JP2616477B2 - 多方向多重通信システム - Google Patents

多方向多重通信システム

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JP2616477B2
JP2616477B2 JP7030658A JP3065895A JP2616477B2 JP 2616477 B2 JP2616477 B2 JP 2616477B2 JP 7030658 A JP7030658 A JP 7030658A JP 3065895 A JP3065895 A JP 3065895A JP 2616477 B2 JP2616477 B2 JP 2616477B2
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知巳 岩崎
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D30/00Reducing energy consumption in communication networks
    • Y02D30/70Reducing energy consumption in communication networks in wireless communication networks

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、多方向多重通信システ
ムに関し、特にバッテリーセービングを行っている端局
の監視に有用な多方向多重通信システムに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】多方向多重通信システムは、1つの基地
局と複数の端局とを少なくとも含んで構成されており、
例えば図3に示すような構成となっている。図3におい
て、21は基地局、22は基地局21の信号を中継する
中継局、23a、23bは基地局21と通信する端局、
23c、23dは中継局22を介して基地局21と通信
を行う端局である。そして、基地局21と端局23a〜
23dの間には、各端局にて情報が生起したときのみ割
り当てられる情報用チャンネル、各端局に共通に用いら
れる保守用チャンネル、及び各端局のバッテリーセービ
ングの周期を同期させるために共通に用いられるBS同
期用チャンネルを少なくとも含む通信路が備えられてい
る。
【0003】基地局21から端局23a〜23dへの通
信は、時分割多重(TDM)方式を用いて各端局へ所定
の情報を送信し、各端局はそれぞれ自局への情報を分離
選択し抽出する。一方、各端局から基地局21への通信
は、時分割多元接続(TDMA)方式を用いて各端局に
割り当てられた所定の時間的位置(以下、チャンネルと
呼ぶ)においてのみ基地局21へバースト通信を行い、
基地局21は各端局からの情報をそれぞれ分離し抽出す
る。
【0004】端局23a〜23dを1つの基地局21で
監視する場合、例えば特開昭63−136848号公報
で示されているような従来技術が存在する。また、端局
23a〜23dは、基地局21との通信を行っていない
ときに、消費電力削減のため送信部及び受信部の電源の
オン・オフを繰り返すバッテリーセービング動作を基地
局21からのBS同期信号に同期して行っている。例え
ば、特開昭61−172442号公報には、基地局から
の制御信号により各端局のバッテリーセービング動作の
周期を同期させる技術が記載されており、特開平3−1
01426号公報には、端局のバッテリーセービング周
期と電源オフ時間を基地局において管理制御する技術が
記載されている。
【0005】図4はこのようなバッテリーセービングを
行っている端局の監視を行う従来の多方向多重通信シス
テムにおける端局のブロック図である。1はアンテナ、
2は受信信号と送信信号を分波する分波回路、3は受信
信号を中間周波数信号に復調する受信回路、4はこの中
間周波数信号をベースバンド信号に変換する復調回路、
5はベースバンド信号の同期をとるフレーム同期回路、
6は自局への情報信号や制御信号を分離する受信ベース
バンド信号処理回路、7は基地局への情報信号を情報用
チャンネルに多重する送信ベースバンド信号処理回路、
8はこの処理回路7からのベースバンド信号を変調する
変調回路、9は変調回路8の出力を搬送周波数信号に変
換する送信回路、10は基地局から送出されたBS同期
信号を検出するBS同期信号検出回路である。
【0006】また、12はBS同期信号からバッテリー
セービングを行うための受信BS制御信号Caを生成す
る受信BS信号発生回路、13は制御信号Caに従って
受信側の電源をオン/オフする受信側電源制御回路、1
4はBS同期信号からバッテリーセービングを行うため
の送信BS制御信号Cbを生成する送信BS信号発生回
路、15は制御信号Cbに従って送信側の電源をオン/
オフする送信側電源制御回路、16は自局の固有番号を
記憶するステーションナンバー設定回路、17は自局の
固有番号と受信された固有番号が一致したときに、基地
局から保守情報を要求されていると認識して保守情報要
求信号を出力する保守情報要求信号検出回路、18は保
守情報要求信号が出力されたときに自局の保守情報を収
集する保守情報送出回路である。
【0007】アンテナ1は基地局との信号の送受信に使
用され、分波回路2はアンテナ1で受信された受信信号
と基地局への送信信号の分波に使用される。分波回路2
で得られた受信信号は、受信回路3で中間周波数信号に
変換されて復調回路4でベースバンド信号に復調され、
フレーム同期回路5でフレーム同期がとられる。受信ベ
ースバンド信号処理回路6は、このベースバンド信号か
ら自局への情報信号Saや制御信号を分離抽出して、自
局の加入者へ情報信号Saを出力する。一方、情報信号
Sbは、送信ベースバンド信号処理回路7によって情報
送信が生起したときのみ基地局より割り当てられる情報
用チャンネルに時分割多重され、変調回路8で変調され
た後、送信回路9で搬送周波数信号に変換されて増幅さ
れ、分波回路2、アンテナ1を介してバースト通信で基
地局に送信される。
【0008】次に、各端局におけるバッテリーセービン
グ動作について説明する。受信ベースバンド信号処理回
路6は、各端局でバッテリーセービング周期を同期させ
るために、基地局からバッテリーセービング同期用チャ
ンネルに多重されて送られてくるBS同期信号を分離
し、BS同期信号検出回路10がこれを検出する。受信
BS信号発生回路12は、検出されたBS同期信号と同
周期の受信BS制御信号Caを生成し、同様に送信BS
信号発生回路14は、送信BS制御信号Cbを生成す
る。制御信号Ca、Cbは例えば図5に示すような信号
である。
【0009】図5において、TrはBS同期信号と同周
期の受信BS制御信号Caの周期、Tr1は受信側の電
源をオンする時間、Tr2は受信側の電源をオフする時
間である。また、Ttは送信BS制御信号Cbの周期、
Tt1は送信側の電源をオンする時間、Tt2は送信側
の電源をオフする時間である。受信側電源制御回路13
は、制御信号CaがTr1の期間で受信側の回路に供給
している電源をオンにし、同様に送信側電源制御回路1
5は、制御信号CbがTt1の期間で送信側の回路に供
給している電源をオンにする。各端局においては、極力
消費電力を減らすために、受信側の電源が数回オンにな
ったときに、送信側の電源が1回オンになるように制御
信号Cbは作り出される。
【0010】次に、このようなバッテリーセービングを
行っている端局を1つの基地局で監視する場合の動作に
ついて説明する。各端局には、固有の番号(以下、ステ
ーションナンバーと呼ぶ)が割り振られており、基地局
は全端局の保守情報を得るために、保守情報を要求する
端局のステーションナンバーを設定し、保守用チャンネ
ルに多重して各端局に送信する。各端局の保守情報要求
信号検出回路17は、設定回路16に設定された自局の
ステーションナンバーと基地局からのステーションナン
バーとが一致した場合、基地局から自局の保守情報を要
求されていると認識して、保守情報要求信号を出力する
と同時に、「L」レベルのBS禁止信号Paを出力す
る。
【0011】図6はこのBS禁止信号Paを示すタイミ
ングチャート図であり、t1は基地局からの保守情報の
要求を検出してバッテリーセービングを停止した時間、
t2は保守情報の送信が終了してバッテリーセービング
が再開された時間である。時間t1にてBS禁止信号P
aを受け取った受信BS信号発生回路12と送信BS信
号発生回路14は、制御信号Ca、Cbを「H」レベル
にして、バッテリーセービング動作を停止させる。これ
により、受信側、送信側の電源はオンになったままとな
る。
【0012】一方、保守情報送出回路18は、保守情報
要求信号を受け取ると、自局の保守情報を収集する。送
信ベースバンド信号処理回路7は、収集された保守情報
とステーションナンバーを保守用チャンネルに多重して
基地局に送信する。そして、保守情報要求信号検出回路
17は、保守情報の送信が終了した時間t2にてBS禁
止信号Paを「H」レベルに戻す。これにより、受信B
S信号発生回路12と送信BS信号発生回路14は、再
びBS同期信号に同期した制御信号Ca、Cbを送出し
始め、端局はバッテリーセービング動作に戻ることにな
る。
【0013】次に、基地局では、保守情報を要求した端
局から保守情報の応答が返ってきた時点で、次の保守情
報を要求する端局のステーションナンバーを送出する。
そして、このようなポーリングを全端局に対して順次行
うことにより、基地局において全端局の監視が可能とな
る。図7はこのような各端局に対するポーリングを説明
するためのタイミングチャート図であり、各端局の受信
BS制御信号を示している。
【0014】基地局21は、時間t1aにおいて端局2
3aに保守情報を要求し、次の端局23bの受信側の電
源がオンになる時間(バッテリーセービング周期Tr)
だけ待って、時間t1bにおいて端局23bに保守情報
を要求する。よって、基地局21につながる全端局の数
をnとすると、同様のポーリングを各端局に対して順次
行うことにより、全端局を一回りするポーリング周期は
n×Trとなる。このように従来の多方向多重通信シス
テムでは、端局の受信側の電源がオンになっているとき
しか基地局からの保守情報要求を受信できないため、基
地局は、ポーリングした端局からの応答を待つか、ある
いは応答がない場合でもバッテリーセービング周期の時
間以上待機してから次の端局をポーリングしていた。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の多方向
多重通信システムでは、基地局がポーリングした端局か
らの応答を待つか、あるいは応答がない場合でもバッテ
リーセービング周期の時間以上待機してから次の端局を
ポーリングしているため、1つの基地局からポーリング
する端局の数が多くなるに従い、全端局をポーリングす
る周期が長くなるという問題点があった。本発明は、上
記課題を解決するためになされたもので、全端局をポー
リングする周期を短縮することができる多方向多重通信
システムを提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明の多方向多重通信
システムにおける基地局は、バッテリーセービング同期
用チャンネルを介してバッテリーセービングの周期情報
を送出し、各端局の電源が入っているときに保守用チャ
ンネルを介して各端局へ保守情報を順次要求するもので
あり、端局は、基地局から送出された周期情報に基づく
バッテリーセービングのタイミングを各端局間で異なる
ように変更し、基地局から自局の保守情報を要求されて
いると認識したときに、保守用チャンネルを介して自局
の保守情報を基地局に送り返すものである。
【0017】また、基地局は、バッテリーセービングの
周期情報をバッテリーセービング同期用チャンネルに多
重して送出する手段と、保守情報を要求する端局の電源
が入っているときに、この端局の固有番号を保守用チャ
ンネルに多重して保守情報を要求することを全端局に対
して順次行う手段と、保守情報を要求した端局から返さ
れた保守情報を検出する手段とを有するものであり、端
局は、バッテリーセービング同期用チャンネルからバッ
テリーセービングの周期情報、及び保守用チャンネルか
ら固有番号を受信する受信手段と、自局の保守情報を保
守用チャンネルに多重して基地局へ送信する送信手段
と、記憶している自局の固有番号と受信手段で受信され
た固有番号が一致したときに、基地局から自局の保守情
報を要求されていると認識し、自局の保守情報を収集し
て送信手段に出力する保守情報要求検出手段と、受信手
段で受信された周期情報に基づくバッテリーセービング
のタイミングを各端局間で異なるように変更し、この変
更したタイミングに従って受信手段及び送信手段の電源
のオン/オフを行うバッテリーセービング制御手段とを
有するものである。
【0018】また、バッテリーセービング制御手段は、
受信手段で受信された周期情報であるBS同期信号を検
出するBS同期信号検出回路と、このBS同期信号及び
自局の固有番号に基づいて、バッテリーセービングのタ
イミングを各端局間で異なるようにずらすためのBSタ
イミング信号を生成するBSタイミング信号発生回路
と、BSタイミング信号から受信手段のバッテリーセー
ビングを行うための受信BS制御信号を生成する受信B
S信号発生回路と、BSタイミング信号から送信手段の
バッテリーセービングを行うための送信BS制御信号を
生成する送信BS信号発生回路と、受信BS制御信号に
従って受信手段の電源のオン/オフを行う受信側電源制
御回路と、送信BS制御信号に従って送信手段の電源の
オン/オフを行う送信側電源制御回路とからなるもので
ある。
【0019】
【作用】本発明によれば、基地局がバッテリーセービン
グの周期情報を送出し、各端局がこの周期情報に基づく
バッテリーセービングのタイミングを各端局間で異なる
ように変更する。そして、基地局が各端局の電源が入っ
ているときに各端局へ保守情報を順次要求し、各端局が
基地局から自局の保守情報を要求されていると認識する
と、自局の保守情報を基地局に送り返す。
【0020】また、基地局が周期情報を送出し、各端局
の受信手段がこれを受信して、バッテリーセービング制
御手段が周期情報に基づくバッテリーセービングのタイ
ミングを各端局間で異なるように変更し、このタイミン
グによりバッテリーセービングを行う。そして、基地局
が端局の電源が入っているときに、この端局の固有番号
を保守用チャンネルに多重して送出し、端局の受信手段
がこれを受信して、保守情報要求検出手段が自局の固有
番号と受信された固有番号が一致すると自局の保守情報
を要求されていると認識して、自局の保守情報を収集
し、送信手段が保守情報を保守用チャンネルに多重して
基地局へ送信する。
【0021】また、バッテリーセービング制御手段内の
BS同期信号検出回路が周期情報であるBS同期信号を
検出し、BSタイミング信号発生回路がBS同期信号及
び自局の固有番号に基づいてBSタイミング信号を生成
し、受信BS信号発生回路、送信BS信号発生回路が受
信BS制御信号、送信BS制御信号を生成し、受信側電
源制御回路、送信側電源制御回路が受信BS制御信号、
送信BS制御信号に従って受信手段、送信手段の電源の
オン/オフを行う。
【0022】
【実施例】図1は本発明の1実施例を示す多方向多重通
信システムにおける端局のブロック図であり、図4の例
と同様の作用をするものには同一の符号を付してある。
11はBSタイミング信号発生回路であり、バッテリー
セービングの周期情報であるBS同期信号及び自局の固
有番号に基づいて、バッテリーセービングのタイミング
を各端局間で異なるようにずらすためのBSタイミング
信号を生成する。18aは図4の例の保守情報送出回路
18と同様に保守情報を収集する保守情報送出回路であ
り、基地局から保守情報の要求があったタイミングの次
に送信側の電源がオンになったときに保守情報を出力す
る。
【0023】そして、受信回路3、復調回路4、フレー
ム同期回路5、受信ベースバンド信号処理回路6が受信
手段を構成し、送信ベースバンド信号処理回路7、変調
回路8、送信回路9が送信手段を構成し、保守情報要求
信号検出回路17、保守情報送出回路18aが保守情報
要求検出手段を構成している。
【0024】アンテナ1は基地局との信号の送受信に使
用され、分波回路2はアンテナ1で受信された受信信号
と基地局への送信信号の分波に使用される。分波回路2
で得られた受信信号は、受信回路3で中間周波数信号に
変換されて復調回路4でベースバンド信号に復調され、
フレーム同期回路5でフレーム同期がとられる。受信ベ
ースバンド信号処理回路6は、このベースバンド信号か
ら自局への情報信号Saや制御信号を分離抽出して、自
局の加入者へ情報信号Saを出力する。
【0025】一方、情報信号Sbは、送信ベースバンド
信号処理回路7によって情報送信が生起したときのみ基
地局より割り当てられる情報用チャンネルに時分割多重
され、変調回路8で変調された後、送信回路9で搬送周
波数信号に変換されて増幅され、分波回路2、アンテナ
1を介してバースト通信で基地局に送信される。
【0026】次に、各端局におけるバッテリーセービン
グ動作について説明する。受信ベースバンド信号処理回
路6は、基地局からバッテリーセービング同期用チャン
ネルに多重されて送られてくるBS同期信号を分離し、
BS同期信号検出回路10がこれを検出する。BSタイ
ミング信号発生回路11は、検出されたBS同期信号、
及びステーションナンバー設定回路16に設定された自
局のステーションナンバーに基づいて、バッテリーセー
ビングのタイミングを各端局間で異なるようにずらすた
めのBSタイミング信号Maを生成する。
【0027】図2はこのBSタイミング信号Maを示す
タイミングチャート図であり、図5〜7と同様の部分に
は同一の符号を付してある。こうして、BS同期信号と
同周期で、タイミングが各端局で異なるBSタイミング
信号Maが生成される。各端局の受信BS信号発生回路
12は、このBSタイミング信号Maに同期した図2
(b)、(e)、(h)のような受信BS制御信号Ca
を生成する。同様に送信BS信号発生回路14は、図2
(c)、(f)、(i)のような送信BS制御信号Cb
を生成する。なお、受信BS制御信号Caが「H」、す
なわち期間Tr1になるのは、BS同期信号のタイミン
グと同時か、あるいはそれよりも多少前のタイミングに
なっている。これは、BS同期信号を受信する時点で受
信側の回路がオンになっていなければいけないからであ
る。
【0028】そして、受信側電源制御回路13は、受信
BS制御信号CaがTr1の期間で受信側の回路、すな
わち受信回路3、復調回路4、フレーム同期回路5、及
び受信ベースバンド信号処理回路6に供給している電源
をオンにする。同様に送信側電源制御回路15は、送信
BS制御信号CbがTt1の期間で送信側の回路、すな
わち送信ベースバンド信号処理回路7、変調回路8、及
び送信回路9に供給している電源をオンにする。こうし
て、各端局のバッテリーセービングのタイミングがずれ
ることになる。
【0029】次に、このようなバッテリーセービングを
行っている端局を1つの基地局で監視する場合の動作に
ついて説明する。図1では図示しない基地局は、BS同
期信号をバッテリーセービング同期用チャンネルに多重
して送出する手段と、保守情報を要求する端局の電源が
入っているときに、この端局のステーションナンバーを
保守用チャンネルに多重して保守情報を要求する手段
と、保守情報を要求した端局から返された保守情報を検
出する手段とを有するものである。
【0030】そして、基地局は、全端局の保守情報を得
るために、保守情報を要求する端局のステーションナン
バーを設定し、保守用チャンネルに多重して各端局に送
信する。各端局の保守情報要求信号検出回路17は、設
定回路16に設定された自局のステーションナンバー
と、保守用チャンネルから検出した基地局からのステー
ションナンバーとが一致した場合、基地局から自局の保
守情報を要求されていると認識して、保守情報要求信号
を出力する。
【0031】そして、保守情報送出回路18aは、保守
情報要求信号を受け取ると、自局の保守情報を収集し、
送信ベースバンド信号処理回路7は、収集された保守情
報と自局のステーションナンバーを保守用チャンネルに
多重して基地局に送信する。ただし、保守情報送出回路
18aが保守情報を出力するのは、図4の例のように基
地局から保守情報の要求があったときではなく、後述の
ように送信側の電源が再びオンになったときである。
【0032】ここで、基地局から保守情報を要求できる
時間は、端局の受信側の回路の電源がオンになっている
時間(図2のTr1)だけであり、基地局はこの時間内
に保守情報を要求する必要がある。各端局の受信側の回
路がオンになっているタイミングは前述のようにずれて
おり、基地局は、各端局のバッテリーセービングのタイ
