JP2611862B2 - 集水井の改修工法 - Google Patents

集水井の改修工法

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JP2611862B2 JP22396290A JP22396290A JP2611862B2 JP 2611862 B2 JP2611862 B2 JP 2611862B2 JP 22396290 A JP22396290 A JP 22396290A JP 22396290 A JP22396290 A JP 22396290A JP 2611862 B2 JP2611862 B2 JP 2611862B2
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、集水井の改修工法に係り、より詳細には、
集水井の取水能力を回復させるための集水井の改修工法
に関する。
〔従来の技術〕
集水井の取水能力の低下は、通常、該井戸における集
水ストレーナーの詰まりによる場合が殆どである。すな
わち、該集水井への集水は、該集水ストレーナーを介し
て行われており、該周水ストレーナーは、特に、水の流
入流速が大きいと、経年変化で、集水圧によって細砂が
流れ込み、詰まりが生じて、集水井の取水能力の低下を
来すことになる。
このような場合、通常、集水ストレーナーの掃除をし
て、内部に溜まった砂、砂利を除去して集水能力を回復
を計っている。しかし、この方法は、一時凌ぎ的である
と言える。
そこで、一般的には、集水井の井底にコンクリート打
設し、揚水ポンプを配し、該集水井内の水を、該揚水ポ
ンプによって汲み上げて乾水状態とした後、該井戸内に
穿孔機を設置し、該集水井の横放射状方向に、該穿孔機
により複数本の集水ストレーナーパイプをボーリング設
置し、該パイプより集水できるようにした改修工法を採
用している。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、この改修工法の場合、次のような問題があ
る。すなわち、 改修工事期間中、集水井の使用ができないため、予備
水源あるいは代替水源を確保する必要がある。
大掛かりな仮設工事が必要となる。
等の問題がある。
本発明は、上述した点に対処して創案した方法であっ
て、その目的とする処は、工事期間の短縮を図ることが
できると共に、改修しようとする集水井を使用できる状
態で、改修工事を行えるようにした集水井の改修工法を
提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
そして、上記課題を解決するための手段としての本発
明の集水井の改修工法は、集水井の取水能力を回復させ
るための集水井の改修工法であって、該集水井内に穿孔
機を沈水没すると共に、該穿孔機を該集水井の周壁に保
持させ、該穿孔機を沈水没状態で、該集水井の横放射状
方向に、該穿孔機により複数本の集水ストレーナーパイ
プをボーリング設置し、該パイプより集水できるように
した構成よりなる。
また、本発明の集水井の改修工法は、上記構成におい
て、必要に応じて、集水ストレーナーパイプのボーリ
ング口元に、該ボーリングによる汚水除去用排水ポンプ
の吸い込み口を配し、該集水ストレーナーパイプのボー
リングと並行して、該汚水排出をするようにした構成、
集水ストレーナーパイプとして、螺旋パイプ状スクリ
ーンを用いた構成、集水ストレーナーパイプを、集水
井の上方部位より下方部位の順にボーリング設置するよ
うにした構成とすることもできる。
〔作用〕
そして、上記構成に基づく、本発明の集水井の改修工
法は、水の溜まっている状態の集水井内に穿孔機を沈水
没すると共に、該穿孔機を該集水井の集壁に保持させ、
該穿孔機を沈水没状態で、該集水井の横放射状方向に、
該穿孔機により複数本の集水ストレーナーパイプをボー
リング設置することにより新たな集水口を得て、上記集
水井における取水能力を回復させることができるように
作用する。
また、改修しようとする集水井に、水が溜まった状態
で、改修工事を行えることにより、該工事と並行して給
水することが可能となるように作用すると共に、該工事
の際、他の水源を準備する必要がない。
〔実施例〕
