JPH0818630B2 - コンパクトディスク万引き防犯タグカバー - Google Patents
コンパクトディスク万引き防犯タグカバーInfo
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- JPH0818630B2 JPH0818630B2 JP5283132A JP28313293A JPH0818630B2 JP H0818630 B2 JPH0818630 B2 JP H0818630B2 JP 5283132 A JP5283132 A JP 5283132A JP 28313293 A JP28313293 A JP 28313293A JP H0818630 B2 JPH0818630 B2 JP H0818630B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- compact disc
- engaging
- connecting portion
- shoplifting
- engaging portion
- Prior art date
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Classifications
-
- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E05—LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
- E05B—LOCKS; ACCESSORIES THEREFOR; HANDCUFFS
- E05B73/00—Devices for locking portable objects against unauthorised removal; Miscellaneous locking devices
- E05B73/0017—Anti-theft devices, e.g. tags or monitors, fixed to articles, e.g. clothes, and to be removed at the check-out of shops
- E05B73/0023—Containers, boxes, cases or the like, e.g. for compact discs or video-cassettes, specially adapted therefor
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T70/00—Locks
- Y10T70/50—Special application
- Y10T70/5004—For antitheft signaling device on protected article
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T70/00—Locks
- Y10T70/50—Special application
- Y10T70/5009—For portable articles
- Y10T70/5031—Receptacle
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、コンパクトディスクの
販売店またはレンタル店等において使用される電波式、
磁気式等の万引き防犯装置に適用される防犯タグを、コ
ンパクトディスクの収納ケースに取り付けるためのコン
パクトディスク万引き防犯タグカバーに関するものであ
る。
販売店またはレンタル店等において使用される電波式、
磁気式等の万引き防犯装置に適用される防犯タグを、コ
ンパクトディスクの収納ケースに取り付けるためのコン
パクトディスク万引き防犯タグカバーに関するものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】従来、コンパクトディスク（以下ＣＤと
呼ぶ）の販売店またはレンタル店等においては、ＣＤの
万引きを防止するために、電波式、磁気式等の万引き防
犯装置が使用されている。この万引き防犯装置は、所定
の防犯タグに反応する様に構成されており、客が防犯タ
グのついたままのＣＤを携帯して、販売店またはレンタ
ル店の出入り口のゲートを通過した場合、警告を発する
様になされている。従って、販売店またはレンタル店等
においては、陳列されているＣＤに防犯タグを取り付け
ておき、客がこのＣＤを受け付けに渡した時点で防犯タ
グを取り外す様にすることによりＣＤの万引きを防止す
ることができる。
呼ぶ）の販売店またはレンタル店等においては、ＣＤの
万引きを防止するために、電波式、磁気式等の万引き防
犯装置が使用されている。この万引き防犯装置は、所定
の防犯タグに反応する様に構成されており、客が防犯タ
グのついたままのＣＤを携帯して、販売店またはレンタ
ル店の出入り口のゲートを通過した場合、警告を発する
様になされている。従って、販売店またはレンタル店等
においては、陳列されているＣＤに防犯タグを取り付け
ておき、客がこのＣＤを受け付けに渡した時点で防犯タ
グを取り外す様にすることによりＣＤの万引きを防止す
ることができる。
【０００３】従来、この様な防犯タグをＣＤに取り付け
る場合、例えばＣＤの販売店においては、ＣＤケースの
包装紙にタグをはったり、ＣＤケースの包装紙の内側に
タグを入れたりする方法がとられていた。また、ＣＤの
レンタル店においては、ＣＤケースに直接タグをはった
り、ＣＤケースの内部にタグを入れる等の方法がとられ
ていた。
る場合、例えばＣＤの販売店においては、ＣＤケースの
包装紙にタグをはったり、ＣＤケースの包装紙の内側に
タグを入れたりする方法がとられていた。また、ＣＤの
レンタル店においては、ＣＤケースに直接タグをはった
り、ＣＤケースの内部にタグを入れる等の方法がとられ
ていた。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来例のうち、販売店における場合の様に、ＣＤケース
の包装紙にタグを貼る場合には、タグの再利用ができず
多大なランニングコストを必要とするし、簡単にタグを
はがしたり損傷を与えたりすることもできるので、万引
きを誘発するという問題点があった。また、ＣＤケース
の包装紙内部にタグを入れる場合はタグの再利用はでき
るが、簡単にタグを抜き取ることもできるので、これも
万引き防止の効果は少ない。
従来例のうち、販売店における場合の様に、ＣＤケース
の包装紙にタグを貼る場合には、タグの再利用ができず
多大なランニングコストを必要とするし、簡単にタグを
はがしたり損傷を与えたりすることもできるので、万引
きを誘発するという問題点があった。また、ＣＤケース
の包装紙内部にタグを入れる場合はタグの再利用はでき
るが、簡単にタグを抜き取ることもできるので、これも
万引き防止の効果は少ない。
【０００５】また、レンタル店における場合の様にＣＤ
ケースに直接タグを貼り付けたり、ＣＤケースの内部に
タグを入れる場合にも、上記と同様の問題点があった。
また特にレンタル店においては、ＣＤケースが包装され
ていないため、ケースからＣＤを取り出して、ＣＤのみ
を万引きされる場合があった。また、ＣＤケースに包装
を施し、内部にタグを入れる方法なども考えられるが、
これもＣＤケースの再包装の手間と包装用品の消費を考
えると多大なランニングコストがかかるという問題点が
あった。
ケースに直接タグを貼り付けたり、ＣＤケースの内部に
タグを入れる場合にも、上記と同様の問題点があった。
また特にレンタル店においては、ＣＤケースが包装され
ていないため、ケースからＣＤを取り出して、ＣＤのみ
を万引きされる場合があった。また、ＣＤケースに包装
を施し、内部にタグを入れる方法なども考えられるが、
これもＣＤケースの再包装の手間と包装用品の消費を考
えると多大なランニングコストがかかるという問題点が
あった。
【０００６】また、アメリカで発案されたものとして、
特殊用具を用いなければ開けることができない様にし
た、ＣＤケース全体を収納する大型ケースが知られてい
るが、これを使用すると、受付けカウンター内にこれを
保管するための多大なスペースを確保しなければなら
ず、また陳列スペースを大きく取るため、店舗内に展示
する商品数も少なくなるという問題点があった。また、
日本で使用されている陳列棚にはこの様な大型ケースを
収納しずらいものもある。
特殊用具を用いなければ開けることができない様にし
た、ＣＤケース全体を収納する大型ケースが知られてい
るが、これを使用すると、受付けカウンター内にこれを
保管するための多大なスペースを確保しなければなら
ず、また陳列スペースを大きく取るため、店舗内に展示
する商品数も少なくなるという問題点があった。また、
日本で使用されている陳列棚にはこの様な大型ケースを
収納しずらいものもある。
【０００７】従って、本発明は上述した課題に鑑みてな
されたものであり、その目的とするところは、防犯タグ
か簡単に取り外されたり損傷を与えられることがなく、
ＣＤ本体も簡単に抜き取られることがなく、更にタグの
再利用ができ、小型のコンパクトディスク万引き防犯タ
グカバーを提供することにある。
されたものであり、その目的とするところは、防犯タグ
か簡単に取り外されたり損傷を与えられることがなく、
ＣＤ本体も簡単に抜き取られることがなく、更にタグの
再利用ができ、小型のコンパクトディスク万引き防犯タ
グカバーを提供することにある。
【０００８】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決し、目
的を達成するために、本考案のコンパクトディスク万引
き防犯タグカバーは、電波式、磁気式等の万引き防犯装
置に適用される万引き防犯タグをコンパクトディスクの
収納ケースに取り付けるとともに、該収納ケースの本体
部と蓋部とを閉じた状態に保持して、前記収納ケースか
らコンパクトディスクが抜き取られることを防止する様
にしたコンパクトディスク万引き防犯タグカバーであっ
て、前記蓋部の一方の側面に設けられた第１の溝に挿入
される第１の係合片を有する第１の係合部と、前記蓋部
の他方の側面に設けられた第２の溝に挿入される第２の
係合片を有する第２の係合部と、前記第１の係合部と前
記第２の係合部を連結する連結部であって、前記第１及
び第２の係合片とともに前記収納ケースを挟み込んで、
該収納ケースを閉じた状態に保持可能とする連結部と、
前記第１の係合部と前記第２の係合部と前記連結部のう
ちの所定の箇所に設けられ、前記第１及び第２の係合片
が前記第１及び第２の溝にともに挿入されて前記第１及
び第２の係合片と前記連結部とで前記収納ケースを挟み
込んで前記蓋部を閉じた状態に保持する装着状態と、前
記第１及び第２の係合片が前記第１及び第２の溝から抜
け出して前記収納ケースの蓋部を開放可能にする非装着
状態とを変更する変更手段と、前記装着状態において、
前記変更手段をロックするロック手段とを具備し、前記
第１の係合部と前記第２の係合部と前記連結部のうちの
いずれかの、外部から容易に取り外せない部位に前記防
犯タグを取り付けたことを特徴としている。
的を達成するために、本考案のコンパクトディスク万引
き防犯タグカバーは、電波式、磁気式等の万引き防犯装
置に適用される万引き防犯タグをコンパクトディスクの
収納ケースに取り付けるとともに、該収納ケースの本体
部と蓋部とを閉じた状態に保持して、前記収納ケースか
らコンパクトディスクが抜き取られることを防止する様
にしたコンパクトディスク万引き防犯タグカバーであっ
て、前記蓋部の一方の側面に設けられた第１の溝に挿入
される第１の係合片を有する第１の係合部と、前記蓋部
の他方の側面に設けられた第２の溝に挿入される第２の
係合片を有する第２の係合部と、前記第１の係合部と前
記第２の係合部を連結する連結部であって、前記第１及
び第２の係合片とともに前記収納ケースを挟み込んで、
該収納ケースを閉じた状態に保持可能とする連結部と、
前記第１の係合部と前記第２の係合部と前記連結部のう
ちの所定の箇所に設けられ、前記第１及び第２の係合片
が前記第１及び第２の溝にともに挿入されて前記第１及
び第２の係合片と前記連結部とで前記収納ケースを挟み
込んで前記蓋部を閉じた状態に保持する装着状態と、前
記第１及び第２の係合片が前記第１及び第２の溝から抜
け出して前記収納ケースの蓋部を開放可能にする非装着
状態とを変更する変更手段と、前記装着状態において、
前記変更手段をロックするロック手段とを具備し、前記
第１の係合部と前記第２の係合部と前記連結部のうちの
いずれかの、外部から容易に取り外せない部位に前記防
犯タグを取り付けたことを特徴としている。
【０００９】またこの発明に係わるコンパクトディスク
万引き防犯タグカバーにおいて、前記ロック手段は、所
定の工具によりロック状態を解除されることを特徴とし
ている。また、この発明に係わるコンパクトディスク万
引き防犯タグカバーにおいて、前記防犯タグは、前記連
結部の内側に取り付けられていることを特徴としてい
る。
万引き防犯タグカバーにおいて、前記ロック手段は、所
定の工具によりロック状態を解除されることを特徴とし
ている。また、この発明に係わるコンパクトディスク万
引き防犯タグカバーにおいて、前記防犯タグは、前記連
結部の内側に取り付けられていることを特徴としてい
る。
【００１０】また、この発明に係わるコンパクトディス
ク万引き防犯タグカバーにおいて、前記第１及び第２の
係合片は、先端に向かって細くなる板状に形成されてい
ることを特徴としている。また、この発明に係わるコン
パクトディスク万引き防犯タグカバーにおいて、前記第
１及び第２の係合片は、ナイフの刃先状に形成されてい
ることを特徴としている。
ク万引き防犯タグカバーにおいて、前記第１及び第２の
係合片は、先端に向かって細くなる板状に形成されてい
ることを特徴としている。また、この発明に係わるコン
パクトディスク万引き防犯タグカバーにおいて、前記第
１及び第２の係合片は、ナイフの刃先状に形成されてい
ることを特徴としている。
【００１１】また、この発明に係わるコンパクトディス
ク万引き防犯タグカバーにおいて、前記第１の係合部と
前記第２の係合部と前記連結部とは合成樹脂材料から形
成されていることを特徴としている。また、この発明に
係わるコンパクトディスク万引き防犯タグカバーにおい
て、前記合成樹脂材料は、透明な合成樹脂材料であるこ
とを特徴としている。
ク万引き防犯タグカバーにおいて、前記第１の係合部と
前記第２の係合部と前記連結部とは合成樹脂材料から形
成されていることを特徴としている。また、この発明に
係わるコンパクトディスク万引き防犯タグカバーにおい
て、前記合成樹脂材料は、透明な合成樹脂材料であるこ
とを特徴としている。
【００１２】また、この発明に係わるコンパクトディス
ク万引き防犯タグカバーにおいて、前記第１の係合部と
前記連結部とは互いに固定されており、前記変更手段
は、前記第２の係合部を前記連結部に対して着脱させる
着脱機構から構成されることを特徴としている。また、
この発明に係わるコンパクトディスク万引き防犯タグカ
バーにおいて、前記第１の係合部と前記連結部とは互い
に固定されており、前記変更手段は、前記第２の係合部
を前記連結部に対してスライド可能に保持するスライド
機構から構成されていることを特徴としている。
ク万引き防犯タグカバーにおいて、前記第１の係合部と
前記連結部とは互いに固定されており、前記変更手段
は、前記第２の係合部を前記連結部に対して着脱させる
着脱機構から構成されることを特徴としている。また、
この発明に係わるコンパクトディスク万引き防犯タグカ
バーにおいて、前記第１の係合部と前記連結部とは互い
に固定されており、前記変更手段は、前記第２の係合部
を前記連結部に対してスライド可能に保持するスライド
機構から構成されていることを特徴としている。
【００１３】また、この発明に係わるコンパクトディス
ク万引き防犯タグカバーにおいて、前記第１の係合部と
前記連結部とは互いに固定されており、前記変更手段
は、前記第２の係合部を前記連結部に対して開閉可能に
保持するヒンジ機構から構成されていることを特徴とし
ている。また、この発明に係わるコンパクトディスク万
引き防犯タグカバーにおいて、前記連結部は、前記第１
の係合部に固定された第１連結部と、前記第２の係合部
に固定された第２連結部とに分離されており、前記変更
手段は、前記第１連結部と前記第２連結部とを着脱自在
に連結する機構から構成されていることを特徴としてい
る。
ク万引き防犯タグカバーにおいて、前記第１の係合部と
前記連結部とは互いに固定されており、前記変更手段
は、前記第２の係合部を前記連結部に対して開閉可能に
保持するヒンジ機構から構成されていることを特徴とし
ている。また、この発明に係わるコンパクトディスク万
引き防犯タグカバーにおいて、前記連結部は、前記第１
の係合部に固定された第１連結部と、前記第２の係合部
に固定された第２連結部とに分離されており、前記変更
手段は、前記第１連結部と前記第２連結部とを着脱自在
に連結する機構から構成されていることを特徴としてい
る。
【００１４】また、この発明に係わるコンパクトディス
ク万引き防犯タグカバーにおいて、前記変更手段は、前
記第１の係合部を前記連結部に対して着脱可能に保持す
る第１の着脱機構と、前記第２の係合部を前記連結部に
対して着脱可能に保持する第２の着脱機構とから構成さ
れることを特徴としている。また、この発明に係わるコ
ンパクトディスク万引き防犯タグカバーにおいて、前記
第１の係合部と前記第２の係合部と前記連結部とは、弾
性を有する材料から一体的に構成されており、前記変更
手段は、前記第１の係合部と前記第２の係合部と前記第
３の係合部の弾性変形により、前記装着状態と前記非装
着状態とを変更することを特徴としている。
ク万引き防犯タグカバーにおいて、前記変更手段は、前
記第１の係合部を前記連結部に対して着脱可能に保持す
る第１の着脱機構と、前記第２の係合部を前記連結部に
対して着脱可能に保持する第２の着脱機構とから構成さ
れることを特徴としている。また、この発明に係わるコ
ンパクトディスク万引き防犯タグカバーにおいて、前記
第１の係合部と前記第２の係合部と前記連結部とは、弾
性を有する材料から一体的に構成されており、前記変更
手段は、前記第１の係合部と前記第２の係合部と前記第
３の係合部の弾性変形により、前記装着状態と前記非装
着状態とを変更することを特徴としている。
【００１５】
【作用】以上の様に、この発明に係わるコンパクトディ
スク万引き防犯タグカバーは構成されているので、コン
パクトディスク収納ケースの蓋側の両側面に形成されて
いる溝に第１及び第２の係合片を挿入し、防犯タグカバ
ーを収納ケースに装着することにより収納ケースを閉じ
た状態に保持することができる。そして、防犯タグカバ
ーには、外部から容易に取り外せない位置に防犯タグが
取り付けられているので、防犯タグカバーが収納ケース
に装着された状態においては、収納ケースからコンパク
トディスクを取り出すこともできないし、また、防犯タ
グをタグカバーから取り外すこともできない。従って、
コンパクトディスクの万引きを確実に防止することがで
きる。更には、防犯タグカバーが収納ケースに装着され
た状態で、この装着状態をロックするロック手段が設け
られており、このロック手段は所定の工具を使用しなけ
れば解除されない様になされているので、防犯効果が更
に向上される。
スク万引き防犯タグカバーは構成されているので、コン
パクトディスク収納ケースの蓋側の両側面に形成されて
いる溝に第１及び第２の係合片を挿入し、防犯タグカバ
ーを収納ケースに装着することにより収納ケースを閉じ
た状態に保持することができる。そして、防犯タグカバ
ーには、外部から容易に取り外せない位置に防犯タグが
取り付けられているので、防犯タグカバーが収納ケース
に装着された状態においては、収納ケースからコンパク
トディスクを取り出すこともできないし、また、防犯タ
グをタグカバーから取り外すこともできない。従って、
コンパクトディスクの万引きを確実に防止することがで
きる。更には、防犯タグカバーが収納ケースに装着され
た状態で、この装着状態をロックするロック手段が設け
られており、このロック手段は所定の工具を使用しなけ
れば解除されない様になされているので、防犯効果が更
に向上される。
【００１６】また、従来の様に、コンパクトディスクの
収納ケース全体を収容する様な大型のものではなく、収
納ケースの一部に取り付ける小型のものであるので、陳
列棚等への収納スペースも小さくなり、スペース効率が
向上する。
収納ケース全体を収容する様な大型のものではなく、収
納ケースの一部に取り付ける小型のものであるので、陳
列棚等への収納スペースも小さくなり、スペース効率が
向上する。
【００１７】
【実施例】以下、本発明の好適な一実施例について、添
付図面を参照して詳細に説明する。図１は、防犯タグを
使用した防犯システムの全体構成を示す図である。そし
て、図１は、この防犯システムをビデオテープやＣＤ等
のレンタル店に適用した場合を示している。
付図面を参照して詳細に説明する。図１は、防犯タグを
使用した防犯システムの全体構成を示す図である。そし
て、図１は、この防犯システムをビデオテープやＣＤ等
のレンタル店に適用した場合を示している。
【００１８】図１において、レンタル店の店舗内に配置
されている陳列棚１００には、予め防犯タグを取り付け
たレンタルソフトが配置されている。また、店舗内の受
け付けカウンター１０２の前には、ゲート１０４が設け
られており、このゲート１０４には、電波式、磁気式等
の検出装置が配置されている。この検出装置は、防犯タ
グを検出する装置であり、防犯タグが取り付けられたま
まのレンタルソフトを携帯して、客がゲートを通過した
時に警報を発する様になされている。
されている陳列棚１００には、予め防犯タグを取り付け
たレンタルソフトが配置されている。また、店舗内の受
け付けカウンター１０２の前には、ゲート１０４が設け
られており、このゲート１０４には、電波式、磁気式等
の検出装置が配置されている。この検出装置は、防犯タ
グを検出する装置であり、防犯タグが取り付けられたま
まのレンタルソフトを携帯して、客がゲートを通過した
時に警報を発する様になされている。
【００１９】このように構成された防犯システムにおい
ては、ソフトの貸出しと返却は以下の様な手順で行われ
る。すなわち、矢印Ａで示す様に客は陳列棚１００から
希望のソフトを取り、受け付けに渡す。受け付けでは、
所定の受け付け処理を行うと共に客から渡されたソフト
から防犯タグを取り外し、貸出しカウンター１０６から
客にソフトを貸し出す。この様にして客は、防犯タグを
取り外されたソフトを貸出カウンター１０６で受け取
り、持ち帰る。
ては、ソフトの貸出しと返却は以下の様な手順で行われ
る。すなわち、矢印Ａで示す様に客は陳列棚１００から
希望のソフトを取り、受け付けに渡す。受け付けでは、
所定の受け付け処理を行うと共に客から渡されたソフト
から防犯タグを取り外し、貸出しカウンター１０６から
客にソフトを貸し出す。この様にして客は、防犯タグを
取り外されたソフトを貸出カウンター１０６で受け取
り、持ち帰る。
【００２０】一方、矢印Ｃで示す様に、防犯タグが取り
付けられたままのソフトを、そのまま持ち帰ろうとする
と、ゲート１０４を通過した瞬間に警報が発せられ、万
引きが防止される。また、貸し出されたソフトを返却す
る場合には、客は返却カウンター１０８においてソフト
を返却し、カウンター内で再び防犯タグがソフトに取り
付けられ、矢印Ｄで示す様に陳列棚１００に戻される。
付けられたままのソフトを、そのまま持ち帰ろうとする
と、ゲート１０４を通過した瞬間に警報が発せられ、万
引きが防止される。また、貸し出されたソフトを返却す
る場合には、客は返却カウンター１０８においてソフト
を返却し、カウンター内で再び防犯タグがソフトに取り
付けられ、矢印Ｄで示す様に陳列棚１００に戻される。
【００２１】上記のシステムにおいては、この様な手順
で、ソフトの貸出しと返却が行われるわけであるが、こ
のシステムにおいては、ソフトに取り付けられているタ
グを破壊したり、タグを取り外したりしてゲートを通過
した場合には警報は発せられない。このように、タグを
破壊したり、タグを取り外したりすることが容易にでき
ない様にした万引き防犯タグカバーの一実施例を以下に
説明する。
で、ソフトの貸出しと返却が行われるわけであるが、こ
のシステムにおいては、ソフトに取り付けられているタ
グを破壊したり、タグを取り外したりしてゲートを通過
した場合には警報は発せられない。このように、タグを
破壊したり、タグを取り外したりすることが容易にでき
ない様にした万引き防犯タグカバーの一実施例を以下に
説明する。
【００２２】図２は、一実施例の万引き防犯タグカバー
１８と、これが装着されるコンパクトディスク（ＣＤ）
収納ケース１０を示した斜視図である。図２に示す様
に、一般のＣＤ収納ケース１０は、ＣＤをクランプして
固定する本体部１２と、蓋部１４とから構成されてい
る。これらの本体部１２と蓋部１４とは、ヒンジ１６に
より開閉可能に連結されており、蓋部１４の両側面には
予め決められた位置に決められた寸法の長方形状の溝１
４ａ，１４ｂが形成されている。
１８と、これが装着されるコンパクトディスク（ＣＤ）
収納ケース１０を示した斜視図である。図２に示す様
に、一般のＣＤ収納ケース１０は、ＣＤをクランプして
固定する本体部１２と、蓋部１４とから構成されてい
る。これらの本体部１２と蓋部１４とは、ヒンジ１６に
より開閉可能に連結されており、蓋部１４の両側面には
予め決められた位置に決められた寸法の長方形状の溝１
４ａ，１４ｂが形成されている。
【００２３】一方、タグカバー１８は、図示した様に、
合成樹脂材料から形成された２つの部材から構成されて
いる。すなわち、その一方は、蓋部１４の溝１４ａに挿
入される第１係合片２０ａを有する第１部材２０であ
り、他方は蓋部１４の溝１４ｂに挿入される第２係合片
２２ａを有する第２部材２２である。第１部材２０は、
第１係合片２０ａが立設された第１係合部２０ｂと、こ
の第１係合部２０ｂと一体的に形成され、収納ケース１
０の本体部１２の背面と前面に当接する本体部２０ｃと
から構成されている。第１係合片２０ａは、図示した様
に、先端に行く程細くされたナイフの刃先状に形成され
ており、蓋部１４の溝１４ａに挿入され易い形状に形成
されている。また、この様な形状にすることにより、溝
１４ａから第１係合片２０ａを挿入した時に、蓋部１４
の内側に収納されている説明書を傷つけない様にするこ
とができる。更には、ＣＤの販売店等においては、ＣＤ
収納ケース１０はビニール等で包装されているが、上記
の様に第１係合片２０ａをナイフの刃先状に形成してお
くことにより、この様な包装用ビニールの上からでも、
それを突き破って第１係合片２０ａを溝１４ａに挿入す
