JP2608247B2 - 脆弱性ラッチ手段付き再使用可能な陳列さや及び陳列包装物 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、一般的には、はさみ、
ペンチ、刃物等のような品物の陳列包装物に関する。特
に、本発明は、中に配置された工具の作動端を保護する
ようになったさやを有する陳列包装物に関し、工具は、
突出したスタッドを横切って配置された対向した力付与
端を有している。有利には、硬い材料で作られたさや
は、突出したスタッドに半永続的に係合するためのちぎ
れるタブを備え、これによって、工具が陳列包装物から
はずれるのを防止する。しかし、タブをさやから一旦ち
ぎれば、さやは、購買者によって再使用される。本発明
の或る特徴を種々の構造の工具について用いられる陳列
包装物に利用することができることは以下の説明から明
らかになるけれども、理解の容易さおよび便利さのため
に、以下の説明は、特に、本発明の最も好ましい実施例
として一対のはさみのブレードを保護するのに用いられ
るさやに言及する。

【０００２】

【従来の技術】はさみのような枢着形道具は習慣的に陳
列包装物で販売される。好ましくは、このような包装物
は、透明なカバーと、包装業者名に加えて使用者向きの
他の関連情報をもった陳列カードとを含む。工具をカバ
ー及び又はカードに固着するのにタイ、ループ、ホチキ
スの針等のような種々の手段が用いられてきた。かなり
長い間、さやの魅力を良くし、かつ包装仕事を減すため
に、ブリスター包装物が、用いられ、これらの道具のう
ちのあるものを陳列する習慣になってきた。このような
先行技のブリスター包装物では、物品を見ることができ
るが品物に触れることができないようにし物品を透明な
プラスチックカバーとカードとの間に完全に収容するの
で、物品それ自体がカードに固着される。しかしなが
ら、物品に興味をもつ消費者がしばしば陳列ユニットの
境界線内で、物品を手で動かしたり、品物をテスト操作
したりしないことがわかった。普通に知られた陳列包装
物の欠点は当業者によって種々の方法で認識され且つ論
じられてきた。例えば、フェスケ等の米国特許第４，１
６５，８０５号では、ブリスターパックに陳列したはさ
みのブレードの一定の動きを可能にする切り抜き部が設
けられている。セロスの米国特許第４，８７２，５５１
号は、一対のペンチのあごを包囲しながら、そのハンド
ルには使用者が完全に触れることができるようなはまぐ
りの殻のブリスター包装物を開示している。最後に、本
発明の米国特許第４，７１４，１５９号では、カードに
取付けた透明なプラスチック装さやの留め領域は、一対
のはさみのピボット部材に係合し、これによって、陳列
包装物全体の迅速な組立てを可能にしかつはさみを再使
用可能なさやに取外し自在に固着する。

【０００３】

【発明が解決しようとする問題点】しかし乍ら、フェス
ケ及びセロスの特許による陳列包装物は陳列カードから
の品物のはずれを防止するけれども、このような陳列包
装物は、かかる品物の作動面を保護するさやとして消費
者が都合良く再使用することができない。他方、本発明
者の米国特許第４，７１４、１５９号に開示されている
ような陳列包装物では、再使用可能なさやのため興味を
もった購買者が陳列した品物をさやから完全に取り出す
ことができ、これによりぬすみを可能にする。かくし
て、在来の販売方法と関連した問題を緩和することがで
き、陳列包装物からの品物の完全な取出しを防止しなが
ら、購入する前に、品物の観察動き及び少くとも一定の
テストを可能にし、かつ使用してないとき、はさみのブ
レードを保護するように設定された再使用可能なさやを
備えた、はさみ等のような品物の安価な陳列包装物を提
供することが望ましい。本発明は、製造、及び組立てに
費用がかからず、ぬすみを減らし、かつはさみのような
品物のブレードを保護するさやとして後で再使用するこ
とができるはさみのような品物の改良陳列包装物を提供
する。

【０００４】

【問題点を解決するための手段】本発明の１つの実施例
によれば、陳列包装物は、興味をもった消費者が購入に
先立って、品物の動きや一定のテストを行うことを可能
にしながら、陳列包装物からの品物の取出しを防止する
固着部材を有するさやを備える。本発明の好ましい実施
例によれば、陳列包装物は、さやが一対のはさみの突出
したピボット部材にスナップ作用で係合するラッチを備
えていることを特徴とする。この実施例では、ラッチ
は、さやからはさみの取出しを可能にするとともに、使
用者が、はさみのブレードを保護するためさやを再使用
することを可能にするように、さやからちぎられなけれ
ばならない弱いタブを備える。本発明の他の利点は以下
の詳細な説明から明らかになる。しかしながら、詳細な
説明及び特定な実施例は、この詳細な説明から、発明の
精神及び範囲内の種々に変更及び修正が又当業者にとっ
て明らかになるであろうから、単なる例示であることを
理解すべきである。本発明の例示的な実施例を添附図面
について以下に説明する。図において同じ参照番号は同
じ要素を示す。

【０００５】

【実施例】本発明は、作動端および対向した力付与端を
有する少くとも１つの細長い部材を備えた品物の陳列包
装物に関する。従って、ときどき本文で用いられる如き
用語「はさみ」は、本発明において開示される型式のさ
やの中に配置することができ、且つ品物のぬすみを防止
するためにさやのラッチ部材と協働する突出部を有する
ペンチ、大ばさみ、その他の刃物等を含むと理解すべき
である。当業者は、更に、ここに説明した装置及びその
操作の原理が広範囲の道具に広く適用でき、又はさみ以
外の品物に適用しうることを認識するであろう。従っ
て、以下、本発明を一対のはさみについて説明したけれ
ども、当業者はその多くの他の応用を気付くであろう。
図を参照すると、全体的に１０として示す本発明による
陳列包装は、例えば厚紙で作られた陳列カード１２と、
好ましくは硬い透明なプラスチックで作られたさやとか
らなる。さや１４は間隔を隔てた対向する前壁１１及び
後壁１３を有し、これら壁は開口１７及びこれと反対側
の閉鎖端１９を有する細長い通路１５を構成する。さや
１４は一対のはさみ１６を収容して陳列カード１２に取
り付けられる。はさみ１６は、スタッド３２、３４を有
する突出した回動可能なジョイント２２を中心に協同係
合可能に配置された細長い部材１８、２０を有する。ス
タッド３２、３４はリベット又はねじ頭で形成されるの
がよいが、プラスチックで作られるのが好ましい。細長
い部材１８、２０はそれぞれ、はさみブレード２４、２
６及びハンドル２８、３０を有する。はさみ１６は、ブ
レード２４、２６をさや１４の中に位置決めした状態で
図１に示されており、ハンドル２８、３０はさや１４の
外側に示されている。

【０００６】さや１４は実質的に硬い材料、好ましく
は、透明なＰＶＣプラスチックが形成され、約１ｍｍの
肉厚を有している。はさみ１６はスタッド３２に係合す
る非脆弱性ラッチ手段であるラッチ機構４０でさや１４
に固着される。ラッチ４０は前壁１１に形成され、弾性
的に撓みやすい受け入れ部材４２を有する。受け入れ部
材４２は、該受け入れ部材４２から開口１７まで縁４６
に沿って延びる首部４４に円形の開口として形成される
のが有利である。さや１４の長さ方向軸線と平行に走る
スリット４８は受け入れ部材４２から閉鎖端１９に向か
って延びる。スリット４８により、スタッド３２が受け
入れ部材４２と係合したときに受け入れ部材４２の部分
の撓みを可能にする。受け入れ部材の自由状態では、受
け入れ部材４２はスタッド３２の直径よりも僅かに小さ
い直径を有し、これにより、スタッド３２を受け入れ部
材４２と係止させる。特に図４及び図６を参照すると、
脆弱性ラッチ手段６０がスタッド３４に係合する。後壁
１３に一体に形成されたラッチ手段６０は、有利には、
円として形成された弾性的に撓みやすい包囲部材６２
と、この主要部材６２からさや開口の１７に向かってこ
れを超えて延びる弱い舌状部７０とを有する。さや１４
の長さ方向軸線と平行に走るスリット６８は包囲部材６
２から閉鎖端１９に向かって延びている。スリット６８
により、包囲部材６２の部分の撓みを可能にしてスタッ
ド３４と包囲部材との係合を容易にする。包囲部材の自
由状態では、包囲部材６２はスタッド３４の直径よりも
僅かに小さい直径を有する。

【０００７】デイスクの一部分として都合良く形成せれ
た脆弱性舌状部７０は、包囲部材６２から開口１７に向
かって半径方向に延びるリブ７２、７４を有する。脆弱
性舌状部７０は更に、さや１４の長さ方向軸線と平行
で、包囲部材６２から脆弱性舌状部７０へ延びるスリッ
ト７８を有する。陳列ユニット１０の組立を容易にする
ために、脆弱性舌状部７０は有利には、さや１４へのブ
レード２４、２６の差し込み中、スタッド３４によって
後壁１３に引き起こされる応力を減じるために、後壁１
３の平面から段が付けられる。はさみ１６をさや１４に
固着するために、ブレード２４、２６が開口１７からさ
やの中へ差し込まれ、スタッド３２、３４はそれぞれラ
ッチ手段４０、６０に係合する。スタッド３２、３４が
受け入れ部材４２、包囲部材６２にそれぞれ達するとき
には、スロット４８によりスタッド３２は受け入れ部材
４２を拡張させてスタッド３２の直径に対応させ、スリ
ット６８、７８はスタッド３４と包囲部材６２との係合
を容易にする。回動可能なジョイント２２によって受け
入れ部材４２及び包囲部材６２に及ぼされる力により、
また包囲部材６２がスタッド３４の直径を実質的に包囲
するために、はさみ１６は、スタッド３４でさや１４内
に掛け止め且つ係止されるのに加えて、スタッド３２で
さや１４内に掛け止められることになり、これにより、
盗難を減ずる。

【０００８】引き続いて使用者がさや１４からはさみ１
６を取り出したいときには、使用者は弱い舌状部７０を
リブ７２、７４に沿ってさや１４から分離することが必
要である。従って、はさみ１６はさや１４に半永続的に
固着される。脆弱性舌状部７０をさや１４から千切り取
ると、ラッチ手段４０、６０は対象であり、はさみ１６
は、さや１４に取り外し自在に固着されるようになり
（即ちスタッド３２、３４で手段４０、６０に掛け止め
られるにすぎない）、ブレード２４、２６を再使用可能
なさや１４から自由に取り出したり差し込んだりするこ
とができる。はさみ１６を保護さや１４に入れて販売す
ることを容易にするために、即ち販売用パネルのペグ又
は他の陳列フックでさや１４を陳列するために、さや１
４は販売陳列でさや１４を吊るす方法を備える。この吊
るしの特徴は閉鎖端１９に位置した一対の整合した穴５
４、５５からなるのが好ましい。その上、殆どの陳列品
は普通、マーケット情報及び他の使用者向きの情報と一
緒に販売され、品物は一般的には、かかる情報を印刷し
たカードで陳列される。従って、さや１４を陳列カード
１２に固着するために、陳列カード１２はさや１４と少
なくとも同じ幅をもった細長い開口５８を備える。さや
１４には閉鎖端１９にそして後壁１３に近接してスロッ
ト５６が設けられている。スロット５６は、実質的にカ
ード１２の厚さに相当する幅を有し、従ってさや１４を
細長い開口５８の上縁８０に差し込むことができ、脆弱
性舌状部７０は細長い開口５８の下縁８２を超えて延び
る。

【０００９】販売パネルのペッグ５０に包装を掛けるこ
とができるためには、陳列カード１２の頂部に、陳列カ
ード１２とシース１４及びはさみ１６とを組み合わせ
る、即ち、さや１４を陳列カード１２に固着する切欠き
を設ければ十分であるけれども、かかる切欠きは、整合
した穴５４、５５と整列させるのが好ましい。特に図
２、３及び６を参照すると、切欠き８４が上縁８０の近
くに設けられており、さや１４が細長い開口５８内に受
け入れられるとき、整合した穴５４、５５及び切欠き８
４は整合する。かくして、穴５４、５５、及び切欠き８
４を通して延びる販売用パネルのペグ５０（又は棒又は
フック）は、はさみ１６を半永続的に受け入れるさや１
４と陳列カード１２とを組み合わせ、これによって、陳
列カード１２からはさみ１６の取外しを妨げる。陳列包
装物１０を容易に組立てる。さや１４を陳列カード１２
の後から細長い開口５８に差し込むとき、スロット５６
が上縁８０に係合する。次いで、さや１４を開口５８の
中をカード１２の前面まで押し、ついには舌状部７０は
カード１２の背面と接触する。しかる後、ブレード２
４、２６を、回動可能なジョイント２２がラッチ手段４
０、６０に達するまで、さや１４の中へ差し込み、これ
により、はさみ１６を図１に示す位置でさや１４に半永
続的に固着する。引き続いて、陳列包装物１０を販売用
パネルのペグ５０に掛けたときには、陳列カード１２、
さや１４及びはさみ１６は組み合される。

【００１０】上記の説明は本発明の好ましい例示的な実
施例のものであり、本発明が上記説明の特定の形態に限
定されないことが理解される。例えば、或るはさみは、
ラック手段４０、６０にそれぞれ係合する両スタッド３
２、３４を必要としない。何故ならば、かかるはさみ
は、スタッド３４が、ラッチ手段６０に係合するだけで
さや１４に十分に固着されるからである。その場合に
は、ラッチ手段４０は最早必要としない。その上、本発
明をはさみと関係して図１〜４及び図６に示したけれど
も、本発明を又、図５に示すように、ナイフ又は他の刃
物のような非枢着形道具をさやに半永続的に固着するの
に用いることができ、この場合、スタッド１３２、１３
４を有するナイフ１１６が、陳列カード１１２に取付け
られた本発明によるさや１１４にスタッド１３２、１３
４で半永続的に固着される。又、さや１４の中のはさみ
１６をここに開示した方法以外の方法で陳列することが
できる。しかしながら、このような他の形態及び応用は
本発明の範囲内にあるものと考えられる。従って、これ
ら及び他の置き換え、修正、変更及び省略を特許請求の
範囲から逸脱することなく本文に開示した要素の設計及
び構成においてなすことができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】一対のはさみを陳列するのに用いられる本発明
による陳列包装物の平面図である。

【図２】図１に示す陳列包装物のさやの斜視図である。

【図３】図１に示す陳列包装物のカードの斜視図であ
る。

【図４】図２に示すさやの背面の斜視図である。

【図５】ナイフを陳列するのに用いられる本発明による
陳列包装物の側面図である。

【図６】図１に示す包装物の側面図である。

【符号の説明】

１０ 陳列包装物 １２ 陳列カード １４ さや １１ 壁 １３ 壁 １５ 細長い通路 １６ はさみ １７ 開口 ２４ はさみブレード ２６ はさみブレード ２８ ハンドル ３０ ハンドル ３２ スタッド ３４ スタッド ４０ ラッチ ４２ 受け入れ部材 ４８ スリット ５４、穴 ５５ 穴 ５６ スロット ５８ 細長い開口 ６０ 脆弱性ラッチ手段 ６２ 包囲部材 ６８ スリット ７０ 脆弱性舌状部 ８４ 切欠き

Claims (15)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 工具が作動端及び工具から突出したスタ
   ッドを横切って配置された対向した力付与端を有し、工
   具の前記作動端を保護するための再使用可能な陳列さや
   であって、 長さ方向軸線、第１の端、及び前記長さ方向軸線に沿う
   前記作動端の差し込み及び取り出しに順応するための反
   対側の開口端を有する細長い通路と、 前記開口端で前記さやに一体に形成されていて、前記突
   出したスタッドによって前記工具と前記さやとの半永続
   的な係合を可能にし、前記さやから前記工具の係止を外
   すために、前記さやから分離できる脆弱性舌状部を有す
   る脆弱性ラッチ手段と、を備えた再使用可能な陳列さ
   や。
2. 【請求項２】 前記工具を陳列するためのハンガー手段
   を前記第１の端に近接して配置した請求項１に記載の再
   使用可能な陳列さや。
3. 【請求項３】 工具が作動部分及び工具から突出した回
   動可能なジョイントを横切って配置された対向した力付
   与端を有し、工具の前記作動部分を保護するための再使
   用可能な陳列さやであって、 長さ方向軸線、第１の端、及び前記工具が実質的に閉じ
   た形態にあるときに、前記長さ方向軸線に沿う前記作動
   部分の差し込み及び取り出しに順応するための反対側の
   開口端を有する細長い通路と、 前記開口端で前記さやに一体に形成されていて、前記突
   出したジョイントによって前記工具と前記さやとの半永
   続的な係合を可能にし、前記さやから前記工具の係止を
   外すために、前記さやから分離できる脆弱性舌状部を有
   する脆弱性ラッチ手段と、を備えた再使用可能な陳列さ
   や。
4. 【請求項４】 前記脆弱性ラッチ手段は更に、前記突出
   したジョイントとの協同係合のため、前記長さ方向軸線
   上に中心をもつ包囲部材からなり、前記舌状部は前記包
   囲部材から前記開口端を超えて延び、且つ前記鞘からの
   分離を容易にするために、前記長さ方向軸線から外方に
   突出した複数のリブを有し、前記包囲部材は、前記舌状
   部が前記さやから千切られるとき前記ジョイントに取り
   外し自在に係合する、請求項３に記載の再使用可能な陳
   列さや。
5. 【請求項５】 前記舌状部は、前記作動部分が細長い通
   路に差し込まれるとき、前記突出したジョイントと脆弱
   性ラッチ手段との係合を容易にするため、前記脆弱性ラ
   ッチ手段の平面から段をなしている、請求項４に記載の
   再使用可能な陳列さや。
6. 【請求項６】 前記ジョイントと前記脆弱性ラッチ手段
   との係合を容易にするように、前記包囲部材に隣接した
   前記脆弱性ラッチ手段の部分の撓みを可能にするため
   に、前記脆弱性ラッチ手段は更に、前記包囲部材から前
   記長さ方向軸線に沿って、前記開口端から遠ざかって前
   記舌状部の中へ十分に延びるスリットを有する、請求項
   ４に記載の再使用可能な陳列さや。
7. 【請求項７】 前記脆弱性ラッチ手段と協同して前記工
   具をさやに固着する非脆弱性ラッチ手段をさらに有す
   る、請求項３に記載の再使用可能な陳列さや。
8. 【請求項８】 前記第１端に近接して配置された、前記
   工具を陳列するためのハンガー手段をさらに有する、請
   求項３に記載の再使用可能な陳列さや。
9. 【請求項９】 前記非脆弱性ラッチ手段は、前記突出し
   たジョイントとの協同係合のため、前記長さ方向軸線上
   に中心をもつ受け入れ部材と、前記ジョイントと前記非
   脆弱性ラッチ手段との係合を容易にするように、前記受
   け入れ部材に隣接した前記非脆弱性ラッチ手段の部分の
   撓みを可能にするために、前記受け入れ部材から前記第
   １端に向かって前記長さ方向軸線に沿って十分に延びる
   スリットとを有する、請求項７に記載の再使用可能な陳
   列さや。
10. 【請求項１０】 前記舌状部が前記さやから千切られる
    とき、前記脆弱性ラッチ手段と協同して前記工具を前記
    さやに取り外し自在に固着する非脆弱性ラッチ手段をさ
    らに有する、請求項４に記載の再使用可能な陳列さや。
11. 【請求項１１】 前記脆弱性ラッチ手段及び非脆弱性ラ
    ッチ手段は、前記舌状部が千切られるとき、前記長さ方
    向軸線に対してほぼ対象である、請求項１０に記載の再
    使用可能な陳列さや。
12. 【請求項１２】 枢着形工具が作動部分及び工具から突
    出した回動可能なジョイントを横切って配置された対向
    した力付与端を有し、工具の前記作動部分を保護するた
    めの陳列包装物であって、 （ａ） さやと、 （ｂ） カードと、 からなり、さやは、 ｉ） 長さ方向軸線、第１の端、及び前記工具が実質的
    に閉じた形態にあるときに、前記長さ方向軸線に沿う前
    記作動部分の差し込み及び取り出しに順応するための反
    対側の開口端を有する細長い通路を構成する一対の対向
    した間隔の隔たった壁を有し、 ｉｉ） 前記工具を前記突出したジョイントによって前
    記さやに半永続的に固着するための、前記開口端のとこ
    ろで、前記壁の一方に一体に形成された脆弱性ラッチ手
    段を有し、 ｉｉｉ） 前記第１端に近接して前記壁に設けられた一
    対の整合した穴を有し、前記カードは、前記さやを受け
    入れるのに十分な細長い開口を有し、前記開口は上縁と
    下縁とを有し、前記上縁は切欠き部分を有し、該切欠き
    部分と前記整合した穴は、前記さやが前記細長い開口内
    に受け入れられたとき、整合状態にあり、前記陳列包装
    物が販売用パネルのペグ棒に取り付けられるとき、前記
    穴のところで前記カードと前記さやとを組み合わせる、
    陳列包装物。
13. 【請求項１３】 少なくとも１つの突出したスタッドを
    有する回動可能なジョイントを中心に協同係合可能に配
    置され、作動部分と、前記回動可能なジョイントを横切
    って配置された対向した力付与端とを有する一対の細長
    い部材を備えた枢着形工具用陳列包装物であって、 前記前記作動部分を受け入れる細長いさやと、 前記さやの中の前記工具を陳列するための陳列カード
    と、からなり、 前記さやは、 （ａ） 実質的に硬い材料のものであり、 （ｂ） 一対の対向した間隔の隔たった壁を有し、 （ｃ） 第１の端と反対側の開口端とを有する、前記作
    動部分の長さ方向の差し込み用の通路を構成するため
    に、前記さやの長さに沿って前記壁と連結された側部分
    を有し、 （ｄ） 前記第１の端に近接して一対の整合した穴を有
    し、 （ｅ） 前記壁の少なくとも一方は、前記開口端に、前
    記壁と一体に形成された脆弱性ラッチ手段を有し、前記
    脆弱性ラッチ手段は、前記作動部分が前記通路に差し込
    まれたとき、前記スタッドと係合でき、前記作動部分を
    前記さやから取り出せないように半永続的に閉じ込め、 前記陳列カードは、 （ａ） 表面及び裏面を有する厚紙等のパネルからな
    り、 （ｂ） 前記壁の他方が前記表面から間隔を保ち、前記
    脆弱性ラッチ手段が実質的に前記裏面上に位置した状態
    で前記さやをぴったりと受け入れる細長い開口を有し、 （ｃ） 前記細長い開口は、上縁、下縁及び前記上縁に
    ある切欠きを有し、前記切欠きと前記整合した穴は、前
    記さやが受け入れられたとき、実質的に整合され、これ
    により、前記陳列包装物が販売用パネルのペグ棒に取り
    付けられるとき、前記作動部分を受け入れる前記さやと
    カードとの組合せを可能にし、 前記力付与端は、前記表面上に位置して前記脆弱性ラッ
    チ手段と協同し、前記さやを前記細長い開口の外に移動
    しないようにした、陳列包装物。
14. 【請求項１４】 前記さやは前記第１の端にスロットを
    有し、前記スロットは前記壁と実質的に平行であり、且
    つ前記一方の壁に近接しており、前記スロットは前記上
    縁と協同して前記さやが前記細長い開口から外れるのを
    防止する、請求項１３に記載の陳列包装物。
15. 【請求項１５】 一対のはさみの閉じたブレードの差し
    込み及び取り出しに順応するため一端が開口した細長い
    通路を構成する一対の対向した間隔の隔たった壁と、 さやの中に前記一対のはさみを半永続的に固着するため
    の脆弱性ラッチ手段とを有し、前記ラッチ手段は前記通
    路の開口端で前記一方の壁に一体に形成され、前記ラッ
    チ手段は、該手段から取り外せる舌状部と、前記さやの
    中に差し込まれた一対のはさみと解放可能に係合する弾
    性的に撓みやすい包囲部材とを有し、前記舌状部は、前
    記はさみを前記包囲部材から係合を外すために、前記さ
    やから前記舌状部の取り外しを行う半径方向に突出した
    リブを有している、はさみのさや。