JP2616648B2 - 溶融亜鉛メッキを施した鋼製ハッチカバー - Google Patents
溶融亜鉛メッキを施した鋼製ハッチカバーInfo
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- JP2616648B2 JP2616648B2 JP4308728A JP30872892A JP2616648B2 JP 2616648 B2 JP2616648 B2 JP 2616648B2 JP 4308728 A JP4308728 A JP 4308728A JP 30872892 A JP30872892 A JP 30872892A JP 2616648 B2 JP2616648 B2 JP 2616648B2
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- steel plate
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- hatch cover
- hot
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E30/00—Energy generation of nuclear origin
- Y02E30/30—Nuclear fission reactors
Landscapes
- Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は原子力施設等の各種プ
ラントにおいて、機械類の搬入あるいはメンテナンス用
として建屋の屋根部に設ける溶融亜鉛メッキを施した鋼
製ハッチカバーに関する。
ラントにおいて、機械類の搬入あるいはメンテナンス用
として建屋の屋根部に設ける溶融亜鉛メッキを施した鋼
製ハッチカバーに関する。
【０００２】
【従来の技術】鋼製ハッチカバーは特に海岸地帯の施設
では、防錆効果と耐食性が求められることから、溶融亜
鉛メッキを施した鋼材の使用が要求される。
では、防錆効果と耐食性が求められることから、溶融亜
鉛メッキを施した鋼材の使用が要求される。
【０００３】ところが、溶融亜鉛メッキを施した鋼材
は、部材が大型化すればする程、メッキ工程で４４０〜
４６０℃の高温メッキ槽に浸漬した際に発生した残留応
力が、解放され歪が起こり易くなる。特に大型組立材で
はこれが顕著にあらわれる。このため、大型組立材につ
いては単材で溶融亜鉛メッキを施した後、これを組立て
ハッチカバーを組立てている。しかし屋根部のハッチカ
バー、特に大型のものは、雨仕舞や温度による材料伸縮
の処理方法に問題があり、溶融亜鉛メッキ鋼材を用いた
ものは、その組立がむずかしかった。
は、部材が大型化すればする程、メッキ工程で４４０〜
４６０℃の高温メッキ槽に浸漬した際に発生した残留応
力が、解放され歪が起こり易くなる。特に大型組立材で
はこれが顕著にあらわれる。このため、大型組立材につ
いては単材で溶融亜鉛メッキを施した後、これを組立て
ハッチカバーを組立てている。しかし屋根部のハッチカ
バー、特に大型のものは、雨仕舞や温度による材料伸縮
の処理方法に問題があり、溶融亜鉛メッキ鋼材を用いた
ものは、その組立がむずかしかった。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】従来、溶融亜鉛メッキ
を施した鋼プレートの単材を用いてハッチカバーを組立
てる際のプレートジョイント部の防水処理方法は山形鋼
等の裏当材との間に、ネオプレンゴム等の水密材を挟み
固定するものであった。この従来の方法は水密材の劣化
や温度による鋼プレートの伸縮により、水密材に亀裂を
生じた場合、雨漏りの原因となった。
を施した鋼プレートの単材を用いてハッチカバーを組立
てる際のプレートジョイント部の防水処理方法は山形鋼
等の裏当材との間に、ネオプレンゴム等の水密材を挟み
固定するものであった。この従来の方法は水密材の劣化
や温度による鋼プレートの伸縮により、水密材に亀裂を
生じた場合、雨漏りの原因となった。
【０００５】この発明は上記問題点の解決を図ったもの
である。その目的は、鋼プレートのジョイント部を鋼プ
レートの伸縮に追随可能となし、長期にわたり、防水性
を維持できる溶融亜鉛メッキを施した鋼製ハッチカバー
を提案するにある。
である。その目的は、鋼プレートのジョイント部を鋼プ
レートの伸縮に追随可能となし、長期にわたり、防水性
を維持できる溶融亜鉛メッキを施した鋼製ハッチカバー
を提案するにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】このハッチカバーは、溶
融亜鉛メッキを施した鋼プレートの単材を組立ててなっ
た鋼製ハッチカバーにおいて、水勾配上下方向に隣接す
る２の鋼プレート縁部を、並列する水上側部材と水下側
受材からなる受部材上で、水下側鋼プレート上に水上側
鋼プレートを間に水密材を挟み重ね、水上側および水下
側鋼プレートをそれぞれ前記水上側および水下側の受材
に固定してジョイントを形成し、鋼プレートの伸縮を受
部材の並列する水上側、水下側の２受材間隔で吸収すべ
くなしてあることを特徴とする。
融亜鉛メッキを施した鋼プレートの単材を組立ててなっ