ることができる。すなわち、このタグカバー１８は、Ｃ
Ｄのレンタル店のみではなく、ＣＤの販売店においても
使用可能に配慮されている。
合成樹脂材料から形成された２つの部材から構成されて
いる。すなわち、その一方は、蓋部１４の溝１４ａに挿
入される第１係合片２０ａを有する第１部材２０であ
り、他方は蓋部１４の溝１４ｂに挿入される第２係合片
２２ａを有する第２部材２２である。第１部材２０は、
第１係合片２０ａが立設された第１係合部２０ｂと、こ
の第１係合部２０ｂと一体的に形成され、収納ケース１
０の本体部１２の背面と前面に当接する本体部２０ｃと
から構成されている。第１係合片２０ａは、図示した様
に、先端に行く程細くされたナイフの刃先状に形成され
ており、蓋部１４の溝１４ａに挿入され易い形状に形成
されている。また、この様な形状にすることにより、溝
１４ａから第１係合片２０ａを挿入した時に、蓋部１４
の内側に収納されている説明書を傷つけない様にするこ
とができる。更には、ＣＤの販売店等においては、ＣＤ
収納ケース１０はビニール等で包装されているが、上記
の様に第１係合片２０ａをナイフの刃先状に形成してお
くことにより、この様な包装用ビニールの上からでも、
それを突き破って第１係合片２０ａを溝１４ａに挿入す
ることができる。すなわち、このタグカバー１８は、Ｃ
Ｄのレンタル店のみではなく、ＣＤの販売店においても
使用可能に配慮されている。
【００２４】一方、第２部材２２は、第１部材２０と、
後述する着脱機構により着脱自在になされている。そし
て、第２部材２２に立設された第２係合片２２ａも、第
１係合片２０ａと同様にナイフの刃先状に形成され、包
装用ビニールの上からでも、溝１４ｂに挿入可能になさ
れている。このように構成された第１部材２０及び第２
部材２２を図３に示す様に、着脱機構により互いに連結
し、ＣＤ収納ケース１０に装着すると、収納ケース１０
の蓋部１４は、第１及び第２係合片２０ａ，２０ｂによ
り、溝１４ａ，１４ｂの部分を係止される。また、収納
ケース１０の本体部１２は、第１部材２０の本体部２０
ｃによりサポートされるので、結果として、収納ケース
１０は、第１及び第２係合片２０ａ，２０ｂと本体部２
０ｃとで挟み込まれ、蓋部１４と本体部１２は閉じた状
態に保持されることとなる。従って、タグカバー１８を
収納ケース１０に装着した状態では、ＣＤ本体が収納ケ
ース１０から抜き取られることが防止される。
後述する着脱機構により着脱自在になされている。そし
て、第２部材２２に立設された第２係合片２２ａも、第
１係合片２０ａと同様にナイフの刃先状に形成され、包
装用ビニールの上からでも、溝１４ｂに挿入可能になさ
れている。このように構成された第１部材２０及び第２
部材２２を図３に示す様に、着脱機構により互いに連結
し、ＣＤ収納ケース１０に装着すると、収納ケース１０
の蓋部１４は、第１及び第２係合片２０ａ，２０ｂによ
り、溝１４ａ，１４ｂの部分を係止される。また、収納
ケース１０の本体部１２は、第１部材２０の本体部２０
ｃによりサポートされるので、結果として、収納ケース
１０は、第１及び第２係合片２０ａ，２０ｂと本体部２
０ｃとで挟み込まれ、蓋部１４と本体部１２は閉じた状
態に保持されることとなる。従って、タグカバー１８を
収納ケース１０に装着した状態では、ＣＤ本体が収納ケ
ース１０から抜き取られることが防止される。
【００２５】次に、図４は、タグカバー１８の構造を更
に詳しく説明するための図であり、図５は、第２部材２
２を背面から見た斜視図である。図４に示す様に、第１
部材２０の上部の内側には、断面略Ｔ字状の突起部２０
ｄが２か所に形成されており、これらの突起部２０ｄの
間及び両側には、側面視略三角形状の係止突起２０ｅが
形成されている。一方、図５に示す様に、第２部材２２
の内側には、突起部２０ｄに上下方向にスライド自在に
嵌合する嵌合部２２ｂが２か所に形成されており、ま
た、これらの嵌合部２２ｂの間及び両側には、係止爪２
２ｃが形成されている。そして、これらの嵌合部２２ｂ
が突起部２０ｄに嵌合し、係止爪２２ｃが、係止突起２
０ｅの下端部に引っかかることにより、第２部材２２が
第１部材２０と連結され、タグカバー１８が図３に示す
様な状態で収納ケース１０に装着される。なお、第２部
材２２の係止爪２２ｃの夫々の上部には、係止爪２２ｃ
の係止状態を解除するための工具穴２２ｄが形成されて
いるが、これの作用については後述する。
に詳しく説明するための図であり、図５は、第２部材２
２を背面から見た斜視図である。図４に示す様に、第１
部材２０の上部の内側には、断面略Ｔ字状の突起部２０
ｄが２か所に形成されており、これらの突起部２０ｄの
間及び両側には、側面視略三角形状の係止突起２０ｅが
形成されている。一方、図５に示す様に、第２部材２２
の内側には、突起部２０ｄに上下方向にスライド自在に
嵌合する嵌合部２２ｂが２か所に形成されており、ま
た、これらの嵌合部２２ｂの間及び両側には、係止爪２
２ｃが形成されている。そして、これらの嵌合部２２ｂ
が突起部２０ｄに嵌合し、係止爪２２ｃが、係止突起２
０ｅの下端部に引っかかることにより、第２部材２２が
第１部材２０と連結され、タグカバー１８が図３に示す
様な状態で収納ケース１０に装着される。なお、第２部
材２２の係止爪２２ｃの夫々の上部には、係止爪２２ｃ
の係止状態を解除するための工具穴２２ｄが形成されて
いるが、これの作用については後述する。
【００２６】また、第１部材２０の上方の内側面には、
前述した防犯タグ２４が貼り付けられており、タグカバ
ー１８が収納ケース１０に装着された状態では、この防
犯タグ２４も収納ケース１０と一体化する様になされて
いる。このように、防犯タグ２４をタグカバー１８の内
側に貼り付けることにより、防犯タグ２４が、外部から
はぎ取られたり、傷つけられたりすることが防止され
る。なお、防犯タグ２４が第１部材２０に取り付けられ
ているか否かを外部から視認しやすい様に、第１部材２
０は透明な合成樹脂材料から形成されることが望まし
い。
前述した防犯タグ２４が貼り付けられており、タグカバ
ー１８が収納ケース１０に装着された状態では、この防
犯タグ２４も収納ケース１０と一体化する様になされて
いる。このように、防犯タグ２４をタグカバー１８の内
側に貼り付けることにより、防犯タグ２４が、外部から
はぎ取られたり、傷つけられたりすることが防止され
る。なお、防犯タグ２４が第１部材２０に取り付けられ
ているか否かを外部から視認しやすい様に、第１部材２
０は透明な合成樹脂材料から形成されることが望まし
い。
【００２７】次に、図６は、第２部材２２を第１部材２
０と連結した状態を解除するための工具の形状を示した
図であり、図７は、図６に示した工具を用いて第２部材
２２と第１部材２０の連結状態を解除する方法を示した
図である。図６に示す様に、工具２６は、本体部２６ａ
と、この本体部２６ａに立設された３本の押しピン２６
ｂとを備え、弾性を有する材料から形成されている。
０と連結した状態を解除するための工具の形状を示した
図であり、図７は、図６に示した工具を用いて第２部材
２２と第１部材２０の連結状態を解除する方法を示した
図である。図６に示す様に、工具２６は、本体部２６ａ
と、この本体部２６ａに立設された３本の押しピン２６
ｂとを備え、弾性を有する材料から形成されている。
【００２８】まず、図７（ａ）に示す状態から、第２部
材２２を第１部材２０に対して矢印方向に装着すると、
図７（ｂ）に示す様な状態となる。この状態では、係止
爪２２ｃが、係止突起２０ｅに引っかかっているので第
２部材２２は第１部材２０から容易には取り外せない状
態となっている。この状態から、図７（ｃ）に示す様に
工具穴２２ｄ内に工具２６の押しピン２６ｂを挿入す
る。すると、図示した様に、押しピン２６ｂの先端部が
係止爪２２ｃの先端部を押して弾性変形させ、係止爪２
２ｃと係止突起２０ｅとの係合状態を解除する。この状
態で、第２部材２２を上方に引き上げることにより第２
部材２２が第１部材２０から取り外されることとなる。
このように、上記の構成によれば、工具２６を使用しな
ければ、第２部材２２を第１部材２０から容易には取り
外すことができず、工具２６を使用することにより、は
じめて第２部材２２を第１部材２０から容易に取り外す
ことができる様になる。これにより、ＣＤの万引き防犯
効果をより高めることができる。
材２２を第１部材２０に対して矢印方向に装着すると、
図７（ｂ）に示す様な状態となる。この状態では、係止
爪２２ｃが、係止突起２０ｅに引っかかっているので第
２部材２２は第１部材２０から容易には取り外せない状
態となっている。この状態から、図７（ｃ）に示す様に
工具穴２２ｄ内に工具２６の押しピン２６ｂを挿入す
る。すると、図示した様に、押しピン２６ｂの先端部が
係止爪２２ｃの先端部を押して弾性変形させ、係止爪２
２ｃと係止突起２０ｅとの係合状態を解除する。この状
態で、第２部材２２を上方に引き上げることにより第２
部材２２が第１部材２０から取り外されることとなる。
このように、上記の構成によれば、工具２６を使用しな
ければ、第２部材２２を第１部材２０から容易には取り
外すことができず、工具２６を使用することにより、は
じめて第２部材２２を第１部材２０から容易に取り外す
ことができる様になる。これにより、ＣＤの万引き防犯
効果をより高めることができる。
【００２９】なお、上記の実施例では、押しピン２６ｄ
の本数を３本としたが、これに限定されることなく、押
しピン２６ｄの本数及び工具穴２２ｄの数を変更しても
良いことは言うまでもない。ただし、工具穴の数が２つ
以下になると、工具を用いなくとも第２部材２２を取り
外し易くなるため、工具穴の数は３つ以上であることが
望ましい。 （他の実施例）図８は、本発明の他の実施例の構成を示
す斜視図であり、図９は図８の側断面図である。なお、
第１の実施例と同一部分には同一符号を付して、その説
明を省略する。
の本数を３本としたが、これに限定されることなく、押
しピン２６ｄの本数及び工具穴２２ｄの数を変更しても
良いことは言うまでもない。ただし、工具穴の数が２つ
以下になると、工具を用いなくとも第２部材２２を取り
外し易くなるため、工具穴の数は３つ以上であることが
望ましい。 （他の実施例）図８は、本発明の他の実施例の構成を示
す斜視図であり、図９は図８の側断面図である。なお、
第１の実施例と同一部分には同一符号を付して、その説
明を省略する。
【００３０】図８，図９に示す様に、この他の実施例で
は、タグカバー１８を上下の略中間部で分割している。
そして、第１部材２０′には、第２部材２２′を矢印方
向にスライドさせるガイドとなるガイド部２０ｄ′が形
成されている。一方、第２部材２２′には、ガイド部２
０ｄ′と嵌合する嵌合穴２２ｂ′が形成されている。こ
れらガイド部２０ｄ′と嵌合穴２２ｂ′の嵌合により、
第２部材２２′が矢印方向にスライドされ、第１部材２
０′と第２部材２２′が着脱されることとなる。
は、タグカバー１８を上下の略中間部で分割している。
そして、第１部材２０′には、第２部材２２′を矢印方
向にスライドさせるガイドとなるガイド部２０ｄ′が形
成されている。一方、第２部材２２′には、ガイド部２
０ｄ′と嵌合する嵌合穴２２ｂ′が形成されている。こ
れらガイド部２０ｄ′と嵌合穴２２ｂ′の嵌合により、
第２部材２２′が矢印方向にスライドされ、第１部材２
０′と第２部材２２′が着脱されることとなる。
【００３１】また、ガイド部２０ｄ′の外側面には、３
つの係止爪２０ｅ′が一体に形成されており、この係止
爪２０ｅ′が嵌合部２２ｂ′の内側に設けられた係止突
起２２ｃ′に引っかかることにより、第１部材２０′と
第２部材２２′がロック状態に保持される。これにより
タグカバー１８′をＣＤ収納ケース１０に装着した状態
では、このタグカバー１８′を収納ケース１０から容易
には取り外せない状態となる。一方、このロック状態を
解除する場合には、図８に示した工具２６′の３本の押
しピン２６ａ′を第２部材２２′の外側面に設けられた
３つの工具穴２２ｄ′から挿入すれば、係止爪２０ｅ′
が内側に押されて、この係止爪２０ｅ′と係止突起２２
ｃ′の係合状態が解除される。これにより、容易に第１
部材２０′と第２部材２２′が分離可能となる。
つの係止爪２０ｅ′が一体に形成されており、この係止
爪２０ｅ′が嵌合部２２ｂ′の内側に設けられた係止突
起２２ｃ′に引っかかることにより、第１部材２０′と
第２部材２２′がロック状態に保持される。これにより
タグカバー１８′をＣＤ収納ケース１０に装着した状態
では、このタグカバー１８′を収納ケース１０から容易
には取り外せない状態となる。一方、このロック状態を
解除する場合には、図８に示した工具２６′の３本の押
しピン２６ａ′を第２部材２２′の外側面に設けられた
３つの工具穴２２ｄ′から挿入すれば、係止爪２０ｅ′
が内側に押されて、この係止爪２０ｅ′と係止突起２２
ｃ′の係合状態が解除される。これにより、容易に第１
部材２０′と第２部材２２′が分離可能となる。
【００３２】なお、この他の実施例では、第１部材２
０′と第２部材２２′を互いに分離可能に構成したが、
図１０に示す変形例の様に、第２部材２２′が第１部材
２０′から抜けることを防止する抜け止め２０ｆ′を設
けておけば、第１部材２０′と第２部材２２′がスライ
ドするのみで互いにばらばらになってしまうことが防止
され、取り扱い性が向上する。
０′と第２部材２２′を互いに分離可能に構成したが、
図１０に示す変形例の様に、第２部材２２′が第１部材
２０′から抜けることを防止する抜け止め２０ｆ′を設
けておけば、第１部材２０′と第２部材２２′がスライ
ドするのみで互いにばらばらになってしまうことが防止
され、取り扱い性が向上する。
【００３３】以上説明した様に、上記の実施例の防犯タ
グカバーによれば、ＣＤ収納ケースを閉じた状態に保持
して、ＣＤを抜き取り不能とすることができると共に、
防犯タグを容易に取り外したり傷つけたりできない状態
でＣＤ収納ケースに取り付けることができるので、極め
て高い防犯効果が得られる。また、ＣＤ収納ケースの一
部に取り付ける様に小型に形成されているので、収納ス
ペースをとらず、スペース効率が向上する。
グカバーによれば、ＣＤ収納ケースを閉じた状態に保持
して、ＣＤを抜き取り不能とすることができると共に、
防犯タグを容易に取り外したり傷つけたりできない状態
でＣＤ収納ケースに取り付けることができるので、極め
て高い防犯効果が得られる。また、ＣＤ収納ケースの一
部に取り付ける様に小型に形成されているので、収納ス
ペースをとらず、スペース効率が向上する。
【００３４】なお、本発明はその主旨を逸脱しない範囲
で上記実施例を修正または変形したものに適用可能であ
る。例えば、上記実施例では、防犯タグカバーを第１部
材と第２部材とに分割する様に説明したが、図１１に示
す様に３つに分割しても良い。また、適切なロック手段
が設けられれば、図１２に示す様に、第２部材を第１部
材に対してヒンジ３０により回転可能としても良い。
で上記実施例を修正または変形したものに適用可能であ
る。例えば、上記実施例では、防犯タグカバーを第１部
材と第２部材とに分割する様に説明したが、図１１に示
す様に３つに分割しても良い。また、適切なロック手段
が設けられれば、図１２に示す様に、第２部材を第１部
材に対してヒンジ３０により回転可能としても良い。
【００３５】また、図１３に示す様に、タグカバーを、
それ自身の弾性変形により装着及び解除する様にしても
良い。その場合には、図中３２で示す様な工具を用意し
て、矢印Ｆ方向にこじることによりタグカバーを矢印Ｇ
方向に変形させ、収納ケース１０から取り外す様にすれ
ば良い。
それ自身の弾性変形により装着及び解除する様にしても
良い。その場合には、図中３２で示す様な工具を用意し
て、矢印Ｆ方向にこじることによりタグカバーを矢印Ｇ
方向に変形させ、収納ケース１０から取り外す様にすれ
ば良い。
【００３６】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明のコンパクト
ディスク万引き防犯タグカバーによれば、コンパクトデ
ィスク収納ケースの蓋側の両側面に形成されている溝に
第１及び第２の係合片を挿入し、防犯タグカバーを収納
ケースに装着することにより収納ケースを閉じた状態に
保持することができる。そして、防犯タグカバーには、
外部から容易に取り外せない位置に防犯タグが取り付け
られているので、防犯タグカバーが収納ケースに装着さ
れた状態においては、収納ケースからコンパクトディス
クを取り出すこともできないし、また、防犯タグをタグ
カバーから取り外すこともできない。従って、コンパク
トディスクの万引きを確実に防止することができる。更
には、防犯タグカバーが収納ケースに装着された状態
で、この装着状態をロックするロック手段が設けられて
おり、このロック手段は所定の工具を使用しなければ解
除されない様になされているので、防犯効果が更に向上
される。
ディスク万引き防犯タグカバーによれば、コンパクトデ
ィスク収納ケースの蓋側の両側面に形成されている溝に
第１及び第２の係合片を挿入し、防犯タグカバーを収納
ケースに装着することにより収納ケースを閉じた状態に
保持することができる。そして、防犯タグカバーには、
外部から容易に取り外せない位置に防犯タグが取り付け
られているので、防犯タグカバーが収納ケースに装着さ
れた状態においては、収納ケースからコンパクトディス
クを取り出すこともできないし、また、防犯タグをタグ
カバーから取り外すこともできない。従って、コンパク
トディスクの万引きを確実に防止することができる。更
には、防犯タグカバーが収納ケースに装着された状態
で、この装着状態をロックするロック手段が設けられて
おり、このロック手段は所定の工具を使用しなければ解
除されない様になされているので、防犯効果が更に向上
される。
【００３７】また、従来の様に、コンパクトディスクの
収納ケース全体を収容する様な大型のものではなく、収
納ケースの一部に取り付ける小型のものであるので、陳
列棚等への収納スペースも小さくなり、スペース効率が
向上する。
収納ケース全体を収容する様な大型のものではなく、収
納ケースの一部に取り付ける小型のものであるので、陳
列棚等への収納スペースも小さくなり、スペース効率が
向上する。
【図１】防犯タグを使用した防犯システムの全体構成を
示す図である。
示す図である。
【図２】一実施例の万引き防犯タグカバーと、これが装
着されるコンパクトディスク（ＣＤ）収納ケースを示し
た斜視図である。
着されるコンパクトディスク（ＣＤ）収納ケースを示し
た斜視図である。
【図３】一実施例の万引き防犯タグカバーをコンパクト
ディスク（ＣＤ）収納ケースに装着した状態を示した斜
視図である。
ディスク（ＣＤ）収納ケースに装着した状態を示した斜
視図である。
【図４】タグカバーの構造を詳しく説明するための図で
ある。
ある。
【図５】第２部材を背面から見た斜視図である。
【図６】第２部材を第１部材と連結した状態を解除する
ための工具の形状を示した図である。
ための工具の形状を示した図である。
【図７】図６に示した工具を用いて第２部材と第１部材
の連結状態を解除する方法を示した図である。
の連結状態を解除する方法を示した図である。
【図８】本発明の他の実施例の構成を示す斜視図であ
る。
る。
【図９】本発明の他の実施例の構成を示す側断面図であ
る。
る。
【図１０】他の実施例の変形例を示した図である。
【図１１】防犯タグカバーの変形例を示した図である。
【図１２】防犯タグカバーの変形例を示した図である。
【図１３】防犯タグカバーの変形例を示した図である。
１０ ＣＤ収納ケース １２ 本体部 １４ 蓋部 １６ ヒンジ １８ 防犯タグカバー ２０ 第１部材 ２２ 第２部材 ２４ 防犯タグ ２６ 工具 ３０ ヒンジ ３２ 工具
Claims (13)
- 【請求項１】 電波式、磁気式等の万引き防犯装置に適
用される万引き防犯タグをコンパクトディスクの収納ケ
ースに取り付けるとともに、該収納ケースの本体部と蓋
部とを閉じた状態に保持して、前記収納ケースからコン
パクトディスクが抜き取られることを防止する様にした
コンパクトディスク万引き防犯タグカバーであって、 前記蓋部の一方の側面に設けられた第１の溝に挿入され
