JP2618447B2 - 三角形支持柱を有する棚支持装置 - Google Patents

三角形支持柱を有する棚支持装置

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JP2618447B2
JP2618447B2 JP63181926A JP18192688A JP2618447B2 JP 2618447 B2 JP2618447 B2 JP 2618447B2 JP 63181926 A JP63181926 A JP 63181926A JP 18192688 A JP18192688 A JP 18192688A JP 2618447 B2 JP2618447 B2 JP 2618447B2
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    • A47B57/00—Cabinets, racks or shelf units, characterised by features for adjusting shelves or partitions
    • A47B57/06—Cabinets, racks or shelf units, characterised by features for adjusting shelves or partitions with means for adjusting the height of the shelves
    • A47B57/26—Cabinets, racks or shelf units, characterised by features for adjusting shelves or partitions with means for adjusting the height of the shelves consisting of clamping means, e.g. with sliding bolts or sliding wedges
    • A47B57/265—Cabinets, racks or shelf units, characterised by features for adjusting shelves or partitions with means for adjusting the height of the shelves consisting of clamping means, e.g. with sliding bolts or sliding wedges clamped in discrete positions, e.g. on tubes with grooves or holes

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は全体的には棚設置装置、一層詳しく言えば、
「ノックダウン」式棚設置装置のための改良した棚支持
装置に関する。本発明の棚支持装置はほぼ三角形の横断
面を有する支持柱を包含しており、これは棚支持装置に
対して多方向安定性を与える一方で棚スペースを最大限
に利用できるものである。該支持柱と協働する止め手段
を有する単面スナップオン式くさび部材が所定の高さの
ところに調節自在に位置する。支持しようとしている棚
の角隅と構造的に一体とし得る角隅ブラケットにはテー
パが付けてあってくさび部材と協働し、くさび部材に対
して各棚角隅を位置決めし、支持するようになってい
る。スナップオン作用で該角隅ブラケットと構造的に協
働するカラー部材が設けてあり、このカラー部材は角隅
ブラケットと共に該支持柱まわりにほぼ三角形のスリー
ブを形成し、くさび作用によって所定高さのところに棚
角隅を安定した状態で位置決めし、支持する。そして、
このスリーブによって、隣接の棚を外したり、棚設置装
置を部分的に分解したりすることなく棚設置装置の内部
に位置する棚の挿入、取り出しが可能となっている。
（従来技術及び発明が解決しようとする課題） 高さを調節できる棚を有し、いわゆる「ノックダウ
ン」式と呼ばれる棚設置装置は公知であり、多くの分野
で利用されている。さらに、高さ調節可能な棚を有する
ノックダウン式棚設置装置は食品産業を含む多数の分野
で大きな需要がある。たとえば、このような棚設置装置
は寸法、形状、重量の異なる種々の食品を効率良く貯
蔵、輸送するのに使用し得る。
高さ調節可能で「ノックダウン」式の棚設置装置が多
数知られているが、特に、多角形または円形の横断面を
有する支持柱を利用する棚設置装置が知られており、少
なくとも１つの棚が角隅組立体を有し、これらの角隅組
立体を貫いて相補的な孔（スリーブ）が形成してあって
支持柱を受け入れるようになっている。次に、各支持柱
上に角隅組立体の対応する孔との間においてくさび部材
を配置し、それらの間のくさび作用によって支持柱の所
定高さのところで棚を支えている。
米国特許発行特許第28,293号は垂直支持柱が多角形横
断面を有するような棚支持装置を開示している。もっと
詳しく言えば、この米国再発行特許は四角形の横断面を
有する支持柱を利用している棚支持装置を開示してい
る。一体型のくさび部材が位置決め手段によって支持柱
の２つの隣合った側面に調節自在に支持される。この位
置決め手段は支持柱上に配置した一連の等間隔のスロッ
トと、くさび部材上に配置したフック型フィンガとから
成り、このフック型フィンガによって支持柱の対応した
所定のスロット内にくさび部材を吊り下げることにより
くさび部材を支持柱上の所定の高さのところに位置決め
することができる。角隅構造体の相補的な孔がくさび部
材の２つのテーパ付きの面と対応し、それと協働す２つ
のテーパ付き面を構成するように設計されており、棚角
隅孔の各テーパ面はくさび部材のテーパ面に着座するこ
とができるようになっている。こうして、棚はほぼ所望
の垂直方向位置（くさび部材が支持柱上に配置される位
置）のところで支持柱に対して適切にくさび止めされ
る。したがって、この設計では、棚の上面に荷重がかか
ったときに棚が下方に移動するということがなく、棚の
高さを調節したり、棚構造を分解したりしたい場合には
くさび部材から棚を持ち上げることができる。さらに、
支持柱の横断面が四角形であり、側壁面が棚の縁に対し
て平行であるため、棚支持装置および棚設置装置にその
ような方向での安定性を与えることができる。
米国特許第3,523,508号、同第3,874,511号および同第
4,138,953号これら全ては支持柱が円形横断面を有する
棚支持装置を利用する棚設置装置に関するものである。
これらの棚支持装置では、棚の各角隅組立体にはそこを
貫いて孔が設けてあって切頭円錐形のスリーブを構成し
ている。次に、同軸の円筒形内孔と切頭円錐形の外面を
有するくさびまたはカラー部材が支持柱と棚の切頭円錐
形のスリーブの間で支持柱まわりに配置される。このく
さび部材は２つの半円筒形の合わせ部分からなるものと
することができ、支持柱に形成した対応溝と協働する内
向きのビードを一般的に備えている。こうして、くさび
部材、したがって、くさび作用によってくさび部材上に
支持された棚は所望高さのところで支持柱上に位置決め
される。さらに、くさび作用が棚の平面において半径方
向に均一に働くので、この棚支持装置は自身及び棚設置
装置に対し多方向安定性を得ることができる。
米国特許第3,604,369号も支持柱が円形横断面を有す
る棚支持装置を開示している。この米国特許では、棚角
隅のスリーブにキー溝が形成してあり、ここにキーが係
合する。キー溝およびキーは共に下向きに円筒形の支持
柱から離れるようにテーパが付けてあり、スリーブ上に
取り付けた棚を角隅柱と組み合わせたときにスリーブお
よび角隅柱を相互にくさび止めする。
これら公知装置の各々は多くの分野で大いに利用され
ているが、欠点があり、それは隣合った棚を取り外す
か、あるいは、棚設置装置全体を少なくとも部分的に分
解するかしなければ複数の棚のうちの内側の棚を挿入し
たり、取り外したりすることができないのである。さら
に、各棚の角隅組立体が支持柱を受け入れるために孔を
設ける設計となっているため、利用できる棚スペースと
棚設置装置の安定性の釣合いを考えなければならない。
「円形」式棚支持装置の場合、棚設置装置の安定性を確
保するために円形の直径を大きくしたりあるいは孔を内
側へ移さなければならないので、棚スペースが犠牲にな
る。「四角形孔」式の棚支持装置では、棚の内部に延び