ミングがBS同期信号からどれぐらいずれているかを認
識している。
【0033】これにより、基地局は、各端局に対してポ
ーリングを行って保守情報を収集しようとした場合、各
端局に対して以下のようにポーリングしていくことが可
能となる。すなわち、基地局は、時間t1aにおいて端
局23aに保守情報を要求し、端局23aからの応答や
バッテリーセービング周期Trの経過を待たずに、時間
t1bにおいて次の端局23bに保守情報を要求し、同
様にして時間t1cにおいて端局23cに保守情報を要
求する。
【0034】このように、各端局の受信側の回路の電源
がオンになっているタイミングがずれているため、すぐ
に次の端局をポーリングすることができ、図4の例のよ
うにバッテリーセービング周期Trの経過を待ってから
次の端局をポーリングする必要がなくなり、端局の数が
多数あっても、高速ポーリングが可能となる。
【0035】なお、端局23aは時間t3aにおいて基
地局へ保守情報を返信し、端局23bは同様に時間t3
bにおいて保守情報を返信し、端局23cは時間t3c
において保守情報を返信する。これは、各端局の保守情
報送出回路18aが、基地局から保守情報の要求があっ
たタイミング(例えば端局23aではt1a)ではな
く、その次に送信側の電源がオンになったときに保守情
報を送信ベースバンド信号処理回路7に出力するからで
ある。
【0036】
【発明の効果】本発明によれば、各端局が周期情報に基
づくバッテリーセービングのタイミングを各端局間で異
なるように変更することにより、各端局の電源がオンに
なっているタイミングがずれているため、基地局から各
端局に対してバッテリーセービング周期の経過を待たず
に順次ポーリングすることが可能となり、1つの基地局
から多数の端局をポーリングする場合でも、全端局をポ
ーリングする周期を短縮することができる。
【0037】また、基地局を周期情報を送出する手段、
保守情報を要求する手段、及び保守情報を検出する手段
から構成し、端局を受信手段、送信手段、保守情報要求
検出手段、及びバッテリーセービング制御手段から構成
することにより、基地局から各端局に対してバッテリー
セービング周期の経過を待たずに順次ポーリングするこ
とが可能な多方向多重通信システムを容易に実現するこ
とができる。
【0038】また、バッテリーセービング制御手段をB
S同期信号検出回路、BSタイミング信号発生回路、受
信BS信号発生回路、送信BS信号発生回路、受信側電
源制御回路、及び送信側電源制御回路から構成すること
により、周期情報に基づくバッテリーセービングのタイ
ミングを各端局間で異なるように変更して、このタイミ
ングによりバッテリーセービングを行うバッテリーセー
ビング制御手段を簡単な構成で実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の1実施例を示す多方向多重通信シス
テムにおける端局のブロック図である。
【図2】 各端局に対するポーリングを説明するための
タイミングチャート図である。
【図3】 多方向多重通信システムのシステム構成図で
ある。
【図4】 従来の多方向多重通信システムにおける端局
のブロック図である。
【図5】 受信BS制御信号及び送信BS制御信号を示
すタイミングチャート図である。
【図6】 バッテリーセービングの停止と再開を説明す
るためのタイミングチャート図である。
【図7】 各端局に対するポーリングを説明するための
タイミングチャート図である。
【符号の説明】
3…受信回路、4…復調回路、5…フレーム同期回路、
6…受信ベースバンド信号処理回路、7…送信ベースバ
ンド信号処理回路、8…変調回路、9…送信回路、10
…BS同期信号検出回路、11…BSタイミング信号発
生回路、12…受信BS信号発生回路、13…受信側電
源制御回路、14…送信BS信号発生回路、15…送信
側電源制御回路、17…保守情報要求信号検出回路、1
8…保守情報送出回路。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1つの基地局と、この基地局と通信を行
    い、通信がないときは消費電力削減のために電源のオン
