JP2606263Y2 - 車両用補助シート - Google Patents

車両用補助シート

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JP2606263Y2
JP2606263Y2 JP1993069956U JP6995693U JP2606263Y2 JP 2606263 Y2 JP2606263 Y2 JP 2606263Y2 JP 1993069956 U JP1993069956 U JP 1993069956U JP 6995693 U JP6995693 U JP 6995693U JP 2606263 Y2 JP2606263 Y2 JP 2606263Y2
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光 春原
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Subaru Corp
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Fuji Jukogyo KK
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、シートのバックレスト
の背面側にクッション部材を回動自在に取り付けること
によって補助シートとした車両用補助シートに関する。
【0002】
【従来の技術】シートの主な役割は、車室内の限られた
空間内に乗員を保持することにあり、快適性や安全性の
面等から性能の追求が行われている。
【0003】ところで、車室内に標準装備されるシート
にあっては、その大きさ等が幼児向きではないため、安
全性の面等から幼児用のシートがオプション設定されて
いる。ところが、このような幼児用のシートを車室内に
取り付ける場合、たとえば助手席のシートクッション上
に固定する等の方法が取られているが、このような方法
では助手席が幼児用シートによって占領されてしまう等
の不具合がある。
【0004】このような不具合を解消するものとして、
たとえば実開昭63−40240号公報には、取付け箇
所をバックレストの背面側とした幼児用シートが開示さ
れている。
【0005】すなわち、図3に示すように、シート10
のバックレスト11の上部からヘッドレストレイント1
4を取り外した後、幼児用シート1のバックレスト3の
上部に設けられているフック4を、ヘッドレストレイン
ト14のステー15の取付穴13に差し込むことによ
り、幼児用シート1の上端部側が固定される。幼児用シ
ート1の下端部側は、シートクッション2の側部に設け
られているタング5をシートクッション12の下部側に
設けられているバックル16に差し込むことにより固定
される。
【0006】このような取付け方法により、幼児用シー
ト1によるシートクッション12上の占領が避けられる
とともに、衝撃がシート10のバックレスト11によっ
て受け止められるので、安全性の面でもきわめて合理的
な取付け方法となっている。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】ところが、このような
幼児用シート1の取付け方法では、バックレスト11の
上部に設けられている取付穴13に幼児用シート1のフ
ック4を差し込む必要があるため、ヘッドレストレイン
ト14を使用することができなくなってしまい、助手席
であるシート10の乗員の安全面が欠落してしまうとい
う不具合があった。
【0008】また、幼児用シート1を使用しない場合に
は、幼児用シート1をシート10のバックレスト11か
ら取り外すことができるものの、取り外した幼児用シー
ト1を車室内又はトランク内に置いた場合、その幼児用
シート1によって限られた車室内のスペース又はトラン
ク内の収容スペースが縮小されてしまうという不具合が
あった。
【0009】更には、幼児用シート1の脱着は、ヘッド
レストレイント14の脱着と、取付穴13へのフック4
の脱着と、バックル16へのタング5の脱着とが必要と
なっているため、その脱着が煩雑なものとなっている。
【0010】本考案は、このような事情に対処してなさ
れたもので、簡単な操作で、安全性を維持しつつ収納性
を良好とすることができる車両用補助シートを提供する
ことを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本考案の車両用補助シー
トは、上記目的を達成するために、シートのバックレス
トの背面側に回動自在に取り付けられたクッション部材
と、前記クッション部材上端にロック孔を有するバンド
とを備え、前記ロック孔は、前記バックレストの上端に
挿着されるヘッドレストのステイが差し込まれることに
よって前記クッション部材を前記シートのバックレスト
背面側に格納することを特徴とする。
【0012】
【作用】本考案の車両用補助シートでは、シートのバッ
クレストの背面側に設けられているクッション部材を回
動させると、その回動がストッパーによって規制され
る。この状態では、クッション部材の重みがストッパー
によって支えられるとともに、シートのバックレストの
背面側がクッション部材による補助シートのバックレス
トとして兼用することができるので、車両の衝撃はバッ
クレストの背面側で受け止めることができる。
【0013】また、補助シートとして使用しない場合に
は、クッション部材をバックレストの背面側に回動させ
て、クッション部材上端のバンドのロック孔にバックレ
スト上端に挿着されるヘッドレストのステイを差し込む
ことによって、シートのバックレスト背面側にクッショ
ン部材を収納することができる。
【0014】
【実施例】以下、本考案の実施例の詳細を図面に基づい
て説明する。図1は、本考案の車両用補助シートの一実
施例を示すものである。同図に示すように、助手席20
のシートクッション21の側部には、端部にバックル2
5を取り付けたインナベルト26が軸28を介して回動
自在に取付けられている。
【0015】助手席20のバックレスト22の背面側に
は、幼児の体を包み込むことができる程度の凹部27が
形成されている。バックレスト22の背面側の下部に
は、幼児の腰部分を包み込むことができる程度の凹部3
6を有したクッション部材31が軸32を介して回動自
在に取り付けられている。
【0016】クッション部材31を軸32を中心に回動
させてバックレスト22の背面側に押し付けると、クッ
ション部材31の側部31aがバックレスト22の側面
部22aに圧接するようになっている。
【0017】また、クッション部材31をバックレスト
22の背面側に押し付けた状態では、バックレスト22
の凹部27とクッション部材31の凹部36とによって
収納スペースが生まれるため、この収納スペース部分に
書類等をいれておくことができるようになっている。
【0018】ここで、クッション部材31は、たとえば
芯材、ウレタン、表皮によって構成されている。
【0019】バックレスト22の両側面部22aの内側
とクッション部材31の両側部31aの内側との間に
は、ストッパーバンド33が懸架されている。このスト
ッパーバンド33は、クッション部材31の回動を規制
するとともに、クッション部材31の重みを支える。ス
トッパーバンド33の長さは、回動させたクッション部
材31が水平状態を保てる程度の寸法とされている。こ
れにより、クッション部材31に幼児を着座させた場
合、クッション部材31の重みがストッパーバンド33
によって支えられるとともに、バックレスト22の凹部
27によって幼児の体が包み込まれるので、幼児の着座
姿勢を安定させることができる。
【0020】クッション部材31の上端部には、ロック
孔35を有したロックバンド34が取付けられている。
クッション部材31を格納する場合には、クッション部
材31をバックレスト22の背面側に回動させた後、ロ
ックバンド34のロック孔35にヘッドレスト23のス
テイ24を差し込む。これにより、クッション部材31
の上端部がロックバンド34を介してバックレスト22
側に固定されるので、クッション部材31の格納を確実
に行うことができる。
【0021】なお、図中符号40は、アジャスタアンカ
ー41によって肩高さ調整が可能とされたベルト42及
びタング43を有するシートベルトを示している。
【0022】続いて、このような構成の車両用補助シー
トの動作を、図2を用いて説明する。まず、助手席20
のバックレスト22を前方に所定角度回動させる。ここ
で、バックレスト22は、図示省略のリクライニングロ
ック機構によって設定角度が維持されるようになってい
るため、前方側に倒したバックレスト22の設定角度が
維持される。
【0023】この状態で、ヘッドレスト23をバックレ
スト22から取り外すと、ステイ24に係止されている
ロックバンド34のロック孔35が外れるので、クッシ
ョン部材31を軸32を介して回動させることができ
る。
【0024】このとき、クッション部材31の回動は、
ストッパーバンド33によって規制されているため、ク
ッション部材31を単に倒すのみで、クッション部材3
1の水平状態がとられる。
【0025】この状態で、クッション部材31の凹部3
6に幼児を着座させると、ストッパーバンド33によっ
てクッション部材31の重みが支えられるとともに、バ
ックレスト22の凹部27によって幼児の体が包み込ま
れるので、幼児の着座姿勢を安定させることができる。
【0026】更に、この状態で、インナベルト26を軸
28を介して後部座席50側に回動させた後、シートベ
ルト40のタング43をインナベルト26のバックル2
5に係止させる。また、アジャスタアンカー41の高さ
調整を行い、ベルト42を幼児の体に沿わせる。これに
より、クッション部材31の凹部36に着座させた幼児
がベルト42によって保護されるとともに、衝突等によ
る衝撃はバックレスト22によって受け止められるた
め、安全性がきわめて良好に保たれる。
【0027】一方、クッション部材31を使用しない場
合には、クッション部材31を回動させてバックレスト
22の背面側に押し付け、クッション部材31の側部3
1aをバックレスト22の側面部22aに圧接させる。
この状態で、クッション部材31の上端部に設けられて
