JP2613490B2 - レール敷設構造 - Google Patents

レール敷設構造

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JP2613490B2 JP22727990A JP22727990A JP2613490B2 JP 2613490 B2 JP2613490 B2 JP 2613490B2 JP 22727990 A JP22727990 A JP 22727990A JP 22727990 A JP22727990 A JP 22727990A JP 2613490 B2 JP2613490 B2 JP 2613490B2
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rails
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、既設床上に移動棚や小型クレーン、台車な
どの移動体を設置する際、この移動体を支持案内するた
めのレールの敷設構造に関するものである。
従来の技術 従来、この種のレール敷設構造としては、第4図に示
すように、既設床50にアンカーボルト51を打設し、これ
らアンカーボルト51に支持された複数条のレール52が配
設されている。そしてアンカーボルト51の両側には、レ
ール52を中心にして対向する一対の型枠53が既設床50の
表面50Aより立設している。そして上記型枠53はレール5
2と同方向に並設されている。レール52を中心にしてそ
の両側で対向する一対の型枠53間には、樹脂モルタル層
54がレール52の敷設方向にわたり形成されている。そし
て上記型枠53間に突出しているアンカーボルト51は上記
樹脂モルタル層54に埋設され、この樹脂モルタル層54は
レール52を既設床表面50Aに固着させている。また上記
一対の型枠53に挟まれた樹脂モルタル層54の外側には、
補強用のコンクリート層55がレール52の敷設方向にわた
って形成されている。このコンクリート層55の内部に
は、ひび割れ防止用の金網56が既設床50に対して平行に
埋設されている。そしてこの金網56は既設床51に打設し
た支持ボルト57によって支持されている。上記の型枠5
3、樹脂モルタル層54およびコンクリート層55の上面
は、レール52の上面に対して面一またはわずかに低位に
なるように設けられる。これら複数条のレール52の上部
には、走行車輪58を介して、移動体59が載置されてお
り、移動体59はこれらレールに支持案内されて、レール
52上を往復移動自在になっている。
また、上記コンクリート層55の代わりにアスファルト
を用いてアスファルト層を形成したものもある。
発明が解決しようとする課題 しかし上記従来のものでは、コンクリート層55のひび
割れ防止用の金網56を埋設し、さらに金網56の支持ボル
ト57を打設する必要があった。またコンクリートの強度
上、コンクリート層55の厚みを薄くすることは、移動体
59を支持しているレール52および樹脂モルタル層54に対
する補強を弱めることになる。このため、移動体59の重
量が樹脂モルタル54にかかったとき、型枠53が破損し、
樹脂モルタル層54が崩れる恐れがあった。上記のことか
ら、従来のコンクリート層55はある一定の厚さより薄く
することはできなかった。これら金網56および支持ボル
ト57の設置、さらに補強に必要なコンクリート層55の厚
さを確保するために使用する多量のコンクリートに対す
るコストが高くついた。また、上記の金網56および支持
ボルト57の設置、コンクリートの打設には多くの工数を
要し、工期が長くなった。
コンクリート層55の代わりにアスファルト層を用いた
場合は、アスファルトの強度及び耐久性が低いため、重
量物を支持案内するレールに対する補強材としては不向
きであった。
本発明の目的とするところは、レールを敷設するのに
要する工数を削減することで工期を短縮するとともに、
コストを低減し、かつ強度および耐久性を充分に有する
レール敷設構造を提供する点にある。
課題を解決するための手段 上記目的を達成するために本発明のレール敷設構造
は、既設床上に架設具を介して移動体支持用のレールを
配設し、前記架設具を埋設してレールの周辺に樹脂モル
タル層を形成し、残部にスチールファイバー混入のコン
クリート層を形成している。
作用 かかる本発明の構成によると、スチールファイバー混
入のコンクリート層は、レールを架設している架設具、
およびレールを既設床に固着させている樹脂モルタル層
を補強している。このためレール上を移動体が往復移動
しても、レールおよび樹脂モルタル層は充分に荷重や振
動に耐えることになる。さらに、このスチールファイバ
ー混入のコンクリート層は従来の金網埋入のコンクリー
ト層より強度が高く、かつひび割れの発生を抑制する。
このため、スチールファイバー混入のコンクリート層を
使用することで、ひび割れ防止用の金網は不要となり、
さらにコンクリート層の厚さを従来のものより薄くし得
る。
実施例 以下に本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
第1図に示すように、既設床1の所定位置にアンカー
ボルト2,3を打設し、これらアンカーボルト2,3の上部に
は、支持板4がアンカーボルト2,3に螺合したナット5
によって支持固定されている。この支持板4上面にはレ
ール6,7が一体に配設されている。このレール6,7は、支
持板4の下面中央より上記アンカーボルト2で支持され
るとともに、さらに支持板4の両側に設けられた上記ア
ンカーボルト3で架設されている。そしてナット5を回
転させることにより、施工時のレール6,7の高さ調節が
可能となる。これらアンカーボルト2,3の両側には、レ
ール6,7を中心にしてそれぞれ対向する一対の型枠8が
既設床1の表面9より立設している。この型枠8はレー
ル6,7と同方向に並設されている。レール6,7を中心にし
てその両側で対向する一対の型枠8間には、樹脂モルタ
ルがレール6,7の敷設方向にわたり注入され、アンカー
ボルト2,3および支持板4は樹脂モルタル層10に埋設さ
れる。この樹脂モルタル層10によって、レール6,7は既
設床1の上面9に固着される。そして第2図および第3
図に示すように、既設床1の上方には、上述したような
レール6,7が所定位置に複数条並設され、それぞれのレ
ール6,7は同様にアンカーボルト2,3で支持され、樹脂モ
ルタル層10で固着される。
既設床1の残部、すなわち並設された複数条のレール
6,7間における樹脂モルタル層10および型枠8以外の部
分と、複数条のうちの両端に配設されたレール7の外側
の一定範囲11内の部分には、スチールファイバー12を混
入したコンクリート層13がレール6,7の敷設方向にわた
って形成される。上記スチールファイバー12はコンクリ
ート層13中に一様に分散しており、コンクリートとの付
着力が高いものである。そして上述の型枠8、樹脂モル
タル層10およびコンクリート層13の上面は、レール6,7
の上面に対して面一またはわずかに低位になるように設
けられる。
上記レール6,7の上部には、走行車輪14,15を介して、
複数の移動棚16が載置されている。これらレール6,7の
うち、側レール7にはつば付きの走行車輪15が載置さ
れ、中レール6にはつば無しの走行車輪14が載置され
る。したがって、各移動棚16は一定経路17上で各別に往
復移動自在となる。移動棚16は上下方向ならびに水平方
向に複数の区画収納空間18を有する。
次に上記実施例の作用を説明する。
第1図および第3図に示すように、移動棚16は、走行
車輪14,15を介して、複数条のレール6,7上に載置され、
一定経路17上を往復移動する。このとき、移動棚16は、
複数条のレール6,7を介して、アンカーボルト2,3および
樹脂モルタル層10で支持されている。さらに、樹脂モル
タル層10および型枠8は、その外側に形成されたスチー
ルファイバー12混入のコンクリート層13によって補強さ
れている。したがって重量物を収納した移動棚16が往復
移動しても、型枠8が破損し樹脂モルタル層10が崩れた
り、振動によって破損することは無くなり、充分に荷重
に耐えることができる。さらに多数のスチールファイバ
ー12を混入したコンクリートは従来のコンクリートより
も強度が高く、かつひび割れの発生が抑制される。この
ためスチールファイバー12混入のコンクリート層13に
は、ひび割れ防止用の金網が不要となり、かつこのコン
クリート層13の厚さを従来に比べて約10%ほど薄くする
ことができる。
上記実施例では移動体として移動棚16を示したが、こ
れは小型クレーンや台車などでもよい。
発明の効果 上記構成の本発明によると、スチールファイバー混入
のコンクリート層を用いた場合、従来の金網を埋入した
コンクリート層に比べて、厚みを薄くすることができ、
かつ充分な強度および耐久性を維持することができる。
またスチールファイバー混入のコンクリート層はひび割
れの発生が抑制されるため、ひび割れ防止用の金網およ
び支持ボルトの設置を不要にし得る。上記のことから、
コンクリート使用量の減少と、不要となった金網および
支持ボルトに相当するコストの低減ならびに工数削減に
よる工期の短縮が実現できる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は本発明の一実施例を示し、第1図は要
部を示す横断面図、第2図は平面図、第3図は一部切欠
き側面図、第4図は従来例における要部を示す横断面図
である。 1……既切床、2……アンカーボルト(架設具)、3…
…アンカーボルト(架設具)、6……レール、7……レ
ール、8……型枠、10……樹脂モルタル層、12……スチ
ールファイバー、13……コンクリート層、14……走行車
輪、15……走行車輪、16……移動棚(移動体)、50……
既設床、51……アンカーボルト、52……レール、53……
型枠、54……樹脂モルタル層、55……コンクリート層、
56……金網、57……支持ボルト、58……走行車輪、59…
…移動体。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】既設床上に架設具を介して移動体支持用の
    レールを配設し、前記架設具を埋設してレールの周辺に
    樹脂モルタル層を形成し、残部にスチールファイバー混
    入のコンクリート層を形成したことを特徴とするレール
    敷設構造。
JP22727990A 1990-08-28 1990-08-28 レール敷設構造 Expired - Lifetime JP2613490B2 (ja)

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CN108660873A (zh) * 2018-06-11 2018-10-16 中铁二院工程集团有限责任公司 一种悬挂式单轨交通预埋钢轨结构

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小林一輔「繊維補強コンクリート−特性と応用−」(昭56−6−20)オーム社 P.161−162

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