JP2607577Y2 - 後席エア・バック装置 - Google Patents
後席エア・バック装置Info
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- JP2607577Y2 JP2607577Y2 JP1993067577U JP6757793U JP2607577Y2 JP 2607577 Y2 JP2607577 Y2 JP 2607577Y2 JP 1993067577 U JP1993067577 U JP 1993067577U JP 6757793 U JP6757793 U JP 6757793U JP 2607577 Y2 JP2607577 Y2 JP 2607577Y2
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- Japan
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- seat
- airbag
- air bag
- supporting frame
- rear seat
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- Air Bags (AREA)
Description
【０００１】
【考案に関係ある分野】この考案は、自動車に使用され
る後席エア・バック装置に関する。
る後席エア・バック装置に関する。
【０００２】
【背景技術】通常、後席エア・バックは、前席のシート
・バックの背裏面に配置され、そして、衝突時、後席乗
員の傷害を軽減させる乗員保護装置に活用されるところ
である。その場合、その前席は衝撃を支えるので、その
前席にはその衝撃を支える強度が要求され、その結果、
シート・フレームには補強構造が採用されてそれの設計
が厄介になる。特に、ヒンジ機構、リクライニング・デ
バイス、およびシート・トラックなどにも強度が要求さ
れてそれらの設計が非常に厄介になる。また、特開昭４
９−９２７２９号公報に開示される後席エア・バック装
置では、エア・バック本体がフロアに回転可能にされる
アームに支持されるので、後席乗員の衝撃エネルギが前
席にも受けられ、その前席はフレームを補強する必要が
あるに加えてその後席乗員がそのエア・バック本体に常
に拘束される不具合がある。
・バックの背裏面に配置され、そして、衝突時、後席乗
員の傷害を軽減させる乗員保護装置に活用されるところ
である。その場合、その前席は衝撃を支えるので、その
前席にはその衝撃を支える強度が要求され、その結果、
シート・フレームには補強構造が採用されてそれの設計
が厄介になる。特に、ヒンジ機構、リクライニング・デ
バイス、およびシート・トラックなどにも強度が要求さ
れてそれらの設計が非常に厄介になる。また、特開昭４
９−９２７２９号公報に開示される後席エア・バック装
置では、エア・バック本体がフロアに回転可能にされる
アームに支持されるので、後席乗員の衝撃エネルギが前
席にも受けられ、その前席はフレームを補強する必要が
あるに加えてその後席乗員がそのエア・バック本体に常
に拘束される不具合がある。
【０００３】
【考案の課題】この考案の課題は、強度上、前席を設計
変更せずに衝突時、後席乗員を保護可能にするところの
後席エア・バック装置の提供にある。
変更せずに衝突時、後席乗員を保護可能にするところの
後席エア・バック装置の提供にある。
【０００４】
【課題に相応する手段およびそれの作用】この考案は、
前席から独立され、そして、その前席の後方に隣接され
てボディ・フロアおよびボディ・ルーフの少なくとも一
方に固定的に支持されるエア・バック・サポーティング
・フレームと、所定の位置においてそのエア・バック・
サポーティング・フレームに配置される後席エア・バッ
ク・ユニットとを含み、衝突時、その後席エア・バック
・ユニットに格納されるエア・バックが展開されてその
エア・バックに後席乗員の衝撃エネルギを吸収させ、そ
して、そのエア・バック・サポーティング・フレームが
そのエア・バックに吸収されるその後席乗員の衝撃エネ
ルギを受け、その前席から独立されてその衝撃エネルギ
をボディに支えさせるところである。
前席から独立され、そして、その前席の後方に隣接され
てボディ・フロアおよびボディ・ルーフの少なくとも一
方に固定的に支持されるエア・バック・サポーティング
・フレームと、所定の位置においてそのエア・バック・
サポーティング・フレームに配置される後席エア・バッ
ク・ユニットとを含み、衝突時、その後席エア・バック
・ユニットに格納されるエア・バックが展開されてその
エア・バックに後席乗員の衝撃エネルギを吸収させ、そ
して、そのエア・バック・サポーティング・フレームが
そのエア・バックに吸収されるその後席乗員の衝撃エネ
ルギを受け、その前席から独立されてその衝撃エネルギ
をボディに支えさせるところである。
【０００５】
【具体例の説明】以下、特定されて図示された具体例に
基づいて、この考案の後席エア・バック装置を説明する
に、図１ないし図３は、乗用車の前席であるサイド・シ
ート２１に適用されるところのこの考案の後席エア・バ
ック装置の具体例１０を示し、この後席エア・バック装
置１０では、エア・バック・サポーティング・フレーム
１１が、そのサイド・シート２１から独立され、そし
て、そのサイド・シート２１の後方に隣接されてボディ
・フロア２０にねじ止めされ、また、後席エア・バック
・ユニット１７が所定の位置においてそのエア・バック
・サポーティング・フレーム１１に配置される。
基づいて、この考案の後席エア・バック装置を説明する
に、図１ないし図３は、乗用車の前席であるサイド・シ
ート２１に適用されるところのこの考案の後席エア・バ
ック装置の具体例１０を示し、この後席エア・バック装
置１０では、エア・バック・サポーティング・フレーム
１１が、そのサイド・シート２１から独立され、そし
て、そのサイド・シート２１の後方に隣接されてボディ
・フロア２０にねじ止めされ、また、後席エア・バック
・ユニット１７が所定の位置においてそのエア・バック
・サポーティング・フレーム１１に配置される。
【０００６】そのエア・バック・サポーティング・フレ
ーム１１は、鋼板から所定の寸法に切断されるブランク
をバケット形にプレス加工されてそのサイド・シートを
組み込み可能にする。さらに具体的には、そのエア・バ
ック・サポーティング・フレーム１１は、シート・クッ
ション・バケット部分１２、シート・バック・バケット
部分１３、およびそれらバケット部分１２，１３に連続
されて両側に一体的に形成される左右のサイド・フラン
ジ１４，１４を含むバケット構造に成形され、そして、
その左右のサイド・フランジ１４，１４のシート・クッ
ション部分にはへこみ１５，１６がプレス加工されてそ
のシート・クッション・バケット部分１２をそのボディ
・フロア２０にねじ止め可能にする。
ーム１１は、鋼板から所定の寸法に切断されるブランク
をバケット形にプレス加工されてそのサイド・シートを
組み込み可能にする。さらに具体的には、そのエア・バ
ック・サポーティング・フレーム１１は、シート・クッ
ション・バケット部分１２、シート・バック・バケット
部分１３、およびそれらバケット部分１２，１３に連続
されて両側に一体的に形成される左右のサイド・フラン
ジ１４，１４を含むバケット構造に成形され、そして、
その左右のサイド・フランジ１４，１４のシート・クッ
ション部分にはへこみ１５，１６がプレス加工されてそ
のシート・クッション・バケット部分１２をそのボディ
・フロア２０にねじ止め可能にする。
【０００７】その後席のエア・バック・ユニット１７
は、そのエア・バック・サポーティング・フレーム１１
においてそのシート・バック・バケット部分１３の背裏
面に取り付けられる。この場合、その後席エア・バック
・ユニット１７は、そのサイド・シート２１のヘッド・
レストレイント２５に近いところでそのシート・バック
・バケット部分１３に取り付けられる。
は、そのエア・バック・サポーティング・フレーム１１
においてそのシート・バック・バケット部分１３の背裏
面に取り付けられる。この場合、その後席エア・バック
・ユニット１７は、そのサイド・シート２１のヘッド・
レストレイント２５に近いところでそのシート・バック
・バケット部分１３に取り付けられる。
【０００８】また、この後席エア・バック装置１０が適
用されるそのサイド・シート２１において、２２はシー
ト・クッション、２３はシート・バック、そして２４は
シート・クッション・フレームである。
用されるそのサイド・シート２１において、２２はシー
ト・クッション、２３はシート・バック、そして２４は
シート・クッション・フレームである。
【０００９】そのような構造に製造されるその後席エア
・バック装置１０は、先ず、図２に示されるように、そ
のシート・クッション・フレーム２４に溶接されたナッ
ト２６，２６にねじ２８，２８をねじ込んでそのシート
・クッション・フレーム２４をそのシート・クッション
・バケット部分１２に締め付け、予め、そのサイド・シ
