JP2607999B2 - グローブボックスの透明パネル交換方法 - Google Patents

グローブボックスの透明パネル交換方法

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市郎 小出
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Mitsui E&S Holdings Co Ltd
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Mitsui Engineering and Shipbuilding Co Ltd
Mitsui E&S Holdings Co Ltd
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はグローブボックスの覗き
窓を構成する透明パネル交換方法、より詳しくは、核燃
料施設で放射性物質を取り扱う場合に使用されるグロー
ブボックスの覗き窓を形成するアクリルパネルの交換方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】原子力施設の内、核燃料施設、例えばプ
ルトニウム等の放射性物質を取り扱う場合にはグローブ
ボックス内にその設備を閉じ込め、このグローブボック
ス外から作業員が透明な覗き窓から監視しながら操作す
ることが行なわれている。このグローブボックスは図7
及び図8に示すように、缶体1に設けられた開口部にグ
ローブ2を有する複数のグローブポート3が設けられた
透明パネル(通常はアクリル製パネル)4の周囲にパッ
キン7を嵌めてボルト5及び押え金物6を使用して着脱
可能に取付けられている。
【0003】そしてこのグローブボックスから放射性物
質の微粒子が洩れ出ることを防止するため、図示しない
装置によりこのグローブボックス内雰囲気を強制的に換
気している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところでこのような構
造のグローブボックスにおいては、覗き窓を構成するア
クリルパネル4が汚れた場合にはこれを掃除したり、交
換したり、更にパッキン7やグロープ2等が劣化した場
合等これを交換する必要があるが、この交換作業の際に
グローブボックス内に残存する放射性物質の微粒子が放
出され作業員が被爆する恐れがあり、かなりの時間をか
けて慎重な作業が必要である上に、作業方法によっては
放射性物質が漏洩することすらあった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係るグローブボ
ックスの透明パネルの交換方法は、グローブを有する複
数のグローブポートが設けられた透明パネルをボルトに
より缶体の開口部に取付けたグローブボックスにおい
て、A)交換機に設けられた複数の腕で透明パネルの周
縁を押圧してボルトを取外す第一工程と、B)複数の腕
による押圧を順次解除し、この解除箇所の缶体に合成樹
脂フイルム製のバッグの周縁を順次取付ける第二工程
と、C)透明パネルを缶体から取外すとともにバッグを
透明パネルを包むように配置してその内側において接合
切断して缶体開口部にバッグの一部を固定する第三工程
と、D)新規な透明パネルを缶体開口部に取付けた後、
バッグを除去する第四の工程とから構成されている。
【0006】
【作 用】かかる方法において、缶体開口部はアクリル
パネルを取外した場合に合成樹脂フイルム製バッグの一
部で密封されることとなる。そのためグローブボックス
内の放射性物質の放出を防止することができると共に、
缶体より取外されたアクリルパネルはバッグに包まれて
放射性物質が外部に漏洩する恐れがなく、安全にアクリ
ルパネルの交換作業をすることができる。
【0007】
【実 施 例】以下図1乃至図6を参照して本発明のグ
ローブボックスにおける透明パネル、即ち、アクリルパ
ネル交換方法の一実施例を説明する。 〔第1工程〕 図1はアクリルパネルを取付け部分を示
す平断面図であって、グローブボックス10の缶体11に設
けられた開口部12にはグローブ13を内部に取付けたグロ
ーブポート14を開口した透明パネル、即ちアクリルパネ
ル15が、周囲にパッキン18を配置してシール状態として
押え金物16をボルトに挿通し、ナット17で締付けられて
いる。
【0008】19は、底部にキヤスターを設けた移動可能
なパネル交換機であって、その側面には複数の腕20が設
けられている。この腕20は好ましくは4本がアクリルパ
ネル15の四隅を同時に、又は別個に支持するように図示
しない空気式シリンダ装置等の伸縮装置により矢印A−
A' 方向に伸縮可能に構成されている。そしてアクリル
パネル15を交換する場合には、図2に示すように先ずこ
のパネル交換機19の4本の腕20を伸長してその先端に設
けたパッキンを介してアクリルパネル15の四隅を押圧す
る。この状態でナット17を外して押え金物16をボルトよ
り取外す。 〔第2工程〕 次に、図3に示すように4本の腕20の間
に、缶体11の開口部12を閉止可能な大きさの合成樹脂フ
イルム製のバッグ21を配置する。そしてこの4本の腕20
の内の何れか1本もしくは2本の腕20aを縮めて押圧力
を解除し、アクルリルパネル15との間に間隙をあける。
そしてこの間隙にバッグ21の周縁部を通しその周縁部を
粘着テープ等(一時的に固定できるものを使用する)で
缶体11の表面に固定する。
【0009】このバッグ21の縁部21aが缶体11に接着テ
ープ等で固定されたならば、このバッグ21の上から腕20
aで再度押し付ける。このアクリルパネル15を押圧して
いる別の腕20の後退してこのバッグ21の周縁部の引き込
んで前記のように缶体11へ接着する。この腕20の前進後
退操作は、バッグ21の全ての周縁部が開口部12の周囲に
接着されてこの開口部12がバッグ21で閉止され、アクリ
ルパネル15がこのバッグ21で完全に包囲されるまで交互
に行なわれることになる。この腕20の操作とバッグ21を
開口部12の周縁部に固定する操作が完了すると、このア
クリルパネル15は腕20だけ押圧され、支持されているこ
とになる。
【0010】次に、図4に示すようにアクリルパネル15
の外周部に近接して取付治具22を配置してバッグ21の周
縁部を押圧してこのバッグ21が外れないようにしたなら
ばナット17で固定してアルリルパネル15をこのバッグ21
で完全に覆うことになる。なお、バッグ21の周縁部に可
撓性の補強材がフチ取りされ、これによってバッグ21が
強力に接着可能なものである場合には、前記取付治具22
を使用することを省略することも可能であるが、実際に
はこの取付治具22を使用してバッグ21の周縁部を缶体11
に確実に固定しておく方が安全である。 〔第3工程〕 前記のようにして缶体11の開口部12を閉
止しているアクリルパネル15の外部をバッグ21で包んだ
状態でバッグ21の周縁部を缶体11に接着すると共に、安
全のためにこのバッグ21の周囲が取付治具22によって押
圧されると、図5(a) に示すようにパネル交換機19の腕
20に把持機構23を付設する。そしてこの把持機構23をバ
ッグ21と共にグローブ13の内部に押込む。なお、このバ
ッグ21はアクリルパネル15の周囲を覆い、開口部12を閉
止するのに充分な余裕のある大きさであると共に、この
アクリルパネル15の重量を支持できる強度を有するもの
を準備する。
【0011】そして図5(b) に示すように、グローブ13
とバッグ21を介して把持機構23に支持されているアクリ
ルパネル15を缶体11から取外す。このときアクリルパネ
ル15はバック21で包まれた状態となると共に、このバッ
グ21の周縁が開口部12の周囲に接着されてアクリルパネ
ル15が外された開口部12を閉止している。次に、バッグ
21aの中間部Pを溶着すると共に切断する。
【0012】この動作によって缶体11の開口部12はバッ
ク21aにより密封され、そしてパネル交換機19の把持機
構23によって把持されている旧いアクリルパネル15はバ
ッグ21で包まれた状態で外されることになる。次に、こ
のアクリルパネル15は、このままで保管ないしは後処理
の工程に移送される。 〔第4工程〕 前記のように開口部12を閉止しているバ
ッグ21aは、図6(a) に示すようにグローブボックス10
内の負圧によってグローブボックス10の内側に膨らんで
いる。次に、パネル交換機19の把持機構23に支持した新
規のアクリルパネル15' を缶体11の開口部12へ、バッグ
21aの外側から所定の位置にセットする。この場合、取
付治具22が開口部12の周囲に固定されており、新規のア
クリルパネル15' はこの取付治具22に案内されて所定の
位置にセットされることになる。
【0013】次に、取付治具22を順次外し、その箇所に
押え金物16をボルトに挿通し、ナット17で固定する。次
