JP2614899B2 - 偏光分光光度計 - Google Patents

偏光分光光度計

Info

Publication number
JP2614899B2
JP2614899B2 JP63146829A JP14682988A JP2614899B2 JP 2614899 B2 JP2614899 B2 JP 2614899B2 JP 63146829 A JP63146829 A JP 63146829A JP 14682988 A JP14682988 A JP 14682988A JP 2614899 B2 JP2614899 B2 JP 2614899B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
converter
signal
light
polarization
magnetic field
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP63146829A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01314947A (ja
Inventor
正敏 北川
公之助 大石
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP63146829A priority Critical patent/JP2614899B2/ja
Publication of JPH01314947A publication Critical patent/JPH01314947A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2614899B2 publication Critical patent/JP2614899B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Investigating Or Analysing Materials By Optical Means (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は偏光分光光度計に係り、特に偏光ゼーマン原
子吸光光度計の測定時に発生するバツクグラウンドによ
る測定値の誤差を補正し、測定感度の向上をはかるのに
好適な偏光分光光度計に関するものである。
〔従来の技術〕
従来の偏光ゼーマン原子吸光光度計においては、第3
図に示す如く、偏光された磁場に対して平行な水平な偏
光成分と磁場に対して垂直な偏光成分の信号の比が1:1
とならない。これらの二つの偏光成分は、サンプル光と
レフアレンス光に対応する。光源からの光の偏光特性
は、自然偏光であるため、サンプル光とレフアレンス光
の強度比は、1:1である。
しかし、分光器には、一般に回折格子が用いられてお
り、前記回折格子においては、サンプル光とレフアレン
ス光に対して反射率の比が異なってくる。
この反射率の相違が、光度比の相違を生ぜしめる。こ
の光度比の相違は、波長によって異なり、最大1:0.2程
度になる。この光度比の相違は、吸光度の相違を生じ、
測定時のバックグラウンドによる減光時、電気回路系の
オフセットあるいは信号変化に対するレスポンスの変化
などから測定値に影響がでて、誤差を生じ、精度向上へ
の障害となつていた。なお、これに関係するものとし
て、特開昭60−187844号公報がある。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記従来技術は、偏光特性により磁場に対して平行な
水平光Sと磁場に対して垂直な垂直光Rの比率が1:1と
ならない状態で測定していたので、測定値は水平光/垂
直光=測定値としているために、測定時に発生する分
子,粒子などによる減光により測定試料の吸収がない場
合にも測定値が変化することがあり、その値は減光(バ
ツクグラウンド)が多いほど影響が大きくなつていた。
これは、電気回路系のオフセツト値などが測定値内に一
定の割合で含まれているためで、信号が大きい場合には
無視することができるが、減光量が1桁,2桁と大きくな
るにしたがつて無視できなくなる。
本発明の目的は、上記水平光Sと垂直光Rの比率が常
に1:1に近い値となるように制御可能な構成にして分析
感度を向上させることができる偏光分光光度計を提供す
ることにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的は、本発明に係る偏光分光光度計の構成を、
安定化回路で安定化された光量が可変可能な光源ランプ
と、該光源ランプからの光を試料測光室,分光器を通し
て偏光子により、光方向と直交する磁場に平行な偏光成
分と磁場に垂直な偏光成分とに分離し、各々を交互に時
分割する断続器と、前記断続光の信号と同期した信号を
得るホトカプラと、前記断続光信号を入射し電気信号に
変換する光電変換器と、前記電気信号を増幅した信号を
デイジタル信号に変換するA−D変換器と、前記デイジ
タル信号の処理及び制御を行う制御部と、該制御部での
設定値に応じたランプ電流を出力する第1のD−A変換
器を備えた偏光分光光度計において、 前記制御部の光源ランプの点灯電源の制御ループ内
に、第2のD−A変換器と前記第2のD−A変換器の出
力をオン・オフするスイッチを設け、前記ホトカプラか
らの同期信号により当該スイッチを駆動することによ
り、前記第1のD−A変換器の出力値と前記第2のD−
A変換器の出力値との加算時を、前記磁場に平行な偏光
成分あるいは前記磁場に垂直な偏光成分のいずれかが光
電変換器に入射するタイミングに合わせ、前記二つの偏
光成分の信号量の比率が1:1に制御するようにして達成
することができる。
〔作用〕
光源ランプは、基準電源からの電流が第1のD−A変
換器で制御部からの設定値に応じて可変され、安定化回
路に入り、定電流化された電流にて点灯され、その発光
強度は一定に制御されている。この光が分光器を通り偏
光子にて磁場に対して平行な水平光Sと磁場に対して垂