た鋼製ハッチカバーにおいて、水勾配上下方向に隣接す
る２の鋼プレート縁部を、並列する水上側部材と水下側
受材からなる受部材上で、水下側鋼プレート上に水上側
鋼プレートを間に水密材を挟み重ね、水上側および水下
側鋼プレートをそれぞれ前記水上側および水下側の受材
に固定してジョイントを形成し、鋼プレートの伸縮を受
部材の並列する水上側、水下側の２受材間隔で吸収すべ
くなしてあることを特徴とする。
【０００７】
【実施例】図１に示す実施例のハッチカバーは、長辺２
ｍ、短辺１ｍ、厚さ６mmの溶融亜鉛メッキを施した鋼プ
レート１の単材を敷並べ組立てた大型ハッチカバーであ
る。
ｍ、短辺１ｍ、厚さ６mmの溶融亜鉛メッキを施した鋼プ
レート１の単材を敷並べ組立てた大型ハッチカバーであ
る。
【０００８】水勾配上下方向に隣接する２の鋼プレート
１−１，１−２の長辺縁部のジョイントを図２に示す。
２の鋼プレート１−１，１−２の長辺縁部は水勾配直交
方向に並列する２本の山形鋼の水上側受材２−１と水下
側受材２−２からなる断面略Ｔ形の受部材２上において
重ねジョイントを形成している。
１−１，１−２の長辺縁部のジョイントを図２に示す。
２の鋼プレート１−１，１−２の長辺縁部は水勾配直交
方向に並列する２本の山形鋼の水上側受材２−１と水下
側受材２−２からなる断面略Ｔ形の受部材２上において
重ねジョイントを形成している。
【０００９】すなわち、水下側の鋼プレート１−２は水
下側受材２−２上にネオンプレンゴムの水密材３を挟み
ボルト４を締付け固定してあり、水上側の鋼プレート１
−１は水上側受材２−１上に、水下側の水密材３および
鋼プレート１−２の厚さに見合った厚み調整プレート５
を載置し、その上に水下側の鋼プレート１−２上に延び
た水密材３を敷き、さらにその上に水上側の鋼プレート
１−１を重ね水上側受材２−１にボルト４を締付け固定
しジョイントしてある。
下側受材２−２上にネオンプレンゴムの水密材３を挟み
ボルト４を締付け固定してあり、水上側の鋼プレート１
−１は水上側受材２−１上に、水下側の水密材３および
鋼プレート１−２の厚さに見合った厚み調整プレート５
を載置し、その上に水下側の鋼プレート１−２上に延び
た水密材３を敷き、さらにその上に水上側の鋼プレート
１−１を重ね水上側受材２−１にボルト４を締付け固定
しジョイントしてある。
【００１０】この鋼プレート１，１を固定した水勾配直
交方向の受部材２の並列する水上側、水下側の受材２−
１，２−２の延長先は図示しないが、長ボルト孔を介し
建物躯体に取付けてある。これで長スパン間隔を保ち固
定し部材の弾性により、受材２−１，２−２間の間隔を
小範囲において変動可能となしてある。
交方向の受部材２の並列する水上側、水下側の受材２−
１，２−２の延長先は図示しないが、長ボルト孔を介し
建物躯体に取付けてある。これで長スパン間隔を保ち固
定し部材の弾性により、受材２−１，２−２間の間隔を
小範囲において変動可能となしてある。
【００１１】水勾配と平行方向のジョイントを図３に示
す。並列する左右の山形鋼の受材6'，６’からなる断面
略Ｔ形をなす縦方向の受部材６上にネオプレンゴムの水
密材３を敷き、その上に隣接する左右の鋼プレート１，
１の直角に折曲して立上った２の縁部を合せ配置する。
その合せた縁部を覆うように断面略Ｕ形をなす継手カバ
ー７を上から被せ、横方向からボルト４を締付け、さら
に左右の鋼プレート１，１をそれぞれ、左右の受材
６’，６’にボルト５を締付け固定してある。なお、継
手カバー７の直角に折曲した下縁部と鋼プレート１の立
上り入隅部との間には水密材３が介挿してある。
す。並列する左右の山形鋼の受材6'，６’からなる断面
略Ｔ形をなす縦方向の受部材６上にネオプレンゴムの水
密材３を敷き、その上に隣接する左右の鋼プレート１，
１の直角に折曲して立上った２の縁部を合せ配置する。
その合せた縁部を覆うように断面略Ｕ形をなす継手カバ
ー７を上から被せ、横方向からボルト４を締付け、さら
に左右の鋼プレート１，１をそれぞれ、左右の受材
６’，６’にボルト５を締付け固定してある。なお、継
手カバー７の直角に折曲した下縁部と鋼プレート１の立
上り入隅部との間には水密材３が介挿してある。
【００１２】このハッチカバーの上面には、図１に示す
ごとく、水勾配上下方向に沿い連続する補強材８を並列
に取付け補強し、この補強材８に吊上げ用金物９を設け
てある。このハッチカバーを機械の搬入等で吊上げるに
は、水勾配平行方向の図３に示す、ジョイントのボルト
４を外し、吊上げ用金物９で４点吊りして、水勾配方向
に連続する複数の鋼プレートを吊り上げる。
ごとく、水勾配上下方向に沿い連続する補強材８を並列
に取付け補強し、この補強材８に吊上げ用金物９を設け
てある。このハッチカバーを機械の搬入等で吊上げるに
は、水勾配平行方向の図３に示す、ジョイントのボルト
４を外し、吊上げ用金物９で４点吊りして、水勾配方向
に連続する複数の鋼プレートを吊り上げる。
【００１３】上記実施例は、鋼プレートの平版を用いた
が、平板に代わり折版を用い、同様にしてハッチカバー
を組立てることもできる。折版を用いると、板厚を薄く
して、材料の節減を図ることができる。
が、平板に代わり折版を用い、同様にしてハッチカバー
を組立てることもできる。折版を用いると、板厚を薄く
して、材料の節減を図ることができる。
【００１４】
【作用】このハッチカバーは以上の構成からなる。この
ハッチカバーは温度の昇降により鋼プレートが伸縮する
と、水勾配上下方向の隣接する鋼プレート縁部間の重ね
ジョイントの下の受部材の並列する水上側と水下側の２
受材間隔が変動し、その伸縮応力を吸収する。水上側鋼
プレートの縁部は水下側鋼プレート縁部上に水密材を挟
み重ねジョイントを形成してあり、損傷することなく微
動変位し止水性を損なうことがない。
ハッチカバーは温度の昇降により鋼プレートが伸縮する
と、水勾配上下方向の隣接する鋼プレート縁部間の重ね
ジョイントの下の受部材の並列する水上側と水下側の２
受材間隔が変動し、その伸縮応力を吸収する。水上側鋼
プレートの縁部は水下側鋼プレート縁部上に水密材を挟
み重ねジョイントを形成してあり、損傷することなく微
動変位し止水性を損なうことがない。
【００１５】なお、図３に示した実施例の水勾配平行方
向の受部材６を構成する並列する受材６’，６’の間隔
を変動可能にしておくと、鋼プレートの横方向の伸縮を
受材６’，６’間の間隔で吸収することが可能となる。
向の受部材６を構成する並列する受材６’，６’の間隔
を変動可能にしておくと、鋼プレートの横方向の伸縮を
受材６’，６’間の間隔で吸収することが可能となる。
【００１６】
【発明の効果】この発明は以上の通りであり、この亜鉛
メッキを施した鋼プレートの単材を用い組立てたハッチ
カバーは、鋼プレートの伸縮を鋼プレート間の重ねジョ
イントで吸収し、長期にわたり止水性を保持できる。
メッキを施した鋼プレートの単材を用い組立てたハッチ
カバーは、鋼プレートの伸縮を鋼プレート間の重ねジョ
イントで吸収し、長期にわたり止水性を保持できる。
【図１】実施例のハッチカバーの平面図である。
【図２】図１のＡ−Ａ断面図である。
【図３】図１のＢ−Ｂ断面図である。
１−１…水上側鋼プレート、１−２…水下側鋼プレー
ト、２…受部材、２−１…水上側受材、２−２…水下側
受部材、３…水密材、４…ボルト、５…厚み調整プレー
ト、６…受部材、６' …受材、７…継手カバー、８…補
強材、９…吊上げ用金物。
ト、２…受部材、２−１…水上側受材、２−２…水下側
受部材、３…水密材、４…ボルト、５…厚み調整プレー
ト、６…受部材、６' …受材、７…継手カバー、８…補
強材、９…吊上げ用金物。
Claims (1)
- 【請求項１】 溶融亜鉛メッキを施した鋼プレートの単
材を組立ててなった鋼製ハッチカバーにおいて、水勾配
上下方向に隣接する２の鋼プレート縁部を、並列する水
上側受材と水下側受材からなる受部材上で、水下側鋼プ
レート上に水上側鋼プレートを間に水密材を挟み重ね、
水上側および水下側鋼プレートをそれぞれ前記水上側お
よび水下側の受材に固定してジョイントを形成し、鋼プ
レートの伸縮を受部材の並列する水上側、水下側の２受
材間隔で吸収すべくなしてあることを特徴とする溶融亜
鉛メッキを施した鋼製ハッチカバー。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4308728A JP2616648B2 (ja) | 1992-11-18 | 1992-11-18 | 溶融亜鉛メッキを施した鋼製ハッチカバー |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4308728A JP2616648B2 (ja) | 1992-11-18 | 1992-11-18 | 溶融亜鉛メッキを施した鋼製ハッチカバー |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06158797A JPH06158797A (ja) | 1994-06-07 |
| JP2616648B2 true JP2616648B2 (ja) | 1997-06-04 |
Family
ID=17984575
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4308728A Expired - Fee Related JP2616648B2 (ja) | 1992-11-18 | 1992-11-18 | 溶融亜鉛メッキを施した鋼製ハッチカバー |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2616648B2 (ja) |
-
1992
- 1992-11-18 JP JP4308728A patent/JP2616648B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH06158797A (ja) | 1994-06-07 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19970121 |
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| R250 | Receipt of annual fees |
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| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |