JP2612315B2 - 光メモリ装置 - Google Patents

光メモリ装置

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JP2612315B2
JP2612315B2 JP63180708A JP18070888A JP2612315B2 JP 2612315 B2 JP2612315 B2 JP 2612315B2 JP 63180708 A JP63180708 A JP 63180708A JP 18070888 A JP18070888 A JP 18070888A JP 2612315 B2 JP2612315 B2 JP 2612315B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、情報を記録する光情報記録媒体を備え、こ
の光情報記録媒体に光ビームを投射し、その反射光によ
り情報の再生を行う光メモリ装置に関するものである。
〔従来の技術〕
この種の従来の光メモリ装置は、情報が記録される光
情報記録媒体と、光情報記録媒体に記録されている情報
を読み出す光学ヘッドと、光学ヘッドにて読み出された
情報からディジタルの再生信号を得る信号検出回路とを
備えている。そして、光学ヘッドは光情報記録媒体にレ
ーザ光を投射すると共に、その反射光を入力して再生信
号を出力し、信号検出回路は上記の再生信号をディジタ
ル再生信号に変換するようになっている。信号検出回路
は、再生信号における情報パルスのピーク位置を検出す
るピーク位置検出回路、あるいは情報パルスの長さおよ
び間隔を検出する振幅検出回路を有しており、これら何
れかの回路によって上記の再生信号からディジタル再生
信号が得られるようになっている。
即ち、第6図に示すように、光情報記録媒体には、デ
ィジタルデータ(a)に対し、記録情報として(b)に
示す記録マークが記録される。そして、この記録マーク
を光学ヘッドにて読み取ることにより、再生信号(c)
が得られる。ここで、信号検出回路がピーク位置検出回
路を有している場合、上記の再生信号(c)を入力した
信号検出回路からは、負方向のピーク位置と立ち上がり
部の一致するディジタル再生信号(d)が得られる。一
方、信号検出回路が振幅検出回路を有している場合、信
号検出回路からは負方向のピーク位置に対して所定幅で
ハイレベルとなるディジタル再生信号(e)が得られ
る。そして、これらディジタル再生信号から、再生情報
としてのディジタルデータ(f)を得るものとなってい
る。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところが、上記従来の構成では、光情報記録媒体にお
ける記録密度を高め、記録容量の増大を図ることが困難
であるという問題点を有している。
即ち、上記の構成の場合、光情報記録媒体の記録密度
を高めるためには記録マークの寸法をさらに小さくしな
ければならない。しかしながら、記録マークは小さくな
る程、光情報記録媒体への記録が困難になる。例えば、
レーザ光を光情報記録媒体上に集光して記録マークを記
録する場合、レーザビームの絞り込み度、光情報記録媒
体の特性、および周囲温度等により、記録マークは小さ
くなるほど適切に形成することが困難となる。これは記
録マークを転写によって形成する場合も同様であり、プ
ラスチック成形によって記録マークを転写する場合には
特に困難である。従って、記録マークを小型化すること
により記録密度を高めるのは困難であり、従来の構成は
記録密度を増大させるのに不向きである。尚、説明の便
宜上、記録マークは1個の符号と対応した孤立マークと
して説明しているが、記録マークを複数個の符号と対応
させ、記録マーク以外の部位と同寸法となるように形成
した場合であっても同様に、記録密度を高める点におい
ては不十分である。
〔課題を解決するための手段〕
特許請求の範囲第1項に係る光メモリ装置は、上記の
課題を解決するために、情報としての第1記録マーク及
び第2記録マークが記録され、各記録マークは、光学ヘ
ッドとの相対移動方向において端部を有すると共に第2
記録マークの端部が第1記録マークの端部とは異なる曲
