JP2612720B2 - 簡易絶縁抵抗測定方法 - Google Patents

簡易絶縁抵抗測定方法

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辰治 松野
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東洋通信機株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は電路の絶縁抵抗を測定する方法の改良に関す
る。
(従来技術) 電路の絶縁抵抗を測定する方法として同一出願人は特
開昭58−12714で非常に有用な手法を提案ずみである。
これは第3図に示すように構成した装置によって以下述
べる手法によって測定するものである。
即ち,一端接地電路1,2もしくは受電トランスTの接
地線LEに注入トランスCTを貫通させ,該注入トランスcT
に発振器OSCを接続することにより電路に周波数
電圧Vsinω1t(ω=2π)を印加する。一方電
路1,2もしくは接地線LEに変流器ZCTを貫通させ,電路
(負荷機器も含む)の絶縁抵抗R,対地静電容量Cを介し
て流れる漏洩電流を検出する。そして変流器ZCTの出力
を増幅器AMPで増幅し周波数を検出するフィルタBPF
に印加すればその出力iは となる。
一方,注入トランスCTと変流器ZCTを逆相となるよう
に貫通する接続線LINKを設け,この接続線をコンデンサ
C0で終端すると,コンデンサC0にはω1C0Vcosω1tの電
流が流れ,電路に流れる電流iと逆相となるからこのと
きのフィルタBPFの出力iは となる。したがってBPPの出力i1を整流回路DETで整流す
れば,その出力|i1|は となる。そこで例えばメータの指示Mを監視しつつコン
デンサC0を調整して整流値|i1|が最小になるようにすれ
ば,C=C0のとき となり電路の絶縁抵抗を測定しうることが分る。第2図
はコンデンサC0の値を変化したときのメーターの指示値
Mとの関係を示している。
しかしながら上述したような従来の方法では,例えば
メーターの指示値がM0のとき,コンデンサC0の値を増加
すべきかあるいは減少させるべきかは直ちに判断がつか
ず,とりあえずコンデンサの値を変化させ,それに対応
するメータの増減をみて判断しており,コンデンサの値
がC0より著しくずれているときはメーターの指示値はス
ケールオーバー等してしまい増減の判定が困難で著しく
不便であった。
(発明の目的) 本発明は従来の欠点を解決するためになされたもので
あって,コンデンサの値を増すべきかあるいは減少すべ
きかの指示を可能にすることによって調整を容易にした
簡易絶縁抵抗測定方法を提供することを目的とする。
(発明の概要) この目的を達成するために、本発明に係る簡易絶縁抵
抗測定方法の特許請求の範囲第1項記載の発明は、電路
に測定用低周波信号を印加するトランスのコアと漏洩電
流を検出する変流器とを結合すると共に、前記トランス
のコアに印加された前記測定用低周波信号の逆相の信号
を前記変流器に印加するために前記トランスのコアと変
流器とを貫通する新たな接続線を設け、かつ該接続線に
はコンデンサを挿入し、前記変流器出力中の漏洩電流に
含まれる前記測定用低周波信号と同一周波数成分が最小
となるように前記コンデンサの値を調整した後の前記変
流器出力中の漏洩電流に含まれる前記測定用低周波信号
成分の大きさから絶縁抵抗を測定する方法において、前
記測定用低周波信号に対し位相が90度推移した電圧と、
前記変流器出力中の漏洩電流に含まれる前記測定用低周
波信号成分の電流との積の直流分を導出し、該導出され
た直流分の極性を検出することによって調整すべき前記
コンデンサの値の増減方向を判定したことを特徴とす
る。すなわち、上記積の直流分から1/2(eVω(C−C
0))の電圧を得、この電圧の極性を用いてCC0の判
定表示を行うものである。
また、特許請求の範囲第2項記載の発明は、上記特許
請求の範囲第1項記載の発明において、前記接続線が前
記トランスのコアもしくは変流器のいずれか一方、また
は両者に巻線してなることを特徴とする。
(実施例) 以下,本発明の詳細を図示した実施例に基づき説明す
る。
第1図は本発明の一実施例を示すブロック図であり,
第2図と同一の記号は同一の意味をもつ。
即ち,同図に於いて1,2は一方を接地した電路であっ
て,該電路を2つの巻き線N1とN2を有する注入トランス
CTと変流器ZCTとに貫通する如く結合し,前記注入トラ
ンスCTの一方の巻線N1に低周波発振器OSCを又,他方の
巻線N2からは前記発振器出力の一部を導出し90度移相器
PSに入力する。
更に,変流器ZCTの出力は増幅器AMP,バンドパスフィ
ルタBPF,整流器DET及びメータMを直列接続した回路に
入力すると共に,前記バンドパスフィルタBPFの出力を
分岐して該出力と前記90度移相器PSの出力とをかけ算器
MULTに入力する。
該かけ算器MULTの出力はローパスフィルタLPFを介し
て比較器COMPの一入力とし,他方入力端の比較電圧Esと
の差の電圧を求めドライブ回路DRを介して表示器LDに出
力するよう構成したものであり,又前記注入トランスCT
と変流器ZCTとには前記電路1,2とは逆相となるように接
続線LINKを可変コンデンサC0を介挿して結合せしめる。
この構成に於いて以下動作を説明する。
即ち,注入トランスCTの巻線N1に接続された発振器OS
Cにより電路に周波数の低周波電圧Vsinω1tを印加
し,第3図の説明と同様に変流器ZCTの出力を増幅器AMP
で増幅し,フィルタBPFにより周波数の成分をとり
出せば(2)式のi1が得られる。またフィルタBPFの出
力を整流すれば,(3)式の|i1|が得られる。一方注入
トランスCTの巻線N2の出力電圧esinω1tを90度移相器P
Sに印加すれば,その出力はecosω1tとなる。
フィルタBPF出力i1と90度移相器PSの出力との積をか
け算器MULTで求めると となり,かけ算器MULTの出力をローパスフィルタLPFに
通しその直流分Dを得れば となる。したがって直流分Dと基準電圧Es(例えば0ボ
ルト)とを比較器COMPで比較し,もしC>C0なら比較器
の論理出力を“1",C<C0なら“0"とし,比較器の出力を
例えばドライブ回路DRを介して表示器LDを動作させC>
C0なら点灯,C<C0なら消灯の如く動作させれば,この表
示を見ることによりコンデンサC0の値を増加させるか,
減少させるべきかの判定ができる。
尚,上記説明ではコンデンサCを手動で調整する場合
について述べたが,上記比較器COMPの出力を用いて,コ
ンデンサC0の値を自動的に調整しうることは当業者の技
術をもって明らかである。
又,上記説明では接続線LINKを注入トランスCT,変流
器ZCTに単に電路とは逆相となる如く貫通させたが,接
続線を例えば注入トランスCTでN回巻線し,変流器ZCT
には単に逆相となるように貫通させる等いずれか一方を
N回巻線すれば,コンデンサC0の値はC0/Nの値のものを
準備すればよい。
又,変流器ZCTにN回巻線しても同様である。上記説
明は単相2線電路の場合で示したが,3相3線,単相3線
の電路等でも同様に測定可能である。
(発明の効果) 本発明は上記説明の如く可変コンデンサの値を調整す
るにあたって増加すべきかあるいは減少すべきかを表示
するよう構成したものであるから従来の測定方法に比べ
て極めて測定が容易になり,従って効率よく電路の絶縁
抵抗の測定を行うようにするうえで効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す図,第2図は従来の方
法の動作を示す図,第3図は可変コンデンサの値とメー
タの指示との関係を示す図である。 T……受電トランス,CT……注入トランス,ZCT……変流
器, OSC……発振器,AMP……増幅器,BPF……フィルタ, DET……整流器,M……メーター, PS……移相器,MULT……かけ算器,LPF…ローパスフィル
タ,COMP……比較器,DR……ドライバ,LD……表示器。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電路に測定用低周波信号を印加するトラン
    スのコアと漏洩電流を検出する変流器とを結合すると共
    に、前記トランスのコアに印加された前記測定用低周波
    信号の逆相の信号を前記変流器に印加するために前記ト
    ランスのコアと変流器とを貫通する新たな接続線を設
    け、かつ該接続線にはコンデンサを挿入し、前記変流器
    出力中の漏洩電流に含まれる前記測定用低周波信号と同
    一周波数の成分が最小となるように前記コンデンサの値
    を調整した後の前記変流器出力中の漏洩電流に含まれる
    前記測定用低周波信号成分の大きさから絶縁抵抗を測定
    する方法において、 前記測定用低周波信号に対し位相が90度推移した電圧
    と、前記変流器出力中の漏洩電流に含まれる前記測定用
    低周波信号成分の電流との積の直流分を導出し、該導出
    された直流分の極性を検出することによって調整すべき
    前記コンデンサの値の増減方向を判定したことを特徴と
    する簡易絶縁抵抗測定方法。
  2. 【請求項2】前記接続線が前記トランスのコアもしくは
    変流器のいずれか一方、または両者に巻線してなること
    を特徴とする特許請求の範囲第1項記載の電路の簡易絶
    縁抵抗測定方法。
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