JP2606481B2 - 自動レベルトリガ装置 - Google Patents

自動レベルトリガ装置

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JP2606481B2
JP2606481B2 JP11830291A JP11830291A JP2606481B2 JP 2606481 B2 JP2606481 B2 JP 2606481B2 JP 11830291 A JP11830291 A JP 11830291A JP 11830291 A JP11830291 A JP 11830291A JP 2606481 B2 JP2606481 B2 JP 2606481B2
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potentiometer
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昌弘 三原
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、オシロスコープ、波形
解析装置等に利用する自動レベルトリガ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】オシロスコープ等に利用するトリガ装置
は、入力信号と所定のトリガレベルとを比較する比較器
を備え、所定のトリガレベルをしきい値として、入力信
号をトリガ信号に変換するように構成されている。トリ
ガレベルはポテンシオメータの摺動子電圧を用い、ポテ
ンシオメータの回転角度を変えることによって任意の値
に設定することができる。一般にポテンシオメータの抵
抗体の両端は固定電圧に接続されており、トリガレベル
の可変範囲は固定である。この方法では入力信号の振幅
がトリガレベルの可変範囲よりも大きい場合、入力信号
のすべてのレベルでトリガをかけることが不可能にな
る。また、入力信号の振幅がトリガレベルの可変範囲よ
りも小さい場合、入力信号の任意のレベルでトリガをか
けるためには、ポテンシオメータの回転角を微妙に調整
しなければならない。
【0003】上記問題を解決するため、ポテンシオメー
タの抵抗体の両端に入力信号の振幅の最大値および最小
値を検出するピーク検出器の出力を接続した自動レベル
トリガ装置が提供されている。図3は上記従来の自動レ
ベルトリガ装置を示す構成図である。図3に示すよう
に、入力端子51に入力した信号は比較器52と、第1
のピーク検出手段53および第2のピーク検出手段54
に入力される。第1のピーク検出手段53は入力信号の
振幅を検波するダイオード55と、保持コンデンサ56
と、ダイオード55の電圧降下を補償するトランジスタ
57と、エミッタ抵抗58とから構成されている。第2
のピーク検出手段54は同様に入力信号の振幅を検波す
るダイオード59と、保持コンデンサ60と、ダイオー
ド59の電圧降下を補償するトランジスタ61と、エミ
ッタ抵抗62とから構成されている。第1および第2の
ピーク検出手段53および54の出力はポテンシオメー
タ63の抵抗体の両端に接続されている。ポテンシオメ
ータ63の摺動子電圧64は比較器52に入力されてい
る。
【0004】以上の構成において、以下、その動作につ
いて説明する。入力端子51に入力した信号が第1およ
び第2のピーク検出手段53および54に入力すること
により、入力信号の振幅の最大値および最小値が、それ
ぞれ第1および第2のピーク検出手段53および54に
よって保持され、ポテンシオメータ63の抵抗体の両端
に加えられる。これによってポテンシオメータ63の摺
動子電圧64は入力信号の振幅の最大値から最小値まで
のすべてのレベルを選択することが可能になる。摺動子
電圧64は比較器52に入力され、比較器52は摺動子
電圧64をしきい値として、入力端子51から入力され
る信号51をトリガ信号に変換して出力端子65に出力
する。
【0005】したがって、上記構成によれば、入力信号
の振幅の最大値から最小値までのすべてのレベルでトリ
ガをかけることができる。また、第1および第2のピー
ク検出手段53および54の保持時定数を適当に設定す
ることにより、入力信号の振幅が時間とともに変化して
も、ポテンシオメータ63を再調整することはなく、安
定したトリガ信号を得ることが可能になる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の自動レベルトリガ装置では、ポテンシオメータ63
の摺動子と抵抗体端子間に残留抵抗がある場合、すなわ
ち、摺動子を回し切った時の摺動子と抵抗体端子間の抵
抗値が零にならない場合、入力信号のすべてのレベルで
トリガをかけることは不可能になる。例えば、低価格の
ポテンシオメータにおいては、残留抵抗が全抵抗体の1
0%以上にもなり、この場合、トリガレベルの可変範囲
は入力信号の振幅の80%になってしまう。また、オシ
ロスコープ等の使用方法においては、故意にトリガのか
からない状態にすることがあるが、上記従来の自動レベ
ルトリガ装置では、トリガレベルの可変範囲が100%
を超えるように設定することができないため、トリガの
かからない状態にすることは不可能である。
【0007】本発明は、これらの従来の問題を解決する
ものであり、入力信号の振幅に対するトリガレベルの可
変範囲を任意に設定することができ、また、トリガのか
からない状態に設定することができ、したがって汎用性
を得ることができるようにした自動レベルトリガ装置を
提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、入力信号の振幅の最大値および最小値を
検出する第1および第2のピーク検出手段と、これら第
1および第2のピーク検出手段の出力を正入力とする第
1および第2の演算増幅器と、上記第1および第2の演
算増幅器の出力間に直列に接続されると共に、各接続点
が上記第1および第2の演算増幅器の負入力に接続さ
れ、上記第1および第2の演算増幅器から出力される上
記振幅の最大値および最小値を相対的に拡大させる第
1、第2および第3の抵抗器と、上記第1および第2の
演算増幅器の出力間に接続されたポテンシオメータと、
このポテンシオメータの摺動子電圧をしきい値として、
上記入力信号からトリガ信号を得る比較器とを備えたも
のである。
【0009】
【作用】したがって、本発明によれば、入力信号の振幅
の最大値および最小値を第1および第2のピーク検出手
段により検出し、この検出された振幅の最大値および最
小値を第1および第2の演算増幅器と第1ないし第3の
抵抗器により相対的に拡大してポテンシオメータに出力
し、比較器では、ポテンシオメータの摺動子電圧をしき
い値として、上記入力信号からトリガ信号に変換して出
力する。このように、ポテンシオメータの抵抗体の両端
に加えられる電圧を、入力信号の振幅の最大値と最小値
を相対的に拡大したものとすることによって、ポテンシ
オメータの残留抵抗が大きくても、トリガレベルの可変
範囲を入力信号の振幅に対して100%とすることがで
きる。また、第2の抵抗器の値を小さくすることによ
り、トリガレベルの可変範囲を入力信号の振幅に対して
100%以上とすることもでき、これによりトリガのか
からない状態にすることが可能となる。
【0010】
【実施例】
(実施例1)以下、本発明の第1の実施例について図面
を参照しながら説明する。
【0011】図1は、本発明の第1の実施例における自
動レベルトリガ装置を示す構成図である。図1に示すよ
うに、入力端子1に入力した信号は比較器2と、第1の
ピーク検出手段3および第2のピーク検出手段4に入力
される。第1のピーク検出手段3は入力信号の振幅を検
波するダイオード5と、保持コンデンサ6と、ダイオー
ド5の電圧降下を補償するトランジスタ7と、エミッタ
抵抗8とから構成されている。第2のピーク検出手段4
は同様に入力信号の振幅を検波するダイオード9と、保
持コンデンサ10と、ダイオード9の電圧降下を補償す
るトランジスタ11と、エミッタ抵抗12とから構成さ
れている。第1および第2のピーク検出手段3および4
の出力はそれぞれ第1および第2の演算増幅器13およ
び14の正入力に接続される。演算増幅器13および1
4の出力間には第1、第2および第3の抵抗器15、1
6および17が直列に接続され、更に、ポテンシオメー
タ18の抵抗体の両端が接続されている。第1の演算増
幅器13の負入力は、第1および第2の抵抗器15およ
び16の接続点に接続され、第2の演算増幅器14の負
入力は、第2および第3の抵抗器16および17の接続
点に接続されている。ポテンシオメータ18は等価的に
残留抵抗r1、r3と摺動抵抗r2とで構成されている。
ポテンシオメータ18の摺動子電圧19は比較器2に入
力される。
【0012】以上の構成において、以下、その動作につ
いて説明する。入力端子1に入力した信号が第1および
第2のピーク検出手段3および4に入力すると、第1の
ピーク検出手段3により入力信号の振幅の最大値を検出
し、第2のピーク検出手段4により入力信号の振幅の最
小値を検出する。このように検出された入力信号の振幅
の最大値と最小値は、それぞれ第1と第2の演算増幅器
13と14に入力される。第1、第2の演算増幅器1
3、14と、帰還のための第1、第2および第3の抵抗
器15、16および17によって構成された回路は、入
力された振幅の最大値と最小値を相対的に拡大し、ポテ
ンシオメータ18の抵抗体の両端に出力する。ここにお
いてポテンシオメータ18の等価的構成要素である残留
抵抗r1、r3、摺動抵抗r2の比と、帰還のための第
