JP2615416B2 - ディジタル移動無線通信方法 - Google Patents

ディジタル移動無線通信方法

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JP2615416B2
JP2615416B2 JP6065653A JP6565394A JP2615416B2 JP 2615416 B2 JP2615416 B2 JP 2615416B2 JP 6065653 A JP6065653 A JP 6065653A JP 6565394 A JP6565394 A JP 6565394A JP 2615416 B2 JP2615416 B2 JP 2615416B2
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清 浜口
秀一 笹岡
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郵政省通信総合研究所長
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  • Detection And Prevention Of Errors In Transmission (AREA)
  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)
  • Noise Elimination (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、干渉波レベルを検出し
て復号に利用することにより伝送品質の改善を図る、デ
ィジタル移動無線通信方法に関する。
【0002】
【従来の技術】干渉波による伝送品質の劣化を改善する
方法として、最尤系列推定に類する方法が知られてい
る。一例として、干渉波のレプリカを生成し、レプリカ
と受信信号の差分を用いて最尤系列推定を行う方法(吉
野仁、府川和彦、鈴木博:「RLS−MLSEによる適
応干渉キャンセラ」、電子情報通信学会論文誌、B−I
I、J77−B−II、No.2、1994年2月)が
ある。しかし、本発明のように干渉波レベルを検出して
推定し、ユークリッド距離最小復号における重み付けに
利用する方法は、比較対象がない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】最尤系列推定を用いた
方法は、干渉波の重畳した受信信号から希望波を識別す
るため、長い系列長を必要とする。この結果、最尤系列
推定する処理の過程において、多くの演算量を必要とす
る。加えて干渉波のレプリカ生成に関する方法は、レプ
リカ生成のための処理演算が、干渉波の数分必要となる
ため、さらに多くの演算量を必要とする。一般に、干渉
波の数は特定できないから、レプリカ生成の処理演算に
関して冗長にならざるを得ない。一方、干渉波レベルに
より重み付けしたユークリッド距離最小復号は、干渉波
による伝送品質の劣化を改善する作用を有する。また、
最尤系列推定に類する方法と比較した場合、演算量は少
ない。しかし、従来、希望波に重畳した干渉波レベルを
知る、簡単であり確実な手段が見い出されていなかった
ため、実現した例はなかった。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで本発明において
は、送信側において、符号化した情報系列により構成し
たスロット中に定期的に振幅ゼロの信号を挿入する。こ
こでは、振幅ゼロの信号をスペースシンボルと定義す
る。次に受信側では、送信側においてスペースシンボル
を挿入した位置における信号のレベルから、希望波に重
畳した干渉波のレベルを推定する。そして、推定した干
渉波レベルを用いて復号することにより、干渉波により
劣化した伝送品質を改善する。
【0005】
【実施例】以下、本発明によるスロット構成を、図1に
よる図面を参照し説明する。
【0006】送信側において、伝送したい情報系列aを
符号化する。これを、符号化した情報系列bと呼ぶ。
【0007】さらに符号化した情報系列bに、定期的に
スペースシンボルc、すなわち振幅ゼロの信号を挿入す
る。これを送信信号系列dと呼ぶ。
【0008】受信側において、送信信号系列dを受信し
た系列を、受信信号系列eと定義する。
【0009】受信側では、プリアンブルによる相関処理
等のあらかじめ定められた手順を経ることによって、あ
るいは受信側で識別しやすい最大振幅をとる信号を、送
信側で定期的に挿入することによりこの最大振幅信号と
の相対位置によって、受信信号系列eの中に挿入されて
いるスペースシンボルの位置があらかじめ分かる。干渉
波が存在しない場合、受信側における、スペースシンボ
ルの挿入位置の信号fのレベルはゼロとなる。しかし干
