JP2607038Y2 - サーフェスマウント式電子部品 - Google Patents

サーフェスマウント式電子部品

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JP2607038Y2
JP2607038Y2 JP5713493U JP5713493U JP2607038Y2 JP 2607038 Y2 JP2607038 Y2 JP 2607038Y2 JP 5713493 U JP5713493 U JP 5713493U JP 5713493 U JP5713493 U JP 5713493U JP 2607038 Y2 JP2607038 Y2 JP 2607038Y2
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清 阿藤
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、リードがプリント基板
上にサーフェスマウント接合されるようになっているコ
ネクタ等のサーフェスマウント式電子部品に関する。
【0002】
【従来の技術】プリント基板上に取り付けられる電子部
品として、例えば、図6に示すサーフェスマウント式コ
ネクタ60がある。このコネクタ60は、本体61と、
この本体61の後面60aから水平に突出する複数のリ
ード63,63,…からなる。リード63には、水平方
向への突出長さが長いものと短いものとがあり、同じ突
出長さを有するリード63の先端部は本体61の後面6
0aに沿って一列に並び、さらに、このようにして形成
される2列I,IIが互いに平行に並んでいる。各リー
ド63の先端部の下面は、基板B上に千鳥状に形成配置
されたパターン層65,65,…にサーフェスマウント
接合される。なお、サーフェスマウント接合は、各リー
ド63の先端部の上面にパルスヒーターHを載置してこ
の先端部全体を加熱し、予めパターン層65に塗布され
た半田ペーストを溶融させて行う。そして、このコネク
タ60では、このようなサーフェスマウント接合を全て
のリード63について一括して行えるように、全リード
63の先端部上面の下面からの高さを同一レベルに揃え
ている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに全リードの先端部の高さを同一レベルに揃えたもの
では、サーフェスマウント接合後において、全リードの
うち破損したリードを交換したいというような場合に、
このリードの先端部のみにパルスヒーターを当ててこの
先端部をパターン層に接合している半田を溶融させるの
は容易ではないという問題がある。特に、近年では、基
板上への電子部品の高密度実装化に伴ってコネクタにお
けるリードの配設ピッチも狭小化しており、小さなパル
スヒーターを用いたとしても、上記のような一部リード
の再加熱はますます困難となっている。
【0004】本考案は、このような問題に鑑みてなされ
たものであり、小さなパルスヒーターを用いて比較的容
易に一部リードの再加熱を行うことができ、かつ通常の
サーフェスマウント接合もできるだけ行い易くしたサー
フェスマウント式電子部品を提供することを目的として
いる。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような目的達成のた
め、本考案のサーフェスマウント式電子部品では、本体
から左右方向に所定間隔を有して整列されるとともに前
後方向に突出する複数のリードを備え、これらリードの
先端部下端面が基板上に形成されたパターン層にサーフ
ェスマウント接合されるようになっている。そして、各
リードの前後方向の突出長さに長短を有するとともに、
リードの先端部が本体に沿って延びる複数の列をなして
左右方向に並んでおり、さらに長い突出長さのリードお
よび短い突出長さのリードが交互に配設されている。こ
れらリードはそれぞれ基板の表面と上下に間隔を有して
基板の表面に平行に延び、これらリードの先端部はそれ
ぞれ少なくとも下方に突出して垂直に延びる板状に形成
され、各リードの先端部の上端面が水平に延びた平坦面
状に形成されるとともにリードの先端部の下端面がパタ
ーン層に当接してサーフェスマウント接合される。その
上で、リードの先端部における上端面から下端面までの
高さが、同一列に属するリードについて同一であり、本
体に近い列のリードほど高くなっている。
【0006】
【作用】このようなサーフェスマウント式電子部品を基
板上にサーフェスマウントする場合には、リードの先端
部下端面から上端面までの高さが列毎に異なるため、列
毎に分けてパルスヒーターを当ててサーフェスマウント
を行うことができる。
【0007】そして、この電子部品では、前後突出長さ
の短い方(先端部上端面までの高さが高い方)のリード
のうち、特定のリードの先端部にパルスヒーターを接触
させても、長い方(先端部上端面までの高さが低い方)
のリードにはこの高さの違いによりパルスヒーターが接
触するおそれがない。また、前後突出長さの長い方のリ
ードのうち、特定のリードの先端部にパルスヒーターを
接触させても、先端部との位置(列)の違いにより、パ
ルスヒーターを突出長さの短い方のリードに接触させず
に済む。ここで、長い突出長さのリードおよび短い突出
長さのリードが交互に配設されているため、各リードが
狭ピッチで隣接配置されているような場合でも、長い突
出長さのリードの先端部は少なくとも二倍のピッチ間隔
を有して一列に並び、同様に短い突出長さのリードの先
端部も少なくとも二倍のピッチ間隔を有して一列に並
ぶ。このため、例えば、ある特定のリードの先端部のみ
を加熱してこのリードのサーフェスマウント用半田を溶
融してこのリードのみを取り外して交換するような作業
が容易となる。例えば、図5に示すようなリード配設ピ
ッチpより広い幅のパルスヒータH2を用いて特定のリ
ードの先端のみを加熱することも可能であり、特定のリ
ードのみを取り外したり、交換したりする作業を比較的
幅の広いパルスヒータを用いて簡単に行うことができ
る。
【0008】
【実施例】以下、本考案に係るサーフェスマウント式電
子部品について図面を参照しながら説明する。図1の手
前側には、本考案に係るサーフェスマウント式雌型コネ
クタ1を示している。
【0009】雌型コネクタ1は、電気絶縁性の樹脂によ
り横長形状に成形されたハウジング11(本体)と、こ
のハウジング11内に圧入保持された2種類のコンタク
ト13,13′とから構成されている。なお、図1は、
このハウジング11を長手方向途中で切断して示してい
る。
【0010】ハウジング11の長手方向中間部は、図2
に詳しく示すように、上下方向に延びる垂直部11a
と、この垂直部11aの上下からそれぞれ前方(図2で
は右方)に延びる前方突出部11bとから構成されてい
る。なお、前方突出部11bは、図2では上下2つに分
かれているように見えるが、ハウジング11の長手方向
両端部近傍において上下方向に延びており、正面視にお
いて矩形状になるようにつながっている。そして、この
前方突出部11bに囲まれて、前方に向かって開口する
受容開口11dが形成されている。
【0011】前方突出部11bの外周にはカバー部材1
2が取り付けられている。このカバー部材12も、図2
では上下に分かれているように見えるが、矩形状につな
がる一体の部材である。また、垂直部11aには、前後
方向に延びて受容開口11d内に開口するコンタクト保
持穴11e,11eが上下に、それぞれ横一列に並んで
複数形成されている。さらに、上側の前方突出部11b
の下面および下側の前方突出部11bの上面には、上記
各コンタクト保持穴11eにつながるように複数のコン
タクト受容溝11f,11f,…が横一列に並んで形成
されている。
【0012】図1から分かるように、ハウジング11の
長手方向両端部は上記垂直部11aがそのまま延ばした
かたちに形成されるが、この端部近傍には、雄型コネク
タ2をネジ止めするための貫通穴11gが形成されてお
り、また下部には、後方に延びてこのハウジング11を
基板(図2における記号B参照)にネジ止めするための
貫通穴付フランジ部11hが設けられている。
【0013】第1のコンタクト13は、導電性の金属板
から打ち抜き成形され、上下に延びる垂直部13aと、
この垂直部13aの上端から水平に延びる水平部13b
と、この水平部13bの先端からさらに先方に延びると
ともに下方に向かって凸となるように湾曲した凸部13
cを有する接触部13dと、垂直部13aの下端から水
平部13bとは逆方向に水平に延びるリード部13eと
から構成されている。リード部13eの先端には、中間
部よりも下方に突出する下突出部13gと、上方に突出
する上突出部13fが形成されている。
【0014】このように形成された複数の第1コンタク
ト13はそれぞれ、水平部13bがハウジング11に形
成された上側の各コンタクト保持穴11eに後方から圧
入されることにより、ハウジング11に横に並んだ状態
で整列保持される。ハウジング11に保持された第1コ
ンタクト13では、接触部13dが上側のコンタクト受
容溝11f内に受容され(ただし、凸部13cは受容溝
11fの下方に突出している。)、また、リード部13
eはハウジング11の後方に延びる。
【0015】一方、第2のコンタクト13′は、第1コ
ンタクト13とほぼ同様に形成されるが、垂直部13
a′の高さは、第1コンタクト13よりも低い。また、
水平部13b′の先方に延びる接触部13d′に形成さ
れる凸部13c′は上方に向かって凸となっている。さ
らに、リード部13e′の長さは第1コンタクト13よ
りも長く、リード部13e′の先端には下方に突出する
下突出部13g′のみが形成されており、第1コンタク
ト13における上突出部13に相当するものは形成さ
れていない。即ち、第1コンタクト13におけるリード
部13eの上面は、先端部において一段段差がついてい
るのに対し、第2コンタクト13′におけるリード部1
3e′の上面は、その全長にわたって平坦に形成されて
いる。
【0016】このように形成された複数の第2コンタク
ト13′は、水平部13b′がハウジング11の下側の
コンタクト保持穴11eに後方から圧入されることによ
り、ハウジング11に横に並んだ状態で整列保持され
る。ハウジング11に保持された第2コンタクト13′
では、接触部13d′が下側のコンタクト受容溝11f
内に受容され(ただし、凸部13c′は受容溝11fの
上方に突出している。)、また、リード部13e′は第
1コンタクト13のリード部13eよりも後方まで延び
る。
【0017】ここで、ハウジング11に保持された複数
の第1コンタクト13,13,…および第2コンタクト
13′,13′…を平面視すると、図3のようになる。
この図から分かるように、第1コンタクト13,13,
…のリード部13eの先端部は、ハウジング11に沿っ
て延びる第1リード列Iを形成する。また、第2のコン
タクト13′,13′,…におけるリード部13e′の
先端部は、上記第1リード列Iよりもハウジング11か
ら離れた位置で、ハウジング11に沿って延びる第2リ
ード列IIを形成する。
【0018】そして、図2に示すように、第1リード列
Iに属する各リード部13eの先端下面から上面までの
高さは、第2リード列IIに属する各リード部13e′
の先端下面から上面までの高さよりも、上突出部13
の高さh分高い。
【0019】以上のようにして組み立てられた雌型コネ
クタ1は、貫通穴付フランジ部11hにネジ(図示せ
ず)を通して基板Bの上面に取り付けられる。これによ
り、各コンタクト13,13′…のリード部13e,1
3e′の先端部はそれぞれ、図3に示すように、基板B
の上面に横2列に並ぶように千鳥状に配置形成された幅
広の接合パターン層3,3,…上に載置される。このよ
うに接合パターン層3,3,…を千鳥配置しているの
は、接合パターン層3,3,…の横方向の配置ピッチを
小さくして、基板B上の電子部品の実装密度を高めるた
めである。なお、各接合パターン層3からは幅狭の配線
パターン層4が延びている。
【0020】ここで、図4に示すように、各接合パター
ン層3の上面には予めクリーム状の半田5が塗布されて
いる。このため、各リード部13e,13e′の先端部
は、各半田5に接触する。この状態で、まず、第1リー
ド列Iに属する全てのリード部13eの先端部上面(上
突出部13fの上面)に、図2および図4中に鎖線で示
すように、幅広タイプのパルスヒーターH1が載せら
れ、このパルスヒーターH1からのパルス波によってこ
れらリード部13eの先端部が加熱される。この際、第
1コンタクト13の先端部上面は、第2コンタクト1
3′のリード部13e′の上面から高さhだけ高くなっ
ているため、第2コンタクト13′のリード部13e′
における第1コンタクト13の先端部に隣接する部分に
パルスヒーターH1は接触しない。
【0021】こうして第1リード列Iに属するリード部
13eの下突出部13gが加熱されることによって、こ
れに接触する半田5が溶融し、この加熱が中止されるこ
とによってこの溶融半田中に下突出部13gが埋没する
かたちで半田5が凝固する(図5に示す左右両側のリー
ド部13e,13e参照)。こうして、第1リード列I
に属する全てのリード部13e,13e,…の先端部と
これに対応する接合パターン層3,3,…とが一括して
半田接合される。
【0022】次に、パルスヒーターH1を後方に移動さ
せて、第2リード列IIに属する全てのリード部13
e′,13e′,…の先端部上面に載置し、同様にこれ
らリード部13e,13e,…の先端部とこれに対応す
る接合パターン層3,3,…とを一括して半田接合す
る。こうして、2段階の半田接合行程を経て、雌型コネ
クタ1の基板Bに対するサーフェスマウントが完了す
る。
【0023】そして、この雌型コネクタ1には、図1の
奥側に示したサーフェスマウント式雄型コネクタ2が結
合される。この雄型コネクタ2も、ハウジング21と、
2種類のコンタクト23,23′とから構成される。ハ
ウジング21は、前面側に雌型コネクタ1のハウジング
11の前方突出部11bを受容する受容開口21dを有
し、さらにこの受容開口21d内に、雌型コネクタ1の
受容開口11d内に受容される突出部21bを有してい
る。第1のコンタクト23および第2のコンタクト2
3′はそれぞれ、雌型コネクタ1の第1コンタクト13
および第2コンタクト13′とほぼ同様に形成され、ハ
ウジング21に圧入保持されている。ただし、各コンタ
クト23,23′の接触部23d,23d′は、突出部
21bの上下面に形成された各コンタクト受容溝(付番
せず)に受容されながらまっすぐ前方に延びている。
【0024】このように構成された雄型コネクタ2を雌
型コネクタ1に結合させる際には、雌型コネクタ1の突
出部21bを、雌型コネクタ1の受容開口11d内に、
上下のコンタクト13,13′の接触部13d,13
d′をこじ開けるようにして挿入し、雄型コネクタ2の
コンタクト23,23の接触部23d,23d′を雌型
コネクタ1のコンタクト13,13′の接触部13d,
13d′(凸部13c,13c′)に接触させる。とこ
ろが、無理なこじ開けを行うと、雌型コネクタ1のコン
タクト13,13′を曲げたり折ったりして破損させる
場合がある。そして、このような場合には、雌型コネク
タ1のハウジング11から破損したコンタクトを抜き取
って、新しいコンタクトに交換する必要があるが、交換
に際しては該コンタクトのリード部と接合パターン層3
とを接合している半田を溶融させなければならない。
【0025】このような場合には、図5(A),(B)
に示すように、幅狭タイプのパルスヒーターH2を用い
る。(A)は、破損したコンタクトが第1コンタクト1
3である場合を示しており、ここでは、パルスヒーター
H2を破損した第1コンタクト13の先端部上面(上突
出部13fの上面)に載置し、これを加熱する。
【0026】ここで、パルスヒーターH2が第1,第2
コンタクト13,13′間の配置ピッチPの2倍以上の
幅を有する場合でも、各第1コンタクト13の先端部上
面がこれに隣合う第2コンタクト13′,13′の上面
よりも高さhだけ高くなっているため、このパルスヒー
ターH2が、破損した第1コンタクト13に隣接する第
2コンタクト13′に接触する心配はない。逆に言え
ば、第1,第2コンタクト13,13′間の配置ピッチ
Pが、パルスヒーターH2の幅の半分以下という小さな
ものである場合でも、容易かつ確実に破損した第1コン
タクト13のみを加熱することができる。ただし、パル
スヒーターH2が第1コンタクト13相互間の配置ピッ
チP1(=2×P)の2倍以上の幅を有する場合には、
第2コンタクト13′を介して隣合う第1コンタクト1
3にも接触してしまうので、パルスヒーターH2はこの
幅よりも小さな幅を有すること(即ち、第1,第2コン
タクト13,13′間の配置ピッチPがパルスヒーター
H2の幅の1/4以上であること)が必要となる。
【0027】こうして破損した第1コンタクト13のリ
ード部13eの先端部が加熱されると、凝固していた半
田5が溶融し、接合パターン層3との接合が解除される
ため、この第1コンタクト13をハウジング11から抜
き取ることができる。
【0028】一方、図5(B)は、破損したコンタクト
が第2コンタクト13′である場合を示しており、ここ
では、パルスヒーターH2を破損した第2コンタクト1
3′の先端上面に載置してこれを加熱する。この場合、
第1コンタクト13のリード部13eは第2コンタクト
13′のリード部13e′の先端の隣までは延びていな
いため、パルスヒーターH2が第1コンタクト13に接
触する心配はなく、破損した第2コンタクト13′のみ
を加熱して半田5を溶融させ、この第2コンタクト1
3′をハウジング11から抜き取ることができる。
【0029】なお、雄型コネクタ2についても同様にし
てコンタクト23,23′ごとの加熱やハウジング21
からの抜取りを行うことができるのは、いうまでもな
い。
【0030】また、以上においてはコネクタを例にして
説明したが、本考案に係る電子部品はこれに限られるも
のではなく、本体からの水平方向への突出長さが互いに
異なるリードをそれぞれ複数ずつ有し、同じ突出長さを
有する複数のリードの先端部が本体に沿って一列に並ぶ
とともに、このようにして形成される各列が互いに平行
に並んでおり、各リードの先端部の下面が基板上に形成
されたパターン層にサーフェスマウント接合される電子
部品の全てについて適用することができる。
【0031】
【考案の効果】以上説明したように、本考案の電子部品