いるロックバンド34のロック孔35にヘッドレスト2
3のステイ24を差し込むとともに、このステイ24を
図示省略のステイ取付穴に差し込む。
【0028】これにより、クッション部材31の上端部
がロックバンド34を介してバックレスト22側に固定
されるので、クッション部材31の格納が確実に行われ
る。
【0029】また、クッション部材31を格納した状態
では、バックレスト22の凹部27とクッション部材3
1の凹部36とによって収納スペースが生まれるため、
この収納スペース部分に書類等をいれておくことができ
るようになっている。
【0030】このように、本実施例では、助手席20の
バックレスト22の背面側にクッション部材31を回動
自在に取り付け、クッション部材31の回動量をストッ
パーバンド33によって規制するとともに、クッション
部材31の重みをストッパーバンド33によって支える
ようにした。
【0031】したがって、助手席20のバックレスト2
2の背面側をクッション部材31による補助シートのバ
ックレストとして兼用することができるので、車両の衝
撃はバックレスト22の背面側で受け止めることができ
る。また、助手席20にあっては、従来のものとは異な
り、バックレスト22の使用が継続されるので、助手席
20における乗員の安全性を維持することができる。
【0032】一方、補助シートとして使用しない場合に
は、クッション部材31をバックレスト22の背面側に
回動させ、クッション部材31上端のロックバンド34
のロック孔35にバックレスト22上端に挿着されるヘ
ッドレスト23のステイ24を差し込むことによって、
助手席20のバックレスト22背面側にクッション部材
31を収納することができる。
【0033】
【考案の効果】以上説明したように、本考案の車両用補
助シートによれば、シートのバックレストの背面側に設
けられているクッション部材を回動させると、その回動
がストッパーによって規制される。この状態では、クッ
ション部材の重みがストッパーによって支えられるとと
もに、シートのバックレストの背面側がクッション部材
による補助シートのバックレストとして兼用することが
できるので、車両の衝撃はバックレストの背面側で受け
止めることができる。
【0034】また、補助シートとして使用しない場合に
は、クッション部材をバックレストの背面側に回動さ
せ、クッション部材上端のバンドのロック孔にバックレ
スト上端に挿着されるヘッドレストのステイを差し込む
ことによって、シートのバックレスト背面側にクッショ
ン部材を収納することができるようになるので、バック
レストがどのような傾き状態でも、簡単な操作で、しか
も、安全性を維持しつつ、クッション部材をバックレス
ト背面側に収納することができるようになって、収納性
を良好とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の車両用補助シートの一実施例を示す斜
視図である。
【図2】図1の車両用補助シートの使用方法を説明する
ための側面図である。
【図3】従来の幼児用シートを示す斜視図である。
【符号の説明】
20 助手席 21 シートクッション 22 バックレスト 23 ヘッドレスト 24 ステイ 25 バックル 26 インナベルト 27,36 凹部 31 クッション部材 33 ストッパーバンド 34 ロックバンド 35 ロック孔 40 シートベルト

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートのバックレストの背面側に回動自
    在に取り付けられたクッション部材と、前記クッション部材上端にロック孔を有するバンドとを
    備え、 前記ロック孔は、前記バックレストの上端に挿着される
    ヘッドレストのステイが差し込まれることによって前記
    クッション部材を前記シートのバックレスト背面側に格
    納する ことを特徴とする車両用補助シート。
JP1993069956U 1993-12-27 1993-12-27 車両用補助シート Expired - Fee Related JP2606263Y2 (ja)

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JPH0740254U JPH0740254U (ja) 1995-07-18
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101310507B1 (ko) * 2011-04-29 2013-09-25 지엠 글로벌 테크놀러지 오퍼레이션스 엘엘씨 유아시트 걸림홈을 구비한 차량시트

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101310507B1 (ko) * 2011-04-29 2013-09-25 지엠 글로벌 테크놀러지 오퍼레이션스 엘엘씨 유아시트 걸림홈을 구비한 차량시트

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