率で湾曲状に形成され、かつ光学ヘッドから投射された
光ビームが各記録マークの端部に照射されたときに、光
の回折により、光学ヘッドへの入射光量が減少して光学
ヘッドから出力される再生信号に上記第1或いは第2記
録マークに対応して異なるパルス幅の情報パルスを生じ
るように形成されている光情報記録媒体と、光ビームを
光情報記録媒体に投射し、その反射光を入力して上記の
情報パルスを含む再生信号を出力する光学ヘッドと、こ
の光学ヘッドから得られる再生信号の情報パルスのパル
ス幅を検出する検出回路とを備えている構成である。
又、特許請求の範囲第2項に係るメモリ装置は、上記
の課題を解決するために、端部の曲率が等しい複数の記
録マークが情報として記録され、各記録マークは、光学
ヘッドとの相対移動方向において上記の端部を有し、か
つ光学ヘッドから投射された光ビームが上記の端部に照
射されたときに、光の回折によって生じる光学ヘッドへ
の入射光量の減少に伴って、再生信号上に生じる情報パ
ルスのパルス幅が光学ヘッドとの相対移動速度に応じて
変化するように形成されている光ディスクと、光ビーム
を光情報記録媒体に投射し、その反射光を入力して上記
の情報パルスを含む再生信号を出力する光学ヘッドと、
この光学ヘッドから得られる再生信号の情報パルスのパ
ルス幅を検出する検出回路とを備えた光メモリ装置であ
って、再生時には、角速度一定で光ディスクの回転を制
御する構成である。
〔作 用〕
上記の特許請求の範囲第1項の発明の構成によれば、
光情報記録媒体の第1及び第2記録マークは、光学ヘッ
ドとの相対移動方向に、第2記録マークの端部が第1記
録マークの端部とは異なる曲率で湾曲状に形成される。
光学ヘッドから投射された光ビームがこれらの端部に照
射されると、光の回折により、光学ヘッドへの入射光量
が減少して光学ヘッドから出力される再生信号に情報パ
ルスを生じる。このとき、上記第1記録マークと第2記
録マークとは曲率が異なるので、曲率に応じたパルス幅
が情報パルスに生じる。この情報パルスのパルス幅は、
検出回路によって検出され、再生ディジタル信号が生成
される。
以上のように、端部の曲率の異なる第1及び第2記録
マークが形成されることにより、1個の記録マークに多
数の情報を含ませることができるので、記録密度を高め
ることが可能となる。具体的には、例えば記録マークが
光ビームの入射方向に向かって凸状に形成される場合、
各記録マークを小さく突出させ、かつ光ビームの集光ス
ポットの直径よりも長くて広い幅に形成すると上記の情
報パルスが発生し易い。また、このように各記録マーク
を形成すると、記録マークを適切な形状に形成するのが
容易となる。従って、例えばプラスチック成形等におい
ても記録マークの転写が容易になる。
一方、光学ヘッドは光ビームを光情報記録媒体に投射
し、その反射光を入力して上記の第2符号に対応した情
報パルスの含まれる再生信号を出力する。そして、信号
検出回路は、光学ヘッドから得られる再生信号の情報パ
ルスを第2符号として検出し、再生信号をディジタル再
生信号に変換する。これによって情報の再生が可能とな
る。
尚、上述の記録方式によって記録密度を高めるために
は、例えば、2−7変調あるいは1−7変調等、第2符
号が多数個連続しない変調方式を採用する必要がある。
これは、仮に“1"を第2符号をした場合、例えば、“11
111"のように“1"が連続すると、記録マークの端部がこ
れら多数個の“1"に対応し得ないことによる。
また、上記の特許請求の範囲第2項の構成によれば、
光情報記録媒体の記録マークは、端部の曲率がそれぞれ
等しく形成されており、光学ヘッドから投射された光ビ
ームが上記の端部に照射されたときに、光の回折によ
り、光学ヘッドへの入射光量は減少して光学ヘッドから
出力される再生信号に情報パルスを生じる。しかしなが
ら、再生信号上に生じる情報パルスのパルス幅は光学ヘ
ッドとの相対移動速度に応じて変化する。つまり、光デ
ィスクを角速度一定で回転させることにより、光ビーム
の光情報記録媒体上の走査位置に応じて、光学ヘッドと
の相対移動速度が異なるから、光ビームを端部に照射し
て得られるパルス幅は、走査位置に応じて異なることに
なる。すなわち、光学ヘッドから出力される再生信号に
上記相対移動速度に応じてパルス幅が変化する情報パル
スが生じる。この情報パルスのパルス幅は、検出回路に
よって検出され、再生ディジタル信号が生成される。
以上のように、端部の曲率は等しいが、角速度一定で
再生させることにより、光学ヘッドとの相対移動速度が
変化し、各記録マークの端部で得られる情報パルスのパ
ルス幅が走査位置毎に異なるので、請求項1の構成の場
合(端部の曲率が異なる場合)と同様に、1個の記録マ
ークに多数の情報を含ませることができ、記憶密度を高
めることが可能となる。
〔実施例〕 本発明の一実施例を第1図ないし第5図に基づいて以
下に説明する。
本発明に係る光メモリ装置は、第1図に示すように、
光情報記録媒体としての光ディスク1と、光学ヘッド2
と、信号検出回路3とを備えている。
上記の光ディスク1は光学ヘッド2に対して移動可能
となっている。光ディスク1には、第2図に示すよう
に、ディジタル情報としてのディジタルデータ(h)に
対して、(i)に示す情報としての記録マークA(第1
記録マーク)および記録マークB(第2記録マーク)が
記録される。これら記録マークA・Bは、光学ヘッド2
との相対移動方向における端部、即ちエッジ部が、0と
1との2個の符号からなるディジタルデータ(h)の第
1符号である0に囲まれた第2符号である1に対応して
いる。即ち、記録マークAのエッジ部は0と0とに囲ま
れた1に対応し、記録マークBのエッジ部は0と0とに
囲まれた11に対応している。記録マークAのエッジ部と
記録マークBのエッジ部とは異なる曲率の湾曲状に形成
され、記録マークBのエッジ部は2個の1と対応するよ
うに、湾曲部が記録マークAの湾曲部よりも長くなって
いる。これに対し、記録マークA・Bにおけるエッジ部
間の部位、および記録マークA・B以外の部位である非
マーク部が0と対応している。
そして、記録マークA・Bは光学ヘッド1から投射さ
れた光ビームとしてのレーザ光が記録マークA・Bのエ
ッジ部に照射されたときに、光の回折により、光学ヘッ
ド2への入射光量が減少して光学ヘッド2から出力され
る再生信号に情報パルスを生じるように形成されてい
る。例えば、記録マークA・Bが光学ヘッド2からのレ
ーザ光の入射方向に突出したいわゆるピットである場合
には、記録マークA・Bのエッジ部に投射されたレーザ
光に対して、記録マークA・Bのエッジ部と非マーク部
とにおける光の回折が生じ、光学ヘッド2への入射光量
が減少して、光学ヘッド2の出力に負方向の情報パルス
が生じることになる。
光学ヘッド2は、光ディスク1にレーザ光を投射する
と共に、その反射光を入力して上記の情報パルスを含む
再生信号を出力するようになっている。光学ヘッド2は
入射光を電気信号に変換する光検出器(図示せず)を有
しており、上記の反射光の光量に応じたレベルの再生信
号を出力するようになっている。光学ヘッド2の投射す
るレーザ光における集光スポット4の直径は、情報パル
スを確実に得る上で、記録マークA・Bの幅とほぼ同じ
くらいでもよいが、それよりも小さく設定されるのが好
ましい。
ここで、第3図ないし第5図により、再生信号につい
ての計算機シミュレーションの結果の一例を示す。
第3図は第4図および第5図の再生信号についての計
算機シミュレーションにおける例えば記録マークCと集
光スポット4の関係を示す説明図である。同図におい
て、記録マークCは、長さが4μm、幅がW、エッジ部
の湾曲部が半径W/2の半円であり、紙面垂直方向の深さ
または高さがDである。集合スポット4はガウシアンビ
ームであり、その半径(ビーム中心強度の1/e2倍になる
円における半径)は、0.65μmである。集光スポット4
の走行方向は、記録マークCの長軸方向であり、記録マ
ークC中央と集光スポット4の中心距離を同図の上部に
示す。また、記録マークCを形成した光ディスク1の基
板の屈折率は1.5、紙面縦方向における隣接トラックと
のピッチは1.6μmであり、対物レンズの開口率は0.5
5、集光スポット4を形成するレーザ光の波長は0.78μ
mである。
第4図は記録マークCの深さまたは高さDが、D=0.
13μmであるときのシミュレーション結果を示してい
る。同図のグラフにおいて、横軸が集光スポット4の走
査方向であり、記録マークC中央と集光スポット4の中
心との距離を示す。縦軸は光検出器へ入射する再生光の
強度を示す。但し、光の干渉が生じていないときの光量
で規格化してある。光検出器においては、これに相当す
る再生信号が得られる。そして、記録マークCの幅W
(エッジ部の湾曲部の半径の2倍の寸法)を、0.4μ
m、0.6μm、0.8μm、1.0μm、1.4μm、1.8μmと
し、これら7種について再生波形をシミュレーションし
た。その結果、W=1.4μmおよび1.8μmのとき、記録
マークCのエッジにてパルスが顕著であった。
また、第5図は、記録マークCの深さまたは高さD
が、D=0.065μmであるときのシミュレーション結果
を示している。同図を前記の第4図の比較すると、全体
的に信号振幅は小さくなっているものの、全体的な傾向
は第4図と同様である。
上記のシミュレーションの結果によれば、記録マーク
Cの深さまたは高さDについては、約0.13μmのときに
情報パルスを大きくすることができる。これは、回折の
効果を最大にするときの方程式、 n×d×2=λ/2 但し、n:基板の屈折率 d:記録マークCの深さまたは高さ λ:レーザ光の波長 により得られる値であり、記録マークCの深さまたは高
さD=0.13μmのとき、記録マークCのエッジ部におけ
る情報パルスが最大であることを示している。
また、記録マークCの幅W(エッジ部の湾曲部の半径
の2倍の寸法)については、W=1.8μmおよび1.4μm
のとき、情報パルスが顕著であり、W−1.0μmおよび
0.8μmのときも、エッジ部でのパルスはまだ残ってお
り、記録マークCの中央部でのレベルが徐々に下がって
いることが分かる。
また、このシミュレーションは、上記のような条件下
にて行ったものであるが、これ以外に例えばガラス基板
の屈折率、レーザ光の波長λ、あるいは対物レンズの開
口率等の条件が変われば、当然これに応じて、最適な記
録マークCの幅、および深さまたは高さも変化する。
信号検出回路3は、光学ヘッド2から入力された再生
信号の情報パルスを第2符号である1として検出し、再
生信号をディジタル再生信号に変換する。即ち、信号検
出回路3は、再生信号における情報パルスのピーク位置
を検出するピーク位置検出回路、あるいは情報パルスの
長さおよび間隔を検出する振幅検出回路を有しており、
これら何れかの回路によって上記の再生信号からディジ
タル再生信号が得られるようになっている。
上記の構成において、光学ヘッド2から投射されたレ
ーザ光が光ディスク1における非マーク部に入射する
と、この光はほぼそのまま反射して光学ヘッド2に入射
する。これにより、第2図に示すように、光学ヘッド2
から出力される再生信号(j)はハイレベルとなる。
また、光学ヘッド2から投射されたレーザ光が光ディ
スク1における記録マークAのエッジ部に照射される
と、記録マークAと非マーク部とからの反射光が干渉
し、光の回折が生じる。従って、光学ヘッド2に入射す
る反射光の光量は少なくなり、再生信号(j)には負方
向の情報パルスが生じる。これは、上記のエッジ部にお
ける回折効果が他の部分よりも大きいためである。
また、光学ヘッド2からのレーザ光が記録マークAの
エッジ部間に照射されると、反射光の回折は少なく、再
生信号(j)のレベルは若干下がる程度となる。
次に、上記の再生信号(j)は信号検出回路3に入力
されるが、信号検出回路3がピーク位置検出回路を備え
ている場合、再生信号(j)の情報パルスにおける負方
向のピーク位置に対して立ち上がり部の一致するディジ
タル再生信号(k)が得られる。一方、信号検出回路3
が振幅検出回路を備えている場合、情報パルスにおける
負方向のピーク位置に対して所定幅でハイレベルとなる
ディジタル再生信号(l)が得られる。そして、このデ
ィジタル再生信号(k)または(l)のパルスはディジ
タルデータ(h)の1と対応しているので、この信号か
ら再生情報としてのディジタルデータ(m)が得られ
る。
一方、光学ヘッド2から投射されたレーザ光が光ディ
スク1における記録マークBのエッジ部に照射される
と、記録マークBのエッジ部の湾曲部は記録マークAの
湾曲部よりも長く形成されているので、再生信号(j)
