JP2607311Y2 - 据え置き型ウエットティッシュ供給キット - Google Patents
据え置き型ウエットティッシュ供給キットInfo
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- JP2607311Y2 JP2607311Y2 JP1992069446U JP6944692U JP2607311Y2 JP 2607311 Y2 JP2607311 Y2 JP 2607311Y2 JP 1992069446 U JP1992069446 U JP 1992069446U JP 6944692 U JP6944692 U JP 6944692U JP 2607311 Y2 JP2607311 Y2 JP 2607311Y2
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は据え置き型のウエットテ
ィッシュペーパーの供給キットに関する。本考案のキッ
トでは内容物を詰め替えて用いられ、家庭、病院、学
校、保育園、事務所などの日常生活において、簡便に衛
生的なウエットティッシュペーパーの据え置き型供給キ
ットを供給する。
ィッシュペーパーの供給キットに関する。本考案のキッ
トでは内容物を詰め替えて用いられ、家庭、病院、学
校、保育園、事務所などの日常生活において、簡便に衛
生的なウエットティッシュペーパーの据え置き型供給キ
ットを供給する。
【０００２】
【従来の技術および課題】ウエットタイプのティッシュ
ペーパー（以下、ウエットティッシュという）は、手足
の汚れ、あるいは乳幼児の授乳、食事後の口の回り、排
便の後始末などに便利であり、一般の家庭で好んで用い
られている。また、病院、家庭での病人の看護などにも
よく使用される。ウエットティッシュは身体などについ
た汚れを簡易かつ迅速に拭うことができ、確実に汚れを
除去でき極めて便利である。このため、家庭、病院など
では据え置き型で用いられ、また携帯用としても様々な
形態で市販されている。さらに、洗剤等を含浸して台
所、水回りのクリーニングペーパーとしても使用されて
いる。
ペーパー（以下、ウエットティッシュという）は、手足
の汚れ、あるいは乳幼児の授乳、食事後の口の回り、排
便の後始末などに便利であり、一般の家庭で好んで用い
られている。また、病院、家庭での病人の看護などにも
よく使用される。ウエットティッシュは身体などについ
た汚れを簡易かつ迅速に拭うことができ、確実に汚れを
除去でき極めて便利である。このため、家庭、病院など
では据え置き型で用いられ、また携帯用としても様々な
形態で市販されている。さらに、洗剤等を含浸して台
所、水回りのクリーニングペーパーとしても使用されて
いる。
【０００３】従来、据え置き型のウエットティッシュと
しては、密封包装した詰め替え用ウエットティッシュの
内容物を袋を破って完全に取り出し、これをプラスチッ
クなどで形成された大きく開放する蓋を設けた容器に詰
める形態のものが市販されている。実公昭６０−３７３
２９号公報には、裏面に粘着剤を塗布して繰り返し開閉
可能としたフィルム状の蓋を有することを必須とし、全
体がディスポーサブルとなったウエットティッシュ封入
袋の改良についての提案がなされている。ここに記載の
封入袋は、内部にトレイが挿入され、このトレイに設け
た開口部を通してウエットティッシュを取り出しウエッ
トティッシュと蓋の粘着部との接触を避け、蓋の密閉性
を改良せんとするものである。また、特開平１−２２６
５７９号公報では、このトレイの側面を延長し、内容量
が減少してもウエットティッシュが容易に取り出せるよ
う封入袋の形態の保持をはかっている。さらに、特開平
１−２６７１８２号公報および米国特許第４８６３０６
４号には、前記と同様のトレイに設けられたウエットテ
ィッシュを通過させる部分に窪みを設け、トレイに保持
されたウエットティッシュが蓋の粘着剤に接触せず封入
袋の内部に保持されるよう空間を確保した包装体が記載
されている。また、特開平１−１６７０８４号公報は、
ウエットティッシュの封入袋を硬い箱体に収容し、袋の
取り出し口を箱体の取り出し口に固着して、内容物の取
り出しを容易にし、蓋の密閉を確実にせんとするもので
ある。
しては、密封包装した詰め替え用ウエットティッシュの
内容物を袋を破って完全に取り出し、これをプラスチッ
クなどで形成された大きく開放する蓋を設けた容器に詰
める形態のものが市販されている。実公昭６０−３７３
２９号公報には、裏面に粘着剤を塗布して繰り返し開閉
可能としたフィルム状の蓋を有することを必須とし、全
体がディスポーサブルとなったウエットティッシュ封入
袋の改良についての提案がなされている。ここに記載の
封入袋は、内部にトレイが挿入され、このトレイに設け
た開口部を通してウエットティッシュを取り出しウエッ
トティッシュと蓋の粘着部との接触を避け、蓋の密閉性
を改良せんとするものである。また、特開平１−２２６
５７９号公報では、このトレイの側面を延長し、内容量
が減少してもウエットティッシュが容易に取り出せるよ
う封入袋の形態の保持をはかっている。さらに、特開平
１−２６７１８２号公報および米国特許第４８６３０６
４号には、前記と同様のトレイに設けられたウエットテ
ィッシュを通過させる部分に窪みを設け、トレイに保持
されたウエットティッシュが蓋の粘着剤に接触せず封入
袋の内部に保持されるよう空間を確保した包装体が記載
されている。また、特開平１−１６７０８４号公報は、
ウエットティッシュの封入袋を硬い箱体に収容し、袋の
取り出し口を箱体の取り出し口に固着して、内容物の取
り出しを容易にし、蓋の密閉を確実にせんとするもので
ある。
【０００４】しかしながら、このような粘着剤を用いた
蓋を繰り返し開閉するウエットティッシュの封入袋は、
前記のような改良にもかかわらず、継続して使用してい
るといずれも蓋の密閉性が急速に低下し、内部の液体成
分が揮散し、汚染が生じやすく、また依然として使用終
期には袋の形状が保ちにくく、取り出しが不便となり好
ましくない。
蓋を繰り返し開閉するウエットティッシュの封入袋は、
前記のような改良にもかかわらず、継続して使用してい
るといずれも蓋の密閉性が急速に低下し、内部の液体成
分が揮散し、汚染が生じやすく、また依然として使用終
期には袋の形状が保ちにくく、取り出しが不便となり好
ましくない。
【０００５】また、ミシン目でつながったウエットティ
ッシュを円筒状に巻き取り密閉容器に収納し、容器上部
に設けたゴム製の細い取り出し孔から、１枚ずつ引き出
すことのできる製品も市販されている。この形態のウエ
ットティッシュは、容器の密閉性は良好であるが、取り
出しには必ず両手を必要とし、またウエットティッシュ
が細いひも状で取り出される。このため、乳児のお尻を
拭いたり、病人の世話をするにあたっては容器より取り
出したウエットティッシュをまず両手で広げてから使用
しなければならず、ウエットティッシュを必要とする急
な場合には極めて煩わしくしかも不衛生である。
ッシュを円筒状に巻き取り密閉容器に収納し、容器上部
に設けたゴム製の細い取り出し孔から、１枚ずつ引き出
すことのできる製品も市販されている。この形態のウエ
ットティッシュは、容器の密閉性は良好であるが、取り
出しには必ず両手を必要とし、またウエットティッシュ
が細いひも状で取り出される。このため、乳児のお尻を
拭いたり、病人の世話をするにあたっては容器より取り
出したウエットティッシュをまず両手で広げてから使用
しなければならず、ウエットティッシュを必要とする急
な場合には極めて煩わしくしかも不衛生である。
【０００６】さらに、特公昭５９−２０５５２号公報に
は、ロール状の、あるいは折り畳まれたウエットティッ
シュを容器内で上下する邪魔板を通して取り出すように
した供給容器が記載されている。しかしながら、このよ
うな装置も内容物の詰め替えが煩わしく、また取り替え
によりウエットティッシュが汚染されやすい。ウエット
ティッシュの多くは乳幼児の授乳、食事後の口の周りの
後始末、排便の後始末に使用され、また、病院、家庭に
おける病人の看護にしばしば用いられる。このようにウ
エットティッシュを必要とする場合は、幼児や病人の世
話を行っている最中であり、片手で迅速に必要な量のウ
エットティッシュを取り出すことができ、しかもそのま
まもち替えることなく使用できる形態で取り出すことの
できることが強く望まれる。しかしながら、このような
要求に対して、これまで充分に満足のゆくウエットティ
ッシュの供給容器は提案されていない。
は、ロール状の、あるいは折り畳まれたウエットティッ
シュを容器内で上下する邪魔板を通して取り出すように
した供給容器が記載されている。しかしながら、このよ
うな装置も内容物の詰め替えが煩わしく、また取り替え
によりウエットティッシュが汚染されやすい。ウエット
ティッシュの多くは乳幼児の授乳、食事後の口の周りの
後始末、排便の後始末に使用され、また、病院、家庭に
おける病人の看護にしばしば用いられる。このようにウ
エットティッシュを必要とする場合は、幼児や病人の世
話を行っている最中であり、片手で迅速に必要な量のウ
エットティッシュを取り出すことができ、しかもそのま
まもち替えることなく使用できる形態で取り出すことの
できることが強く望まれる。しかしながら、このような
要求に対して、これまで充分に満足のゆくウエットティ
ッシュの供給容器は提案されていない。
【０００７】本考案の目的は、ティッシュの詰め代えが
容易で衛生的であり、継続して使用してもウエットティ
ッシュが乾燥することがなく、しかもウエットティッシ
ュが１枚ずつ使用に便利な広がった状態で必要なだけ迅
速に片手でも取り出すことのできる据え置き型ウエット
ティッシュ供給キットを提供することにある。
容易で衛生的であり、継続して使用してもウエットティ
ッシュが乾燥することがなく、しかもウエットティッシ
ュが１枚ずつ使用に便利な広がった状態で必要なだけ迅
速に片手でも取り出すことのできる据え置き型ウエット
ティッシュ供給キットを提供することにある。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本考案の据え置き型ウエ
ットティッシュ供給キットは、自己の形状を保持するこ
とのできる容器と、使用時に容易に剥離できる密閉フィ
ルムによりウエットティッシュを収容した上部開口部が
密封されたピールオープンタイプの密封トレイと、上部
開口部が密閉されているピールオープンタイプの密封ト
レイ内に収納され液体を含浸するウエットティッシュペ
ーパーとからなり、 （i）前記容器はウエットティッシュのピールオープン
タイプの密封トレイを収容できる容積を有する収容部、
該収容部へのピールオープンタイプの密封トレイの詰め
替え時に開閉される蓋部、該蓋部に開閉自在に形成され
ウエットティッシュを1枚ずつ容器外部に取り出し可能
な開口部、および前記収容部と開口部との間に蓋部と一
体に設けられ、ウエットティッシュを片手で取出し可能
な程度の取り出しの抵抗となると共に、次のウエットテ
ィッシュの先端部を保持する取出口からなる抵抗隔壁を
有し、 （ii）前記ウエットティッシュは、収納されたウエット
ティッシュの各葉が互いに重なりを有して折り畳まれて
いることを特徴としている。
ットティッシュ供給キットは、自己の形状を保持するこ
とのできる容器と、使用時に容易に剥離できる密閉フィ
ルムによりウエットティッシュを収容した上部開口部が
密封されたピールオープンタイプの密封トレイと、上部
開口部が密閉されているピールオープンタイプの密封ト
レイ内に収納され液体を含浸するウエットティッシュペ
ーパーとからなり、 （i）前記容器はウエットティッシュのピールオープン
タイプの密封トレイを収容できる容積を有する収容部、
該収容部へのピールオープンタイプの密封トレイの詰め
替え時に開閉される蓋部、該蓋部に開閉自在に形成され
ウエットティッシュを1枚ずつ容器外部に取り出し可能
な開口部、および前記収容部と開口部との間に蓋部と一
体に設けられ、ウエットティッシュを片手で取出し可能
な程度の取り出しの抵抗となると共に、次のウエットテ
ィッシュの先端部を保持する取出口からなる抵抗隔壁を
有し、 （ii）前記ウエットティッシュは、収納されたウエット
ティッシュの各葉が互いに重なりを有して折り畳まれて
いることを特徴としている。
【０００９】
【作用】本考案のウエットティッシュ供給キットはウエ
ットティッシュのトレイに貼着されたフィルムを剥離す
るか、包装袋を破ってウエットティッシュペーパーの収
納されたトレイを用意し、これをそのまま容器に収納す
る。ウエットティッシュは、密閉された容器の開口部か
ら広がった状態で順次１葉ずつ必要に応じて連続的に取
り出すことができる。
ットティッシュのトレイに貼着されたフィルムを剥離す
るか、包装袋を破ってウエットティッシュペーパーの収
納されたトレイを用意し、これをそのまま容器に収納す
る。ウエットティッシュは、密閉された容器の開口部か
ら広がった状態で順次１葉ずつ必要に応じて連続的に取
り出すことができる。
【００１０】
【実施例】つぎに本考案を実施例にもとづきさらに具体
的に説明する。図１(a)は本考案キットの一具体例を示
す説明図である。図１(a)は本考案キットの容器の蓋
部、(b)は密封トレイ、(c)は容器本体の説明図である。
本考案のウエットティッシュ供給キットは、図１に示す
ごとく、内部を密閉する容器１と化粧水などの液体を含
有し密封するトレイ内に収納されたウエットティッシュ
２からなる。
的に説明する。図１(a)は本考案キットの一具体例を示
す説明図である。図１(a)は本考案キットの容器の蓋
部、(b)は密封トレイ、(c)は容器本体の説明図である。
本考案のウエットティッシュ供給キットは、図１に示す
ごとく、内部を密閉する容器１と化粧水などの液体を含
有し密封するトレイ内に収納されたウエットティッシュ
２からなる。
【００１１】（ｉ）容器 本考案キットの容器１は全体が直方体をなし、容器自体
で自己の形状を保持できる材料からなる。このような材
料としては、ポリエチレン、ポリプロピレン等の合成樹
脂など比較的硬質で若干の柔軟性を備えた成形用材料を
用いるのが好ましい。本考案キットの容器に用いられる
材料としては前記合成樹脂のほか、金属板、あるいは紙
器を用いてもよい。容器は自己の形状を保持できるもの
であればよく、柔軟なシートなどの材料を内部、外部よ
り補強して形状を保持できるようにしたものであっても
よい。
で自己の形状を保持できる材料からなる。このような材
料としては、ポリエチレン、ポリプロピレン等の合成樹
脂など比較的硬質で若干の柔軟性を備えた成形用材料を
用いるのが好ましい。本考案キットの容器に用いられる
材料としては前記合成樹脂のほか、金属板、あるいは紙
器を用いてもよい。容器は自己の形状を保持できるもの
であればよく、柔軟なシートなどの材料を内部、外部よ
り補強して形状を保持できるようにしたものであっても
よい。
【００１２】かかる容器１は容器本体３０およびこれに
緊密に取り付けることのできる蓋部１０からなり、容器
本体３０は、上端部に前記蓋部１０を被せる段を設けた
受部３１が形成されると共に、密封トレイ２の収まる収
容部３３を有する。前記蓋部１０は、ほぼ中央にウエッ
トティッシュ取り出し用の矩形の開口部１１を有する。
この開口部には、一端にて回転自在な開閉蓋１２が取り
付けられる。この開閉蓋１２は開口部１１から液体また
は気体が漏れにくいよう緊密に設けられる。
緊密に取り付けることのできる蓋部１０からなり、容器
本体３０は、上端部に前記蓋部１０を被せる段を設けた
受部３１が形成されると共に、密封トレイ２の収まる収
容部３３を有する。前記蓋部１０は、ほぼ中央にウエッ
トティッシュ取り出し用の矩形の開口部１１を有する。
この開口部には、一端にて回転自在な開閉蓋１２が取り
付けられる。この開閉蓋１２は開口部１１から液体また
は気体が漏れにくいよう緊密に設けられる。
【００１３】また、蓋部１０の内側の開口部１１に対応
する位置には、Ｕ字状突起１３を有する取出口１７を形
成した抵抗隔壁１４が図１に示すように蓋体１０と一体
に設けられ、つぎに取り出されるべきウエットティッシ
ュが１枚保持される。抵抗隔壁１４と蓋部１０上面の開
口部１１との間には空間１５が形成され、抵抗隔壁１４
に保持されたウエットティッシュの先端部が滞留する。
なお、抵抗隔壁はウエットティッシュの取り出しに対し
て抵抗となるように設けられ、本具体例ではＵ字状突起
１３の弾性にもとづく抵抗により、１枚のウエットティ
ッシュに重なって出てきた次のウエットティッシュが保
持される。
する位置には、Ｕ字状突起１３を有する取出口１７を形
成した抵抗隔壁１４が図１に示すように蓋体１０と一体
に設けられ、つぎに取り出されるべきウエットティッシ
ュが１枚保持される。抵抗隔壁１４と蓋部１０上面の開
口部１１との間には空間１５が形成され、抵抗隔壁１４
に保持されたウエットティッシュの先端部が滞留する。
なお、抵抗隔壁はウエットティッシュの取り出しに対し
て抵抗となるように設けられ、本具体例ではＵ字状突起
１３の弾性にもとづく抵抗により、１枚のウエットティ
ッシュに重なって出てきた次のウエットティッシュが保
持される。
【００１４】（ii）ウエットティッシュ 密封トレイ２に収納されたウエットティッシュ２１は、
パルプ、綿、合成繊維などからなる不織布、天然パル
プ、合成パルプなどからなる紙、あるいはガーゼ等の布
など湿潤強度を有するシート状物からなり、水、アルコ
ール、香料、化粧水、薬剤、界面活性剤などの液体成分
あるいは溶液を含む従来公知のウエットティッシュがい
ずれも好適に用いられる。
パルプ、綿、合成繊維などからなる不織布、天然パル
プ、合成パルプなどからなる紙、あるいはガーゼ等の布
など湿潤強度を有するシート状物からなり、水、アルコ
ール、香料、化粧水、薬剤、界面活性剤などの液体成分
あるいは溶液を含む従来公知のウエットティッシュがい
ずれも好適に用いられる。
【００１５】トレイ２２に収納されたウエットティッシ
ュは各葉が互いに重なりを有して折り畳まれ、１枚のテ
ィッシュペーパーを抵抗隔壁を通して容器１の開口部１
１より取り出すと、続く紙葉が抵抗隔壁に保持され、つ
ぎの使用に備える。このように連続的にウエットティッ
シュを取り出すにはドライタイプのティッシュペーパー
と異なり１枚目と２枚目の重なりをティッシュの面積の
１／２以下、好ましくは１／４以下、さらに好ましくは
１／６程度とする。好ましい折り畳みの具体例として
は、図２のような折り畳み方が挙げられる。
ュは各葉が互いに重なりを有して折り畳まれ、１枚のテ
ィッシュペーパーを抵抗隔壁を通して容器１の開口部１
１より取り出すと、続く紙葉が抵抗隔壁に保持され、つ
ぎの使用に備える。このように連続的にウエットティッ
シュを取り出すにはドライタイプのティッシュペーパー
と異なり１枚目と２枚目の重なりをティッシュの面積の
１／２以下、好ましくは１／４以下、さらに好ましくは
１／６程度とする。好ましい折り畳みの具体例として
は、図２のような折り畳み方が挙げられる。
【００１６】しかしながら、重なった各葉間の摩擦力を
種々の手段により調整して小さくし、ドライティッシュ
の場合と同様、重なりの面積を１／２程度とすることも
できる。例えば、パルプ、レーヨン、コットンなどの親
水性の素材を用いた紙の代わりに、ポリエチレン、ポリ
プロピレン、ポリエステル、ナイロンなど疎水性の素材
を多く含む原紙を用いることにより各紙葉間の単位面積
当たりの摩擦力を小さくしてもよい。また、原紙にクレ
ープ加工、エンボス加工などを施して凹凸を設け、ウエ
ットティッシュ間の接触面積を減じてもよい。さらに、
ウエットティッシュの水分率を低く設定することによっ
ても摩擦力を小さくすることができる。
種々の手段により調整して小さくし、ドライティッシュ
の場合と同様、重なりの面積を１／２程度とすることも
できる。例えば、パルプ、レーヨン、コットンなどの親
水性の素材を用いた紙の代わりに、ポリエチレン、ポリ
プロピレン、ポリエステル、ナイロンなど疎水性の素材
を多く含む原紙を用いることにより各紙葉間の単位面積
当たりの摩擦力を小さくしてもよい。また、原紙にクレ
ープ加工、エンボス加工などを施して凹凸を設け、ウエ
ットティッシュ間の接触面積を減じてもよい。さらに、
ウエットティッシュの水分率を低く設定することによっ
ても摩擦力を小さくすることができる。
【００１７】包装トレイ２は自己の形状を保持し上部開
口が薄いフィルム（上部開口密閉フィルム）２６により
密封されたピールオープンタイプのトレイである。この
ようなトレイ２２としては、通常、ポリエチレン、ポリ
プロピレンなどの真空成型トレイが好ましい。また、ト
レイ２２の開口を密閉するフィルム（上部開口密閉フィ
ルム）２６はピールオープン可能なフィルムで形成され
ており、即ち、この上部開口密閉フィルム２６を引き剥
がして包装トレイ２の上部に開口を形成することができ
るものであり、ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル共
重合体ケン化物（エバール）などのフィルムが好まし
く、接着剤、ヒートシールなどによりトレイ２２に貼り
付けられる。このようなフィルムはウエットティッシュ
の使用にあたっては容易に剥離することができる。
口が薄いフィルム（上部開口密閉フィルム）２６により
密封されたピールオープンタイプのトレイである。この
ようなトレイ２２としては、通常、ポリエチレン、ポリ
プロピレンなどの真空成型トレイが好ましい。また、ト
レイ２２の開口を密閉するフィルム（上部開口密閉フィ
ルム）２６はピールオープン可能なフィルムで形成され
ており、即ち、この上部開口密閉フィルム２６を引き剥
がして包装トレイ２の上部に開口を形成することができ
るものであり、ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル共
重合体ケン化物（エバール）などのフィルムが好まし
く、接着剤、ヒートシールなどによりトレイ２２に貼り
付けられる。このようなフィルムはウエットティッシュ
の使用にあたっては容易に剥離することができる。
【００１８】また、トレイ２２はウエットティッシュを
収納した状態で全体が包装袋により密封されていてもよ
い。このような包装袋はウエットティッシュに含浸され
た液体の通過、雑菌の侵入を防止することができる従来
耕地のプラスチックフィルムが用いられる。使用にあた
っては、この包装袋を破り、ウエットティッシュをトレ
イごと取り出して、そのまま容器に収納する。
収納した状態で全体が包装袋により密封されていてもよ
い。このような包装袋はウエットティッシュに含浸され
た液体の通過、雑菌の侵入を防止することができる従来
耕地のプラスチックフィルムが用いられる。使用にあた
っては、この包装袋を破り、ウエットティッシュをトレ
イごと取り出して、そのまま容器に収納する。
【００１９】なお、抵抗隔壁の具体的な形状としては、
図１に示す形状のほか図５、図７（ａ）〜（ｄ）に示す
ような形状などさまざまなものが挙げられるが、材質、
材料厚さ、形状などの選択により適度の柔軟性と剛性を
有する抵抗突起が張出した形状のものが好ましい。これ
ら抵抗隔壁は、図５および図７に示すように、取出口の
最大長さ(Ａ)がここを通過するティッシュペーパーの紙
幅の１５〜９９％であるのが好ましい。最大長さがこれ
より短いとティッシュペーパーを滑らかに取り出すこと
ができない。また、これより長いとティッシュペーパー
の保持が充分でなく、容器の設計にも不都合であり、さ
らに異物混入の可能性が高い。
図１に示す形状のほか図５、図７（ａ）〜（ｄ）に示す
ような形状などさまざまなものが挙げられるが、材質、
材料厚さ、形状などの選択により適度の柔軟性と剛性を
有する抵抗突起が張出した形状のものが好ましい。これ
ら抵抗隔壁は、図５および図７に示すように、取出口の
最大長さ(Ａ)がここを通過するティッシュペーパーの紙
幅の１５〜９９％であるのが好ましい。最大長さがこれ
より短いとティッシュペーパーを滑らかに取り出すこと
ができない。また、これより長いとティッシュペーパー
の保持が充分でなく、容器の設計にも不都合であり、さ
らに異物混入の可能性が高い。
【００２０】一方、取出口の最小幅(Ｂ)は１ｍｍ〜１ｃ
ｍであるのが好ましい。最小幅がこれより狭いとティッ
シュペーパーの取り出しが困難である。また、最小幅が
これより広いとティッシュペーパーの保持が困難とな
る。さらに、抵抗隔壁の取出口の最大長さ方向の中央付
近の膨張部１８の幅が、前記の取出口１７の最大幅であ
るのが好ましい。このように取出口の中央付近に膨張部
１８を設けることよりにティッシュペーパーよりも幅の
狭い取出口１７（幅Ａ）に寄せ集められたティッシュペ
ーパーの逃げが可能となり、適度の保持力を有しつつ、
滑らかにティッシュペーパーの取り出しが可能となる。
ｍであるのが好ましい。最小幅がこれより狭いとティッ
シュペーパーの取り出しが困難である。また、最小幅が
これより広いとティッシュペーパーの保持が困難とな
る。さらに、抵抗隔壁の取出口の最大長さ方向の中央付
近の膨張部１８の幅が、前記の取出口１７の最大幅であ
るのが好ましい。このように取出口の中央付近に膨張部
１８を設けることよりにティッシュペーパーよりも幅の
狭い取出口１７（幅Ａ）に寄せ集められたティッシュペ
ーパーの逃げが可能となり、適度の保持力を有しつつ、
滑らかにティッシュペーパーの取り出しが可能となる。
【００２１】本考案キットでは蓋部１０は容器本体３０
に対して回転して開閉可能に取り付けられる。また、本
考案キットの容器において包装袋の詰め替えを行う蓋部
は図１のような容器の前面で履く、底部、側部に設けて
もよい。
に対して回転して開閉可能に取り付けられる。また、本
考案キットの容器において包装袋の詰め替えを行う蓋部
は図１のような容器の前面で履く、底部、側部に設けて
もよい。
【００２２】
【考案の効果】本考案のウエットティッシュ供給キット
は、ウエットティッシュの補充、詰め替えが極めて容易
でかつ衛生的である。また、片手でもウエットティッシ
ュを１枚ずつ使用しやすい広がった状態で必要なだけ迅
速に取り出すことができる。
は、ウエットティッシュの補充、詰め替えが極めて容易
でかつ衛生的である。また、片手でもウエットティッシ
ュを１枚ずつ使用しやすい広がった状態で必要なだけ迅
速に取り出すことができる。
【図１】本考案キットの具体例を示す説明図であり、蓋
部(ａ)、密封トレイ(ｂ)および容器本体(ｃ)を示す。
部(ａ)、密封トレイ(ｂ)および容器本体(ｃ)を示す。
【図２】ウエットティッシュの折り畳み方の具体例を示
す断面説明図である。
す断面説明図である。
【図３】本考案キットの使用状態を示す断面図である。
【図４】本考案キットの使用状態を示す斜視図である。
【図５】抵抗隔壁の他の具体例を示す説明図である。
【図６】図１の抵抗隔壁の詳細平面図である。
【図７】抵抗隔壁の種々の具体例を示す平面図である。
１ 容器 ２ 密封トレイ １０ 蓋部 １１ 開口部 １４ 抵抗隔壁 １７ 取出口 １８ 膨張部 ２１ ウエットティッシュ ２２ トレイ ２３ フィルム ３０ 容器本体 ３１ 受部 ３３ 収容部
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平２−4681（ＪＰ，Ａ) 特開 平１−167084（ＪＰ，Ａ) 特開 平１−226579（ＪＰ，Ａ) 実開 昭54−123941（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭62−72970（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭60−179675（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) B65D 83/08 A47K 7/00 B65D 81/22
Claims (4)
- 【請求項１】自己の形状を保持することのできる容器
と、 使用時に容易に剥離できる密閉フィルムによりウエット
ティッシュを収容した上部開口部が密封されたピールオ
ープンタイプの密封トレイと、上部 開口部が密閉されているピールオープンタイプの密
封トレイ内に収納され液体を含浸するウエットティッシ
ュペーパーとからなり、 （i）前記容器はウエットティッシュのピールオープン
タイプの密封トレイを収容できる容積を有する収容部、
該収容部へのピールオープンタイプの密封トレイの詰め
替え時に開閉される蓋部、該蓋部に開閉自在に形成され
ウエットティッシュを1枚ずつ容器外部に取り出し可能
な開口部、および前記収容部と開口部との間に蓋部と一
体に設けられ、ウエットティッシュを片手で取出し可能
な程度の取り出しの抵抗となると共に、次のウエットテ
ィッシュの先端部を保持する取出口からなる抵抗隔壁を
有し、 （ii）前記ウエットティッシュは、収納されたウエット
ティッシュの各葉が互いに重なりを有して折り畳まれて
いることを特徴とする据え置き型ウエットティッシュ供
給キット。 - 【請求項２】蓋部が容器の上部に設けられ、該蓋部の中
央部にティッシュペーパー取り出し用の開口部を設ける
と共に該開口部に対応した容器内部の位置に抵抗隔壁を
設けた前記請求項１に記載の据え置き型ウエットティッ
シュ供給キット。 - 【請求項３】抵抗隔壁の取出口の最大長さが通過するテ
ィッシュペーパーの紙幅の１５〜９９％であり、取出口
の最小幅が１mm〜１cmである前記請求項１に記載の据え
置き型ウエットティッシュ供給キット。 - 【請求項４】抵抗隔壁の取出口の幅が、最大長さ方向の
中央付近において最大である前記請求項３に記載の据え
置き型ウエットティッシュ供給キット。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992069446U JP2607311Y2 (ja) | 1992-09-08 | 1992-09-08 | 据え置き型ウエットティッシュ供給キット |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992069446U JP2607311Y2 (ja) | 1992-09-08 | 1992-09-08 | 据え置き型ウエットティッシュ供給キット |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0627648U JPH0627648U (ja) | 1994-04-12 |
| JP2607311Y2 true JP2607311Y2 (ja) | 2001-07-09 |
Family
ID=13402876
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1992069446U Expired - Fee Related JP2607311Y2 (ja) | 1992-09-08 | 1992-09-08 | 据え置き型ウエットティッシュ供給キット |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2607311Y2 (ja) |
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| JPH024681A (ja) * | 1988-06-16 | 1990-01-09 | Daicel Chem Ind Ltd | ウエットティッシュの収容・分配容器 |
-
1992
- 1992-09-08 JP JP1992069446U patent/JP2607311Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0627648U (ja) | 1994-04-12 |
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