直な垂直光Rに分離され、光電変換器にて検知したと
き、分光器内の光学素子の偏光特性により水平光Sと垂
直光Rの検知量が同じにならない。ここで、光源ランプ
点灯電源の制御ループ内に第2のD−A変換器とその出
力をオン,オフするスイツチを設置し、第2のD−A変
換器の入力は基準電源に接続し、出力は上記スイツチを
介して第1のD−A変換器の出力と接続し、水平光Sと
垂直光Rの差分を補正するように、制御部により第2の
D−A変換器を可変制御すると同時に、スイツチは第2
のD−A変換器の出力を水平光Sが垂直光Rの一方の検
知と同期してオンとなるようにチヨツパ部ホトカプラの
出力信号を基準に制御するようにしたので、これにより
光電変換器出力信号は、水平光S,垂直光Rともに同一信
号量となる。
〔実施例〕
以下本発明の一実施例を第1図〜第3図を用いて詳細
に説明する。
第1図は本発明の偏光分光光度計の一実施例を示す信
号系統のブロツク図である。第1図において、光源ラン
プ6は、基準電源1の電圧を第1のD−A変換器2及び
第2のD−A変換器3によつて任意に可変設定され、安
定化回路5により定電流制御されて一定の光量で点灯す
る。光源ランプ6からの光は、試料測光室7を通り、分
光器8で指定された波長の光に分光され、偏光子9に入
り、磁場に対して平行な水平光Sと磁場に対して垂直な
垂直光Rに分離されて、チヨツパ10によつて時分割さ
れ、S−R−S−R−S…の順に光電変換器12に入射さ
れる。この光電変換器12の出力波形22′は、従来、第3
図に示す如く、光源ランプ6からの光強度21′が一定レ
ベルとなつていたため、水平光Sと垂直光Rの大きさが
異なつていた。これは、分光器8内の光学部品(グレー
テイング)の偏光特性によるものである。光電変換器12
の出力は、電気信号に変換され、増幅器13により増幅さ
れ、増幅器13の出力波形23′は第3図に示すような信号
となつていた。
この信号はA−D変換器14に入り、デイジタル量とし
て制御部15に取り込まれ、各種のデータ処理後表示ある
いはプリントされる。
第1図の実施例では、第2図の21の如く、水平光Sと
垂直光Rの光強度を変化させ、A−D変換器14の入力信
号が23の如く水平光Sと垂直光Rが共に等しくなるよう
に、第2のD−A変換器3の出力を制御し、かつ、スイ
ツチ4を制御して第1のD−A変換器2の出力電圧に加
算して安定化回路5に入力し、その加算するタイミング
は、水平光Sと垂直光Rを時分割するチヨツパ10によつ
てオン,オフするホトカプラ11からの信号により制御部
15で水平光Sあるいは垂直光Rのいずれかの光入射と同
期してスイツチ4をオン,オフ動作させて第2のD−A
変換器3の出力を安定化回路5に水平光Sあるいは垂直
光Rの光が入射するタイミングに合わせて入力すること
ができるようにした。
本実施例によれば、従来の構成のものに第2のD−A
変換器3と外部から制御可能なスイツチ4を追加したの
で、水平光Sと垂直光Rの比率を1:1になるように制御
して、試料測定の際に発生する防害吸収(バツクグラウ
ンド)の影響を低減でき、分析感度を向上をはかること
ができる。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば、サンプル信号
とレフアレンス信号を1:1にすることにより、光源ラン
プ光の変化あるいはサンプル,レフアレンス共通に吸光
する分子による光量変化(バツクグラウンド)等の影響
を減少し、これによるS/N比向上にともない、分析感度
を向上できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の偏光分光光度計の一実施例を示す信号
系統のブロツク図、第2図は第1図の信号系の各部の信
号波形図、第3図は従来の信号系の各部の信号波形図で
ある。 1……基準電源、2……第1のD−A変換器、3……第
2のD−A変換器、4……スイツチ、5……安定化回
路、6……光源ランプ、7……試料測定室、8……分光
器、9……偏光子、10……チヨツパ、11……ホトカプ
ラ、12……光電変換器、13……増幅器、14……A−D変
換器、15……制御部。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】安定化回路で安定化された光量が可変可能
    な光源ランプと、該光源ランプからの光を試料測光室,
    分光器を通して偏光子により、光方向と直交する磁場に
    平行な偏光成分と磁場に垂直な偏光成分とに分離し、各
    々を交互に時分割する断続器と、前記断続光の信号と同
    期した信号を得るホトカプラと、前記断続光信号を入射
    し電気信号に変換する光電変換器と、前記電気信号を増
    幅した信号をデイジタル信号に変換するA−D変換器
    と、前記デイジタル信号の処理及び制御を行う制御部
    と、該制御部での設定値に応じたランプ電流を出力する
    第1のD−A変換器を備えた偏光分光光度計において、 前記制御部の光源ランプ点灯電源の制御ループ内に、第
    2のD−A変換器と前記第2のD−A変換器の出力をオ
    ン・オフするスイッチを設け、前記ホトカプラからの同
    期信号により当該スイッチを駆動することにより、前記
    第1のD−A変換器の出力値と当該第2のD−A変換器
    の出力値との加算時を、前記磁場に平行な偏光成分もし
    くは前記磁場に垂直な偏光成分のいずれかが光電変換器
    に入射するタイミングに合わせ、前記二つの偏光成分の
    信号量の比率を1:1に制御するように構成したことを特
    徴とする偏光分光光度計。
JP63146829A 1988-06-16 1988-06-16 偏光分光光度計 Expired - Fee Related JP2614899B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63146829A JP2614899B2 (ja) 1988-06-16 1988-06-16 偏光分光光度計

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63146829A JP2614899B2 (ja) 1988-06-16 1988-06-16 偏光分光光度計

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01314947A JPH01314947A (ja) 1989-12-20
JP2614899B2 true JP2614899B2 (ja) 1997-05-28

Family

ID=15416458

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63146829A Expired - Fee Related JP2614899B2 (ja) 1988-06-16 1988-06-16 偏光分光光度計

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2614899B2 (ja)

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4917318A (ja) * 1972-06-12 1974-02-15
JPS54116991A (en) * 1978-03-03 1979-09-11 Hitachi Ltd Atomic absorption analyzer
JPS62133860A (ja) * 1985-12-05 1987-06-17 Sharp Corp 画像読取装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH01314947A (ja) 1989-12-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4225233A (en) Rapid scan spectrophotometer
US4462685A (en) Spectroanalytical system
US4223995A (en) Calibration system for spectrophotometers
US3924950A (en) Atomic absorption spectroscopy with background correction
Stephens et al. An application of the zeeman effect to analytical atomic spectroscopy—II: Background correction
DE69009475D1 (de) Farbsteuerung.
JP2614899B2 (ja) 偏光分光光度計
US3442592A (en) Method and apparatus for the measurement of magnetic circular dichroism
JPH054630B2 (ja)
JPS55116228A (en) Spectrophotometer
JPS5985918A (ja) 直接比率式の分光光度計
CA2089943A1 (en) Optical magnetic field sensor
JPS6236104Y2 (ja)
JPH0249645B2 (ja)
JPS5813303Y2 (ja) ブンコウコウドケイ
IE52735B1 (en) Atomic absorption spectrophotometer providing background correction using the zeeman effect
JPS6029050B2 (ja) 色材の褪色を判別する装置
SU1603259A1 (ru) Способ определени содержани кислорода в газовых смес х
JPH08285773A (ja) 赤外線ガス分析装置
SU1017933A1 (ru) Атомно-флуоресцентный анализатор
RU2044303C1 (ru) Газоанализатор
RU1782118C (ru) Абсорбционный способ определения концентрации веществ
SU1087780A1 (ru) Двухлучевой дифференциальный фотометр
JPH01193627A (ja) 光学水分計
RU2065139C1 (ru) Фотометр

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees