JP2612038B2 - 小巻き用ボビンへのフイルム接着装置 - Google Patents
小巻き用ボビンへのフイルム接着装置Info
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- JP2612038B2 JP2612038B2 JP63154296A JP15429688A JP2612038B2 JP 2612038 B2 JP2612038 B2 JP 2612038B2 JP 63154296 A JP63154296 A JP 63154296A JP 15429688 A JP15429688 A JP 15429688A JP 2612038 B2 JP2612038 B2 JP 2612038B2
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Description
この発明は感熱プリント等に用いられる昇華型カラー
フイルム等の、印刷済み原反ロールから小巻き用ボビン
へカラーフイルムを小巻きする際における、該フイルム
を小巻き用ボビンへ接着する装置の改良に関する。
フイルム等の、印刷済み原反ロールから小巻き用ボビン
へカラーフイルムを小巻きする際における、該フイルム
を小巻き用ボビンへ接着する装置の改良に関する。
従来この種カラーフイルムの終端処理、即ち、小巻き
用ボビンにおいては、巻き始めの端部は、両面テープに
より小巻き用ボビンの外周に接着し、この接着した端部
を巻き始めとして、カラーフイルムを小巻き用ボビンに
巻き取るものである。 ここで、上記のようなカラーフイルムの、両面テープ
による小巻き用ボビンへの接着は、従来、まず小巻き用
ボビンに両面テープを貼り、該両面テープに接近した位
置で、予め位置決めされたカラーフイルムに、小巻き用
ボビンを押付け、その両面テープにフイルムの終端を接
着させるものである。
用ボビンにおいては、巻き始めの端部は、両面テープに
より小巻き用ボビンの外周に接着し、この接着した端部
を巻き始めとして、カラーフイルムを小巻き用ボビンに
巻き取るものである。 ここで、上記のようなカラーフイルムの、両面テープ
による小巻き用ボビンへの接着は、従来、まず小巻き用
ボビンに両面テープを貼り、該両面テープに接近した位
置で、予め位置決めされたカラーフイルムに、小巻き用
ボビンを押付け、その両面テープにフイルムの終端を接
着させるものである。
上記従来のような、小巻き用ボビンに予め両面テープ
を貼り付け、これにカラーフイルムの終端を接着させる
方法は、小巻き用ボビンに貼り付けた両面テープが、必
ずカラーフイルムの方向に向けて位置されなければなら
ないため、小巻き用ボビンの回転方向の位置調整が必要
となり、又、更に、予め小巻き用ボビンの所定位置に両
面テープを貼り付けなければならないことから、小巻き
ボビンへのフイルムの接着工程を、全自動化することが
困難であつた。 前記小巻用ボビンに両面接着テープを貼り付ける方法
としては、例えば特公昭54−30470号公報に開示される
ように、両面粘着テープ繰出機から両面粘着テープを繰
出して、フィルムの、小巻用ボビンにおける終端（巻き
始め）に相当する位置に貼り付けておき、この両面粘着
テープが新しい小巻用ボビンに圧着された後に、該両面
粘着テープよりも先方部分を切断することが考えられ
る。 この場合、両面粘着テープは、フィルムの所定位置に
正確に、且つ強く粘着させなければならないが、上記特
公昭54−30470号公報における両面粘着テープのフィル
ムへの圧着は、エアスプレーからの圧縮空気流によって
両面粘着テープをフィルムに押し付けることになされて
いるので、粘着力が弱く、且つフィルム送り方向の粘着
位置制御を正確に行うことができないという問題点があ
った。
を貼り付け、これにカラーフイルムの終端を接着させる
方法は、小巻き用ボビンに貼り付けた両面テープが、必
ずカラーフイルムの方向に向けて位置されなければなら
ないため、小巻き用ボビンの回転方向の位置調整が必要
となり、又、更に、予め小巻き用ボビンの所定位置に両
面テープを貼り付けなければならないことから、小巻き
ボビンへのフイルムの接着工程を、全自動化することが
困難であつた。 前記小巻用ボビンに両面接着テープを貼り付ける方法
としては、例えば特公昭54−30470号公報に開示される
ように、両面粘着テープ繰出機から両面粘着テープを繰
