JP2607468B2 - 光学的情報記録方法 - Google Patents
光学的情報記録方法Info
- Publication number
- JP2607468B2 JP2607468B2 JP60287725A JP28772585A JP2607468B2 JP 2607468 B2 JP2607468 B2 JP 2607468B2 JP 60287725 A JP60287725 A JP 60287725A JP 28772585 A JP28772585 A JP 28772585A JP 2607468 B2 JP2607468 B2 JP 2607468B2
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- Japan
- Prior art keywords
- optical
- information
- recording
- light
- optical card
- Prior art date
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- Optical Head (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明はカード形態の基材に光記録媒体を設けた光カ
ードの記録／再生装置に係り、特に小型で高速記録，高
速読取りの可能な光光カード装置に関する。
ードの記録／再生装置に係り、特に小型で高速記録，高
速読取りの可能な光光カード装置に関する。
ガード形態は基材の上に光記録媒体を設け、光により
記録済情報を読み出したり、また情報を追加記録したり
する光カードおよびそのリーダ／ライタがある。この種
の装置に関連するものには例えば米国特許第4319252
号、同4360728号などが挙げられる。これは記録媒体と
して有機コロイドゼラチンを用い、カード上に凹凸で記
録されている情報を読み取つたり、また情報を記録する
ものであり、情報の読取り，書込みに関しては光ビーム
を可動ミラーで走査する方法がとられていた。しかし、
この方法ではミラーの走査時間が遅いために、情報の高
速読取り、および書込みができないという問題があつ
た。
記録済情報を読み出したり、また情報を追加記録したり
する光カードおよびそのリーダ／ライタがある。この種
の装置に関連するものには例えば米国特許第4319252
号、同4360728号などが挙げられる。これは記録媒体と
して有機コロイドゼラチンを用い、カード上に凹凸で記
録されている情報を読み取つたり、また情報を記録する
ものであり、情報の読取り，書込みに関しては光ビーム
を可動ミラーで走査する方法がとられていた。しかし、
この方法ではミラーの走査時間が遅いために、情報の高
速読取り、および書込みができないという問題があつ
た。
本発明の目的は、多点光源とその情報光学系を用いて
ビームを可動することなく情報の読取りおよび記録を行
うために高速の読取り，記録が可能な光カード装置を提
供することにある。
ビームを可動することなく情報の読取りおよび記録を行
うために高速の読取り，記録が可能な光カード装置を提
供することにある。
従来の装置ではビームを偏向するシリアルな記録・再
生方式であるために時間がかかりすぎていたが、本発明
では多点光源で複数情報を同時に記録・再生するパラレ
ル方式を採用するために高速の読取り，記録が可能にな
る。
生方式であるために時間がかかりすぎていたが、本発明
では多点光源で複数情報を同時に記録・再生するパラレ
ル方式を採用するために高速の読取り，記録が可能にな
る。
以下、本発明の一実施例を第１図により説明する。レ
ーザアレー１から出た多ビームはレンズ２により集光さ
れ、ビームスプリツタ３を通り、再びレンズ４で光カー
ド５上に数μｍ程度の光スポットに絞り込まれる。この
時レンズ2,4は非球面レンズを用いると光カード５上の
ビームに収差は生じない。光カード５はプラスチツク基
板上の中心付近にストライプ状の記録媒体６が設けられ
ている。記録媒体６にはSn-Te-Se系の薄膜がおよそ100n
mの厚さに蒸着されており、また表面は保護のためにコ
ーテイング層がついている。このSn-Te-Se系薄膜は結晶
−非晶質間の相転移による反射率の違いにより情報の記
録および消去が可能な材料である。記録媒体６は例えば
１ライン2048ビツトの情報の記録が可能で、１ビツトの
大きさは５μｍ程度、１ラインの幅は15μｍ程度になつ
ている。レーザアレー１から多ビームは一対一の関係で
一ライン上絞り込まれることになる。記録媒体で反射さ
れた光は再びレンズ4,ビームスプリツタ３を通り、光路
を変えられた後、レンズ７を通つて光検出器アレー８に
結像する。光検出器アレー８には情報検出用にCCD（Cha
rge Coupled Device）が良くもちいられ、その個数は１
ラインの情報ビツトと同じに選ばれ、本説明では2048個
となる。第２図に記録媒体６の拡大図を示す。記録媒体
６は１ライン2048ビツトの情報列のほかに、この情報列
の位置合せ用に案内トラツク61とマーカ62を設けてお
く。従つて、光検出器アレー８には情報検出用のCCDの
両端にさらに、光ビームと情報列の位置合せのために４
分割光検出器81を２個設けておく。このことからレーザ
アレーも2048個＋２個＝2050個のレーザから構成してお
く必要がある。レーザアレー１の両端から出た光は光カ
ード５上の案内トラツク61およびマーカ上に入射し、も
し、案内トラツク上から光がずれようとした場合には４
分割光検出器81のそれぞれ２個の左右の差動信号を検出
して、その検出信号により、レンズ４をわずかに移動
し、その差動信号が０となるように制御する。また、そ
れぞれの光検出器81の和動信号のアンバランスを見てお
くと両スポツトがマーカ上にあるかどうかわかるので情
報ラインと光ビーム列の角度ずれが検出でき、この角度
ずれの補正は光カード５の移動機構９の２個以上（この
場合４個）のローラーを調整することにより行う。
ーザアレー１から出た多ビームはレンズ２により集光さ
れ、ビームスプリツタ３を通り、再びレンズ４で光カー
ド５上に数μｍ程度の光スポットに絞り込まれる。この
時レンズ2,4は非球面レンズを用いると光カード５上の
ビームに収差は生じない。光カード５はプラスチツク基
板上の中心付近にストライプ状の記録媒体６が設けられ
ている。記録媒体６にはSn-Te-Se系の薄膜がおよそ100n
mの厚さに蒸着されており、また表面は保護のためにコ
ーテイング層がついている。このSn-Te-Se系薄膜は結晶
−非晶質間の相転移による反射率の違いにより情報の記
録および消去が可能な材料である。記録媒体６は例えば
１ライン2048ビツトの情報の記録が可能で、１ビツトの
大きさは５μｍ程度、１ラインの幅は15μｍ程度になつ
ている。レーザアレー１から多ビームは一対一の関係で
一ライン上絞り込まれることになる。記録媒体で反射さ
れた光は再びレンズ4,ビームスプリツタ３を通り、光路
を変えられた後、レンズ７を通つて光検出器アレー８に
結像する。光検出器アレー８には情報検出用にCCD（Cha
rge Coupled Device）が良くもちいられ、その個数は１
ラインの情報ビツトと同じに選ばれ、本説明では2048個
となる。第２図に記録媒体６の拡大図を示す。記録媒体
６は１ライン2048ビツトの情報列のほかに、この情報列
の位置合せ用に案内トラツク61とマーカ62を設けてお
く。従つて、光検出器アレー８には情報検出用のCCDの
両端にさらに、光ビームと情報列の位置合せのために４
分割光検出器81を２個設けておく。このことからレーザ
アレーも2048個＋２個＝2050個のレーザから構成してお
く必要がある。レーザアレー１の両端から出た光は光カ
ード５上の案内トラツク61およびマーカ上に入射し、も
し、案内トラツク上から光がずれようとした場合には４
分割光検出器81のそれぞれ２個の左右の差動信号を検出
して、その検出信号により、レンズ４をわずかに移動
し、その差動信号が０となるように制御する。また、そ
れぞれの光検出器81の和動信号のアンバランスを見てお
くと両スポツトがマーカ上にあるかどうかわかるので情
報ラインと光ビーム列の角度ずれが検出でき、この角度
ずれの補正は光カード５の移動機構９の２個以上（この
場合４個）のローラーを調整することにより行う。
次に本装置での情報の記録および消去について説明す
る。第３図に記録媒体6 Sn-Te-Se薄膜の記報特性を示
す。横軸は照射するレーザ光のパルス幅、縦軸はその時
のレーザパワーであり、パルス幅，レーザパワーの関係
によりSn-Te-Se薄膜の相状態は変化し、通常結晶化領域
を消去状態、非晶質化領域を記録状態とする。従つて、
情報の記録はレーザアレー１の各々をデータの1,0に応
して点灯し、その時の記録条件としては例えばパルス幅
0.2μs,パワー7mWとする。また、情報の消去はすべての
レーザを例えばパルス幅５μs,パワー2mWで照射すると
記録媒体はすべて結晶質となるので消去が完了する。こ
の場合は、情報を書換える必要のあるデータの場合であ
るが、2MB近い情報の中には一度書いたら消去する必要
のないデータもあり、この場合には膜変形領域を使えば
よく、記録条件としては例えばパルス幅８μs,レーザパ
ワー8mWとすれば良い。この様に相変化材料を記録媒体
として用いるとデータの可逆化と不可逆化が実現でき
る。
る。第３図に記録媒体6 Sn-Te-Se薄膜の記報特性を示
す。横軸は照射するレーザ光のパルス幅、縦軸はその時
のレーザパワーであり、パルス幅，レーザパワーの関係
によりSn-Te-Se薄膜の相状態は変化し、通常結晶化領域
を消去状態、非晶質化領域を記録状態とする。従つて、
情報の記録はレーザアレー１の各々をデータの1,0に応
