JP2614512B2 - マルチ走査型crt表示装置 - Google Patents
マルチ走査型crt表示装置Info
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- JP2614512B2 JP2614512B2 JP1068796A JP6879689A JP2614512B2 JP 2614512 B2 JP2614512 B2 JP 2614512B2 JP 1068796 A JP1068796 A JP 1068796A JP 6879689 A JP6879689 A JP 6879689A JP 2614512 B2 JP2614512 B2 JP 2614512B2
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Description
【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明は、通常のテレビジョン放送の水平同期信号に
比べ、高い周波数の水平同期信号を発生するコンピュー
タ等からの映像信号を受像することが出来るマルチ走査
型CRT表示装置に関する。
比べ、高い周波数の水平同期信号を発生するコンピュー
タ等からの映像信号を受像することが出来るマルチ走査
型CRT表示装置に関する。
(ロ)従来の技術 NTSC式方式のTV放送では水平周波数(水平同期信号周
波数)が15.75KHz程度に定められているが、高解像度の
コンピュータの出力映像信号では水平周波数が20KHz以
上のものがある。そのような水平周波数の異なる種々の
映像信号を単一の受像機で受像出来るマルチ走査型TV受
像機が特開昭61−242172号公報に記載されている。前記
公報に記載されたマルチ走査型TV受像機によれば、水平
周波数を周波数−電圧変換回路によって20KHz以下、20
〜30KHz、30KHz以上というように判別し、その判別出力
に応じて水平発振回路の時定数回路の時定数を切換えて
いる。前記時定数回路の各時定数は、各周波数の範囲の
フリーラン周波数に対応する値となっているので、水平
発振回路はそれぞれの周波数範囲の中心となるフリーラ
ン周波数で発振することが出来る。その為、前記水平発
振回路は、高い周波数の水平同期信号にも十分にロック
することが出来、種々の映像信号を受信することが出来
る。
波数)が15.75KHz程度に定められているが、高解像度の
コンピュータの出力映像信号では水平周波数が20KHz以
上のものがある。そのような水平周波数の異なる種々の
映像信号を単一の受像機で受像出来るマルチ走査型TV受
像機が特開昭61−242172号公報に記載されている。前記
公報に記載されたマルチ走査型TV受像機によれば、水平
周波数を周波数−電圧変換回路によって20KHz以下、20
〜30KHz、30KHz以上というように判別し、その判別出力
に応じて水平発振回路の時定数回路の時定数を切換えて
いる。前記時定数回路の各時定数は、各周波数の範囲の
フリーラン周波数に対応する値となっているので、水平
発振回路はそれぞれの周波数範囲の中心となるフリーラ
ン周波数で発振することが出来る。その為、前記水平発
振回路は、高い周波数の水平同期信号にも十分にロック
することが出来、種々の映像信号を受信することが出来
る。
(ハ)発明が解決しようとする課題 しかしながら、前記公報に記載された方法を用いる
と、時定数を切換えなければならないので、切換えの瞬
間に発振出力信号が不連続になってしまうという問題が
ある。又、前記水平発振回路の発振周波数を切換えて
も、入力される水平同期信号の位相やパルス幅がそのま
までは、画像の中心をCRT面の中心に正確に設定するこ
とが出来ず、画像が左側に偏ってしまうという問題があ
る。更に、前記方法を用いると、容量の異なるコンデン
サを準備し、それらをスイッチで切換えなければなら
ず、素子数が増加してしまう。特に前記時定数回路を構
成するコンデンサはIC(集積回路)の外付けとなるの
で、IC化に際しても問題である。
と、時定数を切換えなければならないので、切換えの瞬
間に発振出力信号が不連続になってしまうという問題が
ある。又、前記水平発振回路の発振周波数を切換えて
も、入力される水平同期信号の位相やパルス幅がそのま
までは、画像の中心をCRT面の中心に正確に設定するこ
とが出来ず、画像が左側に偏ってしまうという問題があ
る。更に、前記方法を用いると、容量の異なるコンデン
サを準備し、それらをスイッチで切換えなければなら
ず、素子数が増加してしまう。特に前記時定数回路を構
成するコンデンサはIC(集積回路)の外付けとなるの
で、IC化に際しても問題である。
(ニ)課題を解決するための手段 本発明は、上述の点に鑑み成されたもので、入力端子
から得られる水平同期信号の位相をシフトする位相シフ
ト回路と、前記入力端子から得られる水平同期信号の周
波数に応じた直流電圧を発生する周波数−電圧変換回路
とを備え、前記周波数−電圧変換回路の出力電圧に応じ
て前記位相シフト回路の位相シフト量を調整するように
したことを特徴とする。
から得られる水平同期信号の位相をシフトする位相シフ
ト回路と、前記入力端子から得られる水平同期信号の周
波数に応じた直流電圧を発生する周波数−電圧変換回路
とを備え、前記周波数−電圧変換回路の出力電圧に応じ
て前記位相シフト回路の位相シフト量を調整するように
したことを特徴とする。
(ホ)作用 本発明に依れば、入力される水平同期信号の周波数を
周波数−電圧変換回路で電圧に変換し、該電圧を用いて
前記水平同期信号の位相シフトを行なう位相シフト回路
のシフト量を調整しているので、自動的に画像のCRT面
に対する中心位置の設定を行なうことが出来る。
周波数−電圧変換回路で電圧に変換し、該電圧を用いて
前記水平同期信号の位相シフトを行なう位相シフト回路
のシフト量を調整しているので、自動的に画像のCRT面
に対する中心位置の設定を行なうことが出来る。
(ヘ)実施例 第1図は、本発明の一実施例を示す回路図で、(1)
は水平同期信号が印加される入力端子、(2)は前記入
力端子(1)からの水平同期信号が印加される第1M・M
(単安定マルチバイブレータ)(3)と、該第1M・M
(3)の出力信号が印加される第2M・M(4)とから成
る位相シフト回路、(5)は水平偏向コイル(図示せ
ず)からのフライバックパルスが印加される端子、
(6)は前記位相シフト回路(2)の出力水平同期信号
と前記端子(5)から得られるフライバックパルスとの
位相比較を行なう位相比較回路、(7)は前記位相比較
回路(6)の比較出力を平滑する平滑回路、(8)は前
記平滑回路(7)の出力電圧に応じて発振周波数が制御
される水平発振回路、及び(9)は入力端子(1)から
得られる水平同期信号の周波数を直流電圧に変換し、該
直流電圧に応じて前記位相シフト回路(2)の移相量、
及び前記水平発振回路(8)の中心周波数を制御するf
−V(周波数対電圧)変換回路である。
は水平同期信号が印加される入力端子、(2)は前記入
力端子(1)からの水平同期信号が印加される第1M・M
(単安定マルチバイブレータ)(3)と、該第1M・M
(3)の出力信号が印加される第2M・M(4)とから成
る位相シフト回路、(5)は水平偏向コイル(図示せ
ず)からのフライバックパルスが印加される端子、
(6)は前記位相シフト回路(2)の出力水平同期信号
と前記端子(5)から得られるフライバックパルスとの
位相比較を行なう位相比較回路、(7)は前記位相比較
回路(6)の比較出力を平滑する平滑回路、(8)は前
記平滑回路(7)の出力電圧に応じて発振周波数が制御
される水平発振回路、及び(9)は入力端子(1)から
得られる水平同期信号の周波数を直流電圧に変換し、該
直流電圧に応じて前記位相シフト回路(2)の移相量、
及び前記水平発振回路(8)の中心周波数を制御するf
−V(周波数対電圧)変換回路である。
次に動作を説明する。入力端子(1)から第2図
(イ)の水平同期信号が、第1M・M(3)に印加される
と、その立ち上がりに応じて第2M・M(4)に第2図
(ロ)の如き信号が加わる。そして、第2図(ロ)の信
号の立ち上がりに応じて前記第2M・M(4)の出力端に
第2図(ハ)の如き移相された水平同期信号が得られ
る。ここで、第2図から明らかな様に第1M・M(3)は
移相量を定め、第2M・M(4)は水平同期信号のパルス
幅を定めている。
(イ)の水平同期信号が、第1M・M(3)に印加される
と、その立ち上がりに応じて第2M・M(4)に第2図
(ロ)の如き信号が加わる。そして、第2図(ロ)の信
号の立ち上がりに応じて前記第2M・M(4)の出力端に
第2図(ハ)の如き移相された水平同期信号が得られ
る。ここで、第2図から明らかな様に第1M・M(3)は
移相量を定め、第2M・M(4)は水平同期信号のパルス
幅を定めている。
位相シフト回路(2)から得られる水平同期信号は、
位相比較回路(6)で端子(5)から得られるフライバ
ックパルスと位相比較され、その差が平滑回路(7)で
平滑され水平発振回路(8)に印加される。その為、水
平発振回路(8)は、入力された水平同期信号に同期し
て発振し、発振出力信号が出力端子(10)に得られる。
位相比較回路(6)で端子(5)から得られるフライバ
ックパルスと位相比較され、その差が平滑回路(7)で
平滑され水平発振回路(8)に印加される。その為、水
平発振回路(8)は、入力された水平同期信号に同期し
て発振し、発振出力信号が出力端子(10)に得られる。
今、入力される水平同期信号の周波数を高くしたとす
る。すると、f−V変換回路(9)の出力電圧が上昇
し、制御電圧として第1及び第2M・M(3)及び(4)
に印加される。前記第1M・M(3)は、入力信号の立ち
上がりに応じて、第2図(ロ)の如く立ち下がり、所定
のパルス幅を有する出力信号を発生し、第2M・M(4)
も同様の動作を行なう。前記制御電圧が第1及び第2M・
M(3)及び(4)に印加されると、移相量が小さく、
パルス幅が短くなった水平同期信号が、位相シフト回路
(2)の出力端より発生する。
る。すると、f−V変換回路(9)の出力電圧が上昇
し、制御電圧として第1及び第2M・M(3)及び(4)
に印加される。前記第1M・M(3)は、入力信号の立ち
上がりに応じて、第2図(ロ)の如く立ち下がり、所定
のパルス幅を有する出力信号を発生し、第2M・M(4)
も同様の動作を行なう。前記制御電圧が第1及び第2M・
M(3)及び(4)に印加されると、移相量が小さく、
パルス幅が短くなった水平同期信号が、位相シフト回路
(2)の出力端より発生する。
又、前記f−V変換回路(9)から得られる前記制御
電圧は、水平発振回路(8)にも印加され、水平発振回
路(8)の中心周波数が入力水平同期信号の周波数に応
じて最適な値に制御される。
電圧は、水平発振回路(8)にも印加され、水平発振回
路(8)の中心周波数が入力水平同期信号の周波数に応
じて最適な値に制御される。
従って、第1図の回路に依れば、水平同期信号の位
相、該水平同期信号のパルス幅、及び水平発振回路の中
心周波数を入力される水平同期信号の周波数に応じて同
時に最適な値に設定出来る。
相、該水平同期信号のパルス幅、及び水平発振回路の中
心周波数を入力される水平同期信号の周波数に応じて同
時に最適な値に設定出来る。
ところで、第1図の説明においては第2M・M(4)を
制御し水平同期信号のパルス幅を調整したが、これは必
らずしも必要はない。即ち、入力される水平同期信号の
周波数の増加量が例えば2倍程度ある場合には、前記パ
ルス幅も1/2程度にする必要がある。しかしながら、前
記増加量がわずかなものしか到来しない場合には、前記
パルス幅の影響は少ないので調整しなくても良い。
制御し水平同期信号のパルス幅を調整したが、これは必
らずしも必要はない。即ち、入力される水平同期信号の
周波数の増加量が例えば2倍程度ある場合には、前記パ
ルス幅も1/2程度にする必要がある。しかしながら、前
記増加量がわずかなものしか到来しない場合には、前記
パルス幅の影響は少ないので調整しなくても良い。
第3図は、第1図の第1M・M(3)及び第2M・M
(4)の具体回路例を示す回路図で、今、RS−FF(RS型
フリップフロップ)(11)がリセット状態であるとす
る。すると、RS−FF(11)のQ出力が「L」レベルであ
り、トランジスタ(12)がオフする。すると、制御トラ
ンジスタ(13)がオンし充放電コンデンサ(14)の充電
が行なわれ、前記充放電コンデンサ(14)は電圧VSまで
充電される。一方、比較回路(15)を構成する第2トラ
ンジスタ(16)のベースには基準電圧VRが印加され、該
基準電圧VRは前記電圧VSに比べ第4図の如く低く設定さ
れるので、第1トランジスタ(17)がオン、第2トラン
ジスタ(16)がオフする。この状態から、セット端子に
水平同期信号が、印加されると、RS−FF(11)がセット
されそのQ出力が「H」レベルとなり、トランジスタ
(12)がオンする。すると、制御トランジスタ(13)が
オフし、充放電コンデンサ(14)の放電が始まり、電圧
VSは第4図の如く低下する。そして、前記電圧VSが基準
電圧VRにほぼ近くなると、第1トランジスタ(17)がオ
フ、第2トランジスタ(16)がオンし、トランジスタ
(18)がオンする。前記トランジスタ(18)がオンする
と、RS−FF(11)がリセットされ、それに応じて充放電
コンデンサ(14)の充電が急速に行なわれ、該充放電コ
ンデンサ(14)の端子電圧は電圧VSに復帰し、その状態
を続ける。
(4)の具体回路例を示す回路図で、今、RS−FF(RS型
フリップフロップ)(11)がリセット状態であるとす
る。すると、RS−FF(11)のQ出力が「L」レベルであ
り、トランジスタ(12)がオフする。すると、制御トラ
ンジスタ(13)がオンし充放電コンデンサ(14)の充電
が行なわれ、前記充放電コンデンサ(14)は電圧VSまで
充電される。一方、比較回路(15)を構成する第2トラ
ンジスタ(16)のベースには基準電圧VRが印加され、該
基準電圧VRは前記電圧VSに比べ第4図の如く低く設定さ
れるので、第1トランジスタ(17)がオン、第2トラン
ジスタ(16)がオフする。この状態から、セット端子に
水平同期信号が、印加されると、RS−FF(11)がセット
されそのQ出力が「H」レベルとなり、トランジスタ
(12)がオンする。すると、制御トランジスタ(13)が
オフし、充放電コンデンサ(14)の放電が始まり、電圧
VSは第4図の如く低下する。そして、前記電圧VSが基準
電圧VRにほぼ近くなると、第1トランジスタ(17)がオ
フ、第2トランジスタ(16)がオンし、トランジスタ
(18)がオンする。前記トランジスタ(18)がオンする
と、RS−FF(11)がリセットされ、それに応じて充放電
コンデンサ(14)の充電が急速に行なわれ、該充放電コ
ンデンサ(14)の端子電圧は電圧VSに復帰し、その状態
を続ける。
その為、出力端子(19)に第4図の如きパルス幅Tを
有する出力信号を得ることが出来る。
有する出力信号を得ることが出来る。
ここで、f−V変換回路(9)の出力制御電圧に応じ
て、基準電圧VRの値が第4図の如くVR′に増加したとす
る。すると、比較回路(15)の反転タイミングが早くな
りパルス幅T′で示した出力信号が発生する。
て、基準電圧VRの値が第4図の如くVR′に増加したとす
る。すると、比較回路(15)の反転タイミングが早くな
りパルス幅T′で示した出力信号が発生する。
従って、第3図の回路に依れば、制御電圧に応じてパ
ルス幅を自由に設定出来る単安定マルチバイブレータが
構成される。
ルス幅を自由に設定出来る単安定マルチバイブレータが
構成される。
第5図は、第1図の水平発振回路(8)の具体回路例
を示すものである。第5図において、電源が投入される
と、抵抗(5)を介してコンデンサ(6)が充電され、
第2トランジスタ(8)のベース電圧は徐々に上昇す
る。第3トランジスタ(9)のベース(点A)の電圧VH
は、周波数−電圧変換回路(9)の出力端(点B)の電
圧VLに比べ十分高くなるように第1抵抗乃至第3抵抗
(15)乃至(17)の抵抗値が設定されている。
を示すものである。第5図において、電源が投入される
と、抵抗(5)を介してコンデンサ(6)が充電され、
第2トランジスタ(8)のベース電圧は徐々に上昇す
る。第3トランジスタ(9)のベース(点A)の電圧VH
は、周波数−電圧変換回路(9)の出力端(点B)の電
圧VLに比べ十分高くなるように第1抵抗乃至第3抵抗
(15)乃至(17)の抵抗値が設定されている。
その為、電源投入直後は第1及び第2トランジスタ
(4)及び(8)がオフし、第3トランジスタ(9)が
オンしている。前記第2トランジスタ(8)がオフであ
ると、トランジスタ(18)がオフとなり、充放電回路
(7)の充放電を切換える第1切換回路として動作する
トランジスタ(19)がオフ、又基準電圧発生回路(10)
の出力電圧を切換える第2切換回路として動作するトラ
ンジスタ(20)がオフとなる。
(4)及び(8)がオフし、第3トランジスタ(9)が
オンしている。前記第2トランジスタ(8)がオフであ
ると、トランジスタ(18)がオフとなり、充放電回路
(7)の充放電を切換える第1切換回路として動作する
トランジスタ(19)がオフ、又基準電圧発生回路(10)
の出力電圧を切換える第2切換回路として動作するトラ
ンジスタ(20)がオフとなる。
そして、前記コンデンサ(6)への充電が進み、第2
トランジスタ(8)のベース電圧が点Aの電圧VHを超え
るようになると、第2トランジスタ(8)がオンし第1
及び第3トランジスタ(4)及び(9)がオフする。前
記第2トランジスタ(8)がオンすると、トランジスタ
(18)がオンし、トランジスタ(19)及び(20)がオン
する。トランジスタ(19)がオンすると、コンデンサ
(6)は抵抗(21)及び前記トランジスタ(19)のコレ
クタ・エミッタ路を介して放電を開始するので、第2ト
ランジスタ(8)のベース電圧は徐々に低下する。
トランジスタ(8)のベース電圧が点Aの電圧VHを超え
るようになると、第2トランジスタ(8)がオンし第1
及び第3トランジスタ(4)及び(9)がオフする。前
記第2トランジスタ(8)がオンすると、トランジスタ
(18)がオンし、トランジスタ(19)及び(20)がオン
する。トランジスタ(19)がオンすると、コンデンサ
(6)は抵抗(21)及び前記トランジスタ(19)のコレ
クタ・エミッタ路を介して放電を開始するので、第2ト
ランジスタ(8)のベース電圧は徐々に低下する。
一方、トランジスタ(20)がオンすると点Aには第1
及び第2抵抗(15)及び(16)の抵抗値に応じた電圧
VH′が発生する。該電圧VH′の値は点Bの電圧VLに比べ
ても小さい値(VH′<VH)に設定されている。その為、
第2トランジスタ(8)のベース電圧が放電によって電
圧VH以下になっても第3トランジスタ(9)はオフして
いる。そして、放電が更に進み第2トランジスタ(8)
のベース電圧が点Bの電圧VL以下まで達すると、第1ト
ランジスタ(4)がオンし、第2及び第3トランジスタ
(8)及び(9)がオフする。すると、トランジスタ
(18)がオフしトランジスタ(19)及び(20)がオフす
る。前記トランジスタ(20)がオフすると点Aの電圧は
初期状態と同じ電圧VHに復帰する。又、前記トランジス
タ(19)がオフすると、コンデンサ(6)の放電が停止
する。その結果、初期状態と同じ状態になり、コンデン
サ(6)は再び抵抗(5)からの電流によって充電さ
れ、以降この動作を繰り返えす。
及び第2抵抗(15)及び(16)の抵抗値に応じた電圧
VH′が発生する。該電圧VH′の値は点Bの電圧VLに比べ
ても小さい値(VH′<VH)に設定されている。その為、
第2トランジスタ(8)のベース電圧が放電によって電
圧VH以下になっても第3トランジスタ(9)はオフして
いる。そして、放電が更に進み第2トランジスタ(8)
のベース電圧が点Bの電圧VL以下まで達すると、第1ト
ランジスタ(4)がオンし、第2及び第3トランジスタ
(8)及び(9)がオフする。すると、トランジスタ
(18)がオフしトランジスタ(19)及び(20)がオフす
る。前記トランジスタ(20)がオフすると点Aの電圧は
初期状態と同じ電圧VHに復帰する。又、前記トランジス
タ(19)がオフすると、コンデンサ(6)の放電が停止
する。その結果、初期状態と同じ状態になり、コンデン
サ(6)は再び抵抗(5)からの電流によって充電さ
れ、以降この動作を繰り返えす。
従って、水平発振回路(3)の端子(22)には第6図
の実線の如く上限値が電圧VHに又下限値が電圧VLに規定
された発振のこぎり波形を得ることが出来る。
の実線の如く上限値が電圧VHに又下限値が電圧VLに規定
された発振のこぎり波形を得ることが出来る。
第6図の前記発振出力信号の下限値は、点Bの電圧VL
によって定まっている。ここで、前記電圧VLの値を大き
くしVL′(VL′>VL)とすれば発振のこぎり波形の下限
値が高くなり、その発振周波数は第6図の点線aに示さ
れる如く高くなる。又前記電圧VLの値を小さくしVL″
(VL″<VL)とすれば発振のこぎり波形の下限値が低く
なり、その発振周波数は点線bに示される如く低くな
る。従って、水平発振回路(3)のフリーラン周波数を
周波数−電圧変換回路(9)の出力電圧によって任意に
定めることが出来る。
によって定まっている。ここで、前記電圧VLの値を大き
くしVL′(VL′>VL)とすれば発振のこぎり波形の下限
値が高くなり、その発振周波数は第6図の点線aに示さ
れる如く高くなる。又前記電圧VLの値を小さくしVL″
(VL″<VL)とすれば発振のこぎり波形の下限値が低く
なり、その発振周波数は点線bに示される如く低くな
る。従って、水平発振回路(3)のフリーラン周波数を
周波数−電圧変換回路(9)の出力電圧によって任意に
定めることが出来る。
(ト)発明の効果 以上述べた如く、本発明に依れば入力される水平同期
信号の周波数を電圧に変換し、該電圧に応じて位相シフ
ト回路の移相量を調整しているので、画像の中心をCRT
面上の中心に正確に設定することが出来る。又、本発明
に依れば水平同期信号の移相調整と同時に水平発振回路
の中心周波数も調整しているので、画像の中心をCRT面
上に素早く設定出来る。
信号の周波数を電圧に変換し、該電圧に応じて位相シフ
ト回路の移相量を調整しているので、画像の中心をCRT
面上の中心に正確に設定することが出来る。又、本発明
に依れば水平同期信号の移相調整と同時に水平発振回路
の中心周波数も調整しているので、画像の中心をCRT面
上に素早く設定出来る。
更に、本発明に依れば、前述の調整を自動的に行なう
ことが出来るので、調整の手間が省け、IC化に際しては
外付部品が少なくて済む、という利点も有する。
ことが出来るので、調整の手間が省け、IC化に際しては
外付部品が少なくて済む、という利点も有する。
第1図は、本発明の一実施例を示す回路図、第2図
(イ)乃至(ハ)は第1図の説明に供する為の波形図、
第3図は第1図の単安定マルチバイブレータの具体例を
示す回路図、第4図は、第3図の説明に供する為の波形
図、第5図は第1図の水平発振回路(8)の具体例を示
す回路図、及び第6図は第5図の説明に供する為の波形
図である。 (1)……入力端子、(2)……位相シフト回路、
(3)……第1M・M、(4)……第2M・M、(8)……
水平発振回路、(9)……f−V変換回路。
(イ)乃至(ハ)は第1図の説明に供する為の波形図、
第3図は第1図の単安定マルチバイブレータの具体例を
示す回路図、第4図は、第3図の説明に供する為の波形
図、第5図は第1図の水平発振回路(8)の具体例を示
す回路図、及び第6図は第5図の説明に供する為の波形
図である。 (1)……入力端子、(2)……位相シフト回路、
(3)……第1M・M、(4)……第2M・M、(8)……
水平発振回路、(9)……f−V変換回路。
Claims (1)
- 【請求項1】入力信号に応じて反転するフリップフロッ
プと、充放電コンデンサと、前記フリップフロップの出
力信号に応じて前記充放電コンデンサの充放電を制御す
る制御トランジスタと、前記充放電コンデンサの端子電
圧と基準電圧とを比較し、その比較出力に応じて前記フ
リップフロップを反転させる比較回路とを有する単安定
マルチバイブレータを2個備え、入力端子から得られる
水平同期信号の位相をシフトする位相シフト回路と、 前記入力端子から得られる水平同期信号の周波数に応じ
た直流電圧を発生する周波数−電圧変換回路とを備え、
該周波数−電圧変換回路の出力電圧を前記位相シフト回
路内の前記比較回路の基準電圧として使用し、前記位相
シフト回路の位相シフト量を調整するようにしたことを
特徴とするマルチ走査型CRT表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1068796A JP2614512B2 (ja) | 1989-03-20 | 1989-03-20 | マルチ走査型crt表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1068796A JP2614512B2 (ja) | 1989-03-20 | 1989-03-20 | マルチ走査型crt表示装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02247692A JPH02247692A (ja) | 1990-10-03 |
JP2614512B2 true JP2614512B2 (ja) | 1997-05-28 |
Family
ID=13384041
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1068796A Expired - Lifetime JP2614512B2 (ja) | 1989-03-20 | 1989-03-20 | マルチ走査型crt表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2614512B2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62135078A (ja) * | 1985-12-06 | 1987-06-18 | Sony Corp | マルチ走査形テレビジヨン受像機 |
JPS62194723A (ja) * | 1986-02-20 | 1987-08-27 | Mitsubishi Electric Corp | パルス発生回路 |
-
1989
- 1989-03-20 JP JP1068796A patent/JP2614512B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02247692A (ja) | 1990-10-03 |
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