだコントロー
ル信号を利用して、50の位置においてランレングス再生
のための画像フレームデータを作成し、また56の位置に
おいてカラーコードの再生を行う。
ランレングスおよびカラー情報は、再生エンジン48の
ビデオデータプロセッサ46によって受け取られるので、
デジタル化された信号は、16ビットのデジタルワードサ
イズであることが一般的である。このビット数は変える
ことができ、この変更は、使用する統計学的エンコーデ
ィングの方式によって異なる。また、長さが4ないし8
ビットのカラーコードを使用して、より少ないビットを
送ればよいように、マップあるいはパレットから特定の
カラーを選択するようにすることもできる。前述したよ
うに、入力生成エンジンからの信号は圧縮され、エンコ
ードされるので、実際に処理されるランレングスのデジ
タルワードサイズは、一般には、4ビットであり、カラ
ーコード部分のデジタルワードサイズは12ビットであ
る。前述したように、3種類のカラー要素コードにおけ
るビットサイズの割り当ては、各デジタルカラーコード
要素のデジタルワードサイズが4ビットとなるようにす
ることが望ましい。しかし、実際の変化した画像におけ
る僅かの部分のみを、伝送される情報に組み込み、変化
することのないランレングスをスキップするために使用
される適正なコントロールデータを用いて、実際にエン
コードするようにしてもよい。ビデオデータプロセッサ
におけるランレングス再生部であるデコーダー機能部50
の働きにより、ランレングス部分がデジタル化された信
号から分離され、これによって、カラーコードのデコー
ディングを行うビデオデータプロセッサのカラーコード
再生機能部56によって、デジタルカラー要素が入力され
るデジタル化された信号から分離される。しかし、先立
って行われる信号処理およびデータ圧縮において、ラン
レングスを8あるいは9ビットのデジタルワードサイズ
に結合し、これによって、ランレングス・デコーダー機
能部の作用によって、8あるいは9ビットのデジタルワ
ードサイズを4ビットのデジタルワード部分に分離する
ようにしてもよい。ランレングスコードが8あるいは9
ビットのデジタルワードサイズに結合された場合には、
カラーコード部分は、前もってデータ圧縮されて、4ビ
ットからなる3つのデジタルカラーコードが8ビットの
デジタルワードサイズからなる結合カラーコード部分に
縮小される。この後に、カラー再生機能部56によって、
8ビットのデジタルカラーコードが4ビットのデジタル
カラーワードサイズからなる3種類のデジタルカラーコ
ードに変換される。
再生エンジンのランレングス・デコーダーおよびカラ
ー・コード部分からのランレングスおよびカラーコード
情報は、ビデオデータプロセッサから、描画エンジン62
内のアクセス・タイミング・コントロール回路部54を介
して、描画エンジンの表示バッファメモリ57に転送され
る。このメモリは、デュアル・メモリ・バッファである
ピンポンA58とピンポンB60を備えていることが望まし
い。アクセス・タイミング・コントロール54は、ビデオ
プロセッサの制御の下に、再生されたランレングスおよ
びカラー情報を上記のピンポン・バッファ・メモリの一
つに格納するために送り、この後に、各画像フレーム用
の情報が完成される。この画像が表示される一方で、シ
ステムが受け取った次のシーケンシャル画像情報が同様
にして表示バッファ・メモリの2番目の部分に送られ
て、ここに格納される。表示バッファ・メモリの各ブロ
ックは、ランレングスおよびカラーコード情報によって
メモリがオーバーフローすることにないように、充分な
容量を備えている必要がある。容量としては、32K16ビ
ットのデジタルワードのランダム・アクセス・メモリが
ピクチャー再生用としては充分であることが確認され
た。
描画エンジン62は、画素発生器61を有しており、この
発生器61は、各ピンポン・メモリ内に記憶されたランレ
ングスおよびカラーコードを変換して、モニター64上に
表示するための点とする。描画エンジンのアクセス・タ
イミング・コントロール54は、画素発生器用の全ての表
示タイミングおよび制御に応答可能となっている。この
描画エンジンは、ライト・ストローブを発生して、カラ
ー情報のランを、表示用にデジタルからアナログに変換
される一連の点に書き込む。
特徴エンコード・ランレングス・データから画素を発
生させるための好適な実施例においては、特定のカラー
組合せのランレングスにおける各端部にテーパーが付い
ており、これによって、あるランレングスから次のラン
レングスへのカラー遷移が平滑化される。このようにし
て平滑となるように再生されたビデオライン41を第6図
に示してある。ランレングスが短い場合には、通常は、
このことが、カラーレベルの変化を激しくことを意味し
ている。ランレングスが長い場合には、通常は、このこ
とが、カラーレベルの変化が緩やかであることを意味し
ている。識別パラメータの一つによって与えられる輝度
関数における変化が大きい場合には、これは、画像にエ
ッジがある可能性が高いことを意味しており、これに対
して、変化が小さい場合には、これは陰影効果を示して
いる。ランレングスおよび1つ以上の識別点に基づき、
画素発生器では、中間の識別点を配置すべき場所を決定
し、一つの中間識別点から次の識別点へのRGBカラー要
素のそれぞれに対して、平滑なカラー遷移となるように
補間する。各走査ラインの端も同様に、それらが別のカ
ラーに接触するときに遷移するので、このような走査ラ
インの開始点および終了点は、端に隣接して単一の中間
識別点を有しており、これによって、画像の端から隣接
したカラーへの比較的鋭利な遷移が起こる。上記の補間
は、線形補間が好ましいが、しかし、曲がった表面をよ
り忠実に描くようにしてもよい。イメージがスロープ・
エンコードされた場合には、画素発生器によって、中間
識別点を挿入することなく、一つの頂点から次の頂点に
向けて平滑な遷移が形成される。
描画エンジンの画素発生器は、ランレングスによって
指定される各対の点の間おけるカラー補間を実施するた
めに必要な全ての機能部を有しており、RGB要素のそれ
ぞれに対して、3つの異なったチャンネルにおいて、6
あるいは8ビットの精度で、4ビットのカラー要素を6
あるいは8ビットのデジタルワードに変換するようにな
っていることが好ましい。ビットサイズを増加させるこ
とによって、画素発生器は、異なるカラーの画素間にお
けるカラー遷移をより円滑なものとして発生することが
可能となる。例えば、4ビットのデジタルワードサイズ
の場合には、レッド、グリーンおよびブルーのカラー組
合せが最大4096個可能であるが、それぞれのカラー要素
の諧調は最大でも僅か16諧調である。ビットサイズを6
まで増加させると、各要素の諧調が64まで可能となり、
組合せの総数は262,144個可能となる。8ビットのデジ
タルワードサイズを使用すれば、各要素に対してより大
きな範囲の諧調を与えることが可能となる。しかし、前
述したように、カラー要素用のデジタルワードサイズを
等しくする必要はなく、カラー要素のうちの1つあるい
は2つのものを、他の1つの要素を犠牲にすることによ
り、より広いカラー範囲とするようにすることもでき
る。この犠牲となったカラー要素はその知覚性に応じて
より小さなデジタルワードサイズとされる。このよう
に、画素発生器は、画素毎に表示される画像フレームの
