JP2606470Y2 - アイスクリーム等の半固形食品の容器 - Google Patents

アイスクリーム等の半固形食品の容器

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JP2606470Y2
JP2606470Y2 JP1993071777U JP7177793U JP2606470Y2 JP 2606470 Y2 JP2606470 Y2 JP 2606470Y2 JP 1993071777 U JP1993071777 U JP 1993071777U JP 7177793 U JP7177793 U JP 7177793U JP 2606470 Y2 JP2606470 Y2 JP 2606470Y2
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ice cream
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Inventor
敏夫 元木
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株式会社尚山堂
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  • Packging For Living Organisms, Food Or Medicinal Products That Are Sensitive To Environmental Conditiond (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は容器内面の形状と略同一
の形状を維持した状態で取り出せるアイスクリーム等の
冷菓やプリン・ゼリー等の半固形食品を運搬・販売・盛
り付け等が可能でしかも一時保管にも適切な容器を提案
する考案である。
【0002】
【従来の技術】アイスクリーム等の冷菓やプリン・ゼリ
ー等を小型容器に充填するとアイスクリーム等の冷菓は
その表面が容器内面に凍結することが多く又プリン等は
同様に容器内面に密着して張り付き、夫々形状を崩すこ
となく一挙に取り出すことが難しく、前者の場合にはア
イスディシャーと呼ばれる器具が使用され、後者の場合
には容器の底部に突起を設けて取り出しの際に突起を折
って取り去ることで、底部に空気導入用孔を開け容器内
面と食品の外表面の間に空気を導入しプリン等を容器か
ら滑り落とすものも提案されている。又、近時にはアイ
スクリームが充填される容器本体部の開口側端部に外向
きの鍔状部が設けられ、この鍔状部に他の部分より襞開
し易い線状脆弱部が上記本体部の中心方向に向けて形成
され、この線状脆弱部の両側にそれを引き裂くための一
対の摘み部が設けられた容器(実開平5−51394)
も提案されている。又出願人も容器本体部の開口側縁部
に延設された摘み部にU字状の切込を設けて容器引き裂
き用摘み片を形成し、その表面に滑り止めの突起を設け
たこの種の容器を提案している。
【0003】
【本考案が解決しようとする問題点】本考案は次の課題
を解決しようとするものである。 1、アイスディシャーような盛り付け器具を使用するに
はアイスクリームを冷蔵保管した大型容器から掻き取る
力や握力やアイスディシャーに付着したアイスクリーム
を掻き落とす力を多く必要とする手作業であり、多量に
扱う場合には手先や腕に障害を招くこともある。 2、プリン等の場合には、内容物が容器内面に張り付い
たりしており、同様に粘性のあるアイスクリーム等の場
合にも容器内面に凍着し、冷菓には使用できなかった。 3、近時、提案された合成樹脂製容器に線状脆弱部と一
対の摘み部を形成した考案では、線状脆弱部を射出成型
金型で形成することは合成樹脂の物性上技術的に困難で
あった。 4、出願人の提案した合成樹脂製容器にあっては、U字
状の切込部分が分離し捲り上がる恐れがあって、容器を
積み重ね保管・運搬する際に支障を生じることがあっ
た。5、容器の側壁に設けた亀裂案内線に沿って引き裂くの
に舌片等の摘み部を左右二方向同時に引き裂き切り離す
ときに、容器が動き、不安定になることがあった。
【0004】本考案は、上記の課題を解決すべくなされ
たもので、 1、アイスディシャーような盛り付け器具を使用するに
はアイスクリームを冷蔵保管した大型容器から掻き取る
力や握力やアイスディシャーに付着したアイスクリーム
を掻き落とす力を多く必要とする手作業であり、多量に
扱う場合には手先や腕に障害を招くことを防止し、非力
な年少者や女性にも使用できる容器 2、金型成型するにも簡単な構成とし、積み重ね保管・
運搬の際にもスタッキングを防止できる容器を提案する
ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は上記の目的を達
成するためにアイスクリーム等の半固形食品が充填され
底部が略半球状の容器本体部2の開口側縁部3に鍔状
部6を形成し、前記鍔状部6の一部から略水平方向に摘
み部8が延設され、前記摘み部8の外縁部から適宜間隔
を置いて内方に向う平行な切込12、13を設けて、
摘み部8を分割しその中央に容器引き裂き用摘み片
を形成すると共に前記摘み片9に連接する鍔状部6か
ら切離片22を容器1の底部の中心に向かって形成し、
一方前記摘み片9を介して両側に前記容器本体部2を皿
30上に載置する容器押え片10、11を形成した構成
からなる考案で課題を解決する。本考案に係る容器1の
素材はハイインパクトポリスチレンが好ましく、量産で
きる素材であれば紙類や複合材料を使用しても良い。紙
類の場合にはシリコーンや離型剤を塗布しておくことも
良い。本考案に係る底部が略半球状の容器1鍔状部6
から延設される摘み部8の形状は略方形の形状で、摘み
部8を切込12、13により分割して容器引き裂き用摘
み片9と容器押え片10、11を形成する。容器引き裂
き用摘み片9に連接して鍔状部6から切離片22容器
1の底部の中心に向かって形成される。この切込12、
13は、切込の他ミシン目やプレス溝でも良い。
【0006】
【作 用】上記のように構成される本考案に係る容器で
は、容器の中にアイスクリーム等が充填された状態で運
搬・販売・盛り付け等が行われる。アイスクリーム等を
図3のように小皿30に盛り付けるには摘み部8を、望
ましくは示指及び第4指で容器押え片10、11を押え
乍ら切り込み12、13によってできた容器引き裂き摘
み片9を剥がすように、好ましくは容器1の底部の中心
に向かって前記の指先と反対の手先で引き上げ乍ら摘み
上げると一軸延伸されたフイルムの特性によって鍔状部
6から容器1の底部中心に向かって形成される帯状もし
くは略三角形の切離片22が切り離されので、鍔状部6
と容器本体部2とを引き裂くことができる。この際、ア
イスクリーム等が容器内面に凍結していたとしても、ア
イスクリーム等が直接外気に触れてその表面の凍結状態
が溶解し、アイスクリームと容器とが確実に離れてその
形状を崩すことなく容器表面に沿った形状、即ち略半球
状を保ったままアイスクリーム等を小皿等30に取り出
せる。
【0007】
【実施例】本考案の実施例を図面に従って説明すると図
1は本考案に係るアイスクリーム等の半固形食品の容器
の一実施例を紙蓋20と共に示す斜視図である。図1に
於て1は容器で、その全体は一体的に一軸延伸されたハ
イインパクトポリスチレンのような半透明状の材料で製
造され、その主体は略半球状の容器本体部2を形成して
いる。容器本体部2の開口側縁部3には開口部に向かっ
て突出する蓋載置部4とこの蓋載置部4の周縁から立ち
上がる周壁に立ち上がり部5の上端に連なる鍔状部6が
形成されている。この鍔状部6は容器全体の補強を兼ね
て容器本体部2の開口部を周回するように周設されてい
る。又立ち上がり部5には開口部に向かって突出する蓋
係止部7が等間隔を以て8カ所形成されている。この蓋
係止部7は略台形状に突出している。更に鍔状部6には
一体的に略水平方向に摘み部8が延設され、この摘み部
8は容器本体部2及び鍔状部6とを引き裂き、容器引き
裂き用摘み片9と容器押え片10、11を形成する為に
延設されたものである。前記の容器引き裂き用摘み片9
と容器押え片10、11を形成する為に摘み部8には、
その外縁部から摘み部8の長さの三分の一程度の長さの
二条の平行な切込12、13が設けられている。この容
器引き裂き用摘み片9は鍔状部6を介して切離片22に
連設される。この容器引き裂き用摘み片9と容器押え片
10、11は指先で摘める程の大きさで、それらの外表