る第１の係合片を有する第１の係合部と、 前記蓋部の他方の側面に設けられた第２の溝に挿入され
る第２の係合片を有する第２の係合部と、 前記第１の係合部と前記第２の係合部を連結する連結部
であって、前記第１及び第２の係合片とともに前記収納
ケースを挟み込んで、該収納ケースを閉じた状態に保持
可能とする連結部と、 前記第１の係合部と前記第２の係合部と前記連結部のう
ちの所定の箇所に設けられ、前記第１及び第２の係合片
が前記第１及び第２の溝にともに挿入されて前記第１及
び第２の係合片と前記連結部とで前記収納ケースを挟み
込んで前記蓋部を閉じた状態に保持する装着状態と、前
記第１及び第２の係合片が前記第１及び第２の溝から抜
け出して前記収納ケースの蓋部を開放可能にする非装着
状態とを変更する変更手段と、 前記装着状態において、前記変更手段をロックするロッ
ク手段とを具備し、 前記第１の係合部と前記第２の係合部と前記連結部のう
ちのいずれかの、外部から容易に取り外せない部位に前
記防犯タグを取り付けたことを特徴とするコンパクトデ
ィスク万引き防犯タグカバー。 - 【請求項２】 前記ロック手段は、所定の工具によりロ
ック状態を解除されることを特徴とする請求項１に記載
のコンパクトディスク万引き防犯タグカバー。 - 【請求項３】 前記防犯タグは、前記連結部の内側に取
り付けられていることを特徴とする請求項１に記載のコ
ンパクトディスク万引き防犯タグカバー。 - 【請求項４】 前記第１及び第２の係合片は、先端に向
かって細くなる板状に形成されていることを特徴とする
請求項１に記載のコンパクトディスク万引き防犯タグカ
バー。 - 【請求項５】 前記第１及び第２の係合片は、ナイフの
刃先状に形成されていることを特徴とする請求項４に記
載のコンパクトディスク万引き防犯タグカバー。 - 【請求項６】 前記第１の係合部と前記第２の係合部と
前記連結部とは合成樹脂材料から形成されていることを
特徴とする請求項１に記載のコンパクトディスク万引き
防犯タグカバー。 - 【請求項７】 前記合成樹脂材料は、透明な合成樹脂材
料であることを特徴とする請求項６に記載のコンパクト
ディスク万引き防犯タグカバー。 - 【請求項８】 前記第１の係合部と前記連結部とは互い
に固定されており、前記変更手段は、前記第２の係合部
を前記連結部に対して着脱させる着脱機構から構成され
ることを特徴とする請求項１に記載のコンパクトディス
ク万引き防犯タグカバー。 - 【請求項９】 前記第１の係合部と前記連結部とは互い
に固定されており、前記変更手段は、前記第２の係合部
を前記連結部に対してスライド可能に保持するスライド
機構から構成されていることを特徴とする請求項１に記
載のコンパクトディスク万引き防犯タグカバー。 - 【請求項１０】 前記第１の係合部と前記連結部とは互
いに固定されており、前記変更手段は、前記第２の係合
部を前記連結部に対して開閉可能に保持するヒンジ機構
から構成されていることを特徴とする請求項１に記載の
コンパクトディスク万引き防犯タグカバー。 - 【請求項１１】 前記連結部は、前記第１の係合部に固
定された第１連結部と、前記第２の係合部に固定された
第２連結部とに分離されており、前記変更手段は、前記
第１連結部と前記第２連結部とを着脱自在に連結する機
構から構成されていることを特徴とする請求項１に記載
のコンパクトディスク万引き防犯タグカバー。 - 【請求項１２】 前記変更手段は、前記第１の係合部を
前記連結部に対して着脱可能に保持する第１の着脱機構
と、前記第２の係合部を前記連結部に対して着脱可能に
保持する第２の着脱機構とから構成されることを特徴と
する請求項１に記載のコンパクトディスク万引き防犯タ
グカバー。 - 【請求項１３】 前記第１の係合部と前記第２の係合部
と前記連結部とは、弾性を有する材料から一体的に構成
されており、前記変更手段は、前記第１の係合部と前記
第２の係合部と前記第３の係合部の弾性変形により、前
記装着状態と前記非装着状態とを変更することを特徴と
する請求項１に記載のコンパクトディスク万引き防犯タ
グカバー。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5283132A JPH0818630B2 (ja) | 1993-11-12 | 1993-11-12 | コンパクトディスク万引き防犯タグカバー |
| US08/272,544 US5636535A (en) | 1993-11-12 | 1994-07-11 | Tag cover of compact disk for prevention of shoplifting |
| EP94110826A EP0653534B1 (en) | 1993-11-12 | 1994-07-12 | Tag cover of compact disk for prevention of shoplifting |
| DE69433195T DE69433195T2 (de) | 1993-11-12 | 1994-07-12 | Hülle zur gesicherten Anbringung einer elektrischen Kennung an einem CD zum Verhindern vom Ladendiebstahl |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5283132A JPH0818630B2 (ja) | 1993-11-12 | 1993-11-12 | コンパクトディスク万引き防犯タグカバー |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07137779A JPH07137779A (ja) | 1995-05-30 |
| JPH0818630B2 true JPH0818630B2 (ja) | 1996-02-28 |
Family
ID=17661645
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5283132A Expired - Fee Related JPH0818630B2 (ja) | 1993-11-12 | 1993-11-12 | コンパクトディスク万引き防犯タグカバー |
Country Status (4)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5636535A (ja) |
| EP (1) | EP0653534B1 (ja) |
| JP (1) | JPH0818630B2 (ja) |
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