画素を表示するデジタル情報を発生する。この情報は、
RGBの3つのチャンネルを介して、画素発生器からデジ
タル−アナログ変換器63に伝送され、この変換器によっ
て、ビデオ信号がアナログ形式に変換されて、モニター
64上に表示されることになる。
第1図ないし第9図を参照して説明すると、参照番号
110ないし134が付してあるエレメントは、参照番号10な
いし34が付してあるエレメントに対応している。第8図
には、別の実施例を示してあり、ここにおけるイメージ
捕捉エンジン116は、遷移エンジン114からのデータをさ
らに単純化して圧縮する機能を有するビデオプロセッサ
130を備えている。捕捉バッファメモリ129の出力は、標
準の入力、出力および制御部166を備えたプロセッサ補
助システム130に受け取られる。標準I/O166はキーボー
ド、ディスケットコントロール部、データ・タイム・ク
ロック、およびモニター出力制御部を備えている。プロ
セッサ補助システムの出力は、モデム132に接続されて
おり、このモデムは、電話134に接続されており、これ
によって、圧縮された情報が通常の電話回線を介して伝
送される。1個以上のモデムを使用して、より速いイメ
ージ表示速度あるいはカラーイメージの画質をより高め
ることも可能である。
第9図を参照して説明すると、ビデオ・データ・プロ
セッサ補助システム168は、以下に説明するように、ビ
デオプロセッサ130およびビデオプロセッサ146の圧縮お
よび伸張機能を実行するものであるが、イメージ捕捉エ
ンジン(I.C.E)および再生エンジン(R.C.E)に接続し
て、双方向通信システムにおいて、ビデオカラーデータ
の圧縮および伸張に使用するようにすることが最も好ま
しい。しかし、プロセッサ補助システムが、カラービデ
オ情報の圧縮に使用されている場合には、再生エンジン
を、入力生成エンジンに接続されているように、同一の
プロセッサ補助システムに接続する必要はない。ビデオ
通信システムが、イメージ捕捉システム回路部がカメラ
の一部分として構成されており、また、再生エンジン回
路部が表示モニターの一部分として構成されている場合
には、イメージ捕捉エンジンおよび再生エンジンによっ
て、異なるプロセッサ補助システム130、146が通常利用
されることになる。
第9図に示してあるように、シェアド・ビデオ・デー
タ・プロセッサ補助システムは、シェアド捕捉メモリバ
ッファ170から入力を受け取る。このバッファはイメー
ジ捕捉エンジンから入力を受け取る。そして、このプロ
セッサ補助システムは、出力をシェアド表示メモリバッ
ファに送る。このバッファは、再生エンジンに対して出
力を出すための描画エンジンの領域154、158、160を有
している。これらのメモリバッファは、エンコードされ
た情報がオーバーフローしないように充分な容量が必要
であり、実用上においては、このためには、32K16ビッ
トのメモリ・スペースがあれば充分である。メモリバッ
ファ170もまた、イメージ捕捉エンジンおよびビデオ・
データ・プロセッサとの間で入力および出力を分けるよ
うにすることが好ましく、デュアル・ピンポン・メモリ
部を備えたメモリ・バッファ172も同様に、再生エンジ
ンとビデオ・データ・プロセッサとの間で入力および出
力を分けられる。プロセッサ補助システムは、2つのマ
イクロプロセッサを備えており、これらのプロセッサA1
74およびプロセッサB176は、モトローラ68020、32ビッ
トプロセッサとすることが好ましい。プロセッサAによ
って、プロセッサ補助システムにおけるほとんど全ての
処理機能が実行されるので、ここに、512Kバイトのプラ
イベート・データ・メモリA178が配置される。プロセッ
サBには、256KバイトのメモリB180内においてより小容
量のメモリが割り当てられている。これらのプロセッサ
AおおびBの間には、これらの間の通信用に、16Kバイ
トのデュアル・ポートRAM182が配置されている。32Kバ
イトのデュアル・ポートRAM184および186が、さらに、
プロセッサAおよびB並びにI/Oプロセッサ部分166の間
にバッファとして配置されている。
I/Oコントロール部166用のマイクロプロセッサC188
は、ディスケット制御用のDRAMリフレッシュ・ダイレク
トメモリアクセス190および512KバイトのDRAM192を備え
たインテル80286であることが好ましい。入出力ポート1
94は全体が標準I/Oであり、ここには、ディスク・ドラ
イブ、キーボード、モニターなどが含まれている。
第8図、第10図および第11図を参照して、単純化およ
び圧縮機能を備えたイメージ捕捉エンジンおよびプロセ
ッサ補助システム130の動作を説明する。同一のカラー
値となっている走査ラインにおける画素シーケンスのラ
ンレングス200は、9ビットのデジタルワードであると
判別され、これが、イメージ捕捉エンジン内において分
割されて、4ビットのデジタルワード201とされる。部
分118において輝度関数を決定するために使用されるRGB
カラー要素202a、b、cは、6ビットのデジタルワード
であり、これが、識別点論理126におけるランレングス
用の識別点を判別するために使用される。これらのカラ
ーは、カラーコード切断回路部120内において各6ビッ
トワードから最小桁側の2ビットを除去することによっ
て切断されて、4ビットのデジタルワード204a、b、c
とされる。ランレングス・エンコーダ128は、一連のラ
ンレングスおよびRGBカラーコードの組合せを捕捉バッ
ファ・メモリ129内にマッピングして、プロセッサ補助
システム130によって次の処理が行われるように準備す
る。本発明の好適な実施例においては、予め設定された
省略カラーマップ214は、カラーコード部分120内にあ
り、RGB値およびそれらに対応する8ビット・コードな
どの3種類のカラー要素の異なる組合せのルックアップ
テーブルを有しており、4ビットに切断された3つのRG
Bコードから得られる組合せ可能な4,096のうちから、知
覚上有意性のある256個のカラー組合せを抜き出してマ
ッピングしてある。このカラーマップは、ビデオ・デー
タ・プロセッサ補助システムによって変更可能であるこ
とが好ましい。
カラーマップに含まれている256個のカラーコードの
組合せは、次の基準に基づき決定される。RGBカラー要
素のそれぞれを4ビットコードで表せば、それぞれのカ
ラー要素の諧調は16段階の範囲で可能となる。しかし、
実用上においては、ビデオ・カメラによって捕らえたイ
メージのカラーが、最大あるいは最小の諧調で現れるこ
とはほとんどない。ビデオ・カメラによって捕られた各
種の景色を統計学的に調査した結果、共通のカラー分布
が得られる。この分布を描くと、得られる二次元チャー
トは、下側において縦軸に沿って0から16までの範囲の
グリーンとし、右側に向けて横軸に沿って0から16まで
のブルーをとると、中央位置に、座標(0、0)から
(15、15)に亘る細長い形状にパターンが得られる。第
3の次元であるレッドを加えると、広範囲に認められる
景色およびイメージにおける視覚上有意な分布として、
ソーセージ形状の分布が得られる。このソーセージ形状
の分布における端部分から得た組合せは、三次元カラー
ブロックにおける隣接した部分のカラー組合せから視覚
的に区別することが不可能であることが認められた。ま
た、ソーセージ形状の分布内においては、隣接した位置
のカラー組合せは相互に視覚的に区別できないことが認
められた。このソーセージ形状の分布内にあるブロック
から、256個のカラー組合せを注意深く選択することに
より、実際に観る可能性のある視覚的に最も有意性のあ
るカラー組合せからなるカラーマップが構築される。実
用上においては、RGBの比が4:3:2の場合に、皮膚色の範
囲のカラーが形成され、この情報を用いて、カラーの配
分分布を、主要ファクターである主観的な外観と整合さ
せることができる。
このカラーマッピングを利用すれば、自然界における
カラーのほとんどのものがそれほど純粋ではないことが
分かる。第15図には、カラーキューブを示してあり、そ
の前面の左端下が色彩のないブラックであり、その裏面
の右端上が、最大値のレッド、グリーンおよびブルー、
すなわちホワイトとなっている。グリーンは、原点であ
る零の点であるブラックから右側に向けて増加してい
る。ブルーは、ブラックから、下側の左側の裏面端に向
けて増加しており、レッドはその一定レベルを示す複数
枚の平面によって表されている。このレッドは、キュー
ブの上側に向けて増加している。従って、キューブ内で
表される全てのカラーの精度は、各カラー要素に割り当
てられたビット数に依存している。各カラーは、キュー
ブ内の座標点として表される。
実際のカラーのほとんど全ては、ブラックを示す角部
分から上方に湾曲した状態でホワイトを示す角部分に向
けて延びているソーセージ形状に沿って集中するものと
判断される。各カラーは、天然色では発生しない純粋な
レッド、グリーン、ブルー、マゼンタ、シアンあるいは
イエローの部分に集中しているので、それぞれ4ビット
のレッド、グリーンおよびブレーで予め表示することの
可能な4096組のカラーコード数を低減することが可能で
ある。260として示す長円形の部分は、これらの部分に
実際のカラーが集中するので、ある程度の精度で再生し
なけらばならない領域である。
その他の領域においては、鮮明なトーンは僅かに曇っ
たカラーで忠実に再現するようにすることがよい。この
理由は、再現された画像の端を見た人は、システムにお
いて伝送されるこの端内に、いずれのカラーが存在して
いるのかを正確に知覚することはないからである。勿
論、それが重要な場合には、訂正プロセスを施すことが
できる。カラーマップを生成するための方法は、より粗
い諧調を用いて、鮮明なトーンのカラーの細かい諧調を
規定するものであり、この諧調が細かくなればなるほ
ど、捕捉されたカラーが中央の「ソーセージ」部分から
離れてしまう。このマップは、多数の画像のカラー分布
を検査し、許容可能な結果を得るためにマップ・パラメ
ータを調整することによって、経験的に得られたもので
ある。訂正プロセスは、マップの各領域において発生す
る実際のカラーを分析して、景色内で検出されたカラー
をより忠実に再現することができるようにマップのセグ
メントを訂正する工程からなっている。このプロセスは
極めて主観的なものではあるが有効に機能する。
プロセッサ・システムにおいて、RGBカラーコード212
のヒストグラムは、ランレングスの組合せの全てに対し
て、統計学的に処理されて、ルックアップテーブルとし
て使用するカラーマップ214の更新に使用される。各RGB
要素用に4ビットのカラーコードを使用した場合におい
ても、理論的には最大4,096組の異なるカラー組合せを
得ることができる。実用上においては、注意深く選択し
た256組のカラー組合せが、描画エンジンによって、3
種類の各カラー要素のそれぞれの6ビットカラー再生に
より、最大262,144のカラーのイメージを生成するのに
充分であることが確認された。3種類の各カラー要素を
8ビットコードとして再生することによって、より多く
の諧調度を実現することが可能である。従って、最も頻
度の高い256組のカラー組合せのヒストグラムを使用し
て、カラーコード・ルックアップテーブルであるカラー
マップ214における一連の8ビットデジタルワードとし
てエンコードされたカラーを修正することができる。カ
ラーマップにおける各カラー組合せは、カラーの範囲を
示すブロックを表しているので、カラー頻度のヒストグ
ラムを用いて、より忠実にカラーを再生するための代表
的なカラー組合せとして、カラーブロック内における最
も発生頻度の高いカラー組合せに代えることができる。
これらのカラーのカラーブロック内に代表的なカラーが
存在しているので、システムによって決定された代替え
カラーは視覚的に重要であり、単に、画像内での発生頻
度に基づいて選択されるものではない。
最大4,096組のカラーを表す12ビットのRGBカラー情報
は、このようにして8ビット・デジタルワードのテーブ
ルに縮小され、これによって、視覚的に最も有意性のあ
る256組のカラーが表される。この256組のカラーの以外
の発生頻度の低いカラーは、カラーマップ内における最
も近いカラーコードの組合せとして同一の色合いとされ
る。この操作においては、伝送されるカラーフレームの
カラーの正確性を大幅に損なうことはない。カラーコー
ドが、4ビット・ランレングス部分200と結合される8
ビットのデジタルワード206の形態にされると、ランレ
ングスをエンコードするための好適な実施例において2
から17個の画素までのランレングスを表している4ビッ
トのランレングス・コードは、統計学的に処理されて、
完全に処理された後のランレングスのカラーコード組合
せ210内に組み込まれる可変長のデジタルワード208が形
成される。ランレングスの長さは、最も頻度の高い1ビ
ットから、稀にしか発生しない8あるいは10ビットまで
変化する。よって、ランレングスは2から257の画素を
表することになり、これは、理論的に言って、2組のラ
ンレングスのカラーコード組合せにおける512個の画素
からなる全走査ラインを表すためには充分なものであ
る。従って、4ビットのランレングスは、部位218にお
いてランレングスおよびカラーコードの組合せがエンコ
ードされるのに先立って、可能な場合には、部位216に
おいて最終的に結合される。ランレングスの組合せにお
ける8ビットのRGBカラー要素をエンコードできるよう
にするために、カラーコードのルックアップテーブル21
4を構築してエンコードすることが必要であり、このテ
ーブルは、RGB要素のそれぞれに対する256個の4ビット
・カラーコードのテーブルであり、これが、カラーコー
ドとランレングスの組合せと共に伝送され、これによっ
て、画像情報のレシーバーであるトランレータは、圧縮
されたカラー情報をデコードすることが可能となる。
ランレングスとカラーコードの組合せに対しの処理お
よび圧縮が、アドバンスト処理部220において行われ
る。入力生成エンジンにおける識別点の判別のために行
われる画素と画素との間の区別および比較動作と同様に
して、隣接した走査ラインが比較され、前の走査ライン
とは走査方向が異なることのない走査ラインテーブルが
形成される。これによって、ラインあるいはその部分が
複製される。このようにして、ランレングスおよびカラ
ーコードの組合せ210をディファレンス・テーブル222と
して圧縮することが可能となる。補助フレーム処理と呼
ばれる別の手法を使用して、システムの受け取り部にお
いて新たな画像を更新するために送る必要のあるデータ
量を減少させることができる。この補助フレーム手法
は、各n番目のラインをサンプルして、各イメージに対
してそれらのラインの処理のみを継続して行うものであ
る。エッジ部を形成しているランレングスの組合せにお
ける目立ったセグメントは、エッジ・ディテクター224
において検知される。このディテクターは、移動分析部
226によってフレーム間のこのようなセグメントの変位
をモニターするものであり、移動分析部226は、走査ラ
インのセグメント群におけるこのような走査ラインのセ
グメントの移動の追跡を、水平方向の移動、収縮、成
長、あるいはこのようなセグメントの垂直方向の変位、
または、このような移動の組合せに基づいて行うように
することが好ましい。より高いレベルでの圧縮において
は、最後の画像フレームのランレングスおよびカラーコ
ードとの組合せ情報を、現在の画像フレームと比較する
ことによってフレーム間の区別を行ない、変化しない部
分を特定するためのスキップ・コードをエンコードする
ようになっており、これによって、変化したランレング
スおよびカラーコードの組合せが部位228においてエン
コードされる。
最後に、プロセッサ補助システムは、このプロセッサ
補助システムから伝送されるランレングスおよびカラー
コードの組合せのエンコードを、ランレングスとカラー
コードの組合せの発生イストグラムを決定することによ
って行なうことが好ましい。ここにおける統計学的エン
コーディングは、Huffmanエンコーディングの形態であ
ることが望ましく、最も発生頻度の高い組合せを、部位
230において1ビットのデジタルワードのテーブルに割
り当てるようになっている。このテーブルは、システム
の受信部において利用される。すなわち、1ビットのデ
ジタルワードの1つあるいはその他のビットの状態が参
照されて、対応するランレングスとカラーコード・テー
ブル内に最も発生頻度の高いランレングスの組合せが入
れられる。例えば、テーブルが2進数を示してる場合に
は、受信したテーブルには、ランレングスとカラーコー
ドの組合せが入れられ、そうでない場合には、零をしめ
すマーカーが残される。これは、テーブルのこの部分が
後に満たされることを示すものである。次に発生頻度の
高い3つの組合せが2ビット長のデジタルワードとして
表示される。ここで、2進ビット状態のうちの1つによ
って、受け取りテーブルの位置が後に入れられることを
再び指示する。この後に、発生頻度が次に高い3つの組
合せが対応する受け取りテーブルにおけるそれらの各位
置に代入される。次に、3ビットのデジタルワードのテ
ーブルが同様にして、次に発生頻度の高い7つの値を示
すために作成され、ここにおける2進ビットの状態のう
ちのひとつが後に代入される値を表示している。そし
て、このように繰り返すことによって、最後の8ビット
のデジタルワードサイズを使用して、残りのカラーコー
ドの組合せが表示される。このようなプロセスは、上述
した1、2、3、nビットのグルーピング・シーケンス
以外のグリーピングにも適用することができる。このよ
うな圧縮されたランレングスとカラーコードの情報の統
計学的なエンコーディングは、少なくとも個々のカラー
コードに対しては行うようにすることが最も望ましく、
ランレングスの部分は後に、エンコードされて8ビット
のデジタルワードのテーブルとして別個に行け取られ
る。しかし、8ビットのランレングス部分を同様な方法
で別個に統計学的にエンコードして、ランレングスとカ
ラーコードの組合せにおけるランレングス要素用の統計
学的にエンコードしたテーブルを別個に伝送するように
することも可能である。あるいは、同様な統計学的なエ
ンコード方法を使用することも可能である。
第12図を参照すると、ここにおけるエレメント143な
いし166は、基本的には、先に述べた本発明の好適な実
施例において参照番号43ないし66で示す部分と同一であ
る。ここにおいて、電話143はオーディオ・デジタル化
信号を送信モデムから通常の電話回線を介して受け取
る。この信号は次に受信モデム144が受け取り、ビデオ
・データ・プロセッサ146が、描画エンジンによって受
け取り可能な形式およびフォーマットでデジタル化ビデ
オ信号を作成する。ビデオ・データ・プロセッサ146
は、入出力制御部166に接続されている。プロセッサ補
助システムのアーキテクチャーは、第9図において述べ
たものと全体的に同一である。デジタル化信号によって
表示される内容は、ビデオ画像フレームの複数本の走査
ラインのうちの少なくとも一部分における第1のデジタ
ルワードサイズの複数のランレングスと、デジタル的に
圧縮されたカラー要素コードとである。このデジタル的
に圧縮されたカラー要素コードのルックアップテーブル
は、そのカラー要素コードがこのルックアップテーブル
に従ってデコーディングされ、部位156にあるプロセッ
サ・カラー再生部のメモリ内に、3種類のデジタルカラ
ー要素のテーブルが形成される。この後に、ランレング
スおよびカラー要素が、表示バッファ・メモリ157に送
られる。このメモリには、デュアル・メモリ・スペース
172、アクセスタイミング・コントロール部154および2
つのピンポン・バッファ158、160が含まれている。
第7図を参照して説明した再生エンジンによって処理
された信号と同様にして、ランレングス・デコーダ150
は、伸張されたランレングス情報を受け取り、このラン
レングス情報のデコーディング用のカラー要素情報が、
部位156において再生される。カラーおよびレングス情
報は、部位150、160において、バッファ・メモリ157の
マッピング用に従前に画像152と比較される。このバッ
ファ・メモリ157は、ピンポン・メモリA158とピンポン
メモリB160とを有している。画素発生器161は、表示バ
ッファ・メモリによって、これらのピンポン・メモリに
対して交互に従属し、伝送された画像の走査ラインを画
素毎に再生する。この再生情報は、次にデジタル−アナ
ログ変換器163においてデジタルからアナログ系に変換
されて、モニター164上の表示に用いられる。
第13図および第14図を参照して説明すると、本発明の
プロセッサ補助システム146の好適な実施例において
は、ビデオ・データ・プロセッサにおいて発生する部位
145での差異の再生動作に先立って、統計学的コーディ
ングが部位232においてデコードされ、また、部位234に
おいて、プロセッサ補助システムのメモリ内におけるラ
ンレングスとそれに付随するカラーコードのテーブルの
形態でデコードされ、前述したように、ルックアップテ
ーブルを参照して、部位156においてこのテーブルが充
填される。アドバンスト・ディファレンス再生動作部14
5においては、フレーム間の差異およびライン間の差異
のそれぞれのテーブルが、部位234においてデコードさ
れる。この部位においては、旧画像メモリ152に従っ
て、部位236においてフレーム間の差異がデコードさ
れ、部位238においてランイ間の変化がデコードされ
る。また、ディファレンス再生動作部においては、部位
240において、補間によって生成されたエッジ間の画像
情報と共にエッジおよび移動がデコードされる。部位24
6における、結合されたデジタルワードサイズのランレ
ングスを、4ビットのデジタルワードサイズのランレン
グスに分割する動作は、ランレングス再生動作部150に
おいて発生する。カラー再生動作部156における圧縮さ
れたカラーコードのデコーディングは、ルックアップテ
ーブルを参照して行われるが、この動作は部位248にお
いて行われ、これによって、ランレングスに割り当てら
れる4ビっト、6ビットあるいは8ビットのカラー要素
コードを、表示バッファ・メモリ157内の部位250に格納
することが可能となる。
第14図を参照して説明すると、完全に圧縮されたデジ
タル化信号の統計学的デコーディングにおいては、再生
されたテーブルは、4ビットのデジタルワードサイズの
ランレングス256のテーブルであり、また、8ビットの
デジタルワードサイズのRGB圧縮カラーコード254のテー
ブルである。ランレングス−カラー・デコードは、ラン
レングスの部分を個別に取り扱って、4ビットのデジタ
ルワードサイズのランレングス部分256を生成し、ま
た、8ビットのデジタルワードサイズのRGB圧縮カラー
コードがデコードされて、4ビットのデジタルワードサ
イズのRGB要素256a、256bおよび256cが形成される。4
ビットのランレングスおよび4ビットのデジタルRGBカ
ラーコードはバッファ・メモリ内にマッピングされて、
再生エンジンによって処理され、また画素発生器に伝送
される。この画素発生器においては、4ビットのデジタ
ル・カラー要素が、ランレングスを示す開始および終了
点の間にある各画素用に、6ビットのデジタルRGB要素2
58a、258bおよび258cの補間として表現される。
以上、本発明をビデオ電話会議システムとして説明し
てきたが、本発明は、ハードディスクあるいはデータを
コンピュータシステムを介して格納あるいは通信するた
めの3.5インチの高容量磁気フロッピディスクなどの磁
気媒体、または、ビデオムビーの形態で情報を伝送する
ビデオディスクプレーヤー用のビデオディスクからのカ
ラー・ビデオ・データを伸張させるための使用するため
に適用することもできる。
上記の説明においては、本発明の方法およびシステム
によれば、カラー要素から有意性の低い情報を切断し、
視覚上最も有意性の高いカラー・コードの組合せを統計
学的にエンコードすることによって、カラー・ビデオ・
データの圧縮および回復することが可能であることが分
かる。また、本発明によれば、連結したランレングス、
ライン間の差異、エンコードされる情報量が最小となる
ように低減されたピクチャー・フレームのセグメントお
よび部分の移動をエンコードすることによってさらにデ
ータ圧縮されているカラー・ビデオ・データをさらに処
理した後に、このビデオ・カラー・データの圧縮および
回復を行うことか可能となる。本発明によれば、さら
に、統計学的なエンコーディングに従ってデータを更に
コーディングおよびデコーディングすることができ、こ
れによって、システムが伝送しなければならない情報量
を更に減少させることが可能となる。
以上本発明における判定の実施例について説明すると
共に図示したが、当業者によれば、困難を伴うことな
く、各種の修正および実施例を想起することが可能なこ
とは明確である。従って、本発明の構成、詳細部分ある
いはその適応場所を多様に変更することは、本発明の範
囲を逸脱することなく行うことができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 トーマス ジェイムズ エル アメリカ合衆国 カリフォルニア州 92670 プラセンティア シャスタ ウ ェイ 1520

Claims (20)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のビデオ画像フレーム用のカラービデ
    オ信号を有するデジタルカラービデオデータを圧縮する
    ための方法であって、各画像フレームが、複数個の画素
    からなる複数本の走査ラインから構成されており、画像
    フレームにおける各画素が、3つのデジタルカラー要素
    を有しているデータ圧縮方法において、 (a)前記3つのデジタルカラー要素のうちの少なくと
    も1つの関数として、各画素に対する輝度値を決定する
    工程と、 (b)各画素の輝度値と、同じ走査ラインの少なくとも
    1つの他の画素の輝度値との間の差を決定することによ
    り、現在の画像フレームの複数の走査ラインのそれぞれ
    の少なくとも一部の各画素について少なくとも1個の識
    別パラメータを決定する工程と、 (c)各画素について前記少なくとも1個の識別パラメ
    ータを対応する調節可能なしきい値と比較することによ
    って、前記少なくとも1つの他の画素の輝度値から予め
    設定された量以上変化した輝度値をどの画素が有するか
    を決定する工程であって、そのような変化した輝度値を
    有する画素の各々が、走査ライン内において連続する関
    係にある画素のランレングスにおける、開始画素および
    終了画素のいずれかであり、前記ランレングスが、デジ
    タル信号の第1の部分として表され、前記第1の部分
    が、第1のデジタルワードサイズであり、各ランレング
    スの各画素が、同じ3つのデジタルカラー要素を有する
    ように定められ、前記3つのデジタルカラー要素が、そ
    れぞれ第2、第3および第4のデジタルワードサイズを
    有する前記デジタル信号の第2、第3および第4の部分
    である工程と、 (d)前記第2、第3および第4のデジタルワードサイ
    ズの合計よりも小さな第5のデジタルワードサイズとな
    っている圧縮されたデジタルカラーコードのルックアッ
    プテーブルを参照して、前記画像フレーム内の各ランレ
    ングスの前記3つのデジタルカラー要素をエンコードす
    る工程であって、前記圧縮されたデジタルカラーコード
    が、選択された数のカラー組合せを表し、前記選択され
    た数が、前記画像フレームにおいて生じる可能性のある
    視覚的に最も有意性の高いカラー組合せとして予め設定
    され、さらに、該エンコードする工程が、各ランレング
    スの前記デジタルカラー要素と前記選択された数のカラ
    ー組合せとの間の最良の一致を表す圧縮されたデジタル
    カラーコードを選択することを含む工程と、 (e)前記連続する関係にある画素の各組の3つのデジ
    タルカラー要素をランレングスおよび前記圧縮されたデ
    ジタルカラーコードの組合せとしてエンコードする工程
    と、 (f)前記現在の画像フレームにおける前記ランレング
    スおよび圧縮されたデジタルカラーコードを、前回の画
    像フレームにおけるランレングスおよび圧縮されたデジ
    タルカラーコードと比較することによって、前記前回の
    画像フレームから前記現在の画像フレームまでの変化を
    判別する工程と、 (g)前記画像フレームの少なくとも一部分用に、前記
    前回の画像フレームから前記現在の画像フレームまでの
    変化をエンコードし、これによって、初期画像フレーム
    がエンコードされた後は、後続する画像フレームにおけ
    るこのような変化のみをエンコードするようにした工程
    と、 を含むことを特徴とするデータ圧縮方法。
  2. 【請求項2】請求の範囲第1項に記載の方法において、
    前記少なくとも1個の識別パラメータを対応する調節可
    能なしきい値と比較する前記工程は、前記走査ラインの
    一部の画素の各々について画素間の差の変化率を決定し
