JP2607523Y2 - スイッチ取着式牽引ベッド - Google Patents
スイッチ取着式牽引ベッドInfo
- Publication number
- JP2607523Y2 JP2607523Y2 JP1993048326U JP4832693U JP2607523Y2 JP 2607523 Y2 JP2607523 Y2 JP 2607523Y2 JP 1993048326 U JP1993048326 U JP 1993048326U JP 4832693 U JP4832693 U JP 4832693U JP 2607523 Y2 JP2607523 Y2 JP 2607523Y2
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- JP
- Japan
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- switch
- patient
- traction
- bed
- arm
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- Orthopedics, Nursing, And Contraception (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、腰椎牽引治療に使用す
る腰椎牽引治療装置における牽引ベッドの改良に関す
る。
る腰椎牽引治療装置における牽引ベッドの改良に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】従来技術は、特開昭５４−２１０８８号
に見られ、この公報には、紐を用いる牽引機において、
動力手段と、感知する手段と、第１の手動手段と、第１
の駆動手段と、第２の手動手段と、第３の手動手段と、
間欠的に不作動とする手段と、牽引機の動作を終了させ
る取り消しスイッチとを有する牽引機が開示されてい
る。
に見られ、この公報には、紐を用いる牽引機において、
動力手段と、感知する手段と、第１の手動手段と、第１
の駆動手段と、第２の手動手段と、第３の手動手段と、
間欠的に不作動とする手段と、牽引機の動作を終了させ
る取り消しスイッチとを有する牽引機が開示されてい
る。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】上述の従来技術は、取
り消しスイッチがケーブルを用いてハウジングに接続さ
れているものであるから、施療者は治療の度に取り消し
スイッチを患者に手渡し握らさなければならない。即
ち、施療者は、腰椎牽引治療を受ける患者に腰装具を装
着し、牽引ベッドに仰臥させ、脇アームを患者の両脇部
にあてがった後、取り消しスイッチを当該患者に手渡す
という順序の介助を行なうものである。上記の介助を行
なう時、施療者にとっては、取り消しスイッチを患者に
一々渡すのが面倒であり、ケーブルの一々の整理にも手
数が掛る。又、施療者は取り消しスイッチを患者に渡す
のを忘れたり、更に、患者が安全性を軽視し該スイッチ
を持つことを拒否することもあり、安全性に欠ける事と
なり易かった。本考案は、安全性を高めた上、介助手数
を削減することができるスイッチ取着式牽引ベッドを提
供することを目的としている。
り消しスイッチがケーブルを用いてハウジングに接続さ
れているものであるから、施療者は治療の度に取り消し
スイッチを患者に手渡し握らさなければならない。即
ち、施療者は、腰椎牽引治療を受ける患者に腰装具を装
着し、牽引ベッドに仰臥させ、脇アームを患者の両脇部
にあてがった後、取り消しスイッチを当該患者に手渡す
という順序の介助を行なうものである。上記の介助を行
なう時、施療者にとっては、取り消しスイッチを患者に
一々渡すのが面倒であり、ケーブルの一々の整理にも手
数が掛る。又、施療者は取り消しスイッチを患者に渡す
のを忘れたり、更に、患者が安全性を軽視し該スイッチ
を持つことを拒否することもあり、安全性に欠ける事と
なり易かった。本考案は、安全性を高めた上、介助手数
を削減することができるスイッチ取着式牽引ベッドを提
供することを目的としている。
【０００４】
【課題を解決するための手段】即ち本考案は、牽引機
（６）を停止させるスイッチ（７）が牽引ベッド（５）
に取り付けられたことを特徴とするスイッチ取着式牽引
ベッドであり、該スイッチ（７）は、脇アーム（４）に
取り付けられている。前記脇アーム（４）は、牽引ベッ
ド（５）のベッドフレーム１に、所定方向に移動可能に
取着され、牽引ベッド（５）上の仰臥患者の両脇に当て
がうものであり、横方向延設中途部は患者が握る取手１
０とされる。
（６）を停止させるスイッチ（７）が牽引ベッド（５）
に取り付けられたことを特徴とするスイッチ取着式牽引
ベッドであり、該スイッチ（７）は、脇アーム（４）に
取り付けられている。前記脇アーム（４）は、牽引ベッ
ド（５）のベッドフレーム１に、所定方向に移動可能に
取着され、牽引ベッド（５）上の仰臥患者の両脇に当て
がうものであり、横方向延設中途部は患者が握る取手１
０とされる。
【０００５】
【作用】本考案のスイッチ取着式牽引ベッドを用いて腰
椎牽引治療を施している時には、通常、患者は手で牽引
ベッド５の脇アーム４を握っている。牽引治療中、患者
が気分を悪くした時や、患者が腰や脇その他の部位に痛
みを感じた時や、その他牽引治療を中止したい時に、患
者は前記脇アーム４に固定的に取り付けられるスイッチ
７を押して、牽引機６を緊急停止させ、牽引治療を中断
する。
椎牽引治療を施している時には、通常、患者は手で牽引
ベッド５の脇アーム４を握っている。牽引治療中、患者
が気分を悪くした時や、患者が腰や脇その他の部位に痛
みを感じた時や、その他牽引治療を中止したい時に、患
者は前記脇アーム４に固定的に取り付けられるスイッチ
７を押して、牽引機６を緊急停止させ、牽引治療を中断
する。
【０００６】
【実施例】本考案の第１実施例について図１ないし図２
に示す図面を参照して説明すると、図１には、ベッドフ
レーム１に載設され摺動自在な下半ベッド部２と上半ベ
ッド部３と、ベッドフレーム１に所定方向に移動可能に
取着されて仰臥患者の両脇に当てがう脇アーム４とから
構成される牽引ベッド５と、該牽引ベット５における患
者足側端に接続される牽引機６とを示している。前記脇
アーム４はベッドフレーム１の両側に対称的に設けら
れ、該アーム４はベッドフレーム１からの立設中途部に
軸支部８が設けられ、緩衝材９を取着した脇アーム４の
先端は、軸支部８を中心に回動させて持ち上げ可能とさ
れる。該脇アーム４の横方向延設中途部は患者が握る取
手１０とされ、該取手１０に牽引機６を緊急に停止させ
るスイッチ７が固定的に取着される。
に示す図面を参照して説明すると、図１には、ベッドフ
レーム１に載設され摺動自在な下半ベッド部２と上半ベ
ッド部３と、ベッドフレーム１に所定方向に移動可能に
取着されて仰臥患者の両脇に当てがう脇アーム４とから
構成される牽引ベッド５と、該牽引ベット５における患
者足側端に接続される牽引機６とを示している。前記脇
アーム４はベッドフレーム１の両側に対称的に設けら
れ、該アーム４はベッドフレーム１からの立設中途部に
軸支部８が設けられ、緩衝材９を取着した脇アーム４の
先端は、軸支部８を中心に回動させて持ち上げ可能とさ
れる。該脇アーム４の横方向延設中途部は患者が握る取
手１０とされ、該取手１０に牽引機６を緊急に停止させ
るスイッチ７が固定的に取着される。
【０００７】牽引ベッド５及び牽引機６を使用する際、
施療者は、患者の腰部に腰装具１１を装着してから、牽
引ベット５に仰臥させ、脇アーム４を患者の両脇部に当
てがった後、患者に脇アーム４の取手１０を握らせる。
牽引機６を始動させて、牽引ワイヤー１２を該牽引機６
の内部に巻き込ませ、腰装具１１を介して患者の腰部を
牽引する。患者は両脇部を脇アーム４で足方向への移動
を阻止されているので前記の牽引力は脊椎及び腰椎に掛
り、腰椎牽引治療が行なわれる。
施療者は、患者の腰部に腰装具１１を装着してから、牽
引ベット５に仰臥させ、脇アーム４を患者の両脇部に当
てがった後、患者に脇アーム４の取手１０を握らせる。
牽引機６を始動させて、牽引ワイヤー１２を該牽引機６
の内部に巻き込ませ、腰装具１１を介して患者の腰部を
牽引する。患者は両脇部を脇アーム４で足方向への移動
を阻止されているので前記の牽引力は脊椎及び腰椎に掛
り、腰椎牽引治療が行なわれる。
【０００８】スイッチ７の取り付け位置の他の実施例で
は、該スイッチ７をベッドフレーム１における患者頭側
の両側であって患者の手が容易に届く位置に取り付けら
れる。脇アーム４の代わりに、ロープに該ロープを包む
円筒状の緩衝材を取着してなる脇装具（図示省略）を用
い、該脇装具で患者の両脇部が足方向への移動すること
を阻止しているものの場合は、自らスイッチ７をベッド
フレーム１に取着することとなる。図２に示すブロック
図は、牽引ワイヤー１２に掛る牽引力を検出する検出器
１３と患者に付与する牽引力と治療時間と牽引保持時間
と弛緩時間とを設定する設定器１４と、前記スイッチ７
と、設定した牽引力が発揮されるようにモーター１５を
制御するマイコン部１６とが示されている。
は、該スイッチ７をベッドフレーム１における患者頭側
の両側であって患者の手が容易に届く位置に取り付けら
れる。脇アーム４の代わりに、ロープに該ロープを包む
円筒状の緩衝材を取着してなる脇装具（図示省略）を用
い、該脇装具で患者の両脇部が足方向への移動すること
を阻止しているものの場合は、自らスイッチ７をベッド
フレーム１に取着することとなる。図２に示すブロック
図は、牽引ワイヤー１２に掛る牽引力を検出する検出器
１３と患者に付与する牽引力と治療時間と牽引保持時間
と弛緩時間とを設定する設定器１４と、前記スイッチ７
と、設定した牽引力が発揮されるようにモーター１５を
制御するマイコン部１６とが示されている。
【０００９】マイコン部１６は設定器１４と検出器１３
の信号を得てモーター１５を駆動するモーター制御機能
１７と、間歇牽引作動時の牽引力保持時間を計数するホ
ールドタイマー機能１８と、間歇牽引作動時の弛緩停止
時間を計数するレストタイマー機能１９と、牽引治療時
間を計数する治療タイマー機能２０と、スイッチ７から
信号を得て治療タイマー機能２０を即時に満了させる停
止機能２１とからなる。
の信号を得てモーター１５を駆動するモーター制御機能
１７と、間歇牽引作動時の牽引力保持時間を計数するホ
ールドタイマー機能１８と、間歇牽引作動時の弛緩停止
時間を計数するレストタイマー機能１９と、牽引治療時
間を計数する治療タイマー機能２０と、スイッチ７から
信号を得て治療タイマー機能２０を即時に満了させる停
止機能２１とからなる。
【００１０】牽引治療中患者がスイッチ７を押すと、前
述した通り治療タイマー機能２０が瞬時に満了し、治療
タイマー機能２０の満了により牽引機６の牽引作動が終
了し、牽引ワイヤー１２がフリーである初期状態に戻
る。牽引ワイヤー１２のフリー状態下において、腰装具
１１から牽引ワイヤー１２を外し、脇アーム４を上方へ
回して患者から離し、腰装具１１を外し、患者を牽引装
置から解放する。
述した通り治療タイマー機能２０が瞬時に満了し、治療
タイマー機能２０の満了により牽引機６の牽引作動が終
了し、牽引ワイヤー１２がフリーである初期状態に戻
る。牽引ワイヤー１２のフリー状態下において、腰装具
１１から牽引ワイヤー１２を外し、脇アーム４を上方へ
回して患者から離し、腰装具１１を外し、患者を牽引装
置から解放する。
【００１１】
【考案の効果】本考案は、スイッチ７が牽引ベッド５に
固定的に取り付けられているので、施療者にとっては、
従来の様に、牽引治療の度にスイッチ７を患者に手渡す
といった手数、及び、スイッチ７とケーブルの整理に係
る手数が省ける。又、スイッチ７を手渡すことを忘れる
といったことも全く無く、更には、スイッチ７を持つこ
とを患者に拒否されることも無く安全性を向上できた。
そして、患者にとっては、定位置にあるスイッチ７を容
易に押せるので、安心して治療を受けることができる。
固定的に取り付けられているので、施療者にとっては、
従来の様に、牽引治療の度にスイッチ７を患者に手渡す
といった手数、及び、スイッチ７とケーブルの整理に係
る手数が省ける。又、スイッチ７を手渡すことを忘れる
といったことも全く無く、更には、スイッチ７を持つこ
とを患者に拒否されることも無く安全性を向上できた。
そして、患者にとっては、定位置にあるスイッチ７を容
易に押せるので、安心して治療を受けることができる。
【００１２】本考案は、スイッチ７を脇アーム４に取り
付けたので、治療を受ける時には通常脇アーム４握って
いるから該スイッチ７を捜すことなく容易に押せて好都
合である。
付けたので、治療を受ける時には通常脇アーム４握って
いるから該スイッチ７を捜すことなく容易に押せて好都
合である。
【図１】本考案実施例の斜視図である。
【図２】本考案実施例における牽引機のブロック図であ
る。
る。
４ 脇アーム ５ 牽引ベッド ６ 牽引機 ７ スイッチ
Claims (1)
- 【請求項１】 牽引ベッド（５）のベッドフレーム１
に、所定方向に移動可能に取着され、牽引ベッド（５）
上の仰臥患者の両脇に当てがう脇アーム（４）は、横方
向延設中途部は患者が握る取手１０とされ、 牽引機（６）を停止させるスイッチ（７）が牽引ベッド
（５）の前記脇アーム（４）に取り付けられたことを特
徴とするスイッチ取着式牽引ベッド。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1993048326U JP2607523Y2 (ja) | 1993-08-11 | 1993-08-11 | スイッチ取着式牽引ベッド |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1993048326U JP2607523Y2 (ja) | 1993-08-11 | 1993-08-11 | スイッチ取着式牽引ベッド |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0713312U JPH0713312U (ja) | 1995-03-07 |
| JP2607523Y2 true JP2607523Y2 (ja) | 2001-11-12 |
Family
ID=12800298
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1993048326U Expired - Fee Related JP2607523Y2 (ja) | 1993-08-11 | 1993-08-11 | スイッチ取着式牽引ベッド |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2607523Y2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5328544U (ja) * | 1976-08-17 | 1978-03-11 | ||
| JP4881072B2 (ja) * | 2006-05-30 | 2012-02-22 | 伊藤超短波株式会社 | 牽引装置 |
| JP2008043486A (ja) * | 2006-08-14 | 2008-02-28 | Nihon Medix | 牽引用ベッド装置 |
| JP4414998B2 (ja) * | 2006-12-01 | 2010-02-17 | 伊藤超短波株式会社 | 牽引装置 |
-
1993
- 1993-08-11 JP JP1993048326U patent/JP2607523Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0713312U (ja) | 1995-03-07 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |