JP2618582B2 - パイプクランプ装置 - Google Patents

パイプクランプ装置

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JP2618582B2
JP2618582B2 JP5070281A JP7028193A JP2618582B2 JP 2618582 B2 JP2618582 B2 JP 2618582B2 JP 5070281 A JP5070281 A JP 5070281A JP 7028193 A JP7028193 A JP 7028193A JP 2618582 B2 JP2618582 B2 JP 2618582B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、締付けおよび取外しを
迅速かつ簡単に行なうパイプクランプ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のパイプクランプ装置として、図
3に示すように、パイプ受け部を備えた略L形の本体5
0とこの本体50の一端側に枢着された上枠51と本体
50の他端側に枢着された固定ボルト52とからなる装
置本体53、53を、本体50のパイプ受け部が直交す
るように下面同士を互いに固定して構成したものはあ
る。このパイプクランプ装置では、本体50のパイプ受
け部にパイプ54を固定することで、2本のパイプ5
4、54を互いに直交するように配置するが、この場
合、パイプ54の固定は、パイプ受け部に装着されるパ
イプ54を本体50と上枠51とで囲み、固定ボルト5
2を上枠51に係合し、固定ボルト52に設けたナット
55を別個に設けたラチェット工具により締めることで
行なわれる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記形式のパ
イプクランプ装置では、パイプをパイプ受け部に固定す
る際に、作業者が別個に設けたラチェット工具を用いて
ナット締めというめんどうな作業を必要とし、作業能率
の向上に限界がある。しかも、高所でこのような作業を
行なう場合に、ラチェット工具が手元から離れて落下す
ると、下を通る作業者や通行人に当たることがあり安全
性に問題がある。
【0004】本発明は上記した点に鑑みてなされたもの
で、ラチェット工具を必要とせずにパイプの締付けおよ
び取外し作業を迅速かつ簡単に行なうパイプクランプ装
置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のパイプクランプ
装置は、パイプ受け部を有する装置本体と、内側にパイ
プ受け部および外側にレバー収容空間を形成する補強リ
ブを有し装置本体のパイプ受け部の一側に回動自在に設
けられた上枠と、装置本体のパイプ受け部の他側に回動
自在に設けられたT形ボルトと、このT形ボルトのねじ
部に螺着されたピンと、カムヘッドを有しピンを介して
T形ボルトに取付けられたレバーとを有し、このレバー
は、起こした状態でT形ボルトの回りを回動する1次締
め付けと上枠のレバー収容空間に収容されるようにピン
の回りを回動する2次締め付けにより上枠と装置本体の
間にパイプを挟持することを特徴とする。
【0006】
【作用】本発明のパイプクランプ装置では、パイプ受け
部に載置されたパイプをパイプ受け部の一側に設けた上
枠を回動することでを囲み、パイプ受け部の他側に設け
たT形ボルトに設けたレバーを起こした状態でT形ボル
トの回りを回動する1次締め付けによりパイプ受け部と
上枠との挟持力を調節し、回動することで、レバーに設
けたカムヘッドにより上枠を装置本体に押圧し、つい
で、レバーを上枠のレバー収容空間に収容するようにピ
ンの回りを回動する2次締め付けにより上枠とパイプ受
け部の間にパイプを挟持し、レバーを上枠に設けたレバ
ー収容空間に収容することで、レバーが不用意に戻るこ
とがない。
【0007】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面につき説明す
る。図1において、符号1はパイプクランプ装置の装置
本体を示し、この装置本体1は、全体形状を略L形をな
し、内側にパイプ受け部2が形成されている。このパイ
プ受け部2の内径は、装着されるパイプ3の外径に対応
している。装置本体1のパイプ受け部2の一側端には、
同一軸線上に位置するように孔4,4が形成され、ま
た、パイプ受け部2の他側端にも、同様に同一軸線上に
位置するように孔5,5が形成されている。
【0008】一方、上記装置本体1に枢着される上枠6
の基端部には、装置本体1に設けた孔4,4に対応して
孔7,7が形成されており、上枠6の基端に設けた孔
7,7を装置本体1に設けた孔4,4に合わせ、ピン8
を孔4、6を挿通し、ピン8の先端部を押し潰すこと
で、上枠6が装置本体1の一側端に枢支される。また、
装置本体1の他側端に設けた孔5,5には、T形ボルト
9の基端部10が装着され、これにより、T形ボルト9
は、装置本体1に回動自在に支持される。
【0009】上記上枠6は、全体形状を略円弧状とし、
内側にパイプ3の外径に対応したパイプ受け部11を有
している。このパイプ受け部11は装置本体1のパイプ
受け部2と協動してパイプ3を挟持する。また、上枠6
の両側部分には、外側に突出する2条の補強リブ12,
12が形成され、これら補強リブ12,12の間にレバ
ー収容空間13が画成される。さらに、上枠6の先端部
には、T形ボルト9のねじ部9aが通る一端を開放した
開口部14が形成されている。上記上枠6の先端部分の
上面は凹面6aとなっている。
【0010】他方、上記T形ボルト9には、内ねじを設
けたピン15が螺着され、このピン15を介してクィッ
クレバー16が装着される。このクィックレバー16
は、先端側に設けたピン15を通す孔17の近くにカム
ヘッド18を有している。このカムヘッド18は上枠6
に設けた凹面6aに徐々に圧接し、上枠6を装置本体1
の方向にピン8を中心に回動させる。上枠6に設けた凹
面6aは、カムヘッド18のための受け面として作用す
る。
【0011】クィックレバー16は、断面形状を上枠6
に設けたレバー収容空間13に対応した円弧状をなし、
かつ、レバー収容空間13に収容した際に、補強リブ1
2より上方に突き出ない形状をなしている。カムヘッド
18は、締付け後のレバーの戻りを防ぐように、レバー
端が上枠6に接触する時、カムトップが行き過ぎるよう
なことはない。
【0012】パイプクランプ装置は、2つの装置本体
1、1を固定することで構成されるが、2本のパイプ
3、3を互いに直交するように固定するためには、2つ
の装置本体1、1をパイプ受け部2、2が直交するよう
に下面同士を固定し、また、2本のパイプ3,3を平行
に固定するためには、2つの装置本体1、1をパイプ受
け部2が並列するように下面同士を固定する。さらに、
2本のパイプ3,3を所定の角度たとえば45度の角度
に固定するためには、2つの装置本体1、1を回動自在
に連結されている。
【0013】つぎに作用を説明する。パイプ3にパイプ
クランプ装置を取付けるには、まず,装置本体1のパイ
プ受け部2をパイプ3に装着し、上枠6をピン8を中心
にして装置本体1の方向に回動し、上枠6のパイプ受け
部11と装置本体1のパイプ受け部2でパイプ3を囲
む。
【0014】つぎに、クィックレバー16を起こした状
態で、T形ボルト9を上枠6の先端部に設けた開口部1
4に挿入し、クィックレバー16をT形ボルト9の同一
軸線上に位置し、クィックレバー16を、起こした状態
でT形ボルト9の回りを回動させる。これにより、クィ
ックレバー16に装着されたピン15がT形ボルト9の
ねじ部9aのねじ面に沿って軸方向に移動し、上枠6を
装置本体1側に押圧することで、上枠6と装置本体1と
によりパイプ3の1次締付け(仮固定)を行なう。
【0015】ついで、クィックレバー16をピン15を
中心に上枠6の方向に回動すると、クィックレバー16
に設けたカムヘッド18が、上枠6に設けた凹面6aに
圧接し、上枠6を装置本体1の方向に押圧し、上枠6と
装置本体1とにより2次締付けを行なう。このようにし
て、パイプ3は、上枠6のパイプ受け部11と装置本体
1のパイプ受け部2に挟持される。さらに、クィックレ
バー16を上枠6の方向に回動すると、クィックレバー
16は、上枠6のレバー収容空間13に収容される。ク
ィックレバー16は、補強リブ12より上方に突き出な
い形状をなしているので、クィックレバー16が上枠6
から上方に露出することがない。また、上枠6の先端部
に設けた凹面6aはカムヘッド18の受け面として作用
するので、万一、クィックレバー16に外力が働いて
も、クィックレバー16が急激に起立することはない。
【0016】パイプ3からパイプクランプ装置を取外す
には、クィックレバー16の端部を引き起こし、締付け
方法と反対の順序で行なう。
【0017】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、不安
定な足場でのパイプの締付け作業やパイプの緩め作業を
行なう際に、別個の工具を使用することなく迅速に行な
うことができ、また、別個の工具を使用しないので、高
所でこのような作業を行なう場合には、工具が手元から
離れて落下し、下を通る作業者や通行人に当たることが
なく、作業上の安全性が確保される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のパイプクランプ装置の分解斜視図。
【図2】本発明のパイプクランプ装置の一部を断面で示
す側面図。
【図3】従来のパイプクランプ装置の使用状態を示す
図。
【符号の説明】
1 装置本体 2 パイプ受け部 6 上枠 6a 凹面 9 T形ボルト 9a ねじ部 11 パイプ受け部 12 補強リブ 13 レバー収容空間 16 クィックレバー 18 カムヘッド

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】パイプ受け部を有する装置本体と、内側に
    パイプ受け部および外側にレバー収容空間を形成する補
    強リブを有し装置本体のパイプ受け部の一側に回動自在
    に設けられた上枠と、装置本体のパイプ受け部の他側に
    回動自在に設けられたT形ボルトと、このT形ボルトの
    ねじ部に螺着されたピンと、カムヘッドを有しピンを介
    してT形ボルトに取付けられたレバーとを有し、このレ
    バーは、起こした状態でT形ボルトの回りを回動する1
    次締め付けと上枠のレバー収容空間に収容されるように
    ピンの回りを回動する2次締め付けにより上枠と装置本
    体の間にパイプを挟持することを特徴とするパイプクラ
    ンプ装置。
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