して点灯し、その時の記録条件としては例えばパルス幅
0.2μs,パワー7mWとする。また、情報の消去はすべての
レーザを例えばパルス幅５μs,パワー2mWで照射すると
記録媒体はすべて結晶質となるので消去が完了する。こ
の場合は、情報を書換える必要のあるデータの場合であ
るが、2MB近い情報の中には一度書いたら消去する必要
のないデータもあり、この場合には膜変形領域を使えば
よく、記録条件としては例えばパルス幅８μs,レーザパ
ワー8mWとすれば良い。この様に相変化材料を記録媒体
として用いるとデータの可逆化と不可逆化が実現でき
る。
第４図に本発明の第２の実施例を示す。高出力の半導
体レーザ10から出た光ビーム変換器11により偏平なシー
トビームとなり電気光学結晶12に入射する。電気光学結
晶としてはLiNbO3が最適でその上には情報ビツトと同じ
電極13が形成されており、記録時にはデータに応じて電
圧Ｖ（“1"に対応）、または０（Ｖ）（“0"に対応）を
印加する。これにより情報が変調され、この光レンズ14
で光カード５上の情報ビツトに対応するように結像さ
れ、情報が記録される。再生時は電気光学結晶12に印加
する電圧は全電極の印加電圧をVRとする。この時電気光
学結晶12の透過率は記録時のそれに比べて1/10〜1/20と
なるように選ぶ。消去時は全電極を電圧VEで印加し、こ
の時の透過率は記録時のそれに比べて1/3〜1/5となるよ
うに選びパルス変調をする。次に光カード５で反射され
た光はビームスプリツタ15により光路を変えられ、第１
の実施例を同様の光検出器アレー８に入射し、情報の再
生を行う。
体レーザ10から出た光ビーム変換器11により偏平なシー
トビームとなり電気光学結晶12に入射する。電気光学結
晶としてはLiNbO3が最適でその上には情報ビツトと同じ
電極13が形成されており、記録時にはデータに応じて電
圧Ｖ（“1"に対応）、または０（Ｖ）（“0"に対応）を
印加する。これにより情報が変調され、この光レンズ14
で光カード５上の情報ビツトに対応するように結像さ
れ、情報が記録される。再生時は電気光学結晶12に印加
する電圧は全電極の印加電圧をVRとする。この時電気光
学結晶12の透過率は記録時のそれに比べて1/10〜1/20と
なるように選ぶ。消去時は全電極を電圧VEで印加し、こ
の時の透過率は記録時のそれに比べて1/3〜1/5となるよ
うに選びパルス変調をする。次に光カード５で反射され
た光はビームスプリツタ15により光路を変えられ、第１
の実施例を同様の光検出器アレー８に入射し、情報の再
生を行う。
第５図に本装置を用いたシステムの一例を示す。本装
置100はハンデイな小型化し、上部にカード挿入部101が
あり、情報の読取り，書込み，消去時にカード５を入れ
る。また中央部には記録データを入力したりカードの制
御を行うためにキーボード102を設ける。記録データと
して文書情報を用いる場合にはインターフエイスケーブ
ル103で接続されたハンデイな小型スキヤナ／プリンタ1
04を用いる。スキヤナ105にはCCD（Charge Coupled Dev
ice）を用い、プリンタ106には小型化のためサーマルプ
リンタを用いる。例えば、新聞などのスクラツプを行い
たい場合には本装置100にカード５を装着し、スキヤナ
を新聞の上に走査するとその走査部分の文書がカード５
に記録される。カード５から文書を読出したい場合に
は、カード５を本装置100に装着し、キーボードでカー
ド５を操作するとプリンタから印刷された文書が得られ
ることになる。また本光カード装置とプリンタ／スキヤ
ナを同一筐体に入れることもできる。
置100はハンデイな小型化し、上部にカード挿入部101が
あり、情報の読取り，書込み，消去時にカード５を入れ
る。また中央部には記録データを入力したりカードの制
御を行うためにキーボード102を設ける。記録データと
して文書情報を用いる場合にはインターフエイスケーブ
ル103で接続されたハンデイな小型スキヤナ／プリンタ1
04を用いる。スキヤナ105にはCCD（Charge Coupled Dev
ice）を用い、プリンタ106には小型化のためサーマルプ
リンタを用いる。例えば、新聞などのスクラツプを行い
たい場合には本装置100にカード５を装着し、スキヤナ
を新聞の上に走査するとその走査部分の文書がカード５
に記録される。カード５から文書を読出したい場合に
は、カード５を本装置100に装着し、キーボードでカー
ド５を操作するとプリンタから印刷された文書が得られ
ることになる。また本光カード装置とプリンタ／スキヤ
ナを同一筐体に入れることもできる。
以上、説明した様に本発明によれば、多点光源を用い
て一度に情報を記録，再生，消去することができるので
高速での読取り，書込みが可能となる。
て一度に情報を記録，再生，消去することができるので
高速での読取り，書込みが可能となる。
第１図は本発明の第１の実施例を説明するための図、第
２図，第３図は本発明を補捉するための図、第４図は本
発明の第２の実施例を説明するための図、第５図は本発
明装置の全体を示す図である。 １……レーザアレイ,2,4,7……レンズ、５……光カー
ド、６……記録媒体、８……光検出器アレー、９……移
動機構、100……光カード装置、101……カード挿入部、
102……キーボード、103……インターフエイスケーブ
ル、104……小型スキヤナ／プリンタ、10……半導体レ
ーザ、11……ビーム変換器、12……電気光学結晶、13…
…電極。
２図，第３図は本発明を補捉するための図、第４図は本
発明の第２の実施例を説明するための図、第５図は本発
明装置の全体を示す図である。 １……レーザアレイ,2,4,7……レンズ、５……光カー
ド、６……記録媒体、８……光検出器アレー、９……移
動機構、100……光カード装置、101……カード挿入部、
102……キーボード、103……インターフエイスケーブ
ル、104……小型スキヤナ／プリンタ、10……半導体レ
ーザ、11……ビーム変換器、12……電気光学結晶、13…
…電極。
Claims (1)
- 【請求項１】複数の発光点を有するレーザアレイと、該
レーザアレイからの光ビーム列を記録膜を有する光カー
ド上に導く光学系と、上記光カードから反射された光を
受光する光検出器アレイを用い、上記光ビーム列に対応
した情報ラインを上記光カードに記録、再生する光学的
情報記録方法であって、上記レーザアレイの両端にトラ
ッキング用のレーザを備え、上記光検出器アレイの両端
に少なくとも２分割されたトラッキング用光検出器を備
え、上記光カードは上記情報ラインが記録されるべき位
置の両端にマーカおよび案内トラックを有し、上記トラ
ッキング用光検出器で上記トラッキング用のレーザで照
射された上記マーカおよび案内トラックからの反射光を
検出し、上記各トラッキング用検出器の２分割された領
域から得られる信号同志の和動信号及び差動信号をそれ
ぞれ形成し、上記各トラッキング用検出器からの和動信
号のアンバランスを検出し、上記差動信号と上記アンバ
ランスに基づいて、光ビーム列と光カードの位置関係を
制御しながら情報の記録、再生を行う光学的情報記録方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60287725A JP2607468B2 (ja) | 1985-12-23 | 1985-12-23 | 光学的情報記録方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60287725A JP2607468B2 (ja) | 1985-12-23 | 1985-12-23 | 光学的情報記録方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62149048A JPS62149048A (ja) | 1987-07-03 |
| JP2607468B2 true JP2607468B2 (ja) | 1997-05-07 |
Family
ID=17720938
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60287725A Expired - Lifetime JP2607468B2 (ja) | 1985-12-23 | 1985-12-23 | 光学的情報記録方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2607468B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0253234A (ja) * | 1988-08-16 | 1990-02-22 | Olympus Optical Co Ltd | 光カード用データ記録装置 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS59185044A (ja) * | 1983-04-01 | 1984-10-20 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 光メモリ装置 |
| JPS60117428A (ja) * | 1983-11-29 | 1985-06-24 | Sony Corp | 光学式記録カ−ドの読み取り装置 |
-
1985
- 1985-12-23 JP JP60287725A patent/JP2607468B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62149048A (ja) | 1987-07-03 |
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