JP2609384B2 - 氷蓄熱装置 - Google Patents

氷蓄熱装置

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JP2609384B2
JP2609384B2 JP3268046A JP26804691A JP2609384B2 JP 2609384 B2 JP2609384 B2 JP 2609384B2 JP 3268046 A JP3268046 A JP 3268046A JP 26804691 A JP26804691 A JP 26804691A JP 2609384 B2 JP2609384 B2 JP 2609384B2
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宏 竹田
正治 寺井
和征 相葉
正克 迎
修 大塚
寛 木村
忠明 中野
秀雄 青木
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Kansai Electric Power Co Inc
Mitsubishi Electric Corp
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Kansai Electric Power Co Inc
Mitsubishi Electric Corp
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2321/00Details of machines, plants or systems, using electric or magnetic effects
    • F25B2321/02Details of machines, plants or systems, using electric or magnetic effects using Peltier effects; using Nernst-Ettinghausen effects
    • F25B2321/021Control thereof
    • F25B2321/0212Control thereof of electric power, current or voltage

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  • Devices For Blowing Cold Air, Devices For Blowing Warm Air, And Means For Preventing Water Condensation In Air Conditioning Units (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ビル等の空調や、氷
温にて冷却,冷蔵される食品生産,加工に用いる氷蓄熱
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4は例えば実開平1−136832号
公報に示された従来の氷蓄熱装置を示す系統図であり、
図において、1は冷凍装置で、これが圧縮機2,凝縮器
3,減圧装置4および熱交換器5aを持った蒸発器5を
主要構成機器として備えている。6は氷と水を蓄える蓄
熱槽、7は過冷却を安定化させるためにある種の最適添
加濃度の塩類を加えた水溶液、8は生成した氷、9は過
冷却した水溶液から氷を生成させるための過冷却解除装
置、10は蒸発器5へ送水する水から氷を除去する氷除
去装置、11はその送水用ポンプ、13は蓄熱槽6内の
冷水を負荷熱交換器14へ送る別のポンプである。ま
た、上記過冷却解除装置9は、空気中にコールドフィン
ガーを設けて、そこから氷微結晶を蓄熱槽6の液表面に
供給することができるもので、液表面に非接触で配置さ
れる。
【0003】図5は上記過冷却解除装置9の具体的構成
を示し、16は複数個のN形,P形の半導体素子、18
はこれらの各半導体素子16端に交互に接続した金属
片、17a,17bはヒートシンクで、これらは絶縁紙
19を介して上記金属片18および半導体素子16を挾
んでいる。また、ヒートシンク17aはダクト21の外
側に、ヒートシンク17bはダクト21の内側にそれぞ
れ位置するように完全なシールを行って、組み立てられ
ている。28は最外端の半導体素子16側の各金属片1
8間に接続した直流電源、24は直流電源28から上記
半導体素子16への電流供給をオン,オフするスイッチ
である。
【0004】次に動作について説明する。冷却装置1の
蒸発器5で氷点以下数度C(マイナス2℃程度)まで過
冷却された蓄熱槽6の底部からの水または水溶液7は、
配管12によって蓄熱槽6の上部に導かれ、ここで配管
12の出口近傍に設けた過冷却解除装置9が過冷却温度
状況を形成する。すなわち、半導体素子16の両端に、
スイッチ24をオンにして電流を流すと、ヒートシンク
17aの表面温度がマイナス5℃程度に下がり、過冷却
状態が破られる。
【0005】このため、過冷却熱量分に相当する小片の
氷8が生成され、残りの水溶液7と共に大部分のものは
蓄熱槽6に流入し、一部のものは氷結する。このとき、
氷8は蓄熱槽6内で氷点温度の水溶液7の上部に浮遊す
る。また、蓄熱槽6の下部の水溶液7は氷分離装置10
を通り、ポンプ11によって冷凍装置1に送水され、繰
り返し、このサイクルが実行される。
【0006】このようにして、蓄熱槽6内に連続的に氷
片が生成され、氷の占有率が高まる。この蓄熱運転は、
安価な深夜電力を利用して行い、昼間の冷房等に、この
冷熱を利用するため、氷点温度の水溶液をポンプ13に
より熱交換器14へ送り、ここで昇温した水溶液を蓄熱
槽6に戻し、氷8を融解することで、その潜熱を利用す
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の氷蓄熱装置は以
上のように構成されているので、空気中に設置している
過冷却解除装置9では、小容量のマイナス5℃程度で、
ヒートシンク17aに生成した氷8の一部が氷結し、た
けのこのごとく伸び、場合によっては、蒸発器5の熱交
換器内の水溶液を凍結させるおそれがあり、また、この
現象は氷結生成した氷の成長高さ(氷と配管12の出口
との距離)にも関係し、ある高さ以上にならぬよう成長
を抑える必要があるなどの課題があった。
【0008】この発明は上記のような課題を解消するた
めになされたたもので、過冷却解除装置の低温側のヒー
トシンク上で成長する氷を自動的に除去することで、蒸
発器内における水溶液の凍結を防止し、長期にわたって
安全に氷蓄熱運転できる氷蓄熱装置を得ることを目的と
する。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明に係る氷蓄熱装
置は、水溶液から氷微結晶を生成する過冷却解除装置の
ヒートシンク表面に、このヒートシンク表面を加熱する
加熱手段、過冷却解除装置に衝撃加振を加える加振手段
およびヒートシンク表面を摺動する摺動手段のうち、少
なくても1つの手段を有する氷除去装置を設けたもので
ある。
【0010】
【作用】この発明における氷除去装置は、ヒートシンク
表面に成長した氷を、このヒートシンクの加熱,このヒ
ートシンクの剥離容易化の表面処理層,衝撃加振,ワイ
パーによる掻き落しにより、効率的に除去し、安全に氷
蓄熱運転を実現できるようにする。
【0011】
【実施例】
実施例1.以下、この発明の一実施例を図について説明
する。図1において、16は複数個のN形,P形の半導
体素子、18はこれらの各半導体素子16端に交互に連
設した金属片、17a,17bはヒートシンク、19は
ヒートシンク17bと各半導体素子16との間に介在さ
れた絶縁紙、20はヒートシンク17aの表面に施され
たテフロンコーティング、28は直流電流で、半導体素
子16の一端をプラス側、他端をマイナス側とするよう
にスイッチ24〜27を介して接続されている。21は
ダクト、22はダクト21の内側に設けた断熱材、23
は氷8の融解水である。なお、スイッチ24,25は連
動関係にあり、スイッチ26,27も連動関係にあっ
て、これらの一方がオンのとき他方はオフとなる。な
お、ここでテフロンコーティング20,スイッチ24〜
27,直流電源28は氷除去装置Aを構成している。
【0012】次に動作について説明する。まず、スイッ
チ24,25をオンにし、スイッチ26,27をオフに
した場合には、従来例について説明したのと同様に、ヒ
ートシンク17aの表面が冷却され、過冷却が破れて、
生成された氷8の一部が氷結し、その氷の一部が成長す
る。そこで、この氷の成長がある高さまで延びたとき、
手動または自動でスイッチ24,25をオフにし、スイ
ッチ26,27をオンに切り替える。このため、半導体
素子16に印加される直流電源の電圧極が反転する。
【0013】この結果、ヒートシンク17aは加熱され
て、これまでこれの上に氷結していた氷8の境界層が溶
解し、テフロンコーティング20との密着が弱められ、
遂には、その氷8はヒートシンク17a上から落下し
て、蓄熱槽6内に入る。また、この氷8の落下後は、手
動または自動でスイッチ24,25がオン、スイッチ2
6,27がオフとされ、以後、かかる動作が繰り返され
る。
【0014】また、ダクト21の内部に貼り付けてある
断熱材22は、ヒートシンク17aが冷却されるときダ
クト21の内部で発生する熱が拡散するのを防止する効
果があり、また、図示していないが、ダクト21の内部
には、上記の発生した熱を外部へ放出する冷却ファンが
取り付けられる。
【0015】なお、ダクト21は熱伝導の悪いプラスチ
ックやセラミックなどからなり、水溶液7をダクト21
の内側へ浸入させず、かつダクト21の内部から熱が外
部へ影響を与えない構造および大きさに形成されてい
る。
【0016】実施例2.なお、上記実施例ではヒートシ
ンク17aに氷結した氷8を加熱によって除去するもの
を示したが、図4に示すように、ダクト21をY字形の
取付アーム30上の軸受31に枢支させ、通常時は、こ
れがヒートシンク17a側が上位になるように傾けてバ
ランスさせておくことにより、ヒートシンク17a上に
成長した氷の重量が一定レベルを超えたとき、ダクト2
1を反時計方向に回動させて、その背面の一部を取付ア
ーム30に突設した衝突受部30aに衝突させることが
できる。この衝突動作により、ヒートシンク17a上の
氷は衝撃を受け、その表面から剥離されて強制的に蓄熱
槽6内へ落下する。なお、ここで軸部31,ダクト2
1,衝突受部30aは氷除去装置Bを構成している。
【0017】こうして、氷の重量が解除されると、再
び、ダクト21は図2に示す状態に復帰する。そして、
かかる動作を繰り返すことにより、ヒートシンク17a
に付着した氷8の成長量を、ある一定厚み以下に抑える
ことができ、安全に蓄熱運転を実施できることになる。
なお、上記実施例ではテフロンコーティング20を施さ
ず、しかも加熱を行わないケースについて述べたが、テ
フロンコーティング20を施したり、加熱を行ったりす
ることで、氷の除去効果をより高めることができる。
【0018】実施例3.また、図3はこの発明のさらに
他の実施例を示す。これはダクト21を取付アーム32
に取り付けるとともに、ヒートシンク17aの前面に、
これに付着した氷を掻き落す氷除去装置としてのワイパ
ーを設けたものである。これによれば、ヒートシンク1
7aの表面で成長した氷8は、一定の厚みになると、自
動的に往復動するワイパーにより掻き落されて、蓄熱槽
6内に入る。このサイクルを繰り返すことで、ヒートシ
ンク17a上の氷を一定高さ以下に抑え、安全に蓄熱運
転を実施できる。
【0019】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば水溶液
から氷微結晶を生成する過冷却解除装置のヒートシンク
表面に、このヒートシンク表面を加熱する加熱手段、過
冷却解除装置に衝撃加振を加える加振手段およびヒート
シンク表面を摺動する摺動手段のうち、少なくても1つ
の手段を有する氷除去装置を設けるように構成したの
で、従来のようにヒートシンク上にたけのこのように氷
が付着するのを防止でき、従って、蒸発器の熱交換器内
の水溶液が凍結するのを防止でき、氷蓄熱運転が安全に
行えるものが得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例による氷蓄熱装置の過冷却
解除装置を示す構成図である。
【図2】この発明の他の実施例による過冷却解除装置の
取付構造を一部破断して示す正面図である。
【図3】この発明のさらに他の実施例による過冷却解除
装置を一部破断して示す正面図である。
【図4】従来およびこの発明の氷蓄熱装置を示す系統図
である。
【図5】図4における過冷却解除装置を示す構成図であ
る。
【符号の説明】
5 蒸発器(冷凍装置用蒸発器) 5a 熱交換器 6 蓄熱槽 7 水溶液 9 過冷却解除装置 11 送水用ポンプ 17a ヒートシンク 33 ワイパー(氷除去装置) A 氷除去装置 B 氷除去装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 相葉 和征 長崎市丸尾町6番14号 三菱電機株式会 社 長崎製作所内 (72)発明者 迎 正克 長崎市丸尾町6番14号 三菱電機株式会 社 長崎製作所内 (72)発明者 大塚 修 長崎市丸尾町6番14号 三菱電機株式会 社 長崎製作所内 (72)発明者 木村 寛 尼崎市塚口本町8丁目1番1号 三菱電 機株式会社 中央研究所内 (72)発明者 中野 忠明 大阪市北区堂島二丁目2番2号 三菱電 機株式会社 関西支社内 (72)発明者 青木 秀雄 長崎市旭町8番23号 三菱電機エンジニ アリング株式会社 長崎事業所内 (56)参考文献 特開 平3−122475(JP,A) 特開 平3−244986(JP,A) 実開 平1−144722(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水溶液を収容した蓄熱槽と、該蓄熱槽か
    ら送水用ポンプにより送出された水溶液を過冷却する冷
    凍装置用蒸発器内の熱交換器と、該熱交換器から送られ
    る水溶液を冷却することにより氷微結晶を生成し、上記
    蓄熱槽内の水溶液表面に供給するヒートシンクを形成す
    過冷却解除装置とを備えた氷蓄熱装置において、上記
    ヒートシンク表面を加熱する加熱手段、上記過冷却解除
    装置に衝撃加振を加える加振手段および上記ヒートシン
    ク表面を摺動する摺動手段のうち、少なくても1つの手
    段を有する氷除去装置を設けたことを特徴とする氷蓄熱
    装置。
JP3268046A 1991-10-17 1991-10-17 氷蓄熱装置 Expired - Lifetime JP2609384B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH065536Y2 (ja) * 1988-03-28 1994-02-09 高砂熱学工業株式会社 過冷却水の過冷却状態解除装置
JPH065537Y2 (ja) * 1988-04-04 1994-02-09 高砂熱学工業株式会社 空調用製氷装置

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