面には略全体に滑り止め突起14が設けられている。こ
の突起14によって本考案に係る容器1を重ねたときで
も、チャッキングを防止し、分離が容易になると共にこ
れらの容器引き裂き用摘み片9と容器押え片10、11
を摘んだときの滑り止めともなる。15は容器1を積み
重ねたときに突起14と同様にチャッキングを防止する
為に立ち上がり部5の直下の外側面に突出させたスタッ
キング防止と横振れ防止の係合突起である。
【0008】上記のような構成からなる本考案に係る容
器1では容器1の中にアイスクリームの原料を充填し
て、図1の如く容器開口部に紙蓋20を嵌め合わせて、
突出つまみ21を略直角に曲折させたまま凍結させて、
アイスクリームを製造する。しかる後、運搬、販売、保
管が行われる。紙蓋20は蓋載置部4の内径よりやゝ大
きな外径を有し、容器1の開口部から蓋係止部7を越え
て嵌め込まれて蓋載置部4に載置される。本考案に係る
容器1からアイスクリーム(イ)を取り出して小皿30
等に盛り付けるには、容器1に嵌め込まれた紙蓋20の
突出摘み21を指先で摘んで上方に引っ張って脱蓋す
る。その後、図3に図示される如く小皿30等に容器1
を逆さにして載置し、容器押え片10、11と小皿30
等とを示指と第4指の指先で押えた後、容器引き裂き用
摘み片9を摘み容器本体部2から矢標表方向に引き離す
ように引き上げると、先ず図示の如く鍔状部6が拡開
し、次いで引っ張り状況に応じて容器1が、主として鍔
状部6から容器本体部2の底部の中心方向に向かって裂
け、切離片22が形成される。この時アイスクリーム
(イ)が容器内面に凍結していても、アイスクリームの
外表面と容器内面との間に外気が入り外表面をやゝ溶解
して凍結状態を解消させ、アイスクリームと容器とが確
実に分離されてその略半球状の形状を崩すことなく、そ
の形状を保ったままのアイスクリームを小皿等30に取
り出せる。
【0009】
【本考案の効果】本考案に係るアイスクリーム等の半固
形食品の容器はアイスディシャーような盛り付け器具の
ように手先の器用さやアイスクリームを冷蔵保管した大
型容器から掻き取る力や握力やアイスディシャーからア
イスクリームを掻き落とす力を必要とすることなくアイ
スクリーム等を美観のよい略半球状で小皿等に盛り付け
ることができ、又容器の側壁下部に設けた舌片等を指先
で摘んで同時に左右に引き離す作業に要する労力削減
できる。特に非力な年少者や女性にも容器内に充填され
たアイスクリーム等の取り出しを簡便に安定して行え
る。又加え、容器の製作も容易に行え且つ運搬、販売、
保管に便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るアイスクリーム等の半固形食品の
容器の一実施例を蓋体と共に示す斜視図
【図2】図1で紙蓋を外した時の0−0線に従った断面
【図3】図1の実施例のアイスクリームを取り出す状態
を示す斜視図
【符号の説明】
1……容 器 2……容器本体部 3……
開口側端部 4……蓋載置部 5……立ち上がり部 6……
鍔状部 7……蓋係止部 8……摘み部 9……
容器引き裂き用摘み片 10・11……容器押え片 12・13……
切 込 14……滑り止め突起 15……
係合突起 20……紙蓋 21……突出つまみ 22……
切離片 イ ……アイスクリーム

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】アイスクリーム等の半固形食品が充填され
    底部が略半球状の容器本体部2の開口側縁部3に鍔状
    部6を形成し、前記鍔状部6の一部から略水平方向に摘
    み部8が延設され、前記摘み部8の外縁部から適宜間隔
    を置いて内方に向う平行な切込12、13を設けて、
    摘み部8を分割しその中央に容器引き裂き用摘み片
    を形成すると共に前記摘み片9に連接する鍔状部6か
    ら切離片22を容器1の底部の中心に向かって形成し、
    一方前記摘み片9を介して両側に前記容器本体部2を皿
    30上に載置する容器押え片10、11を形成したこと
    を特徴とするアイスクリーム等の半固形食品の容器
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