JP2612935B2 - ウェハ - Google Patents

ウェハ

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JP2612935B2
JP2612935B2 JP1127412A JP12741289A JP2612935B2 JP 2612935 B2 JP2612935 B2 JP 2612935B2 JP 1127412 A JP1127412 A JP 1127412A JP 12741289 A JP12741289 A JP 12741289A JP 2612935 B2 JP2612935 B2 JP 2612935B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [概要] 半導体チップを形成するウェハに関し、 ウェハ端部からチップ形成領域内への洗浄残液の拡散
によるパーティクルの拡散を防止することを目的とし、 ウェハ表面の最外周にSiを環状に露出させ、その内側
に環状のSiO2膜を形成し、さらにその内側にチップ形成
領域を形成して構成する。
[産業上の利用分野] この発明は半導体チップを形成するウェハに関するも
のである。
近年の高集積化された半導体装置ではその製造過程に
おいてウェハ上に描画されるパターンが益々微細化さ
れ、これにともなって従来では問題とならなかった微細
なパーティクルがウェハの洗浄時等に付着してもそのウ
ェハから形成される半導体装置の歩留りや信頼性を低下
させる原因となっている。
[従来の技術] 従来、MOSトランジスタの製造工程ではそのゲート酸
化膜形成工程に先立ってウェハ上にパターニングされた
Si3N4膜をマスクとしてバルクSi上にSiO2膜が形成され
るLOCOS工程が行なわれ、そのSiO2膜が形成された後に
はSi3N4膜が除去されて、第3図に示すようにウェハ1
表面に盛り上がった状態で形成されるSiO2膜2の間にバ
ルクSi3が露出される。そして、このようなウェハ1が
第4図に示すような石英で形成されたバスケット4に多
数枚収容された状態で洗浄かつ乾燥された後、次工程に
送られる。
[発明が解決しようとする課題] 上記のような工程で形成されたウェハ1は第4図に鎖
線で示すように同ウェハ1中央部に多数のチップが形成
されるチップ形成領域5が形成され、そのチップ形成領
域においてSiO2膜2が所定のパターンで形成される。チ
ップ形成領域5の周囲はバルクSi3が露出され、各チッ
プ間のスクライブラインもバルクSi3が露出されてい
る。そして、SiO2膜2は親水性を備え、バルクSi3は溌
水性を備えている。
このようなウェハ1を前記工程でバスケット4に収容
して洗浄すると、バスケット4内周面に形成されたウェ
ハ保持片6とウェハ1端縁部表面との間隙に洗浄液が残
り易く、その洗浄液がウェハ1端縁部からウェハ1中央
部に溝状に連なるスクライブラインを毛管現象により上
昇し、洗浄液中に含まれるパーティクルやバスケット4
に付着しているパーティクルがチップ形成領域中に例え
ば第4図に破線で示す範囲Dで拡散する。このため、こ
の範囲D内のチップの歩留りが低下してしまう。そこ
で、このような不具合を防止するために洗浄液を浄化装
置で常に浄化しながら洗浄することが行なわれているが
充分な効果を期待することはできなかった。
この発明の目的は、ウェハの乾燥工程においてウェハ
端部からチップ形成領域内への洗浄残液の拡散によるパ
ーティクルの拡散を防止可能とするウェハを提供するに
ある。
[課題を解決するための手段] 第1図は本発明の原理説明図である。すなわち、ウェ
ハ1表面の最外周にSi3を環状に露出させ、その内側に
環状のSiO2膜7を形成し、さらにその内側にチップ形成
領域5を形成している。
[作用] ウェハ1の乾燥工程時に同ウェハ1を収容するバスケ
ットと同ウェハ1周縁との間に残留する洗浄残液はSiO2
膜7に阻止されてチップ形成領域5内への拡散が防止さ
れる。
[実施例] 以下、この発明を具体化した一実施例を第2図に従っ
て説明する。なお、前記従来例と同一構成部分は同一番
号を付して説明する。
ウェハ1のチップ形成領域5の周囲にはSiO2膜7が環
状に形成されている。このSiO2膜7はLOCOS工程でチッ
プ形成領域5にSiO2膜2を形成する工程においてチップ
形成領域5内で所定のパターンでSi3N4膜を除去すると
同時に、チップ形成領域5周囲のSi3N4膜を環状に除去
した状態でウェハ1表面を酸化すると、チップ形成領域
5中に第3図に示すSiO2膜2が形成されると同時にチッ
プ形成領域5周囲にSiO2膜7が形成される。
そして、Si3N4膜等を除去して所定のパターンでバル
クSi3を露出させたものであり、第3図に示すSiO2膜2
と同様にSiO2膜7もバルクSi3表面より盛上がった状態
で形成されている。また、このSiO2膜7はウェハ1をバ
スケット4に収容した状態でウェハ保持片6より内側を
通過する位置に形成されている。
さて、このように構成されたウェハ1ではバスケット
4に収容して洗浄した後の乾燥工程では、ウェハ保持片
6に洗浄液が残留してもその洗浄液のウェハ1中央部へ
の移動は親水性を有するSiO2膜7により阻止され、毛管
現象による洗浄液のスクライブラインに沿った拡散が阻
止される。従って、洗浄液中に含まれるパーティクルあ
るいはバスケット4に付着しているパーティクルのチッ
プ形成領域5内への拡散が防止されるので、このウェハ
1から形成される多数のチップの歩留り及び信頼性を向
上させることができる。
なお、前記実施例では環状のSiO2膜7をチップ形成領
域5周囲に一周だけ形成したが、これを複数周形成すれ
ばパーティクルの拡散をさらに確実に阻止することがで
きる、また、SiO2膜7はウェハ1周囲に塗布されたフォ
トレジストを環状に露光して除去した後、露出されたバ
ルクSiを酸化することにより形成することもできる。
[発明の効果] 以上詳述したように、この発明はウェハの乾燥工程に
おいてウェハ端部から中央部への洗浄残液の拡散による
パーティクルの拡散を防止することができる優れた効果
を発揮する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の原理説明図、 第2図は本発明を具体化した一実施例のウェハをバスケ
ットに収容した状態を示す正面図、 第3図はチップ形成領域に酸化膜を形成した状態のウェ
ハを示す断面図 第4図は従来のウェハ乾燥工程時を示す正面図である。 図中、 1はウェハ、3はバルクSi、5はチップ形成領域、7は
SiO2膜である。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ウェハ(1)表面の最外周にSi(3)を環
    状に露出させ、その内側に環状のSiO2膜(7)を形成
    し、さらにその内側にチップ形成領域(5)を形成した
    ことを特徴とするウェハ。
JP1127412A 1989-05-19 1989-05-19 ウェハ Expired - Fee Related JP2612935B2 (ja)

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