JP2764584B2 - 分岐電路の絶縁抵抗測定方法 - Google Patents

分岐電路の絶縁抵抗測定方法

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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は活線状態での電路の絶縁抵抗不良箇所を検出
する方法に関し、特に分岐電路の絶縁抵抗測定方法に関
する。
(従来の技術) 従来、分岐電路の絶縁不良箇所を検出する方法とし
て、同一出願人による特開昭58−10668号公報に開示さ
れた方法がある。
この方法は第2図に示すように変圧器Tの設置線LE
介して電路1、2に測定信号である低周波電圧を注入ト
ランスOTを介して印加し、接地線LEに帰還する漏洩電流
を変流器ZCT1で検出し同期検波器MULTにて前記低周波電
圧により同期検波を施し漏洩電流中の低周波成分の有効
分を求め、変圧器Tより負荷側を見たときのすべての絶
縁抵抗を算出する一方、分岐電路3、4から絶縁抵抗R1
並びに対地静電容量C1を介して大地へ漏洩する上記低周
波の漏洩電流を分割型変流器ZCT2及びフィルタFIL1で検
出すると共に、該分岐電路に属する分岐電路と大地間と
の電圧を高入力インピーダンスの増幅器AMP及びローパ
スフィルタLF1を介して検出し、該検出値と前記フィル
タFIL1の出力とを同期検波器MULT1にて同期検波した結
果に基づいて絶縁抵抗R1を算出し、当該分岐線路におけ
る絶縁の不良を判定するものであった。
しかしながら、上述した如き従来の方法では分岐電路
で測定信号を得るために電路と大地間の電圧を検出する
必要があるため、測定器7と電路と大地との間を測定用
ケーブル8、9で接続する必要があり、測定箇所によっ
てはこのような接地が困難であることが多く、運用に際
して不便であった。
(発明の目的) 本発明は上述した欠点に鑑みなされたものであって、
分岐電路の絶縁抵抗を測定する際に従来の如く電路、大
地と測定器間の測定用のケーブル接続を不要とし、分割
型変流器のみで被測定電路の絶縁抵抗測定を可能にした
分岐電路の絶縁抵抗測定方法を提供することを目的とす
る。
(発明の概要) この目的を達成するために本発明に係る分岐電路の絶
縁抵抗測定方法は、電路に測定信号である周波数f1の低
周波電圧e1sinω1tと、該測定信号で周波数f2の搬送波
を変調して得た電圧e1sinω1t・sinω2tとを共に印加
し、但し、f1≪f2、f2−f1>f1、 該電路の分岐電路から大地へ流れる漏洩電流中に含ま
れる前記変調した電圧e2sinω1t・sinω2tの成分を周波
数帯域f1±f2のフィルタを用いて抽出しこれを復調する
ことにより、測定信号と同期したsinω1tを含む信号を
得、 該信号を用いて前記漏洩電流中に含まれる周波数f1
漏洩電流成分を同期検波し、これに基づいて上記分岐電
路の絶縁抵抗を算出するよう手段を講じる。
(実施例) 以下、図面に示した実施例に基づいて本発明を詳細に
説明する。
第1図は本発明を実施するために用いる装置の一実施
例を示す構成図である。
同図において、Tは受電トランス、1、2は該受電ト
ランスTの2次側低圧電路、LEは該電路2に接続された
接地線であって、前記電路1、2は電路3、4及び5、
6の如く分岐している。
また、R1、R2は負荷設備を含む電路の絶縁抵抗、C1
C2は負荷設備を含む電路の対地静電容量である。
前記接地線LEは注入トランスOT及び変流器ZCT1を貫通
し、該変流器ZCT1の出力端にはアンプA1、フィルタF1
び同期検波器M1が直列に接続している。
一方、前記注入トランスOTには加算器ADD、変調器MOD
及び周波数f2の電圧を発生する発振器OSC2が直列に接続
し、更に周数数f1の電圧を発生する発振器OSC1の出力端
は前記加算器ADD及び変調器MODに接続している。
更に、前記発振器OSC1の出力端は移相器PS1と接続
し、該移相器PS1の出力端は前記同期検波器M1の一入力
端と接続している。
前記分岐回路3、4には該電路3、4を貫通せしめた
分割型変流器ZCT2を備え、該変流器ZCT2出力端にはアン
プA2が接続し、該アンプA2出力端にはフィルタF2及びF3
が接続している。更にフィルタF3の出力端には復調器DE
M、移相器PS2、リミッタLIMが直列に接続すると共にリ
ミッタLIM出力端及び前記フィルタF2出力端は同期検波
器M2に接続されて該同期検波器M2出力端が出力OUT2取り
出し端となっている。
このように構成した装置において、前記変調器MODと
して搬送波抑圧したAM変調を用いたとすると、発振器OS
C2出力は変調器MODにおいてAM変調され、e2sinω1t・si
2tとなり、更に加算器ADDに印加され、加算器ADD出
力は、e1sinω1t+e2sinω1t・sinω2tとなり、注入ト
ランスOTに印加される。したがって、接地線LEを介して
電路1、2に誘起される電圧Vは V=e1sinω1t+e2sinω1t・sinω2t …(1) と表すことができる。(1)式の右辺1項は発振器OSC1
からの測定信号、2項は の搬送波で搬送波抑圧したAM変調を意味する。(但し、
f1≪f2とする)なお、式を簡略にするため、発振器OSC1
の出力電圧をe1sinω1tとし、また発振器OSC1の出力を
発振器OSC2の出力でAM変調した後の振幅をe2とし、その
変調信号の電圧をe2sinω1t・sinω2tと表す。
接地線LEが貫通する変流器ZCT1の出力を増幅器A1で増
幅し、周波数f1成分を検出するフィルタF1に加えれば、
f1≪f2であるからフィルタF1の出力ig1となり、該出力を同期検波器M1の一方の入力端へ印加
し、他の入力端には発振器OSC1の出力を移相器PS1を介
して印加すれば、前記同期検波器M1の出力はig1と移相
器出力電圧e0sinω1tとの積となり、更にその直流分に
のみ着目すれば、 は直流成分を意味する) となる。(ここで移相器PS1は変流器ZCT1の周波数f1
おける移相シフトを補正するものであり、また移相器出
力電圧の振幅は適宜上e0と表している。)同期検波器出
力の直流分から分岐電路5、6及び3、4夫々の絶縁抵
抗の並列合成値を算出することができる。
次に分岐電路3、4を貫通せしめた分割型変流器ZCT2
出力をアンプA2で増幅し、その出力を周波数f1の成分を
検出するフィルタF2に印加すれば、その出力ig2となる。一方、アンプA2の出力を周波数帯域f2±f1のフ
ィルタF3で検出すると、電路への印加電圧Vは(1)式
で与えられ、変調波の電圧e2sinω1t・sinω2tは、 と表すことができるから、フィルタF3の出力ig3は、 となり、該出力ig3を復調器DEMで直線検波を行えば、 となる。ところで、上記直線検波出力を表す式におい
て、ω≪ωであるため、 となり、したがって、直線検波出力はe2C1ω2sinω1tと
近似される。これはe2C1ωを定数とした場合である。
すなわち、測定信号e1sinω1tと同期し、振幅のみが異
なる信号である。したがって、前記復調器出力DEMの出
力を次段の移相器PS2に印加し、フィルタF2並びに変流
器ZCT2の位相シフトを補償した後、リミッタ回路LIMに
て定振幅の電圧e3sinω1tを得、これを同期検波器M2
一入力端に印加し、他の入力端には(4)式で表される
フィルタF2の出力を印加すれば、同期検波器M2の出力OU
T2のうちの直流分は、 は直流成分を意味する)となり、これに基づき分岐電路
の絶縁抵抗を算出することができる。
このように分岐電路における絶縁抵抗を該電路と大地
間との電圧を検出せずに得ることができ、装置を簡易に
構成することができる。
尚、本発明の実施例の説明にあたっては、単相2線式
電路の場合を用いて行ったが、これに限定するものでは
なく、一端接地電路の単相3線式電路又は三相3線式電
路であってもよく、また注入トランスOT及び変流器ZCT1
が接地線LEを貫通する場合を用いて説明したが、電路
1、2を貫通せしめてもよい。
更には変調器MODの変調手段としてAM変調を用いたが
これに限るものではなくFM変調器を用いても良いことは
明らかである。
(発明の効果) 本発明は上述した如く構成し且つ機能するものである
から、分岐電路又は電路の中途以降の絶縁抵抗を測定す
るにあたって従来の如く測定信号を電路と大地間から検
出する必要がないため、測定に際して操作が著しく容易
になり、可搬型の絶縁不良箇所測定器に適用する場合著
しい効果を有す方法である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施にあたって用いる装置の構成を示
す図、第2図は従来の方法を用いた装置の構成を示す図
である。 1、2……電路、3、4、5、6……分岐電路、 ZCT1、ZCT2……変流器、T……変圧器、 R1、R2……絶縁抵抗、C1、C2……静電容量、 OT……注入トランス、LE……接地線、 OSC1、OSC2……発振器、A1、A2……アンプ、 F1、F2、F3……フィルタ、M1、M2……同期検波器、 PS1、PS2……移相器、MOD……変調器、 DEM……復調器、LIM……リミッタ、 ADD……加算器、Z……負荷、E2……アース
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01R 27/18

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電路に測定信号である周波数f1の低周波電
    圧e1sinω1tと、該測定信号で周波数f2の搬送波を変調
    して得た電圧e2sinω1t・sinω2tとを共に印加し、但
    し、f1≪f2、f2−f1>f1、 該電路の分岐電路から大地へ流れる漏洩電流中に含まれ
    る前記変調した電圧e2sinω1t・sinω2tの成分を周波数
    帯域f1±f2のフィルタを用いて抽出しこれを復調するこ
    とにより、測定信号と同期したsinω1tを含む信号を
    得、 該信号を用いて前記漏洩電流中に含まれる周波数f1の漏
    洩電流成分を同期検波し、これに基づいて上記分岐電路
    の絶縁抵抗を算出することを特徴とした分岐電路の絶縁
    抵抗測定方法。
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