JP2611631B2 - ピークホールド回路 - Google Patents

ピークホールド回路

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JP2611631B2
JP2611631B2 JP5229759A JP22975993A JP2611631B2 JP 2611631 B2 JP2611631 B2 JP 2611631B2 JP 5229759 A JP5229759 A JP 5229759A JP 22975993 A JP22975993 A JP 22975993A JP 2611631 B2 JP2611631 B2 JP 2611631B2
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capacitor
comparator
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一博 菅野
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、入力信号のピーク値を
検出するピークホールド回路に関し、特に高応答速度の
ピークホールド回路に関する。
【0002】
【従来の技術】基本的なピークホールド回路は、従来例
1として図4に示ように、コンデンサ9と、入力信号
とコンデンサ9の保持値とを比較するコンパータ7
と、コンパレータ7の出力信号に応じてコンデンサ9へ
の充電電流をオン/オフする充電回路8とによって構成
され、入力信号のピーク値を検出してそのピーク値に等
しくなるまで充電回路8からコンデンサ9を充電して保
持し、このコンデンサの電圧を入力信号のピーク値とし
て出力するものである。ピークホールド回路としては、
入力信号のピーク値の変化に高速に追随できることと、
ピーク値を高精度に検出できることが必要とされる。
【0003】このピークホールド回路は次のように動作
する。入力信号の電圧をVIN、コンデンサ9の出力電圧
をVOUTとする。充電回路8の制御端子におけるスレッ
ショルドレベルVthは、コンパレータ7の出力レベルの
“L”レベルと“H”レベルの中間に設定され、入力信
号電圧VINがスレッショルドレベルVth以下の場合、充
電回路8がオンとなって電流が流れ、コンデンサ9
電される。
【0004】VIN>VOUTのとき、コンパレータ7の
出力は“L”レベルであり、充電回路8がオンとなって
コンデンサ9が充電され、出力電圧VOUTが上昇する。
IN OUTになると、コンパレータ7の出力が“H”
レベルになるので、充電回路8がオフになり、入力信号
電圧VINのピーク値がVOUTとして保持される。
【0005】しかし、この従来の回路では、幅の狭いパ
ルス入力信号に対してピーク値を得ようとして充電電流
を大きく設定すると、コンパレータと充電回路8の追
随動作の遅れのために、図に示すように、いわゆるオ
ーバーシュートにより、入力信号電圧V IN より高い出力
電圧V OUT 発生するので、高精度なピークホールドの
動作ができなくなる。また、小さな充電電流では、コン
デンサをピーク値まで充電する前に充電回路がオフ
るので、幅の狭いパルス信号のピーク値を検出すること
ができない。
【0006】この問題点を解決する案が特開平3−10
0472号により開示された。この特開平3−1004
72号による回路を従来例2として図5に示す。
【0007】従来例2は、従来例1の回路のコンパレー
タと充電回路をそれぞれ複数、この例では2組、とし、
かつ、コンデンサ9とコンパレータの入力との間にピー
ク電圧レベル変換回路を挿入したものである。ピーク電
圧レベル変換回路は、コンデンサ9に発生する電圧
PK、すなわち、VOUT を所定の倍率にして2つの比較
レベルVPK1 、VPK2 として出力する。この例では、V
PK2 >VPK1 =VOUT に設定されている。また、各充電
回路の充電電流J1、J2は、J1>J2に設定され
る。
【0008】図において、この回路のパルス入力に対
して、最初の充電区間t1では、スイッチ31、スイッ
チ32の両方がオンとなり、2つの定電流源21、22
からの充電電流J1 +J2 がコンデンサに流入する。次
のt2の区間では、スイッチ31のみがオンとなり、充
電電流はJ1となる。すなわち、VOUTとVINの差が大き
い区間t1は大電流で充電し、VOUTとVINの差が小さい
区間t2では小電流で充電することにより、高速
高精度のピークホールド動作を可能にしている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来例2のピークホー
ルド回路は、互いにトレードオフの関係にある応答性と
精度とをともに向上するために、複数のコンパレータお
よび充電回路を設け、さらにピーク電圧レベル変換回路
を必要としているので、従来例1の回路と比較すると回
路素子数が少なくとも2倍以上に増大するという欠点が
ある。また、高速度のコンパレータを複数にすることに
より、消費電力が増加し、入力バイアス電流も増加する
という欠点があった。
【0010】本発明の目的は、上述の欠点を解消し、少
ない回路素子数で構成できる高速、高精度のピークホー
ルド回路を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明のピークホールド
回路は、入力信号のピーク値を保持するコンデンサと、
入力信号とコンデンサに保持された値とを比較するコン
パレータと、コンパレータの出力信号に応じて回路を個
別にオン、オフしてコンデンサに充電電流を供給する複
数の充電回路とを有する。
【0012】複数の充電回路は、各充電電流と制御端子
のスレッショルド値が異るように、すなわち、それぞれ
のコントロール端子のスレッショルド値の低いものほど
大きな充電電流を有することが望ましい。
【0013】
【作用】複数の充電回路がそれぞれ個別にコンパレータ
の出力信号によりオン、オフされ、コンデンサを入力信
号のピーク値まで精度よく充電できる。
【0014】
【実施例】次に本発明の実施例について図面を参照して
説明する。
【0015】図1は本発明の1実施例の回路構成図、図
2は図1の充電回路2の回路図、図3は回路の動作を説
明する波形図である。
【0016】本実施例の回路は、図1において、一端が
接地されたコンデンサ5と、非反転入力端子にコンデン
サ5の他端が接続され、反転入力端子に入力信号が入力