に生じる情報パルスのパルス幅は広くなる。従って、こ
の再生信号(j)が振幅検出回路を備えている信号検出
回路3に入力された場合、信号検出回路3から得られる
ディジタル再生信号(l)は、再生信号(j)の情報パ
ルスにおける負方向のピーク位置に対してハイレベルと
なり、かつ再生信号(j)の情報パルスの幅に対応した
幅のパルスを有するものとなる。即ち、ディジタル再生
信号(l)のパルスはディジタルデータ(h)の11と対
応した幅を有しているので、このディジタル再生信号
(l)から再生情報としてのディジタルデータ(m)が
得られる。
尚、記録マークのエッジ部における曲率を同じにし
て、レーザ光の光スポットの走査速度を変えても、上記
の例と同様に、再生信号(j)のパルス長を変化させる
ことが可能である。例えば、光ディスク1に予めプリピ
ットを記録する際に、CLV(constant linear veloct
y)で記録し、再生をCAV(constant angular veloct
y)で行うことにより、光ディスク1における内周と外
周とで記録マークのエッジ部における再生信号(j)の
パルス長を変えることができる。即ち、CLVで記録を行
うと、記録マークのエッジ部の曲率は、光ディスク1の
内周側と外周側とで同じになる。一方、これをCAVで再
生すると、外周側の方が走行スピードが速いので、外周
側の記録マークの方が曲率が小さいものとして読み取ら
れる。従って、エッジ部にて検出される再生信号の幅
は、内周側ほど長くなる。そこで、この長さを一つの情
報としてとらえれば、トラック位置情報(ID情報)とし
て認識することができる。つまり、上記の方式は、記録
マークにおけるエッジ部の曲率をアナログ的にとらえた
ものである。
〔発明の効果〕
特許請求の範囲第1項に係る光メモリ装置は、以上の
ように、情報としての第1記録マーク及び第2記録マー
クが記録され、各記録マークは、光学ヘッドとの相対移
動方向において端部を有すると共に第2記録マークの端
部が第1記録マークの端部とは異なる曲率で湾曲状に形
成され、かつ光学ヘッドから投射された光ビームが各記
録マークの端部に照射されたときに、光の回折により、
光学ヘッドへの入射光量が減少して光学ヘッドから出力
される再生信号に上記第1或いは第2記録マークに対応
して異なるパルス幅の情報パルスを生じるように形成さ
れている光情報記録媒体と、光ビームを光情報記録媒体
に投射し、その反射光を入力して上記の情報パルスを含
む再生信号を出力する光学ヘッドと、この光学ヘッドか
ら得られる再生信号の情報パルスのパルス幅を検出する
検出回路とを備えた構成である。
それゆえ、1個の記録マークに多数の情報を含ませる
ことができるので、光情報記録媒体における記録密度を
高めることが可能となり、記録容量の増大を図ることが
できる。また、単に記録マークを小型化することによっ
て記録密度を高めるものではないから、記録マークを大
きく形成することが可能である。従って、記録マークを
適切な形状に形成するのが容易となり、例えば、プラス
チック成形等においても記録マークの転写が容易となる
という効果を奏する。
又、特許請求の範囲第2項に係る光メモリ装置は、以
上のように、端部の曲率が等しい複数の記録マークが情
報として記録され、各記録マークは、光学ヘッドとの相
対移動方向において上記の端部を有し、かつ光学ヘッド
から投射された光ビームが上記の端部に照射されたとき
に、光の回折によって生じる光学ヘッドへの入射光量の
減少に伴って、再生信号上に生じる情報パルスのパルス
幅が光学ヘッドとの相対移動速度に応じて変化するよう
に形成されている光ディスクと、光ビームを光情報記録
媒体に投射し、その反射光を入力して上記の情報パルス
を含む再生信号を出力する光学ヘッドと、この光学ヘッ
ドから得られる再生信号の情報パルスのパルス幅を検出
する検出回路とを備えた光メモリ装置であって、再生時
には、角速度一定で光ディスクの回転を制御する構成で
ある。
それゆえ、特許請求の範囲第1項の構成の場合と同様
に、1個の記録マークに多数の情報を含ませることがで
きるので、光情報記録媒体における記録密度を高めるこ
とが可能となり、記録容量の増大を図ることができる。
また、単に記録マークを小型化することによって記録密
度を高めるものではないから、記録マークを大きく形成
することが可能である。従って、記録マークを適切な形
状に形成するのが容易となり、例えば、プラスチック成
形等においても記録マークの転写が容易となるという効
果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第5図は本発明の一実施例を示すものであ
って、第1図は光メモリ装置の主要部を示すブロック
図、第2図は記録マークと光メモリ装置の各部における
信号波形との関係を示す説明図、第3図は第4図および
第5図に示した再生信号についての計算機シミュレーシ
ョンにおける記録マークと集光スポットとの関係を示す
説明図、第4図は記録マークの深さまたは高さを0.13μ
mとしたときにおける計算機シミュレーションの結果を
示すグラフ、第5図は記録マークの深さまたは高さを0.
065μmとしたときにおける計算機シミュレーションの
結果を示すグラフ、第6図は従来例を示すものであっ
て、記録マークと光メモリ装置の各部における信号波形
との関係を示す説明図である。 1は光ディスク(光情報記録媒体)、2は光学ヘッド、
3は信号検出回路、4は集光スポットである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山口 毅 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シャープ株式会社内 (72)発明者 寺島 重男 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シャープ株式会社内 (56)参考文献 特開 昭62−84453(JP,A) 特開 昭61−115253(JP,A)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】情報としての第1記録マーク及び第2記録
    マークが記録され、各記録マークは、光学ヘッドとの相
    対移動方向において端部を有すると共に第2記録マーク
    の端部が第1記録マークの端部とは異なる曲率で湾曲状
    に形成され、かつ光学ヘッドから投射された光ビームが
    各記録マークの端部に照射されたときに、光の回折によ
    り、光学ヘッドへの入射光量が減少して光学ヘッドから
    出力される再生信号に上記第1或いは第2記録マークに
    対応して異なるパルス幅の情報パルスを生じるように形
    成されている光情報記録媒体と、 光ビームを光情報記録媒体に投射し、その反射光を入力
    して上記の情報パルスを含む再生信号を出力する光学ヘ
    ッドと、 この光学ヘッドから得られる再生信号の情報パルスのパ
    ルス幅を検出する検出回路とを備えていることを特徴と
    する光メモリ装置。
  2. 【請求項2】端部の曲率が等しい複数の記録マークが情
    報として記録され、各記録マークは、光学ヘッドとの相
    対移動方向において上記の端部を有し、かつ光学ヘッド
    から投射された光ビームが上記の端部に照射されたとき
    に、光の回折によって生じる光学ヘッドへの入射光量の
    減少に伴って、再生信号上に生じる情報パルスのパルス
    幅が光学ヘッドとの相対移動速度に応じて変化するよう
    に形成されている光ディスクと、 光ビームを光情報記録媒体に投射し、その反射光を入力
    して上記の情報パルスを含む再生信号を出力する光学ヘ
    ッドと、 この光学ヘッドから得られる再生信号の情報パルスのパ
    ルス幅を検出する検出回路とを備えた光メモリ装置であ
    って、 再生時には、角速度一定で光ディスクの回転を制御する
    ことを特徴とする光メモリ装置。
JP63180708A 1988-07-20 1988-07-20 光メモリ装置 Expired - Fee Related JP2612315B2 (ja)

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KR1019890010309A KR920006314B1 (ko) 1988-07-20 1989-07-20 광자기 메모리 장치와 광메모리 장치
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