    /オフを繰り返すバッテリーセービングを行う複数の端
    局と、前記基地局と端局との間に、各端局に共通に用い
    られる保守用チャンネル、及び各端局のバッテリーセー
    ビングの周期を同期させるために共通に用いられるバッ
    テリーセービング同期用チャンネルを少なくとも含む通
    信路とを備えた多方向多重通信システムにおいて、 前記基地局は、バッテリーセービング同期用チャンネル
    を介してバッテリーセービングの周期情報を送出し、各
    端局の電源が入っているときに保守用チャンネルを介し
    て各端局へ保守情報を順次要求するものであり、 前記端局は、基地局から送出された周期情報に基づくバ
    ッテリーセービングのタイミングを各端局間で異なるよ
    うに変更し、基地局から自局の保守情報を要求されてい
    ると認識したときに、保守用チャンネルを介して自局の
    保守情報を基地局に送り返すものであることを特徴とす
    る多方向多重通信システム。
  2. 【請求項2】 1つの基地局と、この基地局と通信を行
    い、通信がないときは消費電力削減のために電源のオン
    /オフを繰り返すバッテリーセービングを行う複数の端
    局と、前記基地局と端局との間に、各端局に共通に用い
    られる保守用チャンネル、及び各端局のバッテリーセー
    ビングの周期を同期させるために共通に用いられるバッ
    テリーセービング同期用チャンネルを少なくとも含む通
    信路とを備えた多方向多重通信システムにおいて、 前記基地局は、バッテリーセービングの周期情報をバッ
    テリーセービング同期用チャンネルに多重して送出する
    手段と、 保守情報を要求する端局の電源が入っているときに、こ
    の端局の固有番号を保守用チャンネルに多重して保守情
    報を要求することを全端局に対して順次行う手段と、 保守情報を要求した端局から返された保守情報を検出す
    る手段とを有するものであり、 前記端局は、バッテリーセービング同期用チャンネルか
    らバッテリーセービングの周期情報、及び保守用チャン
    ネルから固有番号を受信する受信手段と、 自局の保守情報を保守用チャンネルに多重して基地局へ
    送信する送信手段と、 記憶している自局の固有番号と前記受信手段で受信され
    た固有番号が一致したときに、基地局から自局の保守情
    報を要求されていると認識し、自局の保守情報を収集し
    て前記送信手段に出力する保守情報要求検出手段と、 前記受信手段で受信された周期情報に基づくバッテリー
    セービングのタイミングを各端局間で異なるように変更
    し、この変更したタイミングに従って前記受信手段及び
    送信手段の電源のオン/オフを行うバッテリーセービン
    グ制御手段とを有するものであることを特徴とする多方
    向多重通信システム。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の多方向多重通信システム
    において、 前記バッテリーセービング制御手段は、前記受信手段で
    受信された周期情報であるBS同期信号を検出するBS
    同期信号検出回路と、 このBS同期信号及び自局の固有番号に基づいて、バッ
    テリーセービングのタイミングを各端局間で異なるよう
    にずらすためのBSタイミング信号を生成するBSタイ
    ミング信号発生回路と、 BSタイミング信号から前記受信手段のバッテリーセー
    ビングを行うための受信BS制御信号を生成する受信B
    S信号発生回路と、 BSタイミング信号から前記送信手段のバッテリーセー
    ビングを行うための送信BS制御信号を生成する送信B
    S信号発生回路と、 受信BS制御信号に従って前記受信手段の電源のオン/
    オフを行う受信側電源制御回路と、 送信BS制御信号に従って前記送信手段の電源のオン/
    オフを行う送信側電源制御回路とからなることを特徴と
    する多方向多重通信システム。
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