JP2608614B2 - 高粘度ポンプ用の高粘度材容器 - Google Patents

高粘度ポンプ用の高粘度材容器

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JP2608614B2
JP2608614B2 JP2043379A JP4337990A JP2608614B2 JP 2608614 B2 JP2608614 B2 JP 2608614B2 JP 2043379 A JP2043379 A JP 2043379A JP 4337990 A JP4337990 A JP 4337990A JP 2608614 B2 JP2608614 B2 JP 2608614B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、グリース、パテ、シーリング材、接着剤、
印刷インキ等の高粘度材を圧送供給する高粘度ポンプに
使用される高粘度材容器に関するものである。
(従来の技術) 実公昭58−23985号公報および実公昭63−1016号公報
には、グリース、パテ、シーリング材、接着剤、印刷イ
ンキ等の高粘度材を圧送供給するのに適した高粘度ポン
プが示されている。
第6図に示されるように、この高粘度ポンプの基本構
造は、ベース10上に立設された流体圧シリンダ等の昇降
機構11によりポンプ本体12を容器13内に圧入すると、ポ
ンプ本体12の下部に設けられたインダクタプレート14に
より、容器13内の高粘度材がポンプ本体12の下端開口に
集められ、さらに、ポンプ本体12の上部に設けられたポ
ンプ駆動部15により往復動されるポンプ本体内ポンプ機
構により高粘度材が吸上げられ、高粘度材吐出部16から
吐出されるものである。
第7図に示されるように、前記インダクタプレート14
は、プレート本体14aの外周部に載せたゴム板14bを押え
板14cで挟んでボルト14dにより固定したものであり、第
8図に示されるように、このインダクタプレート14を容
器13の内部に挿入すると、前記ゴム板14bの外周縁が上
方に彎曲する。
(発明が解決しようとする課題) 第9図に示されるように、前記インダクタプレート14
を容器13の内部で引上げると、容器13の内壁に付着して
いる(下降時のゴム板14bでは拭いきれなかった)高粘
度材が、上方に彎曲した前記ゴム板14bの外周縁により
掻取られ、インダクタプレート14の上面に溜り、この高
粘度材17aがポンプ、容器、作業者等を汚している。
また、インダクタプレート14には、中央部に高粘度材
を集めるために円錐部14eが形成されているので、容器1
3の底部にこの円錐部14eに対応する形状の高粘度材17b
が残留し、前記インダクタプレート14上の高粘度材17a
とともに無駄が生じている。
さらに、空になった容器13は、廃棄処分しているが、
この容器13は、耐圧性を要するため金属で形成され、か
つ比較的大形であるため、廃棄に手間取るとともに経済
的損失も無視できない。
本発明は、このような点に鑑みなされたものであり、
高粘度材による汚れ、高粘度材の残留による無駄、容器
の廃棄処分にともなう手間および経済的損失の各問題を
一挙に解決することを目的とするものである。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 本発明は、容器内高粘度材を加圧しながらポンプ本体
12に供給する高粘度ポンプ用の高粘度材容器であって、
前記加圧に耐え得る外枠31の内部に挿入される段ボール
箱22と、この段ボール箱22の内壁に接着され、前記ポン
プ本体12と一体的な押圧板32にて加圧される被押圧面部
24に、ポンプ本体12に接続される高粘度材出口25が設け
られた、段ボール箱22の内壁表皮を引剥がしながら折返
方向へ変形容易な内袋23とからなる高粘度ポンプ用の高
粘度材容器である。
(作用) 本発明は、ポンプ本体12と一体的な押圧板32にて内袋
23の被押圧面部24を加圧することにより、内袋23の内部
の高粘度材は、内袋23の高粘度材出口25からポンプ本体
12内に押圧される。この容器内高粘度材の減少にともな
って内袋23が収縮すると、内袋23の周面部は、接着され
た段ボール箱22の内壁表皮を引剥がしながら折返され
る。その引剥がし力は、強力過ぎることもなく、折返さ
れた内袋23に適度の張力を与えるので、内袋の収縮にと
もなう余剰部分が押圧板32の下側でまるまったり皺にな
ることがない。使用済みの段ボール箱22および内袋23
は、そのまま廃棄する。
(実施例) 以下、本発明を第1図乃至第5図に示される実施例を
参照して詳細に説明する。なお、高粘度材ポンプにて、
従来例(第6図)と同様の部分には、第6図と同一符号
を付してその説明を省略する。
第4図は、基本的な高粘度材容器21を示し、この高粘
度材容器21は、段ボール箱22と、この段ボール箱22の内
壁に接着され、段ボール箱22の内壁表皮を引剥がしなが
ら折返方向へ変形容易な薄膜樹脂等の内袋23とからな
る。接着範囲は、内袋23の周面であり、内袋23の底面は
接着しない。内袋23の周面でも下側は接着しなくてもよ
い。
この内袋23の上面部は被押圧面部24であり、この被押
圧面部24に高粘度材出口25が設けられ、この高粘度材出
口25の周囲に螺合部26が形成され、この螺合部26に蓋27
が螺合されている。前記段ボール箱22の上板28および内
袋23の蓋27は、第1図に示されるように使用時に取外さ
れる。
そして、第1図に示されるように、高粘度ポンプのベ
ース10上に、高粘度ポンプの加圧に耐え得る上下開口の
外枠31が設置され、この外枠31の内部に前記段ボール箱
22が挿入され、この段ボール箱内に接着された内袋23の
被押圧面部24に押圧板32が載置され、さらに、ポンプ本
体12の周囲に一体形成されたフランジ部33が螺合部26の
上端に係合されるまで、ポンプ本体12の下端部34が高粘
度材出口25に嵌合され、前記フランジ部33の上側に係合
されている接続ユニオン35が前記螺合部26にねじ込ま
れ、この接続ユニオン35により、ポンプ本体12と内袋23
の螺合部26と押圧板32とが一体化される。
次に、この実施例の作用を第1図乃至第3図を参照し
て説明する。
第1図に示されるように、ベース10上に立設された流
体圧シリンダ等の昇降機構11を下方に駆動して、ポンプ
本体12を段ボール箱22内に圧入し、押圧板32にて内袋23
の被押圧面部24を加圧することにより、この内袋内の高
粘度材は、内袋23の高粘度材出口25からポンプ本体12内
に供給される。この高粘度材は、ポンプ駆動部15により
往復動されるポンプ本体内ポンプ機構により上昇され、
高粘度材吐出部16から吐出される。
第2図に示されるように、容器内高粘度材の減少にと
もなって前記被押圧面部24が下降すると、内袋23の周面
部は、接着された段ボール箱22の内壁表皮を引剥がしな
がら折返される。その引剥がし力は、強力過ぎることも
なく、折返された内袋23aに適度の張力を与えるので、
内袋23が破れることがないとともに、内袋23の収縮にと
もなう余剰部分が押圧板32の下側でまるまったり皺にな
ることがなく、内袋23の収縮が円滑になされる。
第3図に示されるように、最後は、内袋23の被押圧面
部24が底面部と密着するまで下降し、ほぼ全ての高粘度
材が排出される。このとき、ポンプ本体と対向する変形
容易な内袋23の一部23bは、ポンプ吸上作用で発生する
負圧により上方へ変形するので、高粘度材の無駄な容器
内残留がない。使用済みの段ボール箱22および内袋23
は、折畳んで廃棄処分する。
以上の第1図乃至第4図に示された高粘度材容器21
は、例えば内容量20kg程度の軽量容器であり、段ボール
箱22の強度だけで流通過程での取扱に十分耐え得るか
ら、高粘度ポンプで使用されるときに外枠31の内部に挿
入すればよい。
これに対し、第5図に示された高粘度材容器41は、例
えば内容量200kg程度もある重量容器であり、段ボール
箱22の強度だけでは流通過程での取扱に耐えられないの
で、この高粘度材容器41は、高粘度ポンプの加圧に耐え
得る外枠としての鋼板製コンテナ42を最初から一体的に
備え、この鋼板製コンテナ42の内部に段ボール箱22が挿
入され、この段ボール箱22の内壁に薄膜樹脂等の変形容
易な内袋23の周面部が接着されている。
この重量容器の場合、段ボール箱22の底板部はなく、
内袋23の底面部が鋼板製コンテナ42の底板部43に非接着
で接触している。鋼板製コンテナ42の上端開口部には蓋
板44が嵌脱自在に被嵌されている。なお、この重量型高
粘度材容器41を使用する場合は、前記軽量型高粘度材容
器21の膨みを受けるために使用した外枠31が必要ないこ
とは言うまでもない。
[発明の効果] 本発明によれば、高粘度材が内袋の外部に漏れること
がないので、この高粘度材による汚れを防止でき、ま
た、変形容易な内袋の底部には高粘度材がさほど残留し
ないので、高粘度材の無駄を防止でき、さらに、段ボー
ル箱および内袋からなる容器は、廃棄処分が容易である
とともに経済的損失も少ない。そして、外枠の内部に挿
入される段ボール箱の内壁に変形容易な内袋が接着され
ているので、ポンプ本体と一体的な押圧板にて内袋の被
押圧面部が加圧されると、内袋の周面部は、接着された
段ボール箱の内壁表皮を引剥がしながら折返されるが、
その引剥がし力は、強力過ぎることもなく、折返された
内袋に適度の張力を与えるので、内福の収縮にともなう
余剰部分が押圧板の下側でまるまったり皺になることが
なく、内袋の収縮が円滑になされ、内袋からポンプ本体
への高粘度材供給が確実になされる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の高粘度材容器が高粘度ポンプにセット
された状態を示す断面図、第2図はその内袋の変形状態
を示す断面図、第3図はその高粘度材押出し完了時の容
器の断面図、第4図は本発明の高粘度材容器の一実施例
を示す断面図、第5図は本発明の高粘度材容器の他の実
施例を示す断面図、第6図は従来の高粘度材容器が高粘
度ポンプにセットされた状態を示す断面図、第7図はそ
の従来ポンプのインダクタプレートの自由状態を示す断
面図、第8図はそのインダクタプレートの容器への挿入
状態を示す断面図、第9図はそのインダクタプレート引
抜き時の容器の断面図である。 12……ポンプ本体、21,41……高粘度材容器、22……段
ボール箱、23……内袋、24……被押圧面部、25……高粘
度材出口、31,42……外枠、32……押圧板。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】容器内高粘度材を加圧しながらポンプ本体
    に供給する高粘度ポンプ用の高粘度材容器であって、 前記加圧に耐え得る外枠の内部に挿入される段ボール箱
    と、 この段ボール箱の内壁に接着され、前記ポンプ本体と一
    体的な押圧板にて加圧される被押圧面部に、ポンプ本体
    に接続される高粘度材出口が設けられた、段ボール箱の
    内壁表皮を引剥がしながら折返方向へ変形容易な内袋と を具備したことを特徴とする高粘度ポンプ用の高粘度材
    容器。
JP2043379A 1990-02-23 1990-02-23 高粘度ポンプ用の高粘度材容器 Expired - Lifetime JP2608614B2 (ja)

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JPS5755974Y2 (ja) * 1978-10-07 1982-12-02
GB2051432A (en) * 1979-05-24 1981-01-14 Nilssen O K Power supply circuits
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