以下、図面を参照しながら、本発明を具体化した実施
例について説明する。
ここに、第1〜3図は、本発明の一実施例を示し、第
1図は改修工事の施工状態を示す概略平面配置図、第2
図は概略縦配置図、第3図は本実施例に用いる穿孔機の
概略横断面図である。
本実施例の集水井の改修工事は、概略すると、 集水口取水能力検出工程、穿孔機設置工程、集水
ストレーナーパイプ打設工程、水替工程の四工程より
なる。
−集水口取水能力検出工程− 本工程は、改修しようとする集水井1における既設集
水ストレーナー2、2、・・の取水能力を検出する工程
である。この工程によって、既設集水ストレーンー2、
2、・・における取水能力の低下している部分を検出
し、また周囲における流水通路の状態を検出し、打設す
るのに適した個所を確認する。
−穿孔機設置工程− 本工程は、水が溜まっている状態の集水井1内に、穿
孔機3を沈水没・設置する工程である。穿孔機3は、集
水井1の上部より吊り下げ、集水井1の中央軸線部位に
位置するように配置し、かつ集水井1の内周壁4に保持
・固定する。
ここで、穿孔機3は、第3図に示す構成エアまたは油
圧によるものを用いている。穿孔機3は、先端に、打設
する集水ストレーナーパイプ5を装着するシャンクロッ
ト6およびアダプター6aを有し、アダプター6aは、シャ
ンクロット6と繋がる構造として形成され、該装着孔に
集水ストレーナーパイプ5を装着して、シリンダ部7の
ピストン8の作動によって、集水ストレーナーパイプ5
を叩打できるように構成されている。シャンクロット6
の内周にはOリング9が装着され、集水ストレーナーパ
イプ5との間で、水漏れを生じないようにされている。
また、後端には、エア入口10を有し、エア入口10は、シ
リンダ部7と繋がるパルブ11を介してピストン8を前後
動させることができるように構成され、パルブ11の前後
部位に設けられている前後のエア逃がし孔12、13が連結
接続されている。また、エア逃がし孔12、13は、水面上
(井戸外)まで配置されたエアホースに接続されてお
り、これによって、エア逃がし孔12、13よりエアを外気
中に放出させ、外部より水の侵水を防止させるようにし
ている。また、シリンダ部7は、エア入口10よりのエア
によってピストン8を前後動させて、集水ストレーナー
パイプ5を打設できるように構成され、またシリンダ部
7におけるエアはエア出口14より排出できるようにされ
ている。また、エア出口14も同様に水面上(井戸外)ま
で配置されたエアホースに接続されており、外気中に排
出される。
ここで、この穿孔機3を用いることで、従来の穿孔機
の場合、バルブの作動が不安定であることを解消できる
と共に、エア逃がし孔よりの水の侵入を防止できる。
−集水ストレーナーパイプ打設工程− 本工程は、穿孔機3により集水ストレーナーパイプ5
を打設し、集水井1に横方向放射状に複数本設置する工
程である。集水ストレーナーパイプ5は、集水口取水能
力検出工程で検出した集水ストレーナーパイプを配置す
るに適した部位に打設し、集水井1の取水能力を回復で
きるようにしている。ここで、集水ストレーナーパイプ
5としては、ステンレス細棒材を螺旋状にして形成した
パイプ状体を用いている。該パイプ状体は、その空隙部
分より、水が内部に流入できるように構成され、また、
その内部には、網状筒体が内挿されている。
集水ストレーナーパイプ5、5・・は、集水井1の上
方部位より下方部位の順に、打設配置するようにしてい
る。これによって、集水井1内の水の濁りを軽減すると
共に、作業者が水中に潜って作業をしている状態で、そ
の水の流れによる作業性の低下を排除するようにしてい
る。
−水替工程− 本工程は、集水ストレーナーパイプ5、5・・のボー
リング口元に、該ボーリングによる汚水除去用排水ポン
プ16の吸い込み口17を配し、集水ストレーナーパイプ
5、5・・のボーリングと並行して、該ボーリングによ
り生じる砂・汚水を排出し、集水井1内の水を一定量交
換する工程である。ここで、排水ポンプの代わりに集水
井1内の水を揚水するための揚水ポンプを用いた構成と
してもよい。
そして、上述した本実施例の場合、水の溜まっている
状態の集水井1内に穿孔機3を沈水没すると共に、穿孔
機3を集水井1の周壁に保持させ、穿孔機3を沈水没状
態で、集水井1の横放射状方向に、穿孔機3により複数
本の集水ストレーナーパイプ5、5・・をボーリング設
置することにより新たな集水口を得て、上記集水井1に
おける取水能力を回復させる。
また、改修しようとする集水井1に、水が溜まった状
態で、改修工事を行えることにより、該工事と並行して
給水することが可能となるように作用すると共に、該工
事の際、他の水源を準備する必要がない。
また、工事の際に、給水する場合は、本工事と給水と
を交互に行うことで、並行して本集水井1での給水が行
える。また、集水井周辺の地層の状況により、施工時に
おける濁りの発生が少ない場合には、水替の排水ポンプ
16のポンプ揚水(排水)量を制御することにより給水を
継続しながらの工事の施工も可能となる。
なお、本発明は、上述した実施例に限定されるもので
なく、本発明の要旨を変更しない範囲内で変形実施でき
るものを含む。因みに、上述した実施例においては、穿
孔機として、エアを用いたもので説明したが、油圧によ
るものを用いてもよいことは当然である。また、給水
(揚水)ポンプと穿孔機とを連携させる構成とし、該給
水ポンプの作動信号でもって、穿孔機の作動を停止させ
る構成としてもよい。この構成とすることにより、その
操作を自動切り換ええできるという利点を有する。
〔発明の効果〕
以上の説明より明らかなように、本発明の集水井の改
修工法によれば、改修しようとする集水井に水の溜めた
状態で、工事を行うことができるようにしているので、
工事期間の短縮を図ることができると共に、改修しよう
とする集水井を使用できる状態で、改修工事を行えると
いう効果を有する。
また、集水ストレーナーパイプのボーリング口元に、
該ボーリングによる汚水除去用排水ポンプの吸い込み口
を配し、該集水ストレーナーパイプのボーリングと並行
して、該汚水排出できるようにした構成にあっては、水
中施工工事の安全性を確保できると共に、施工性を向上
でき、かつ取水との切り換えをスムーズに行えるという
効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1〜3図は、本発明の一実施例を示し、第1図は改修
工事の施工状態を示す概略平面配置図、第2図は概略縦
配置図、第3図は本実施例に用いる穿孔機の概略横断面
図である。 1……集水井、2……既設集水ストレーナー、3……穿
孔機、4……集水井の井周壁、5……集水ストレーナー
パイプ、6……シャンクロット、6a……アダプター、7
……シリンダ部、8……ピストン、9……Oリング、10
……エア入口、11……バルブ、12,13……エア逃がし
孔、14……エア出口、15……エア逃がし孔連結孔、16…
…排水ポンプ、17……排水ポンプの吸い込み口

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】集水井の取水能力を回復させるための集水
    井の改修工法であって、該集水井内に穿孔機を沈水没す
    ると共に、該穿孔機を該集水井の周壁に保持させ、該穿
    孔機を沈水没状態で、該集水井の横放射状方向に、該穿
    孔機により複数本の集水ストレーナーパイプをボーリン
    グ設置し、該パイプより集水できるようにしたことを特
    徴とする集水井の改修工法。
  2. 【請求項2】集水ストレーナーパイプのボーリング口元
    に、該ボーリングによる汚水除去用排水ポンプの吸い込
    み口を配し、該集水ストレーナーパイプのボーリングと
    並行して、該汚水排出をするようにしている請求項1に
    記載の集水井の改修工法。
  3. 【請求項3】集水ストレーナーパイプとして、螺旋パイ
    プ状スクリーンを用いている請求項1に記載の集水井の
    改修工法。
  4. 【請求項4】集水ストレーナーパイプを、集水井の上方
    部位より下方部位の順にボーリング設置するようにして
    いる請求項1に記載の集水井の改修工法。
JP22396290A 1990-08-25 1990-08-25 集水井の改修工法 Expired - Lifetime JP2611862B2 (ja)

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