に、図6(b) に示すように、グローブポート14から作業
員がグローブボックス10内に手を挿入して開口部12を閉
止しているバック21aを取外してこのグローブボックス
10内の適当な所に片づけるか、必要に応じて図示しない
スモールポートよりグローブボックス10外へ取出され処
理されるのである。
【0014】なお、本発明において透明パネルは通常は
アクリルパネルを指しているが、他の材質のものであっ
ても良い。また、バッグは作業状態を監視できる意味か
ら合成樹脂製の透視可能なバッグを示しているが、交換
作業に支障がなければゴム製のバッグを使用しても差し
支えなく、このゴム製のバッグや他の材質のバッグであ
っても、本発明の趣旨に合う物であれば、本発明の技術
的範囲に属するものである。
【0015】
【発明の効果】本発明に係るグローブボックスの透明パ
ネル交換方法は、グローブを有する複数のグローブポー
トが設けられた透明パネルをボルトにより缶体の開口部
に取付けたグローブボックスにおいて、交換機に設けら
れた複数の腕で透明パネルの周縁を押圧してボルトを取
外す第一工程と、複数の腕による押圧を順次解除し、こ
の解除箇所の缶体に合成樹脂フイルム製のバッグの周縁
を順次取付ける第二工程と、透明パネルを缶体から取外
すとともにバッグを透明パネルを包むように配置してそ
の内側において接合切断して缶体開口部にバッグの一部
を張設する第三工程と、新規な透明パネルを缶体開口部
に取付けた後、バックを除去する第四の工程から構成さ
れている。つまり、缶体の開口部をバッグの一部で閉止
すると共に取外した透明パネルもそのバッグの残部で包
んで取外すものである。
【0016】従って、透明パネル交換時に缶体の開口部
は合成樹脂フイルム製バックにより密封されることとな
り、その結果、缶体内に残存する放射性物質の微粒子が
放出することを防止することができるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるグローブボックスの透明パネル交
換方法の説明用の要部平断面図である。
【図2】押え金物の取外し工程の説明図である。
【図3】バッグの取付け方法を説明図である。
【図4】バッグの周縁部を交換用治具によって押圧した
状態を示す図である。
【図5】a図はバッグと共に透明パネルを交換機で把持
した状態を示す図である。b図はバッグで開口部をバッ
グの一部を閉止しながら、透明パネルをバッグの残部で
包んで取外す状態を示す説明図である。
【図6】a図は新規な透明パネルを開口部に押圧した状
態を示す説明図である。b図は新規な透明パネルをセッ
トし、バッグを除去する状態を示す説明図である。
【図7】グローブボックスの一部破断斜視図である。
【図8】図7のA−A断面図である。
【符号の説明】
1,11 缶体 2, 13 グローブ 3, 14 グローブポート 4, 15 アクリルパ
ネル 5, 17 ボルト 6, 16 押え金物 7, 18 パッキン 10 グローブボック
ス 12 開口部 19 パネル交換機 20 腕 21 ビニールバック 22 取付治具 23 把持機構。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 グローブを有する複数のグローブポート
    が設けられた透明パネルをボルトにより缶体の開口部に
    取付けたグローブボックスにおいて、 交換機に設けられた複数の腕で透明パネルの周縁を押圧
    してボルトを取外す第一工程と、複数の腕による押圧を
    順次解除し、この解除箇所の缶体に合成樹脂フイルム製
    のバッグの周縁を順次取付ける第二工程と、透明パネル
    を缶体から取外すとともにバッグを透明パネルを包むよ
    うに配置してその内側において接合切断して缶体開口部
    にバッグの一部を固定する第三工程と、新規な透明パネ
    ルを缶体開口部に取付けた後、バックを除去する第四の
    工程とからなるグローブボックスの透明パネル交換方
    法。
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CN114255898A (zh) * 2021-12-10 2022-03-29 中国核电工程有限公司 乏燃料后处理厂的分析装备及分析系统

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