では、リードの先端部上端面までの高さが列毎に異なる
ため、パルスヒータを列毎に分けて当てて基板へのサー
フェスマウントを行うことができる。このため、本電子
部品を用いれば、従来のように全リードに一括してパル
スヒーターを当てる場合に比べて効率を悪化させること
なくサーフェスマウントを行うことができる。
【0032】一方、本電子部品では、前後突出長さの短
い方(先端部高さの高い方)のリードのうち特定のリー
ドの先端部にパルスヒーターを接触させてこれを再加熱
しようとする場合に、突出長さの長い方(先端部高さの
低い方)のリードにはこの高さの違いによりパルスヒー
ターが接触するおそれがない。また、長い方のリードの
うち特定のリードを再加熱しようとする場合に、短い方
のリードの先端部との位置(列)の違いにより、パルス
ヒーターを短い方のリードに接触させずに済む。さら
に、長い突出長さのリードおよび短い突出長さのリード
が交互に配設されているため、各リードが狭ピッチで隣
接配置されているような場合でも、長い突出長さのリー
ドの先端部は少なくとも二倍のピッチ間隔を有して一列
に並び、同様に短い突出長さのリードの先端部も少なく
とも二倍のピッチ間隔を有して一列に並ぶ。このため、
例えば、ある特定のリードの先端部のみを加熱してこの
リードのサーフェスマウント用半田を溶融してこのリー
ドのみを取り外して交換するような作業が容易となる。
例えば、図5に示すようなリード配設ピッチpより広い
幅のパルスヒータH2を用いて特定のリードの先端のみ
を加熱することも可能であり、特定のリードのみを取り
外したり、交換したりする作業を比較的幅の広いパルス
ヒータを用いて簡単に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るサーフェスマウント式電子部品の
斜視図である。
【図2】上記電子部品の側面断面図である。
【図3】上記電子部品の部分平面図である。
【図4】図2のIV−IV線に沿って切断した断面図で
ある。
【図5】(A)は図4と同位置における断面図であり、
(B)は図2のV−V線に沿って切断した断面図であ
る。
【図6】従来のサーフェスマウント式電子部品の斜視図
である。
【符号の説明】
1,2,60 サーフェスマウント式コネクタ 11,21,61 ハウジング(本体) 13,13′,23,23′,63 コンタクト 13f 上突出部 3 接合パターン層 H1,H2,H パルスヒーター B 基板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 土居 悦郎 東京都多摩市永山6−17−7 ケル株式 会社内 (56)参考文献 実開 平5−11340(JP,U) 実開 平4−35357(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 12/04 H01R 12/22

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体から左右方向に所定間隔を有して整
    列されるとともに前後方向に突出する複数のリードを備
    え、前記リードの先端部下端面が基板上に形成されたパ
    ターン層にサーフェスマウント接合されるようになって
    いるサーフェスマウント式電子部品において、 前記複数のリードの前後方向の突出長さに長短を有する
    とともに、前記複数のリードの先端部が前記本体に沿っ
    て延びる複数の列をなして左右方向に並んでおり、長い
    突出長さの前記リードおよび短い突出長さの前記リード
    が交互に配設されており、 前記リードはそれぞれ前記基板の表面と上下に間隔を有
    して前記基板の表面に平行に延び、前記リードの先端部
    はそれぞれ少なくとも下方に突出して垂直に延びる板状
    に形成され、 前記リードの先端部の上端面が水平な平面状に形成され
    るとともに前記リードの先端部の下端面が前記パターン
    層に当接してサーフェスマウント接合され、 前記リードの先端部における前記上端面から前記下端面
    までの高さが、同一列に属する前記リードについて同一
    であり、前記本体に近い列の前記リードほど高くなって
    いることを特徴とするサーフェスマウント式電子部品。
JP5713493U 1993-09-28 1993-09-28 サーフェスマウント式電子部品 Expired - Lifetime JP2607038Y2 (ja)

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