1、第2および第3の抵抗器15、17および16の比
を等しくとれば、摺動子電圧19の可変範囲は、第1と
第2のピーク検出手段3と4の出力、すなわち、入力信
号の振幅の最大値から最小値に等しくなる。ポテンシオ
メータ18の摺動子電圧19は比較器2に入力され、比
較器2は摺動子電圧19をしきい値として入力端子1か
ら入力された信号をトリガ信号に変換し、出力端子20
に出力する。
【0013】このように、本実施例によれば、ポテンシ
オメータ18の残留抵抗がいかに大きくても、トリガレ
ベルの可変範囲を入力信号の振幅に対して100%にす
ることが可能になる。また、本実施例によれば、第2の
抵抗器16の値を上述の比によって計算された値よりも
小さくすることにより、トリガレベルの可変範囲を10
0%以上にすることができ、この場合、ポテンシオメー
タ18の摺動子を回し切れば、トリガのかからない状態
にすることが可能になる。
【0014】(実施例2)以下、本発明の第2の実施例
について図面を参照しながら説明する。
【0015】図2は本発明の第2の実施例における自動
レベルトリガ装置を示す構成図である。
【0016】本実施例においては、図2に示すように、
第1、第2のピーク検出手段3、4がそれぞれダイオー
ド5、9と保持コンデンサ6、10とから構成されてい
る。また、電圧補償手段21、22がトランジスタ7、
11とエミッタ抵抗器8、12とから構成され、第1、
第2のピーク検出手段3、4におけるダイオード5、9
の電圧降下を補正するように、第1、第2の演算増幅器
13、14の負入力に接続されている。本実施例は、図
1に示す上記第1の実施例と比較してわかるように、ピ
ーク検出手段における電圧降下の補償方法を異にするだ
けであり、その他の構成については上記第1の実施例と
同様であるので、その説明を省略する。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、入
力信号の振幅の最大値と最小値を相対的に拡大してポテ
ンシオメータに加えているので、残留抵抗の大きいポテ
ンシオメータを用いても、トリガレベルの可変範囲を入
力信号の振幅に対して100%にすることができる。ま
た、トリガレベルの可変範囲を入力信号の振幅に対して
100%以上に設定することができるので、ポテンシオ
メータの摺動子を回し切れば、トリガのかからない状態
にすることができる。この場合、トリガのかからなくな
る摺動子の範囲は、入力信号の振幅の大きさによらず一
定となる。したがって、本発明によれば、汎用性を得る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における自動レベルトリ
ガ装置の構成を示す回路図
【図2】本発明の第2の実施例における自動レベルトリ
ガ装置の構成を示す回路図
【図3】従来の自動レベルトリガ装置の構成を示す回路
【符号の説明】
2 比較器 3 第1のピーク検出手段 4 第2のピーク検出手段 13 第1の演算増幅器 14 第2の演算増幅器 15 第1の抵抗器 16 第2の抵抗器 17 第3の抵抗器 18 ポテンシオメータ 19 摺動子電圧

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力信号の振幅の最大値および最小値を
    検出する第1および第2のピーク検出手段と、これら第
    1および第2のピーク検出手段の出力を正入力とする第
    1および第2の演算増幅器と、上記第1および第2の演
    算増幅器の出力間に直列に接続されると共に、各接続点
    が上記第1および第2の演算増幅器の負入力に接続さ
    れ、上記第1および第2の演算増幅器から出力される上
    記振幅の最大値および最小値を相対的に拡大させる第
    1、第2および第3の抵抗器と、上記第1および第2の
    演算増幅器の出力間に接続されたポテンシオメータと、
    このポテンシオメータの摺動子電圧をしきい値として、
    上記入力信号からトリガ信号を得る比較器とを備えた自
    動レベルトリガ装置。
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FR2709005B1 (fr) * 1993-08-13 1995-11-10 Motorola Semiconducteurs Circuit destiné à une utilisation avec un agencement de retour.
JPH08105707A (ja) * 1994-10-06 1996-04-23 Nippondenso Co Ltd 回転位置検出装置
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