ート２１を固定的に組み込む。
・バック装置１０は、先ず、図２に示されるように、そ
のシート・クッション・フレーム２４に溶接されたナッ
ト２６，２６にねじ２８，２８をねじ込んでそのシート
・クッション・フレーム２４をそのシート・クッション
・バケット部分１２に締め付け、予め、そのサイド・シ
ート２１を固定的に組み込む。
【００１０】次に、その後席エア・バック装置１０は、
図３に示されるように、そのシート・クッション・バケ
ット部分１２が、そのへこみ１５，１６においてボディ
・フロア２０のナット２７，２７にねじ２９，２９をね
じ込んでそのシート・クッション・バケット部分１２を
そのボディ・フロア２０に締め付ける。そのようにし
て、その後席エア・バック装置１０がそのボディ・フロ
ア２０に据え付けられると、そのシート・バック・バケ
ット部分１３は、そのサイド・シート２１のシート・バ
ック２３の後方に隣接されて位置される。
図３に示されるように、そのシート・クッション・バケ
ット部分１２が、そのへこみ１５，１６においてボディ
・フロア２０のナット２７，２７にねじ２９，２９をね
じ込んでそのシート・クッション・バケット部分１２を
そのボディ・フロア２０に締め付ける。そのようにし
て、その後席エア・バック装置１０がそのボディ・フロ
ア２０に据え付けられると、そのシート・バック・バケ
ット部分１３は、そのサイド・シート２１のシート・バ
ック２３の後方に隣接されて位置される。
【００１１】したがって、衝突時、その後席エア・バッ
ク・ユニット１７に格納されるエア・バックが展開され
てそのエア・バックに後席乗員の衝撃エネルギを吸収さ
せ、そして、そのエア・バック・サポーティング・フレ
ーム１１がそのエア・バックに吸収されるその後席乗員
の衝撃エネルギを支える。そのようにして、その後席エ
ア・バック装置１０がそのサイド・シート２１から独立
されてその衝撃エネルギを受けるので、そのサイド・シ
ート２１はその衝撃エネルギから解放され、その結果、
そのサイド・シート２１は補強構造が省かれ、また、リ
クライニング・デバイスおよびシート・トラックにも強
度上の設計変更が省かれる。
ク・ユニット１７に格納されるエア・バックが展開され
てそのエア・バックに後席乗員の衝撃エネルギを吸収さ
せ、そして、そのエア・バック・サポーティング・フレ
ーム１１がそのエア・バックに吸収されるその後席乗員
の衝撃エネルギを支える。そのようにして、その後席エ
ア・バック装置１０がそのサイド・シート２１から独立
されてその衝撃エネルギを受けるので、そのサイド・シ
ート２１はその衝撃エネルギから解放され、その結果、
そのサイド・シート２１は補強構造が省かれ、また、リ
クライニング・デバイスおよびシート・トラックにも強
度上の設計変更が省かれる。
【００１２】図４は、その乗用車のサイド・シート２１
に適用されるところのこの考案の後席エア・バック装置
の他の具体例３０を示し、この後席エア・バック装置３
０は、前述の後席エア・バック装置１０のエア・バック
・サポーティング・フレーム１１が変形されて使用され
る。その後席エア・バック装置３０では、エア・バック
・サポーティング・フレーム３１が、左右のピラー３
２，３２、トップ・クロス・ビーム３３、ボトム・クロ
ス・ビーム３４、左右のサイド・ステイ３５，３５、お
よび左右のサイド・アンカ・ビーム３６，３６から枠組
みされ、そして、そのように枠組されたところでその後
席エア・バック・ユニット１７がそのトップ・クロス・
ビーム３３の直下でその左右のピラー３２，３２間にね
じ止めされる。
に適用されるところのこの考案の後席エア・バック装置
の他の具体例３０を示し、この後席エア・バック装置３
０は、前述の後席エア・バック装置１０のエア・バック
・サポーティング・フレーム１１が変形されて使用され
る。その後席エア・バック装置３０では、エア・バック
・サポーティング・フレーム３１が、左右のピラー３
２，３２、トップ・クロス・ビーム３３、ボトム・クロ
ス・ビーム３４、左右のサイド・ステイ３５，３５、お
よび左右のサイド・アンカ・ビーム３６，３６から枠組
みされ、そして、そのように枠組されたところでその後
席エア・バック・ユニット１７がそのトップ・クロス・
ビーム３３の直下でその左右のピラー３２，３２間にね
じ止めされる。
【００１３】そして、その後席エア・バック装置３０
は、そのエア・バック・サポーティング・フレーム３１
がそのサイド・シート２１の後方部分を囲んでそのサイ
ド・シート２１の後方に隣接され、そして、そのボトム
・クロス・ビーム３４および左右のサイド・アンカ・ビ
ーム３６，３６がそのボディ・フロアにねじ止めされて
据え付けられ、そして、活用される。
は、そのエア・バック・サポーティング・フレーム３１
がそのサイド・シート２１の後方部分を囲んでそのサイ
ド・シート２１の後方に隣接され、そして、そのボトム
・クロス・ビーム３４および左右のサイド・アンカ・ビ
ーム３６，３６がそのボディ・フロアにねじ止めされて
据え付けられ、そして、活用される。
【００１４】図５は、その乗用車のサイド・シート２１
に適用されるところのこの考案の後席エア・バック装置
のさらに他の具体例４０を示し、この後席エア・バック
装置４０では、エア・バック・サポーティング・フレー
ム４１が、スチール・パイプから所定の長さに切断され
るブランクを左右のピラー４２，４２およびアッパ・ク
ロス・ビーム４３にＵ字曲げ加工され、そして、その左
右のピラー４２，４２の下端にフランジ４４，４４がそ
れぞれ溶接され、また、その後席エア・バック・ユニッ
ト１７がそのアッパ・クロス・ビーム４３に近づけられ
てその左右のピラー４２，４２間にねじ止めされる。
に適用されるところのこの考案の後席エア・バック装置
のさらに他の具体例４０を示し、この後席エア・バック
装置４０では、エア・バック・サポーティング・フレー
ム４１が、スチール・パイプから所定の長さに切断され
るブランクを左右のピラー４２，４２およびアッパ・ク
ロス・ビーム４３にＵ字曲げ加工され、そして、その左
右のピラー４２，４２の下端にフランジ４４，４４がそ
れぞれ溶接され、また、その後席エア・バック・ユニッ
ト１７がそのアッパ・クロス・ビーム４３に近づけられ
てその左右のピラー４２，４２間にねじ止めされる。
【００１５】そして、その後席エア・バック装置４０
は、そのサイド・シート２１の後方に隣接されて位置決
めされ、そして、そのフランジ４４，４４がそのボディ
・フロアにねじ止めされて据え付けられ、そして、活用
される。
は、そのサイド・シート２１の後方に隣接されて位置決
めされ、そして、そのフランジ４４，４４がそのボディ
・フロアにねじ止めされて据え付けられ、そして、活用
される。
【００１６】図６は、その乗用車のサイド・シート２１
に適用されるところのこの考案の後席エア・バック装置
の他の具体例５０を示し、この後席エア・バック装置５
０では、エア・バック・サポーティング・フレーム５１
が、スチール・パイプから所定の長さに切断されるブラ
ンクを左右のピラー５２，５２およびロア・クロス・ビ
ーム５３にＵ字曲げ加工され、そして、その左右のピラ
ー５２，５２の上端にフランジ５４，５４がそれぞれ溶
接され、また、その後席エア・バック・ユニット１７が
そのロア・クロス・ビーム５３に隣接されてその左右の
ピラー５２，５２間にねじ止めされる。
に適用されるところのこの考案の後席エア・バック装置
の他の具体例５０を示し、この後席エア・バック装置５
０では、エア・バック・サポーティング・フレーム５１
が、スチール・パイプから所定の長さに切断されるブラ
ンクを左右のピラー５２，５２およびロア・クロス・ビ
ーム５３にＵ字曲げ加工され、そして、その左右のピラ
ー５２，５２の上端にフランジ５４，５４がそれぞれ溶
接され、また、その後席エア・バック・ユニット１７が
そのロア・クロス・ビーム５３に隣接されてその左右の
ピラー５２，５２間にねじ止めされる。
【００１７】そして、その後席エア・バック装置５０
は、そのサイド・シート２１の後方に隣接されて位置決
めされ、そして、そのフランジ５４，５４がボディ・ル
ーフにねじ止めされて据え付けられ、そして、活用され
る。
は、そのサイド・シート２１の後方に隣接されて位置決
めされ、そして、そのフランジ５４，５４がボディ・ル
ーフにねじ止めされて据え付けられ、そして、活用され
る。
【００１８】図７は、その乗用車のサイド・シート２１
に適用されるところのこの考案の後席エア・バック装置
の他の具体例６０を示し、この後席エア・バック装置６
０では、エア・バック・サポーティング・フレーム６１
が、スチール・パイプからそれぞれ所定の長さに切断さ
れて上端および下端にフランジ６３，６３、および６
４，６４が溶接される左右のポスト６２，６２およびそ
の左右のポスト６２，６２を固定させるそのボディ・フ
ロアおよびボディ・ルーフで構成され、また、その後席
エア・バック・ユニット１７が、そのサイド・シート２
１のヘッド・レストレイント２５よりも低い位置でその
左右のポスト６２，６２間にねじ止めされる。
に適用されるところのこの考案の後席エア・バック装置
の他の具体例６０を示し、この後席エア・バック装置６
０では、エア・バック・サポーティング・フレーム６１
が、スチール・パイプからそれぞれ所定の長さに切断さ
れて上端および下端にフランジ６３，６３、および６
４，６４が溶接される左右のポスト６２，６２およびそ
の左右のポスト６２，６２を固定させるそのボディ・フ
ロアおよびボディ・ルーフで構成され、また、その後席
エア・バック・ユニット１７が、そのサイド・シート２
１のヘッド・レストレイント２５よりも低い位置でその
左右のポスト６２，６２間にねじ止めされる。
【００１９】そして、その後席エア・バック装置６０
は、そのサイド・シート２１の後方に隣接されて位置決
めされ、そして、そのフランジ６３，６３がそのボディ
・フロアに、そのフランジ６４，６４がそのボディ・ル
ーフにそれぞれねじ止めされて据え付けられ、そして活
用される。
は、そのサイド・シート２１の後方に隣接されて位置決
めされ、そして、そのフランジ６３，６３がそのボディ
・フロアに、そのフランジ６４，６４がそのボディ・ル
ーフにそれぞれねじ止めされて据え付けられ、そして活
用される。
【００２０】先に図面を参照して説明されたところのこ
の考案の特定された具体例から明らかであるように、こ
の考案の属する技術の分野における通常の知識を有する
者にとって、この考案の内容は、その考案の性質（ｎａ
ｔｕｒｅ）および本質（ｓｕｂｓｔａｎｃｅ）に由来
し、そして、それらを内在させると客観的に認められる
その他の態様に容易に具体化される。勿論、この考案の
内容は、その考案の課題に相応してその考案の成立に必
須である。
の考案の特定された具体例から明らかであるように、こ
の考案の属する技術の分野における通常の知識を有する
者にとって、この考案の内容は、その考案の性質（ｎａ
ｔｕｒｅ）および本質（ｓｕｂｓｔａｎｃｅ）に由来
し、そして、それらを内在させると客観的に認められる
その他の態様に容易に具体化される。勿論、この考案の
内容は、その考案の課題に相応してその考案の成立に必
須である。
【００２１】
【考案の便益】上述から理解されるように、この考案の
後席エア・バック装置は、前席から独立され、そしてボ
ディ・フロアに固定的に支持されてその前席を組み込み
可能にするバケット形エア・バック・サポーティング・
フレームと、所定の位置においてそのエア・バック・サ
ポーティング・フレームに配置される後席エア・バック
・ユニットとを含むので、この考案の後席エア・バック
装置では、配置スペースが後席乗員に邪魔にならずにコ
ンパクトにでき、衝突時、その後席エア・バック・ユニ
ットに格納されているエア・バックが展開されてそのエ
ア・バックに後席乗員の衝撃エネルギが吸収され、そし
て、そのエア・バックに吸収されるその衝撃エネルギが
その前席から独立されてそのエア・バック・サホーティ
ング・フレームに受けられ、それに伴ってその前席がそ
の衝撃エネルギから解放され、そして、その後席エア・
バック・ユニットがその前席に直接的に組み付けられる
場合やエア・バック本体がフロアに回転可能に取り付け
られるアームに支持される場合に比べてその前席には補
強構造が省かれ、その前席のフレームに設計変更が省か
れてその前席のフレーム構造が簡素化でき、そして、種
々のシートに対応することができてそのシートの軽量化
や原価低減に貢献することができ、また、その前席には
通常のヒンジ機構、およびシート・アジャスタが使用可
能になり、さらに、そのエア・バック本体がそのフロア
に回転可能に取り付けられるそのアームに支持される場
合に比べてそのエア・バック本体に常に拘束されずにそ
の後席に快適な乗心地が確保され、その結果、自動車に
とって非常に有用で実用的である。
後席エア・バック装置は、前席から独立され、そしてボ
ディ・フロアに固定的に支持されてその前席を組み込み
可能にするバケット形エア・バック・サポーティング・
フレームと、所定の位置においてそのエア・バック・サ
ポーティング・フレームに配置される後席エア・バック
・ユニットとを含むので、この考案の後席エア・バック
装置では、配置スペースが後席乗員に邪魔にならずにコ
ンパクトにでき、衝突時、その後席エア・バック・ユニ
ットに格納されているエア・バックが展開されてそのエ
ア・バックに後席乗員の衝撃エネルギが吸収され、そし
て、そのエア・バックに吸収されるその衝撃エネルギが
その前席から独立されてそのエア・バック・サホーティ
ング・フレームに受けられ、それに伴ってその前席がそ
の衝撃エネルギから解放され、そして、その後席エア・
バック・ユニットがその前席に直接的に組み付けられる
場合やエア・バック本体がフロアに回転可能に取り付け
られるアームに支持される場合に比べてその前席には補
強構造が省かれ、その前席のフレームに設計変更が省か
れてその前席のフレーム構造が簡素化でき、そして、種
々のシートに対応することができてそのシートの軽量化
や原価低減に貢献することができ、また、その前席には
通常のヒンジ機構、およびシート・アジャスタが使用可
能になり、さらに、そのエア・バック本体がそのフロア
に回転可能に取り付けられるそのアームに支持される場
合に比べてそのエア・バック本体に常に拘束されずにそ
の後席に快適な乗心地が確保され、その結果、自動車に
とって非常に有用で実用的である。
【図１】乗用車のサイド・シートに適用されるところの
この考案の後席エア・バック装置の具体例を示した斜視
図である。
この考案の後席エア・バック装置の具体例を示した斜視
図である。
【図２】図１の２線に沿って示した断面図である。
【図３】図１の３線に沿って示した断面図である。
【図４】乗用車のサイド・シートに適用されるところの
この考案の後席エア・バック装置の他の具体例を示した
斜視図である。
この考案の後席エア・バック装置の他の具体例を示した
斜視図である。
【図５】乗用車のサイド・シートに適用されるところの
この考案の後席エア・バック装置のさらに他の具体例を
示した斜視図である。
この考案の後席エア・バック装置のさらに他の具体例を
示した斜視図である。
【図６】乗用車のサイド・シートに適用されるところの
この考案の後席エア・バック装置の他の具体例を示した
斜視図である。
この考案の後席エア・バック装置の他の具体例を示した
斜視図である。
【図７】乗用車のサイド・シートに適用されるところの
この考案の後席エア・バック装置の他の具体例を示した
斜視図である。
この考案の後席エア・バック装置の他の具体例を示した
斜視図である。
１１ エア・バック・サポーティング・フレーム １２ シート・クッション・バケット部分 １３ シート・バック・バケット部分 １４ サイド・フランジ １７ 後席エア・バック・ユニット
Claims (1)
- 【請求項１】 左右のピラーを有し、そして、前席の後
方に隣接されてその左右のピラーで少なくともボディ・
フロアに固定されるエア・バック・サポーティング・フ
レームと、所定の位置においてそのエア・バック・サポ
ーティング・フレームのその左右のピラー間に配置され
る後席エア・バック・ユニットとを含む後席エア・バッ
ク装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1993067577U JP2607577Y2 (ja) | 1993-11-25 | 1993-11-25 | 後席エア・バック装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1993067577U JP2607577Y2 (ja) | 1993-11-25 | 1993-11-25 | 後席エア・バック装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0731517U JPH0731517U (ja) | 1995-06-13 |
| JP2607577Y2 true JP2607577Y2 (ja) | 2001-11-12 |
Family
ID=13348935
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1993067577U Expired - Fee Related JP2607577Y2 (ja) | 1993-11-25 | 1993-11-25 | 後席エア・バック装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2607577Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4992729A (ja) * | 1973-01-08 | 1974-09-04 |
-
1993
- 1993-11-25 JP JP1993067577U patent/JP2607577Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0731517U (ja) | 1995-06-13 |
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