JP2607800B2 - 作業用構造物における折畳式手摺 - Google Patents

作業用構造物における折畳式手摺

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JP2607800B2
JP2607800B2 JP6767592A JP6767592A JP2607800B2 JP 2607800 B2 JP2607800 B2 JP 2607800B2 JP 6767592 A JP6767592 A JP 6767592A JP 6767592 A JP6767592 A JP 6767592A JP 2607800 B2 JP2607800 B2 JP 2607800B2
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哲郎 森
全興 藁科
真人 山田
裕明 池田
修三 斉藤
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Hitachi Zosen Corp
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Obayashi Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、作業用構造物の床板部
に形成された開口部の両側縁部に設けられる折畳式手摺
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、作業用構造物の中には、複数の作
業階が設けられるとともに、所定の作業階に自動走行す
る溶接ロボットを配置して、溶接ステージとしたものが
ある。そして、通常、各作業階のスペースは、できるだ
け狭くされており、所定の作業階例えば溶接ロボットが
配置された溶接ステージの床板部のほぼ全面に亘って走
行レールが配置されている。したがって、この作業階へ
の出入用階段の開口部は走行レールの間に設けられると
ともに、通風の遮断および作業員の安全性確保のため
に、この開口部には蓋体すなわち開閉式床体(例えば、
ヒンジ式またはスライド式の床体)が設けられ、さらに
開放時においては、安全性のために開口部の両側縁部に
手摺がその都度取り付けられていた。なお、この手摺の
取付方法は、例えば差し込み式またはねじを使用して床
板部に取り付けるものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の構
成によると、作業員が出入りする間は、開閉式床体が開
放状態にされるが、この床体の開放と同時に、手摺を床
板側に取り付けなければならず、非常に面倒であるとい
う問題があった。
【0004】そこで、本発明は上記問題を解消し得る作
業用構造物における折畳式手摺を提供することを目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の作業用構造物における折畳式手摺は、作業
用構造物の床板部に形成された出入用の開口部の両側縁
部に設けられる折畳式手摺であって、床板部の開口部の
両側縁部に、互いに対向する方向で起立横倒自在な一対
の伸縮式手摺体を設けるとともに、一方の手摺体の外面
に床材を取り付けるとともに、この一方の手摺体に床板
部より下方に突出する突起を設け、上記床板部の下面
に、開口部の側縁部と直交方向でジャッキ装置を配置す
るとともに、このジャッキ装置の出退用ロッド部の先端
部と上記一方の手摺体の突起とを第1連結部材により連
結し、この第1連結部材の中間部と上記他方の手摺体と
を第2連結部材により連結したものである。
【0006】
【作用】上記の構成によると、ジャッキ装置を作動させ
てその出退用ロッド部を出退させることにより、第1お
よび第2連結部材を介して、開口部の両側縁部に設けら
れた一対の伸縮式手摺体を、開口部側に向かって起立横
倒させることができ、しかも一方の手摺体の外面には床
材が取り付けられているため、簡単な作業で開口部を閉
鎖し得る。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1〜図7に基づ
き説明する。図7において、1は高層構造物を多数の骨
組み材を連結することにより順次組み立てるための作業
用構造物(作業階ともいう)である。この作業用構造物
1は高層構造物の最上階部となるように組み立てられて
おり、すなわち高層構造物Aの骨組み材である各支柱部
Bに対応する位置にはそれぞれ柱部2が配置されるとと
もに、これら各柱部2同士は連結材(図示せず)によっ
て連結された構造にされ、さらには作業用空間部を覆う
屋根部4およびこの屋根部4の周囲から垂下された周壁
部5が設けられた構成にされている。
【0008】そして、この作業用構造物1の内部は複数
階に構成されるとともに、例えば上部階は各種作業用ス
テージ6とされ、中間階は溶接用ステージ7とされ、ま
た下部階は出入用ステージ8とされている。
【0009】そして、本発明に係る折畳式手摺21は、
例えば溶接用ステージ7の床板部9に設けられており、
詳しくは、溶接用ステージ7における溶接ロボット11
の走行用レール12の間に形成された作業員の出入用の
矩形状の開口部10の両側縁部に沿って設けられてい
る。また、この開口部10の下方位置の出入用ステージ
8には、出入用の階段13が配置されている。
【0010】以下、この折畳式手摺21を図1〜図3に
基づき説明する。開口部10の長手方向に沿う両側縁部
10aには、支持ピン22を介して開口部10側に向か
ってそれぞれ起立横倒自在にされた一対の伸縮式手摺体
23A,23Bが取り付けられている。この一方の手摺
体23Aの非伸縮部である下部外面には床材24が取り
付けられるとともに、一方の手摺体23Aの下端部位置
には、その下端が床板部9下面より下方に突出するよう
にされたL形の突起25が設けられている。
【0011】また、他方の手摺体23B側の床板部9の
下方位置には、開口部10の側縁部10aと直交する方
向でスクリュウ式ジャッキ(ジャッキ装置)26が配置
されている。
【0012】このスクリュウ式ジャッキ26の出退用ロ
ッド部26aと、上記一方の手摺体23A側に設けられ
た突起25とが、棒状の第1連結部材27を介して連結
されており、またこの第1連結部材27の中間部と上記
他方の手摺体23Bの中間部とが、第2連結部材28を
介して連結されている。なお、第2連結部材28の第1
連結部材27との連結は、第2連結部材28の先端部に
形成された長穴28aに、第1連結部材27側に設けら
れた係合ピン29が係合されることにより行われてい
る。また、第1連結部材27と出退用ロッド部26aお
よび突起25との連結並びに第2連結部材28と他方の
手摺体23Bとの連結は、それぞれピン連結により行わ
れている。
【0013】さらに、上記スクリュウ式ジャッキ26を
回転させるための、ハンドル30が床板部9を上方から
挿通して取り付けられており、勿論、取り外し自在にさ
れている。
【0014】したがって、例えば溶接用ステージ7と出
入用ステージ8との間で作業員の出入が済むと、図4に
示すように、各手摺体23A,23Bの伸縮を固定する
固定ピン31を抜いて、各手摺体23A,23Bの上部
を下部内に退入させて縮める。
【0015】次に、図5に示すように、ハンドル30を
回転させて、スクリュウ式ジャッキ26を作動させて、
その出退用ロッド部26aを突出させる。すると、突起
25を介して一方の手摺体23Aが開口部10側に傾動
するとともに、第2連結部材28により、他方の手摺体
23Bが一方の手摺体23Aの下側に傾動し、最終的に
は、図6に示すように、開口部10内に両手摺体23
A,23Bが重なった状態で折り畳まれて、しかも一方
の手摺体23Aの外面が上側となるため、開口部10が
床材24で覆われた状態となる。
【0016】したがって、図2に示すように、溶接用ス
テージ7における床板部9の開口部10が閉鎖された状
態となり、溶接用ステージ7での作業を安全に行うこと
ができる。
【0017】なお、折畳み状態から手摺を立て起こす場
合には、上記とは逆の手順を行えばよい。このように、
スクリュウ式ジャッキを作動させるだけで、容易に開口
部に床材を配置したり、また開口部の両側縁部に手摺を
設けることができる。
【0018】また、手摺体は取り外して格納する必要が
ない。ところで、上記実施例においては、ジャッキ装置
としてスクリュウ式ジャッキを使用したが、例えばシリ
ンダー装置を使用してもよい。
【0019】
【発明の効果】以上のように本発明の構成によると、ジ
ャッキ装置を作動させることにより、第1および第2連
結部材を介して、作業用構造物の床板部に形成された開
口部の両側縁部に設けられた一対の手摺体を開口部側に
傾動させることができ、しかも一方の手摺体の外面には
床材が取り付けられているため、簡単な作業で開口部を
閉鎖し得るとともに、従来のように、手摺の取付けおよ
び取外し作業を行う必要がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における折畳式手摺の斜視図
である。
【図2】同実施例における折畳式手摺の使用状態を示す
斜視図である。
【図3】同実施例における折畳式手摺の正面図である。
【図4】同実施例における折畳式手摺の折畳み動作を説
明する正面図である。
【図5】同実施例における折畳式手摺の折畳み動作を説
明する正面図である。
【図6】同実施例における折畳式手摺の折畳み動作を説
明する正面図である。
【図7】同実施例における折畳式手摺の作業用構造物へ
の適用例を示す全体斜視図である。
【符号の説明】
1 作業用構造 9 床板部 10 開口部 21 折畳式手摺 23A,23B 伸縮式手摺体 24 床材 26 スクリュウ式ジャッキ 26a 出退用ロッド部 27 第1連結部材 28 第2連結部材
フロントページの続き (72)発明者 山田 真人 東京都千代田区神田司町2−3 株式会 社大林組 東京本社内 (72)発明者 池田 裕明 東京都千代田区神田司町2−3 株式会 社大林組 東京本社内 (72)発明者 斉藤 修三 大阪府大阪市此花区西九条5丁目3番28 号 日立造船株式会社内 (56)参考文献 特開 平1−280179(JP,A) 実開 昭55−37981(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】作業用構造物の床板部に形成された出入用
    の開口部の両側縁部に設けられる折畳式手摺であって、
    床板部の開口部の両側縁部に、互いに対向する方向で起
    立横倒自在な一対の伸縮式手摺体を設けるとともに、一
    方の手摺体の外面に床材を取り付けるとともに、この一
    方の手摺体に床板部より下方に突出する突起を設け、上
    記床板部の下面に、開口部の側縁部と直交方向でジャッ
    キ装置を配置するとともに、このジャッキ装置の出退用
    ロッド部の先端部と上記一方の手摺体の突起とを第1連
    結部材により連結し、この第1連結部材の中間部と上記
    他方の手摺体とを第2連結部材により連結したことを特
    徴とする作業用構造物における折畳式手摺。
JP6767592A 1992-03-26 1992-03-26 作業用構造物における折畳式手摺 Expired - Lifetime JP2607800B2 (ja)

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JPH05272243A JPH05272243A (ja) 1993-10-19
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