出して、フィルムの、小巻用ボビンにおける終端（巻き
始め）に相当する位置に貼り付けておき、この両面粘着
テープが新しい小巻用ボビンに圧着された後に、該両面
粘着テープよりも先方部分を切断することが考えられ
る。 この場合、両面粘着テープは、フィルムの所定位置に
正確に、且つ強く粘着させなければならないが、上記特
公昭54−30470号公報における両面粘着テープのフィル
ムへの圧着は、エアスプレーからの圧縮空気流によって
両面粘着テープをフィルムに押し付けることになされて
いるので、粘着力が弱く、且つフィルム送り方向の粘着
位置制御を正確に行うことができないという問題点があ
った。
この発明は上記従来の問題点に鑑みてなされたもので
あつて、フィルムの所定位置に予め正確な長さで、且つ
正確な位置に貼り付け、小巻き用ボビンの回転方向の位
置制御及び該小巻き用ボビンの所定位置へ両面接着テー
プを貼り付ける必要のない小巻き用ボビンへのフイルム
接着装置を提供することを目的とする。
あつて、フィルムの所定位置に予め正確な長さで、且つ
正確な位置に貼り付け、小巻き用ボビンの回転方向の位
置制御及び該小巻き用ボビンの所定位置へ両面接着テー
プを貼り付ける必要のない小巻き用ボビンへのフイルム
接着装置を提供することを目的とする。
この発明は、小巻き用ボビンの入側で、フイルムの所
定位置に両面接着テープを貼り付けるためのテープ貼着
装置と、前記小巻き用ボビンの外周に転接するタツチロ
ーラと、このタツチローラと前記小巻き用ボビンとの接
触点の出側に配置され、両者間に送り込まれたフイルム
に貼着された前記両面接着テープを前記小巻き用ホビン
に接着させた後に、前記両面接着テープよりも先端側の
フイルムを切断するカツターと、を含んでなり、前記テ
ープ貼着装置は、両面接着テープを接着しつつ、間欠的
に回動することにより、両面接着テープをテープロール
から巻き出す多角形の送りドラムと、この送りドラムの
外周に近接して配置され、多角形の頂点位置で、送りド
ラムに接着された両面接着テープを切断するテープカツ
ターと、前記送りドラムの一平面に近接して、前記フイ
ルムを間に対向して配置され、該フイルムを、前記送り
ドラムの一平面に接着されている両面接着テープに押圧
する押圧装置と、を含んで構成した小巻き用ボビンへの
フイルム接着装置により上記目的を達成するものであ
る。
定位置に両面接着テープを貼り付けるためのテープ貼着
装置と、前記小巻き用ボビンの外周に転接するタツチロ
ーラと、このタツチローラと前記小巻き用ボビンとの接
触点の出側に配置され、両者間に送り込まれたフイルム
に貼着された前記両面接着テープを前記小巻き用ホビン
に接着させた後に、前記両面接着テープよりも先端側の
フイルムを切断するカツターと、を含んでなり、前記テ
ープ貼着装置は、両面接着テープを接着しつつ、間欠的
に回動することにより、両面接着テープをテープロール
から巻き出す多角形の送りドラムと、この送りドラムの
外周に近接して配置され、多角形の頂点位置で、送りド
ラムに接着された両面接着テープを切断するテープカツ
ターと、前記送りドラムの一平面に近接して、前記フイ
ルムを間に対向して配置され、該フイルムを、前記送り
ドラムの一平面に接着されている両面接着テープに押圧
する押圧装置と、を含んで構成した小巻き用ボビンへの
フイルム接着装置により上記目的を達成するものであ
る。
この発明において、両面接着テープは、小巻き用ボビ
ンの入側で予めフイルムの所定位置に貼り付けられ、そ
のまま、小巻き用ボビンとタツチローラとの間に送り込
まれることによつて、該小巻き用ボビンに両面接着テー
プを介してフイルムの端部が接着される。このため、小
巻き用ボビンの回転方向の位置制御が不要となる。又、
フイルムの所定位置への両面接着テープの貼付けは、多
角形の送りドラムの一平面を利用してフイルムを平面状
にして行い、且つ、切断を多角形の頂点で行うので、両
面接着テープを正確に切り出すことができると共に位置
を正確に、且つ、強固に貼付けすることができる。
ンの入側で予めフイルムの所定位置に貼り付けられ、そ
のまま、小巻き用ボビンとタツチローラとの間に送り込
まれることによつて、該小巻き用ボビンに両面接着テー
プを介してフイルムの端部が接着される。このため、小
巻き用ボビンの回転方向の位置制御が不要となる。又、
フイルムの所定位置への両面接着テープの貼付けは、多
角形の送りドラムの一平面を利用してフイルムを平面状
にして行い、且つ、切断を多角形の頂点で行うので、両
面接着テープを正確に切り出すことができると共に位置
を正確に、且つ、強固に貼付けすることができる。
以下本発明に係る小巻き用ボビンへのフイルム接着方
法を、この方法を実施するための装置を示す図面を参照
して詳細に説明する。 この装置は、第１図に示されるように、小巻き用ボビ
ン10の上流側でカラーフイルム12の所定位置に両面接着
テープを貼り付けるためのテープ貼着装置14と、前記小
巻き用ボビン10に転接するタツチローラ16と、このタツ
チローラ16と前記小巻き用ボビン10の接触点の出側に配
置されたカツター18とを設けて、フイルム接着装置を構
成したものである。 前記小巻き用ボビン10及びカツター18の構成は、従来
と同一であるので詳細な説明は省略する。 前記テープ貼着装置14は、両面接着テープ20を接着し
つつ、図において反時計方向に間欠的に回動することに
より、両面接着テープ20をテープロール22から巻き出す
六角形の送りドラム24と、この送りドラム24の外周に近
接して配置され、六角形の頂点位置で、送りドラム24に
接着された両面接着テープ20を切断するテープカツター
26と、前記送りドラム24の下側辺に近接して、前記カラ
ーフイルム12を間に対向して配置された押圧装置28と、
を含んで構成されている。 前記送りドラム24は、その六角形の外周辺が、表面に
溝加工により凹凸が形成された、例えばテフロン（商
標）等の難接着材料で構成され、又、各六角形の頂点に
は、前記テープカツター26のバイト26Aが入り込むこと
ができるように形成されたスリツト32を備えている。 前記テープカツター26は、アクチユエータ26Bにより
ガイド26Cに沿つて第２図及び第３図において左右方向
に駆動され、送りドラム24における六角形の各頂点が、
バイト26Aの位置に来たとき、該バイト26Aがアクチユエ
ータ26Bにより右行されることによつて、送りドラム24
に接着された両面接着テープ20が切断されるようになつ
ている。 図の符号24Aは送りドラム24を回転駆動するためのモ
ータ、24Bはこのモータ24Aの出力を、送りドラム24に間
欠的に伝達し、60゜間隔で、該送りドラム24を間欠的に
駆動するための運動に変換する間欠機構をそれぞれ示
す。 又、第２図の符号22Aはテープロール22から巻出され
る両面接着テープ20を案内するためのガイドローラ、22
Bはガイドローラ22Aを経た両面接着テープ20を送りドラ
ム24の図において上辺に押圧するための押えローラ、22
Cは押えローラ22Bを通つた両面接着テープ20から剥れた
離型紙20Aを巻取るための巻取ローラ、をそれぞれ示
す。 前記押圧装置28は、前記送りドラム24の下方で、これ
と平行に、且つ該送りドラム24の回転軸と平行に、カラ
ーフイルム12を送るためのガイドローラ36A、36Bの間に
配置されている。 この押圧装置28は、前記送りドラム24の下側面に、前
記カラーフイルム12を押圧させるための圧着ブロツク28
Aと、この圧着ブロツク28Aを図において上下方向に駆動
するためのエアシリンダ装置28Bと、圧着ブロツク28Aを
第１図及び第２図において上下方向に案内するためのガ
イド28Cと、吸着装置28Dと、から構成されている。 前記ガイド28Cは、前記フレーム34に固定されてい
る。又、吸着装置28Dは、圧着ブロツク28Aのカラーフイ
ルム12に接する面に形成された吸着孔29Aと、負圧源29B
と、この負圧源29Bの負圧を前記吸着孔29Aに伝達する負
圧管路29Cと、この負圧管路29Cの途中に配置された切換
バルブ29Dと、から構成されている。 前記小巻き用ボビン10、テープ貼着装置14におけるモ
ータ24A、テープカツター26のアクチユエータ26B、押圧
装置28のエアシリンダ装置28B、及び吸着装置28Dの切換
バルブ29Dは、各々、制御装置38により制御されるよう
になつている。 又、前記小巻き用ボビン10は、巻き取り終了直前に、
タツチローラ16から離間する方向に移動され、新たな小
巻き用ボビン10がタツチローラ16に接触する位置に、順
次配置されるようになつている。 ここで、一般的に、前記カラーフイルム12は、ブラツ
ク（Bk）、シアン（Ｃ）、マゼンタ（Ｍ）及びイエロー
（Ｙ）又はBkを除いたＣ、Ｍ及びＹの３色に、巻き取り
方向に等しい長さで順次隙間なく印刷されている。小巻
き用ボビン10に対しては、前記Bk部を巻き始め端部とし
て巻き取られるものである。 前記小巻き用ボビン10は、通常、予め設定された長さ
だけカラーフイルム12を巻き取つたとき、次の小巻き用
ボビン10に巻き取られるべきカラーフイルム12の始端
が、前記送りドラム24の下側面位置にきたとき、停止さ
れ得るようになつている。 次に上記装置の作用について説明する。 小巻き用ボビン10Aが巻き取り終了直前までカラーフ
イルム12を巻き取つたとき、前述のように、その巻き取
りが停止される。次に、カラーフイルム12の巻き取り終
了直前の小巻き用ボビン10Aを、カラーフイルム12を切
断することなく、タツチローラ16から離間させ、同時に
新しい小巻き用ボビン10をタツチローラ16に接触する所
定位置にセツトする。 一方、予め、前記テープロール22から両面接着テープ
20を巻き出し、押えローラ22Bにより送りドラム24に接
着させ、モータ24A及び間欠回転機構24Bにより、該送り
ドラム24を60゜間隔で間欠的に、第２図において反時計
方向に回動させる。離型紙20Aは巻取ローラ22Cに巻取ら
れる。 この過程で、送りドラム24は、予めその各頂点が、テ
ープカツター26の位置で間欠的に停止するようにセツト
しておく。 テープカツター26は、制御装置38により、送りドラム
24が停止する毎に駆動され、バイト26Aが、送りドラム2
4に接着された両面接着テープ20を切断する。ここで、
両面接着テープ20は、送りドラム24の各頂点位置で切断
されるので、その長さは送りドラム24の６角形の一辺の
長さに正確に一致し、ばらつきがない。切断された両面
接着テープ20は、送りドラム24に接着された状態のま
ま、該送りドラム24の間欠的回動に伴つて、カラーフイ
ルム12に対向する位置にまでくる。 両面接着テープ20がカラーフイルム12と平行な位置に
きたとき、送りドラム24が停止される。この位置は、送
りドラム24の回転中心軸の移動がない限り不変であるの
で、カラーフィルム12に対する位置も一定である。 一方、前記小巻き用ボビン10も、前述のように、カラ
ーフイルム12が両面接着テープ20を貼り付けるべき位置
にきたときに停止される。小巻き用ボビンが停止したと
き、前記制御装置38により、押圧装置28におけるエアシ
リンダ装置28Bが駆動され、これによつて圧着ブロツク2
8Aがカラーフイルム12を下方から押し上げ、送りドラム
24に押圧する。 この送りドラム24には、前述のように予め切断された
両面接着テープ20が接着されていて、且つ、接着面が、
溝加工された難接着材料で形成されているので、カラー
フイルム12側に両面接着テープ20がより強く押圧接着さ
れることになる。 従つて、制御装置38により切換バルブ29DをONにし
て、吸着孔29Aに負圧をかけた状態で、圧着ブロツク28A
を下行させると、両面接着テープ20は、カラーフイルム
12に接着したまま、送りドラム24から剥れる。 制御装置38により切換バルブ29DをOFFにして、大気を
導入し、負圧吸引を解除した後、カラーフイルム12は、
両面接着テープ20が、図において上面に貼着された状態
で前記小巻き用ボビン10のタツチローラ16の間の位置に
まで送られる。 両面接着テープ20が小巻き用ボビン10とタツチローラ
16の間に入り込むと、該タツチローラ16の挟着力によ
り、小巻き用ボビン10の外周に接着される。 このとき、テープカツター26を駆動して、カラーフイ
ルム12を両面接着テープ20の、小巻き用ボビン10A側に
隣接した位置で切断する。 切断されたカラーフイルム12の終端は、小巻き用ボビ
ン10Aに巻き取られることによつて巻き取りが終了す
る。 一方、後続のカラーフイルム12は、両面接着テープ20
によつてその始端が小巻き用ボビン10に接着されるの
で、該小巻き用ボビン10に順次巻き取られる。
法を、この方法を実施するための装置を示す図面を参照
して詳細に説明する。 この装置は、第１図に示されるように、小巻き用ボビ
ン10の上流側でカラーフイルム12の所定位置に両面接着
テープを貼り付けるためのテープ貼着装置14と、前記小
巻き用ボビン10に転接するタツチローラ16と、このタツ
チローラ16と前記小巻き用ボビン10の接触点の出側に配
置されたカツター18とを設けて、フイルム接着装置を構
成したものである。 前記小巻き用ボビン10及びカツター18の構成は、従来
と同一であるので詳細な説明は省略する。 前記テープ貼着装置14は、両面接着テープ20を接着し
つつ、図において反時計方向に間欠的に回動することに
より、両面接着テープ20をテープロール22から巻き出す
六角形の送りドラム24と、この送りドラム24の外周に近
接して配置され、六角形の頂点位置で、送りドラム24に
接着された両面接着テープ20を切断するテープカツター
26と、前記送りドラム24の下側辺に近接して、前記カラ
ーフイルム12を間に対向して配置された押圧装置28と、
を含んで構成されている。 前記送りドラム24は、その六角形の外周辺が、表面に
溝加工により凹凸が形成された、例えばテフロン（商
標）等の難接着材料で構成され、又、各六角形の頂点に
は、前記テープカツター26のバイト26Aが入り込むこと
ができるように形成されたスリツト32を備えている。 前記テープカツター26は、アクチユエータ26Bにより
ガイド26Cに沿つて第２図及び第３図において左右方向
に駆動され、送りドラム24における六角形の各頂点が、
バイト26Aの位置に来たとき、該バイト26Aがアクチユエ
ータ26Bにより右行されることによつて、送りドラム24
に接着された両面接着テープ20が切断されるようになつ
ている。 図の符号24Aは送りドラム24を回転駆動するためのモ
ータ、24Bはこのモータ24Aの出力を、送りドラム24に間
欠的に伝達し、60゜間隔で、該送りドラム24を間欠的に
駆動するための運動に変換する間欠機構をそれぞれ示
す。 又、第２図の符号22Aはテープロール22から巻出され
る両面接着テープ20を案内するためのガイドローラ、22
Bはガイドローラ22Aを経た両面接着テープ20を送りドラ
ム24の図において上辺に押圧するための押えローラ、22
Cは押えローラ22Bを通つた両面接着テープ20から剥れた
離型紙20Aを巻取るための巻取ローラ、をそれぞれ示
す。 前記押圧装置28は、前記送りドラム24の下方で、これ
と平行に、且つ該送りドラム24の回転軸と平行に、カラ
ーフイルム12を送るためのガイドローラ36A、36Bの間に
配置されている。 この押圧装置28は、前記送りドラム24の下側面に、前
記カラーフイルム12を押圧させるための圧着ブロツク28
Aと、この圧着ブロツク28Aを図において上下方向に駆動
するためのエアシリンダ装置28Bと、圧着ブロツク28Aを
第１図及び第２図において上下方向に案内するためのガ
イド28Cと、吸着装置28Dと、から構成されている。 前記ガイド28Cは、前記フレーム34に固定されてい
る。又、吸着装置28Dは、圧着ブロツク28Aのカラーフイ
ルム12に接する面に形成された吸着孔29Aと、負圧源29B
と、この負圧源29Bの負圧を前記吸着孔29Aに伝達する負
圧管路29Cと、この負圧管路29Cの途中に配置された切換
バルブ29Dと、から構成されている。 前記小巻き用ボビン10、テープ貼着装置14におけるモ
ータ24A、テープカツター26のアクチユエータ26B、押圧
装置28のエアシリンダ装置28B、及び吸着装置28Dの切換
バルブ29Dは、各々、制御装置38により制御されるよう
になつている。 又、前記小巻き用ボビン10は、巻き取り終了直前に、
タツチローラ16から離間する方向に移動され、新たな小
巻き用ボビン10がタツチローラ16に接触する位置に、順
次配置されるようになつている。 ここで、一般的に、前記カラーフイルム12は、ブラツ
ク（Bk）、シアン（Ｃ）、マゼンタ（Ｍ）及びイエロー
（Ｙ）又はBkを除いたＣ、Ｍ及びＹの３色に、巻き取り
方向に等しい長さで順次隙間なく印刷されている。小巻
き用ボビン10に対しては、前記Bk部を巻き始め端部とし
て巻き取られるものである。 前記小巻き用ボビン10は、通常、予め設定された長さ
だけカラーフイルム12を巻き取つたとき、次の小巻き用
ボビン10に巻き取られるべきカラーフイルム12の始端
が、前記送りドラム24の下側面位置にきたとき、停止さ
れ得るようになつている。 次に上記装置の作用について説明する。 小巻き用ボビン10Aが巻き取り終了直前までカラーフ
イルム12を巻き取つたとき、前述のように、その巻き取
りが停止される。次に、カラーフイルム12の巻き取り終
了直前の小巻き用ボビン10Aを、カラーフイルム12を切
断することなく、タツチローラ16から離間させ、同時に
新しい小巻き用ボビン10をタツチローラ16に接触する所
定位置にセツトする。 一方、予め、前記テープロール22から両面接着テープ
20を巻き出し、押えローラ22Bにより送りドラム24に接
着させ、モータ24A及び間欠回転機構24Bにより、該送り
ドラム24を60゜間隔で間欠的に、第２図において反時計
方向に回動させる。離型紙20Aは巻取ローラ22Cに巻取ら
れる。 この過程で、送りドラム24は、予めその各頂点が、テ
ープカツター26の位置で間欠的に停止するようにセツト
しておく。 テープカツター26は、制御装置38により、送りドラム
24が停止する毎に駆動され、バイト26Aが、送りドラム2
4に接着された両面接着テープ20を切断する。ここで、
両面接着テープ20は、送りドラム24の各頂点位置で切断
されるので、その長さは送りドラム24の６角形の一辺の
長さに正確に一致し、ばらつきがない。切断された両面
接着テープ20は、送りドラム24に接着された状態のま
ま、該送りドラム24の間欠的回動に伴つて、カラーフイ
ルム12に対向する位置にまでくる。 両面接着テープ20がカラーフイルム12と平行な位置に
きたとき、送りドラム24が停止される。この位置は、送
りドラム24の回転中心軸の移動がない限り不変であるの
で、カラーフィルム12に対する位置も一定である。 一方、前記小巻き用ボビン10も、前述のように、カラ
ーフイルム12が両面接着テープ20を貼り付けるべき位置
にきたときに停止される。小巻き用ボビンが停止したと
き、前記制御装置38により、押圧装置28におけるエアシ
リンダ装置28Bが駆動され、これによつて圧着ブロツク2
8Aがカラーフイルム12を下方から押し上げ、送りドラム
24に押圧する。 この送りドラム24には、前述のように予め切断された
両面接着テープ20が接着されていて、且つ、接着面が、
溝加工された難接着材料で形成されているので、カラー
フイルム12側に両面接着テープ20がより強く押圧接着さ
れることになる。 従つて、制御装置38により切換バルブ29DをONにし
て、吸着孔29Aに負圧をかけた状態で、圧着ブロツク28A
を下行させると、両面接着テープ20は、カラーフイルム
12に接着したまま、送りドラム24から剥れる。 制御装置38により切換バルブ29DをOFFにして、大気を
導入し、負圧吸引を解除した後、カラーフイルム12は、
両面接着テープ20が、図において上面に貼着された状態
で前記小巻き用ボビン10のタツチローラ16の間の位置に
まで送られる。 両面接着テープ20が小巻き用ボビン10とタツチローラ
16の間に入り込むと、該タツチローラ16の挟着力によ
り、小巻き用ボビン10の外周に接着される。 このとき、テープカツター26を駆動して、カラーフイ
ルム12を両面接着テープ20の、小巻き用ボビン10A側に
隣接した位置で切断する。 切断されたカラーフイルム12の終端は、小巻き用ボビ
ン10Aに巻き取られることによつて巻き取りが終了す
る。 一方、後続のカラーフイルム12は、両面接着テープ20
によつてその始端が小巻き用ボビン10に接着されるの
で、該小巻き用ボビン10に順次巻き取られる。
本発明は上記のように構成したので、小巻き用ボビン
の回転方向の位置制御をすることなく、又、該小巻き用
ボビンの所定位置に両面接着テープを貼り付けたりする
ことなく、容易にフイルムの小巻き始端に接着すること
ができるという優れた効果を有する。 又、カラーフイルムの両面テープ接着位置と小巻き機
の回転方向の位置関係の制御機能は、小巻き機に標準的
に備えられているので、フイルムへの両面接着テープの
貼り付けは比較的簡単に自動化することができる。
の回転方向の位置制御をすることなく、又、該小巻き用
ボビンの所定位置に両面接着テープを貼り付けたりする
ことなく、容易にフイルムの小巻き始端に接着すること
ができるという優れた効果を有する。 又、カラーフイルムの両面テープ接着位置と小巻き機
の回転方向の位置関係の制御機能は、小巻き機に標準的
に備えられているので、フイルムへの両面接着テープの
貼り付けは比較的簡単に自動化することができる。
第１図は本発明に係る小巻き用ボビンへのフイルム接着
装置の実施例を示す略示側面図、第２図は第１図のII−
II線に沿う拡大断面図、第３図は第２図のIII−III線に
沿う断面図である。 10……小巻き用ボビン、 12……カラーフイルム、 14……テープ貼着装置、 16……タツチローラ、18……カツター、 20……両面接着テープ、24……送りドラム、 28……押圧装置、38……制御装置。
装置の実施例を示す略示側面図、第２図は第１図のII−
II線に沿う拡大断面図、第３図は第２図のIII−III線に
沿う断面図である。 10……小巻き用ボビン、 12……カラーフイルム、 14……テープ貼着装置、 16……タツチローラ、18……カツター、 20……両面接着テープ、24……送りドラム、 28……押圧装置、38……制御装置。
Claims (1)
- 【請求項１】小巻き用ボビンの入側で、フイルムの所定
位置に両面接着テープを貼り付けるためのテープ貼着装
置と、前記小巻き用ボビンの外周に転接するタツチロー
ラと、このタツチローラと前記小巻き用ボビンとの接触
点の出側に配置され、両者間に送り込まれたフイルムに
貼着された前記両面接着テープを前記小巻き用ホビンに
接着させた後に、前記両面接着テープよりも先端側のフ
イルムを切断するカツターと、を含んでなり、前記テー
プ貼着装置は、両面接着テープを接着しつつ、間欠的に
回動することにより、両面接着テープをテープロールか
ら巻き出す多角形の送りドラムと、この送りドラムの外
周に近接して配置され、多角形の頂点位置で、送りドラ
ムに接着された両面接着テープを切断するテープカツタ
ーと、前記送りドラムの一平面に近接して、前記フイル
ムを間に対向して配置され、該フイルムを、前記送りド
ラムの一平面に接着されている両面接着テープに押圧す
る押圧装置と、を含んで構成されたことを特徴とする小
巻き用ボビンへのフイルム接着装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63154296A JP2612038B2 (ja) | 1988-06-22 | 1988-06-22 | 小巻き用ボビンへのフイルム接着装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63154296A JP2612038B2 (ja) | 1988-06-22 | 1988-06-22 | 小巻き用ボビンへのフイルム接着装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01321265A JPH01321265A (ja) | 1989-12-27 |
| JP2612038B2 true JP2612038B2 (ja) | 1997-05-21 |
Family
ID=15581034
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63154296A Expired - Lifetime JP2612038B2 (ja) | 1988-06-22 | 1988-06-22 | 小巻き用ボビンへのフイルム接着装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2612038B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2791739B2 (ja) * | 1993-08-05 | 1998-08-27 | 株式会社寺岡製作所 | 非粘着テープ体の巻取方法 |
| CN113445020B (zh) * | 2021-06-29 | 2022-07-15 | 辽宁分子流科技有限公司 | 一种智能化的卷绕镀膜方法 |
| CN113430496B (zh) * | 2021-06-29 | 2023-03-14 | 辽宁分子流科技有限公司 | 一种智能卷绕镀膜生产线 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| ZA775455B (en) * | 1977-08-09 | 1978-07-26 | Kollmorgen Tech Corp | Improved methods and apparatus for making scribed circuit boards |
-
1988
- 1988-06-22 JP JP63154296A patent/JP2612038B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01321265A (ja) | 1989-12-27 |
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