されるコンパレータ1と、それぞれのコントロール端子
がコンパレータ1の出力端子に、各電流出力端子がコン
デンサ5の他端に接続された2つの充電回路2A、2B
とからなり、コンデンサ5の電圧が出力として取り出さ
れる。また、コンデンサ5の出力側と接地との間に接続
される抵抗6は、放電用で、充電回路の充電電流に比較
すると非常に小さい値の電流が流れるように高抵抗値に
設定される。
【0017】図2において、1つの充電回路2Aは、定
電流源3Aによってバイアスされた2つのPNPトラン
ジスタの動対によって構成される。2つのPNPトラ
ンジスタのうち、一方のトランジスタは、ベースがリフ
ァレンス電圧Vrefにクランプされ、コレクタが接地さ
れており、他方のトランジスタは、ベースが充電回路の
コントロール端子に接続され、コレクタが充電電力の出
力端子となっている。第2の充電回路2Bは、第1の充
電回路2Aより大きな定電流源3Bと、ベースがコント
ロール端子に接続されたPNPトランジスタのエミッタ
と定電流源3Bとの間に順方向となるように挿入された
ダイオードとを含む。Vrefとしては、コンパレータ1
の“L”レベルと“H”レベルとの中間の電圧を与えて
おく。この2つの充電回路2A、2Bにおいて、内部定
電流源の値に対して出力される充電電流の値が1/nに
なるようなコントロール端子電圧をスレッショルドレベ
ルV th とすれば、充電回路2BのV th は、充電回路2A
のV th よりダイオード1段分、つまり、約0.7V低く
なる。このことは、n>1であれば成立し、例えばn=
2であれば、充電回路2AのVthは、Vrefに等しい。
【0018】次にこの回路の動作について説明する。
【0019】VIN>VOUT のとき、コンパレータ1の出
力電圧は“L”レベルであり、2つの充電回路がいずれ
もオンとなってコンデンサ5を充電する。VOUT がVIN
に近付くとコンパレータ1の出力電圧が上昇する。この
コンパレータ1のスルーレートをSR とすると充電回路
2Bは充電回路2AよりΔt=約0.7V/SR だけ速
くオフになる。これによって、VOUT がVINをこえる
(アンプなどでいわれるオーバーシュートする)前に大
電流を出力する充電回路2Bをオフにして、VIN=V
OUT の付近の充電動作を充電回路2Aの小電流により行
うようにすることが可能である。すなわち、充電回路を
2Bにより大電流で短時間に充電動作を行い、VIN=V
OUT の近傍では、充電回路2Aにより高精度な充電を行
うことにより、高速でしかも高精度なピークホールド動
作を実施するものである。
【0020】本実施例では充電回路を2Aと2Bの2つ
としたが、3つ以上としても良い。
【0021】次に、本発明を従来例1、および従来例1
の高速、高精度化を図った従来例2と比較して説明す
る。本発明のピークホールド回路は、従来例1の回路に
特性の異なる充電回路を追加したものなので、素子数と
しては数素子程度の増加である。一方、従来例2は、従
来例1に対して充電回路を増加した上、さらにコンパレ
およびピーク電圧レベル変換回路を必要とするの
で、さらに数十素子の増加を要し回路素子数としては
従来例1の2倍以上が必要になる。また、消費電流に関
しても、大電流を流す必要のある高速コンパレータの
数が1つの本発明の回路は、複数のコンパレータを使用
する従来例2の回路より小型にすることができる。例え
ばコンデンサの容量値が小さく、充電回路の電流がコン
パレータの消費電流より十分小さい場合は、従来例2の
コンパレータ数をnとした時、本発明の回路の消費電流
は従来例2の回路の約1/nとなり、入力バイアス電流
も1/nに小さくすることができる。
【0022】
【発明の効果】本発明のピークホールド回路は、入力信
号のピーク電圧までコンデンサを充電する充電回路を複
数設けて、1つのコンパレータの出力によりこれらの充
電回路のオン、オフを個別に制御することにより、ま
た、好ましくは充電電流の大きい充電回路ほどそのコン
トロール端子のスレッショルドレベルを低く設定するこ
とにより、コンパレータの数を増大せず、少数の回路素
子数の増加のみで、しかも入力バイアス電流を増加せ
ず、消費電力の増加も必要最小限にして、高速、かつ、
高精度のピークホールド回路を経済的に実現することが
できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例の回路構成図である。
【図2】図1の充電回路2の回路図である。
【図3】回路の動作を説明する波形図である。
【図4】従来例1の回路構成図である。
【図5】従来例2の回路構成図である。
【符号の説明】
1,7,11,12 コンパレータ 2A,2B 充電回路 3A,3B,21,22 定電流源 5,9 コンデンサ 6 放電用抵抗 31,32 スイッチ 41 放電用定電流源
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−176309(JP,A) 特開 平3−100472(JP,A) 特開 平5−66235(JP,A) 特開 昭62−159055(JP,A) 特開 昭62−254065(JP,A) 特開 平4−181174(JP,A) 特開 昭52−20067(JP,A) 実開 昭59−20165(JP,U) 特公 平3−3186(JP,B2)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力信号のピーク値に等しい電圧を保持
    することができるコンデンサと、 前記入力信号と前記コンデンサに保持された値とを比較
    するコンパレータと、 前記コンパレータの出力信号に応じて回路を個別にオ
    ン、オフして前記コンデンサに充電電流を供給する複数
    の充電回路とを有するピークホールド回路。
  2. 【請求項2】 各充電回路は、それぞれ、コンパレータ
    の出力信号が制御端子から入力されるトランジスタを有
    し、前記各充電回路のトランジスタごとに異なって設定
    されるスレッショルド値によって充電電流のオン・オフ
    が制御される請求項1に記載のピークホールド回路。
JP5229759A 1993-09-16 1993-09-16 ピークホールド回路 Expired - Lifetime JP2611631B2 (ja)

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