渉波が存在する場合は、干渉波レベルが出力される。
【0010】前記手段により検出した干渉波レベルを用
いて、スペースシンボル間の干渉波レベルを内挿、また
は平均処理等により推定し、推定した干渉波レベルを用
いて重み付けしたユークリッド距離最小復号を実行す
る.こうして復号系列gが得られる。
【0011】以下、本発明の詳細な実施例について図
2、図3の図面を参照し説明する。
【0012】また、実施例で用いた変調方式は16QA
Mである。16QAMは振幅に情報が含まれるため、デ
ィジタル移動無線通信システムではフェージング対策が
必要となる。ここでは、フェージング対策として伝送路
歪補償方式(特開平1−196924号公報)を適用す
る。伝送路歪補償方式とは、送信側において、伝送すべ
き信号の系列中に定期的に既知のシンボル(パイロット
シンボルまたはフレームシンボルと呼ばれる)を挿入す
る。そして受信側では、パイロットシンボルから受信包
絡線レベルを推定することによって伝送路歪を補償する
方式である。
【0013】まず、図2の送信側において、伝送すべき
情報系列1を符号化部2により符号化し、信号点配置部
3によりシンボル化する。
【0014】次に、このシンボル化した系列4をインタ
リーブ部5によりインタリーブする。次に、インタリー
ブ後の系列に、パイロットシンボル挿入部6により定期
的にパイロットシンボルを挿入する。
【0015】さらにスペースシンボル挿入部7により定
期的にスペースシンボルを挿入する。 スペースシンボ
ルの挿入間隔は、干渉波レベル検出の確実性の度合(確
実度)と伝送効率との兼ね合いで最適値が存在する。す
なわち、挿入間隔を狭めれば、干渉波レベル検出の確実
度は向上するが、伝送効率は劣化する。逆に挿入間隔を
広げれば、干渉波レベル検出の確実度が劣化するが、伝
送効率は向上する。干渉波の持続する時間の期待値が分
かる場合には、挿入間隔を持続時間の期待値程度に定め
る。通常は、伝送効率の劣化の許容できる範囲内で、挿
入間隔を狭める。
【0016】こうして構成した送信信号系列8は、送信
側ルートナイキストフィルタ部9を通して帯域制限さ
れ、次に送信側局部発振器部10、直交変調部11によ
り高周波信号に変換され、送信側空中線12より出力さ
れる。
【0017】図3の受信側では、受信側空中線13より
受信した高周波信号を、送信側とほぼ同じ周波数を持つ
受信側局部発振器部14、準同期検波部15により準同
期検波する。さらに不要波を除去するため、受信側ルー
トナイキストフィルタ部16により濾波する。
【0018】濾波した受信信号系列17から、スペース
シンボル分離部18によりスペースシンボルを分離す
る。分離したスペースシンボルから構成される系列をス
ペースシンボル系列19と呼ぶ。
【0019】スペースシンボル分離部を経た受信信号系
列から、パイロットシンボル分離部20によってパイロ
ットシンボルを分離する。分離したパイロットシンボル
から構成される系列を、パイロットシンボル系列21と
呼ぶ。
【0020】スペースシンボル、パイロットシンボルを
分離した受信情報系列22は、フェージング歪補償部2
3においてフェージング歪が除かれる。ここでフェージ
ング歪補償部では、フェージング歪を推定するためにパ
イロットシンボル系列から受信包絡線レベル系列24を
求めて、補償を行っている。求めた受信包絡線レベル系
列を、この後の復号部にも利用する。
【0021】歪を除去した受信情報系列25を、デイン
タリーブ部26によってデインタリーブして、復号部2
7に導く。
【0022】一方、受信包絡線レベル系列についてもデ
インタリーブして、復号部に導く。
【0023】分離したスペースシンボル系列19を、干
渉波レベル推定部28に導く。干渉がレベル推定部で
は、連続するスペースシンボルから、スペースシンボル
に挟まれた部分の干渉波レベルを推定する。これを干渉
波レベル系列29と呼ぶ。その後、干渉波レベル系列を
デインタリーブして、復号部に導く。
【0024】復号部では、従来の受信包絡線レベル系列
24による重み付けに加えて、本発明から得られる干渉
波レベル系列29によっても重み付けして、ユークリッ
ド距離最小復号する。
【0025】重み付けしたユークリッド距離最小復号
は、以下を実行する。n、v、r(k)、ωを、それぞ
れ次のように定義する。
【0026】
【数1】 n=(n,n,…,n
【0027】
【数2】 v=(v,v,…,v
【0028】
【数3】 r(k)=(r(k),r(k),…,r
(k))
【0029】
【数4】 ω=(ω,ω,…,ω
【0030】n、v、ωはそれぞれ、デインタリーブ後
の干渉波レベル系列、受信情報系列、受信包絡線レベル
系列である。また、r(k)は第k候補符号系列、Nは
系列長である。
【0031】このとき、干渉波レベルで重み付けしたユ
ークリッド距離最小復号では、以下の式により与えられ
るMk を、全てのkにわたり実行する。
【0032】
【数5】
【0033】ここでMk は判定変数、δは安定化のため
の正定数である。Mk が最小値をとるときのkから、r
(k)を復号系列30として判定し、出力する。
【0034】図4に、計算機シミュレーションによる本
実施例のビット誤り率特性を示す。横軸は平均C/I
(平均した希望波電力対干渉波電力比)であり、縦軸は
BER(ビット誤り率)である。
【0035】シミュレーション条件は、変調速度16ks
ymbols/sec、符号化に8ビット/1ブロック、符号化率
1/2の疑似巡回型ブロック符号、シミュレーションに
用いた伝送路モデルとして、希望波には最大フェージン
グピッチが80Hz、遅延広がりが2μsの等振幅2波
モデルレーレーフェージング、干渉波には上記の等振幅
2波モデルレーレーフェージングに加えて、標準偏差が
6.5dBの対数正規分布に従う振幅変動を与えてい
る。
【0036】本発明により、検出した干渉波レベルを用
いて重み付けした、ユークリッド距離最小復号した場合
の実施例の特性(図中○印)は、干渉波レベルを用いず
にユークリッド距離最小復号した場合の実施例の特性
(図中△印)よりも優れていることが分かる。
【0037】
【発明の効果】本発明により、ディジタル移動無線通信
システムにおいて、干渉波レベルを検出し復号に利用す
ることにより、簡易な方法で伝送品質の改善が実現でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のスロット構成を表した図。
【図2】本発明の一実施例に関わる送信側を表した図。
【図3】本発明の一実施例に関わる受信側を表した図。
【図4】本発明の一実施例により、ビット誤り率特性の
改善があることを示す図。
【符号の説明】
a …情報系列 b …符号化した情報系列 c …スペースシンボル d …送信信号系列 e …受信信号系列 f …挿入位置の信号 g …復号系列 1 …情報系列 2 …符号化部 3 …信号点配置部 4 …シンボル化した系列 5 …インタリーブ部 6 …パイロットシンボル挿入部 7 …スペースシンボル挿入部 8 …送信信号系列 9 …送信側ルートナイキストフィルタ部 10…送信側局部発振器部 11…直交変調部 12…送信側空中線 13…受信側空中線 14…受信側局部発振器部 15…準同期検波部 16…受信側ルートナイキストフィルタ部 17…受信信号系列 18…スペースシンボル分離部 19…スペースシンボル系列 20…パイロットシンボル分離部 21…パイロットシンボル系列 22…受信情報系列 23…フェージング歪補償部 24…受信包絡線レベル系列 25…歪除去後の受信情報系列 26…デインタリーブ部 27…復号部 28…干渉波レベル推定部 29…干渉波レベル系列 30…復号系列 整理番号 CRL−94−3 化学式等を記載した書面 明細書
【数1】n=(n1,n2,…,nN
【数2】v=(v1,v2,…,vN
【数3】 r(k)=(r1(k),r2(k),…,rN(k))
【数4】ω=(ω1,ω2,…,ωN
【数5】

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動局と基地局との間、または移動局間
    においてディジタル信号による無線通信を行うためのデ
    ィジタル移動無線通信方法において、 送信側は、伝送に供する情報系列を符号化して送信用の
    スロットを構成し、該スロット中に振幅ゼロで所定時間
    幅のスペースシンボルを挿入すると共に、該スペースシ
    ンボルの挿入位置情報を付加してなる送信信号を出力
    し、 該送信信号を受信した受信側は、受信信号に含まれるス
    ペースシンボル挿入位置情報に基づいてスペースシン
    ボル挿入部分の信号レベルを取得し、該スペースシンボ
    ル挿入部分の信号レベルに基づいて当該受信信号に作用
    した蓋然性の高い干渉波レベルを推定し、該推定値によ
    り重み付けしたユークリッド距離最小復号を行うことを
    特徴とするディジタル移動無線通信方法。
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JP3286289B2 (ja) * 1999-12-28 2002-05-27 松下電器産業株式会社 Cdma受信装置及び誤り訂正方法
JP5105834B2 (ja) 2006-11-17 2012-12-26 キヤノン株式会社 制御装置及びその制御方法、通信装置及びその制御方法、通信システム、及び、プログラム

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