る支持柱の幾何形状の故に棚スペースが犠牲になる。
内側棚を加えたり、外したりできる棚設置装置は公知
である。たとえば、米国特許第4,637,323号、同第4,61
5,278号、同第4,582,001号および同第4,079,678号がこ
のような装置を開示している。これらの米国特許では、
角隅柱とそれと協働する棚を含み、各棚が角隅構造を有
し、この角隅構造が角隅柱の外周面の一部と係合しかつ
棚の領域において柱の外面の残部を囲んでいる要素と係
合する。これらの装置は、囲み要素の各々を角隅柱およ
び棚の各々と整合させて３つの構成要素をすべて同時に
相互に係合させるのが原理的に難しいので、組み立てが
難しいという欠点がある。
これらの理由および他の理由のために、棚を異なった
高さに容易に調節でき、隣接の棚を外したり、棚設置装
置全体を少なくとも部分的に分解を行なったりすること
なく内側の棚を挿入、取り外しでき、また、装置自体の
組み立て、分解が最初の段階及びその後において容易に
行なえるノックダウン式棚設置装置のための改良した棚
支持装置が必要とされている。
（課題を解決するための手段） したがって、本発明の目的は棚の高さを容易かつ正確
に調節することのできる棚支持装置を有する改良したノ
ックダウン式棚設置装置を提供することにある。
本発明の別の目的は隣接の棚を外したり、棚設置装置
を少なくとも部分的にも分解することなく内側棚の挿入
及び取り外しを可能とする改良されたノックダウン式棚
支持装置を提供することにある。
本発明の別の目的は組み立てたり、内側棚を挿入した
り、外したり、あるいは、棚の高さを調節したりするの
に特殊な工具を何ら必要としない簡単な設計により改良
されたノックダウン式棚支持装置を提供することにあ
る。
本発明のまた別の目的は安価に製作でき、通常の棚技
術に容易に適用できる簡単な設計により改良されたノッ
クダウン式棚支持装置を提供することにある。
本発明のまたさらに別の目的は安定のある設計で棚ス
ペースを最大限効率良く利用できる改良されたノックダ
ウン式棚支持装置を提供することにある。
これらの目的およびさらなる利点を達成すべく、本発
明によれば、改良された棚支持装置は、棚設置装置に多
方向安定性を、特に重要なストレス力の方向の安定性を
与える形状を有する支持柱と、支持柱の一側の面に取外
自在で、かつ、支持柱上の所定の位置に容易に調節可能
に配置されたくさび部材と、支持柱とくさび部材を保持
し、棚を支持柱上の所定位置で堅固にかつ安定して、し
かも調節自在、取外自在に支持する装置とを包含する。
一層詳しく言えば、本発明の棚支持装置はほぼ直角等
辺三角形横断面を有する支持柱を包含する。直角頂点は
棚設置装置の外側に面し、支持柱の隣接した平坦な外側
面は棚の縁に対して同一方向に位置し、したがって、多
方向安定性、特に、棚の縁に対して同一方向の臨界スト
レス力の方向における安定性を与える。
プラスチック製のくさび部材の場合には、クリップオ
ン作用によって支持柱の内面にくさび部材を取外自在に
配置する弾力性のある輪郭リップが成形される。さら
に、くさび部材は確認窓、棚高さインジケータおよび止
めタブを包含し、これらの止めタブは支持柱の内面に設
けた止め段部と協働して支持柱上の所望位置にくさび部
材を調節自在に正確に位置決めする。
弾力性のあるカラー部材が棚の角隅と構造的に組み合
わせたテーパ付きの角隅ブラケットと取外自在に係合
し、それと一緒に支持柱まわりのスリーブを形成し、カ
ラー部材と角隅ブラケット組立体を支持柱の下方に向っ
て並進させくさび部材上に着座させたときに、くさび作
用によって支持柱上の所定位置に棚を堅固にかつ安定し
て支持するようになっている。
本発明の他の目的、特徴および利点の理解に加えてよ
り安全に発明を理解して貰うべく、添付図面に関連して
以下に一層詳しく説明する。
（実施例） 説明の目的のみのため、また、本発明を普通の棚設置
技術にどのように容易に応用できるかを説明するため
に、本発明による棚支持装置を３種類の棚構造の実施例
について、すなわち、ワイヤフレーム棚、折り込んだ薄
板金で形成した一体棚及び複合棚（たとえば、一定成形
の複合プラスチック棚）について説明する。一層詳しく
言えば、ワイヤフレーム棚のための棚支持装置を最初に
詳しく説明する。次に、一体薄板金棚および複合プラス
チック棚のための棚支持装置をワイヤフレーム棚のため
の棚支持装置に施した修正を説明することによって開示
する。
まず第１図を参照して、棚設置装置10は、通常には、
４本の支持柱12を包含し、これらの支持柱はワイヤフレ
ーム棚14（一部を仮想線で示す）をその角隅組立体16の
ところで支持するように構成してある。ワイヤフレーム
棚14の一般的な構造は周知である（たとえば、上記の米
国特許第3,523,508号を参照されたい）。さらに、第１
図にはただ１つの棚14だけが示してあるが、支持柱12上
に複数のこのような棚14を同じ要領で支えることができ
ることは了解されたい。
後により詳しく説明するが、各角隅組立体16は本発明
の棚支持装置と協働するものであり、支持柱12、くさび
部材18、そして棚14と構造的に組み合わされた角隅ブラ
ケット20と、カラー部材22とから成る。第１図に示すよ
うに、各カラー部材22はそれぞれの対応する角隅ブラケ
ット20と一緒にそれぞれの対応する支持柱12のまわりに
スリーブを形成し、このスリーブが下方に並進してそれ
ぞれ対応する支持柱12、くさび部材18に着座するように
なっている。こうして、棚14を支持柱12上におけるくさ
び部材18の設置位置に対応する所定高さのところでくさ
び作用によって支持し、位置決めすることができる。
また説明の目的だけであるが、本発明による各棚支持
装置の各要素は、支持しようとしている棚と関連づけて
定義することになるが、それはすなわち、ここでの「内
側」なる用語は棚の内面で構成される領域あるいはそこ
に面した領域を意味し、「外側」とは棚の外側の領域あ
るいはそこから外に向いた領域を意味する。
次に第２図、第３図及び第４図においては、第１図の
角隅組立体16がそれぞれ展開斜視図、頂面図、展開頂面
図で示してあり、本発明の棚支持装置の好ましい実施例
の各要素が一層詳しく示してある。概略的に言えば、こ
の好ましい実施例の好ましい棚支持装置は、三角形横断
面を有する支持柱12と、この支持柱12の内面26にクリッ
プ止めしたくさび部材18と、ワイヤフレーム棚14（部分
的に仮想線で示してある）に固定してありくさび部材18
と協働するようにテーパの付けてある角隅ブラケット20
と、この角隅ブラケット20と共に支持柱12のまわりに三
角形のスリーブを形成するカラー部材22とから成る。
４図に最も明瞭に示すように、支持柱12は直角等辺三
角形の横断面を有し、角隅の頂点には丸みが付けてあ
る。直角頂点24と２つの平坦な外側面31は角隅組立体16
の外側に向いている（すなわち、棚設置装置の外側に向
いている）。また、２つの内側の頂点29（第３図の５−
５線に沿って対称的に位置する）と支持柱12の内面26は
角隅組立体16の内側に向いている。
この好ましい実施例では、各三角形頂点の丸みは半径
0.375インチ（9.525mm）であり、各内側頂点29からその
それぞれの側の反対までの、隣接した外側面と同じ方向
の線に沿った距離は1.457インチ（37.00mm）である。し
かしながら、これらの寸法は本発明の特定された用途に
合わせて変更することができる。
支持柱12そして棚支持装置はここでは対称となるよう
に示してあるが、支持柱そして棚支持装置の幾何形状は
本発明の概念から逸脱することなく支持柱と棚支持装置
のそれぞれの幾何形状が互いに相補的な関係になってい
るならば、対称形でなくてもよいことは了解されたい。
次に第２図、第３図を参照して、一連の止め段部30が
支持柱12の内面26の鉛直の長手方向に沿って周期的な間
隔で形成してある（第１図も参照されたい）。好ましい
実施例では、これらの止め段部30は1/2インチ（12.7m
m）毎に形成してあり、棚設置装置の棚の高さを1/2イン
チの所定間隔で設定することができる。この周期的な間
隔の割合は棚設置装置の特定の用途に合わせて変えるこ
とができる。
さらに便利なように、止め段部30には順番に番号が付
けてあり、後に一層詳しく説明するが、それぞれの支持
柱12上で同じ高さに各棚角隅の位置を容易に決められる
ようになっている。好ましい実施例では、止め段部は全
体的にわたってインチ間隔で順番に番号が付けてある。
したがって、１つおきの止め段部にのみ番号がふってあ
る。
次いで第１図、第３図を参照して、ここで、各支持柱
12の三角形横断面の平坦な外側面31が棚14の側面と同一
方向であることに注目されたい。したがって、棚支持装
置の三角形の形状が棚支持装置および棚設置装置に対し
てこのような方向において構造剛性を与える。
支持柱12の好ましい材料は金属であり、最も好ましく
は、冷間圧延した鋼板あるいはステンレス鋼板である。
これらの材料は比較的軽量であり、構造剛性が高く、公
知の金属成形方法によって安価に製造できる。さらに、
ステンレス鋼は耐腐触性があり、洗浄が容易であり、食
品産業を含む多くの分野で利用できる。またさらに、止
め段部30は打抜き加工あるいはプレス加工のような公知
の金属成形方法を用いて効率良く形成することができ
る。
あるいは、支持柱12は上記の特徴を備えるように形成
し得る任意の通常の材料、特にプラスチックのような通
常の材料で作ってもよい。さらに、支持柱は中実でも中
空でもよく、このように変更を加えることにより特定の
棚設置装置の用途に適するようにすることができる。
再び第２図を参照して、くさび部材18は支持柱12へそ
の内面26のみを横切ってクリップ止めするようになって
いる。支持柱12に隣接したくさび部材18の面はそれに合
わせた輪郭となっており、支持柱12の各内側頂点29を弾
性的に包み込み、支持柱12上にくさび部材18を弾性的に
クリップ止めできるようにくさび部材18の２つの背中合
せの縁の各々に設けた輪郭クリップ32を備えている（第
３図、第４図も参照されたい）。
止めタブ42が支持柱12の内面26に隣接したくさび部材
の面に設けてあり、これらの止めタブ42は支持柱12の止
め段部30の間隔に一致した間隔で隔たっている。該止め
タブ42の形状は止め段部30の形状に合わせてある（特に
第２、４、５図を参照されたい。第５図に示された支持
柱は止め段部30を通る横断面で示してあってこの相互の
嵌合の状態を示している）。
２つの止めタブ42がこの好ましい実施例では示されて
いるが、くさび部材18は１つあるいはそれ以上の止めタ
ブ42を包含し得る。さらに、止めタブの数、寸法も共
に、たとえば、くさび部材18の寸法、止め段部30の寸法
及び間隔、棚設置装置の用途を含む多数の理由に基づき
変更することができる。
止めタブ42はそれを止め段部30内に着座させたときに
垂直方向の支えとなる。さらに、止めタブはくさび部材
18を支持柱12上に位置決めする。垂直方向の支えは、後
に説明するようにくさび作用によっても行なわれる。こ
うして、くさび部材18を任意の高さで支持柱12にクリッ
プ止めし、さらに任意の高さまで上下に並進させること
ができ、一方止めタブ42は支持柱12上の或る特定の高さ
のところにくさび部材18を位置決めするのに使用するこ
とができる。
角隅ブラケット20に隣接したくさび部材18の面は、２
つの相反対する縁の各々で角度的に曲げられていて、支
持柱12の内面26に最も近接した中央くさび部分36と、２
つの側方くさび部分38とを形成している。これら側方く
さび部分は、それぞれが中央くさび部分36の相反対する
縁のそれぞれの部分にかつ支持柱12の内側頂点29に最も
近接して位置する（特に第３図を参照されたい）。側方
くさび部分38は互いに直角なる平面内にほぼ位置してお
り、各側方くさび部分38は隣接した支持柱12の内側頂点
29に対してほぼ平行となっている。特に一層詳しく説明
するが、この向きは多方向安定力、特に棚の側部に対応
する方向の安定力を与える。
ここで再び第２図を参照して、中央くさび部分36には
窓40が形成してあり、この窓は支持柱12の内面26上の止
め段部を見るために、その結果として、支持柱12上にく
さび部材18を位置決めするのに用いることができる。棚
高さインジケータ44が窓40内に形成してあり、これは或
る特定の止め段部30を示すことによってくさび部材が位
置する高さを表示することができる。窓40は２つの止め
段部30を露出できる程度の大きさであると好ましく、そ
うすると、１つおきの止め段部に示されている高さ支持
数を常時見ることができる。
第１図でわかるように、順番に番号を付けた止め段部
30により、４つのくさび部材18の各々を４本の支持柱12
の各々において同じ高さのところに迅速かつ正確に位置
決めすることができ、したがって、棚を同じレベルで支
持することができる。
第５図を参照して、くさび部材18はその下端が棚支持
装置の内側に向かって延在するようにしてその上端から
下端にかけてテーパが付けてある。好ましい実施例で
は、このテーパは剛性を最大とすると共にくさび部材の
厚さを最小限とするように浅くされていて、したがっ
て、くさび部材の占める内側棚スペースを最小限に留め
ており、たとえば、第５図において、テーパは３度の角
度とされている。
くさび部材18のための好ましい材料は弾性性質を有す
る成形プラスチックである。このような弾性成形プラス
チックのくさび部材は支持柱を上下に容易に並進した
り、あるいは、支持柱に容易にクリップ止めしたり、外
したりすることができる。また、所望の弾性を与える他
の材料も使用し得る。
第２図から第４図を再び参照して、特に第４図を参照
して、好ましい実施例の角隅ブラケット20はくさび部材
18と対応すべく「カモメの翼（gull−wing）」形を有
し、２つの背中合せの側部の各々で第４図に示すように
まず上方に傾斜して一対のテーパ付きの肩部48を形成す
るテーパ面46から成り、次いで、各肩部のところで第４
図に示すように下方に傾斜して一対の翼部50を形成して
いる。各翼部50がそれぞれのテーパ付き肩部48と交わう
領域において、上方及び下方の縁は幅の狭いネック部52
を形成する輪郭となっている（第２図を参照された
い）。角隅ブラケット20の各テーパ面はくさび部材８の
それぞれの部分に対応する。もっと詳しく言えば、各テ
ーパ付き肩部48はくさび部材18の側方くさび部材38に対
応し、これらの面の各々のテーパの角度はくさび部材18
のそれぞれのテーパ付き部分に対応する。
角隅ブラケット20はワイヤフレーム棚14に固定し得る
通常の材料で作られており、好ましい実施例において、
角隅ブラケットは金属、好ましくは、冷間圧延した鋼で
作られており、溶接などの通常の技術によってワイヤフ
レーム棚14に固定されている。たとえば、第１図から第
５図に示すように、棚14の主側支持ワイヤ15は角隅ブラ
ケット20の翼部50に溶接し得る。こうして、角隅ブラケ
ットはその角隅構造を含むワイヤ棚と一体に形成してあ
る。主側支持ワイヤ15のこの形態は後述するようにカラ
ー部材22を位置決めするためのガイド手段も提供してい
る。
第２図〜第４図を再び参照して、好ましい実施例にお
けるカラー部材22は中央で折り曲げたほぼ扁平な矩形部
材であり、棚支持装置、そして棚設置装置の外側頂点54
に対応するほぼ直角を形成している。外側頂点54には丸
みが付けてあって支持柱12の直角頂点24と協働する。さ
らに、カラー部材22はその延長部でテーパが付けてあっ
て一対のカラー・アーム56を形成しており、各カラー・
アームは一対のタブ58で終わっており、該タブは該矩形
カラー部材の４つの角隅にほぼ位置している。各タブ58
はそれぞれのカラー・アーム56に対してほぼ直角に内側
に折り曲げてあって外側頂点54に近い内側部分において
舌片60および翼ノッチ62を形成している。さらにまた、
各カラー・アーム56にリブ64を設けて補強してもよい。
カラー部材22は通常の方法によって通常の材料で作る
ことができる。好ましい材料としては金属であり、もっ
と好ましくは、冷間圧延鋼であり、通常の金属加工方法
によって切断、成形することができる。このような材料
により、所望の強度、弾性を得ることができる。しかし
ながら、所望の特性を与える他の材料も使用することが
でき、特に、プラスチック材料から成るカラー部材は或
る種の棚設置装置にとっては望ましい。
くさび部材18と支持柱12とを保持するため、すなわ
ち、ワイヤ棚14を所望高さのところに支持するため、ま
ず、くさび部材18をクリップオン作用によって所望高さ
のところで支持柱12上に配置し、上述したようにくさび
部材18と支持柱12との止めの特徴を用いて或る特定の高
さに位置決めする。ワイヤ棚14を次にくさび部材18の上
方で棚設置装置内に設置し、各カラー部材22をクリップ
オン作用により各角隅ブラケット20に係合させて各支持
柱12のまわりにほぼ三角形のスリーブを形成する（第１
図を参照されたい）。次いで、各スリーブをそれぞれの
くさび部材18まで下げて並進させてくさび作用によって
くさび部材上に着座させる。
もちろん、棚設置装置を初めて組み立てる場合、棚の
それぞれにカラー部材を係合させておくのが好ましい。
こうすると、棚設置装置をインターメトロ工業スーパー
エレクタ（InterMmetro Industries SUPER ERECTA）棚
装置と同じ要領で組み立てることができる。すなわち、
まず、４本の角隅柱を位置決めし、これらの柱の適当な
高さのところにくさび部材18を取り付け、柱上で棚を下
げて並進させると共に各カラー部材で各柱を包み囲ませ
る。該カラー部材22をクリップオン作用によって角隅ブ
ラケット20に係合させ、このとき角隅ブラケット20の各
翼部50はそれぞれのタブ58の舌片60の下に形成された翼
ノッチ62内に保持させる（第１図、第３図、第５図を参
照されたい）。角隅ブラケット20に対して各タブ58を堅
固かつ適正に位置決めするために、ワイヤ棚14の主側支
持ワイヤ15を各翼部50上に配置してガイドを形成し、こ
のとき、主側支持ワイヤ15はそれぞれのタブ58のすぐ内
側に位置している。（第１図と第５図を参照された
い）。
第３図、第５図に示すように、くさび部材18および支
持柱12はくさび作用によって角隅ブラケット20、カラー
部材22によって取り込まれ保持される。第５図に最も良
く示すように、スリーブが下降すると、角隅ブラケット
20の各テーパ面はくさび部材18のそれぞれのテーパ付き
部分と係合し、くさび作用力によって棚設置装置の内側
に向って移動させられる。同時に、カラー部材22の外側
頂点54が支持柱12の直角頂点24と係合し、支持柱と角隅
ブラケットの間にくさび部材18をはさみ込む。こうし
て、各翼部50がくさび作用力によって付勢されて翼ノッ
チ62内に着座する。さらに棚14にかかる重量が大きけれ
ば、それだけ下向きの力が大きくなり、くさび作用力も
大きくなり、したがって、翼部50を翼ノッチ62内に着座
させる付勢力も大きくなることは了解されたい。したが
って、本発明の棚支持装置は重量が増大しても安定性を
損うことがない。またさらに、くさび作用力は支持柱12
の外側面31に対して同一方向に延在する翼部50を介して
伝えられる。したがって、くさび作用力は主としてテー
パ付き肩部48の内面、側方くさび部分38および内側頂点
29の相互接触面を横切りかつ外側面31に対して同一方向
に伝えられることは了解されたい（特に第３図を参照さ
れたい）。こうして、棚支持装置の三角形状は臨界スト
レスの方向、すなわち、棚の縁に対する同一の方向にお
いて特別の安定性を与え、面36と面46との接触によって
対角線方向に付加的な支えを与える。
再び第２図を参照して、本発明の別の実施例もここに
は示されており、この実施例では、棚支持装置は板製の
棚66（その角隅が部分的に図示してある）と一緒に用い
るようになっている。該板製の棚66は単片の薄板金から
形成され、それは折り曲げにより棚頂部68を形成し、該
棚頂部はその周縁が垂れ下がっている側壁70を有してい
る。該板製の棚66の各角隅のところで、薄板金は切断、
折り曲げてあって一対の対向した肩フランジ部72を形成
してあり、各フランジ部は側壁70から棚設置装置の内側
に向ってほぼ直角に突出している。各肩フランジ部72は
鉛直方向に対しても或る角度で形成してあり、くさび部
材18の側方くさび部分38のテーパに一致させてある。カ
ラー部材22のタブ58と係合するタブ配置手段74を、側壁
70にスロットを切ることによって形成する。該フランジ
部は面73を有する別体の金属パネルを溶接することによ
って互いに結合してある。
ここで、板製の棚66が肩フランジ部72、側壁70、金属
パネルおよびタブ配置手段74を包含する角隅ブラケット
を有することは了解できよう。ここにおいて、くさび部
材を保持する、すなわち、棚を支持する方法は上記の実
施例と同じである。
次いで第６から８図を参照して、ここには第３の実施
例が示してある。この実施例では、棚支持装置はプラス
チック棚に適合するようにされている。第６図は、変形
を施したカラー部材22″および角隅ブラケット20″を一
体に成形したプラスチック製の棚76（部分的に仮想線で
示してある）によって形成されているスリーブの展開頂
面図が示されている。
角隅ブラケット20″はプラスチック棚76に一体に成形
されており、中央のテーパ面46″、２つのテーパ付き肩
部48″およびこのプラスチック棚76の側縁に形成したく
ぼみ部分94から成る。上記実施例と同様に、各テーパ付
きの面および肩部はくさび部材の対応するくさび部分
（第６〜８図には図示せず）と協働する。
本実施例の変形カラー部材22″は先の実施例のカラー
部材22と設計、動作において似かよっているが、本実施
例では、カラー部材22″は上方位置決めタブ78と下方位
置決めタブ80を備えており、該タブはカラー・アーム5
6″の上方および下方の縁にそれぞれ形成してあってそ
れらの間にプラスチック棚の角隅ブラケットを位置決め
するようになっている。さらに、各カラー・アーム56″
はテーパ付きテイル86で終っており、このテイルはプラ
スチック棚76のくぼみ部分94における相補する成形ノッ
チ88と協働して配置される。またさらに、各カラー・ア
ーム56″には複数の「鮫えら」（shark−gill）型のス
ロット82が形成されており、プラスチック棚76のくぼみ
部分94に形成された複数の相対応する「鮫えら」型の突
起84と係合するようになっている。
第８図に示すように、各鮫えら型スロット82はその頂
部から底部まで幅方向においてテーパが付けてある。さ
らに、第７図に示すように、各鮫えら型スロット82の内
縁90は棚設置装置の外側方向に角度づけがなされてい
る。同様に、各「鮫えら」型突起84はその頂部から底部
まで幅方向においてテーパが付けてあり、各「鮫えら」
型突起の内縁92は棚設置装置の内部方向に向かって角度
づけがなされている。したがって、これら２つの角度づ
けされた内縁は、先の実施例のブラケット翼部50のスナ
ップオン作用あるいはタブ配置手段74とタブ58と同様に
互いに係合し、互いに片寄せ付勢を行なって相互錠止す
る。
今まで説明した実施例の角隅柱は環状ダイ型を通して
押出し成形した連続したファイバーで補強された樹脂質
のような複合構造で構成してあってもよい。
この実施例における支持柱およびくさび部材の形態は
上記の実施例と同じであるので、ここには示さない。さ
らに、くさび部材と支持柱を保持するのに支持柱に沿っ
てスリーブを下方へ並進させてくさび部材上に係合させ
着座させる方法も先の実施例と同じであるからここでは
詳しく説明しない。
（発明の効果） 本発明による棚支持装置の三角形状が多くの利点を提
供しているということを御理解願えると思う。それは先
に説明したように、まず第一に、三角形横断面の支持柱
の外側面が平坦であり、支持される棚の縁に対して同一
方向であり、したがって、棚支持装置および棚設置装置
に生じるストレス力の主要方向に対して同一方向となる
ことを了解されたい。したがって、この三角形の形状は
多方向安定性を与え、しかもストレス力の臨界的な方向
に対し特別の安定性を与えている。
円形形状を利用した装置より優れた潜在的な利点は支
持柱が回転することがないことである。本装置では、く
さび部材の構造と協働する三角形形状は、くさび部材が
常に同じ向きで保持されるという利点を与えている。た
とえば、この特徴によれば常に同じ方法で高さ表示番号
を棚の内側に向けて位置させることができる。
本発明の別の利点は、棚の高さを変えて種々の棚用途
に適応させるのが容易であるということである。棚の高
さを変えるには、まず棚を上方に移動させて各角隅にか
かるくさび作用力を軽減させ、それぞれのくさび部材を
露出させる。次に各くさび部材を支持柱上で上方あるい
は下方へ移動させるか、あるいは、クリップ外しを行な
って所望の新しい高さで支持柱に再度クリップ止めをす
る。各くさび部材が止めタブと棚高さインジケータを有
する窓とを備えており、また、各支持柱が順番に番号が
付された止め段部を備えているので、各くさび部材をそ
れぞれの支持柱上の所定の同じ高さのところに迅速に再
位置決めすることができる。次いで、棚を下方に移動さ
せ、くさび部材によってこの新しい所望高さのところで
支持する。この特徴による独特の利点は棚の調節を行な
うのに特殊な工具を何ら必要としないということにあ
る。
本発明のさらに別の利点は隣接の棚を取り外したり、
棚設置装置全体を少なくとも部分的に分解することなく
棚設置装置から内側の棚を挿入したり、外したりするこ
とができるということにある。内側棚を挿入するには、
くさび部材をまず所望の高さのところで各支持柱にクリ
ップ止めする。各角隅にブラケットを組み合わせた棚を
次にやや傾斜させてくさび部材上方の位置で４本の支持
柱間に挿入できるようにし、次にカラー部材を各ブラケ
ットにクリップ止めして各支持柱まわりにスリーブを形
成する。次に棚を下方に移動させ、各スリーブをそれぞ
れのくさび部材上に着座させ、くさび作用によって棚の
各角隅を支持する。もちろん、これらの段階を異なった
順序で実行して組立者の好みに合わせることができる。
同様にして、隣接の棚を取り外したり、棚設置装置全体
を少なくとも部分的に分解することなく、上記の手順を
逆に行なうだけで内側棚を簡単に取り外すことができ
る。本発明のこの態様での特別の特徴は内側棚を挿入し
たり、外したりするのにここでもまたなんら特殊な工具
を必要としないということである。
また、この三角幾何形状は安定性を犠牲にすることな
く棚スペースを最大限に利用できるということは了解さ
れたい。上述したように、該三角形状は多方向安定性、
特に臨界ストレス力の方向、すなわち、棚の縁に対して
同一の方向における安定性を与える。さらに、第３図で
はっきり明らかなように、本発明の三角形支持柱は棚角
隅に応じた小さな三角形部分を占めるだけであり、支持
柱の外側には薄いカラー部材が配置してあるだけであ
る。こうして、棚のほぼ全面積を利用できる。さらに、
カラー部材の厚さ分だけが支持柱の外側に延在している
だけであるから、本発明の棚支持装置を利用する多数の
棚設置装置を互いに隣接して配置し、ほぼ連続した棚を
形成することができることは了解されたい。
さらに、棚支持装置の構成要素の各々は通常の材料お
よび技術を用いて容易かつ安価に製作することができ
る。特定された例を詳しく上述したが、棚設置装置を応
用しようとしている用途に従って他の通常の材料、製造
技術を使用してもよい。
本発明の別の利点は、角隅ブラケット20を他の多数の
通常の棚設定設計に適応させることができるということ
である。たとえば、棚の各角隅を斜めに切り取り、通常
のボルトによる構成によってそこに角隅ブラケットを取
り付けることによって該ブラケットを木製棚あるいはプ
ラスチック棚を支えるのに使用できる。
本発明による特定された実施例を詳しく説明してきた
が、この説明は本発明を理解して貰うためだけのもので
あることは了解されたい。特許請求の範囲に記載した本
発明の範囲から逸脱することなくここに説明した好まし
い実施例の変更を当業者がなし得ることは明らかであ
る。
【図面の簡単な説明】
第１図は本発明の棚支持装置の好ましい実施例を盛り込
んだ棚設置装置の部分斜視図である。 第２図は棚の内側から見た第１図の好ましい実施例の１
つの角隅組立体の斜視図であり、支持柱、カラー部材、
くさび部材およびワイヤフレーム棚と構造的に一体にな
っている翼付き角隅ブラケットの特徴を示すために展開
した図であり、また板製の棚およびブラケットを折り曲
げた薄板金で一体に形成した本棚支持装置の別の実施例
を示す図も含まれている。 第３図は第２図の角隅組立体の頂面図であり、ワイヤフ
レーム棚に利用している本発明の棚支持装置を示してい
る。 第４図は第３図の角隅組立体の展開頂面図であり、支持
柱およびくさび部材の止め作用の特徴を示すべく支持柱
を横断面で示す図である。 第５図は第３図の５−５線に沿った角隅組立体の垂直断
面図である。 第６図は本棚支持装置の別の実施例の展開頂面図であ
り、該棚が複合材料で作ってあり、角隅ブラケットが一
体に形成されており、相互錠止用「鮫えら」型配置を使
用してカラー部材および角隅ブラケットを相互にスナッ
プ嵌合させた状態を示す図である。 第７図は第６図のカラー部材の部分頂面図であり、そこ
に形成した「鮫えら」型のスロットの横断面形状を断面
で示す図である。 第８図は第６図のカラー部材および角隅ブラケットの展
開側面図であり、相互錠止用「鮫えら」型配置を示す図
である。 〔主要部分の符号の説明〕 10……棚設置装置 12……支持柱 14……ワイヤフレーム棚 15……主側支持ワイヤ 16……角隅組立体 18……くさび部材 20,20″……角隅ブラケット 22,22″……カラー部材 24……支持柱の直角頂点 26……支持柱の内面 29……支持柱の内側頂点 30……止め段部 31……支持柱の外側面 32……輪郭リップ 36……中央くさび部分 38……側方くさび部分 40……窓 42……止めタブ 44……棚高さインジケータ 46,46″……テーパ面 48,48″……テーパ付き肩部 50……翼部 54……外側頂点 56,56″……カラー・アーム 58……タブ 60……舌片 62……翼ノッチ 64……リブ 66……板製の棚 68……棚頂壁 70……側壁 72……肩フランジ部 73……パネル部材 74……タブ配置手段 76……プラスチック棚 78……上方位置決めタブ 80……下方位置決めタブ 82……「鮫えら」型スロット 84……「鮫えら「型突起 86……テーパ付きテイル 88……ノッチ 94……くぼみ部分
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ロドニイ イー．ブランチヤー アメリカ合衆国．18641 ペンシルヴア ニア，ワイオミング，イースト フオー ス ストリート 69 (56)参考文献 特開 昭61−2808（ＪＰ，Ａ) 実開 昭53−814（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭48−103330（ＪＰ，Ｕ) 特公 昭50−22468（ＪＰ，Ｂ１) 特公 昭50−25372（ＪＰ，Ｂ１)

Claims (49)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】ほぼ直角三角形の横断面を有し、直角頂点
    が外側頂点となる支持柱と、この支持柱の内面にスナッ
    プ嵌合作用で配置され、くさび部分を有するくさび部材
    と、支持される棚の角隅と組み合わされるようになって
    おり、前記くさび部分と協働するためのテーパ面部分を
    有する角隅ブランケットと、この角隅ブランケットと協
    働して前記支持柱のまわりにほぼ三角形のスリーブを形
    成するカラー部材とを包含し、このカラー部材が前記角
    隅ブランケットと係合し、前記スリーブがくさび作用に
    よって前記支持柱と前記くさび部材上に着座して前記棚
    を支えることを特徴とする棚支持装置。
  2. 【請求項２】前記直角三角形横断面の各頂点に丸みが付
    いていることを特徴とする請求項１記載の棚支持装置。
  3. 【請求項３】前記三角形横断面が直角等辺三角形横断面
    であることを特徴とする請求項１記載の棚支持装置。
  4. 【請求項４】前記支持柱、前記くさび部材、前記角隅ブ
    ラケットおよび前記カラー部材の各々が前記外側頂点を
    通りかつ前記支持柱の内面に対して直角の平面に対して
    対称形となっていることを特徴とする請求項３記載の棚
    支持装置。
  5. 【請求項５】前記直角二等辺三角形の各頂点には曲率半
    径が約0.375インチ（9.525mm）程度の丸みが付されてい
    て、各内側頂点の隣接する外側の辺と平行な線に沿っ
    た、各内側頂点から対向する辺までの距離が約1.457イ
    ンチ（37.00mm）であることを特徴とする請求項４記載
    の棚支持装置。
  6. 【請求項６】前記くさび部材を前記支持柱上の所定の位
    置に位置決めするために、前記支持柱の前記内面に少な
    くとも１つの止め段部が形成してあり、前記くさび部材
    にはの少なくとも１つの止め段部と協働する少なくとも
    １つの止めタブが備わっていることを特徴とする請求項
    １記載の棚支持装置。
  7. 【請求項７】複数の止め段部が前記支持柱の長手方向に
    所定の間隔で周期的に配置してあることを特徴とする請
    求項６記載の棚支持装置。
  8. 【請求項８】前記所定の間隔というのが1/2インチ（12.
    7mm）であることを特徴とする請求項７記載の棚支持装
    置。
  9. 【請求項９】前記止めタブの数が２であることを特徴と
    する請求項６記載の棚支持装置。
  10. 【請求項１０】前記止めタブの数が２であり、これらの
    止めタブが前記所定の周期間隔に一致するように離間さ
    れていることを特徴とする請求項７記載の棚支持装置。
  11. 【請求項１１】前記止め段部が順繰りに識別されること
    を特徴とする請求項６記載の棚支持装置。
  12. 【請求項１２】前記くさび部材がさらに前記支持柱の内
    面を見るための窓を包含し、それによってそこに形成さ
    れた止め段部を見ることができることを特徴とする請求
    項11記載の棚支持装置。
  13. 【請求項１３】前記くさび部材がさらに前記窓に隣接し
    て配置した棚高さインジケータを包含し、この高さイン
    ジケータが前記くさび部材の配置された或る特定の止め
    段部を示すことによって前記支持柱に対するくさび部材
    の位置、したがって、前記支持柱に対する棚の位置を示
    すことを特徴とする請求項12記載の棚支持装置。
  14. 【請求項１４】前記くさび部材が弾性材料で作られてい
    ることを特徴とする請求項１記載の棚支持装置。
  15. 【請求項１５】前記くさび部材がプラスチック製である
    ことを特徴とする請求項14記載の棚支持装置。
  16. 【請求項１６】前記支持柱が圧延金属で作られているこ
    とを特徴とする請求項１記載の棚支持装置。
  17. 【請求項１７】前記支持柱が冷間圧延鋼で作られている
    ことを特徴とする請求項１記載の棚支持装置。
  18. 【請求項１８】前記支持柱が金属製であり、前記止め段
    部が打抜き加工又はプレス加工のうちの少なくとも一方
    によって形成されることを特徴とする請求項６記載の棚
    支持装置。
  19. 【請求項１９】前記くさび部材が２つの側方くさび部分
    を含む３つのくさび部分を包含し、該側方くさび部分が
    前記支持柱の前記２つの内側頂点の各々に隣接して配置
    してあり、中央のくさび部分がこれら側方くさび部分の
    間で前記支持柱の内面に隣接して配置してあることを特
    徴とする請求項１記載の棚支持装置。
  20. 【請求項２０】前記側方くさび部分が互いにほぼ直角の
    平面内に配置してあり、各側方くさび部分が隣接した前
    記支持柱の外面に対してほぼ直角となっていることを特
    徴とする請求項19記載の棚支持装置。
  21. 【請求項２１】各前記くさび部分が３度の角度のオーダ
    ーのテーパを有することを特徴とする請求項１記載の棚
    支持装置。
  22. 【請求項２２】前記くさび部材が２つの側方部分の縁の
    それぞれに弾性性質を有する輪郭リップを包含し、これ
    ら２つの輪郭リップの各々が前記支持柱の内側頂点角と
    協働してクリップオン作用によって前記くさび部材を前
    記支持柱上に配置することを特徴とする請求項１記載の
    棚支持装置。
  23. 【請求項２３】前記角隅ブラケットがさらにテーパ面
    と、このテーパ面の両側の各々に配置したテーパ付き肩
    部と、各々のテーパ付き肩部から延在する翼部とを包含
    し、各翼部がそれぞれのテーパ付き肩部と交わる点で幅
    の狭いネック部を形成するような輪郭となっていること
    を特徴とする請求項１記載の棚支持装置。
  24. 【請求項２４】前記テーパ面および各テーパ付き肩部が
    約３度の角度のテーパを有し、該テーパは角隅ブラケッ
    トの頂部からその底部まで、かつ棚支持装置において内
    側に延在していることを特徴とする請求項23記載の棚支
    持装置。
  25. 【請求項２５】前記角隅ブラケットが金属製であること
    を特徴とする請求項１記載の棚支持装置。
  26. 【請求項２６】前記角隅ブラケットが冷間圧延鋼で作ら
    れていることを特徴とする請求項１記載の棚支持装置。
  27. 【請求項２７】前記角隅ブラケットが前記中央くさび部
    分と協働するテーパ面と、該テーパ面の両側の各々に配
    置してあり、かつ前記２つの側方くさび部分とそれぞれ
    協働するテーパ付き肩部とを包含し、前記スリーブが前
    記くさび部材および前記支持柱上に着座したときに、前
    記くさび部分と前記角隅ブラケットの間で発生したくさ
    び作用力が各側方くさび部分とそれに対応したテーパ付
    き肩部の間の接触面を横切って伝えられて前記棚を支え
    ることを特徴とする請求項19記載の棚支持装置。
  28. 【請求項２８】支持される前記棚に前記角隅ブラケット
    が一体的に形成されていることを特徴とする請求項１記
    載の棚支持装置。
  29. 【請求項２９】前記棚がワイヤフレーム棚であり、前記
    棚の支持ワイヤを前記角隅ブラケットに固定することに
    よって、前記角隅ブラケットが前記棚の角隅に固定され
    ることを特徴とする請求項１記載の棚支持装置。
  30. 【請求項３０】前記角隅ブラケットが金属製であり、前
    記ワイヤフレーム棚が溶接でこの角隅ブラケットに取り
    付けてあることを特徴とする請求項29記載の棚支持装
    置。
  31. 【請求項３１】前記ワイヤフレーム棚が少なくとも１つ
    の主側支持ワイヤを包含し、この少なくとも１つの主側
    支持ワイヤが前記角隅ブラケットに取り付けてあって前
    記カラー部材を配置するためのガイドを構成することを
    特徴とする請求項29記載の棚支持装置。
  32. 【請求項３２】前記棚が薄板金で作られており、前記角
    隅ブラケットが、前記薄板金を折り込み、切断し、パネ
    ル部材で結合することによって形成された一対のフラン
    ジ部を包含することを特徴とする請求項１記載の棚支持
    装置。
  33. 【請求項３３】前記棚が成形プラスチックで作られてお
    り、前記角隅ブラケットが前記プラスチック棚の角隅に
    成形されていることを特徴とする請求項１記載の棚支持
    装置。
  34. 【請求項３４】各々がほぼ直角三角形横断面を有し、直
    角頂点が外側頂点となってる複数の支持柱と、 該支持柱の数に等しい数のくさび部材であって各々が前
    記複数の支持柱の１つの支持柱上にその内面のところで
    配置されていて、内方に延在するくさび部分を有する複
    数のくさび部材と、 前記くさび部材と協働するテーパ面を備えた角隅ブラケ
    ットを各角隅に具備している前記支持柱によって支持さ
    れる棚と、 前記支持柱の数に等しい数のカラー部材であって各々が
    前記角隅ブラケットの１つと協働して前記各支持柱のま
    わりにほぼ三角形状のスリーブを形成するカラー部材と
    から成り、前記カラー部材の各々がクリップオン作用に
    よって夫々対応する前記角隅ブラケットと弾性的に係合
    し、前記棚を下方に動かして、それぞれの対応する前記
    支持柱上の各々に配置された前記くさび部材上にくさび
    作用によって前記形成されたスリーブの各々が着座する
    ようにされていて前記棚を支持柱上に支持することがで
    きることを特徴とする棚設置装置。
  35. 【請求項３５】少なくとも１つのワイヤフレーム棚を有
    するノックダウン式棚設置装置のための棚支持装置であ
    って、該棚支持装置は、支持柱と、成形プラスチックか
    ら成るくさび部材と、角隅ブラケットと、弾性性質を有
    するカラー部材とから構成されていて、 該支持柱は、ほぼ直角等辺三角形横断面を有し、直角頂
    点は丸みが付けられていて、これと隣接する２つの辺部
    と共に該直角頂点は棚設置装置の外方に向いており、残
    りの２つの頂点にも丸みが付けられていて、かつ棚支持
    装置の内方において対称的に配置されており、前記直角
    頂点に対向して配置された内面が長手方向に所定間隔で
    周期的に配置された複数の止め段部を有し、 該くさび部材は、その両端部の縁の各々に設けた弾性性
    質を有する輪郭リップと、前記支持柱の前記止め段部と
    協働するように配置した少なくとも１つの止めタブとを
    有していて、各輪郭リップが前記支持柱の内側頂点と協
    働してクリップオン作用によって前記支持柱の前記内面
    に取外自在かつ調節自在に前記くさび部材を配置するよ
    うになっており、該くさび部材はさらに、棚の内部方向
    において前記くさび部材の頂部から底部まで延在するよ
    うなテーパを付けたくさび部分を有し、該くさび部分
    は、前記支持柱の前記内面を横切っている中央くさび部
    分と、前記支持柱の前記内側頂点の各々に隣接する側方
    くさび部分とを有し、前記中央くさび部分はさらに、そ
    れを貫いて形成してあって前記支持柱の前記内面に位置
    する前記止め段部を見ることのできる窓を形成する空所
    と、前記くさび部材が前記少なくとも１つの止めタブに
    よって位置決めされている所定位置を示すため前記止め
    段部を指示するための前記窓に隣接して配置された棚高
    さインジケータとを有していて、 該角隅ブラケットは、前記少なくとも１つのワイヤフレ
    ーム棚の角隅に一体的に固定されていて、該角隅ブラケ
    ットは中央テーパ面を有し、その両端縁において所定の
    角度で一対のテーパ付き肩部が設けられていて、更に該
    肩部から延在する一対の翼部が設けられていて、各々の
    翼部は該テーパ付き肩部の一方から延在しており、該中
    央テーパ面は前記中央くさび部分と相補的な関係にあり
    かつ協働するようにされており、そして該一対のテーパ
    付き肩部はそれに対応する側方くさび部分と相補的な関
    係にあり、かつ協働するようにされており、更に各々の
    テーパ付き肩部は、隣接する前記支持柱の外側側面にほ
    ぼ直角となるように位置づけされていて、 該カラー部材は、棚設置装置の頂点に対応する丸みの付
    いた外側頂点およびそこから延在する一対のカラー・ア
    ームを備えており、各カラー・アームにはテーパが付さ
    れており、その全長にわたってリブが設けられていて、
    一対のタブで終端しており、各タブが棚設置装置の内側
    に向って角度づけがなされていて前記角隅ブラケットの
    翼部を受け入れる翼部ノッチを有していて、前記角隅ブ
    ラケットの一対の翼部のうちの一方が前記一対のカラー
    ・アームのうちの一方のカラー・アームの一対のタブの
    翼部ノッチ内に着座するように弾性的に付勢されてお
    り、前記一対の翼部のうちの他方の翼部が前記一対の他
    方のカラー・アームの対のタブの翼部ノッチ内に着座す
    るように弾性的に付勢されており、前記角隅ブラケット
    およびカラー部材が前記支持柱のまわりにほぼ三角形の
    スリーブを形成しており、このスリーブが前記くさび部
    材および前記支持柱に対して並進させられて前記くさび
    部材および前記支持柱と係合し、ほぼ所定位置のところ
    でくさび作用によって支持柱上に着座するようになって
    いることを特徴とする棚支持装置。
  36. 【請求項３６】少なくとも１つの薄板金製の棚を有する
    ノックダウン式棚設置装置のための棚支持装置であっ
    て、該棚支持装置は、支持柱と、成形プラスチックから
    成るくさび部材と、角隅ブラケットと、弾性性質を有す
    るカラー部材とから成り、 該支持柱はほぼ直角等辺三角形横断面を有し、直角頂点
    に丸みが付されており、該直角頂点は隣接の２つの側部
    と共に棚設置装置の外側に向いており、他の２つの頂点
    にも丸みが付されていると共にこの２つの頂点が棚支持
    装置の内方において対称的に配置されており、前記直角
    頂点に対向して配置された内面が長手方向に沿って所定
    間隔で周期的に配置された複数の止め段部を有してお
    り、 該くさび部材は、その両端縁の各々に設けられた弾性性
    質を有する輪郭リップと、前記支持柱の前記止め段部と
    協働するように配置された少なくとも１つの止めタブと
    を有していて、各輪郭リップが前記支持柱の内側頂点と
    協働してクリップオン作用によって前記支持柱の前記内
    面に取外自在かつ調節自在に前記くさび部材を配置する
    ようになっており、さらに、棚の内部方向において前記
    くさび部材の頂部から底部まで延在するテーパを付けた
    くさび部分を有し、このくさび部分が前記支持柱の前記
    内面を横切っている中央くさび部分および前記支持柱の
    前記内側頂点の各々に隣接する側方くさび部分を有し、
    前記中央くさび部分がさらに、それを貫いて形成してあ
    って前記支持柱の前記内面に位置する前記止め段部を見
    ることのできる窓を形成している空所と、前記くさび部
    材が前記少なくとも１つの止めタブによって位置決めさ
    れている所定位置を示すために前記窓に隣接して配置さ
    れた前記止め段部を指示するための棚高さインジケータ
    とを有し、 該角隅ブラケットは、前記少なくとも１つの薄板金製の
    棚の角隅に一体的に形成されていて、薄板金の周縁を折
    り曲げ、パネルで結合することによって形成された２つ
    の棚側壁を有していて、各側壁に一対のスロットが設け
    られていて一対のタブを配置する手段を構成しており、
    かつ各側壁はフランジ部で終端しており、各フランジ部
    が該側壁に対してほぼ直角に棚内部に向って折り曲げら
    れていてテーパ付き肩部を形成しており、該テーパ付き
    肩部の一方が前記側方くさび部分の一方と相補的な関係
    にあり、それと協働するようにされていて、一方のテー
    パ付き肩部と他方のテーパ付き肩部とはほぼ直角を構成
    するように配置されており、 該カラー部材は、棚設置装置の頂点に対応する丸みの付
    いた外側頂点およびそこから延在する一対のカラー・ア
    ームを有していて、各カラー・アームにはテーパが付さ
    れており、その全長にわたってリブを有し、かつ各カラ
    ー・アームは一対のタブで終端しており、各タブが棚設
    置装置の内方に向って曲げられて角度づけされていてス
    ナップオン作用によって前記角隅ブラケットのタブ配置
    手段と係合するようにされていて、各タブがそれぞれの
    タブ配置手段内に着座するように弾性的に付勢されてお
    り、前記角隅ブラケットおよびカラー部材が前記支持柱
    のまわりにほぼ三角形のスリーブを形成し、該スリーブ
    が前記くさび部材および前記支持柱に対し並進させられ
    て前記くさび部材および前記支持柱と係合し、ほぼ前記
    所定位置のところでくさび作用によって支持柱上に着座
    するようになっていることを特徴とする棚支持装置。
  37. 【請求項３７】少なくとも１つのプラスチック製棚を有
    するノックダウン式棚設置装置のための棚支持装置であ
    って、該棚支持装置は、支持柱と、成形プラスチックか
    ら成るくさび部材と、角隅ブラケットと、弾性性質を有
    するカラー部材とから成り、 該支持柱は、ほぼ直角等辺三角形横断面を有し、直角頂
    点には丸みが付されていて、該直角頂点は隣接の２つの
    側部と共に棚設置装置の外部に向いており、他の２つの
    頂点にも丸みが付されておりかつこの２つの頂点が棚支
    持装置の内方において対称的に配置されており、前記直
    角頂点に対向して配置された内面には長手方向に沿って
    所定間隔で周期的に配置された複数の止め段部が設けら
    れていて、 該くさび部材は、その両端部の縁の各々に設けた弾性性
    質を有する輪郭リップと、前記支持柱の前記止め段部と
    協働するように配置された少なくとも１つの止めタブと
    を有していて、各輪郭リップが前記支持柱の内側頂点と
    協働してクリップオン作用によって前記支持柱の前記内
    面に取外自在かつ調節自在に前記くさび部材を配置する
    ようになっており、さらに、棚の内側方向において前記
    くさび部材の頂部から底部まで延在するテーパを付けた
    くさび部分を有し、該くさび部分が前記支持柱の前記内
    面を横切っている中央くさび部分と前記支持柱の前記内
    側頂点の各々に隣接する側方くさび部分とを有し、前記
    中央くさび部分がさらに、それを貫いて形成してあって
    前記支持柱の前記内面に位置する前記止め段部を見るこ
    とのできる窓を形成している空所と、前記くさび部材が
    前記少なくとも１つの止めタブによって位置決めされて
    いる所定位置を示すため前記止め段部を指示するための
    前記窓に隣接して配置された棚高さインジケータとを有
    し、 該角隅ブラケットは該プラスチック製棚の角隅に一体的
    に成形されていて、該角隅ブラケットは、中央テーパ面
    を有し、かつ、その両端縁において一対のテーパ付き肩
    部を有し、各テーパ付き肩部は隣接する該プラスチック
    製棚の側壁におけるくぼみ部で終端しており、かつ、該
    くぼみ部に対してほぼ直角をなしており、該側壁の各く
    ぼみ部には所定の間隔で周期的に形成した複数の鮫えら
    形の突起が設けられていて、各突起はほぼ矩形とされて
    いてかつ内側の縁が角度的に棚の内部に向けられてお
    り、前記中央テーパ面が前記中央くさび部分と相補的な
    関係となっていてそれと協働するようにされており、そ
    して前記対のテーパ付き肩部の各々が側方くさび部分と
    相補的な関係となっていてそれと協働するようにされて
    おり、 該カラー部材は、棚設置装置の頂点に対応する丸みの付
    いた外側頂点およびそこから延在する一対のカラー・ア
    ームとを有しており、各カラー・アームが上方位置決め
    タブ、下方位置決めタブ、テーパ付きテイルおよび複数
    の鮫えら状のスロットを有し、前記上方および下方の位
    置決めタブがそれぞれ該カラー・アームの上方および下
    方の縁に形成されていてかつ該カラー・アームに対して
    ほぼ直角に棚設置装置の内部に延在しており、それらの
    間の前記プラスチック製棚の前記角隅ブラケットを配置
    するため、前記テーパ付きテイルが前記くぼみ部に形成
    されたノッチに対応していて、前記テーパ付きテイルを
    それらに位置決めし、前記鮫えら状のスロットの各々が
    それぞれ鮫えら状の突起と対応しており、各鮫えら状の
    スロットはほぼ矩形とされており、また各鮫えら状のス
    ロットが棚設置装置の外部に向かって角度づけられた内
    側側面を有しており、該カラー部材および前記角隅ブラ
    ケットがスナップ嵌合で係合するようにされており、前
    記鮫えら状の突起およびスロットが係合して相互錠止
    し、前記支持柱のまわりにほぼ三角形のスリーブを形成
    し、該スリーブが前記くさび部材および支持柱に対し並
    進して前記くさび部材および支持柱と係合し、ほぼ前記
    所定位置のところでくさび作用によって支持柱上に着座
    するようになっていることを特徴とする棚支持装置。
  38. 【請求項３８】周囲に少なくとも１つの角隅を有する棚
    を支持するためのシステムであって、該システムは、 該棚の内部に関して下向きかつ内方に傾斜している少な
    くとも１つの表面を備えた面部分を有し、該棚の角隅に
    取り付けられる角隅ブラケットと、 ほぼ直角頂点を画成する２つの辺部を備えた少なくとも
    １つのカラーと、 該カラーを該角隅ブラケットに装着しほぼ直角三角形断
    面を有する開放スリーブを形成する手段とを有し、該角
    隅ブラケットの該面部分の大部分は少なくとも該直角三
    角形断面の斜辺部を画成しており、該カラーの該辺部は
    該直角三角形断面の該斜辺にそれぞれ隣接する辺部を画
    成していて、該システムは、 支持柱とくさび部材とを有し、該支持柱とくさび部材と
    を組み合わせることにより、該スリーブの断面に相応す
    るほぼ直角三角形断面が画成され、該支持柱とくさび部
    材との組み合わせ体の該直角三角形断面は、ほぼ直角な
    頂点を画成する２つの側面とその斜辺に対応する斜辺面
    とにより構成されていて、該組み合わせ体は該スリーブ
    内に収容されるようにされていて、該くさび部材は該角
    隅ブラケットの該面部分の傾斜した表面と相補的な傾斜
    したくさび部分を少なくとも１つ有し、該くさび部分は
    該棚の内部に関して下向きかつ内方に傾斜しており、 該システムは更に該くさび部材を該支持柱のある固定し
    た位置に装着する手段を有し、該角隅ブラケットの該面
    部分は、該くさび部材のくさび部分に近接して配置さ
    れ、該スリーブ内に収容された該くさび部材と該支持柱
    の組み合わせ体に対して該棚を下方に動かすことによ
    り、該くさび部材のくさび部分と該角隅ブラケットの面
    部分の傾斜した表面とが緊密に係合し、これにより、該
    組み合わせ体のほぼ直角頂点が該カラーのほぼ直角頂点
    に対し付勢され、かつ、該組み合わせ体の側面が該カラ
    ーの辺部に対して緊密に係合することを特徴とする棚を
    支持するシステム。
  39. 【請求項３９】前記支持柱及びくさび部材の組み合わせ
    体の側面と斜辺面との接続部は前記ほぼ直角三角形断面
    の内側頂点を形成していて、該直角三角形断面の各頂点
    は丸みが付けられていることを特徴とする請求項38に記
    載の棚支持システム。
  40. 【請求項４０】前記スリーブ及び前記組み合わせ体のほ
    ぼ直角三角形断面は、それぞれ直角正三角形断面である
    ことを特徴とする請求項38に記載の棚支持システム。
  41. 【請求項４１】前記支持柱と前記くさび部材との組み合
    わせ体、前記角隅ブラケット、及び前記カラーは、前記
    カラーのほぼ直角頂点を通り、前記組み合わせ体の斜辺
    面と垂直な平面に関して対象であることを特徴とする請
    求項40に記載の棚支持システム。
  42. 【請求項４２】前記支持柱には少なくとも１つの止め段
    部が形成されていて、かつ、前記くさび部材には該止め
    段部に対応する少なくとも１つの止めタブが設けられて
    いて、これにより前記くさび部材が前記支持柱の固定位
    置に配置されることを特徴とする請求項38に記載の棚支
    持システム。
  43. 【請求項４３】複数の止め段部が所定の間隔で前記支持
    柱の長手方向に周期的に設けられていることを特徴とす
    る請求項」42に記載の棚支持システム。
  44. 【請求項４４】前記所定の間隔が0.5インチ（12.7mm）
    であることを特徴とする請求項43に記載の棚支持システ
    ム。
  45. 【請求項４５】前記くさび部材には２つの止めタブが設
    けられていて、該２つの止めタブは前記所定の間隔に対
    応する間隔で配置されていることを特徴とする請求項43
    記載の棚支持システム。
  46. 【請求項４６】前記くさび部材には２つの止めタブが設
    けられていることを特徴とする請求項42に記載の棚支持
    システム。
  47. 【請求項４７】前記止め段部を順次識別できる表示手段
    を更に備えていることを特徴とする請求項42に記載の棚
    支持システム。
  48. 【請求項４８】前記くさび部材の前記くさび部分には、
    前記支持柱を見ることができる窓が形成されていて、こ
    れにより前記支持橋に設けられた止め段部を該窓を通し
    て見ることができることを特徴とする請求項47に記載の
    棚支持システム。
  49. 【請求項４９】前記くさび部材の前記くさび部分は前記
    窓に近接して設けられた棚の高さを表示するインジケー
    ターを有し、該インジケーターは前記支持柱に対する前
    記くさび部材の位置を指し示し、前記くさび部材が位置
    するある特定の止め段部を指し示すことにより前記支持
    柱に対する前記棚の位置を指し示すことを特徴とする請
    求項48に記載の棚支持装置。
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