    て該変化率の各々を対応する調整可能な変化率しきい値
    と比較する工程と、前記画素のうちのいずれのものが予
    め設定された輝度変化を有し前記開始画素および終了画
    素を含むかを判別する工程とを含むことを特徴とするデ
    ータ圧縮方法。
  3. 【請求項3】請求の範囲第1項に記載の方法において、
    各画素について少なくとも1個の識別パラメータを対応
    する調節可能なしきい値と比較する工程は、複数個の識
    別パラメータを対応する複数のしきい値と比較すること
    によって、いずれの画素が前記輝度関数の変化点を示し
    ているかを判別する工程を含むことを特徴とするデータ
    圧縮方法。
  4. 【請求項4】請求の範囲第1項に記載の方法において、
    工程e)の後に、さらに、各画像フレームについて、画
    像フレームの走査方向において1本の走査ラインと次の
    隣接している走査ラインとが異ならない走査ラインを表
    すランレングスおよび圧縮されたデジタルカラーコード
    のテーブルを公式化する工程を含むことを特徴とするデ
    ータ圧縮方法。
  5. 【請求項5】請求の範囲第1項に記載の方法において、
    前記少なくとも1個の識別パラメータをしきい値と比較
    する工程は、さらに、画像のエッジを各画像フレームに
    ついて少なくとも1つの走査ラインにおける前記ランレ
    ングスおよび圧縮されたデジタルカラーコードの連続す
    る組合せとして検出する工程であって、前記連続する組
    合せが、該連続する組合せを一つのエッジとして区分す
    る予め定められた規準に従って関連ずけられている工程
    を含み、前記前回の画像フレームから前記現在の画像フ
    レームへの変化をエンコードする工程は、さらに、一つ
    のフレームから別のフレームへの前記エッジの運動を順
    次表すように前記連続する組合せの変化をテーブルに格
    納する工程を含むことを特徴とするデータ圧縮方法。
  6. 【請求項6】複数のビデオ画像フレーム用のカラービデ
    オ信号を有するデジタルカラービデオデータを圧縮する
    ための装置であって、各画像フレームが、複数個の画素
    からなる複数本の走査ラインから構成されており、画像
    フレームにおける各画素が、3つのデジタルカラー要素
    を有しているデータ圧縮装置において、 (a)前記3つのデジタルカラー要素のうちの少なくと
    も1つを使用して、各画素に対する輝度値を決定する手
    段(18、118)、 (b)各画素の輝度値と、同じ走査ラインの少なくとも
    1つの他の画素の輝度値との間の差を決定することによ
    り、現在の画像フレームの複数の走査ラインのそれぞれ
    の少なくとも一部の各画素について少なくとも1個の識
    別パラメータを決定する手段(26、126)と、 (c)各画素について前記少なくとも1個の識別パラメ
    ータを対応する調節可能なしきい値と比較することによ
    って、前記少なくとも1つの他の画素の輝度値から予め
    設定された量以上変化した輝度値をどの画素が有するか
    を決定する手段(29、129)であって、そのような変化
    した輝度値を有する画素の各々が、走査ライン内におい
    て連続する関係にある画素のランレングスにおける、開
    始画素および終了画素のいずれかであり、前記ランレン
    グスが、デジタル信号の第1の部分として表され、前記
    第1の部分が、第1のデジタルワードサイズであり、各
    ランレングスの各画素が、同じ3つのデジタルカラー要
    素を有するように定められ、前記3つのデジタルカラー
    要素が、それぞれ、第2、第3および第4のデジタルワ
    ードサイズを有する前記デジタル信号の第2、第3およ
    び第4の部分である手段(29、129)と、 (d)前記第2、第3および第4のデジタルワードサイ
    ズの合計よりも小さな第5のデジタルワードサイズとな
    っている圧縮されたデジタルカラーコードのルックアッ
    プテーブル(120)を参照して、前記画像フレーム内の
    各ランレングスの前記3つのデジタルカラー要素をエン
    コードする手段(212、214)であって、前記圧縮された
    デジタルカラーコードが、選択された数のカラー組合せ
    を表し、前記選択された数が、前記画像フレームにおい
    て生じる可能性のある視覚的に最も有意性の高いカラー
    組合せとして予め設定され、さらに、該エンコードする
    手段(212、214)が、各ランレングスの前記デジタルカ
    ラー要素と前記選択された数のカラー組合せとの間の最
    良の一致を表す圧縮されたデジタルカラーコードを選択
    する手段を含む手段(212、214)と、 (e)前記連続する関係にある画素の各組の3つのデジ
    タルカラー要素をランレングスおよび前記圧縮されたデ
    ジタルカラーコードの組合せとしてエンコードする手段
    (218)と、 (f)前記現在の画像フレームにおける前記ランレング
    スおよび圧縮されたデジタルカラーコードを、前回の画
    像フレームにおけるランレングスおよび圧縮されたデジ
    タルカラーコードと比較することによって、前記前回の
    画像フレームから前記現在の画像フレームまでの変化を
    判別する手段(222)と、 (g)前記画像フレームの少なくとも一部分用に、前記
    前回の画像フレームから前記現在の画像フレームまでの
    変化をエンコードし、これによって、初期画像フレーム
    がエンコードされた後は、後続する画像フレームにおけ
    るこのような変化のみをエンコードするようにした手段
    (228)と、 を含むことを特徴とするデータ圧縮装置。
  7. 【請求項7】請求の範囲第6項に記載の装置において、
    前記少なくとも1個の識別パラメータを対応する調節可
    能なしきい値と比較する前記手段(222)は、前記走査
    ラインの一部の画素の各々について画素間の差の変化率
    を決定する手段と、該変化率の各々を対応する調整可能
    な変化率しきい値と比較し、いずれの画素が予め設定さ
    れた輝度変化を有し前記開始画素および前記終了画素を
    含むかを判別する手段とを含むことを特徴とするデータ
    圧縮装置。
  8. 【請求項8】請求の範囲第6項に記載の装置において、
    各画素について少なくとも1個の識別パラメータを対応
    する調節可能なしきい値と比較する前記手段(222)
    は、複数個の識別パラメータを対応する複数のしきい値
    と比較することによって、いずれの画素が予め設定され
    た輝度変化を有し前記開始画素および前記終了画素を示
    すかを判別する手段を含むことを特徴とするデータ圧縮
    装置。
  9. 【請求項9】請求の範囲第6項に記載の装置において、
    さらに、前記3つのデジタルカラー要素をエンコードす
    る手段(218)の出力を受け取り、隣接する走査ライン
    の画素を比較し、各画像フレームについて、画像フレー
    ムの走査方向において1本の走査ラインと次の隣接して
    いる走査ラインとが異ならない走査ラインを表すランレ
    ングスおよび圧縮されたデジタルカラーコードのテーブ
    ルを公式化する手段を含むことを特徴とするデータ圧縮
    装置。
  10. 【請求項10】請求の範囲第6項に記載の装置におい
    て、前記少なくとも1個の識別パラメータをしきい値と
    比較する手段(29、129)は、さらに、画像のエッジを
    各画像フレームについて少なくとも1つの走査ラインに
    おける前記ラインおよび圧縮されたデジタルカラーコー
    ドの連続する組合せとして検出する手段であって、前記
    連続する組合せが、該連続する組合せを一つのエッジと
    して区分する予め定められた規準に従って関連ずけられ
    ている手段を含み、前記前回の画像フレームから前記現
    在の画像フレームへの変化をエンコードする手段(22
    8)は、さらに、一つのフレームから別のフレームへの
    前記エッジの運動を順次表すように前記連続する組合せ
    の変化をテーブルとして格納する手段を含むことを特徴
    とするデータ圧縮装置。
  11. 【請求項11】圧縮方法を使用して圧縮されたデジタル
    カラービデオデータを伸張する方法であって、前記ビデ
    オデータが、第1のビデオ画像フレームの複数の走査ラ
    インの少なくとも一部分について画素ランレングスおよ
    び対応する圧縮されたデジタルカラーコードの組合せ
    と、後続のビデオ画像フレームについて変化した画素ラ
    ンレングスおよび対応するデジタルカラーコードの組合
    せを表す第1の複数のデジタル化信号を含んでおり、前
    記圧縮方法が、3つの対応するデジタルカラー要素につ
    いて圧縮されたデジタルカラーコードの第1のルックア
    ップテーブルを使用し、前記圧縮されたデジタルカラー
    コードが、3つのデジタルカラー要素について選択され
    た数のカラー組合せを表し、前記選択された数が、前記
    画像フレームにおいて生じる可能性のある視覚的に最も
    有意性の高いカラー組合せとして予め設定され、各ラン
    レングスが、同じ圧縮されたデジタルカラーコードを有
    する連続する画素の数を含み、前記対応する圧縮された
    デジタルカラーコードが、前記第1のルックアップテー
    ブル(120)の前記圧縮されたデジタルカラーコードの
    選択されたものを表し、前記ランレングスおよび対応す
    る圧縮されたデジタルカラーコードの組合せが、第1の
    デジタルワードサイズを有し、前記対応する圧縮された
    デジタルカラーコードが、前記第1のデジタルワードサ
    イズよりも小さい第2のデジタルワードサイズを有する
    データ伸張方法において、 (a)第1の画像フレームの複数の走査ラインの少なく
    とも一部分について、ランレングスおよび対応する圧縮
    されたデジタルカラーコードを表す前記第1の複数のデ
    ジタル化信号を受け取る工程と、 (b)前記第1の画像フレームの複数の走査ラインの前
    記部分から現在の画像フレームの複数の走査ラインの対
    応する部分への、ランレングスおよび対応する圧縮され
    たデジタルカラーコードの組合せにおける変化を受け取
    る工程と、 (c)前記第1の画像フレームを形成する前記第1の複
    数のデジタル化信号と、前記第1の画像フレームから前
    記現在の画像フレームへの前記変化とから前記現在の画
    像フレームを形成する第2の複数のデジタル化信号を構
    成する工程と、 (d)前記第1のルックアップテーブル(120)に似た
    第2のルックアップテーブル(248)を参照して前記第
    2の複数のデジタル化信号の前記対応する圧縮されたデ
    ジタルカラーコードをデコードし、各ランレングスにつ
    いて前記対応する3つのデジタルカラー要素を得る工程
    であって、前記対応する3つのデジタルカラー要素が、
    それぞれ第3、第4および第5のデジタルワードサイズ
    を有しており、前記第3、第4および第5のデジタルワ
    ードサイズの合計が前記第2のデジタルワードサイズよ
    りも大きいものである工程と、 (e)前記ランレングスおよび前記対応する3つのデジ
    タルカラー要素をバッファメモリ手段(58、60、158、1
    60)のアレイに格納する工程と、 (f)各ランレングスの画素を、該ランレングスの開始
    画素から終了画素まで生成することにより前記現在の画
    像フレームについての前記ランレングスおよび前記対応
    する3つのデジタルカラー要素からカラービデオ表示信
    号を生成する工程と、 (g)後続のビデオ画像フレームについて工程(b)か
    ら(f)を繰り返す工程と、 を含むことを特徴とするデータ伸張方法。
  12. 【請求項12】請求の範囲第11項に記載の方法におい
    て、前記ランレングスおよび前記対応する3つのデジタ
    ルカラー要素からカラービデオ表示信号を生成する工程
    は、前記対応する3つのデジタルカラー要素を使用して
    各ランレングスについて開始画素を生成する工程と、次
    のランレングスの開始画素への滑らかなカラー遷移を補
    間することにより前記ランレングスの残りの画素を生成
    する工程とを含むことを特徴とするデータ伸張方法。
  13. 【請求項13】請求の範囲第11項に記載の方法におい
    て、前記ランレングスおよび前記対応する3つのデジタ
    ルカラー要素をバッファメモリ手段(58、60、158、16
    0)のアレイに格納する工程は、第1のバッファメモリ
    (58、158)に第1の画像フレームについての前記デー
    タの第1の組が完了するまで、前記ランレングスおよび
    前記対応する3つのデジタルカラー要素を格納する工程
    と、次の組の画像フレームが完了するまで、該次の組の
    画像フレームデータの前記ランレングスおよび前記対応
    する3つのデジタルカラー要素を第2のバッファメモリ
    (60、160)に格納する工程と、前記第1と第2のバッ
    ファメモリ(58、60、158、160)に格納する工程を後続
    の画像フレームデータについて繰り返す工程とを含むこ
    とを特徴とするデータ伸張方法。
  14. 【請求項14】請求の範囲第11項に記載の方法におい
    て、前記圧縮方法における、前記デジタル化信号のラン
    レングスおよび対応する圧縮されたデジタルカラーコー
    ドの組合せが、各画像フレームについて、走査方向にお
    いて画素フレームの1つの走査ラインから次の隣接する
    走査ラインまで異ならない走査ラインを表すテーブルに
    公式化されており、さらに、前記ランレングスおよび対
    応する圧縮されたデジタルカラーコードをデコードする
    工程と、前記隣接する走査ラインについてランレングス
    および対応する圧縮されたカラーコードを生成する工程
    を含むことを特徴とするデータ伸張方法。
  15. 【請求項15】請求の範囲第11項に記載の方法におい
    て、前記圧縮方法における、移動して、少なくとも1つ
    の走査ラインにおける前記ランレングスおよび対応する
    圧縮されたデコードカラーコードの連続する組合せと決
    定した画像の識別エッジが、1つの画像フレームから別
    の画像フレームへの前記エッジの移動を表すように前記
    連続する組合せにおける変化を表わす各画像フレームの
    1つのテーブルに含まれており、さらに、前記連続する
    組合せにおける変化をアレイに格納する工程を含むこと
    を特徴とするデータ伸張方法。
  16. 【請求項16】圧縮装置で圧縮されたカラービデオデー
    タを伸張する装置であって、前記ビデオデータが、第1
    のビデオ画像フレームの複数の走査ラインの少なくとも
    一部分について画素ランレングスおよび対応する圧縮さ
    れたデジタルカラーコードの組合せと、後続のビデオ画
    像フレームについて変化した画素ランレングスおよび対
    応するデジタルカラーコードの組合せとを表す第1の複
    数のデジタル化信号を含んでおり、前記圧縮装置が、3
    つの対応するデジタルカラー要素について圧縮されたデ
    ジタルカラーコードの第1のルックアップテーブル(12
    0)を使用し、前記圧縮されたデジタルカラーコード
    が、3つのデジタルカラー要素について選択された数の
    カラー組合せを表し、前記選択された数が、前記画像フ
    レームにおいて生じる可能性のある視覚的に最も有意性
    の高いカラー組合せとして予め設定され、各ランレング
    スが、同じ圧縮されたデジタルカラーコードを有する連
    続する画素の数を含み、前記対応する圧縮されたデジタ
    ルカラーコードが、前記第1のルックアップテーブル
    (120)の前記圧縮されたデジタルカラーコードの選択
    されたものを表し、前記ランレングスおよび対応する圧
    縮されたデジタルカラーコードの組合せが、第1のデジ
    タルワードサイズを有し、前記対応する圧縮されたデジ
    タルカラーコードが、前記第1のデジタルワードサイズ
    よりも小さい第2のデジタルワードサイズを有するデー
    タ伸張装置において、 (a)第1の画像フレームの複数の走査ラインの少なく
    とも一部分について、ランレングスおよび対応する圧縮
    されたデジタルカラーコードを表す前記第1の複数のデ
    ジタル化信号を受け取る手段(52)と、 (b)前記第1の画像フレームの複数の走査ラインの前
    記部分から現在の画像フレームの複数の走査ラインの対
    応する部分への、ランレングスおよび対応する圧縮され
    たデジタルカラーコードの組合せにおける変化を受け取
    る手段(236)と、 (c)前記第1の画像フレームを形成する前記第1の複
    数のデジタル化信号と、前記第1の画像フレームから前
    記現在の画像フレームへの前記変化とから前記現在の画
    像フレームを形成する第2の複数のデジタル化信号を構
    成する手段(45、145)と、 (d)前記第1のルックアップテーブル(120)に似た
    第2のルックアップテーブル(248)を参照して前記第
    2の複数のデジタル化信号の前記対応する圧縮されたデ
    ジタルカラーコードをデコードし、各ランレングスにつ
    いて前記対応する3つのデジタルカラー要素を得る手段
    であって、前記対応する3つのデジタルカラー要素は、
    それぞれ第3、第4および第5のデジタルワードサイズ
    を有しており、前記第3、第4および第5のデジタルワ
    ードサイズの合計が前記第2のデジタルワードサイズよ
    りも大きいものである手段(56、248)と、 (e)前記ランレングスおよび前記対応する3つのデジ
    タルカラー要素をバッファメモリ手段(58、60、158、1
    60)のアレイに格納する手段(54、154、250)と、 (f)各ランレングスの画素を、該ランレングスの開始
    画素から終了画素まで生成することにより、前記現在の
    画像フレームについての前記ランレングスおよび前記対
    応する3つのデジタルカラー要素からカラービデオ表示
    信号を生成し、それに応じてすべての後続の画像フレー
    ムについてカラービデオ表示信号を生成する手段(61、
    161)と、 を含むことを特徴とするデータ伸張装置。
  17. 【請求項17】請求の範囲第16項に記載の装置におい
    て、前記ランレングスおよび前記対応する3つのデジタ
    ルカラー要素からカラービデオ表示信号を生成する手段
    は、前記対応する3つのデジタルカラー要素を使用して
    各ランレングスについて開始画素を生成する手段と、次
    のランレングスの開始画素への滑らかなカラー遷移を補
    間することにより前記ランレングスの残りの画素を生成
    する手段とを含むことを特徴とするデータ伸張装置。
  18. 【請求項18】請求の範囲第16項に記載の装置におい
    て、前記ランレングスおよび前記対応する3つのデジタ
    ルカラー要素をバッファメモリ手段(58、60、158、16
    0)のアレイ内に格納する手段は、第1の画像フレーム
    についての前記データの第1の組が完了するまで、前記
    ランレングスおよび前記対応する3つのデジタルカラー
    要素を第1のバッファメモリ(58、158)に格納し、次
    の組の画像フレームが完了するまで、該次の組の画像フ
    レームデータの前記ランレングスおよび前記対応する3
    つのデジタルカラー要素を第2のバッファメモリ(60、
    160)に格納し、前記第1と第2のバッファメモリ(5
    8、60、158、160)に格納することを後続の画像フレー
    ムデータについて繰り返す手段を含むことを特徴とする
    データ伸張装置。
  19. 【請求項19】請求の範囲第16項に記載の装置におい
    て、前記圧縮装置における、前記デジタル化信号のラン
    レングスおよび対応する圧縮されたデジタルカラーコー
    ドの組合せが、各画像フレームについて、走査方向にお
    いて画素フレームの1つの走査ラインから次の隣接する
    走査ラインまで異ならない走査ラインを表すテーブルに
    おいて公式化されており、さらに、前記ランレングスお
    よび対応する圧縮されたデジタルカラーコードをデコー
    ドする手段と、前記隣接する走査ラインについてランレ
    ングスおよび対応する圧縮されたカラーコードを生成す
    る手段を含むことを特徴とするデータ伸張装置。
  20. 【請求項20】請求の範囲第16項に記載の装置におい
    て、前記圧縮装置における、移動して、少なくとも1つ
    の走査ラインにおける前記ランレングスおよび対応する
    圧縮されたデジタルカラーコードの連続する組合せと決
    定した画像の識別エッジが、1つの画像フレームから別
    の画像フレームへの前記エッジの移動を表すように前記
    連続する組合せにおける変化を表わす各画像フレームの
    1つのテーブルに含まれており、さらに、前記連続する
    組合せにおける変化をアレイ内に格納する手段(242)
    を含むことを特徴とするデータ伸張装置。
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